JPS6226085B2 - - Google Patents

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JPS6226085B2
JPS6226085B2 JP4216879A JP4216879A JPS6226085B2 JP S6226085 B2 JPS6226085 B2 JP S6226085B2 JP 4216879 A JP4216879 A JP 4216879A JP 4216879 A JP4216879 A JP 4216879A JP S6226085 B2 JPS6226085 B2 JP S6226085B2
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JP
Japan
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brazing material
core
groove
magnetic head
magnetic
Prior art date
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Expired
Application number
JP4216879A
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English (en)
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JPS55135318A (en
Inventor
Isao Yasuda
Masanobu Yoshisato
Kazuaki Koyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属磁性材料からなる1組のコア半体
を強固に一体化した磁気ヘツドの構造及びその製
造方法に関するものである。
近年磁気記録密度の向上をはかるため従来のフ
エライトよりも飽和磁束密度の高いセンダスト等
の金属磁性材料を用いた狭トラツク磁気記録再生
ヘツドの開発がいそがれている。従来から上述の
狭トラツク磁気ヘツド特にビデオ用磁気ヘツドに
おいてはヘツド自身の強度と高い量産性を得るた
めに、一対の磁気コアをコア厚み方向に延在する
ブロツク体として形成し、互いに合体したるとき
の少なくとも一方の接合面にギヤツプ長規定用の
スペーサ膜を形成しさらに巻線用の溝加工を行な
い、適当な溶着材を介して両ブロツクを合体接合
せしめ所定のコア厚に切断する方法が広く行なわ
れている。特にフエライト系の材料を用いた磁気
ヘツドにおいては上述の方法は有効であるが、セ
ンダスト等金属磁性材料においては銀ロウ等のロ
ウ材以外に適当な溶着材がなく又ロウ材自身のぬ
れ性及び薄いギヤツプ間への浸透性がフエライト
系のガラス溶着材に比べ非常に悪いため安定した
強度の接合が得にくく、材料自身の機械的な粘り
の強さもあいまつて接合後のコアの破断や実用時
のテープ摺動等によるフロントギヤツプ部の拡大
等の劣化が生じ易く大きな難点の一つであつた。
更にセンダスト等のFe系磁性材料においてはロ
ウ材の溶着に際しては数μから溶着条件によつて
は数100μにわたつて拡散層が生じこの拡散層に
よる磁気的な損失を極力少なくして強固な接合を
得ることも従来からの課題であつた。
第1図は従来までの金属材料磁気ヘツドのコア
の接合法の一例を示したもので、イ図の1,2は
コアブロツク、3は巻線孔を形成する巻線溝、4
はロウ材5を挿入し実際の接合を行なうための溶
着溝、6はフロントギヤツプを形成するスペーサ
である。製造にあたつては図示のように溶着溝4
に銀ロウ等のロウ材を挿入して各接合面を衝合さ
せ両ブロツクを加圧、加温して溶着し、その後ロ
図のように所定の厚みにスライスしフロントギヤ
ツプ部を所定のギヤツプ深さまで研摩成形させて
いる。この方法はコアの厚みが大きい(たとえば
Cカセツト用のように数100μ以上)場合にはあ
る程度の強度を有しているが、より高密度記録の
ためコアの厚みを薄くする(たとえばVTR用の
ように数10μ程度)場合実際の融着部の面積が小
さく7の一個所であるためコアのスライス加工の
際や実際のテープ走行時に機械的なストレスを集
中的に受けフロントギヤツプが開いたり場合によ
つては接合が離れるといつた場合が発生してい
た。その上一般にロウ材のセンダスト等金属磁性
材料に対するぬれ性は悪くロウ材が第1図ロの7
のように溶着溝周囲に均一に付着せずハ図の7の
ように部分的に固化する場合が多く接合強度を一
層悪くし歩留りの低下をきたしていた。又上記の
ような溶着材を挿入する溝を特別に設けず接合部
にロウ材の薄片をはさみ加圧加熱する方法も試み
られたこともあるがそもそも薄いロウ材箔を安定
に作ること自体が困難であり、又このような方法
ではバツクギヤツプ全面が溶着層となりロウ材の
拡散によりバツクギヤツプの実効ギヤツプが広が
り再生能率の悪化をひきおこす等不都合な点が多
かつた。
本発明はこれらの欠点を解消するための接合構
造を持つ磁気ヘツド及びその製造方法を提供しよ
うとするもので以下図面に従つて詳細な説明を行
なう。
第2図は本発明の磁気ヘツドの1実施例を示し
たもので同図イはコイル巻線前のコア斜視図、同
図ロは主体コアの斜視図である。主体コア10
金属磁性材料(実施例ではセンダスト)からなる
1組のコア半体11,12を、一のコア半体11
のバツクギヤツプ相当部における接合面13にそ
の厚み方向(矢印14)に延在する複数(実施例
では3本)の条溝15,16,17に充填したロ
ウ材18,19,20及び巻線孔21の下部に配
したロウ材22により接合したものであり、この
主体コア10の厚みすなわちトラツク幅23は
VTR用に適するように30μ程度にされている。
なおこの主体コアのフロントギヤツプ部にはいわ
ゆるギヤツプ長を規定するためのスペーサを備え
ている。尚条溝15,16はその開口が100μ程
度であり一方条溝17はその開口が300乃至400μ
程度にされている。
かかる主体コアを補強するためまたその磁気特
性を補完するため実際にはその両側にイ図に示す
ようにフエライトコア24,25を接合するよう
にしている。各フエライトコアは巻線孔26を持
ちその上部のフロントギヤツプ対応部位には非磁
性材(たとえばガラス)よりなる橋絡片27,2
8を備えている。なお主体コア10とフエライト
コア24,25の各接合には有機接着剤例えばア
ロンアルフア(商標)を用いる。
次に上記主体コアの製造方法に付いて第3図に
基づき説明する。イ図は厚み方向に長い接合前の
コアブロツク30の一枚を接合面を上にして斜め
上から見たもので、31はフロントギヤツプ構成
部、32はバツクギヤツプ構成部、33はこれら
を区分する巻線孔用溝、さらに34,35,3
6,37はそれぞれ溶着溝である。本発明ではこ
れらの溝に予めロウ材を充填せしめるのであるが
従来までは直接溝部にロウ材を入れて加熱しても
ロウ材と金属磁性材料(センダスト)とのぬれ性
が悪いため部分的に粒状に固化してしまい溝部断
面を完全に充填することが不可能であつた。そこ
で本発明ではロウ材を充填又は付着すべき部分に
銅膜を付着してこのぬれ性の悪さを解消すべくし
た。一般にロウ材(特に銀ロウ材は銅、銀を中心
とした共晶合金)は銅材とのぬれ性は非常に良い
ことが判明しているからである。本実施例では約
10μ以上の銅のメツキ膜38を第3図ロに示すよ
うに溝周囲に形成し、その後銀ロウをこれらメツ
キ膜の上に乗せて溶融させると軟化するロウ材は
ぬれ性の良い銅膜のため粒状となるのを阻止され
この銅膜をガイドとして溝の延在方向に一様に溶
融し、その一様性を保持した状態で溝内に充填さ
れる。この際、溶着溝の容積に比し大きい体積の
ロウ材を溶融固化させるようにした場合、そのロ
ウ材39は銅膜近くにのみ盛り上つて膜の付いて
いない面上には流出しないことが確かめられた
(同図ハ参照)。又銀ロウ材ではこの銅膜はロウ材
中に共晶となつてはいり込み銀ロウとコアの磁性
合金との直接の溶着強度を保持し、溶着後磁性合
金に新たな磁気的あるいは機械的な不利を生ずる
ことはない。尚本実施例では溶着溝34,35,
36,37だけでなく図示のように巻線孔用溝3
3のバツクギヤツプ構成面側の側面にも同様の処
理を行なつてコア接合強度を増すべくしている。
この溝内のロウ材はその厚さが上記銅膜の厚さに
相当する極く薄い(例えば10〜20μ)ものであ
る。
かかるロウ材の充填を行なつた後でこのコアブ
ロツクの接合面を同図ニに示すように研摩し、次
いでフロントギヤツプ構成部31上にギヤツプ長
を規定するためのスペーサ40を作成する。
このように一方のコアブロツクを成形した後、
第4図に示すように、このロウ材を充填したコア
ブロツクを上にして二つのコアブロツク30,3
0′の接合面を合わせて加熱してやると溝中のロ
ウ材は再び融け両ブロツクは接合される。この際
他方のコアブロツクに付いても上記方法により成
形した構成のコアブロツクとしたり、あるいは各
コアブロツクのバツクギヤツプ構成面間にロウ材
の充填溝が互い違いになるように配置して該バツ
クギヤツプ構成面に実質上複数の条溝を備えるよ
うにしても良い。このように一体化したコアブロ
ツクに付いて破線41で示すようにテープ当接面
を成形し次いでこのコアブロツクを、その接合面
に交差(実施例では直交)する面に沿つて200μ
厚位で切断し、その切断したウエハの各磁路構成
面を、トラツク幅が所定のものとなるように厚み
加工を行ない第2図ロに示したような主体コアを
製造する。
本発明の特徴を記述すると (1) 接合面に多数個の溶着溝を作成し、多数個所
でコアを溶着するため従来より大巾に接合強度
が増大する。
(2) 溶着溝の周囲にあらかじめ銅膜を形成させ溝
の断面積以上の断面積を持つろう材を溶解させ
ることによつて、溶着溝にすきまなくろう材を
充填させることができ、接合強度の安定したも
のが歩留りよく製造できる。また溶着個所はリ
ヤギヤツプの断面のわずかの断面しか占めない
ため磁気回路的な損失が少ない。
(3) 巻線溝の後端部に上述の方法で部分的に溶着
個所を設けることが可能で、これは接合強度の
向上に大巾な効果がある。
等本発明による磁気ヘツドの性能の向上は著し
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁気ヘツドのコア接合法の1例
を示したもので、イはコアブロツクの接合法の説
明図、同図ロ,ハはコアスライス後の形状を示し
たものである。第2図イ,ロは本発明の磁気ヘツ
ドの1実施例で、同図イはコイル巻線前のコア斜
視図、同図ロは主体コアの斜視図である。第3図
イ,ロ,ハ,ニ及び第4図は本発明の主体コアの
製法手順を示す図である。 11,12……1組のコア半体、15,16,
17……バツクギヤツプ構成面上の溶着溝、34
……将来除去される溶着溝、21……巻線孔用
溝、38……銅膜、39……ロウ材、40……ス
ペーサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属磁性材料からなる1組のコア半体のバツ
    クギヤツプ相当部における接合面間にその厚み方
    向に延在する2本以上の条溝を備え、その条溝内
    にロウ材を充填して1組のコア半体を一体化して
    なる磁気ヘツド。 2 金属磁性材料からなるコアブロツク半体のバ
    ツクギヤツプ予定面に2本以上の条溝を形成し、
    該条溝内にその条溝の容積より大なるロウ材を溶
    融充填した後でその表面を研摩し、次いでこのコ
    アブロツク半体に所定のギヤツプ長に相当するス
    ペーサを挾んで他方のコアブロツク半体を衝合
    し、加圧、加温条件下で前記両コアブロツク半体
    を前記ロウ材により接合し、次いでこの接合面に
    交差する方向に分断しその後さらに厚み加工を施
    こすようにする磁気ヘツドの製造方法。 3 ロウ材の溶融充填に当たり、各条溝内に予め
    ロウ材と濡れ性のよい金属膜を形成した後、その
    上にロウ材を配置しそのロウ材を前記金属膜をガ
    イドとして前記条溝の延在方向に一様に溶融充填
    するようにした特許請求の範囲第2項記載の磁気
    ヘツドの製造方法。 4 前記金属膜は銅膜であることを特徴とする特
    許請求の範囲第3項に記載の磁気ヘツドの製造方
    法。
JP4216879A 1979-04-06 1979-04-06 Magnetic head and its manufacture Granted JPS55135318A (en)

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JPH03145073A (ja) * 1989-10-12 1991-06-20 Tecumseh Prod Co 圧縮機用接地構造

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JPH03145073A (ja) * 1989-10-12 1991-06-20 Tecumseh Prod Co 圧縮機用接地構造

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