JP5407814B2 - ベーン整列装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ベースリング部材に円周方向に等間隔に形成した複数の支持穴に回転可能に支持された複数枚のベーンをベースリング部材の軸心に対して同じ方向を向くように整列するベーン整列装置に関する。
可変容量型ターボチャージャに用いられる可変ベーンユニットは、可変容量型ターボチャージャのタービンインペラ側へ供給される排気ガスのガス流路面積を可変するものであって、同心状に対向しかつ一体的に連結した一対のベースリング部材と、一対のベースリング部材の間に等間隔に配設されかつベースリング部材の軸心に平行な軸心周りに回転可能な複数枚のベーンと、いずれかのベースリング部材に設けられかつ複数枚のベーンの回転動作を同期させる同期機構とを備えている(特許文献1参照)。そして、通常、可変ベーンユニットを組み立てる際には、複数枚のベーンを同期機構に連結できるように、適宜のベースリング部材に等間隔に形成した複数の支持穴にそれぞれ回転可能に支持された複数枚のベーンの内側に整列治具をハンドリング(移送)して、複数枚のベーンをベースリング部材の軸心に対して同じ方向を向くように整列している。
特開2008−184971号公報
ところで、一般に、ロボットによって整列治具のハンドリングを高精度に行うことは容易でなく、通常、人手によって整列治具のハンドリングは行われている。そのため、複数枚のベーンの整列時間が長くなって、複数枚のベーンの整列作業が煩雑化するという問題がある。なお、前述の問題は、可変容量型ターボチャージャの可変ベーンユニットにおける複数枚のベーンを整列する場合だけでなく、その他種々の複数枚のベーンを整列する場合にも生じるものである。
そこで、本発明は、前述の従来の問題点を解決することができる、新規な構成のベーン整列装置を提供することを目的とする。
本発明の特徴は、ベースリング部材に円周方向に等間隔に形成した複数の支持穴に回転可能に支持されかつ重心位置が回転中心よりも外端側に寄った複数枚のベーンを前記ベースリング部材の軸心に対して同じ方向を向くように整列するベーン整列装置において、支持フレームに軸心周りに回転可能に設けられ、前記ベースリング部材をセット可能な回転テーブルと、前記回転テーブルを回転させて、複数枚の前記ベーンに遠心力を付与する回転アクチュエータと、を具備したことを要旨とする。
ここで、本発明のベーン整列装置の整列対象は、前述のように、重心位置が回転中心よりも外端側に寄った複数枚のベーンに限られ、ベーンの内端長さ(ベーンの回転中心から内端までの長さ)とベーンの外端長さ(ベーンの回転中心から外端までの長さ)の長短は問わない。
なお、本願の明細書又は特許請求の範囲において、「ベーン」には、可変ベーンユニットにおけるベーンの他に、種々なベーンが含む意であって、「設けられ」とは、直接的に設けられたことの他に、介在部材等を介して間接的に設けられたことを含む意である。
本発明の特徴によると、前記ベースリング部材を前記回転テーブルにセットする。そして、前記回転アクチュエータの駆動により前記回転テーブルを回転させて、複数枚の前記ベーンに遠心力を付与する。これにより、前述の整列治具を用いることなく、遠心力の作用によって複数枚の前記ベーンを前記ベースリング部材の軸心に対して同じ方向を向くように整列することができる。
本発明によれば、前記整列治具を用いることなく、遠心力の作用によって複数枚の前記ベーンを前記ベースリング部材の軸心に対して同じ方向を向くように整列できるため、前記整列治具のハンドリング等、人手による作業を極力減らして、複数枚の前記ベーンの整列時間を短縮して、複数枚の前記ベーンの整列作業の能率を高めることができる。
図3におけるI-I線に沿った断面図であって、可変ベーンユニットの一部を省略している。 図3におけるII-II線に沿った断面図であって、可変ベーンユニットの一部を省略している。 本発明の実施形態に係るベーン整列装置の平面図であって、可変ベーンユニットの一部を省略している。 本発明の実施形態に係るノズル及びサイドノズルに対するエア配管回路の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る回転テーブルの平面図である。 本発明の実施形態に係るベーン整列装置の動作を示す模式的な平面図である。 図7(a)は、本発明の実施形態に係るベーン整列装置におけるノズルによるエアの噴出動作を示す図、図7(a)は、本発明の実施形態に係るベーン整列装置におけるノズルによるエアの吸引動作を示す図である。 図8(a)は、可変ベーンユニットの組立作業中における、複数枚のベーンの第2ベーン軸に伝達レバーを取付ける前の状態を示す斜視図、図8(b)は、可変ベーンユニットの組立作業中における、複数枚のベーンの第2ベーン軸に伝達レバーを取付けた後の状態を示す斜視図である。 図11におけるIX-IX線に沿った図である。 本発明の実施形態に係る可変ベーンユニットの背面図である。 本発明の実施形態に係る可変ベーンユニットを装備したターボチャージャの部分断面図である。
本発明の実施形態について図1から図11を参照して説明する。
まず、本発明の実施形態に係る可変ベーンユニットの構成等について説明する。
図9から図11に示すように、本発明の実施形態に係る可変ベーンユニット1は、可変容量型ターボチャージャ3におけるタービンハウジング5内に装備(配設)されており、可変容量型ターボチャージャ3におけるタービンインペラ7に供給される排気ガスのガス流路面積を可変するものである。また、可変ベーンユニット1は、タービンインペラ7を囲むシュラウドリング(第1ベースリング部材)9を備えており、シュラウドリング9には、複数の支持穴11が等間隔に形成されている。更に、シュラウドリング9に対向する位置には、ベーンリング(第2ベースリング部材)13が複数の連結ピン15を介して同心状に設けられており、ベーンリング13には、複数の支持穴17が等間隔に形成されてあって、ベーンリング13の各支持穴17は、シュラウドリング9の対応する支持穴11と整合関係にある。
ベーンリング13におけるシュラウドリング9の反対側には、サポートリング19が複数の連結ピン15を介して一体的に設けられており、このサポートリング19の周縁部は、可変容量型ターボチャージャ3におけるベアリングハウジング21とタービンハウジング5に狭持されるようになっている。換言すれば、ベーンリング13は、サポートリング19を介してベアリングハウジング21に対して固定され、タービンハウジング5内に配設されるようになっている。
シュラウドリング9とベーンリング13の間には、複数枚のベーン23が円周方向に等間隔に配設されており、各ベーン23は、シュラウドリング9の軸心(換言すれば、ベーンリング13の軸心)に平行な軸心周りに回転可能である。また、各ベーン23の一端面には、第1ベーン軸25が形成されており、各ベーン23の第1ベーン軸25は、シュラウドリング9の対応する支持穴11に回転可能に支持されている。更に、各ベーン23の他端面には、第2ベーン軸27が第1ベーン軸25と同心状に形成されており、各ベーン23の第2ベーン軸27は、ベーンリング13の対応する支持穴17に回転可能に支持されている。ここで、各ベーン23は、重心位置Gが回転中心(ベーン軸25,27の軸心)よりも外端側に寄っている。
ベーンリング13におけるシュラウドリング9の反対側には、複数枚のベーン23の回転動作を同期させる同期機構29が設けられている。
具体的には、ベーンリング13におけるシュラウドリング9の反対側には、ガイドリング31が複数本の連結ピン15を介して同心状に設けられており、このガイドリング31の外周縁には、径方向外側へ突出した複数の突出片33が円周方向へ間隔を置いて形成されている。また、ガイドリング31の複数の突出片33には、可動リング35がガイドリング31の軸心(可動リング35の軸心)周りに回転可能に配設されており、この可動リング35の径方向内側の周縁には、複数(ノズル枚数と同数)の係合凹部37が円周方向に等間隔に形成されている。そして、各第2ベーン軸27には、伝達レバー39の基端部が一体的に固定されており、各伝達レバー39の先端部は、可動リング35の対応する係合凹部37に係合してある。なお、可動リング35の内側には、複数の係合凹部37の他に、駆動用係合凹部41が形成されており、可動リング35の駆動用係合凹部41は、ベアリングハウジング21の適宜位置にベーンリング13の軸心に平行な軸心周りに回転可能に設けられた駆動レバー43の先端部と係合するようになっている。
ベーンリング13の適宜位置には、ストッパピン45がガイドリング31及びサポートリング19を貫通して設けられており、このストッパピン45は、伝達レバー39に当接して複数枚のベーン23の開方向の回転動作を規制するものである。
従って、タービンハウジング5内に流入する排気ガスの流量が少ない場合(換言すれば、エンジン回転数が低速域にある場合)には、アクチュエータ(図示省略)によって駆動レバー43を一方向へ回転させることにより、同期機構29を作動させつつ、複数枚のベーン23を絞る方向へ同期して回転させる。これにより、タービンインペラ7側へ供給される排気ガスのガス流路面積を小さくして、排気ガスの流速を高くし、タービンインペラ7の仕事量を十分に確保する。
一方、タービンハウジング5内に流入する排気ガスの流量が多い場合(換言すれば、エンジン回転数が高速域にある場合)には、アクチュエータによって駆動レバー43を他方向へ回転させることにより、同期機構29を作動させつつ、複数枚のベーン23を開く方向へ同期して回転させる。これにより、タービンインペラ7側へ供給される排気ガスのガス流路面積を大きくして、タービンインペラ7側へ多くの排気ガスを供給する。
続いて、本発明の実施形態に係るベーン整列装置47について説明する。
図1から図3に示すように、本発明の実施形態に係るベーン整列装置47は、前述の可変ベーンユニット1を組み立てる際に用いられ、複数枚のベーン23の第2ベーン軸27に伝達レバー39を取付けることができるように(図6(a)(b)参照)、複数枚のベーン23をシュラウドリング9の軸心(換言すれば、ベーンリング13の軸心)に対して同じ方向を向くように整列する装置である。ここで、ベーン整列装置47による整列の対象は、シュラウドリング9の複数の支持穴11及びベーンリング13の複数の支持穴17にそれぞれ回転可能に支持されかつ重心位置Gが回転中心(ベーン軸25,27の軸心)よりも外端側に寄った複数枚のベーン23に限られる。
ベーン整列装置47は、支持フレーム(装置フレーム)49を具備しており、この支持フレーム49は、複数本(本発明の実施形態にあっては、4本)の脚51を備えている。また、支持フレーム49には、シュラウドリング9を支持する(セット可能な)回転テーブル53がベアリング55を介して鉛直な軸心周りに回転可能に設けられている。また、回転テーブル53の中央には、シュラウドリング9の内周面(内側面)に嵌合可能な円形の嵌合凸部57が形成されており、回転テーブル53における嵌合凸部57の周りには、シュラウドリング9の周縁付近を支持する環状の支持リブ59が形成されている。
支持フレーム49の適宜位置には、回転モータ(回転アクチュエータの一例)61が設けられており、この回転モータ61は、回転テーブル53を回転させて、複数枚のベーン23に遠心力を付与するものである。また、回転モータ61の出力軸には、主動ギア63が一体的に設けられており、回転テーブル53の下部の外周面には、主動ギア63に噛合した従動ギア65が一体的に設けられている。なお、回転テーブル53を回転モータ61の出力軸に連動連結するために、主動ギア63及び従動ギア65の代わりに、主動プーリ、従動プーリ、及びタイミングベルトからなる別の連結機構を用いても構わない。
図1、図4、及び図5に示すように、支持リブ59の上面には、環状のノズル67が形成されており、このノズル67は、複数枚のベーン23の回転中心(第2ベーン軸27の軸心)に向かってエアを噴出可能であってかつ複数枚のベーン23の回転中心側からエアを吸引可能である。また、ノズル67は、エア供給源としての供給ポンプ69及びエア吸引源としての吸引ポンプ(真空ポンプ)71に接続されている。そして、ノズル67を供給ポンプ69及び吸引ポンプ71に接続するための構成は、次のようになっている。
即ち、ノズル67の底面には、複数の連絡穴73が形成されており、回転テーブル53の内部には、回転テーブル53の径方向へ延びた連絡通路75が複数の連絡穴73に連通するように形成されている。また、回転テーブル53の下面中央(裏面中央)には、ロータリージョイント77の上端部が連絡通路75に連通するように設けられており、ロータリージョイント77の下端部には、エア配管79の一端部が接続されてあって、このエア配管79の他端部には、方向制御弁81における出力ポート81aが接続されている。そして、方向制御弁81における第1入力ポート81bには、エア配管83の一端部が接続されており、このエア配管83の他端部には、供給ポンプ69が接続されている。更に、方向制御弁81における第2入力ポート81cには、エア配管85の一端部が接続されており、このエア配管85の他端部には、吸引ポンプ71に接続されている。
なお、支持リブ59の上面に複数の連絡穴73及び連絡通路75を介してロータリージョイント77に連通した環状のノズル67が形成される代わりに、支持リブ59の上面にロータリージョイント77に連通した小孔状の複数のノズル(図示省略)が円周方向に等間隔に形成されるようにしても構わない。
方向制御弁81は、コントローラ87に電気的に接続されており、このコントローラ87は、回転テーブル53を減速させて停止する減速過程(回転テーブル53の減速過程)中に、第1連通状態から第2連通状態に切り替えるように方向制御弁81を制御することができる。なお、第1連通状態とは、方向制御弁81における出力ポート81aを第1入力ポート81bに連通させて、ノズル67を供給ポンプ69に連通させた状態のことをいい、第2連通状態とは、方向制御弁81における出力ポート81aを第2入力ポート81cに連通させて、ノズル67を吸引ポンプ71に連通させた状態のことをいう。
支持フレーム49には、サイドノズル89がブラケット91を介して設けられており、このサイドノズル89は、シュラウドリング9の径方向外側から複数枚のベーン23に向かってエアを噴出可能である。また、サイドノズル89には、エア配管93の一端部が接続されてあって、このエア配管93の他端部には、エア供給源としての供給ポンプ95が接続されており、換言すれば、サイドノズル89は、供給ポンプ95にエア配管93を介して接続されている。更に、エア配管93の途中には、連通状態と遮断状態とに切替可能な切替弁97が配設されており、この切替弁97は、コントローラ87に電気的に接続されてあって、コントローラ87は、回転モータ61の駆動を開始してから設定時間を経過する時に連通状態から遮断状態に切り替えるように切替弁97を制御することができる。
支持フレーム49の外側近傍には、複数枚のベーン23の外端の位置を同じ仮想の円VC上に合わせる位置調節機構99が設けられている。具体的には、支持フレーム49の外側近傍には、支柱101が配設されており、この支柱101の上部には、水平移動エアシリンダ(位置調節用水平移動アクチュエータの一例)103がブラケット105を介して設けられており、この水平移動エアシリンダ103は、シリンダ本体107と、このシリンダ本体107に水平方向へ移動可能に設けられたピストンロッド109とを備えている。また、水平移動エアシリンダ103におけるピストンロッド109の先端には、複数枚のベーン23の外端に径方向外側から当接可能な当接爪111が設けられており、この当接爪111は、水平移動エアシリンダ103の駆動によって複数枚のベーン23の外端に当接する当接位置(図1において仮想線で示す位置)と、この当接位置に対して径方向外側へ待避した待避位置(図1において実線で示す位置)との間を移動するようになっている。ここで、水平移動エアシリンダ103は、コントローラ87に電気的に接続されており、コントローラ87は、前述の機能の他に、回転テーブル53の減速過程中に、当接爪111を待避位置から当接位置へ移動させるように水平移動エアシリンダ103を制御することができる。
次に、本発明の実施形態に係るベーン整列装置47の作用及び効果について説明する。
シュラウドリング9の内周面を回転テーブル53の嵌合凸部57に嵌合させて、シュラウドリング9を回転テーブル53にセットする。そして、図6(a)に示すように、回転モータ61の駆動により回転テーブル53を回転させて、複数枚のベーン23に遠心力を付与する。
回転テーブル53を回転させる直前又は直後に、方向制御弁81を第1連通状態にすることにより、図7(a)に示すように、ノズル67から複数枚のベーン23の回転中心に向かってエアを噴出させる。これにより、回転テーブル53の減速過程前における複数枚のベーン23の回転抵抗を低減することができる。
また、回転テーブル53を回転させる直前又は直後に、切替弁97を連通状態にすることにより、サイドノズル89よりシュラウドリング9の径方向外側から複数枚のベーン23に向かってエアを噴出させる。これにより、周方向に隣接関係にあるベーン23同士が接触したり又はベーン23の回転中心とシュラウドリング9の軸心を結ぶ線分上にベーン23の重心Gが位置したりしても、遠心力によってベーン23を確実に回転させることができる。なお、回転モータ61の駆動を開始してから設定時間を経過する時に、コントローラ87によって切替弁97を制御して連通状態から遮断状態に切り替える。
回転テーブル53の減速過程中に、コントローラ87によって方向制御弁81を制御して第1連通状態から第2連通状態に切り替えることにより、図7(b)に示すように、ノズル67によって複数枚のベーン23の回転中心側からエアを吸引する。これにより、回転テーブル53の減速過程における複数枚のベーン23の回転を規制することができる。
また、図6(b)に示すように、コントローラ87によって水平移動エアシリンダ103を制御して当接爪111を待避位置から当接位置に移動させる。これにより、当接爪111を複数枚のベーン23の外端に径方向外側から当接させて、複数枚のベーン23の外端の位置を同じ仮想の円VC周上に合わせることができる。
以上により、前述の整列治具を用いることなく、遠心力の作用によって複数枚のベーン23をシュラウドリング9の軸心に対して同じ方向を向くように整列することができる。
従って、本発明の実施形態に係るベーン整列装置47によれば、前述の整列治具([背景技術]参照)を用いることなく、遠心力の作用によって複数枚のベーン23をシュラウドリング9の軸心に対して同じ方向を向くように整列できるため、整列治具のハンドリング等、人手による作業を極力減らして、複数枚のベーン23の整列時間を短縮して、複数枚のベーン23の整列作業の能率を高めることができる。
また、回転テーブル53の減速過程前における複数枚のベーン23の回転抵抗を低減しつつ、周方向に隣接関係にあるベーン23同士が接触したり又はベーン23の回転中心とシュラウドリング9の軸心を結ぶ線分上にベーン23の重心Gが位置したりしても、遠心力によってベーン23を確実に回転させることができるため、複数枚のベーン23の整列不良を極力なくすことができる。
更に、回転テーブル53の減速過程中に、複数枚のベーン23の回転を規制しつつ、当接爪111を複数枚のベーン23の外端に径方向外側から当接させて、複数枚のベーン23の外端の位置を同じ仮想の円VC周上に合わせているため、複数枚のベーン23の整列精度を十分に高めることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば、ベーン23の外端に当接可能な当接爪111を備えかつ複数枚のベーン23の外端の位置を同じ仮想の円VC周上に合わせる位置調節機構99の代わりに、ベーン23の内端に当接可能な当接爪を備えかつ複数枚のベーンの内端の位置を同じ仮想の円周上に合わせる別の位置調節機構を用いる等、その他種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
1 可変ベーンユニット
3 可変容量型ターボチャージャ
9 シュラウドリング
11 支持穴
13 ベーンリング
23 ノズル
23 ベーン
25 第1ベーン軸
27 第2ベーン軸
29 同期機構
39 伝達レバー
47 ベーン整列装置
49 支持フレーム
53 回転テーブル
57 嵌合凸部
59 支持リブ
61 回転モータ
67 ノズル
69 供給ポンプ
71 吸引ポンプ
73 連絡穴
75 連絡通路
77 ロータリージョイント
81 方向制御弁
81a 出力ポート
81b 第1入力ポート
81c 第2入力ポート
87 コントローラ
89 サイドノズル
95 供給ポンプ
97 切替弁
99 位置調節機構
101 支柱
103 水平移動エアシリンダ
111 当接爪

Claims (5)

  1. ベースリング部材に円周方向に等間隔に形成した複数の支持穴に回転可能に支持されかつ重心位置が回転中心よりも外端側に寄った複数枚のベーンを前記ベースリング部材の軸心に対して同じ方向を向くように整列するベーン整列装置において、
    支持フレームに軸心周りに回転可能に設けられ、前記ベースリング部材をセット可能な回転テーブルと、
    前記回転テーブルを回転させて、複数枚の前記ベーンに遠心力を付与する回転アクチュエータと、を具備したことを特徴とするベーン整列装置。
  2. 前記回転テーブルに設けられ、エア供給源に接続してあって、複数枚の前記ベーンの回転中心に向かってエアを噴出可能なノズルと、を具備したことを特徴とする請求項1に記載のベーン整列装置。
  3. 前記ノズルは、エア吸引源に接続され、複数枚の前記ベーンの回転中心側からエアを吸引可能であって、
    前記回転テーブルを減速させて停止する減速過程中に、前記ノズルを前記エア供給源に連通させた第1連通状態から前記エア吸引源に連通させた第2連通状態に切り替えるように制御するコントローラと、を具備したことを特徴とする請求項2に記載のベーン整列装置。
  4. エア供給源に接続してあって、前記ベースリング部材の径方向外側から複数枚の前記ベーンに向かってエアを噴出可能なサイドノズルと、を具備したことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載のベーン整列装置。
  5. 前記ベーンの外端又は内端に当接可能な当接爪を備えてあって、複数枚の前記ベーンの外端又は内端の位置を同じ仮想の円周上に合わせる位置調節機構と、を具備したことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載のベーン整列装置。
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