JPH0416844B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0416844B2
JPH0416844B2 JP57118851A JP11885182A JPH0416844B2 JP H0416844 B2 JPH0416844 B2 JP H0416844B2 JP 57118851 A JP57118851 A JP 57118851A JP 11885182 A JP11885182 A JP 11885182A JP H0416844 B2 JPH0416844 B2 JP H0416844B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sendust
welding
laser
adjacent
magnetic head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57118851A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS598115A (ja
Inventor
Yoshitaka Katayama
Taketoshi Yonezawa
Toshimi Kanamaru
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11885182A priority Critical patent/JPS598115A/ja
Publication of JPS598115A publication Critical patent/JPS598115A/ja
Publication of JPH0416844B2 publication Critical patent/JPH0416844B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/1272Assembling or shaping of elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気ヘツドの製造方法に関する。
近年、ビデオテープの磁気的特性の向上に伴な
い、ビデオヘツドも従来のフエライトから更に飽
和磁束密度の高いセンダストヘツドの出現が望ま
れている。
しかるに、センダストは、フエライトとは異な
り金属であるが故に、一対のコア状のセンダスト
のガラスによる接合では、接合強度が不充分で、
ワイヤソー等の軽微な切断力しか作用しない切断
法では200μm程度の厚さのチツプ状の切断は可
能なものの、チツプ切断後の超音波洗浄、あるい
はパーツフイーダーによる振動等で、コアの接合
が簡単に破壊される等、実用上の大きな問題を有
している。
一方、一対のコア状のセンダストの接合に、銀
ロウによる接合法も用いられてきた。この方法
は、ビデオヘツドの場合、例えば一対のコア状の
センダストのバツクギヤツプ対向面間に、厚さ数
μm程度の銀ロウ箔を挾み、その後、フロントギ
ヤツプ面のトラツク合せを行ない、次に銀ロウ箔
が両側のセンダスト・コアにより強く挾まれるよ
うに、一対のセンダスト・コアを互いに押圧させ
た状態で、高温真空中において銀ロウ箔を溶かし
てセンダスト・コア内に拡散させ、一対のセンダ
スト・コアの接合を行なうものである。この方法
では、実用上は充分な接合強度が得られるもの
の、厚さ数μmの銀ロウ箔を、しわがよらないよ
うにバツクギヤツプ対向面間に挾む作用には、作
業者の多大の注意力と神経の酷使が伴ない、また
このような作業は自動化が極めて困難であり、す
こぶる生産性の低いものであつた。更に、一対の
センダスト・コアに押圧力が働いた状態で銀ロウ
を溶かす上記の方法においては、押圧力に対して
溶けた銀ロウが潤滑剤的な作用を及ぼし、一対の
センダスト・コアは、互いに滑つて相対的な位置
がずれてしまい、トラツク合わせの精度が損なわ
れ、組立精度上の歩留りが低下するという大きな
問題があつた。また、銀ロウ接合の行なわれるバ
ツクギヤツプ面では、センダストへの銀ロウの拡
散が生じており、混入元素に対して極めて敏感に
磁気的特性が劣化するセンダストであるが故に、
バツクギヤツプ面近傍で磁気抵抗が大きくなつて
しまうという問題があつた。
そこで最近では、レーザによるセンダストの接
合も試みられているが、レーザ溶接による接合
も、量産レベルでの実用化は困難であつた。その
理由は、センダストがステンレス等に比べると脆
いためで、レーザ溶接における急冷却時の熱応力
に耐えることができず、溶接部にクラツクを生じ
てしまうためである。これを第1図及び第2図に
よつて詳しく説明する。第1図において、1a,
1bは巻線窓を形成する巻線溝2a,2bが形成
されたセンダストから成るコアであり、3はバツ
クギヤツプ面、4はフロントギヤツプ面である。
コア1a,1bは、フロントギヤツプ部に設けら
れたトラツク部が正しく突き合わされた状態で、
溶接治具の部材5a,5bにより互いに押圧し合
うように保持されている。Aはレーザ光で、バツ
クギヤツプ部の接合部を矢印イ方向にスキヤンさ
れ、コア1a,1bを溶接する。第2図はレーザ
溶接が行なわれた後のコアの断面図であり、Bは
レーザ光Aによるセンダストの溶融凝固部、6は
溶融凝固部Bと母材との境界である。さて第2図
において、溶接凝固部Bは、レーザ光Aが通過し
た後、急激な冷却と共に体積が収縮し、境界6の
近傍において大きな熱応力を発生する。センダス
トは、そもそもステンレス等に比べると脆いた
め、この熱応力に耐えきれず、境界6の近傍にお
いて大きなクラツクを生じ、そのため良好な溶接
が得られず、溶接強度も極めて弱いものでしかな
い。このため、従来、レーザによるセンダスト・
コアの溶接は、センダスト・コアを700℃前後に
加熱して、相対温度差を少なくして行なわれてお
り、量産性が悪かつた。
本発明は上記従来の欠点を解消するもので、生
産性よくかつ歩留りよく製造できる磁気ヘツドの
製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の磁気ヘツド
の製造方法は、少なくとも一組の相隣接する平板
状磁性材が互いに溶接された、複数の平板状磁性
材から成る磁気ヘツドの製造方法であつて、前記
相隣接する平板状磁性材には、互いに対向隣接す
る片持ち状の梁形状部を形成し、この相対向隣接
する梁形状部を、その幅よりも大きなビーム径の
レーザビームを照射することにより溶接するもの
である。
以下、本発明の一実施例について、図面に基づ
いて説明する。
第3図において、7a,7bはセンダストから
成るコア、8a,8bは巻線窓を形成する巻線
溝、9はバツクギヤツプ面、10はフロントギヤ
ツプ面である。コア7a,7bの一面には、コア
7a,7bの対向隣接面の近傍に幅0.2mmの溝1
1a,11bが長手方向に沿つて形成されている
と共に、幅0.3mmの多数の溝12a,12bが長
手方向適当間隔おきに幅方向に沿つて形成されて
いる。これら溝11a,11b,12a,12b
は深さが約0.3mmで、これらの溝11a,11b,
12a,12bにより、互いに対向隣接する多数
対の片持ち状の梁形状部13a,13bが形成さ
れている。フロントギヤツプ面10においては、
各々の梁形状部13a,13bに対応する位置に
トラツク(図には現われていない)が形成され、
互いに突き合わされている。前記梁形状部13
a,13bの寸法は、通常の溶接に用いられるレ
ーザビーム径が数百μmのオーダであることを考
慮して、そのビーム径程度もしくはそれ以下とな
るように、コア長手方向及び幅方向共に0.15mmで
ある。なおコア7a,7bは図外の治具により押
圧されて互いに突合されている。
さて、かかる状態において、対向隣接する各対
の梁形状部13a,13bを、第1図と同じ方向
からのレーザ光でスポツト溶接していく。この場
合、微細な構造の梁形状部13a,13bにおい
て、高品質で再現性の良い溶接を得るには、微細
加工に適したYAGレーザを用いるのがよく、更
にレーザ照射エネルギを正確にかつ再現性よく設
定できるパルス励起のYAGレーザを用いるのが
よい。本実施例においても、パルス励起YAGレ
ーザを用いて、パルス幅8msec、1パルスのエ
ネルギ約1Jのレーザパルスを、デフオーカス0mm
で各梁形状部13a,13bに1パルス照射して
スポツト溶接をしている。
第4図はスポツト溶接により梁形状部13a,
13bに生じる溶融凝固部を示す拡大断面図であ
る。梁形状部13a,13bは上記の如く微小な
形状であるため、熱容量が小さく、前記の様に梁
の形状寸法と同等もしくはそれより大きなビーム
径、例えば梁の幅よりも大きなビーム径のレーザ
照射を受けると梁形状部13a,13bの先端部
分は、ほとんど全体的に一様に溶融状態となる。
この後、溶融部は冷却過程に入るが、コア7a,
7b内への熱伝導は、第2図を用いて説明した従
来の場合に比べて熱伝導抵抗が大きいので、ゆる
やかに矢印ロ方向に梁形状部13a,13b内を
ほぼ一様に行なわれ、この冷却過程における梁形
状部13a,13b内の等温面は、ほとんど平面
に近くなり、事実、溶融固部の境界線14はほぼ
水平な直線状となる。したがつてこの冷却過程に
おける溶融凝固部の熱収縮は矢印ハ方向に生じる
が、梁形状部13a,13bは矢印ハ方向の収縮
に対しては全くの自由状態であるため、何ら熱応
力は発生せず、従つてクラツクのない良好な溶接
が得られる。
このようにして、各対の梁形状部13a,13
bをすべてスポツト溶接し、しかる後に溝12
a,12b部分で切断して0.15mm厚さのヘツドチ
ツプを得る。このとき、外径50mm、回転数
30000rpm、厚さ0.25mmの外周切断機により切断
を行なつたが、溶接部は何らの損傷を受けること
がなかつた。もちろん、超音波洗浄等では全く問
題は生じなかつた。
かくして得られたヘツドチツプを第5図に示
す。このように、磁気ヘツドの構造としては、2
枚の相隣接する平板状磁性材15a,15bの一
部に、互いに対向隣接する梁形状部13a,13
bが形成され、この梁形状部13a,13bの対
向部分をレーザ溶接した構造になつている。な
お、フロントギヤツプ面10近傍に、フエライト
ヘツドのガラス接合工程と同じ工程を用いてガラ
スをモールドしてもよく、このようにすればフロ
ントギヤツプの長期安定化を図ることができ、実
用上大いに有効である。この場合、ガラスの接合
強度の弱さは、すでに梁形状部13a,13bの
溶接で充分な強度を得ているので問題なく、また
上記のようにレーザ溶接による接合部には熱残留
応力が発生していないので、フロントギヤツプ面
10のモールドガラスの接合が、レーザ溶接の影
響を受けることは全くない。
第6図は別の実施例を示しており、切欠き16
a,16bに対応する溝が形成されたセンダスト
から成るコアを、フエライトの場合と同様にガラ
ス接合した後、ワイヤソーで切断して所定の寸法
形状のチツプ17を得、その後、レーザ光Cによ
り、対向隣接する梁形状部18a,18bの対向
面を溶接したものである。熱応力の点では第1の
実施例に比べてかなり不利なように考えられる
が、溶接部が微小な梁形状となされているので、
従来のものと比べるとレーザー溶接後の溶接部の
冷却速度がゆるやかであるので、やはりクラツク
は生じず、良好な溶接が行なわれる。また梁形状
部18a,18bは、溶接後の冷却過程において
矢印ニ,ホ方向に収縮しようとし、それによつて
発生する熱応力は平板状磁性材19a,19bを
互いに引きつけるように作用するので、フロント
ギヤツプ及びバツクギヤツプを強固に形成すると
いう大なる効果をもたらす。またこの実施例で
は、磁気ヘツドが固定されるベース20にチツプ
17を、梁形状部18a,18bの溶接と同時に
溶接することが可能となる。
第7図はさらに別の実施例を示しており、この
実施例では、磁気ヘツドは薄板から成る平板状磁
性材21を複数個積層したもので、各平板状磁性
材21の梁形状部22は隣接するものどうしが互
いにレーザ光により溶接されて全体が一体に固定
されている。第1及び第2の実施例においては、
梁形状部13a,13bあるいは18a,18b
の対向面はバツクギヤツプ面9の一部を構成して
いたが、この実施例では、平板状磁性材21の平
板面の一部となつている。
なお平板状磁性材15a,15b,19a,1
9b,21の材質はもちろんセンダストに限定さ
れるものではないが、センダストのように脆い材
質の場合に特に大なる効果を発揮する。
以上説明したように、本発明にかかる磁気ヘツ
ドの製造方法によれば、梁形状部をレーザ溶接す
ることにより、クラツクの発生時のない良好な溶
接を容易に行なえ、したがつて生産性及び信頼性
を大幅に向上し得る。
特に、例えば従来では極めて困難であつたセン
ダストヘツドの溶接による製造を可能にすること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁気ヘツドの製造方法を説明す
る斜視図、第2図は従来の磁気ヘツドのレーザ溶
接による溶融凝固部を説明する断面図、第3図〜
第5図は本発明の一実施例を示し、第3図は磁気
ヘツドの製造方法を説明する斜視図、第4図はレ
ーザ溶接による溶融凝固部を説明する断面図、第
5図は磁気ヘツドの斜視図、第6図及び第7図は
月それぞれ別の実施例における磁気ヘツドの斜視
図である。 9…バツクギヤツプ面、10…フロントギヤツ
プ面、13a,13b,18a,18b,22…
梁形状部、15a,15b,19a,19b,2
1…平板状磁性材、20…ベース。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも一組の相隣接する平板状磁性材が
    互いに溶接された、複数の平板状磁性材から成る
    磁気ヘツドの製造方法であつて、前記相隣接する
    平板状磁性材には、互いに対向隣接する片持ち状
    の梁形状部を形成し、この相対向隣接する梁形状
    部を、その幅よりも大きなビーム径のレーザビー
    ムを照射することにより溶接する磁気ヘツドの製
    造方法。 2 平板状磁性材の材質はセンダストである特許
    請求の範囲第1項記載の磁気ヘツドの製造方法。
JP11885182A 1982-07-07 1982-07-07 磁気ヘッドの製造方法 Granted JPS598115A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11885182A JPS598115A (ja) 1982-07-07 1982-07-07 磁気ヘッドの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11885182A JPS598115A (ja) 1982-07-07 1982-07-07 磁気ヘッドの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS598115A JPS598115A (ja) 1984-01-17
JPH0416844B2 true JPH0416844B2 (ja) 1992-03-25

Family

ID=14746705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11885182A Granted JPS598115A (ja) 1982-07-07 1982-07-07 磁気ヘッドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS598115A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3621873A1 (de) * 1986-06-30 1988-01-14 Grundig Emv Verfahren zur herstellung eines magnetkopfes
FR2622335B1 (fr) * 1987-10-27 1990-01-26 Thomson Csf Tete magnetique d'enregistrement lecture et procede de realisation

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5320312A (en) * 1976-08-10 1978-02-24 Toshiba Corp Production of magnetic core

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5320312A (en) * 1976-08-10 1978-02-24 Toshiba Corp Production of magnetic core

Also Published As

Publication number Publication date
JPS598115A (ja) 1984-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0416844B2 (ja)
JPS60150215A (ja) 複合型磁気ヘツド用コアの製造法
JPS63203286A (ja) T字継手の貫通溶接方法
JPS62192903A (ja) 磁気ヘツドの製造方法
JPS6226087B2 (ja)
JPS58185022A (ja) 磁気ヘツドの製造方法
JPH047008B2 (ja)
JPS61110317A (ja) 磁気ヘツド
JPH05290646A (ja) 複合超電導導体
JPS6226085B2 (ja)
JPS6288567A (ja) ダイヤモンドチツプ工具の製法
JPS5913317A (ja) 磁気コアの製造方法
JPH0676233A (ja) 磁気ヘッド及びその製造方法
KR880000395B1 (ko) 두 점용접 금속판을 포함한 자기헤드
JPS6238781A (ja) 高密度熱源ビ−ム接合方法
JPS60263303A (ja) 磁気ヘツドコア
JPS62165712A (ja) 磁気ヘツドの製造方法
JPH09300086A (ja) レーザ溶接方法
JPS59160821A (ja) 磁気ヘツドの製造方法
JPS59185590A (ja) レ−ザ溶接方法
JPS63167406A (ja) 磁気ヘツドの製造方法
JPH077113A (ja) リードフレームの製造方法及びリードフレーム
JPS58158022A (ja) 磁気ヘツドコアの製造方法
JPH02130705A (ja) 磁気ヘッド
JPH0328724B2 (ja)