JPS6226087B2 - - Google Patents
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- JPS6226087B2 JPS6226087B2 JP6115679A JP6115679A JPS6226087B2 JP S6226087 B2 JPS6226087 B2 JP S6226087B2 JP 6115679 A JP6115679 A JP 6115679A JP 6115679 A JP6115679 A JP 6115679A JP S6226087 B2 JPS6226087 B2 JP S6226087B2
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- core
- magnetic
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- Expired
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- Magnetic Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一対のコアを接合してなる磁気ヘツド
においてその機械的な強度を大巾に向上させる構
造に関するもので、特にセンダスト等合金磁性材
料を用いた磁気ヘツドに対して有効なものであ
る。
においてその機械的な強度を大巾に向上させる構
造に関するもので、特にセンダスト等合金磁性材
料を用いた磁気ヘツドに対して有効なものであ
る。
一般に磁気ヘツドは一対の磁気コアをコアの厚
み方向にのびたブロツク体に成形し、フロントギ
ヤツプ対応面に非磁性ギヤツプスペーサ膜を形成
し、リヤギヤツプ側を中心に溶着材を介して両ブ
ロツクを接合させギヤツプ深さ等を成形したのち
所定のコア厚みにスライス切断する方法が採られ
ている。この方式はフエライト系磁性材料の場合
には溶着材として適当なガラス材を用いればフエ
ライトとガラスのぬれ性もよいため薄い接合層で
強固な溶着ができ又材料自身の剛性も強く、比較
的強固なヘツドが作製できるが、センダスト等の
合金磁性材料の場合にはロウ材以外に適当な溶着
法がないこと、又フエライトとガラス間程ロウ材
のぬれ性や流動性が良好でないため、第1図イの
ようにリヤギヤツプに溝部Aを設けそこにロウ材
Bを挿入して加圧加熱して同図ロのように溝部で
溶着する方法や、直接ロウ材の箔片をリヤギヤツ
プに挾んで溶接する方法が試みられている。しか
しフロントギヤツプ側は機械的に圧着されている
だけであるため、コアのスライス切断中や実際に
テープを摺動させている途中にフロントギヤツプ
が変形したりあるいはギヤツプ巾が広がるといつ
た欠点があつた。特に合金材料で狭トラツクのビ
デオヘツドを実現する場合高周波特性維持のため
フエライト系材料よりより薄いコア厚を要求され
更に材料自身の剛性も弱いため上述のように両コ
アのフロントギヤツプ側の接合強度を強めること
は従来からの課題の一つであつた。これを解決す
べく巻線孔のフロントギヤツプ後端部に単に直に
ロウ材を付着するようにしても合金磁性材料とロ
ウ材のぬれ性は悪く該当個所での接合強度を十分
にすることができなかつた。またそのロウ材によ
る接合を強制するとコア内にロウ材の拡散層を形
成して磁気特性を劣化させてしまう欠点もあつ
た。
み方向にのびたブロツク体に成形し、フロントギ
ヤツプ対応面に非磁性ギヤツプスペーサ膜を形成
し、リヤギヤツプ側を中心に溶着材を介して両ブ
ロツクを接合させギヤツプ深さ等を成形したのち
所定のコア厚みにスライス切断する方法が採られ
ている。この方式はフエライト系磁性材料の場合
には溶着材として適当なガラス材を用いればフエ
ライトとガラスのぬれ性もよいため薄い接合層で
強固な溶着ができ又材料自身の剛性も強く、比較
的強固なヘツドが作製できるが、センダスト等の
合金磁性材料の場合にはロウ材以外に適当な溶着
法がないこと、又フエライトとガラス間程ロウ材
のぬれ性や流動性が良好でないため、第1図イの
ようにリヤギヤツプに溝部Aを設けそこにロウ材
Bを挿入して加圧加熱して同図ロのように溝部で
溶着する方法や、直接ロウ材の箔片をリヤギヤツ
プに挾んで溶接する方法が試みられている。しか
しフロントギヤツプ側は機械的に圧着されている
だけであるため、コアのスライス切断中や実際に
テープを摺動させている途中にフロントギヤツプ
が変形したりあるいはギヤツプ巾が広がるといつ
た欠点があつた。特に合金材料で狭トラツクのビ
デオヘツドを実現する場合高周波特性維持のため
フエライト系材料よりより薄いコア厚を要求され
更に材料自身の剛性も弱いため上述のように両コ
アのフロントギヤツプ側の接合強度を強めること
は従来からの課題の一つであつた。これを解決す
べく巻線孔のフロントギヤツプ後端部に単に直に
ロウ材を付着するようにしても合金磁性材料とロ
ウ材のぬれ性は悪く該当個所での接合強度を十分
にすることができなかつた。またそのロウ材によ
る接合を強制するとコア内にロウ材の拡散層を形
成して磁気特性を劣化させてしまう欠点もあつ
た。
本発明はかかる粒界拡散層による磁気特性の劣
化を許容範囲に抑えしかも機械的強度を十分に発
揮する磁気ヘツドを提供するものである。
化を許容範囲に抑えしかも機械的強度を十分に発
揮する磁気ヘツドを提供するものである。
第2図は本発明の一実施例の側面図であり、第
3図はその要部拡大図である。1,2は合金磁性
材料(たとえばセンダスト)からなるコア半体
で、各コア半体はそのリヤギヤツプ部に切欠孔
3,4を持つており、また一方のコア半体1には
巻線孔5を持つている。そして切欠孔3,4内に
は銀ロウ等の結合材6が充填され、また巻線孔5
にはその周囲に金属7(第3図参照)を折出した
ロウ材8が付着されている。しかしてこの磁気ヘ
ツドはリヤギヤツプ部のみならずフロントギヤツ
プ後端部9を境とする巻線孔の各対向面間をも結
合材により接合するようにしている。10は巻線
溝、11は各コア半体のフロントギヤツプ構成面
間に介挿されたSiO2等のスペーサであり、領域
12は上記ロウ材の溶着時に生じた粒界拡散層で
ある。この拡散層12は磁気ヘツドのギヤツプ深
さ13に対して最大でも4割程度に抑えることが
できる。
3図はその要部拡大図である。1,2は合金磁性
材料(たとえばセンダスト)からなるコア半体
で、各コア半体はそのリヤギヤツプ部に切欠孔
3,4を持つており、また一方のコア半体1には
巻線孔5を持つている。そして切欠孔3,4内に
は銀ロウ等の結合材6が充填され、また巻線孔5
にはその周囲に金属7(第3図参照)を折出した
ロウ材8が付着されている。しかしてこの磁気ヘ
ツドはリヤギヤツプ部のみならずフロントギヤツ
プ後端部9を境とする巻線孔の各対向面間をも結
合材により接合するようにしている。10は巻線
溝、11は各コア半体のフロントギヤツプ構成面
間に介挿されたSiO2等のスペーサであり、領域
12は上記ロウ材の溶着時に生じた粒界拡散層で
ある。この拡散層12は磁気ヘツドのギヤツプ深
さ13に対して最大でも4割程度に抑えることが
できる。
次にかかる磁気ヘツドを作製する主な手順を説
明する。先ず第4図イに示すようにセンダスト製
のコア半体ブロツク20,21を用意し各ブロツ
クについて表面成形を行いかつリヤギヤツプ相当
部に切欠溝22,23を設け、さらに一方のブロ
ツク20に巻線溝24を設ける。次いで巻線溝2
4の表面及びこれに対向する他方のブロツク21
の対応個所に第4図ロに示すように金属薄膜2
5,26を設ける。この薄膜はたとえば銅膜をピ
ロリン酸メツキ液で育成するがその膜厚は後述の
処理を効果的にするために10μ以上とするように
しなければならない。次いで第4図ハに示すよう
に一対のブロツクをそれらに設けた各溝が一致す
るようにまたフロントギヤツプ相当部には所定の
スペーサ(図示省略)を介して突合せしかるのち
各溝内に結合材である銀ロウ27,28(たとえ
ばBAg―8)を挿入する。ここで銀ロウ27はそ
の断面積が一組の切欠溝22,23のそれに可及
的に一致するようなものとし、一方銀ロウ28は
巻線溝24の断面積に比し十分に小さいものとす
る。
明する。先ず第4図イに示すようにセンダスト製
のコア半体ブロツク20,21を用意し各ブロツ
クについて表面成形を行いかつリヤギヤツプ相当
部に切欠溝22,23を設け、さらに一方のブロ
ツク20に巻線溝24を設ける。次いで巻線溝2
4の表面及びこれに対向する他方のブロツク21
の対応個所に第4図ロに示すように金属薄膜2
5,26を設ける。この薄膜はたとえば銅膜をピ
ロリン酸メツキ液で育成するがその膜厚は後述の
処理を効果的にするために10μ以上とするように
しなければならない。次いで第4図ハに示すよう
に一対のブロツクをそれらに設けた各溝が一致す
るようにまたフロントギヤツプ相当部には所定の
スペーサ(図示省略)を介して突合せしかるのち
各溝内に結合材である銀ロウ27,28(たとえ
ばBAg―8)を挿入する。ここで銀ロウ27はそ
の断面積が一組の切欠溝22,23のそれに可及
的に一致するようなものとし、一方銀ロウ28は
巻線溝24の断面積に比し十分に小さいものとす
る。
次いでこのように突合せた一組のコアブロツク
を加圧、加温する。その温度条件は上記銀ロウの
融点温度である780℃より少しく高い800℃に選ば
れ、3〜4分間の加熱である。しかしこの条件は
銀ロウの種類により異なることはいうまでもな
い。かかる熱処理により、溶融された銀ロウは金
属薄膜を破壊しながらそれをとり込むように該金
属薄膜(ないし破壊された金属薄膜)をガイドと
して溝の延在方向に流動するものと認められる。
を加圧、加温する。その温度条件は上記銀ロウの
融点温度である780℃より少しく高い800℃に選ば
れ、3〜4分間の加熱である。しかしこの条件は
銀ロウの種類により異なることはいうまでもな
い。かかる熱処理により、溶融された銀ロウは金
属薄膜を破壊しながらそれをとり込むように該金
属薄膜(ないし破壊された金属薄膜)をガイドと
して溝の延在方向に流動するものと認められる。
そして銀ロウはその中に金属薄膜の組成物すな
わち銅を折出した状態で第3図に示したようにコ
ア半体に直接作用する。その結合力は極めて強固
である反面、コア内部に浸透する拡散層域も磁気
ヘツドとして要請される磁気特性をそれ程害なわ
ない程度であることが確認されている。このよう
にブロツクの一体化を行つたあと、そのブロツク
のテープ当接面を表面処理し、スライシング及び
厚み加工をして第2図に示したような未巻線状態
の磁気ヘツドを作製する。
わち銅を折出した状態で第3図に示したようにコ
ア半体に直接作用する。その結合力は極めて強固
である反面、コア内部に浸透する拡散層域も磁気
ヘツドとして要請される磁気特性をそれ程害なわ
ない程度であることが確認されている。このよう
にブロツクの一体化を行つたあと、そのブロツク
のテープ当接面を表面処理し、スライシング及び
厚み加工をして第2図に示したような未巻線状態
の磁気ヘツドを作製する。
叙上の如く本発明の磁気ヘツドはそのフロント
ギヤツプ後端部を境とする巻線孔の各対向面間に
金属を折出した銀ロウを付着したので、該当部の
磁気特性を害なうことなくその機械的強度を十分
に大きくでき、特にセンダストのような合金磁性
材料を使つてビデオ用ヘツドの如く狭トラツク幅
の磁気ヘツドを歩留まり良く製造することができ
るようになつた。
ギヤツプ後端部を境とする巻線孔の各対向面間に
金属を折出した銀ロウを付着したので、該当部の
磁気特性を害なうことなくその機械的強度を十分
に大きくでき、特にセンダストのような合金磁性
材料を使つてビデオ用ヘツドの如く狭トラツク幅
の磁気ヘツドを歩留まり良く製造することができ
るようになつた。
第1図イ,ロは従来技術の説明図、第2図は本
発明の一実施例の側面図、第3図はその要部拡大
図、第4図イ〜ハは本発明の磁気ヘツドの製法説
明図である。 1,2……コア半体、5……巻線孔、8……金
属7を折出したロウ材、9……フロントギヤツプ
後端部。
発明の一実施例の側面図、第3図はその要部拡大
図、第4図イ〜ハは本発明の磁気ヘツドの製法説
明図である。 1,2……コア半体、5……巻線孔、8……金
属7を折出したロウ材、9……フロントギヤツプ
後端部。
Claims (1)
- 1 一対のコアを合体して磁気回路を構成する磁
気ヘツドにおいて、両方のコアの巻線孔を構成す
る側面であつてフロントギヤツプ後端部を境とす
る各対向面間に金属を折出したロウ材を付着して
なる磁気ヘツド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6115679A JPS55153119A (en) | 1979-05-17 | 1979-05-17 | Magnetic head |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6115679A JPS55153119A (en) | 1979-05-17 | 1979-05-17 | Magnetic head |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55153119A JPS55153119A (en) | 1980-11-28 |
JPS6226087B2 true JPS6226087B2 (ja) | 1987-06-06 |
Family
ID=13162984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6115679A Granted JPS55153119A (en) | 1979-05-17 | 1979-05-17 | Magnetic head |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55153119A (ja) |
-
1979
- 1979-05-17 JP JP6115679A patent/JPS55153119A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55153119A (en) | 1980-11-28 |
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