JP2012196367A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ロータリスイッチ97の軸部材98には音量調節つまみ91が被せられている。音量調節つまみ91の鍔部92の表面には、歯先92aおよび歯底92bが交互に形成された回転歯車部96が形成されている。開口部76bの裏面には、歯先77aおよび歯底77bが交互に形成された固定歯車部77が形成されている。ロータリスイッチ97のハウジング104と鍔部92との間にはコイルバネ78が設けられている。歯先96aおよび歯先77aは共に先端が尖っているため、音量調節つまみ91を回転させたときに歯先96aが歯先77aに乗り上げて停止した状態になるおそれがない。
【選択図】図9
Description
軸部材101を回転させると、ロータ103が回転し、ロータ103の裏面に形成された導電性パターンと、各リード106の各接点106aとが電気的に接続される組み合わせが変化し、その変化した組み合わせに応じた電圧が各端子107から発生する。つまり、軸部材101を回転させると、遊技機の音量が調節される。
つまり、従来の遊技機には、軸部材101の回転位置によっては、ロータ103の裏面に形成された導電性パターンと接点106aとが電気的に接続されない状態になり、音出力装置から音が出なくなるという問題があった。
上記の目的を達成するため、この出願の請求項1に係る発明では、ハウジング(104)と、前記ハウジングの内部に配置されており、頂部が平坦な凸部(103a)と凹部(103b)とが回転平面上において回転方向に沿って交互に形成されたロータ(103)と、基端が前記ロータの回転中心に固定されているとともに先端が前記ハウジングの表面から突出しており、前記ロータを回転させるための軸部材(98)と、前記凸部および凹部を上から付勢するバネであって、少なくとも一端が前記ハウジングに固定された腕部(99a)と、前記腕部に形成されて前記凹部に嵌合可能な嵌合部(99b)とを有し、前記ロータの回転に応じて前記嵌合部が各凸部を乗り越えながら各凹部に順次嵌合するように構成されたバネ(99)と、前記ロータの裏面に形成された導電性パターンと、前記ロータの下に設けられており、前記導電性パターンと電気的に接続可能な複数の接点(106a)と、前記複数の接点と電気的に接続された複数の端子(107)と、を備えており、前記軸部材の回転に伴って前記ロータが回転し、前記嵌合部が嵌合する凹部の配置位置に応じて、電気的に接続される前記導電性パターンおよび接点の組み合わせが変化するように構成されたロータリスイッチ(97)と、前記ロータリスイッチが基板面に搭載されており、前記複数の端子と電気的に接続された制御基板(70)と、前記制御基板を介して前記ロータリスイッチと電気的に接続されており、前記軸部材を回転させることにより音量を調節可能な音出力装置(10〜12)と、を備えた遊技機(1)において、
前記軸部材に被せられており、前記軸部材を回転させるための回転部材(91)と、前記回転部材の下端の外周面から、その外周面を囲むように鍔状に形成された鍔部(92)と、歯底(96b)と、先端が鋭角の歯先(96a)とが前記鍔部の表面の回転平面上に前記凹部および凸部の配置位置に対応して、かつ、回転方向に沿って交互に形成された回転歯車部(96)と、前記制御基板に組み付けられており、前記制御基板の基板面を覆うカバー(75)と、前記回転部材の先端が回転可能に突出しており、前記カバーに形成された開口部(76b)と、前記カバーの裏面のうち前記回転歯車部と対向する前記開口部の周縁に前記凹部および凸部の配置位置に対応し、かつ、前記回転歯車部と噛み合うように形成されており、歯底(77b)と、先端が尖った歯先(77a)とが交互に形成された固定歯車部(77)と、前記ハウジングおよび鍔部の裏面間に設けられており、前記鍔部を付勢する付勢部材(78)と、を備えたという技術的手段を用いる。
請求項2に係る発明では、請求項1に記載の遊技機(1)において、前記固定歯車部(77)は、合成樹脂材料により前記カバー(75)と一体成形されているという技術的手段を用いる。
請求項3に係る発明では、請求項1または請求項2に記載の遊技機(1)において、前記凹部(103b)の数、前記回転歯車部(96)の歯底(96b)の数および前記固定歯車部(77)の歯底(77b)の数が同一であるという技術的手段を用いる。
請求項4に係る発明では、請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の遊技機(1)において、前記回転部材(91)の外周面のうち、前記開口部(76b)の内周縁と対向する部位に凸状の係止部(93)が形成されており、前記開口部の周縁には、前記回転部材が回転したときに前記係止部に係止することにより前記回転部材の回転を規制する規制部(79)が突出形成されているという技術的手段を用いる。
請求項1に記載の遊技機では、回転部材の鍔部の表面に形成された回転歯車部は、カバーの裏面に形成された固定歯車部と噛み合っている。また、回転部材の鍔部は、付勢部材によって固定歯車の方へ付勢されているため、回転歯車部および固定歯車部が噛み合った状態が維持される。そして、回転部材を回転させると、回転部材の回転歯車部に形成された歯先が、固定歯車部に形成された歯先を乗り越えるが、回転歯車部および固定歯車部の各歯先は、先端が尖っているため、回転歯車部の歯先が固定歯車部の歯先の先端に乗った状態になるおそれがない。
したがって、請求項1に係る発明を実施すれば、回転部材を回転させたときのロータリスイッチの回転位置によって音出力装置から音が出なくなるという事態が起きないようにすることができる。
請求項2に記載の遊技機では、固定歯車部が合成樹脂材料によりカバーと一体成形されている。
したがって、請求項2に係る発明を実施すれば、固定歯車部をカバーと同時に成形することができ、かつ、固定歯車部をカバーとは別の材料により成形する必要がないため、遊技機の製造効率を高めることができる。
請求項3に記載の遊技機では、ロータの回転平面上に形成された凹部の数、回転歯車部の歯底の数および固定歯車部の歯底の数が同一である。
したがって、請求項3に係る発明を実施すれば、回転部材の回転位置とロータの回転位置とを一致させることができるため、軸部材を回転させて音量を調節する場合と、軸部材に被せた回転部材を回転させて音量を調節する場合とで音量の調節段階数を一致させることができる。
請求項4に記載の遊技機では、回転部材の外周面のうち、その回転部材が突出している開口部の内周縁と対向する部位に凸状の係止部が形成されており、開口部の周縁には、回転部材が回転したときに上記の係止部に係止することにより回転部材の回転を規制する規制部が突出形成されている。
したがって、請求項4に係る発明を実施すれば、回転部材の回転が規制される位置と、設定すべき音量の調節位置とを対応付けておくことにより、回転部材を規制されるまで回転させれば、設定すべき音量に容易に調節することができる。
この発明の第1実施形態について説明する。この実施形態では、この発明に係る遊技機としてパチンコ機を例に挙げて説明する。
[主要構成]
この実施形態に係るパチンコ機の主要構成について図を参照して説明する。図1は、この実施形態に係るパチンコ機の外観を示す正面斜視図である。
次に、パチンコ機1に備えられた遊技盤の主要構成について図を参照して説明する。
図2は図1に示すパチンコ機に備えられた遊技盤の正面図であり、図3は図2に示す遊技盤の正面斜視図である。
この実施形態では、特別図柄表示装置31、普通図柄表示装置33、特別図柄保留数表示装置32および普通図柄保留数表示装置34は、それぞれLEDにより構成されているが、液晶表示装置などにより構成することもできる。
ここで、時短とは、特別図柄が変動表示を開始してから変動表示を終了するまでに要する時間が短縮され、かつ、普通図柄が変動表示を開始してから変動表示を終了するまでに要する時間が短縮された遊技状態をいう。
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図4および図5を参照して説明する。
また、画像音声制御用ROM73には、特別図柄、普通図柄および演出図柄などの変動パターンを決定するためのテーブルが格納されている。また、画像音声制御用ROM73には、パチンコ機1に設けられた演出用のLEDの点灯パターンを決定するためのテーブル、効果音や音楽の種類を決定するためのテーブルなど、演出に必要なテーブルやデータなどが格納されている。
補助演出下中継端子板507には、可動役物40を上昇させる左リフト(図示省略)を駆動する左リフトモータ40fと、左リフトが原点に復帰したことを検出する左リフト原点センサ40gと、収納部材46に収納された右側の可動役物を移動させる扉右モータ45aと、その可動役物が原点に復帰したことを検出する扉右原点センサ45bと、左側の可動役物を移動させる扉左モータ44aと、その可動役物が原点に復帰したことを検出する扉左原点センサ44bとが電気的に接続されている。
次に、画像音声制御基板70に搭載された音量調節装置90の構成について図を参照して説明する。
なお、図15に示した従来のロータリスイッチ100と同一の構成については同一の符号を使用し、説明を省略または簡略化する。
したがって、ロータ103の裏面に形成された導電性パターンと接点106aとが電気的に接続されていない状態になり、スピーカ10〜12から音が出なくなるという事態が起きない。
したがって、ロータリスイッチ97の軸部材98を直接回転させたときと、軸部材98に被せた音量調節つまみ91を回転させたときとで、調節可能な音量の段階数が変化することがない。
(1)上述したように、第1実施形態のパチンコ機1を使用すれば、音量調節つまみ91を回転させたときに、音量調節つまみ91の鍔部92に形成された回転歯車部96の歯先96aが、カバー75の裏面に形成された固定歯車部77の歯先77aに乗り上げた状態で停止するおそれがない。
つまり、ロータ103の凸部103aおよび凹部103bを上から付勢するバネ99が有する嵌合部99bが凸部103aの平坦な頂部上で停止するおそれがないため、ロータリスイッチ97の回転位置によってスピーカ10〜12から音が出なくなるという事態が起きないようにすることができる。
したがって、音量調節つまみ91の回転が規制される位置と、設定すべき音量の調節位置とを対応付けておくことにより、音量調節つまみ91を規制されるまで回転させれば、設定すべき音量に容易に調節することができる。また、音量調節つまみ91の回転が規制される位置と、最小音量の位置とを対応付けておけば、最小音量の回転位置を容易に知ることができる。また、容易に音量を最小音量から段階的に調節することができる。
(1)コイルバネ78に代えて板バネ、または、弾性ゴムなどを用いることもできる。
70・・画像音声制御基板(制御基板)、75・・カバー、76・・段部、
76b・・開口部、77・・固定歯車部、77a・・歯先、77b・・歯底、
78・・コイルバネ(付勢部材)、79・・規制部、
91・・音量調節つまみ(回転部材)、92・・鍔部、93・・係止部、
96・・回転歯車部、96a・・歯先、96b・・歯底、97・・ロータリスイッチ、
98・・軸部材、99・・バネ、99a・・腕部、99b・・嵌合部、
103・・ロータ、103a・・凸部、103b・・凹部、104・・ハウジング、
106a・・接点、107・・端子。
Claims (4)
- ハウジングと、
前記ハウジングの内部に配置されており、頂部が平坦な凸部と凹部とが回転平面上において回転方向に沿って交互に形成されたロータと、
基端が前記ロータの回転中心に固定されているとともに先端が前記ハウジングの表面から突出しており、前記ロータを回転させるための軸部材と、
前記凸部および凹部を上から付勢するバネであって、少なくとも一端が前記ハウジングに固定された腕部と、前記腕部に形成されて前記凹部に嵌合可能な嵌合部とを有し、前記ロータの回転に応じて前記嵌合部が各凸部を乗り越えながら各凹部に順次嵌合するように構成されたバネと、
前記ロータの裏面に形成された導電性パターンと、
前記ロータの下に設けられており、前記導電性パターンと電気的に接続可能な複数の接点と、
前記複数の接点と電気的に接続された複数の端子と、を備えており、前記軸部材の回転に伴って前記ロータが回転し、前記嵌合部が嵌合する凹部の配置位置に応じて、電気的に接続される前記導電性パターンおよび接点の組み合わせが変化するように構成されたロータリスイッチと、
前記ロータリスイッチが基板面に搭載されており、前記複数の端子と電気的に接続された制御基板と、
前記制御基板を介して前記ロータリスイッチと電気的に接続されており、前記軸部材を回転させることにより音量を調節可能な音出力装置と、を備えた遊技機において、
前記軸部材に被せられており、前記軸部材を回転させるための回転部材と、
前記回転部材の下端の外周面から、その外周面を囲むように鍔状に形成された鍔部と、
歯底と、先端が尖った歯先とが前記鍔部の表面の回転平面上に前記凹部および凸部の配置位置に対応して、かつ、回転方向に沿って交互に形成された回転歯車部と、
前記制御基板に組み付けられており、前記制御基板の基板面を覆うカバーと、
前記回転部材の先端が回転可能に突出しており、前記カバーに形成された開口部と、
前記カバーの裏面のうち前記回転歯車部と対向する前記開口部の周縁に前記凹部および凸部の配置位置に対応し、かつ、前記回転歯車部と噛み合うように形成されており、歯底と、先端が尖った歯先とが交互に形成された固定歯車部と、
前記ハウジングおよび鍔部の裏面間に設けられており、前記鍔部を付勢する付勢部材と、
を備えたことを特徴とする遊技機。 - 前記固定歯車部は、合成樹脂材料により前記カバーと一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記凹部の数、前記回転歯車部の歯底の数および前記固定歯車部の歯底の数が同一であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
- 前記回転部材の外周面のうち、前記開口部の内周縁と対向する部位に凸状の係止部が形成されており、
前記開口部の周縁には、前記回転部材が回転したときに前記係止部に係止することにより前記回転部材の回転を規制する規制部が突出形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の遊技機。
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