JP2003072997A - サクションローラ - Google Patents

サクションローラ

Info

Publication number
JP2003072997A
JP2003072997A JP2001262841A JP2001262841A JP2003072997A JP 2003072997 A JP2003072997 A JP 2003072997A JP 2001262841 A JP2001262841 A JP 2001262841A JP 2001262841 A JP2001262841 A JP 2001262841A JP 2003072997 A JP2003072997 A JP 2003072997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
shaft member
roller
width
web
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001262841A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Tsuji
幸一 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001262841A priority Critical patent/JP2003072997A/ja
Publication of JP2003072997A publication Critical patent/JP2003072997A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Advancing Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ウェブの幅に応じてサクション幅を調節するこ
とができ、且つ、塵埃の飛散を防止できるサクションロ
ーラを提供する。 【解決手段】本発明に係るサクションローラ10は、装
置本体22に固定される固定筒16と、固定筒16の内
部に挿入される軸部材14と、固定筒16の外側に回動
自在に支持されるローラ18と、固定筒16とローラ1
8の間に形成されるサクション室20X、20Y、20
Yとから構成される。軸部材14は回動自在に支持さ
れ、軸部材14の孔42Aを孔16X、16Yの位置に
合わせることによってサクション室20X、20Y、2
0Yが吸引装置に連通され、軸部材14の孔42Bを孔
16Xの位置に合わせることによってサクション室20
Xのみが吸引装置に連通される。これにより、サクショ
ン幅がW3、W4の二段階で調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサクションローラに
係り、特にウェブ幅に応じてサクション幅を調節できる
サクションローラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラスチックフィルムなどの可
撓性帯状体(以下、ウェブと称す)は、回動自在なロー
ラでガイドされて搬送される。その際、ウェブがローラ
の外周面でスリップすると、ウェブに擦り傷やしわなど
を生じることがある。そこで、図8に示すサクションロ
ーラが用いられている。このサクションローラ1は、筒
状の軸部材4と、その軸部材4の外側に回動自在に支持
されたローラ3と、ローラ3と軸部材4の間に形成され
たサクション室5とからなり、ローラ3の表面には、多
数の開口6、6、…が均一に形成されている。サクショ
ン室5は、この開口6に連通されるとともに、軸部材4
の内部に連通されている。軸部材4には、不図示の吸引
装置が接続されており、この吸引装置を駆動することに
よって、軸部材4の内部からエアが吸引される。これに
より、サクション室5の内部が負圧になり、ローラ3の
開口6からエアが吸引されるので、ウェブ2がローラ3
の表面に吸着され、ウェブ2の擦り傷やしわを防止でき
る。
【0003】ところで、ローラ3の表面においてエアを
吸引する幅(以下、サクション幅)W1がウェブ2の幅
W2よりも大きいと、ウェブ2の外側からサクション室
5にエアが大量に流れ込むため、ウェブ2を吸着する吸
着力が不足する。逆に、サクション幅W1がウェブ2の
幅W2よりも小さ過ぎると、ウェブ2を吸着する面積が
小さくなり、吸着力が不足する。このように吸着力が不
足すると、ウェブ2にしわや傷が発生するおそれがあ
る。したがって、サクション幅W1は、ウェブ2の幅W
2と同一か、或いはウェブ2の幅W2よりも若干小さい
程度に調節する必要がある。
【0004】そこで、図8のサクションローラ1には、
サクション室5を仕切る一対のスライド板7A、7Bが
設けられている。一対のスライド板7A、7Bはそれぞ
れナット部材8A、8Bに連結されており、このナット
部材8A、8Bが、軸部材4の内部に挿入されたロッド
9のねじ部9A、9Bに螺合されている。ロッド9のね
じ部9A、9Bは、逆向きに形成されており、ロッド9
を回動させると、一対のスライド板7A、7Bの間隔が
拡縮される。これにより、サクション室5の幅がスライ
ド板7A、7Bによって調節されるので、サクション幅
W1をウェブ2の幅W2に対応させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8の
サクションローラ1は、ロッド9を回転させた際に、ロ
ッド9とナット部材8A、8Bの摺動部分から塵埃が飛
散するという問題があった。この塵埃は、吸引装置(不
図示)を停止した際にローラ3の開口6から外部に飛散
し、ウェブ2の表面に付着して搬送不良を生じるおそれ
があった。特に、サクションローラ1をクリーンルーム
などに設置した場合には、塵埃が飛散してクリーンルー
ムの清浄度を低下させるおそれがあった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ウェブの幅に応じてサクション幅を調節するこ
とができ、且つ、塵埃の飛散を防止できるサクションロ
ーラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
前記目的を達成するために、開口を有する中空状の軸部
材と、該軸部材の外側に回動自在に支持されるとともに
表面に多数の開口を有するローラと、該ローラの開口か
ら前記軸部材の内部を介してエアを吸引するエア吸引手
段とを備え、前記エア吸引手段でエアを吸引することに
よって走行中のウェブを前記ローラの表面に吸着するサ
クションローラにおいて、前記ローラと前記軸部材の間
には、前記ローラの開口に連通される複数のサクション
室が形成されるとともに、該サクション室と前記軸部材
の開口との連通、遮断が前記軸部材の回転によって切り
替わる切り替え機構を備えたことを特徴としている。
【0008】本発明によれば、軸部材を回動させること
によって、エア吸引手段に連通するサクション室を切り
替えるようにしたので、ウェブを吸着するローラ表面の
吸着領域を簡単に変更することができる。したがって、
例えば複数のサクション室をウェブの幅方向に配列すれ
ば、軸部材を回動させるだけでサクション幅を調節する
ことができる。また、本発明によれば、複数のサクショ
ン室が予め形成されているので、一つのサクション室を
スライド板などで幅の調整を行う場合と異なり、サクシ
ョン幅を変更しても塵埃が発生しない。
【0009】請求項2記載の発明によれば、軸部材を固
定筒に挿入するとともに、固定筒に孔を形成して軸部材
の内部とサクション室を連通するようにしたので、軸部
材を簡単に回転させることができ、サクション幅の調整
を容易に行うことができる。
【0010】請求項3記載の発明によれば、固定筒と軸
部材の隙間に設けたリングによってエアリークを防止す
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るサクションローラの好ましい実施の形態について詳説
する。
【0012】図1は、第1の実施の形態のサクションロ
ーラの概略構造を示す側面断面図である。
【0013】サクションローラ10は、走行中のウェブ
12をガイドするローラであり、主として軸部材14、
固定筒16、ローラ18、サクション室20X、20
Y、20Yで構成される。固定筒16は、装置本体22
に固定されており、この固定筒16の外側にローラ18
が軸受け24、24を介して回動自在に支持されてい
る。ローラ18は、例えば外径φ400mmで形成され
ており、ローラ18の右端部には、回転駆動部26が設
けられている。この回転駆動部26を駆動すると、ロー
ラ18がウェブ12の搬送方向に回転するので、ウェブ
12にしわや傷が発生することをより効果的に防止でき
る。なお、ローラ18の右端部の先端には、不図示の減
速機が取り付けられる。
【0014】ローラ18の表面には、多数の開口28、
28、…が形成されている。この開口28は、ローラ1
8の全表面に均等に形成されており、ローラ18の内側
に連通される。
【0015】サクション室20X、20Y、20Yは、
ローラ18の内側に形成され、ウェブ12の幅方向に配
列されている。このうち、サクション室20Xは、サク
ション室20Y、20Yの間に配置され、サクション室
20Yとは仕切り板30によって仕切られている。サク
ション室20Xの幅W4は、例えば、1050mmで形
成されており、また、サクション室20Y、20Yを含
めたサクション室全体の幅W3は、1360mmで形成
されている。さらに、サクション室20Xは、図2に示
すように、一対の仕切り板31、31によって、所定の
角度(例えば160°)で仕切られている。これによ
り、ウェブ12がローラ18に当接する部分の内側にの
み、サクション室20Xが形成されるようになってい
る。なお、サクション室20Y、20Yもサクション室
20Xと同様に、仕切り板31、31によって、所定の
角度で仕切られている。仕切り板31と仕切り板30
は、固定筒16の外周面に固定されている。
【0016】固定筒16には、サクション室20Xに連
通する孔16X、16X、…と、サクション室20Yに
連通する孔16Y、16Y、…が形成されている。孔1
6Xと孔16Yは、例えばφ50mmの大きさで形成さ
れ、ウェブ12の幅方向に一列に配列されている。
【0017】また、固定筒16の左端部には、吸引口3
2が形成されており、この吸引口32は連結具34を介
して不図示の吸引装置が接続されている。吸引装置は、
例えば最大6kPa 、または7.8m3/ min でエアを吸引
するものが使用される。
【0018】固定筒16の内側には、筒状の軸部材14
が挿入され、この軸部材14が軸受け44によって回動
自在に支持されている。軸部材14の外径は、固定筒1
6の内径よりも若干小さく形成されている。このため、
軸部材14の外周面と固定筒16の内周面との間には、
若干(例えば3.5mm)の隙間が形成されている。軸
部材14と固定筒16との隙間には、この隙間を閉塞す
るウェアリング36、36、…が設けられている。ウェ
アリング36は、サクション室20Y、20Yの両端部
位置と、軸部材14の左端部位置に設けられており、各
位置においてエアリークを防止している。各ウェアリン
グ36は、摩擦の小さい材質、例えば、テトラフルオロ
エチレン樹脂で形成されており、軸部材14が固定筒1
6に対して滑らかに回動するようになっている。
【0019】軸部材14の左端部には、ロッド38が取
り付けられている。ロッド38は固定筒16を貫通して
外部に突出されており、このロッド38にハンドルなど
の専用の工具(不図示)が取り付けられ、軸部材14が
回転される。回転された軸部材14は、不図示のロック
手段によって固定される。軸部材14は、図1の状態
か、あるいは、図1の状態から180°回転させた図3
の状態で固定される。なお、ロッド38に、エアを利用
したアクチュエータ(不図示)などを接続することによ
って、軸部材14を回転、固定するようにしてもよい。
【0020】軸部材14の左端部には、一対の吸引口4
0A、吸引口40Bが180°間隔で形成されている。
吸引口40Aは、図1の状態で固定筒16の吸引口32
に連通され、吸引口40Bは、図3の状態で固定筒16
の吸引口32に連通される。
【0021】また、軸部材14の周面には、孔42A、
42A、…と孔42B、42B、…が、例えばφ55m
mの大きさで形成されている。このうち、孔42A、4
2A、…は、ウェブ12の幅方向に一列に配列されてお
り、軸部材14が図1の状態の時に、固定筒16の孔1
6Xと孔16Yに連通される。これにより、サクション
室20Xとサクション室20Y、20Yが、軸部材14
の内部に連通される。
【0022】一方、孔42B、42B、…は、孔42A
の列と反対側に一列に形成されており、軸部材14が図
3の状態の時に、固定筒16の孔16Xに連通される。
これにより、サクション室20Xのみが軸部材14の内
部に連通される。
【0023】次に上記の如く構成されたサクションロー
ラ10の作用について説明する。
【0024】サクションローラ10は、ローラ18の表
面の開口28からエアを吸引することによって、走行中
のウェブ12をローラ18の表面に吸着させる。その
際、ローラ18を吸着するサクション幅は、ウェブ12
の幅に応じて調節される。
【0025】例えば、ウェブ12の幅が1360mm以
上と大きい場合には、軸部材14を図1の状態で固定す
る。この状態は、孔42Aの位置が孔16Xと孔16Y
の位置に一致するので、軸部材14の内部はサクション
室20Xとサクション室20Y、20Yの両方に連通し
ている。したがって、吸引装置(不図示)を駆動して軸
部材14の内部からエアを吸引すると、サクション室2
0Xとサクション室20Y、20Yが負圧になる。これ
により、サクション幅がW3となるので、幅の広いウェ
ブ12を確実に吸着することができ、ウェブ12にしわ
や傷が発生することを防止できる。
【0026】また、ウェブ12の幅が1360mm以下
と小さい場合には、軸部材14を図1の状態から180
°回転させ、図3の状態で固定する。この状態は、孔4
2Bの位置が孔16Xの位置に一致するので、軸部材1
4の内部はサクション室20Xのみに連通している。し
たがって、吸引装置を駆動して軸部材14の内部からエ
アを吸引すると、サクション室20Xのみが負圧にな
る。これにより、サクション幅はW4となるので、幅の
狭いウェブ12を確実に吸着することができ、ウェブ1
2にしわや傷が発生することを防止できる。
【0027】このように本実施の形態のサクションロー
ラ10は、軸部材14を回転させるだけで、サクション
幅を二段階に調節することができる。また、サクション
ローラ10は、サクション室20X、20Y、20Yが
予め形成されているので、例えばスライド板などによっ
てサクション幅を調節する場合と異なり、塵埃が発生し
ない。したがって、吸引装置(不図示)を停止しても、
塵埃がローラ18の外部に飛散することがない。
【0028】また、本実施の形態は、軸部材14を固定
筒16に挿入するようにしたので、軸部材14を簡単に
回転させることができ、サクション幅の切り替えを容易
に行うことができる。
【0029】なお、上述した実施の形態は、複数のサク
ション室20X、20Y、20Yをウェブ12の幅方向
に配列することによって、サクション幅を調節するよう
にしたが、これに限定するものではない。例えば、複数
のサクション室(不図示)をローラの周方向に配列して
もよく、これによって、ウェブ12を吸着する角度範囲
を調節することもできる。
【0030】また、サクション室20X、20Y、20
Yの数は、上述した実施の形態に限定されるものではな
く、二つのサクション室であってもよい。その場合に
は、ウェブ12を、幅方向の端面を基準として位置決め
して搬送すればよい。
【0031】また、4つ以上のサクション室を設けるよ
うにしてもよい。例えば、図4に示すように、5つのサ
クション室46X、46Y、46Y、46Z、46Zを
設けてもよい。サクション室46X、46Y、46Y、
46Z、46Zは、仕切り板48、48、…によって仕
切られており、中央のサクション室46Xの両側にサク
ション室46Y、46Yが配設され、サクション室46
Yの外側にサクション室46Zが配設されている。固定
筒54には、サクション室46Xに連通される孔54X
と、サクション室46Yに連通される孔54Yと、サク
ション室46Zに連通される孔54Zが一列に形成され
ている。また、軸部材52には、図5に示すように、孔
50A、50B、50Cが120°間隔で形成されてい
る。孔50Aは、図4に示す如く、固定筒54の孔54
Xに対向する位置に形成される。また、孔50Bは、軸
部材54を図4の状態から120°回転させた際に、固
定筒54の孔54Xと孔54Yに対向する位置に形成さ
れ、孔50Cは、軸部材52をさらに120°回転させ
た際に、固定筒54の孔54X、孔54Y、孔54Zに
対向する位置に形成される。上記の如く構成されたサク
ションローラは、軸部材52を図4の状態に固定するこ
とによって、サクション室46Xのみが軸部材52の内
部に連通して負圧になり、サクション幅がW5となる。
また、軸部材52を図4の状態から120°回転させる
と、サクション室46Xとサクション室46Y、46Y
が軸部材52の内部に連通して負圧になり、サクション
幅がW4となる。軸部材52をさらに120°回転させ
ると、全てのサクション室46X、46Y、46Y、4
6Z、46Zが軸部材52の内部に連通して負圧にな
り、サクション幅がW3となる。このように、軸部材5
2を回転させることによってサクション幅を三段階に調
整することができる。
【0032】次に本発明に係るサクションローラの第2
の実施の形態について説明する。
【0033】図6に示すように、第2の実施の形態のサ
クションローラ56は主として、軸部材58、ローラ6
0、サクション室62A、サクション室62Bで構成さ
れている。軸部材58は、軸受け64を介して装置本体
22に回動自在に支持されている。この軸部材58は、
図6の位置か、或いは、この位置から180°回転させ
た位置で固定される。軸部材58の左端部には、吸引口
66Aと吸引口66Bが180°間隔で形成される。吸
引口66Aには、連結具68が装着され、この連結具6
8を介して吸引装置(不図示)に接続される。また、吸
引口66Bには、蓋70が装着され、この蓋70によっ
て吸引口66Bが閉塞される。なお、軸部材58を図6
の状態から180°回転させた時は、吸引口66Bに連
結具68を装着し、吸引口66Aに蓋70を装着する。
【0034】軸部材58の内部は、隔壁72によって下
室74Aと上室74Bに仕切られている。下室74Aの
周面には、孔76A、76A、…が形成され、この孔7
6Aがサクション室62Aに連通される。また、上室7
4Bの周面には、孔76B、76B、…が形成され、こ
の孔76Bがサクション室62Bに連通される。
【0035】サクション室62A、62Bはそれぞれ、
図7に示すように、仕切り板78、78によって、所定
の角度(例えば160°)で仕切られている。また、サ
クション室62A、62Bは、図6に示すように、仕切
り板80、80によってウェブ12の幅方向に仕切られ
ている。サクション室62Aの幅W6は、サクション室
62Bの幅W7よりも大きく形成されている。なお、仕
切り板78、80は、軸部材58に固着される。
【0036】ローラ60は、軸受け82、82によって
軸部材58に回動自在に支持されている。また、ローラ
60の周面には、開口84、84、…が均等に形成され
ている。
【0037】上記の如く構成されたサクションローラ5
6の作用について説明する。幅の広いウェブ12を搬送
する場合、軸部材58を図6に示す位置で固定する。こ
の状態は、吸引装置(不図示)が吸引口66Aを介して
軸部材58の下室74Aに連通され、さらに下室74A
が孔76Aを介してサクション室62Aに連通されてい
る。したがって、吸引装置を駆動すると、サクション室
62Aの内部が負圧になる。これにより、サクション幅
はW6となるので、幅の広いウェブ12を十分に吸着す
ることができる。
【0038】また、幅の狭いウェブ12を搬送する場合
には、軸部材58を図6に示す位置から180°回転さ
せて固定する。この状態は、吸引装置(不図示)が吸引
口66Bを介して軸部材58の上室74Bに連通され、
さらに上室74Bが孔76Bを介してサクション室62
Bに連通されている。したがって、吸引装置を駆動する
と、サクション室62Bの内部が負圧になる。これによ
り、サクション幅がW7となるので、幅の狭いウェブ1
2を十分に吸着することができる。
【0039】このように第2の実施の形態のサクション
ローラ56は、軸部材58を回動させるだけで、サクシ
ョン幅を二段階で調節することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るサクシ
ョンローラによれば、軸部材を回動することによって、
エア吸引手段と連通するサクション室を切り替えるよう
にしたので、簡単にサクション領域(サクション幅)を
変更することができる。また、複数のサクション室を予
め形成するようにしたので、塵埃の発生を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のサクションローラの概略構
成を示す断面図
【図2】図1の2−2線に沿うサクションローラの断面
【図3】図1の軸部材を180°回転させたサクション
ローラを示す断面図
【図4】図1とサクション室の数が異なるサクションロ
ーラを示す断面図
【図5】図4の5−5線に沿うサクションローラの断面
【図6】第2の実施の形態のサクションローラの概略構
成を示す断面図
【図7】図6の7−7線に沿う位置におけるサクション
ローラの断面図
【図8】従来のサクションローラの概略構成を示す断面
【符号の説明】
10…サクションローラ、12…ウェブ、14…軸部
材、16…固定筒、18…ローラ、20X、20Y…サ
クション室、22…装置本体、28…開口、30…仕切
り板、36…ウェアリング、40A、40B…吸引口、
42A、42B…孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を有する中空状の軸部材と、該軸部
    材の外側に回動自在に支持されるとともに表面に多数の
    開口を有するローラと、該ローラの開口から前記軸部材
    の内部を介してエアを吸引するエア吸引手段とを備え、
    前記エア吸引手段でエアを吸引することによって走行中
    のウェブを前記ローラの表面に吸着するサクションロー
    ラにおいて、 前記ローラと前記軸部材の間には、前記ローラの開口に
    連通される複数のサクション室が形成されるとともに、 該サクション室と前記軸部材の開口との連通、遮断が前
    記軸部材の回転によって切り替わる切り替え機構を備え
    たことを特徴とするサクションローラ。
  2. 【請求項2】前記切り替え機構は、前記軸部材と、該軸
    部材が挿入されるとともに装置本体に固定された固定筒
    とからなり、該固定筒には、前記軸部材の開口と前記サ
    クション室とを連通させる孔が形成されることを特徴と
    する請求項1記載のサクションローラ。
  3. 【請求項3】前記軸部材と前記固定筒との隙間には、エ
    アリークを防止するリング部材が設けられることを特徴
    とする請求項2記載のサクションローラ。
JP2001262841A 2001-08-31 2001-08-31 サクションローラ Pending JP2003072997A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001262841A JP2003072997A (ja) 2001-08-31 2001-08-31 サクションローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001262841A JP2003072997A (ja) 2001-08-31 2001-08-31 サクションローラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003072997A true JP2003072997A (ja) 2003-03-12

Family

ID=19089678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001262841A Pending JP2003072997A (ja) 2001-08-31 2001-08-31 サクションローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003072997A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007320747A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Kataoka Mach Co Ltd サクションローラ
JP2010173843A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Daiei Seisakusho:Kk サクションロール
KR101510279B1 (ko) * 2013-10-15 2015-04-08 주식회사 포스코 박판 소재 권취기 및 이를 이용한 권취장치
KR101544506B1 (ko) 2013-10-15 2015-08-13 한국기계연구원 다공성 비접촉 제어 롤러를 가지는 웹가이드 장치
KR101544507B1 (ko) * 2013-10-15 2015-08-13 한국기계연구원 다공성 비접촉 진행 롤러를 가지는 웹가이드 장치
KR101641280B1 (ko) * 2016-02-15 2016-07-20 한국기계연구원 웹가이드 장치
WO2017126816A1 (ko) * 2016-01-22 2017-07-27 한국기계연구원 웹가이드 장치
CN107098196A (zh) * 2016-02-19 2017-08-29 住友化学株式会社 扩展装置、多孔质膜制造装置、以及多孔质膜制造方法
JP2018070380A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフトHeidelberger Druckmaschinen AG 吸着開口に対する遮断スライダシステムが組み込まれたシート搬送要素
JP2021115863A (ja) * 2020-01-21 2021-08-10 ホソカワ アルピーネ アクチエンゲゼルシャフト フィルムウェブを一軸方向に長さ変更するための装置および方法
KR20210158155A (ko) * 2020-06-23 2021-12-30 씰링크 주식회사 회전축 씰 및 이를 사용하는 부품 이송장치
WO2021261690A1 (ko) * 2020-06-23 2021-12-30 씰링크 주식회사 회전축 씰 및 이를 사용하는 부품 이송장치
KR20220060202A (ko) * 2020-11-04 2022-05-11 주식회사제이에스텍 석션폭 가변형 석션롤
CN115592989A (zh) * 2022-10-18 2023-01-13 佛山市高明顺恒利塑胶有限公司(Cn) 一种环保pvc双面人造革的制造方法
EP4353485A2 (en) 2022-09-21 2024-04-17 SCREEN Holdings Co., Ltd. Suction roller, ink-jet printer and suction width adjustment method by suction roller

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007320747A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Kataoka Mach Co Ltd サクションローラ
JP2010173843A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Daiei Seisakusho:Kk サクションロール
KR101510279B1 (ko) * 2013-10-15 2015-04-08 주식회사 포스코 박판 소재 권취기 및 이를 이용한 권취장치
KR101544506B1 (ko) 2013-10-15 2015-08-13 한국기계연구원 다공성 비접촉 제어 롤러를 가지는 웹가이드 장치
KR101544507B1 (ko) * 2013-10-15 2015-08-13 한국기계연구원 다공성 비접촉 진행 롤러를 가지는 웹가이드 장치
WO2017126816A1 (ko) * 2016-01-22 2017-07-27 한국기계연구원 웹가이드 장치
KR101641280B1 (ko) * 2016-02-15 2016-07-20 한국기계연구원 웹가이드 장치
CN107098196A (zh) * 2016-02-19 2017-08-29 住友化学株式会社 扩展装置、多孔质膜制造装置、以及多孔质膜制造方法
JP2018070380A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフトHeidelberger Druckmaschinen AG 吸着開口に対する遮断スライダシステムが組み込まれたシート搬送要素
JP7216124B2 (ja) 2020-01-21 2023-01-31 ホソカワ アルピーネ アクチエンゲゼルシャフト フィルムウェブを一軸方向に長さ変更するための装置および方法
JP2021115863A (ja) * 2020-01-21 2021-08-10 ホソカワ アルピーネ アクチエンゲゼルシャフト フィルムウェブを一軸方向に長さ変更するための装置および方法
KR20210158155A (ko) * 2020-06-23 2021-12-30 씰링크 주식회사 회전축 씰 및 이를 사용하는 부품 이송장치
KR102426085B1 (ko) * 2020-06-23 2022-07-27 씰링크 주식회사 회전축 씰 및 이를 사용하는 부품 이송장치
JP2022541696A (ja) * 2020-06-23 2022-09-27 シーリンク株式会社 回転軸シール及びこれを用いる部品移送装置
WO2021261690A1 (ko) * 2020-06-23 2021-12-30 씰링크 주식회사 회전축 씰 및 이를 사용하는 부품 이송장치
JP7344594B2 (ja) 2020-06-23 2023-09-14 シーリンク株式会社 回転軸シール及びこれを用いる部品移送装置
KR20220060202A (ko) * 2020-11-04 2022-05-11 주식회사제이에스텍 석션폭 가변형 석션롤
KR102466824B1 (ko) 2020-11-04 2022-11-15 주식회사제이에스텍 석션폭 가변형 석션롤
EP4353485A2 (en) 2022-09-21 2024-04-17 SCREEN Holdings Co., Ltd. Suction roller, ink-jet printer and suction width adjustment method by suction roller
CN115592989A (zh) * 2022-10-18 2023-01-13 佛山市高明顺恒利塑胶有限公司(Cn) 一种环保pvc双面人造革的制造方法
CN115592989B (zh) * 2022-10-18 2023-08-11 佛山市高明顺恒利塑胶有限公司 一种环保pvc双面人造革的制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003072997A (ja) サクションローラ
JP4546857B2 (ja) 電子部品保持装置および電子部品装着システム
KR101945789B1 (ko) 전동 액추에이터
JPS6225577B2 (ja)
JP4762872B2 (ja) 回転ロールの汚れ除去機構
JPH05262445A (ja) サクションロール
TWI417982B (zh) Substrate processing device
JP2021092650A (ja) 露光機の除塵装置
JP2010121777A (ja) 真空適用のための空気静力学的にガイドされたテーブル装置
JP2007073981A (ja) 電子部品保持装置,電子部品装着システムおよび電子部品装着方法
JP2007263345A (ja) シール装置
JP4203271B2 (ja) サクションローラ
JP2004100940A (ja) シール装置及びそれを備えた吸着装置
JPH1191988A (ja) 搬送ロール
JP2005272061A (ja) 基板の搬送装置及び搬送方法
JPH07127631A (ja) 吸気幅可変型サクションローラ
JPS63230449A (ja) 分配器及び該分配器を用いた保持装置
JP2005121103A (ja) 低真空用切換バルブおよび低真空用切換装置
JP4554580B2 (ja) クローラ型壁面吸着走行ロボット
JP4929915B2 (ja) 静圧気体軸受
JP4830794B2 (ja) 真空シール機構
JP2018089720A (ja) ロボットハンド
JP2010161418A (ja) 電子部品保持装置および電子部品装着システム
JP2020202268A (ja) 基板処理装置
KR102560722B1 (ko) 검사 롤러를 구비하는 기판검사장치