JPS62257472A - 内装用表皮材の製造方法 - Google Patents

内装用表皮材の製造方法

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JPS62257472A
JPS62257472A JP10229586A JP10229586A JPS62257472A JP S62257472 A JPS62257472 A JP S62257472A JP 10229586 A JP10229586 A JP 10229586A JP 10229586 A JP10229586 A JP 10229586A JP S62257472 A JPS62257472 A JP S62257472A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内装用表皮材の製造方法に関する。
さらに詳しくは本発明は、とくに自動車の天井、ドアサ
イド、ピラー、リヤパッケージなどに使用される内装用
表皮材の製造方法に関する。
[従来の技術およびその問題点] 従来より自動車の天井やリヤパッケージなどの自動車内
装材には繊維ウェブの片面からニードルパンチ処理を施
し、該ニードルパンチ処理を施した面の反対面に起毛部
を設け、さらに該ニードルパンチ処理を施した面にバイ
ンダーを含浸させた起毛タイプ表皮材や、前記起毛タイ
プ表皮材の起毛面に樹脂がプリントされたプリントタイ
プ表皮材などが用いられている。
前記起毛タイプ表皮材は、その表面に起毛部が設けられ
ているので、ソフトな肌触りを有するものであるが、起
毛部が設けられているがためにその表面積はきわめて大
きく、ダストなどが付着しやすく、また付着したダスト
を除去することは困難であった。また起毛部は耐摩耗性
に劣り、付着したダストを除去するために何度もこすっ
たりすると毛羽立ちが生じ、その外観がわるくなること
があった。
前記プリントタイプ表皮材は前記起毛タイプ表皮材に比
して耐摩耗性が若干優れてはいるが、付着したダストを
除去するために何度もこすったりすると毛羽立ちが生じ
、その外観がわるくなることがあるので、その耐摩耗性
は充分に満足しうるちのではない。またプリントされた
アクリルなどの樹脂は繊維部分よりもダストが付着しや
すく、しかも付着したダストは除去されにくいので、耐
汚染性に聞届があった。
[発明が解決しようとする問題点] そこで本発明者らは上記従来の技術の間濁点を鑑みて、
かかる問題点を解決するべく鋭意研究を重ねた結果、ダ
ストや汚れが付着しにくく、また付着したダストや汚れ
を容易に除去することができ、しかも耐摩耗性に優れた
全く新しい表皮材を見出し、本発明を完成するに至った
[問題点を解決するための手段] すなわち、本発明は繊維ウェブの片面にニードルパンチ
処理を施し、該ニードルパンチ処理を施した面にバイン
ダーを含浸させたのち、カレンダー処理を施し、ついで
該ニードルパンチ処理を施した面の反対側にタックの少
ないバインダーを含浸させることを特徴する内装用表皮
材の製造方法に関する。
[作用および実施例] 本発明の製造方法によれば、繊維ウェブの片面にニード
ルパンチ処理を施し、該ニードルパンチ処理面にバイン
ダーを含浸させたのち、カレンダー処理を施し、ついで
該ニードルパンチ処理を施した面の反対面にタックの少
ないバインダーを含浸させることにより、とくに自動車
の天井、ドアサイド、ピラー、リヤパッケージなどに好
適に使用しうる内装用表皮材かえられる。
本発明に使用しうる繊維ウェブとしては、たとえばポリ
オレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、塩化ビニル系
繊維、塩化ビニリデン系繊維、ポリフラール系繊維、ポ
リアミド系繊維、アクリル繊維、天然繊維などがあげら
れ、本発明においてはこれらのみならず他のものをも使
用することができるが、これらのなかでも耐光性および
耐熱性に優れたポリエステル系繊維はとくに好適に使用
するこ、とができる。
上記のような繊維からなる繊維ウェブはニードルパンチ
法にしたがって不織布化がなされるが、通常ニードルパ
ンチ処理は、針密度150〜400本/ cj、針深さ
3〜15mmで施される。このばあい、針密度は150
本/C−未満では引張り強度などの耐久性が不足し、ま
た400本/C−をこえると成形性が低下するので、上
記範囲内であるのが好ましい。なお、ニードルパンチ処
理は、片面に起毛部を形成し、起毛部の表皮材をうるば
あいには、片面にニードルパンチ処理が施さ□ れ、そ
の反対面に起毛部が形成される。
つぎにニードルパンチ処理が施された面にバインダーが
含浸されるが、そのバインダーの含浸された繊維ウェブ
層の厚さは、繊維ウェブ全体の厚さの1/4〜314、
なかんづ<113〜2/3であるのが好ましい。かかる
バインダーの具体例としてはエチレン−塩化ビニル系、
エチレン−酢酸ビニル系、エチレン−塩化ビニル−酢酸
ビニル系、塩化ビニリデン系、塩化ビニル系、アクリル
酸エステル系、ポリエステル系、ポリウレタン系などの
樹脂があげられ、これらの樹脂はエマルジョン状態で使
用されるが、かかるバインダーには必要に応じてリン系
、ハロゲン系、アンチモン系、水酸化化合物系あるいは
有機リンハロゲン系などの難燃剤、セルロース系、アル
ギン酸ソーダ系、ポリアクリル酸系などの増粘剤、カオ
リン、タルク、酸化チタンなどの充填剤、分散剤などを
適宜添加してもよい。
前記繊維ウェブの重量(以下、Fという)と、バインダ
ー中の全固形分量(以下% Baという)との比の値(
以下、P/Baという)が85/15〜9515となる
ように調整して繊維ウェブにバインダーが付着される。
かかるF/Baは85/15よりも小さいばあい、えら
れる内装用表皮材の風合が硬くなり、また9515より
も大きいばあい、耐久性が低下する。
前記バインダーを繊維ウェブに含浸せしめる方法として
はたとえば泡立て含浸法、スプレー法、コーティング法
など公知の含浸法を採用しうるが、本発明はこれらのみ
に限定されず、他の方法によって含浸せしめてもよい。
なおこのバインダーの含浸はカレンダー処理に先がけて
行なわないと、カレンダー処理によりウェブの厚さを薄
くしても、すぐにもとの状態に復元することがあるので
、通常バインダーの含浸後にカレンダー処理を施すのが
好ましい。
また本発明においては繊維ウェブのバインダーが含浸さ
れていない面に不織布の耐摩耗性、表面の意匠性を向上
させるために樹脂をプリントしてもよい。かかる樹脂と
しては、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレ
ン−酢酸ビニル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂などがあげられ、これらのなかでもとくにア
クリル酸エステル系樹脂、ポリエステル系樹脂はとくに
耐光性に優れているので好ましい。該樹脂の付着量は不
織布に対して5〜15g/rr+’となるように調整し
て用いられ、かかる付着量は5g/ rr?未満のばあ
い、充分な耐摩耗性かえられず、また15g/rr11
′をこえると、繊維ウェブの風合が低下するとともに繊
維ウェブ自体のモジュラスが高くなるので、たとえば深
絞り成形などには適さなくなる。
上記えられたバインダーが含浸された繊維ウェブは、繊
維表面を平沿にするためにカレンダー処理が施される。
かかるカレンダー処理の条件は目的とする繊維ウェブの
厚さによって異なるので、−概に決定することはできな
いが、たとえば、温度120℃、線圧100 k g 
/ cmの条件で厚さ 3,0報程度の繊維ウェブにカ
レンダー処理を施したばあい、厚さ 2.0〜2.5m
m程度まで圧縮された繊維ウェブがえられる。
つぎに前記繊維ウェブのニードルパンチ処理を施した面
の反対面にタックの少ないバインダーを含浸させること
により内装用表皮材かえられる。
ここでタックの少ないバインダーとは、すべり抵抗が4
kg以下となるようなバインダーをいう。なお、すべり
抵抗はニードルパンチ処理(針密度200本/ d 、
針深さ10mm)が施された繊維ウェブ(目付200g
/ d )に対象となるバインダーを固形分付着量が1
5g/rdとなるように全面含浸させ、これを20cm
X50cmに裁断して試験片を作製した後、この試験片
の上に底面から平らな鉄製の錘(重量7kg 、底面積
160cj)を載せ、水平方向に引張速度50(lsm
/分で300■錘を移動させて、このときに働く抵抗の
平均値を求めたものである。
本発明において、使用しうるタックの少ないバインター
は、上記のような条件を満足するものであればいずれの
ものをも採用することができるが、その具体例としては
、ポリエステル系、エチレン−塩化ビニル系、ポリウレ
タン系、メラミン系などの樹脂をエマルジョン状態にし
たものがあげられる。
前記タックの少ないバインダーは、前記繊維ウェブのニ
ードルパンチ処理が施された面の反対面、すなわち起毛
もしくは樹脂がプリントされた、えられる表皮材の表面
となる面に含浸されるが、単にこの面にバインダーを被
覆するだけでは、その面は摩耗などによって簡単にバイ
ンダーの被覆層が剥離するなど耐摩耗性に劣るので、該
バインダーの被覆層の厚さは、カレンダー処理後の繊維
ウェブの厚さに対して1/4〜1/lであるのが好まし
い。
前記バインダーを繊維ウェブに含浸せしめる方法として
は上記の繊維ウェブのニードルパンチ処J!l!面にバ
インダーを含浸せしめる方法と同様の方法、すなわち泡
立て含浸法、スプレー法、コーティング法などの公知の
含浸法などを採用 ゛することができる。
なお、繊維ウェブに前記タックの少ないバインダーを含
浸せしめたのち、カレンダー処理を施したばあい、えら
れる表皮材は耐摩耗性が低下するので、上記のごとく、
繊維ウェブにカレンダー処理を施した後に前記タックの
少ないバインダーを含浸せしめるのがよい。
また前記繊維ウェブの重ff1(P)と、繊維ウェブの
ニードルパンチ処理面に含浸されたバインダーおよびタ
ックの少ないバインダー中の全固形分量(以下、Bbと
いう)との比の値(以下、F/Bbという)は、75/
25よりも小さいばあい、風合が非常に硬くなり、また
、90/10をこえると、充分な耐摩耗性かえられなく
なるので、75/25〜90/loの範囲となるように
調整されるのが好ましい。
つぎに本発明の内装用表皮材の製造方法を実施例に基づ
いてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例の
みに限定されるものではない。
実施例1 ポリエステル繊維(繊度:3デニール、繊維長:G4m
m)からなるウェブ(目付: 205g/rr?)にニ
ードルパンチ処理(針密度=220本/ ci 。
針深さ:10mm)を施したのち、ニードルパンチ処理
を施した面にバインダーとしてアクリル樹脂エマルジョ
ン15g/rr? (固形分m>を含浸させ、このバイ
ンダー含浸面の反対面にアクリル樹脂10g/ゴをプリ
ントした。
つぎにこれを温度120℃、線圧100kg/cmの条
件でカレンダー処理を施して表面を平滑化したのち、ポ
リエステル樹脂(すべり抵抗3.4kg)エマルジョン
lOg/rf (固形分量)を全面含浸させ、ついで乾
燥させて表皮材をえた。
えられた表皮材の物性として耐摩耗性および防汚性を下
記の方法にしたがって調べた。その結果を第1表に示す
実施例2 ポリエステル繊維(繊度:3デニール、繊維長:G4m
m)からなるウェブ(目付:  205g/ゴ)にニー
ドルパンチ処理(針密度:220本/ cd、針深さ=
IO關)を施したのち、ニードルパンチ処理を施した面
にバインダーとしてアクリル樹脂エマルジョン15g/
r& (固形分量)を含浸させ、ついで温度120℃、
線圧100kg/amの条件でカレンダー処理を施して
表面を平滑化したのち、反対面より、ポリエステル樹脂
(すべり抵抗3.4kg)エマルジョン2.5g/d 
(固形分子fi)をウェブの厚さの1/4にわたって含
浸し、表皮材をえた。えられた表皮材の物性を実施例1
と同様にして調べた。その結果を第1表に示す。
比較例1 ポリエステル繊維(繊度:3デニール、繊維長=64報
)からなるウェブ(目付:  205g/ゴ)にニード
ルパンチ処理(針密度:220本/ cj、針深さ:l
Omm)を施したのち、ニードルパンチ処理を施した面
にバインダーとしてアクリル樹脂エマルジョン15g/
rrr (固形分量)を含浸させ、このバインダー含浸
面の反対面にアクリル樹脂10g/dを模様上にプリン
トして表皮材をえた。
えられた表皮材の物性として耐摩耗性および防汚性を実
施例1と同様にして調べた。その結果を第1表に示す。
比較例2 ポリエステル繊維(繊度:3デニール、m維長:84m
m)からなるウェブ(目付:  200g/ゴ)にニー
ドルパンチ処理(針密度:220本/Cシ、針深さ:1
0mm)を施したのち、ニードルパンチ処理を施した面
にバインダーとしてエチレン−塩化ビニル樹脂(すベリ
抵抗3.7kg)エマルジョン40g/rr? (固形
分量)を含浸させて表皮材をえた。
えられた表皮材の物性として耐摩耗性および防汚性を実
施例1と同様にして調べた。その結果を第1表に示す。
比較例3 ポリエステル繊維(繊度:3デニール、繊維長: B4
a+m)からなるウェブ(目付205g/ゴ)にニード
ルパンチ処理(針密度=220本/ cj、針深さ: 
1Oia+)を施したのち、同じ側からアクリル樹脂エ
マルジョン15g/rr? (固形分量)を片面含浸し
た。ついでこれを温度120℃、線圧11001(7c
mの条件でカレンダー処理して表面を平滑化した後、他
面よりポリエステル樹脂エマルジョン2g/d(固形分
量)をウェブ厚さのL15以下にわたって含浸し、表皮
材をえた。
えられた表皮材の物性として耐摩耗性および防汚性を実
施例1と同様にして調べた。その結果を第1表に示す。
(耐摩耗性(■)) JISL 1021に準じてえられた表皮材を直径約1
3cmの円形に打ち抜いて試験片とし、これをテーバ形
摩耗試験機の試料ホルダのゴムマット上に取り付け、摩
耗輪cs−toに500gの荷重をかけて試験片と接触
させ、BOrpmの速度で150回回転させたのち、そ
の表面状態を観察し、下記の判定規準に基づいて評価し
た。
等 級    判定規準 5級    変化がみられない。
4級    変化がわずかにみられる。
3級    変化があきらかにみられる。
2級    変化がやや著しい。
1級    変化が著しい。
(耐摩耗性(II) ) JIS L 104gに準じて学振型摩擦試験機を用い
、えられた表皮材と乾燥または湿潤状態のカナキンを荷
重500gで接触させ、摩擦台の走行距離を10cmと
して30回/分の速度でカナキンが乾燥状態のばあいは
1000回、湿潤状態のばあいは100回往復させたの
ち、表皮材の表面状態を観察し、下記の判定規準に基づ
いて評価した。
等 級    判定規準 5級    変化がみられない。
4級    変化がわずかにみられる。
3級    変化があきらかにみられる。
2級    変化がやや著しい。
1級    変化が著しい。
(防汚性(I)) えられた表皮材の表面の直径20mmの円内に下記組成
の標準ダストを約0.2gのせ、下記A〜Fの方法によ
って付着させ、ついで除去したのち、その表面状態を観
察し、下記の評価方法に基づいて評価した。
(標準ダスト) 成   分                (重量%
)J l5−Z−8901試験用粉体 7種(関東ロー
ム)38 ポルトランドセメント       17カオリン  
            17シリカ(200メツシユ
)       17カーボンブラツク       
   2鉱 物 油(#20モータ油)      4
(付着および除去方法) A ダストを表皮材上にのせ、指ではじいて落とす。
B ダストを表皮材上にのせ、指で5回押しつけたのち
、指ではじいて落とす。
Cダストを表皮材上にのせ、指で5回押しつけたのち、
表面をクリーナー(三菱電機■製)で吸引する。
D ダストを表皮材上にのせ、指で5回押しつけたのち
、表面より上記クリーナーで吸引し、ついで表面よりク
リーナーで吸引する。
E ダストを表皮材上にのせ、指で5回押しつけたのち
、表面より上記クリーナーで吸引し、ついで表面よりク
リーナーで吸引し、さらに洗剤(家庭用液状中性洗剤)
をしみ込ましだ布でふき取る。
F ダストを表皮材上にのせ、指で5回押しつけたのち
、表面よりクリーナーで吸引し、さらに上記洗剤をしみ
込ましだ布でふき取る。
(評価方法) 等  級          評   価5    汚
れが認められない。
4    汚れが目立たない。
3    汚れが明らかに認められる。
2    汚れがやや著しい。
1    汚れがかなり著しい。
(防汚性(■)) 断面積が0.35 rr?のダクトの一方に真空ポンプ
を取り付け、かつダクトの内部に試験片を支持するため
の金網と、この金網と真空ポンプの間に試験ダストを完
全に捕集するための絶対フィルターとを設けた試験機を
用意する。
30cffl×30cmの試験片を上記の金網に支持さ
せた後、真空ポンプを風速1m/秒、風量20,9m3
/分の条件となるように作動させ、ダクト内に試験用ダ
スト12種(JIS−Z−8901記載のカーボンブラ
ックを主成分とするダスト)を投入する。このときのダ
ストの供給量は20g1ダストの供給時間は20分間で
、ダスト濃度は1.Og/m3となるように調整する。
上記方法により、試験片にダストを付着せしめ、その汚
染度を目視により上記防汚性(I)の評価方法と同様に
して評価する。
[以下余白コ 第1表から明らかなように実施例1および2でえられた
表皮材は比較例1および2でえられた従来の表皮材より
も防汚性ならびに耐摩耗性に優れ、また比較例3でえら
れた表皮材は防汚性については実施例1でえられた表皮
材と同程度の性能を有するが、耐摩耗性に関しては充分
であるとはいえないことがわかる。
なお、上記防汚性の試験は、(■)は汚れの落ちやすさ
を測定したものであり、いっぽう(II)は汚れのつき
やすさを評価したものであるが、本発明の製造方法によ
りえられた表皮材は、この汚れのつきにくさおよび落ち
やすさのいずれの点についても従来の表皮材よりも優れ
ていることがわかる。
[発明の効果] 本発明の製造方法によってえられた表皮材は、その表面
が平滑でしかもタックの少ないバインダーにより、容易
に剥離しない状態に被覆されているので、ダストが付着
しに<<、かつ仮りにダストが付着したばあいであって
も容易に除去することができるとともにきわめて防汚性
に優れている。
また表皮材の表面の構造から摩耗により繊維が毛羽立つ
こともなく、優れた耐摩耗性を呈するので、たとえば自
動車の天井、ドアサイド、ピラー、リヤパッケージなど
の表皮材として好適に使用することができる。
特許出願人  日本バイリーン株式会社℃・11.−゛

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 繊維ウェブの片面にニードルパンチ処理を施し、該
    ニードールパンチ処理を施した面にバインダーを含浸さ
    せたのち、カレンダー処理を施し、ついで該ニードルパ
    ンチ処理を施した面の反対面にタックの少ないバインダ
    ーを含浸させることを特徴とする内装用表皮材の製造方
    法。
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