JP5615217B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
軸部材101を回転させると、ロータ103が回転し、ロータ103の裏面に形成された導電性パターンと、各リード106の各接点106aとが電気的に接続される組み合わせが変化し、その変化した組み合わせに応じた電圧が各端子107から発生する。つまり、軸部材101を回転させると、遊技機の音量が調節される。
つまり、従来の遊技機には、軸部材101の回転位置によっては、ロータ103の裏面に形成された導電性パターンと接点106aとが電気的に接続されない状態になり、音出力装置から音が出なくなるという問題があった。
上記の目的を達成するため、この出願の請求項1に係る発明では、ハウジング(104)と、前記ハウジングの内部に配置されており、頂部が平坦な凸部(103a)と凹部(103b)とが回転平面上において回転方向に沿って交互に形成されたロータ(103)と、基端が前記ロータの回転中心に固定されているとともに先端が前記ハウジングの表面から突出しており、前記ロータを回転させるための軸部材(98)と、前記凸部および凹部を上から付勢するバネであって、少なくとも一端が前記ハウジングに固定された腕部(99a)と、前記腕部に形成されて前記凹部に嵌合可能な嵌合部(99b)とを有し、前記ロータの回転に応じて前記嵌合部が各凸部を乗り越えながら各凹部に順次嵌合するように構成されたバネ(99)と、前記ロータの裏面に形成された導電性パターンと、前記ロータの下に設けられており、前記導電性パターンと電気的に接続可能な複数の接点(106a)と、前記複数の接点と電気的に接続された複数の端子(107)と、を備えており、前記軸部材の回転に伴って前記ロータが回転し、前記嵌合部が嵌合する凹部の配置位置に応じて、電気的に接続される前記導電性パターンおよび接点の組み合わせが変化するように構成されたロータリスイッチ(97)と、前記ロータリスイッチが基板面に搭載されており、前記複数の端子と電気的に接続された制御基板(70)と、前記制御基板を介して前記ロータリスイッチと電気的に接続されており、前記軸部材を回転させることにより音量を調節可能な音出力装置(10〜12)と、を備えた遊技機(1)において、
前記軸部材に被せられており、前記軸部材を回転させるための回転部材(91)と、前記回転部材の外周面を囲むように、かつ、前記凸部の配置位置に対応して前記外周面から突出形成されており、先端が尖った複数の突出部(92a)と、前記凹部の配置位置に対応して各突出部間に形成された複数の窪み部(92b)と、少なくとも1つの前記窪み部に突出しているとともに前記窪み部に向けて膨出しており、かつ、前記回転部材を回転させたときに各突出部が衝突する曲面を有する衝突部(78b)と、前記衝突部を支持しており、かつ、前記回転部材が回転したときに各突出部が衝突しながら通過するように前記衝突部を前記窪み部に向けて付勢する付勢部(78a)と、を備えたという技術的手段を用いる。
請求項2に係る発明では、請求項1に記載の遊技機(1)において、前記付勢部(78a)が、弾性材料により形成されており、両端が固定された梁構造であり、前記衝突部(78b)が前記付勢部の途中に形成されているという技術的手段を用いる。
請求項3に係る発明では、請求項1または請求項2に記載の遊技機(1)において、前記衝突部(78b)が、前記窪み部(92b)の両隣に配置された両突出部(92a)に当接するように形成されているという技術的手段を用いる。
請求項4に係る発明では、請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の遊技機(1)において、前記回転部材(91)に対して対称の位置に配置された窪み部(92b)のそれぞれに突出するように配置された1対の衝突部(78b)と、前記1対の衝突部のそれぞれを支持する1対の付勢部(78a)と、を備えたという技術的手段を用いる。
請求項5に係る発明では、請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の遊技機(1)において、前記衝突部(78b)および付勢部(78a)が、それぞれ金属製の板状部材を屈曲することにより形成されているという技術的手段を用いる。
請求項6に係る発明では、請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の遊技機(1)において、前記凹部(103b)の数および前記窪み部(92b)の数が同一であるという技術的手段を用いる。
請求項7に記載の発明では、請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の遊技機(1)において、前記制御基板(70)に組み付けられており、前記制御基板の基板面を覆うカバー(75)と、前記回転部材(91)の先端が回転可能に突出しており、前記カバーに形成された開口部(76b)と、前記カバーの裏面に形成されており、前記付勢部(78a)が固定された固定部(76a)と、を備えたという技術的手段を用いる。
請求項8に記載の発明では、請求項7に記載の遊技機(1)において、前記カバー(75)および固定部(76a)が、合成樹脂により一体成形されているという技術的手段を用いる。
請求項1に記載の遊技機では、ロータリスイッチに備えられた軸部材には軸部材を回転させるための回転部材が被せられており、その回転部材の外周面から突出形成された複数の突出部が、ロータリスイッチに備えられたロータの回転平面上に形成された凸部の配置位置に対応して形成されており、かつ、回転部材の各突出部間に形成された複数の窪み部が、ロータの凸部と交互に形成された凹部の配置位置に対応して形成されている。
また、少なくとも1つの窪み部には、回転部材を回転させたときに各突出部が衝突する曲面を有する衝突部の曲面が突出している。さらに、衝突部は、付勢部によって支持されており、付勢部は、回転部材が回転したときに各突出部が衝突しながら通過するように衝突部を窪み部に向けて付勢している。
つまり、ロータの凸部および凹部を上から付勢するバネが有する嵌合部が凸部の平坦な頂部上で停止するおそれがないため、ロータリスイッチの回転位置によって音出力装置から音が出なくなるという事態が起きないようにすることができる。
請求項2に記載の遊技機では、付勢部が、弾性材料により形成されており、両端が固定された梁構造であり、衝突部が付勢部の途中に形成されている。
したがって、請求項2に係る発明を実施すれば、付勢部の一端のみが固定された構造と比較して付勢部が発生する付勢力を大きくすることができるため、衝突部の曲面を通過する突出部の先端を回転方向へ回転させる力を大きくすることができるので、各突出部の先端が衝突部の曲面上で停止するおそれをより一層無くすことができる。
請求項3に記載の遊技機では、衝突部が、窪み部の両隣に配置された両突出部に当接するように形成されている。
したがって、請求項3に係る発明を実施すれば、衝突部が窪み部において遊動しないため、回転部材が中途半端な位置で停止するおそれがないので、音量の調節段階数を正確にカウントすることができる。
請求項4に記載の遊技機では、回転部材に対して対称の位置に配置された窪み部のそれぞれに突出するように配置された1対の衝突部と、その1対の衝突部のそれぞれを支持する1対の付勢部とを備える。
したがって、請求項4に係る発明を実施すれば、回転部材に対して一方の側にのみ衝突部および付勢部を備える構造と比較して、回転部材を両側から支持する形となるため、回転部材を安定して回転させることができる。
しかも、突出部の先端を回転方向へ回転させる力を2倍にすることができるため、各突出部の先端が衝突部の曲面上で停止するおそれをより一層無くすことができる。
請求項5に記載の遊技機では、衝突部および付勢部が、それぞれ金属製の板状部材を屈曲することにより形成されている。
したがって、請求項5に係る発明を実施すれば、板状部材の肉厚または長さを調整することにより、付勢部の付勢力を調整することができる。
請求項6に記載の遊技機では、ロータの回転平面上に形成された凹部の数および回転部材の外周面から突出形成された突出部間の窪み部の数が同一である。
したがって、請求項6に係る発明を実施すれば、回転部材の回転位置とロータの回転位置とを一致させることができるため、軸部材を回転させて音量を調節する場合と、軸部材に被せた回転部材を回転させて音量を調節する場合とで音量の調節段階数を一致させることができる。
請求項7に記載の遊技機では、制御基板に組み付けられており、その制御基板の基板面を覆うカバーと、回転部材の先端が回転可能に突出しており、カバーに形成された開口部と、カバーの裏面に形成されており、付勢部が固定された固定部とを備える。
したがって、請求項7に係る発明を実施すれば、カバーの裏面に形成された固定部に付勢部を固定し、回転部材の先端がカバーの開口部から突出するようにカバーを制御基板に組み付ければ、衝突部および付勢部を所期の位置に配置することができる。
請求項8に記載の遊技機では、カバーおよび固定部が、合成樹脂により一体成形されている。
したがって、請求項8に係る発明を実施すれば、固定部をカバーと同時に成形することができ、かつ、固定部をカバーとは別の材料により成形する必要がないため、遊技機の製造効率を高めることができる。
この発明の第1実施形態について説明する。この実施形態では、この発明に係る遊技機としてパチンコ機を例に挙げて説明する。
[主要構成]
この実施形態に係るパチンコ機の主要構成について図を参照して説明する。図1は、この実施形態に係るパチンコ機の外観を示す正面斜視図である。
次に、パチンコ機1に備えられた遊技盤の主要構成について図を参照して説明する。
図2は図1に示すパチンコ機に備えられた遊技盤の正面図であり、図3は図2に示す遊技盤の正面斜視図である。
この実施形態では、特別図柄表示装置31、普通図柄表示装置33、特別図柄保留数表示装置32および普通図柄保留数表示装置34は、それぞれLEDにより構成されているが、液晶表示装置などにより構成することもできる。
ここで、時短とは、特別図柄が変動表示を開始してから変動表示を終了するまでに要する時間が短縮され、かつ、普通図柄が変動表示を開始してから変動表示を終了するまでに要する時間が短縮された遊技状態をいう。
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図4および図5を参照して説明する。
また、画像音声制御用ROM73には、特別図柄、普通図柄および演出図柄などの変動パターンを決定するためのテーブルが格納されている。また、画像音声制御用ROM73には、パチンコ機1に設けられた演出用のLEDの点灯パターンを決定するためのテーブル、効果音や音楽の種類を決定するためのテーブルなど、演出に必要なテーブルやデータなどが格納されている。
補助演出下中継端子板507には、可動役物40を上昇させる左リフト(図示省略)を駆動する左リフトモータ40fと、左リフトが原点に復帰したことを検出する左リフト原点センサ40gと、収納部材46に収納された右側の可動役物を移動させる扉右モータ45aと、その可動役物が原点に復帰したことを検出する扉右原点センサ45bと、左側の可動役物を移動させる扉左モータ44aと、その可動役物が原点に復帰したことを検出する扉左原点センサ44bとが電気的に接続されている。
次に、画像音声制御基板70に搭載された音量調節装置90の構成について図を参照して説明する。
なお、図12に示した従来のロータリスイッチ100と同一の構成については同一の符号を使用し、説明を省略または簡略化する。
つまり、音量調節つまみ91を回転させたときに音量の調節段階毎に滑らかに回転し、かつ、明確なクリック感が出るようになっている。換言すると、音量調節つまみ91を回転させるときに、音量の調節段階が明確に感じ取れるように構成されている。
このため、ロータリスイッチ97の軸部材98を直接回転させたときと、軸部材98に被せた音量調節つまみ91を回転させたときとで、調節可能な音量の段階数が変化することがない。
(1)上述したように、第1実施形態のパチンコ機1を使用すれば、音量調節つまみ91を回転させたときに音量調節つまみ91の外周面に形成された突出部92aが付勢部材78の衝突部78bの表面で停止するおそれがない。
つまり、ロータ103の凸部103aおよび凹部103bを上から付勢するバネ99が有する嵌合部99bが凸部103aの平坦な頂部上で停止するおそれがないため、ロータリスイッチ97の回転位置によってスピーカ10〜12から音が出なくなるという事態が起きないようにすることができる。
したがって、付勢部材78の一端のみが固定された構造と比較して付勢部78aが発生する付勢力を大きくすることができるため、衝突部78bの曲面を通過する突出部92aの先端を回転方向へ回転させる力を大きくすることができるので、各突出部92aの先端が衝突部78bの曲面上で停止するおそれをより一層無くすことができる。
したがって、音量調節つまみ91が中途半端な位置で停止するおそれがないので、音量の調節段階数を正確にカウントすることができる。
したがって、音量調節つまみ91に対して一方の側にのみ衝突部78bおよび付勢部78aを備える構造と比較して、音量調節つまみ91を両側から支持する形となるため、音量調節つまみ91を安定して回転させることができる。
しかも、突出部92aの先端を回転方向へ回転させる力を2倍にすることができるため、各突出部92aの先端が衝突部78bの曲面上で停止するおそれをより一層無くすことができる。
したがって、音量調節つまみ91の回転位置とロータ103の回転位置とを一致させることができるため、軸部材98を回転させて音量を調節する場合と、軸部材98に被せた音量調節つまみ91を回転させて音量を調節する場合とで音量の調節段階数を一致させることができる。
(1)付勢部材78を1つのみ設けることもできる。
(2)合成樹脂により、付勢部材78をカバー75と一体成形することもできる。この構造を用いれば、付勢部材78を別個に製造する必要がなくなるため、パチンコ機1の製造効率をより一層高めることができる。
(3)この発明は、パチンコ機以外のスロットマシンやゲームセンターに設置されたゲーム機など、制御基板にロータリスイッチを搭載された遊技機に適用することができる。
70・・画像音声制御基板(制御基板)、75・・カバー、76・・段部、
76b・・開口部、78・・付勢部材、78a・・付勢部、78b・・衝突部、
91・・音量調節つまみ(回転部材)、92・・鍔部、92a・・突出部、
92b・・窪み部、97・・ロータリスイッチ、98・・軸部材、99・・バネ、
99a・・腕部、99b・・嵌合部、103・・ロータ、103a・・凸部、
103b・・凹部、104・・ハウジング、106a・・接点、107・・端子。
Claims (8)
- ハウジングと、
前記ハウジングの内部に配置されており、頂部が平坦な凸部と凹部とが回転平面上において回転方向に沿って交互に形成されたロータと、
基端が前記ロータの回転中心に固定されているとともに先端が前記ハウジングの表面から突出しており、前記ロータを回転させるための軸部材と、
前記凸部および凹部を上から付勢するバネであって、少なくとも一端が前記ハウジングに固定された腕部と、前記腕部に形成されて前記凹部に嵌合可能な嵌合部とを有し、前記ロータの回転に応じて前記嵌合部が各凸部を乗り越えながら各凹部に順次嵌合するように構成されたバネと、
前記ロータの裏面に形成された導電性パターンと、
前記ロータの下に設けられており、前記導電性パターンと電気的に接続可能な複数の接点と、
前記複数の接点と電気的に接続された複数の端子と、を備えており、前記軸部材の回転に伴って前記ロータが回転し、前記嵌合部が嵌合する凹部の配置位置に応じて、電気的に接続される前記導電性パターンおよび接点の組み合わせが変化するように構成されたロータリスイッチと、
前記ロータリスイッチが基板面に搭載されており、前記複数の端子と電気的に接続された制御基板と、
前記制御基板を介して前記ロータリスイッチと電気的に接続されており、前記軸部材を回転させることにより音量を調節可能な音出力装置と、を備えた遊技機において、
前記軸部材に被せられており、前記軸部材を回転させるための回転部材と、
前記回転部材の外周面を囲むように、かつ、前記凸部の配置位置に対応して前記外周面から突出形成されており、先端が尖った複数の突出部と、
前記凹部の配置位置に対応して各突出部間に形成された複数の窪み部と、
少なくとも1つの前記窪み部に突出しているとともに前記窪み部に向けて膨出しており、かつ、前記回転部材を回転させたときに各突出部が衝突する曲面を有する衝突部と、
前記衝突部を支持しており、かつ、前記回転部材が回転したときに各突出部が衝突しながら通過するように前記衝突部を前記窪み部に向けて付勢する付勢部と、
を備えたことを特徴とする遊技機。 - 前記付勢部が、
弾性材料により形成されており、両端が固定された梁構造であり、
前記衝突部が前記付勢部の途中に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記衝突部が、前記窪み部の両隣に配置された両突出部に当接するように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
- 前記回転部材に対して対称の位置に配置された窪み部のそれぞれに突出するように配置された1対の衝突部と、
前記1対の衝突部のそれぞれを支持する1対の付勢部と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の遊技機。 - 前記衝突部および付勢部が、それぞれ金属製の板状部材を屈曲することにより形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の遊技機。
- 前記凹部の数および前記窪み部の数が同一であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の遊技機。
- 前記制御基板に組み付けられており、前記制御基板の基板面を覆うカバーと、
前記回転部材の先端が回転可能に突出しており、前記カバーに形成された開口部と、
前記カバーの裏面に形成されており、前記付勢部が固定された固定部と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の遊技機。 - 前記カバーおよび固定部が、合成樹脂により一体成形されていることを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
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