JPS6226611A - 磁気ヘツドのヘツドチツプ及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、少なくとも消去と記録とを行なう磁気ヘッ
ドのヘッドチップ及びその製造方法に関する。

従来の技術 第８図に示すように、消去用のギャップ５０が形成され
た磁性板５１．５２と非磁性板５３とを同一平面上で接
合してなる一対の側方片５４を設け、記録再生用のギャ
ップ５５が形成された磁性板５６．５７と非磁性板５８
とを同一平面上で接合してなる中央片５９を設け、この
中央片５９の両側面に側方片５４を接着した磁気ヘッド
が存する。

発明が解決しようとする問題点 しかし、磁気媒体にトラック幅を狭めて高密度で記録す
るためには、例えば、ギャップ５５の長さすなわち記録
再生トラック幅を１３０μ、ギャップ５０の長さすなわ
ち消去トラック幅を６５μのように短縮する必要がある
。これにともない中央片５９及び側方片５４が薄くなる
。とくに側方片５４は薄過ぎるため、両側面を研摩する
ときに割れ易く歩留まりが悪い。

この発明はこのような点に鑑み無されたもので、研摩時
の破損を防止しうる高密度記録対応型の磁気ヘッドのヘ
ッドチップ及びその製造方法を提供することを目的とす
る。

問題点を解決するための手段 第一の発明は、対向面に所定長さの少なくとも記録用の
ギャップ９が形成された磁性板１０，１１と非磁性板１
２とよりなる中央片８を設け、対向面に所定長さの消去
用のギャップ３及びこのギャップ３の一端に連続する消
去１〜ラック幅設定溝４が形成された磁性板５，６と非
磁性板７とよりなる一対の側方片１．２を設け、中央片
８の両側面に側方片１，２のギャップ３側の一面を接着
する。

第二の発明は、対向面に少なくとも記録用のギャップ９
が所望のトラック幅以上の長さをもって形成された磁性
板１０．１１と非磁性板１２とよりなる中央片８を設け
、対向面に所定長さの消去用のギャップ３及びこのギャ
ップ３の一端に連続する消去トラック幅設定溝４が形成
された磁性板５．６と非磁性板７とよりなる一対の側方
片１゜２を設け、一方の側方片１のギャップ３側の一面
を中央片８の一側面に接着し、中央片８の他側面を研摩
してこの中央片８のギャップ９の長さを所望の１〜ラッ
ク幅に一致させ、他方の側方片２のギャップ３側の面を
中央片８の他側面に接着する。

作用 第一の発明は、ギャップ３の長さを短縮しても側方片１
，２の板厚を厚くして研摩時の破損が防止される。

第二の発明は、中央片８の一面が一方の側方片１に接着
された状態で中央片８の他側面を研摩するため、ギャッ
プ９の長さ及び中央片８の板厚を短縮しても、研摩時の
破損が防止されることになる。

実施例 この発明の一実施例を第１図ないし第６図に基づいて説
明する。１，２は一対の側方片、８は中央片である。側
方片１，２は次の順序で形成される。すなわち、第２図
に示すように、フエライ１−等のブロック状の磁性体１
３．１４の対向面の複数箇所に溝１５を形成し、磁性体
１３．１４の対向面にＣ３ｉ０２等のギャップ間隔設定
用の非磁性薄膜１６を形成し、溝１５及び周囲の接合部
に高融点ガラス１７を充填して磁性体１３．１４を接着
し、磁性体１４にブロック状のセラミック等の非磁性体
１８を接着する。次いで、磁性体１３゜１４と非磁性体
１８との結合体を仮想線１９，２０上で切断する。これ
により、第３図に示すように側方片１，２が形成される
。この時、磁性体１３．１４が分離されて磁性板４，５
が形成され、非磁性体１８が分離されて非磁性板６が形
成され。

分離された溝１５は消去トラック幅設定溝４として残り
、側方片１のギャップ３側の一側面を研摩することによ
り、ギャップ３の長さが消去Ｉ・ラック幅へに一致する
。

中央片８は次のように形成される。すなわち、フェライ
ト等のブロック状の磁性体２１．２２の対向面の一方の
面にＣ３ｉ０２等のギャップ間隔設定用の非磁性薄膜２
３を形成し、他方の面にセンダスト或いは他の非結晶質
の高飽和磁束密度の高透磁率磁性薄膜２４をスパッタリ
ング法等の薄膜技術により形成し、磁性体２１．２２を
高融点ガラス、低融点ガラス、有機接着剤等の接着剤２
５により接着する。次いで、磁性体２２にセラミック等
の非磁性体２６を接着し、磁性体２１，２２と非磁性体
２６との結合体を仮想線２７．２８上で切断する。これ
により第５図に示すように、所望の記録再生トラック幅
以上の板厚の中央片８が形成されろ。この時、非磁性体
２１．２２が分離されて磁性板１０．．１１が形成され
、非磁性体２６が分離されて非磁性板１２が形成される
。さらに、中央片８の一側を研摩する。

次いで、側方片１のギャップ３側の側面に中央片８の一
側面を低融点ガラスや有機接着剤により接着した後に、
中央片８を仮想線２９上まで他側面から研摩することに
より、ギャップ９の長さ、すなわち所望の記録再生のト
ラック幅Ｂが設定される。さらに、中央片８の他側面に
他方の側方片２のギャップ３側の面を接着する。これに
より、第１図に示すヘッドチップが形成される。

このような構成において、ギャップ３の長さは６５μの
ように短いものであるが消去トラック幅設定溝４の形成
により側方片１，２の板厚を厚くして研摩時の破損を防
止することができる。トラック幅が１３０μのように薄
い中央片８も、−面が一方の側方片１に接着された状態
で他側面を研摩するため、研摩時の破損を防止すること
ができる。

なお、第７図に示すように、消去トラック幅設定溝４の
深さを増して高融点ガラス１７の充填量を増大してもよ
い。

発明の効果 この発明は上述のように、側方片のギャップの一端に消
去トラック幅設定溝を形成したことにより、ギャップの
長さが短くても側方片の板厚を厚くして研摩時の破損を
防止することができ、また、記録や再生用のギャップを
有する中央片を一方の側方片に接着した状態で研摩する
ことにより、記録、再生］・ラック幅を設定するために
中央片を研摩する時に、中央片の破損をも防止すること
ができる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第６図はこの発明の一実施例を示すもので
、第１図は完成状態を示す斜視図、第２図及び第３図は
側方片を形成する過程を示す斜視図、第４図及び第５図
は中央片を形成する過程を示す斜視図、第６図は側方片
と中央片とを接着する状態を示す斜視図、第７図変形例
を示す完成状態の斜視図、第８図は従来例を示す斜視図
である。 １．２・・側方片、３・・・ギャップ、４・・・消去ト
ラック幅設定溝、５，６・磁性板、７・・・非磁性板。 ８・・・中央片、９・・ギャップ、１０．１１・・・磁
性板、１２・・非磁性板

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、対向面に所定長さの少なくとも記録用のギャップが
   形成された磁性板とこれらの磁性板の一方に同一平面上
   で接合された非磁性板とよりなる中央片を設け、対向面
   に所定長さの消去用のギャップ及びこのギャップの一端
   に連続する消去トラック幅設定溝が形成されるとともに
   前記中央片の前記非磁性板を挟持する磁性板とこれらの
   磁性板の一方に同一平面上で接合されて前記中央片の前
   記磁性板を挟持する非磁性板とよりなる一対の側方片を
   設け、前記中央片の両側面に前記側方片の前記ギャップ
   側の一面を接着したことを特徴とする磁気ヘッドのヘッ
   ドチップ。 ２、対向面に少なくとも記録用のギャップが所望のトラ
   ック幅以上の長さをもつて形成された磁性板とこれらの
   磁性板の一方に同一平面上で接合された非磁性板とより
   なる中央片を設け、対向面に所定長さの消去用のギャッ
   プ及びこのギャップの一端に連続する消去トラック幅設
   定溝が形成されるとともに前記中央片の前記非磁性板を
   挟持する磁性板とこれらの磁性板の一方に同一平面上で
   接合されて前記中央片の前記磁性板を挟持する非磁性板
   とよりなる一対の側方片を設け、一方の前記側方片の前
   記ギャップ側の一面を前記中央片の一側面に接着し、前
   記中央片の他側面を研摩してこの中央片の前記ギャップ
   の長さを所望のトラック幅に一致させ、他方の前記側方
   片の前記ギャップ側の面を前記中央片の他側面に接着し
   たことを特徴とする磁気ヘッドのヘッドチップの製造方
   法。