JPS6126386Y2 - - Google Patents

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JPS6126386Y2
JPS6126386Y2 JP1980089779U JP8977980U JPS6126386Y2 JP S6126386 Y2 JPS6126386 Y2 JP S6126386Y2 JP 1980089779 U JP1980089779 U JP 1980089779U JP 8977980 U JP8977980 U JP 8977980U JP S6126386 Y2 JPS6126386 Y2 JP S6126386Y2
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JP
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denier
fabric
warp
smoothness
yarns
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JP1980089779U
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JPS5713682U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は印刷用布地ことに被服用印刷ラベルの
布地、地図、ブツククロス用の印刷布地、壁装用
印刷布地等として平滑性、印刷性の改良された布
地に関する。 従来、被服用印刷ラベルの生地として70デニー
ル以下の糸で織成された薄手の織布に多孔性ナイ
ロン樹脂層を形成したシート物質を使用すること
は実公昭53−42477号公報により既に公知であ
る。しかしながら、かかる織布は単繊維デニール
に関する考慮が全くなく、主として密度構成によ
つて平滑性向上を狙つている。このため基布の厚
み増加および織成の交差点の間隙増加を生じ、多
量の樹脂を使用しない限り均一な平滑加工が困難
となる。このことは実公昭53−42477号公報にお
ける樹脂付着量が布の1.05〜1.25重量倍必要であ
るという記載によつても明白であろう。一方、単
糸デニールが7デニール以下の繊維を積層した不
織シートにナイロン樹脂加工したシートも実公昭
54−42637号公報に開示されている。しかし、か
かる不織布の場合も平滑性を得るために多量の樹
脂を必要とするばかりか、織布使いのラベルに比
べて外観、感触が見劣りする欠点を有する。 本考案者はかかる従来品の欠点を改良し、低価
格で平滑性、印刷性、外観の優れた軽量の印刷用
布地を提供するべく鋭意研究の結果、本考案に到
達した。すなわち、本考案は単繊維デニールが2
デニール以下であり、総デニールが100デニール
以下、かつ撚数が200T/m以下である有機フイ
ラメント糸を経糸および緯糸の少なくとも一方に
用いて織成してなる経糸と緯糸との構成密度(合
計本数)が190〜300本/インチの織物であつて、
該織物の片面または両面に多孔性ポリマー層が形
成されてなることを特徴とする印刷用布地であ
る。 本考案の布地はフイラメント単繊維デニールを
2デニール以下にして単位面積当りの緻密性を向
上させ、かつ布の厚み減少および織成交差点の間
隙減少等の効果により平滑性の優えた布地が得ら
れ、それに伴つて極めて少量の樹脂量で平滑化で
き、印刷適正に優れた布地を提供することができ
る。 本考案による布地を図面を用いて説明すると、
第1図は従来布地の横断面説明図であり、第2図
は本考案布地の一例を示した横断面説明図であ
る。図中、1は通常デニール3〜5d繊維からな
る経糸、2は通常デニールの繊維からなる緯糸、
3は細デニールの繊維からなる経糸、4は細デニ
ールの繊維からなる緯糸である。本考案の布地は
〓〓〓〓〓
単繊維デニールが小さいことから緻密性、平滑性
が向上している。繊維材料としてはナイロン、ポ
リエステルのフイラメントが特に好ましいが、こ
れに限定されるものではなく有機フイラメントが
広く用いられる。また、糸の総デニールは100デ
ニール以下であり、好ましくは5.0〜70デニール
である。該糸は無撚または甘撚の方が平滑化から
好ましいが、撚数が200T/m以下であれば有撚
でもよい。 かかる糸を経糸、緯糸のいずれか一方、好まし
くは両方に用いて織成されるが、経糸と緯糸の構
成密度(合計本数)は通常190〜300本/インチ、
好ましくは200〜230本/インチである。 なお、使用する糸の総デニール数が過大の場
合、平滑性、印字適正が劣り、また撚数が過多の
場合緻密性、平滑性、印字適正が劣る欠点を生じ
る。更に、糸密度が上記範囲を逸脱すると緻密性
が悪化するか平滑性が悪化し印字適正が悪化する
欠点を生じる。 かくして得られた布地は加圧カレンダー加工お
よび/またはミクロポーラス加工により、容易に
平滑化、印刷適正を付与することができる。ミク
ロポーラス加工はソルベントによる表面溶解処
理、樹脂加工による多孔性ポリマー層の形成等に
よつて行われる。樹脂加工によるときの樹脂付与
量は1〜10g/m2で充分であり、好ましくは2〜
6g/m2である。片面塗布の場合1〜3g/m2
も充分な平滑性、印刷性が得られる。 実施例 1 表1に示した糸使いおよび組織のナイロンタフ
タ(目付70〜75g/m2)に、ナイロン樹脂の溶液
を両面コーテイングし、湿式凝固法によつて多孔
性(ミクロポーラス)加工した。得られた布地の
平滑性および印字適正を評価した。
【表】 〓〓〓〓〓
【表】 経糸および緯糸共に細デニール繊維を使用する
ときは極めて少量の樹脂加工で平滑性、印字適正
の優れた印刷用布地が得られた。 実施例 2 経、緯ともに70デニール/68フイラメントのナ
イロンフイラメントを用いて経、緯糸合計本数が
220本/インチの織密度、目付70g/m2、厚さ
0.11〜0.12mmのナイロンタフタを織成し、一方は
ミクロポーラス加工しないまま(比較例)、他方
はナイロン樹脂の溶液を両面コーテイングし、湿
式凝固法によつて多孔性樹脂層付与加工(ミクロ
ポーラス加工)を施してから(本願考案)、夫々
の布地の平滑性および印字適正を評価した。結果
を表2に示す。
【表】 本願考案品は優れた平滑性と印字適正を示した
が、多孔性樹脂が付与されていない比較例は印刷
用布地として不充分な平滑性であり、印字適正は
不良であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来布地の横断面説明図であり、第2
図は本考案布地の横断面説明図である。 1……通常デニールの繊維からなる経糸、2…
…通常デニールの繊維からなる緯糸、3……細デ
ニールの繊維からなる経糸、4……細デニールの
繊維からなる緯糸。 〓〓〓〓〓

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 単繊維デニールが2デニール以下であり、総デ
    ニールが100デニール以下、かつ撚数が200T/m
    以下である有機フイラメント糸を経糸および緯糸
    の少なくとも一方に用いて織成してなる経糸と緯
    糸との構成密度(合計本数)が190〜300本/イン
    チの織物であつて、該織物の片面または両面に多
    孔性ポリマー層が形成されてなることを特徴とす
    る印刷用布地。
JP1980089779U 1980-06-25 1980-06-25 Expired JPS6126386Y2 (ja)

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JPS5713682U JPS5713682U (ja) 1982-01-23
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JPS58191268A (ja) * 1982-05-04 1983-11-08 帝人株式会社 目潰布帛の製造方法
JP5971781B1 (ja) * 2015-08-18 2016-08-17 ナテック株式会社 内照式パネル用布帛及びそれを用いた内照式パネル
JP6851075B2 (ja) * 2016-09-15 2021-03-31 ユニチカ株式会社 成型用メッシュ織物の製造方法

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