JP4827606B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも、上辺部材、下辺部材、左辺部材および右辺部材を備える本体枠と、前記本体枠の一側に開閉可能に設けられ、遊技盤が取り付けられる前面枠と、を備えた遊技機に関する。
従来より、遊技機の前面側には、装飾用ランプやスピーカ等の電気部品が分散配置されており、これらの電気部品は前面枠(本体枠の一側に開閉可能に軸支され、遊技進行動作に必要な種々の機構や制御装置等を収容保持する枠体)に設けられている。これら電気部品の給電線や信号線などは、本体枠から前面枠を開放したときに邪魔にならないよう軸着側へ集約して処理されることが多い。しかし、各電気部品からの配線を各々個別に処理していたのでは効率が良いとは言えないので、例えば、前面枠上部に設ける複数のランプを単一の本体ベースへ複数形成したレンズ収容空間に各々収容することでユニット化した前面枠表示装置も提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平6−47165号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の前面枠表示装置においては、前面枠へ取り付ける際の配線処理は簡易になるものの、前面枠表示装置を組み立てるときには、やはり各ランプの配線を本体ベース内に配置したり結線したりしなければならず、本質的な解決になっていない。
また、近来の遊技機には大型の表示装置が設けられるために、前面枠裏面側に大型の部品を搭載しなければならず、遊技機における後方突出量が大きくなってしまう。そこで、出荷時等にトラックなどで遊技機を運送する場合には、積載容量の限られたトラックに多くの遊技機を効率良く積載するために、通常の上向きの遊技機と逆の下向きの遊技機を交互に並べ、積載効率を高めるような搬送方法が採られている。
しかしながら、遊技機の前面枠は、本体枠への着脱が容易なように、前面枠の軸着部を本体枠の軸着部へ上方から落とし込むような構造が採用されているため、遊技機を逆向きにしたとき、本体枠から前面枠が滑り落ちて外れてしまうという不具合がある。しかも、前面枠の上部には種々の配線が配置されているため、逆さまに積載されたときに外れた前面枠と本体枠との間に配線が挟まれて断線してしまう危険性もある。
そこで、本発明は、前面枠の裏面側上部における配線処理を効率良く迅速に行うことができると共に、前面枠が本体枠から外れることを阻止できる構造の遊技機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、少なくとも、上辺部材、下辺部材、左辺部材および右辺部材を備える本体枠と、前記本体枠の一側に開閉可能に設けられ、遊技盤が取り付けられる前面枠と、を備えた遊技機において、前記前面枠は、本体枠に対して閉止された閉状態において所定の離隔空部を介して上辺部材下面と相対する上枠部を備え、前記上枠部上面には、上方に所定高さ突出し、前面枠が上方側へ移動した場合に、前記上辺部材下面と当接して、それ以上に前面枠が上方へ移動することを阻止する上方移動阻止部と、該上方移動阻止部よりも下方位置に設けられる後方開口の配線収容凹部と、を備える上方移動阻止部材を複数設け、前記前面枠の適所に形成した配線処理部材取付部へ取り付けることで、配線を保持する配線処理部材を前記上方移動阻止部材の側方に取り付け、前記配線処理部材により、前記上方移動阻止部材の配線収容凹部に収容されつつ引き出された電気部品の配線を保持するようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載の遊技機において、前記前面枠は、上枠部の前端から上方へ延出する前壁部を備え、前記上方移動阻止部材は、前記前壁部から後方に向かって延設されるとともに、前記上方移動阻止部には、後方に向けて下り傾斜するガイド部を形成したことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記配線処理部材は、衝撃を吸収可能な弾性部材により形成するとともに、その最上部の高さが前記上方移動阻止部材の上方移動阻止部形成位置より高く、且つ、前記上辺部材下面よりも低くなるように設定したことを特徴とする。
請求項1に係る遊技機によれば、前記前面枠は、本体枠に対して閉止された閉状態において所定の離隔空部を介して上辺部材下面と相対する上枠部を備え、前記上枠部上面には、上方に所定高さ突出し、前面枠が上方側へ移動した場合に、前記上辺部材下面と当接して、それ以上に前面枠が上方へ移動することを阻止する上方移動阻止部と、該上方移動阻止部よりも下方位置に設けられる後方開口の配線収容凹部と、を備える上方移動阻止部材を複数設け、前記前面枠の適所に形成した配線処理部材取付部へ取り付けることで、配線を保持する配線処理部材を前記上方移動阻止部材の側方に取り付け、前記配線処理部材により、前記上方移動阻止部材の配線収容凹部に収容されつつ引き出された電気部品の配線を保持するようにしたので、前面枠の上枠部上面に設けた上方移動阻止部材の配線収容凹部を用いて電気部品の配線を収容しつつ側方へ容易に引き出すことができ、しかも、配線処理部材を前面枠に設けた配線処理部材取付部に取り付けるだけで、配線を良好に保持でき、前面枠の裏面側上部における配線処理作業を効率良く迅速に行うことができる。加えて、配線処理に使う上方移動阻止部材には、配線収容凹部よりも上方位置に上方移動阻止部を設けてあるので、遊技機が逆さまにされて前面枠が外れそうになる等して、本体枠の上辺部材下面と前面枠の上枠部上面との離隔空部が狭まっても、上方移動阻止部が本体枠の上辺部材下面に突き当たることで、前面枠が本体枠から外れることを阻止できるし、電気部品の配線が潰されて断線することも防げる。
また、請求項2に係る遊技機によれば、前記前面枠は、上枠部の前端から上方へ延出する前壁部を備え、前記上方移動阻止部材は、前記前壁部から後方に向かって延設されるとともに、前記上方移動阻止部には、後方に向けて下り傾斜するガイド部を形成したので、前面枠の上枠部と前壁部の両方に連なる上方移動阻止部材の強度を高めることができ、大型の表示装置を搭載することで重量増加の著しい昨今の遊技盤を備える前面枠を装着した前面枠であっても、上方移動阻止部材が破損することを防止できる。さらに、本体枠内へ挿入される前面枠の上枠部上面から最も突出した位置となる上方移動阻止部にガイド部を形成することで、本体枠の上辺中央部が垂れてきて本体枠の上辺部材下面と前面枠の上枠部上面との離隔空部が狭まった場合にも、本体枠に対する前面枠の開閉をスムーズに行うことができる。
また、請求項3に係る遊技機によれば、前記配線処理部材は、衝撃を吸収可能な弾性部材により形成するとともに、その最上部の高さが前記上方移動阻止部材の上方移動阻止部形成位置より高く、且つ、前記上辺部材下面よりも低くなるように設定したので、搬送用トラックに積載するために遊技機を逆さにした場合など、本体枠から前面枠が抜け落ちそうになったとき、十分な強度を得るために硬質素材で形成される上方移動阻止部材の上方移動阻止部が本体枠の上辺部材に押し当たる前に、先ず、弾性部材により形成した配線処理部材が本体枠の上辺部材に押し当たって衝撃を吸収するので、前面枠に強い衝撃が作用して故障の原因となるような事態を効果的に回避できる。
次に、本発明に係る遊技機の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1に示すのは、弾球遊技を行える遊技機1の前面側俯瞰斜視図である。本実施形態として示す遊技機1には遊技に関連した各種機能(後に詳述)を付加し、遊技機1の一側方には、プリペイドカード(所定の金額で予め販売される弾球遊技用のカードであって、通貨と等価な有価データを記憶させたものをいう)の使用を可能ならしめるカード制御機能や球貸制御機能等を付加した球貸ユニット(図示を省略)を設け、球貸ユニットで借り受けた遊技球を用いて遊技機1で遊技を行えるようにした。なお、球貸ユニットが備える機能の全部もしくは一部を遊技機1に付加し、遊技機1から遊技球を貸し出すようにしても良い。
遊技機1は、額縁状の本体枠2の前面側に各種の遊技機能部が設けられた前面枠3を開閉可能に設け、該前面枠3の前面側に透明部材保持枠4と上皿ユニット5を各々開閉可能に設けた。なお、前面枠3に回動可能に取り付けられる透明部材保持枠4および上皿ユニット5の軸着側も、前面枠3の軸着側(遊技機1の正面に向かって左側)と一致させ、前面枠3,透明部材保持枠4,上皿ユニット5を開放したときに本体枠2に掛かる重量負荷を一側に集中させるものとした。
前記透明部材保持枠4は、透明なガラスや硬質合成樹脂等よりなる透明部材4aを保持するもので、この透明部材4aを通して、その背面側に装着された遊技盤6の遊技領域6aが遊技者から視認可能となる(透明部材保持枠4を開放した状態の図2を参照)。また、透明部材保持枠4の適所には、発光演出や報知動作等に用いる装飾部材を設けてある。
前記遊技盤6の遊技領域6aは、区画部材7によって区画された略円形状の領域で、上皿ユニット5の上皿貯留部51に貯留された遊技球が1個宛て供給される発射ユニット(図示を省略)により弾発された発射球が発射球導入路を介して導入される領域である。なお、図2では省略したが、この遊技領域6aには、遊技球の流下状態に変化を与える障害釘が植設されると共に、変動表示ゲームを行うための変動表示装置や球の入賞状態が変化する変動入賞装置といった大型の遊技装置のほか、種々の入賞口等が配置される。
また、上皿ユニット5の下方に位置するよう前面枠3の下部に設ける下皿ユニット6には、上皿ユニット5の上皿貯留部51が満杯になってオーバーフローした遊技球を貯留可能な下皿貯留部61、発射操作を遊技者が行うための発射操作ハンドル62、等を設けてある。
上述した前面枠3を開閉自在に収容する本体枠2は、例えば、木製板材からなる上辺部材21、下辺部材22および左辺部材23、例えば、金属板を加工して形成した右辺部材24、閉状態の前面枠3の下部を支持する下部前面部材25を備える。なお、前面枠3を軸支する軸着部は、左辺部材23の上部および下部に各々設けてあり、本体枠2の軸着部に対して前面枠3の軸着部を上方から落とし込むようにして取り付ける構造とした。
このように、上辺部材21,左辺部材23,右辺部材24,下部前面部材25により本体枠2に形成した前後方向に貫通する収容空部に収容される前面枠3は、前面側に透明部材保持枠4,上皿パネル5,下皿パネル6が突出した状態になり、また裏面側上部には、図3に示すように、島設備から補給される遊技球を受入れる上部貯留タンク71、この上部貯留タンク71に貯留されている遊技球を整列させて下流側へ案内する整列樋72、この整列樋72の下流側に接続される球排出装置73等の裏機構が設けられると共に、遊技盤6に設けられた表示装置やカバー部材等が後方に大きく突出した状態となる。
また、前面枠3は、遊技盤6を収容して保持する枠構造であり、図4に示すように、上部枠31,左部枠32,右部枠33および重量のある遊技盤6の下縁部を支持する遊技盤支持部材(図示を省略)を有する。また、上部枠31の前端には上方へ延出する上側前壁部34を、左部枠32の前端から左側方へ延出する左側前壁部35を、右部枠33の前端から右側方へ延出する右側前壁部36を各々設け、本体枠2に対して前面枠を閉止すると、前面枠3の上側前壁部34の後端が本体枠2の上辺部材21の前端に当接若しくは近接すると共に上枠部31の上面と上辺部材21の下面とが所定の離隔空部を介して相対し、前面枠3の左側前壁部35の後端が本体枠2の左辺部材23の前端に当接若しくは近接すると共に左枠部32の左側面と左辺部材23の右側面とが所定の離隔空部を介して相対し、前面枠3の右側前壁部36の後端が本体枠2の右辺部材24の前端に当接若しくは近接すると共に右枠部33の右側面と右辺部材24の左側面とが所定の離隔空部を介して相対する。
しかして、本実施形態に係る遊技機1においては、上枠部31の上面と上辺部材21の下面とに生ずる離隔空部内を使って電気部品の配線処理を行うものとした。電気部品としては、装飾用のランプ・LEDや各種センサなど、特に限定されるものではないが、電気部品の一例として、以下では、前面枠3に対して透明部材保持枠4が開放された開放状態と閉止された閉止状態とを検出可能な検出器である透明部材保持枠開放センサ8の配線処理を行う例を説明する。
透明部材保持枠開放センサ8は、センサ取付部材74に保持された状態で前面枠3に設けたセンサ収容部37へ挿入されると、センサ取付部材74の左右両側に各々形成した係止部74a,74aがセンサ収容部37に設けた係止受け部(図示を省略)に係止され、透明部材保持枠開放センサ8の配線8aがセンサ取付部材74の配線導出部74bから導出された状態で安定的に固定保持される(図3に示す状態)。
なお、透明部材保持枠センサ8が前面枠3へ適正に取り付けられると、前面枠3における上側前壁部34の前面側に状態検出部8bが突出した状態となり(図2を参照)、透明部材保持枠4が閉止されると、この状態検出部8bが後方へ押圧されるので、透明部材保持枠4の閉止状態を検出でき、逆に、透明部材保持枠4が開放されると、状態検出部8bに対する押圧力が消失して前方へ突出する状態となるので、透明部材保持枠4の開放状態を検出できる。
上記のようにして前面枠3に取り付けた透明部材保持枠開放センサ8の配線8aは、配線処理部材9を、センサ収容部37の左側近傍に形成した第1配線処理部材取付部38aと、該第1配線処理部材取付部38aから右側方(軸着側)へ離隔した上部枠31の左側端部近傍に形成した第2配線処理部材取付部38bへ取り付けることで保持されると共に、第1配線処理部材取付部38aと第2配線処理部材取付部38bとの間における上枠部31には、上面31aから上方に突出する複数の上方移動阻止部材10…を適宜な間隔で配置しておき、これら上方移動阻止部材10によって配線8aを適宜収容しておく構造とした。
なお、本構成例にて示す上方移動阻止部材10は、上側前壁部34の後端が後方に突出した後方突出壁34から後方に向って延出する第1〜第5上方移動阻止部材10a〜10eと、上側前壁部34の後端が前方に位置する前壁34bから後方に向って長く延出する第6,第7上方移動阻止部材10f,10gとに大きく分けられるが、どちらも、上方に突出する所定高さの上方移動阻止部101と、該上方移動阻止部101よりも下方位置に設けられる後方開口の配線収容凹部102を備えるものである。
次に、配線処理部材9につき説明する。図5は、配線処理部材9の斜視図であり、第1配線処理部材取付部38aと第2配線処理部材取付部38bのどちらにも取り付けられるものである。なお、配線処理部材9は、前面枠3の後方から第1,第2配線処理部材取付部38a,38bへ挿入して取り付けるものであるから、この取付時の状態を基準とすれば、図5の配線処理部材9は前面側の斜視図である。また、本体枠2に閉止した前面枠3の上部背面を示す図6におけるA−A線(第1配線処理部材取付部38aの適所における鉛直方向の破断線)断面は、図7(a)に示す。
配線処理部材9は、例えば、可撓性と適宜な復元力を有するように合成樹脂等で形成したもので、遊技者が取付操作を行うときに掴んだり摘んだりする横長平板状の操作部91を備え、該操作部91の前面側から上下両方向に延出する基壁部92の上端左右両側と下端左右両側から各々前側へ延出する上部係止片93,93と下部係止片94,94を各々設け、上部係止片93,93の各上面には前端から後方に向けて上方への突出量が増加する係止爪93aを、下部係止片94,94の各下面には前端から後方に向けて下方への突出量が増加する係止爪94aを各々設ける。
そして、この配線処理部材9を配線処理部材取付部38a、38bへ後方から前端壁部381に向けて押圧挿入すると、上部係止片93の係止爪93aが配線処理部材取付部38a,38bの上側係止受け部382に当たって、係止爪93a,93aの傾斜に沿って上部係止片93,93の前端が下方へ押し込まれてゆくと共に、下部係止片94の係止爪94aが配線処理部材取付部38a,38bの下側係止受け部383に当たって、係止爪94a,94aの傾斜に沿って上部係止片93,93の前端が上方へ押し上げられてゆき、配線処理部材取付部38a、38bの前端壁部381に上下部係止片93,94の前端が概ね当接する位置まで押し込まれたとき、上部係止片93,93の各係止爪93aが上側係止受け部382の前端を越えると共に下部係止片94,94の各係止爪94aが下側係止受け部383の前端を越える。
このとき、上部係止片93,93は自信の復元力で前端を上方位置へ戻すので、係止爪93aが配線処理部材取付部38a,38bの上側係止受け部382の前端に係止され、また、下部係止片94,94は自信の復元力で前端を下方位置へ戻すので、係止爪94aが配線処理部材取付部38a、38bの下側係止受け部383の前端に係止される。すなわち、配線処理部材9を配線処理部材取付部38a、38bへ後方から前端壁部381に向けて押圧挿入するという簡易な操作で、配線処理部材9を定位置に安定保持することができる。また、上部係止片93、93と下部係止片94,94との間には、透明部材保持枠開放センサ8の配線8aを導入可能な配線規制空部9aが形成されるので、この配線規制空部9a内に配線8aを導入した状態で配線処理部材9を配線処理部材取付部38a,38bへ取り付けると、配線規制空部9aの後方に基壁部92が位置するので、配線8aが配線規制空部9aから抜け出すことの無いように、位置規制した配線保持を実現できる。
さらに、配線処理部材9における上部係止片93,93の間には後方に延出する配線ガイド支持部95を設け、この配線ガイド支持部95の下面から下方に延出する配線ガイド部96を設ける。この、配線ガイド部96の前端は、基壁部92よりも適宜前方(例えば、上部係止片93の係止爪93a後端よりは前方で、下部係止片94の係止爪94aの後端よりは後方となる部位)まで延出させておき、配線ガイド部96の下端は、下部係止片94,94の間まで延出させておく。斯くすれば、配線規制空部9a内に配線8aを導入した状態で配線処理部材9を配線処理部材取付部38a、38bへ取り付けると、配線処理部材取付部38a、38bの後方開口から配線規制空部9a内へ導入された配線8aは、配線ガイド部96の前端によって前側に押圧され、この配線ガイド部96の前端を越えると、再び配線処理部材取付部38a、38bの後方開口へ向うように、略V字状に屈曲さた状態で保持でき、配線処理部材9によって保持された配線8aが左右方向へ移動することの無いように、一層安定した配線保持を実現できる。
次に、第1〜第5上方移動阻止部材10a〜10eおよび第6,第7上方移動阻止部材10f,10gにつき説明する。図6におけるB−B線(第2上方移動阻止部材10bの略中央における鉛直方向の破断線)断面は図7(b)に、図6におけるC−C線(第6上方移動阻止部材10fの略中央における鉛直方向の破断線)断面は図7(c)に、各々示す。
第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gは、何れも、上枠部31の上面31aの上面から突出する板状体より構成したもので、その上部に形成した上方移動阻止部101…の高さは、全て左右方向でほぼ一定となるように設定し、本体枠2に閉止した前面枠3を上方(軸着部を外す方向)へ移動させると、第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gの各上方移動阻止部101…がほぼ同時に本体枠2における上辺部材21の下面21aに当接するようにした。すなわち、遊技機1が逆さまにされて前面枠3が軸着部から外れそうになって、本体枠2の上辺部材21の下面21aと前面枠3の上枠部31の上面31aとの離隔空部が狭まっても、第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gの各上方移動阻止部101が上辺部材21の下面21aに突き当たって、それ以上は前面枠3が下方(逆さまにされた遊技機1における上方)へ移動することはないので、本体枠2から前面枠3が外れてしまうような不具合を回避できる。
なお、本構成例の第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gにおいては、各上方移動阻止部101…が最上部となるように構成したが、これに限定されるものではなく、本体枠2の上辺部材21の下面21aと前面枠3の上枠部31の上面31aとの離隔空部が狭まったときに、最初に上辺部材21の下面21aへ突き当たるように上方移動阻止部101…が形成されていればよい。例えば、図7(c)に一点鎖線で示すような上方移動ガイド部103を第6,第7上方移動阻止部材10f,10gに各々形成し、この上方移動ガイド部103に沿って前面枠3が上方へ移動すると、第6,第7上方移動阻止部材10f,10gの各上部移動阻止部101,101が上辺部材21の下面21aに突き当たるような構造としても構わない。また、第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gは、板状の突出部として形成せずに、上方移動阻止部101の面積が広くなるように左右方向の幅が広い厚肉状の部材としても良い。
一方、第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gに各々形成した配線収容凹部102の奥行(前方側の端部)は、全て左右方向でほぼ一定となるように設定し、第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gの各配線収容凹部102…の最奥部(前側端部)へ押し当てるように配線8aを収容して行くと、第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gの各配線収容凹部102…によって配線8aをほぼ横一直線状に軸着側へ導くことができ、この状態で配線8aの軸着側を配線処理部材10に導入して第2配線処理部材取付部38bへ取り付けると、配線8aが第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gの各配線収容凹部102から抜け出すことが無く、配線8aを安定して収容することができる。
しかも、本構成例の第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gにおける各配線収容凹部102…は、導入口が後方に開放すると共に、各配線収容凹部102…の下部は上枠部31の上面31aが兼ねるものとしたので、配線8aを上枠部31の上面31aに沿わせるようにして前方へ押し込んで行くだけで、第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gにおける各配線収容凹部102…へ配線8aを収容して行くことができ、配線処理を一層簡易に行うことができる。
更に、第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gの各上方移動阻止部101…の後端部には、後方に向けて下り傾斜する挿入ガイド部101aを形成し、本体枠2内へ挿入される前面枠3の上枠部31上面31aから最も突出した位置となる第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gの各上方移動阻止部101…に挿入ガイド部101a…を各々形成することで、本体枠2の上辺部材21中央部が垂れてきて本体枠2の上辺部材21の下面21aと前面枠3の上枠部31上面31aとの離隔空部が狭まった場合にも、本体枠2に対する前面枠3の開閉をスムーズに行えるようにした。
なお、本構成例の第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gにおいては、上側前壁部34の後方突出壁34a或いは前壁34bから後方に向かって延設される構造、すなわち、前面枠3の上枠部31と上側前壁部34の両方に連なるように第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gを形成することで、第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gの強度を高め、大型の表示装置を搭載することで重量が増加している昨今の遊技盤6を搭載した前面枠3であっても、第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gが破損して、配線収容凹部102…に収容した配線8aが潰されて断線してしまうことのない十分な強度を確保するものとしたが、必要十分な強度を確保できれば、第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gを、上側前壁部34から後方に適宜離隔させた位置で、上部枠31の上面31aから突出させる構造としても構わない。
また、本構成例における第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gの各上方移動阻止部101…は、前方から後方に向って緩やかに下り傾斜する傾斜面とし、前面枠3が上方へ移動したときには、上方移動阻止部101の後端よりも適宜前側に当接領域101bが形成されるようにし、この当接領域101bよりも適宜後方位置が配線収容凹部102の前端位置となるように設定しておけば、配線収容凹部102を設けることで上方移動阻止部101の受圧強度が極端に低下することを防止できる。
また、配線処理部材9の取付構造も、上述した前面枠3の上側前壁部34に設けた配線処理部材取付部38a,38bへ取り付ける構成例に限定されるものではなく、例えば、上枠部31の上面31aに配線処理部材取付部を形成しておき、配線処理部材を上方から下方へ押圧するようにして配線8aの抜け止めを行う構造としても良い。
或いは、図8に示す第2構成例の配線処理部材9′のように、衝撃を吸収可能な弾性部材により形成するとともに、操作部91の前面側に高さおよび前後方向の幅を大きくした弾性基部92′を設け、この弾性基部92′の前側適所より上下部係止片93,94等が前方に延出する構造とすることで、閉止状態の前面枠3が上方に移動したときには、配線処理部材9′の弾性基部92′の上面を機枠2の上辺部材21の下面21aに当接させ、当接時の衝撃を和らげるようにしても良い。
なお、配線処理部材9′における弾性基部92′上面の位置としては、上述した第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gの各上方移動阻止部101における当接領域101と同じ高さに設定しても良いし、本体枠2の上辺部材21の下面21aにほぼ接するぐらいの高さに設定しても良いが、本構成例においては、弾性基部92′上面の位置が、上方移動阻止部材の上方移動阻止部形成位置より高く、且つ、本体枠2の上辺部材21下面21aよりも低くなるように設定した。
斯くすれば、遊技機1の出荷に際して、搬送用トラックに積載するために遊技機1を逆さにした場合など、本体枠2から前面枠3が抜け落ちそうになったとき、十分な強度を得るために比較的硬質の素材で形成される第1〜第7上方移動阻止部材10a〜10gの各上方移動阻止部101が本体枠2の上辺部材21に押し当たる前に、先ず、弾性部材により形成した配線処理部材9′の弾性基部92′が本体枠2の上辺部材21に押し当たって衝撃を吸収するので、前面枠3に強い衝撃が作用して故障の原因となるような事態を効果的に回避できる。
以上本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態は例示であって、開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、上記の実施形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものではなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内での全ての変更が含まれる。
本発明の一実施形態に係る遊技機の斜視図である。 前面枠と透明部材保持枠を開放した遊技機の斜視図である。 裏機構が装着された前面枠の上部裏面側斜視図である。 裏機構を取り外した前面枠の上部裏面側斜視図である。 配線処理部材の前面側斜視図である。 本体枠に閉止した状態における前面枠の上部背面図である。 (a)は図6におけるA−A線の概略断面図である。(b)は図6におけるB−B線の概略断面図である。(c)は図6におけるC−C線の概略断面図である。 第2構成例に係る配線処理部材の説明図である。
符号の説明
1 遊技機
2 本体枠
21 上辺部材
21a 下面
22 下辺部材
23 左辺部材
24 右辺部材
3 前面枠
38a,38b 第1配線処理部材取付部
8 透明部材保持枠開放センサ
8a 配線
9 配線処理部材
9a 配線規制空部
10 上方移動阻止部材
101 上方移動阻止部
102 配線収容凹部

Claims (3)

  1. 少なくとも、上辺部材、下辺部材、左辺部材および右辺部材を備える本体枠と、
    前記本体枠の一側に開閉可能に設けられ、遊技盤が取り付けられる前面枠と、
    を備えた遊技機において、
    前記前面枠は、本体枠に対して閉止された閉状態において所定の離隔空部を介して上辺部材下面と相対する上枠部を備え、
    前記上枠部上面には、上方に所定高さ突出し、前面枠が上方側へ移動した場合に、前記上辺部材下面と当接して、それ以上に前面枠が上方へ移動することを阻止する上方移動阻止部と、該上方移動阻止部よりも下方位置に設けられる後方開口の配線収容凹部と、を備える上方移動阻止部材を複数設け、
    前記前面枠の適所に形成した配線処理部材取付部へ取り付けることで、配線を保持する配線処理部材を前記上方移動阻止部材の側方に取り付け、
    前記配線処理部材により、前記上方移動阻止部材の配線収容凹部に収容されつつ引き出された電気部品の配線を保持するようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記前面枠は、上枠部の前端から上方へ延出する前壁部を備え、
    前記上方移動阻止部材は、前記前壁部から後方に向かって延設されるとともに、前記上方移動阻止部には、後方に向けて下り傾斜するガイド部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記配線処理部材は、衝撃を吸収可能な弾性部材により形成するとともに、その最上部の高さが前記上方移動阻止部材の上方移動阻止部形成位置より高く、且つ、前記上辺部材下面よりも低くなるように設定したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
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