JPS6225577B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は独立した個々の平坦構造物、特に紙や
印刷物等と係合し且つそれを移動する新規且つ改
良された紙、印刷物等の平坦構造物の係合移動装
置に関するものである。

本発明の装置は各平坦構造物と係合するように
駆動手段によつて平坦構造物に移動自在に係合さ
れる少なくとも１つのサクシヨンヘツド（吸引ヘ
ツド）を有し、このサクシヨンヘツドによつて平
坦構造物をそれが解放されるまで持ち運ぶ型式の
ものである。さらに、この装置には駆動装置によ
つて制御され且つサクシヨンヘツドを負圧源に連
結する弁機構を備えている。この弁機構は周期的
にサクシヨンヘツドを負圧源と結合すなわち流体
連通して１つの平坦構造物と係合させる。この種
の装置の１例としてはドイツ特許公告第2732591
号があり、この装置では弁機構は閉移動径路に沿
つて移動するサクシヨンヘツドを周期的に所定時
間の間負圧源と結合させて、サクシヨンヘツドを
平坦構造物と係合させてそれを持ち運ぶようにな
つている。係合した平坦構造物を解放する時に
は、サクシヨンヘツドを弁機構を介して負圧源か
ら遮断して排気する。従つて、サクシヨンヘツド
の各操作サイクル中に弁機構はサクシヨンヘツド
を迅速に負圧源と連結し、次いでサクシヨンヘツ
ドを負圧源から遮断してサクシヨンヘツドを排気
する必要がある。高速機械では、短い切換え時間
の間にサクシヨンヘツドに所望の負圧をまちがい
なく生じさせなければならない。

以上の点から、本発明の第１の目的は短い切換
え時間で作動し且つ長い使用寿命を有し且つサク
シヨンヘツドに負圧すなわち真空を迅速に作るこ
とのできる弁機構を備えた前記型式の新規で改良
された構造を提供することにある。

本発明の他の目的は高い信頼性で、効率よく且
つ間違いなく個々の平坦構造物、特に紙のシート
や印刷物と係合し且つそれらを移動できる新規且
つ改良された装置を提供することにある。

本発明のさらに他の目的は構造が比較的簡単
で、操作が信頼でき、簡単には破損や故障せず、
保守点検が最少でよいような個々の平坦構造物、
特に紙のシートや印刷物と係合してそれを運ぶ装
置を提供することにある。

以下の記載から明らかになるであろう本発明の
上記およびその他の目的を達成するために、本発
明では弁機構に実質的に円筒状の弁本体を用い、
この弁本体をハウジング内に回転自在に取付け且
つ駆動装置で回転するようにしている。弁本体に
はその周辺部の１部にわたつてのびる少なくとも
１つの凹部が設けられている。この凹部は本体の
回転中に負圧源５２と操作連結される第１ハウジ
ング連結部３２をサクシヨンヘツド１と結合され
た第２ハウジング連結部３３に連結すなわち流体
連結し、次いで再び第１と第２のハウジング連結
部３２，３３の間の連結を中断することを周期的
に行つている。

弁本体が回転すると、凹部は先ず負圧源５２と
連結されたハウジング連結部を通過して、凹部の
先端がサクシヨンヘツドと連結されたハウジング
に達する前に凹部に形成された中空空間すなわち
室内に負圧を生じさせる。次いで第２のハウジン
グ連結部３３が凹部２５を介して負圧源５２と連
通されると、凹部の前記空間内に既に作られてい
る負圧によつてサクシヨンヘツドの負圧形成すな
わち真空形成は加速される。この迅速な負圧形成
は弁機構内での少量の流れ損失によつてさらに増
加する。弁本体は迅速に駆動されるので、弁機構
の切換え時間は短くなる。

ハウジングには排気用第３ハウジング連結部３
４を設けるのが好ましい。この第３ハウジング連
結部３４は弁本体の回転方向にみて、第２ハウジ
ング連結部３３の後に間隔をおいて設けられ、か
つ第１、第２ハウジング連結部３２，３３との間
の連結すなわち流体連結が開始した後に、弁本体
の凹部を介して第２ハウジング連結部と連結され
る。これによつてサクシヨンヘツドから負圧を迅
速に除去することができる。このことはサクシヨ
ンヘツドから係合している平坦構造物を瞬間的に
正確な時に且つ確実に解放するために重要なこと
である。

特に、弁本体の周方向において凹部の長さを第
１、第２のハウジング連結部３２，３３の間の間
隔より大きくするのが好ましく、それによつて弁
本体がさらに回転する間に負圧源５２とサクシヨ
ンヘツドとの連結を所定時間の間維持しておくこ
とができる。さらに、これによつて弁機構の切換
え時間を短くし且つサクシヨンヘツドに負圧を確
実に生じさせることができる。

弁本体はサクシヨンヘツドの駆動装置の駆動シ
ヤフトに固着することができ、この弁本体の直接
駆動によつて弁機構を簡単にして小型構造にする
ことができ、さらにサクシヨンヘツドの運動と確
実に同期させることができる。

凹部の両側には弁本体の外周面に沿つて例えば
ラビリンスシールのような非接触シールを設ける
のが好ましい。そうすることによつて弁ハウジン
グと回転弁本体との間は全く接触せず、従つて摩
耗もない。これによつて弁本体を高速回転しても
弁機構の使用寿命は長くなる。

本発明装置は可撓性平坦構造物のストツクから
取出すサクシヨンフイーダー等の装置に有効に利
用できる。

本発明の上記およびその他の目的は添付図面を
用いた以下の詳細な説明からよりよく理解できよ
う、 次に図面を用いて説明するが、これらの図面に
は図面を簡単にするために独立した平坦構造物、
特に紙や印刷物と係合してそれを移動させる装置
の構造を当業者が本発明の原理と概念を理解する
のに必要なものしか示していないということを理
解されたい。先ず第１図を参照すると、ここに示
されたサクシヨンヘツド（吸引へツド）１あるい
はその均等物はアングルレバー２のオフセツト
（段違い）アーム３の自由端３ａに取付けられて
いる。アングルレバー２には第１図に示していな
い他のアームが取付けられているが、これらのア
ームは先に示したドイツ特許公告第2732591号に
詳細に説明されている。ここには特に図示してい
ないガイド内を案内されているが、これについて
は容易に参照できるのでここではその説明を参照
されたい。アングルレバー２、従つてサクシヨン
ヘツド１は閉移動経路すなわち軌道に沿つて適当
な駆動装置（すなわち駆動手段）４によつて移動
される。この駆動装置４は壁６にネジ止めされた
駆動モーター５を有している。この駆動モーター
５の駆動シヤフト７は軸受ハウジング１０中にボ
ールベアリング９あるいはその均等物によつて回
転自在に支持された駆動シヤフト８に接続されて
いる。ボールベアリング９および駆動シヤフト８
は軸方向に移動しないようにスナツプリング１１
あるいはその均等物によつて固定されている。

駆動シヤフト８の駆動モーター５とは反対側の
端部には円筒１２が取付けられており、この円筒
１２内にはボールベアリング１４あるいはその均
等物を介して駆動シヤフト８に対して偏心したシ
ヤフト１３が回転自在に取付けられている。この
シヤフト１３には遊星歯車１５が取付けられてお
り、この遊星歯車１５は軸受ハウジング１０内に
取付けられた内側に歯を有するリムすなわち内側
歯車手段（内歯歯車）１６と噛合つている。この
端部でハウジング１０から突出したシヤフト１３
の端部には円盤１７が設けられており、この円盤
１７にはシヤフト１３に対して偏心したジヤーナ
ルピンすなわちピボツトピン１８が取付けられて
いる。このジヤーナルピンすなわちピボツトピン
１８はその軸線が前記遊星歯車１５の回転円とほ
ぼ交差するようにシヤフト１３に対して配置され
ていて、このピボツトすなわちジヤーナルピン１
８が実質的にハイポサイクロイド形回転移動径路
に沿つて移動するようになつている。アングルレ
バー２はボールベアリング１９またはその均等物
によつてジヤーナルピン１８に回転自在に取付け
られている。上記の駆動装置４によつてサクシヨ
ンヘツド１は１つの先端方向にのびるハイポサイ
クロイド形の移動経路すなわち軌道に沿つて移動
する。この点に関しては前記ドイツ特許公告第
2732591号に詳細に示されている。

アーム３に形成された孔２０を介してサクシヨ
ンヘツド１は吸引ラインすなわち吸引管２１に結
合されている。この吸引ラインである吸引管２１
に結合された結合ラインすなわち結合管２２の他
端は以下で詳細に説明する弁装置すなわち弁手段
２３に連結されている。この弁装置である弁手段
２３には弁ハウジング１０ａが含まれ、図示した
例ではこの弁ハウジング１０ａは前記の軸受ハウ
ジング１０の一部として構成されている。この弁
ハウジング１０ａ中には実質的に円筒状の弁本体
２４が収容されており、この弁本体２４は駆動装
置すなわち駆動手段４の駆動シヤフト８に圧入さ
れていて駆動シヤフト８によつて回転されるよう
になつている。弁本体２４はその外周面２４ａと
弁ハウジング１０ａとの間に極めてわずかな放射
状遊びのみが存在するような寸法になつている。
弁本体２４にはその外周上の一部にわたつてのび
た凹部（すなわちへこみ）２５あるいはその均等
構造物が形成されており、この凹部２５弁本体２
４の外側表面２４ａの方向に向つて開口してい
る。図示した例では、凹部２５の底部すなわち底
面２５ａは第２〜５図に示すように互いに鋭角を
成す２つの隣接する平面によつて形成されてい
る。

さらに、凹部２５の先端および後端の底面２５
ａ上には弁本体２４の回転方向Ａに対して横向き
にのびた切欠（すなわち切除部）２６，２７が
各々設けられている。各切欠２６，２７は以下で
説明する機能を有するワイパーエツジ２８，２９
を規定するものである。弁本体２４の外周面２４
ａで且つ凹部２５の両側にはラビリンスギヤツプ
すなわちラビリンスシール手段の役目をするリン
グ状すなわち環状溝３０，３１が形成されてい
る。この非接触シール手段によつて、凹部２５の
横方向はシールされている。したがつて回転弁本
体２４と弁ハウジング１０ａとの間には第１図に
示すように全ての位置で接触は起らず、それによ
つて摩擦による摩耗はなくなつて表面寿命がのび
る。第２〜５図では回転弁本体２４と弁ハウジン
グ１０ａの内壁との間にある小間隙６０（第１
図）は示していないが、この間隙は存在してい
る。

第２〜５図を参照するとわかるように、弁ハウ
ジング１０ａは弁本体２４の回転方向に見て互い
に前後に配列された３つのポートであるハウジン
グ連結部３２，３３，３４が設けられている。第
１ハウジング連結部３２はハウジング１０ａに固
定された管状部材すなわち連結部材３５によつて
構成され、この連結部材は孔３６を介してハウジ
ング内部と連通している。この第１ハウジング連
結部３２は一般的参照符号５０で概念的に示した
連結ラインすなわち管路を介して同様に単に概念
的に示した標準構造の負圧源５２に取付けられる
管状連結部材３５に固着されている。次の第２ハ
ウジング連結部３３にも管状連結部材３７が取付
けられており、この管状連結部材３７は孔３８を
介して弁ハウジング１０ａの内部と連通してい
る。この第２ハウジング連結部３３は管状連結部
材３７に固着された連結ラインすなわち結合管２
２を介してサクシヨンヘツド１へ第１〜４図に示
すように連結されている。連続排気孔としての第
３ハウジング連結部３４は弁ハウジング１０ａ内
部を外気と連通させるものである。第２図に示す
ように、弁本体２４の周方向に測つて凹部２５の
長さＢは２つの第１、第２ハウジング連結部３
２，３３の間の距離Ｃ（第２図）よりも長い。さ
らに、凹部２５のこの長さＢは２つの第１、第３
ハウジング連結部３２，３４の間の距離Ｄよりも
短い（第５図）。

次に第２〜５図を参照してこの弁機構すなわち
弁手段２３の運転法をより詳細に説明する。既に
述べたように、弁本体２４は駆動シヤフト８によ
つて矢印Ａ方向に連続駆動される。第２図に示す
弁本体２４の回転位置では３つの第１、第２、第
３ハウジング連結部３２，３３，３４の全てが弁
本体２４によつて閉じられている。弁本体２４が
第３図に示す回転位置までさらに回転すると、先
ず第１ハウジング連結部３２が開放されて、凹部
２５が負圧源５２と連通し、凹部２５で形成され
た中空空間すなわち室２５ｂが負圧すなわち真空
となり、この状態が次の第２ハウジング連結部３
３と連通するまで続く。第４図に示す弁本体２４
の回転位置では凹部２５が両方の第１、第２ハウ
ジング連結部３２，３３と連通すなわち両者を連
通する。それによつてサクシヨンヘツド１は負圧
源５２と連通される。弁機構２３内での流れ損失
は極めて小さく且つ既に述べたように両方の第
１、第２ハウジング連結部３２，３３が連結され
る前に凹部２５内には負圧が作られているので、
サクシヨンヘツド１には極めて迅速に負圧が生じ
る。凹部２５の長さＢは第１、第２ハウジング連
結部３２，３３間の距離Ｃより長いので、弁本体
２４がさらに回転する間、第１、第２ハウジング
連結部３２，３３の間には流体連通状態が維持さ
れる。弁本体２５が第５図の位置までくると、第
１ハウジング連結部３２は閉じられるが、第３ハ
ウジング連結部３４は開放されたままである。こ
れは凹部２５の長さＢが第１、第３ハウジング連
結部３２，３４の間の距離Ｄより短かいからであ
る。その結果、第２ハウジング連結部３３が凹部
２５を介して第３ハウジング連結部３４と連通す
る前に第１、第２ハウジング連結部３２と３３と
の間の連通は中断される。第５図に点線で示した
ハウジング本体２４の回転位置で、凹部２５が第
２ハウジング連結部３３を第３ハウジング連結部
３４と連結する。その結果、サクシヨンヘツド１
は大気に解放されてサクシヨンヘツド１の負圧が
解放される。弁本体２４がさらに回転する間は、
吸引は止まつて弁本体２４が第２図に示す回転位
置へと戻る。

弁本体２４の回転は前記ドイツ特許公告第
2732591号に示されているようにサクシヨンヘツ
ド１の運動と同期している。サクシヨンヘツド１
が駆動装置４によつて平らな物品等（図示せず）
の所に移動されると、その物品に負圧すなわち真
空吸引力が加わつてそれが移動経路に沿つて送ら
れる。こうして保持された物品はサクシヨンヘツ
ド１が弁機構２３によつて大気に解放されるとサ
クシヨンヘツド１から直ちに解放される。

サクシヨンヘツド１に負圧を加えた時に、第２
ハウジング連結部３３と弁本体２４と弁ハウジン
グ１０ａとの間の間隙６０との間に固体粒子が侵
入する危険性がある。こうした粒子によつて機械
が詰つたり動かなくなつたりするのを防止するた
めに、前記のワイパーエツジ２８，２９すなわち
掃除端が設けられている。特に、後部のワイパー
エツジ２８は弁ハウジング１０ａの内壁を清掃し
て孔３８の内側端部から粒子を切断してこの孔か
らそれを排出する。

上記の装置は前記ドイツ特許公告第2732591号
に示されたものと同様に積み重さねられた平らな
物品、特に、折られた紙あるいは折られていない
紙あるいは印刷物から一枚づつ取出す装置と組合
すのが好ましい。しかし、この装置はその他のサ
クシヨンフイーダーにも利用できる。複数のサク
シヨンヘツドがある場合には、各サクシヨンヘツ
ドに対して上記型式の弁機構をそれぞれ設けるこ
とができる。しかし、全てのサクシヨンヘツドを
１つの共通弁機構を設け、弁本体に複数の互いに
隣接する凹部を形成し、各凹部が１つのサクシヨ
ンヘツドと組合され且つ弁ハウジング内で適当な
ハウジング連結部と前記と同様な方法で連通する
ようにすることもできる。そのためには弁本体を
サクシヨンヘツド用駆動装置の駆動シヤフトに取
付けずに、サクシヨンヘツドの駆動装置によつて
中間歯車を介して弁本体を駆動するようにするの
が好ましい。

以上、本発明を好ましい実施例について説明し
たが、本発明はこれにのみ限定されるものではな
く、特許請求の範囲内で実施できる他の各種変形
例をも含むということを理解されたい。

以上説明したことから明らかなように本発明は
駆動モータに連結した駆動シヤフトに固着された
弁本体を囲むハウジングに３つのポートである第
１、第２、第３ハウジング連結部を設けて、これ
ら連結部と回転する弁本体の凹部との間に負圧の
供給、停止、排気へ切換える弁通路を周期的に形
成し、この切換順序がサクシヨンヘツドの移動と
連動して、弁本体の１回転中に順次ポートの切換
えを行なうようにしたので、切換え時間が短く、
かつサクシヨンヘツドへの負圧を確実にし、かつ
サクシヨンヘツドの運動と確実に同期させるとと
もに弁本体の直接駆動によつて弁機構を簡単にし
て装置の小型化を実現し、作動の高信頼性を奏す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による駆動兼弁機構を有するサ
クシヨンヘツドを示す側部部分断面図。第２図、
第３図、第４図、第５図は、弁本体の回転位置の
異なる状態を示した第１図の―線に沿う断面
図である。 １…サクシヨンヘツド、４…駆動手段、１０ａ
…弁ハウジング、２３…弁手段、２４…弁本体、
２５…凹部、２６…切欠、２８…ワイパーエツ
ジ、３０，３１…環状溝（シール手段）、３２，
３３，３４…第１、第２、第３ハウジング連結
部、５２…負圧源、Ｂ…長さ、Ｃ…距離、Ｄ…距
離。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 平坦構造物を保持し且つそれが解放されるま
   でそれを移動させるための平坦構造物と係合する
   ように移動可能なサクシヨンヘツド１と、 このサクシヨンヘツドを平坦構造物と係合させ
   且つサクシヨンヘツドを所定移動経路を通して移
   動するため駆動モータ５に連結した駆動シヤフト
   ８を有する駆動手段４と、 負圧源５２と、 この負圧源とサクシヨンヘツドを操作連結する
   弁手段２３とを有し、さらに、 前記弁手段は前記駆動手段によつて制御され、 前記弁手段はサクシヨンヘツドを介して平坦構
   造物と係合するように所定時間の間負圧源にサク
   シヨンヘツドを操作連結し、 前記弁手段は前記駆動シヤフトに固着された円
   筒状の弁本体２４を有し、さらに この弁本体を回転自在に収容したハウジング１
   ０を有し、 前記駆動手段は前記弁本体を回転駆動し、 前記弁本体はその外周の１部上に少なくとも１
   つの凹部２５を有し、 前記ハウジングは前記負圧源と操作連結される
   第１ハウジング連結部３２、前記サクシヨンヘツ
   ド１と操作連結される第２ハウジング連結部３
   ３、および弁本体２４の回転方向にみて第２ハウ
   ジング連結部の後に間隔を置いて設けた排気用の
   第３ハウジング連結部３４とを有し、 前記凹部２５は、周期的に弁本体の回転中に第
   １ハウジング連結部３２を第２ハウジング連結部
   ３３と連結し、次いでこの第１ハウジング連結部
   と第２ハウジング連結部との連結を再び中断し、 さらに前記第３ハウジング連結部は第１ハウジ
   ング連結部と第２ハウジング連結部との連結が断
   たれた後に、前記凹部を介して第２ハウジング連
   結部に連結することを特徴とする紙、印刷物等の
   平坦構造物の係合移動装置。 ２ 弁本体２４の周方向にみて凹部２５の長さＢ
   が第１ハウジング連結部３２と第２ハウジング連
   結部３３との間の距離Ｃより大きいような特許請
   求の範囲第１項記載の紙、印刷物等の平坦構造物
   の係合移動装置。 ３ 前記凹部２５が先端と後端とを有し、 この凹部の少なくとも後端付近に弁本体２４の
   回転方向に対して横向きにのびたワイパーエツジ
   ２８が設けられているような特許請求の範囲第１
   項記載の紙、印刷物等の平坦構造物の係合移動装
   置。 ４ 凹部２５が底面２５ａを有し、 この凹部の底面の少なくとも後端部には弁本体
   の回転方向に対して横向きにのびた切欠き２６が
   設けられており、 この切欠きがワイパーエツジ２８を形成するよ
   うな特許請求の範囲第３項記載の紙、印刷物等の
   平坦構造物の係合移動装置。 ５ 弁本体２４の周囲に沿つて凹部２５の両側に
   非接触型シール手段３０，３１がさらに設けられ
   ている特許請求の範囲第１項記載の紙、印刷物等
   の平坦構造物の係合移動装置。 ６ 凹部両側の前記シール手段が弁本体に設けら
   れた少なくとも１本の環状溝３０，３１である特
   許請求の範囲第５項記載の紙、印刷物等の平坦構
   造物の係合移動装置。 ７ 平坦構造物の係合移動装置が積み重ねられた
   可撓性平坦構造物を取りくずす装置に組込まれて
   いる特許請求の範囲第１項記載の紙、印刷物等の
   平坦構造物の係合移動装置。 ８ 駆動手段４は駆動モータ５に連結した駆動シ
   ヤフト７，８に対して偏心したシヤフト１３を回
   転自在に取付けており、この偏心シヤフトに備え
   たギア手段１５，１６を介してサクシヨンヘツド
   １を所定の移動経路に移動させるとともに、弁手
   段２３は前記駆動モータに作動連結される前記ギ
   ア手段と駆動モータとの間に配置されている特許
   請求の範囲第１項記載の紙、印刷物等の平坦構造
   物の係合移動装置。