JPS62263043A - 導電性化粧板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は導電性に優れた熱硬化性樹脂化粧板に関するも
のである。

（従来技術） 熱硬化性樹脂化￥ｉｌ板は、その優れた表面物性と關富
な色、柄、表面仕上を生かし、家具分野を中心に広く使
用されている。特に最近は、コンピューター、ＯＡ機器
等の電子ｉＡ器の普及に伴い、これら電子機器を７．２
留１する部屋の床表面材或いはデープル表面（Ａとして
も熱硬化性樹脂化粧板が使われることが多くなってきた
。しかし、これら電子機器にとって静電気の発生及び帯
電は誤作動の原因であり、周辺に使用される化粧板につ
いても々電↑りを例与することが要請され、種々の方法
が検品；１されてぎた。

例えば、待６ｊ１昭５８−３８４３８　＠公報の「カー
ボンＩＩｉ組を２０％以下含む導電性紙を表面に用いる
導電性化粧板」をはじめ、表面樹脂中に導電性金属酸化
物を添加する方法が、実開昭５９−４１５３５号公報、
特開昭６０−９６４５２号公報、特開昭６０−１１６４
４５号公報等に開示されている。しかし、カーボン繊維
混抄紙を表面に用いる方法では、カーボン繊維の黒い色
が表面に顕われるため、化粧板としての意匠性を著しく
損う。また導電性金属酸化物を用いる方法では、（１）
導電性金属酸化物の微粉末が相互に接触し、導電回路を
形成するためには、多恒の添加が必要となり、コストが
非常に高くなる、（２）多量添加のため、導電性金属酸
化物自体の色が表面に顕われ化粧板としての色、柄を損
う、等の欠点があった。

〔発明の目的） 本光明者らは、化粧板としての意匠性を損うことなく導
電性を付与する方法について研究した結果、表面層に導
電性金属酸化物を用い、かつ金属箔を化粧層と芯材層の
間に挿入する構成を見出し、本発明に至ったものである
。

（発明の構成） 本発明は、熱硬化性樹脂を塗布又は含浸した紙、）布、
不織布等を一積層して成る化粧仮において、（１）−表
面層に導電性金属酸化物を１ｍ当り５〜２０３含み、か
つ、 （２）金属箔を化粧層の直下の層を含め１層以上段【プ
ることを特徴と覆る導電ｆ１化粧板である。

本発明の構成を図面により説明づる。第１図は本発明に
よる化粧板の構成の１例で、１はメラミン樹脂等の熱硬
化性樹脂を印刷紙又は顔Ｉ′ＥＩ抄込紙に塗布又は含浸
して得られる化粧層で、樹脂又は紙に導電性金属酸化物
を含む。

２はエポキシ樹脂、フェノール樹脂等の接る剤を両面に
塗イＩｉ　Ｌ／た金属２へ、３はフェノール樹脂等の熱
映化士（１樹脂をクラフト紙等の基材に塗布又は含浸し
てｊｑられる芯材層を表わす。芯材層の上に金属ン１及
び化粧層を第１図に示すように載置し、常法によりステ
ンレス網製当板の間にはさみ、加熱、加圧して本発明に
よる導電性化粧板が得られる。

なお、第２図の如くオーバーレイ（１°）を設けた構成
においては、導電性金属酸化物は、オーバーレイ層だり
でなく必要により１の化粧層用樹脂又は紙にも添加する
ことができる。また金属箔は、化粧層の直下の層に少な
くとも１層設けることが必須であり、必要により２層以
上連続して或いは芯材層中に不連続に設けることもでき
る。

本発明において用いられる導電性金属酸化物としては特
に限定しないが、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アンチモ
ン等の金属酸化物をアルミニウム、ニラクル、スズ等で
表面処理したものが好適である。また金属おとしては特
に限定しないが、アルミニウム、銅、鉄、スズ等の箔が
好適である。箔の厚さは一般【こ０．００５〜０．２ｍ
の範囲から選ばれる、なお、金属箔を化粧層及び芯ｖＩ
層と一体化させるためエポキシ樹脂、フェノール樹脂等
の熱硬化性樹脂接着剤を箔の両面に塗布するか、これら
熱硬化性樹脂を塗布又は含浸した紙、布、不織イｌｉ等
を接着シートとしておの両面に載置した後、加熱、加圧
される。

本発明における導電性付与の手法は、導電性金属酸化物
と金属箔との併用による相乗効果をねらったものである
。すなわち、導電性金属酸化物のみで導電性を付与しよ
うとすると、萌）ホの如く多岳の添加が必要になり、コ
ストが非常に高くなるだけでなく、導電性金属酸化物の
色により化粧板としての色、柄が損われる、という欠点
がめった。

しかし、本発明では金ＦＡ　ｔｅという平面方向に連続
した力電層が挿入されているため、導電性金属酸化物の
添加量を減らすことができ、かつ安定した　ｌ電気抵抗
値を得ることができる。

一般に静電気障害を防ぐ目的では、表面抵抗率が１０６
〜１（）８Ωの化粧板が望まれている。このため、導電
性金属酸化物は表面層の１　ｃｎｉ当り５〜２０Ｕ含右
覆るにう樹脂又は紙に添加リベぎである。

５　’Ｊ　／　Ｔｌｌより少ないと、金属箔と１１１用
しても表面抵抗率が１０８ΩＪ、り大きくなる。２０ｇ
／ＴＩｔ以上添加した場合には、導電ｆ１金属酸化物自
体の色が表面に胃１われ、化粧板としての色、柄を損う
。

〔発明の効果〕

本発明による化粧板は（１）導電性金属酸化物と金属２
）との併用による相乗効果により、表面抵抗率１０６〜
１０８Ωを安定して（ｑることかできる、（２）金属箔
との併用により導電性金属酸化物の添加量を減らすこと
ができ、化粧板の色、柄を損うことがない、（３）金属
箔は化粧層の下に挿入されるため、化粧層の色或いは印
刷模様を生かすことかでさ、意匠性に優れる、等の特長
を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の実施例の断面図である。 持直出願人　　　住友ベークライト株式会召第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 熱硬化性樹脂を塗布又は含浸した紙、布、不織布等を積
   層して成る化粧板において、 （１）表面層に導電性金属酸化物を１ｍ＾２当り５〜２
   ０ｇ含み、かつ、 （２）金属箔を化粧層の直下の層を含め１層以上設ける
   ことを特徴とする導電性化粧板。