JPS62243670A - 粘着剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は塗工性の改良された粘着剤、特にステンレス板
、アルミニウム板、鋼板等の各種金属板、あるいは壁板
、化粧板、ガラス板などの表面を保護する目的で利用さ
れる表面保護シート・テープなどに有効に使用される粘
着剤に関するものである。

［従来の技術１ 従来、粘着剤としては総合的な性能の面からアクリル系
の粘着剤が・広く普及している。しかしながら、該樹脂
を用いた粘着剤は経時変化を受けて接着力が上昇するた
め、表面保護という目的を達成した後、該シート・テー
プを剥がす際に被着体からの剥離性が悪く、時としてシ
ート・テープの切断があって作業性の低下をもたらした
り、＠離後に粘着剤がｗＬ′；４体上に残留して商品と
しての美観を損ねたりすることが時々発生する。

かかる点を改良するため、例えば特公昭５１−２１）　
０５３号公報においては添加剤として燐酸エステル又は
その誘導体を使用することが、又特公昭５２−３８８６
１号公報ではアミン系界面活性剤を使用することが提案
されている。該手段によって粘着剤の経時変化による接
着力の上昇らなく、表面保護用として長期にわたって過
当な接着力と剥離性を兼ね備えた粘着剤組成物が得られ
る。

【発明が解決しようとする問題点１ ところが、本発明者らが上記添加剤を加えた粘着剤につ
いて更に検討を加えたところ、これらの添加剤は通常粘
着剤中に配合される硬化剤、例えばインシアネート系化
合物と極めて容易に反応し、かかる結果反応生成物が粘
着剤中に粒子状に析出するため、保護シート基材へ粘着
剤を全工する場合に塗工ムラや塗工トラプルの原因とな
ることが判明した。

１問題点を解決するだめの手段１ しかして、本発明者らは上記問題点のない塗工性に優れ
、かつ表面保護性能、即ち適度な接着力と剥離強度を兼
ね備えた粘着剤を開発すべく更に検討を重ねた。

その結果、アクリル系樹脂を主成分とする粘着性樹脂１
（）０重量部に対し、ソルビタン脂肪酸エステル又はそ
の誘導体を０．０３〜１０重量部の割合で添加してなる
紺戒物が所期の目的を達成し得ることを見出し、本発明
を完成するに到っｒこ。

本発明において、ソルビタン脂肪酸エステル又はその誘
導体がかかる特有の効果を達成するのは用いる粘着性（
月脂がアクリル系（３（脂、通常分子量数万〜３０万程
度のらのを主成分、少くとも樹脂全体の５０重量％含む
系における場合であ１）、意外にもこれ以外の場合は本
願程にＭ５な効果は得られない。アクリル系樹脂に用い
られる樹脂構成々分としてはアクリル酸アルキルエステ
ル、メタクリル酸アルキルエステルを主要構成々分とし
て必要１こ応じ、水酸基置換アクリル酸アルキルエステ
ル、水酸基置換メタクリル酸エステル、アルキレングリ
コールアクリル酸エステル、アルキレングリコールメタ
クリル酸エステル、アクリルアミド系、メタクリルアミ
ド系、ノアルキルアミノアルキルアクリル酸二久テノ呟
　ノアルキルアミ７アルキルメタクリル酸エステル、ア
クリル酸、メタクリル酸等１モ意のものが使用される。

尚、前記アルキル基としては通常炭素１〜８のものが使
用される。又、粘着性樹脂は該アクリル系０１脂とその
池の公知粘着性樹脂との混合物であっても良い。その池
の樹脂としては、天然ゴム系、合成ゴム系、酢酸ビニル
系など任意である。

本発明の特徴であるソルビタン脂肪酸エステル又はその
誘導体としてはソルビタンモアラウレート、ソルビタン
モノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソル
ビタントリ久テアレート、ソルビタンモノオレエート、
ソルビタントリオレエート、ソルビタンセスキオレエー
ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポ
リオキンエチレンソルビタンモアパルミテートキシエチ
レンソルビタンモノステアレーＹ１ポリオキシエチレン
ソルビタントリステアレート、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタン
トリオレエート等が挙げられるが、必ずしもこれらに限
定されるものではない。該化合物の配合量は、粘着性樹
脂１００重量部に対して０．０３〜１０重量部、よＩ）
好ましくは０．５〜５重量部の割合であり、０．０３重
量部未満では接着力上昇抑制の効果が得られず、一方１
０重量部を超えて添加しても効果の顕著な向上が認めら
れないばかりか、極端な剥離性の低下と液状のくもりを
生じるようになり、実用不可となるので好ましくない。

該化合物は単独又は２種以上を混合して用いることがで
きる。

本発明の粘着剤組成物には通常硬化剤が配合される。

代表的な架橋剤としてはイソシアネート系化合物、特に
多官能イソシアネート、例えばトリレンツイソシアネー
トのトリメチロールプロパン付加物、エチレンジイソシ
アネート、１．４−ブタンノイソシアネート、シシクロ
ヘキンルメタンン゛イソシアネート、シクロヘキサンノ
イソシアネート、２，６−トリレンツイソシアネート、
４。

４゛−ノフェニルメタンジイソシアネート等が用いられ
、その池フルキルエーテル化メ千ロールメラミンの初期
縮合物、アルキルエーテル化メチロールメラミン尿素の
初期縮合物、金属キレート削等ら使用できる。該架橋剤
の配合量は、通常粘着性樹脂の１００重量部に対して０
。

５〜５重量部の範囲が望ましい。尚、架橋を促進するた
めに酸触媒、例えばパラトルエンスルホン酸、リン酸、
塩酸、塩化アンモニウム等も随時添加可能である。該架
橋促進剤の添加量は架橋剤に灯して１０〜５０重量％で
ある。

かくして得られる粘着剤には本発明の目的を逸脱しない
範囲で従来公知の粘着剤用添加剤を必要に応じて添加す
ることは勿論可能である。かかる公知の添加剤としては
リン酸エステル系、アミン系などの各種界面活性剤、シ
リコーン樹脂、パラフィンワックス等の剥離性調節剤、
テルペン系樹脂、フェノール系樹脂、クマロン系樹脂、
ロジン系樹脂、石油系Ｏ（脂等の粘着性付与剤等、更に
は顔料、可塑剤等も配合できる。

上記粘着剤は、一般の粘着剤として広く利用できるが、
特に基材の表面保護を目的としたシート・テープ用の粘
着剤として有用である。該用途に用いる場合のシート・
テープの基材としては通常ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステル、軟質ポリ塩化ビニルあるいは布、紙
等も状況に応じて用いることができる。粘着剤の塗布方
法としては上記粘着剤を有機溶剤、例えばトルエン、酢
酸エチル、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等を単
独で又は混合したものに樹脂固形分として１０〜４０重
量％程度溶解した溶液を基材上にドクタープレーＶ、ロ
ールフート、刷毛塗り等によって塗布し、乾燥後の膜厚
が５〜４０μ程度となるように調節する。乾燥は常温、
加温のいずれで行っても良い。

保護の対象は特に限定されないが、ステンレス板、アル
ミニウム板、鋼板、銅板等をはじめとするあらゆる材質
の金属板、メラミン板、フェノール板等の合成樹脂化粧
板、合板、単板、ガラス板などのいわゆる板状物の他、
棒状物、陶器や各種成形物の表面に貼り付けることによ
り、その保護を達成できる。

［実施例１ 以下、実施例を挙げて本発明の粘着剤を更に詳゛シク説
明する。尚、「部」又は「％」とあるのは特にことわり
のない限り重量基準である。

実施例１ アクリル系粘着性樹脂（樹脂組成：２−エチルへキシル
アクリレート／酢酸ビニル／ヒＶロキシエチルメタクリ
レート：　７０　／　３０　／　３、分子量：３２０．
０ＯＯ）１００部とイソシアネート系化合物（日本ポリ
ウレタン工業（株）！、フロネートし）２部にソルビタ
ントリオレ工−）１．０部を添加して粘着剤を得た。該
粘着剤を２０％トルエン溶液に調製後、６０μ厚のポリ
エチレンフィルム上に乾燥後、膜厚力１０μとなる様に
塗布して８０’ＣＸ　２分で乾燥し、表面保護用シート
を得た。

該シートをＢＡ仕上げステンレス板（０，４ｍａ＋厚）
に貼付は各種性能を評価した。

結果をまとめて表に示す。

実施例２ 実施例１においてソルビタントリオレエートの添加量を
３部とした以外は同様にして性能を評価した。

結果をまとめて表に示す。

実施例３〜６ 実施例１においてソルビタントリオレエートの代わりに
ソルビタンモノオレエートをＳ　部（Ｊｊｍ例３　）、
ソルビタントリラウレートを３１（実施例４）、ポリオ
キシエチレントリオレエートを５部（実施例５）、ポリ
オキシエチレンソルビタントリラウレートを３部（実施
例６）使用した以外は同様にして性能を評価した。

結果をまとめて表に記す。

実施例７．８ 実施例１において使用したアクリル系粘着性樹脂１００
部の代わりに、該樹脂５０部とアクリル系合成ゴム粘着
性樹脂（樹脂組成ニアクリル酸ブチル／７クリロニトリ
ル／ヒドロキシエチルメタクリレート＝８　Ｓ／１０１
５、分子量約２０万）５０部との混合物（実施例７）、
実施例１のアクリル系粘着性樹脂７０部とスチレン−ブ
タジェン系合成ゴム（スチレン含量３０％、分子量約３
０万）３０部との混合物（実施例８）を使用した以外は
同様にして性能を評価した。

結果をまとめて表に記す。

対照例１〜３ 実施例１においてソルビタントリオレエートを添加しな
い場合（対照例１）、ソルビタントリオレエートの代わ
りにアルキルリン酸エステル塩を２部（対照例２）、ポ
リオキシエチレンオクタデシルアミンを２部（対照例３
）使用した以外は同様にして性能を評価した。

結果をまとめて表に記す。

対照例４ 実施例１においてアクリル系粘着性樹脂の代わりにスチ
レン−ブタジェン系合成ゴム（実施例８で用いたものと
同一）を１００部使用した以外は同様にして性能を評価
した。

結果をまとめて表に記す。

尚、各性能の評価は以下の如くして行った。

（１）塗　工　性： ■アプリケーター法に上る塗工の場合 ■リバースコーター法にょる塗工の場合■粘着剤溶液を
２４時間常温で放置した場合各々についてブッ、ゲル化
発生状況を観察（２）初期接着カニ貼付３０分後に引張
速度３００ｕｍ／分。

２０℃×６５℃の条件下における１８０度引剥し接着力 （３）経口後接着カニ熱風乾燥Ｂ！　６０　’ＣＸ　３
日後の接着力を初期接着力と同条件で測定 （４）耐　候　性：サンシャインウェザ−メータ照射１
゜０時間後に初期接着力と同条件で接着力を測定 （５）糊　残　リ：経日後接着力測定評価の際、ステン
レス板上への粘着剤の残留を観察しｒこ。

（以下余白）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アクリル系樹脂を主成分とする粘着性樹脂１００重量部
   に対してソルビタン脂肪酸エステル又はその誘導体を０
   ．０３〜１０重量部の割合で添加してなる粘着剤。