JP2020092891A - ゲーミングマシンのスイッチ装置およびゲーミングマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者が引き込まれるような興趣あるサブゲーム抽選を行い得るゲーミングマシンのスイッチ装置およびゲーミングマシンを提供する。【解決手段】ゲーミングマシンのスイッチ装置は、メインゲーム中に実施されるサブゲームの抽選を受け付けるジョグダイヤル20と、ジョグダイヤル20の内側に配置され、サブゲームの抽選の結果を通知するルーレット役物31と、ジョグダイヤルの回転に関わる情報を検出するセンサと、該センサにて検出されたジョグダイヤル20の回転に関わる情報に基づいて、ジョグダイヤル20の回転方向および回転速度を検出し、検出結果に応じてルーレット役物31の回転方向および回転速度を制御する制御部とを備える。【選択図】図2

Description

本開示は、ゲーミングマシンのスイッチ装置およびゲーミングマシンに関する。
従来、カジノ等の遊技場に設置される、スロットマシン、ポーカーマシン等のゲーミングマシンにおいては、ゲームへの期待感やゲームの興趣等を向上させ、遊技者を飽きさせることなくゲームを楽しませるための各種の演出が行われる。
例えば、特許文献1には、演出機能を有するスイッチ装置を搭載したゲーミングマシンが記載されている。また、特許文献2には、ゲーミングマシンと遊技者との間のインタラクティブ性を向上させるために、遊技者に押下される押下ボタンの操作の強さ(又は速度)に関する情報を検出し、検出した強さ(又は速度)に比例させてリールの回転速度を設定するゲーミングマシンが記載されている。
また、メインゲーム抽選の結果の一つとしてサブゲーム抽選が設定されているゲーミングマシンもあり、このようなマシンでは、サブゲーム抽選にてもう一度遊技者を楽しませることができる。
特許第6142257号明細書 特開2015−54199号公報
しかしながら、従来、メインゲーム抽選に比べてサブゲーム抽選に対する遊技者の興味は薄いと言わざるを得ず、遊技者が引き込まれるような興趣あるサブゲーム抽選を行えるゲーミングマシンの開発が期待されている。
特許文献1の技術は、演出機能を有するスイッチ装置にて遊技者を楽しませる趣向であるが、遊技者に自身の操作がゲームの抽選結果を決めるような感覚を与えることはできないため、いつしか飽きられてしまう。
また、特許文献2の技術は、メインゲーム抽選においてゲーミングマシンと遊技者との間のインタラクティブ性を向上させてはいるが、サブゲーム抽選において遊技者を引き付けるような魅力ある演出を行い得るものではない。
本開示の一態様は、このような実情を鑑みなされたものであって、その目的は、遊技者が引き込まれるような興趣あるサブゲーム抽選を行い得るゲーミングマシンのスイッチ装置およびゲーミングマシンを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るゲーミングマシンのスイッチ装置は、メインゲーム中に実施されるサブゲームの抽選を受け付ける回転式操作部と、前記回転式操作部の内側に配置され、前記回転式操作部の内側に配置され、前記サブゲームの抽選の結果を、回転を停止したときの状態で通知する回転式役物と、前記回転式操作部の回転に関わる情報を検出するセンサ部と、前記センサ部に検出された回転に関わる情報に基づいて、前記回転式操作部の回転方向および回転速度を検出し、検出結果に応じて前記回転式役物の回転方向および回転速度を制御する制御部と、を備える構成である。
上記構成によれば、回転式操作部を操作することで、サブゲーム抽選が実行される。しかも、センサ部にて回転式操作部の回転に関わる情報が検出され、制御部により、サブゲーム抽選の結果を、回転を停止したときの状態で通知する回転式役物の回転方向および回転速度が、回転式操作部の回転方向および回転速度に応じたものに制御される。
これにより、遊技者は、自身の回転式操作部への操作によって回転式役物の停止位置が変わり、あたかもサブゲーム抽選の結果を自身が操っているかのように感じることができ、飽きることなく、サブゲーム抽選を楽しむことができる。
しかも、回転式役物は、回転式操作部の内側に設けられているので、手元を見るだけでサブゲーム抽選の結果を確認することができる。したがって、遊技者は、視線や姿勢を変えることなく、サブゲーム抽選を楽しむことができる。
本発明の一態様に係るゲーミングマシンのスイッチ装置は、前記態様1において、前記制御部は、前記検出結果に応じて、前記回転式役物の回転開始時の回転方向および回転速度を決定する構成とすることもできる。
上記構成によれば、回転式操作部の検出結果に基づいて、回転式役物の回転開始時の回転方向および回転速度を決定するので、遊技者は、自身の回転式操作部への操作によって回転式役物を回転させていると強く感じることができ、より一層、サブゲーム抽選の結果を自身が操っているかのように感じることができる。
本発明の一態様に係るゲーミングマシンのスイッチ装置は、前記態様1又は2において、前記制御部は、前記回転式役物の回転速度を回転開始から停止させるまでの間において、回転速度を段階的に低下させる構成とすることもできる。
上記構成によれば、回転式役物の回転速度を回転開始から停止させるまでの間において、回転速度を段階的に低下させるので、回転式役物の回転が自然に則したものに近くなる。これにより、遊技者は、不自然さを感じることなく、自身の回転式操作部への操作によって回転式役物を回転させていると感じることができる。
本発明の一態様に係るゲーミングマシンのスイッチ装置は、前記態様1から3の何れかにおいて、前記回転式操作部は、リング状を成し、前記回転式操作部の内側に配置され、前記回転式役物を内部に視認可能に収容し、前記メインゲームの抽選を受け付ける押下式操作部をさらに備える構成とすることもできる。
上記構成によれば、リング状をなす回転式操作部の内側にメインゲーム抽選を受け付ける押下式操作部が配され、押下式操作部の中に回転式役物が視認可能に配置されているので、メインゲーム抽選、サブゲーム抽選、およびサブゲーム抽選の結果確認を、当該スイッチ装置でまとめて行うことがでる。
本発明の一態様に係るゲーミングマシンのスイッチ装置は、前記態様1から6の何れかにおいて、前記回転式役物が、ルーレット役物である構成とすることもできる。
ルーレット役物を用いることで、サブゲームの抽選の結果を、回転を停止したときの状態で通知する回転式役物を容易に構成できる。
本発明の一態様に係るゲーミングマシンは、前記態様1から5の何れかに記載のスイッチ装置を備える構成である。
これにより、あたかもサブゲーム抽選の結果を自身が操っているかのように感じることができ、飽きることなく、サブゲーム抽選を楽しむことができるゲーミングマシンを提供することができる。
本発明の一態様によれば、遊技者が引き込まれるような興趣あるサブゲーム抽選を行い得るゲーミングマシンのスイッチ装置およびゲーミングマシンを提供することができる。
本発明の一態様におけるゲーミングマシンのスイッチ装置が備えられたゲーミングマシン100を示すものであり、(a)はゲーミングマシンの概略斜視図、(b)はゲーミングマシンの上面図である。 上記スイッチ装置におけるスイッチユニットの外観を示す斜視図である。 上記スイッチユニットの分解斜視図である。 上記スイッチユニットの縦断面を示す斜視図である。 上記スイッチユニットが備える検出部の構成を説明するための、スイッチユニットの縦断面を示す斜視図である。 上記スイッチユニットが備えるLED・センサ基板およびダイヤルベースを示すもので、(a)は、LED・センサ基板のダイヤルベースと対向する側の面を示す斜視図であり、(b)はダイヤルベースのLED・センサ基板と対向する側の面を示す斜視図である。 (a)は、スイッチユニットにおける光演出に関わる要部の構成を示す模式断面図であり、(b)は図7の(a)の○で囲った部分の拡大図である。 (a)(b)共に、上記スイッチユニットの上記キートップが発光表示している状態を示しており、(a)はスイッチユニットの斜視図、(b)はスイッチユニットの上面図である。 (a)(b)共に、上記スイッチユニットの上記キートップが発光表示しておらず内側が見える状態を示しており、(a)はスイッチユニットの斜視図、(b)はスイッチユニットの上面図である。 上記ゲーミングマシンの構成を示すブロック図である。 上記スイッチユニットとゲーミングマシンとの間で行われる演出に関する基本的な処理の流れを示すフローチャートである。 上記ゲーミングマシンにおけるゲーム受付処理を示すフローチャートである。 上記ゲーミングマシンにおけるメインゲーム抽選および抽選結果実行処理を示すフローチャートである。 上記ゲーミングマシンにおけるメインゲーム抽選処理テーブルの内容を示す図である。 上記ゲーミングマシンにおけるサブゲーム受付実行処理をフローチャートである。 上記ゲーミングマシンにおけるルーレット回転速度決定処理を示すフローチャートである。 上記ゲーミングマシンにおけるルーレット回転方向決定処理を示すフローチャートである。 上記ゲーミングマシンにおけるサブゲーム抽選及び抽選結果実行処理を示すフローチャートである。 上記ゲーミングマシンにおけるサブゲーム抽選処理テーブルの内容を示す図である。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
§1 適用例
まず、本発明が適用される場面の一例について説明する。図1は、本発明の一態様におけるゲーミングマシンのスイッチ装置が備えられたゲーミングマシン100を示すものであり、(a)はゲーミングマシン100の概略斜視図、(b)はゲーミングマシン100の上面図である。
図1の(a)(b)に示すように、ゲーミングマシン100においては、筐体101の正面側にリールなどの画像が表示される表示部102が設けられ、表示部102の下方にスイッチユニット1が設置されている。図1の(a)(b)の例では、スイッチユニット1は、賭け数を設定するためのBETボタン103と左右方向に並んで設置されている。なお、表示部102とは別に実際に回転するリールが設けられていてもよい。
スイッチユニット1は、図2に示すように、押下式操作部としての押しボタン部10を有し、該押しボタン部10の外周側に回転式操作部としてのジョグダイヤル20を有している。そして、ジョグダイヤル20の内側に相当する押しボタン部10の内部に、サブゲーム抽選の結果を、回転を停止したときの状態で通知する回転式役物としてのルーレット役物31が収容されている。
押しボタン部10は、いわゆるSPINボタンであり、押下操作されることでメインゲーム抽選が行われリールの回転が開始される。メインゲーム抽選が受け付けられると、メインゲーム抽選の演出としてリールの回転が開始される。リールは、メインゲーム抽選の結果に応じた図柄で停止する。
ジョグダイヤル20は、サブゲーム抽選用のスイッチであり、回転操作されることでサブゲーム抽選が行われ、サブゲーム抽選の演出としてルーレット役物31回転が開始される。ジョグダイヤル20は、右回転および左回転の両方向に回転操作可能である。
ルーレット役物31は、図10に示すスイッチ制御部111により、ジョグダイヤル20の回転に関する情報に応じて回転が制御される。スイッチ制御部111は、ジョグダイヤル20に対して行われた遊技者の回転操作の回転方向および回転速度に応じてルーレット役物31の回転を制御し、サブゲーム抽選の結果に応じた停止位置で停止させる。
上記構成によれば、ジョグダイヤル20を操作することで、サブゲーム抽選が実行される。しかも、ジョグダイヤル20の回転に関わる情報が検出され、スイッチ制御部111により、サブゲーム抽選の結果を停止位置で伝えるルーレット役物31の回転方向および回転速度が、ジョグダイヤル20の回転方向および回転速度に応じたものに制御される。
これにより、遊技者は、自身のジョグダイヤル20への操作によってルーレット役物31の停止位置が変わり、あたかもサブゲーム抽選の結果を自身が操っているかのように感じることができ、飽きることなく、サブゲーム抽選を楽しむことができる。
しかも、ルーレット役物31は、ジョグダイヤル20の内側に設けられているので、手元を見るだけでサブゲーム抽選の結果を確認することができる。したがって、遊技者は、視線や姿勢を変えることなく、サブゲーム抽選を楽しむことができる。
なお、図1の(a)(b)では、ゲーミングマシン100としてスロットマシンを例示しているが、これに限るものではなく、サブゲーム抽選が設定されていれば、ポーカーマシン、パチンコ機、パチスロ機等の各種のゲーミングマシンに使用できる。
§2 構成例
本実施形態では、図1〜図19を用いて、本開示のスイッチ装置の一態様として、サブゲーム抽選を受け付ける回転操作部が、メインゲーム抽選を受け付ける押しボタン部10の外周側に配されたジョグダイヤル20であり、サブゲーム抽選の結果を通知する回転式役物が押しボタン部10の内部に配置され、制御部がゲーミングマシン100のマシン側制御装置110に備えられた構成を例示する。なお、制御部は、スイッチユニット1内に備えられていて、マシン側制御装置110との間でデータ及び信号を遣り取りする構成であってもよい。
(1.スイッチユニット1の構成)
図2は、スイッチユニット1の外観を示す斜視図である。図2に示すように、スイッチユニット1は、押下式操作部としての押しボタン部10を有し、該押しボタン部10の外周側に、ベゼルとしても機能する回転式操作部としてのジョグダイヤル20を有している。押しボタン部10の内部には、サブゲーム抽選の結果を、回転を停止したときの状態で通知するルーレット役物31を有する内部演出部30が収容されている。これら押しボタン部10およびジョグダイヤル20はケース3に支持されている。ケース3は、スイッチユニット1を筐体101(図1の(a)(b)参照)に取り付ける際の取り付け部となる。なお、これ以降、スイッチユニット1は水平に設置されていると仮定し、押し込み方向を下方として説明する。
押しボタン部10は、ジョグダイヤル20に対して押し込み可能に設けられている。押しボタン部10は、いわゆるSPINボタンであり、押下操作されることでメインゲーム抽選を受け付け、メインゲーム抽選が行われる。
ジョグダイヤル20は、押しボタン部10およびケース3に対して、左右両方向に回転可能に設けられている。ジョグダイヤル20は、メインゲーム抽選の結果の一つとしてサブゲーム抽選を、回転操作されることで受け付ける。ジョグダイヤル20は、右回転および左回転の両方向に回転操作可能である。
内部演出部30は、ルーレット役物31を有しており、該ルーレット役物31の動きが、後述するスイッチ制御部111(図10参照)にて、ジョグダイヤル20の回転操作から得られる回転に関する情報(回転速度および回転方向の情報)に応じて制御される。例えば、ジョグダイヤル20を右回転させるとルーレット役物31も右回転し、ジョグダイヤル20を左回転させるとルーレット役物31も左回転する。また、ジョグダイヤル20を強い力で回転(速い速度で回転)させるとルーレット役物31も速い速度で回転し、ジョグダイヤル20を弱い力(遅い速度で回転)で回転させるとルーレット役物31も遅い速度で回転する。ルーレット役物31は、サブゲーム抽選の結果に応じた停止位置で停止するよう制御される。
図3は、スイッチユニット1の分解斜視図であり、図4は、スイッチユニット1の縦断面を示す斜視図である。図3、図4に示すように、押しボタン部10は、操作面となるキートップ12と、キートップ12と係合されてキートップ12と一体に移動するボタンベース13とを備える。キートップ12とボタンベース13との間に、ルーレット役物31を有する内部演出部30が設けられている。キートップ12は導光体よりなり、後述する微細な凹凸からなる微細加工18が施されている(図7の(b)参照)。
ボタンベース13の裏面には、複数のガイド軸14が取り付けられている。複数のガイド軸14の他端は、ストッパプレート17を介してケース3に固定される軸受部16に挿入されている。複数のガイド軸14には、複数の復帰バネ15が外装されており、復帰バネ15の一端はボタンベース13に当接し、他端はケース3に当接している。
このような構成により、押しボタン部10は、キートップ12を押すことで復帰バネ15の力に抗って押下され、キートップ12を押す力が解除されることで、復帰バネ15の復元力で押下前の位置に復帰する。
ジョグダイヤル20は、操作面となるダイヤル操作部21と、ダイヤル操作部21と係合されてダイヤル操作部21と一体に移動するダイヤルベース22とを備える。ジョグダイヤル20は、ベアリング23を介してケース3に回転自在に支持されている。このような構成により、ジョグダイヤル20は、ダイヤル操作部21に回転させる力が加えることで、押しボタン部10およびケース3に対して回転する。ジョグダイヤル20は、ダイヤル操作部21に回転させる力が加えることで、加えられた力の方向に、かつ加えられた力に応じた速度にて回転する。
キートップ12とボタンベース13との間(押しボタン部10の内部、キートップ12の内側)には、上述したルーレット役物31と、バックライト用プレート32と、防水用フィルム33と、LED・センサ基板34とが備えられている。
ルーレット役物31には、歯車35を介して役物駆動用モータ36からの駆動力が伝達される。役物駆動用モータ36はケース3に支持されている。バックライト用プレート32は、導光体よりなり、ルーレット役物31を裏面側から照射する内部の照明部である。防水用フィルム33は、LED・センサ基板34への液体の侵入を阻止するものである。
LED・センサ基板34は、後述する、複数の微細加工用LED40(図7の(a)参照)、複数の内部構造用LED41(図7の(a)参照)、複数のセンサS1〜S5(図6の(a)参照)を備えている。
内部演出部30は、ルーレット役物31、役物駆動用モータ36、LED・センサ基板34に搭載された複数の内部構造用LED41等から構成されている。役物駆動用モータ36およびLED・センサ基板34は、スイッチユニット1の外部に設けられた後述するマシン側制御部110(図10参照)と接続されている。マシン側制御部110に構築されるスイッチ制御部111により、ルーレット役物31の回転、複数の微細加工用LED40および複数の内部構造用LED41の点灯等が制御される。
(2.スイッチユニット1における検出部の構成)
図5は、スイッチユニット1が備える検出部の構成を説明するための、スイッチユニット1の縦断面を示す斜視図である。図6はスイッチユニット1が備えるLED・センサ基板34およびダイヤルベース22を示すもので、図6の(a)は、LED・センサ基板34のダイヤルベース22と対向する側の面を示す斜視図であり、図6の(b)はダイヤルベース22のLED・センサ基板34と対向する側の面を示す斜視図である。
図5、図6の(a)(b)に示すように、LED・センサ基板34は、複数のセンサS1〜S5を備えている。このうち、センサS4・S5は、押しボタン部10の押下を検出するセンサである。センサS1・S2は、ジョグダイヤル20の回転方向、回転速度を求めるための、ジョグダイヤル20の回転に関する情報を検出するセンサである。センサS1・S2は、ジョグダイヤル20の回転方向円周状に配置されている。センサS3は、ルーレット役物31の位置を検出するセンサである。
ダイヤルベース22には、第1遮光体25および第2遮光体26が設けられている。第1遮光体25は、円筒状をなし、押しボタン部10が押下された状態で、センサS4・S5の光路を遮る。第2遮光体26は、センサS1・S2の光路を遮る遮光部26aと遮らないスリット部26bとが等間隔で交互に円形に設けられている。また、ルーレット役物31を回転させる歯車35には、センサS3の光路を遮る突片状の第3遮光体27が形成されている。
センサS4・S5は、押しボタン部10が押下されて第1遮光体25にて光路が遮られると、押しボタン部10が押下されことを検出して押しボタン信号を出力する。センサS1・S2は、ジョグダイヤル20が回転操作され、第2遮光体26の遮光部26aにて光路が遮られる度にONレベルとなるジョグダイヤル信号を出力する。センサS3は、ルーレット役物31と一体に回転する第3遮光体27が光路を遮ると信号を出力する。これら複数のセンサS1〜S5から出力される信号は、スイッチユニット1からマシン側制御部110(図10参照)へ送信される。
(3.スイッチユニット1における光演出に関わる構成)
図7の(a)は、スイッチユニット1における光演出に関わる要部の構成を示す模式断面図であり、図7の(b)は図7の(a)の○で囲った部分の拡大図である。図7の(a)に示すように、キートップ12は、逆カップ状の導光体よりなり、ルーレット役物31を覆うように配置される。LED・センサ基板34は、表面(上面)の外周部分に、キートップ12の内部に光を供給する複数の微細加工用LED40と、バックライト用プレート32の内部に光を供給する複数の内部構造用LED41とを備えている。微細加工用LED40の光は、キートップ12の下端面からキートップ12の内部に導入される。内部構造用LED41の光は、バックライト用プレート32の外周部の下端面から内部に導入される。
図7の(b)に示すように、キートップ12の裏面(内側面)には、キートップ12内部に導入され内部を伝播する光(導光された光)を遊技者に向けて出射するための微細な凹凸からなる微細加工(ディンプル加工)18が施されている。複数の微細加工用LED(光源)40から供給され、キートップ12内部を伝播する光は、微細加工18が施されている部分から出射され、遊技者に視認される。微細加工18にて文字や絵柄を形成することで、微細加工18にて形成した文字や絵柄を光の画像として視認させることができる。このような微細加工18は、内部演出部30の視認不可能としたい特定箇所の視認を、複数の微細加工用LED40からの光を外部へ出射することで不可能にする位置に少なくとも形成されていればよい。このような微細加工18は、目視では視認が困難な程度の大きさであるので、複数の微細加工用LED40が非点灯の場合、キートップ12はあたかも透明なガラスように見える。
導光された光を遊技者に向けて出射するためには、キートップ12の裏面に微細加工18を設けることが好ましい。キートップ12の裏面に微細加工18を設けることで、図7の(b)に示すように、光をキートップ12の操作面の略真上(操作面の法線方向)に向かって出力させることが可能となる。これにより、キートップ12の表面に微細加工18を設けた構成よりも、裏面遊技者に視認され易い強い光とすることができる。
なお、ここで天面の外縁部に微細加工18を形成していないのは加工上の問題である。曲率の大きい曲面にも微細加工18を施すことが可能な場合は、外縁部も含めて微細加工18を形成することで、通常時の内部演出部30の視認をより効果的に妨げることができる。また、天面の外縁部に微細加工18が施せない場合は、外縁部にハーフミラー蒸着を行うことが好ましい。これにより、通常時に、天面の外縁部から内部演出部30が視認できることをより確実に防ぐことができる。
(4.スイッチユニット1における光演出)
図8は、キートップ12が発光表示している状態を示しており、(a)はスイッチユニット1の斜視図、(b)はスイッチユニット1の上面図である。図8の(a)(b)に示すように、複数の微細加工用LED40を点灯してキートップ12に形成された微細加工18の部分を発光させることで、キートップ12の内側のルーレット役物31の視認を妨げ、視認不可能な状態にすることができる。複数の微細加工用LED40を点灯させてキートップ12を発光表示している時、複数の内部構造用LED41は消灯され、バックライト用プレート32は非発光となっている。
スイッチユニット1は、結果発表演出等のルーレット役物31を用いる演出以外の通常時、キートップ12を発光状態として、キートップ12の発光表示による光演出を行う。
図9は、キートップ12が発光表示しておらず内側が見える状態を示しており、(a)はスイッチユニット1の斜視図、(b)はスイッチユニット1の上面図である。図9の(a)(b)に示すように、複数の微細加工用LED40を消灯することで、キートップ12は透明な状態となり、キートップ12の内側のルーレット役物31をクリアに視認させることができる。複数の微細加工用LED40を消灯させてキートップ12を透明に保持している時、複数の内部構造用LED41は点灯され、バックライト用プレート32が発光してルーレット役物31を裏面側から照らすことで、ルーレット役物31をより一層視認させやすくできる。
スイッチユニット1は、ルーレット役物31を用いて抽選結果を遊技者に伝える結果発表演出時に、キートップ12を透明状態として、ルーレット役物31をクリアに視認させる。
このような構成によれば、複数の微細加工用LED40を点灯させてキートップ12を発光表示させることで、内部演出部30の視認を妨げ視認不可能な状態とすることができる。そして、この場合、複数の微細加工用LED40の光の色や点灯パターンを変化させることで、キートップ12を様々な色や発光パターンで発光させて、幅広い光演出が可能となる。しかも、上記構成では、文字や図柄の他、キートップ12の天面の領域全体に微細加工18を施しているので、キートップ12の天面を全体的に発光させて、内部演出部30を視認不可能な状態にすることができる。
内部演出部30を用いた演出時は、複数の微細加工用LED40を消灯してキートップ12をガラスのような透明状態とすることで、キートップ12を介して内部演出部30をクリアに視認させることができる。また、内部演出部30にバックライト用プレート32を設けて内部から光照射する構成としているので、より鮮やかな演出が可能となる。
また、上記実施形態では、視認性が意図的に制御される内部演出部30にて遊技の抽選結果を示す構成としているため、遊技者の期待感を高めることができる。加えて、ゲーミング業界が使用するスロットマシン等のゲーミングマシンにおいては、筐体が大型化しているため、筐体の上方の表示部等に遊技の抽選結果(ボーナスゲーム時の抽選結果)が示される構成では、遊技者は視線又は姿勢を変えて結果を確認する必要があった。しかしながら、このように手元のスイッチユニット1に抽選結果が示されることで、遊技者は視線や姿勢を変えることなく結果を確認することが可能となり、楽な姿勢で遊技を楽しむことができる。
(5.スイッチユニット1とゲーミングマシン100との間の演出に関する基本的な処理の流れ)
次に、図10、図11を用いて、ゲーミングマシンの動作について説明する。図10は、ゲーミングマシン100の構成を示すブロック図である。図11は、スイッチユニット1およびゲーミングマシン100の間で行われる演出に関する基本的な処理の流れを示すフローチャートである。
図10に示すように、ゲーミングマシン100は、マシン側制御部110、払出処理部112、有価価値媒体受付部113、演出部114、BETボタン103、およびスイッチユニット1を備えている。マシン側制御部110は、ゲーミングマシン100の各部を制御するブロックである。本実施形態では、スイッチユニット1の各部を制御するスイッチ制御部(制御部)111もマシン側制御部110に構築されている。マシン側制御部110は、ジョグダイヤル20の回転操作から得られる回転に関する情報(回転速度および回転方向の情報)に応じてルーレット役物31の動きを制御する。演出部114は、例えば図1に示したゲーミングマシンの表示部102である。払出処理部112は、メインゲーム抽選およびサブゲーム抽選の結果に応じてメダル等を払い出すブロックである。有価価値媒体受付部113は、メインゲーム抽選を行うためのメダルやICカードなどの有価価値媒体を受け付けるブロックである。
スイッチユニット1は、操作部51、入力検知部52、光演出部53、内部演出部30等を備えている。操作部51は、前述した押しボタン部10およびジョグダイヤル20に相当し、入力検知部52は、LED・センサ基板34に設けられた複数のセンサS1〜S5に相当する。光演出部53は、前述したキートップ12および複数の微細加工用LED40にて構成され、内部演出部30は、ルーレット役物31、バックライト用プレート32、複数の内部構造用LED41にて構成される。
図11に示すように、入力検知部52は、常に操作部51が操作されたか否かを検出している(S1)。遊技者が操作部51を操作すると、入力検知部52がこれを検出して(S1でYES)、マシン側制御部110に、操作部51に対する操作を検出したことを通知する(S2)。S2において、入力検知部52は、押しボタン部10に対する操作を検出した場合は、押しボタン信号を出力し、ジョグダイヤル20に対する操作を検出した場合は、ジョグダイヤル信号を出力する。
スイッチユニット1からの入力検知信号を受けて、マシン側制御部110は、演出コードを決定する(S3)。マシン側制御部110は、操作されたのが押しボタン部10であれば、押しボタン部10に割り当てられている機能を、演出コードを決定する要素の一つとして用いる。また、操作されたのがジョグダイヤル20であれば、ジョグダイヤル20に割り当てられている機能を、演出コードを決定する要素の一つとして用いる。
演出コードを決定すると、マシン側制御部110は、決定した演出コードをスイッチユニット1に通知する(S4)。これにより、ゲーミングマシン100の演出部114、およびスイッチユニット1の光演出部53又は内部演出部30において、決定された演出コードの演出が開始される(S5)。
演出が開始されると、マシン側制御部110は、演出を終了するか否かを常に判定しており(S6)、遊技者が演出終了を決定する所定の操作を操作部51に対して行ったり、演出を開始して所定時間経過したりすると演出終了と判定し(S6でYES)、スイッチユニット1に演出終了を通知する(S7)。
これにより、ゲーミングマシン100側の演出部114およびスイッチユニット1側の光演出部53又は内部演出部30において演出が終了し(S8)、S1に戻る。S6において、所定時間経過して演出が終了した場合はS1に戻って次のゲームのための操作部51に対する操作を待つ。一方、S6において、次のゲームを開始するための操作がなされた場合などは、S1においてYESと判断してS2に進む。
(6.ゲーミングマシン100でのゲーム進行の流れ)
本実施の形態のゲーミングマシン100でのゲーム進行の流れについて、図12〜図19に基づいて具体的に説明する。なお、以下のフローチャートにおいて、動作の主体は、スイッチ制御部111が構築されているマシン側制御部110である。
最初に、図12を用いてゲーム受付処理について説明する。図12は、ゲーム受付処理を示すフローチャートである。
図12に示すように、先ず、有価価値記録媒体受付を行い(S11)、ゲーム受付可能であるか否かを判断する(S12)。具体的には、ゲーム実行中かどうかについて、例えば押しボタン部10の操作やジョグダイヤル20の操作の受付許可フラグが立っていないか等について判断する。ゲーム受付可能でない場合には、有価価値記録媒体を返却する(S13)。
S12においてゲーム受付可能であると判断した場合には、BETボタン103の信号有りか否かを判断し(S14)、BETボタン103が押下されてBETボタン103の信号有りのときには、押しボタン部10の操作が受付可能である旨のフラグを立てる(S15)。具体的には、遊技者によるBETボタン103の操作の入力信号をトリガーに、押しボタン部10の操作の受付許可フラグを立てる。
次いで、押しボタン信号の入力があったか否かを判断し(S16)、押しボタン部10が押下されて押しボタン信号の入力があったときには、図13に示すメインゲーム抽選および抽選結果実行処理を実行する(S20)。この処理は、押しボタン部10の操作受付許可フラグが立った状態で、押しボタン信号が入力されることをトリガーに実行される。
次に、図13を用いて、メインゲーム抽選および抽選結果実行処理について説明する。図13は、メインゲーム抽選および抽選結果実行処理を示すフローチャートである。図14は、メインゲーム抽選処理テーブルの内容を示す図である。
先ず、メインゲーム抽選処理を行う(S21)。メインゲーム抽選処理とは、抽選を行って「大当たり」「小当たり」「サブゲーム」「はずれ」等の当選役を決定することである。また、メインゲーム抽選処理と共に、リールの回転を開始させる。当選役が決定すると、図14に示すメインゲーム抽選処理テーブルの内容にしたがって、後段のS26〜S29の演出およびS30の払出処理が行われる。
S21の後、具体的には、押しボタン部10の操作受付許可フラグをキャンセルする(S22)。これにより、S21で抽選を行ったメインゲームの処理が完了するまでの間、押しボタン部10の押下信号の受付が不可となる。
S23〜S25では、当選役の種類に応じた処理を行う。まず、大当たりか否かを判断し(S23)、大当りでない場合には小当たりか否か(S24)、小当たりでない場合にはサブゲームか否か(S25)を順に判断する。当選役がサブゲームの場合、サブゲーム抽選を実施する。S25でサブゲームでもないと判断すると、はずれとなる。
S26〜S29では、当選役に応じた図柄「◎」「○」「●」「△」「▽」「☆」等にてリールを停止し、抽選結果に応じたコマンドを格納する。その後、大当たりおよび小当たりの場合は、S30に進んで当選役に応じた払出クレジットにて払出処理を行う。払出処理においては、S26、S27で格納したメインゲーム抽選のコマンド格納情報に基づき払い出しを行う。S29のはずれの場合は、S30をスキップしてS31に進む。
当選役がサブゲームの場合は、サブゲーム抽選を行うべく、S32、S40、S33を実行する。S32では、ジョグダイヤル20の操作の受付許可フラグを立てる。具体的には、S28の図柄停止をトリガーに、ジョグダイヤル20の操作受付許可フラグを立てる。S40では、図15に示すサブゲーム受付処理を実行する。この処理は、図柄停止した状態で、ジョグダイヤル20の操作受付許可フラグが立てられることをトリガーに実行される。S40にてサブゲームの抽選が行われると、S33に移行してボーナスか否かを判断する。ボーナスであれば、S30に進んでサブゲーム抽選のコマンドに応じた払出処理を行う。ボーナスでない場合は、S30をスキップしてS31に進む。
S31では、メインゲームの情報リセット、又はメインゲームとサブゲームの情報リセットを行い、メインゲーム抽選および抽選結果実行処理が終了する。S31では、各種フラグのリセット、抽選情報のリセット、カウントタイマのリセット、およびルーレット役物31の回転速度のリセット又は回転方向のリセットを行う。
次に、図15に基づいて、サブゲーム受付実行処理について説明する。図15は、サブゲーム受付実行処理をフローチャートである。
先ず、ジョグダイヤル信号の入力があったか否かを、ジョグダイヤル信号が入力されるまで繰り返し判断する(S41)。ジョグダイヤル20が回転操作されることでセンサS1・S2からジョグダイヤル信号が出力される。つまり、ゲーミングマシン100は、ジョグダイヤル信号の入力があるまでサブゲーム抽選を実行することなく待機する。なお、ゲーミングマシン100の画面上や音声にて、遊技者に対し、ダイヤル操作部21の回転操作を促す演出をしてもよい。
S41において、ジョグダイヤル信号の入力があった場合には、その後、ルーレット回転速度決定処理(S50)、ルーレット回転方向決定処理(S60)、およびサブゲーム抽選および抽選結果実行処理(S70)を順に実行する。なお、ルーレット回転速度決定処理(S50)とルーレット回転方向決定処理(S60)とは、順序を入れ替えてもよい。
S50のルーレット回転速度決定処理について、図16に基づいて説明する。図16は、ルーレット回転速度決定処理を示すフローチャートである。
先ず、ジョグダイヤル20のセンサS1・S2との間の検出時間差(T)を格納する(S51)。すなわち、ジョグダイヤル20のLED・センサ基板34には、回転方向円周状にセンサS1・S2が備えられているので、2つのセンサS1・S2の検出信号から時間差情報を得ることができる。なお、本実施形態では、ジョグダイヤル20の操作受付許可フラグ後の初回の検出時間を採用している。
次いで、検出時間差(T)<Th秒か否かを判断する(S52)。すなわち、センサS1・S2間の検出時間差(T)を、任意の設定時間Th秒(例えば0.2秒)と比較するし、ジョグダイヤル20への操作が「強い(速い)」か「弱い(遅い)」か、を判断する。S52において、検出時間差(T)<Th秒であれば、「強い(速い)」と判断し、回転速度を40rpmとする(S53)。一方、検出時間差(T)<Th秒でなければ、「弱い(遅い)」と判断し、回転速度を30rpmとする後(S54)。
なお、回転速度40rpmおよび30rpmは一例であり、他の回転速度にすることも可能である。また、ここでは、ジョグダイヤル20への操作が「強い(速い)」か「弱い(遅い)」の2段階としたが、「強い(速い)」、「普通」、「弱い(遅い)」および「弱い(遅い)」等の3段階以上としてもよい。
次いで、S60のルーレット回転方向決定処理について、図17に基づいて説明する。図17は、ルーレット回転方向決定処理を示すフローチャートである。
先ず、ジョグダイヤル信号であるセンサS1・S2の検出順番を格納する(S61)。すなわち、LED・センサ基板34の回転方向円周状に設けられた2つのセンサS1・S2の出力信号であるジョグダイヤル信号から、センサS1・S2のうちいずれが先にON信号を出力したかを判断する。なお、本実施形態では、ジョグダイヤル20の操作受付許可フラグ後の初回の検出時間を採用している。
次いで、センサS1からセンサS2の順で検出信号を着信したか否かを判断する(S62)。マシン側制御部110(スイッチ制御部111)は、センサS1・S2からの入力の順序により回転方向を判断するように設定されている。本実施形態では、S1からのオン信号が先に入力されれば(S1→S2)右回転、S2からのオン信号が先に入力されれば(S2→S1)左回転、というように判断する。
この結果、S62において、S1→S2であれば、ジョグダイヤル20は右回転であると判断し、ルーレット役物31の回転方向も右回転と設定する(S63)。一方、S2→S1であれば、ジョグダイヤル20は左回転であると判断し、ルーレット役物31の回転方向も左回転とする(S64)。
続いて、S70のサブゲーム抽選及び抽選結果実行処理(S70)について、図18および図19に基づいて説明する。図18は、サブゲーム抽選及び抽選結果実行処理を示すフローチャートである。図19は、サブゲーム抽選処理テーブルの内容を示す図である。
先ず、ルーレット役物31を回転させる(S71)。ルーレット役物31の回転においては、回転速度については図16のルーレット回転速度決定処理の結果を適用すると共に、回転方向については図17のルーレット回転方向決定処理の結果を適用する。
次いで、ジョグダイヤル20の操作受付許可フラグのキャンセルを行う(S72)。これにより、遊技者による2回目以降のジョグダイヤル20の操作信号の受付ができなくなる。
次いで、サブゲーム抽選処理を行う(S73)。サブゲーム抽選処理とは、抽選を行って、ボーナスの「1000」「500」「400」…、「はずれ」等の当選役を決定することである。当選役が決定すると、図19に示すサブゲーム抽選処理テーブルの内容にしたがって、後段のS75,76の演出および図13のS30の払出処理が行われる。すなわち、遊技者がジョグダイヤル20を回転操作すると、ジョグダイヤル20の回転方向および回転方向基づいて、ルーレット役物31を回転させ、抽選結果に応じた図柄が指針38(図2参照)の位置となるようにルーレット役物31を停止し、その後、S30の払出処理において、当選役に応じた払出クレジットで払出処理を実行する。
サブゲーム抽選を実行して当選役が決定すると、当選役がボーナスか否かを判断し(S74)、当選役がボーナスである場合には、ルーレット図柄に応じたボーナスコマンドを格納する(S75)。一方、当選役がはずれである場合には、はずれコマンドを格納する(S76)。
次いで、ルーレット役物31の位置を検出するセンサS3から信号入力の数をカウントし(S77〜S79)、カウント数が例えば3回となると、ルーレット役物31の回転速度を、デフォルト速度の例えば20rpmに設定する(S80)。これにより、ルーレット役物31の速度が落ちる。
そのあと、再度、ルーレット役物31の位置を検出するセンサS3から信号入力の数をカウントし(S81〜S83)、カウント数が、例えば2回となると、ルーレット役物31の回転速度を、デフォルト速度の例えば10rpmに設定する(S84)。これにより、ルーレット役物31の速度がさらに落ちる。その後。ルーレット役物31を、当選役に応じた図柄が指針38(図2参照)の位置となるように停止させる(S85)。
(効果)
以上のように、上記構成によれば、ジョグダイヤル20を操作することで、サブゲーム抽選が実行され、しかも、ジョグダイヤル20の回転に関わる情報が検出され、スイッチ制御部111により、サブゲーム抽選の結果を、回転を停止したときの状態で通知するルーレット役物31の回転方向および回転速度が、ジョグダイヤル20の回転方向および回転速度に応じたものに制御される。
これにより、遊技者は、自身のジョグダイヤル20への操作によってルーレット役物31の停止位置が変わり、あたかもサブゲーム抽選の結果を自身が操っているかのように感じることができ、飽きることなく、サブゲーム抽選を楽しむことができる。
その結果、遊技者が引き込まれるような興趣あるサブゲーム抽選を行い得るゲーミングマシンのスイッチ装置およびゲーミングマシン100を提供することができる。
しかも、ルーレット役物31は、ジョグダイヤル20の内側に設けられているので、手元を見るだけでサブゲーム抽選の結果を確認することができる。したがって、遊技者は、視線や姿勢を変えることなく、サブゲーム抽選を楽しむことができる。
また、ジョグダイヤル20の回転方向および回転速度の検出結果に応じて、ルーレット役物31の回転開始時の回転方向および回転速度を決定しているので、遊技者は、自身のジョグダイヤル20への操作によってルーレット役物31を回転させていると強く感じることができ、より一層、サブゲーム抽選の結果を自身が操っているかのように感じることができる。
また、ルーレット役物の回転速度を回転開始から停止させるまでの間において、回転速度を段階的に低下させているので、ルーレット役物31の回転が自然に則したものに近くなる。これにより、遊技者は、不自然さを感じることなく、自身のジョグダイヤル20への操作によって回転式役物を回転させていると感じることができる。
また、ジョグダイヤル20はリング状を成し、ジョグダイヤル20の内側にメインゲームの抽選を受け付ける押しボタン部10を配置し、押しボタン部10の内側にルーレット役物31を配置している。これにより、メインゲーム抽選、サブゲーム抽選、およびサブゲーム抽選の結果確認を、当該スイッチ装置でまとめて行うことがでる。
また、回転式役物はルーレット役物31に限定されるものではないが、ルーレット役物31を用いることで、サブゲーム抽選の結果を、回転を停止したときの状態で通知する回転式役物を容易に構成できる。
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 スイッチユニット
3 ケース
10 押しボタン部
12 キートップ
20 ジョグダイヤル(回転式操作部)
21 ダイヤル操作部
22 ダイヤルベース
23 ベアリング
25 第1遮光体
26 第2遮光体
26a 遮光部
26b スリット部
27 第3遮光体
30 内部演出部
31 ルーレット役物(回転式役物)
34 LED・センサ基板
35 歯車
36 役物駆動用モータ
52 入力検知部
100 ゲーミングマシン
102 表示部
103 BETボタン
110 マシン側制御装置
111 スイッチ制御部(制御部)
S1・S2 センサ(センサ部)

Claims (6)

  1. メインゲーム中に実施されるサブゲームの抽選を受け付ける回転式操作部と、
    前記回転式操作部の内側に配置され、前記サブゲームの抽選の結果を、回転を停止したときの状態で通知する回転式役物と、
    前記回転式操作部の回転に関わる情報を検出するセンサ部と、
    前記センサ部に検出された回転に関わる情報に基づいて、前記回転式操作部の回転方向および回転速度を検出し、検出結果に応じて前記回転式役物の回転方向および回転速度を制御する制御部と、を備えるゲーミングマシンのスイッチ装置。
  2. 前記制御部は、前記検出結果に応じて、前記回転式役物の回転開始時の回転方向および回転速度を決定する請求項1に記載のゲーミングマシンのスイッチ装置。
  3. 前記制御部は、前記回転式役物の回転速度を回転開始から停止させるまでの間において、回転速度を段階的に低下させる請求項1又は2に記載のゲーミングマシンのスイッチ装置。
  4. 前記回転式操作部は、リング状を成し、
    前記回転式操作部の内側に配置され、前記回転式役物を内部に視認可能に収容し、前記メインゲームの抽選を受け付ける押下式操作部をさらに備える請求項1から3の何れか1項に記載のゲーミングマシンのスイッチ装置。
  5. 前記回転式役物が、ルーレット役物である請求項1から4の何れか1項に記載のゲーミングマシンのスイッチ装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載のスイッチ装置を備えるゲーミングマシン。
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