JP2000015535A - 被加工物吸着保持装置 - Google Patents

被加工物吸着保持装置

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JP2000015535A
JP2000015535A JP10186107A JP18610798A JP2000015535A JP 2000015535 A JP2000015535 A JP 2000015535A JP 10186107 A JP10186107 A JP 10186107A JP 18610798 A JP18610798 A JP 18610798A JP 2000015535 A JP2000015535 A JP 2000015535A
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JP
Japan
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suction
main shaft
cylindrical main
passage
joint member
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JP10186107A
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English (en)
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Toru Takahashi
徹 高橋
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TAKAHASHI KIKAI KK
Original Assignee
TAKAHASHI KIKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒状主軸の振動を抑制して被加工物の回転精
度を高めることができ、それだけ加工精度を向上させる
ことができる。 【解決手段】 筒状主軸2の内穴2aを真空チャック3
の吸着穴4bに接続される吸込路10に形成し、機体1
に支持部材6を配設し、支持部材に真空源に接続される
接続口8及び接続路9を形成した継手部材7を配設する
と共に継手部材を筒状主軸の内穴としての吸込路にシー
ル材11をもって気密嵌挿してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばパソコン用磁
気ディスク、光デイスク、光磁気デイスク等の各種の情
報記録媒体としての円盤状のディスク素材の旋削加工機
械等に用いられる被加工物吸着保持装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来この種の被加工物吸着保持装置とし
て、図7に示す如く、旋盤等の機体aに筒状主軸bを回
転自在に配設し、筒状主軸bの前部に被加工物を真空吸
着可能な吸着穴cをもつ真空チャックdを配設し、筒状
主軸bの内穴eに筒状主軸bの後部から前部に至る長さ
の吸込筒fを遊嵌挿し、吸込筒fの前部を真空チャック
dに挿通し、吸込筒fの後部に吸込筒fの回転を許容す
ると共に真空ポンプ等の真空源に接続される吸込ホース
gを接続可能な回転継手hを取付け、吸込筒fの内穴を
吸込路iに形成し、しかして、図外の真空源と回転継手
hとを吸込ホースgにより接続し、吸込筒fの吸込路i
を介して真空チャックdの吸着穴cに負圧吸着作用を生
じさせ、真空チャックdに被加工物Wを吸着させ、筒状
主軸bを図外の駆動源により回転させると共に被加工物
Wを図外の刃物により旋削加工等を行うものが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構造の場合、筒状主軸の内穴に筒状主軸の後部から前部
に至る長さの長い吸込筒が遊嵌挿され、筒状主軸の駆動
回転により吸込筒が連れ回り接触回転し、筒状主軸の高
速回転により吸込筒の半径方向の振動現象が生起され、
この吸込筒の振動が筒状主軸の回転精度に影響を及ぼす
ことがあり、又、回転継手を用いた場合には、回転継手
中のメカニカルなベアリング軸受の存在により筒状主軸
の高速回転に伴うベアリング摩耗によっても吸込筒の振
動現象が生起されることがあり、それだけ加工精度を低
下させることがあると共にトラブル発生の要因となるこ
とがあるという不都合を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都
合を解決することを目的とするもので、本発明のうち、
請求項1記載の発明は、機体に筒状主軸を回転自在に配
設し、該筒状主軸の前部に被加工物を真空吸着可能な吸
着穴をもつ真空チャックを配設し、該筒状主軸の後部に
該真空チャックに真空源を接続する継手機構を配設して
なり、上記筒状主軸の内穴を上記真空チャックの吸着穴
に接続される吸込路に形成し、上記機体に支持部材を配
設し、該支持部材に上記真空源に接続される接続口及び
接続路を形成した継手部材を配設すると共に該継手部材
を筒状主軸の内穴としての吸込路にシール材をもって気
密嵌挿して構成したことを特徴とする被加工物吸着保持
装置にある。
【0005】又、請求項2記載の発明にあっては、上記
継手部材に上記接続路及び吸込路を存して筒状主軸の前
部に臨む吹出筒を貫通配設し、該吹出筒に流体源に接続
される接続口を形成すると共に該吹出筒の内穴を吹出路
に形成してなることを特徴とするものであり、又、請求
項3記載の発明は、上記継手部材を筒状主軸の吸込路に
Oリングからなるシール材をもって気密嵌挿して構成し
たことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1乃至図6は本発明を旋削加工
機械に適用した実施の形態例を示し、図1乃至図4は第
一形態例、図5、図6は第二形態例である。
【0007】図1乃至図4の第一形態例において、1は
機体であって、機体1に筒状主軸2を回転自在に横設
し、図示省略の駆動モータにより高速回転させるように
構成している。
【0008】3は真空チャックであって、この場合、上
記筒状主軸2の前部にチャック体4を取り付け、チャッ
ク体4の前面を被加工物Wを真空吸着可能な吸着面4a
に形成すると共に吸着面4aに臨む複数個の吸着穴4b
を形成し、これにより真空源の負圧作用により被加工物
Wを吸着面4aに吸着すると共に負圧解除により被加工
物Wを吸着面から釈放するように構成している。
【0009】5は継手機構であって、上記筒状主軸2の
後部に設けられ、この場合、機体1の後部に支持部材6
を突設し、支持部材6の取付部6aに筒状の継手部材7
を取付固定し、継手部材7の後部に図示省略の真空ポン
プ等の真空源に接続される吸込ホースを接続可能な接続
口8を形成すると共に継手部材7に内穴としての接続路
9を形成し、かつ、上記筒状主軸2の内穴を上記真空チ
ャック3の吸着穴4bに連通接続される吸込路10に形
成し、この吸込路10の後部に継手部材7の前部をシー
ル材11をもって気密に嵌挿して構成している。
【0010】この場合、上記シール材11として複数個
のOリングが用いられ、継手部材7の前部外周面に複数
個の嵌着溝12を形成し、この複数個の嵌着溝12にシ
ール材11としてのOリングを嵌着し、筒状主軸2の吸
込路10にOリングからなるシール材をもって気密嵌挿
して構成している。
【0011】この実施の第一形態例は上記構成であるか
ら、図外の真空源と真空チャック3の吸着穴4bとが継
手機構5により接続され、排気Kにより被加工物Wは吸
着面4aに吸着され、筒状主軸2を図外の駆動源により
回転させると共に被加工物Wを図外の刃物により旋削加
工等を行うことになり、この際、上記筒状主軸2の内穴
を真空チャック3の吸着穴4bに接続される吸込路10
に形成し、機体1に支持部材6を配設し、支持部材6に
真空源に接続される接続口8及び接続路9を形成した継
手部材7を配設すると共に継手部材7を筒状主軸2の内
穴としての吸込路10にシール材11をもって気密嵌挿
しているので、真空源による排気Kは真空チャック3の
吸着穴4bから筒状主軸2の内穴としての吸込路10を
経て排気されることになり、しかも、継手部材7を筒状
主軸2の内穴としての吸込路10にシール材11をもっ
て気密嵌挿しているので、排気Kによる外部からの空気
吸込を防ぐことができ、従って、従来構造の吸込筒fを
不要とすることができ、吸込筒fの存在による筒状主軸
2の振動現象を無くすことができ、筒状主軸2の振動を
抑制して被加工物Wの回転精度を高めることができ、そ
れだけ加工精度を向上させることができる。
【0012】又、この場合、上記継手部材7を筒状主軸
2の吸込路10にOリングからなるシール材11をもっ
て気密嵌挿しているので、気密構造を簡素化することが
できると共に製作コストを低減することができる。
【0013】図5乃至図6の第二形態例は別例構造を示
し、上記第一形態例と同一態様部分には同符号を付して
説明すると、上記継手部材7に上記接続路9及び吸込路
10を存して筒状主軸2の前部に臨む吹出筒13を貫通
配置し、この吹出筒13に流体源に接続される接続口1
4を形成すると共に吹出筒13の内穴を吹出路15に形
成してなり、この場合、支持部材6に筒状の継手部材7
を取付固定し、継手部材7の後部に接続部材16を取付
け、接続部材16に図示省略の圧縮空気源や潤滑油等の
流体源に接続される吹出ホースを接続可能な接続口16
aを形成すると共に継手部材7に内穴としての接続路9
を形成し、接続路9の後部に駒筒17を回転自在に軸受
すると共に駒筒17を接続路9内にシール材18として
のOリングをもって気密に嵌挿し、継手部材7の側部に
接続路9に連通する接続口8を形成し、取付部6aに接
続路9に連通すると共に図示省略の真空ポンプ等の真空
源に接続される吸込ホースを接続可能な連通口19を形
成して構成している。
【0014】この実施の第二形態例は上記構成であるか
ら、上記第一形態例と同様な作用効果を得ることができ
ると共に吹出筒13に圧縮空気源や潤滑油供給源等の流
体源に接続することにより筒状主軸2を介しての真空チ
ャック3側への流体Mの給送により切粉吹き飛ばし用の
エアーブロー作用や潤滑油吹き付け作用を得ることもで
きる。
【0015】尚、本発明は上記実施の形態例に限られる
ものではなく、筒状主軸2、真空チャック3、継手部材
7、接続口8、接続路9等の構造や形態等は適宜変更し
て設計される。
【0016】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1記載の発
明にあっては、筒状主軸の内穴を真空チャックの吸着穴
に接続される吸込路に形成し、機体に支持部材を配設
し、支持部材に真空源に接続される接続口及び接続路を
形成した継手部材を配設すると共に継手部材を筒状主軸
の内穴としての吸込路にシール材をもって気密嵌挿して
いるので、真空源による排気は真空チャックの吸着穴か
ら筒状主軸の内穴としての吸込路を経て排気されること
になり、しかも、継手部材を筒状主軸の内穴としての吸
込路にシール材をもって気密嵌挿しているので、排気に
よる外部からの空気吸込を防ぐことができ、従って、従
来構造の吸込筒を不要とすることができ、吸込筒の存在
による筒状主軸の振動現象を抑制することができ、筒状
主軸の振動を抑制して被加工物の回転精度を高めること
ができ、それだけ加工精度を向上させることができる。
【0017】又、請求項2記載の発明にあっては、継手
部材に上記接続路及び吸込路を存して筒状主軸の前部に
臨む吹出筒を貫通配設し、該吹出筒に流体源に接続され
る接続口を形成すると共に該吹出筒の内穴を吹出路に形
成しているので、吹出筒に圧縮空気源や潤滑油供給源等
の流体源に接続することにより筒状主軸を介しての真空
チャック側への流体の給送により切粉吹き飛ばし用のエ
アーブロー作用や潤滑油吹き付け作用を得ることもで
き、又、請求項3記載の発明にあっては、上記継手部材
を筒状主軸の吸込路にOリングからなるシール材をもっ
て気密嵌挿しているので、気密構造を簡素化することが
できると共に製作コストを低減することができる。
【0018】以上、所期の目的を充分達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一形態例の全体説明断面図で
ある。
【図2】本発明の実施の第一形態例の部分断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の第一形態例の部分拡大断面図で
ある。
【図4】本発明の実施の第一形態例の横断面図である。
【図5】本発明の実施の第二形態例の部分断面図であ
る。
【図6】本発明の実施の第二形態例の横断面図である。
【図7】従来構造の全体説明断面図である。
【符号の説明】
1 機体 2 筒状主軸 3 真空チャック 4a 吸着面 4b 吸着穴 5 継手機構 6 支持部材 7 継手部材 8 接続口 9 接続路 10 吸込路 11 シール材 13 吹出筒 14 接続口 15 吹出路 16 接続部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体に筒状主軸を回転自在に配設し、該
    筒状主軸の前部に被加工物を真空吸着可能な吸着穴をも
    つ真空チャックを配設し、該筒状主軸の後部に該真空チ
    ャックに真空源を接続する継手機構を配設してなり、上
    記筒状主軸の内穴を上記真空チャックの吸着穴に接続さ
    れる吸込路に形成し、上記機体に支持部材を配設し、該
    支持部材に上記真空源に接続される接続口及び接続路を
    形成した継手部材を配設すると共に該継手部材を筒状主
    軸の内穴としての吸込路にシール材をもって気密嵌挿し
    て構成したことを特徴とする被加工物吸着保持装置。
  2. 【請求項2】 上記継手部材に上記接続路及び吸込路を
    存して筒状主軸の前部に臨む吹出筒を貫通配設し、該吹
    出筒に流体源に接続される接続口を形成すると共に該吹
    出筒の内穴を吹出路に形成してなることを特徴とする請
    求項1記載の被加工物吸着保持装置。
  3. 【請求項3】 上記継手部材を筒状主軸の吸込路にOリ
    ングからなるシール材をもって気密嵌挿して構成したこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の被加工物吸着保持
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018149644A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 スター精密株式会社 工作機械
CN110497231A (zh) * 2019-08-30 2019-11-26 台州航宙机电设备有限公司 一种植保喷雾机的主喷管加工用夹持机构

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