JPS6224346B2 - - Google Patents

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JPS6224346B2
JPS6224346B2 JP57014026A JP1402682A JPS6224346B2 JP S6224346 B2 JPS6224346 B2 JP S6224346B2 JP 57014026 A JP57014026 A JP 57014026A JP 1402682 A JP1402682 A JP 1402682A JP S6224346 B2 JPS6224346 B2 JP S6224346B2
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JP
Japan
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tape
main shaft
casing
tension
winding head
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JP57014026A
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JPS58130872A (ja
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Katsuji Sakamoto
Juji Kameo
Shuzo Suzuki
Yasunori Saito
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPS58130872A publication Critical patent/JPS58130872A/ja
Publication of JPS6224346B2 publication Critical patent/JPS6224346B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing conductors or cables
    • H01B13/06Insulating conductors or cables
    • H01B13/08Insulating conductors or cables by winding

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、通信ケーブルや光フアイバケーブ
ルなどの被覆工程で使用されるテープ巻きヘツド
あるいは、線条体のくり出し巻取機の改良に関す
るものである。
以下説明を簡単にするために、テープ巻きヘツ
ドについて説明する。
一般に、テープ巻ヘツドは、走行するケーブル
へテープを一定の張力で供給できる性能を備える
ことが必要とされている。
これは、例えば通信ケーブルの製造に際して
は、供給するテープの張力の変化により心線間の
結合特性が変調をきたしたり、また、光フアイバ
ケーブルにおいては、光伝送損失の変化を生じる
原因となるからである。
特に光フアイバケーブルの場合は、その導体と
なるフアイバの物理的強度が低いため極めて低い
一定の張力でテープを供給しなければならないな
どの問題がある。
しかし、生産性を向上させるには、高速で運転
させる必要があり、この場合においては遠心力な
どによる諸制約が伴うので、その実現が困難とな
るものである。
第1図aは、上記従来のテープ巻きヘツドを示
すもので、1は主軸(中空軸)で軸受2,2′に
よりフレーム10との間で回転可能に支持され
る。4はテープパツトの支持中空軸で、主軸1と
接する軸受6,6′により回転自在に支持されて
いる。7は中空軸4の端に設けられた歯車であ
る。8,8′はテープパツト5の両端面を支える
支持板であり、9は支持板8,8′とテープパツ
ト5を押えつけるナツトである。10は主軸1に
固定された円板状のフレームで、テープを案内す
るガイドローラ11,12が同フレームに支持さ
れ、さらに中空軸4と一体の歯車7と咬み合う歯
車13の軸14を軸受15により回転可能に支持
している。16は軸14に設けた歯車で、主軸1
に軸受17,17′を介して回転可能に取付けた
ベルト車18と一体の歯車32に係合する。ま
た、ベルト車18は、ベルト19、ベルト車20
を介して電磁クラツチ(通常パウダクラツチなど
のすべり継手)21の一方の軸を駆動する。一
方、電磁クラツチ21の他方の軸に取付けられた
ベルト車22は、ベルト23を介して主軸1に取
付けたベルト車24に接続される。25は主軸回
転用の電動機で、ベルト車26ベルト27、ベル
ト車28を介して主軸1を駆動させる。29はダ
イ30を保持するための中空円筒である。また、
テープパツト5から繰り出されるテープにより、
中空軸4は主軸1に対して相対的に回転するか
ら、歯車群7,13,軸14,歯車16,ベルト
車18,ベルト19,ベルト車20を介して電磁
クラツチ21を駆動するようになる。
この電磁クラツチ21の一方の軸は、ベルト車
22,ベルト23,ベルト車24により主軸1と
連結されている。
この構成において、ベルト車18と20の回転
数の比と、ベルト車24と22の回転数の比が等
しければ、主軸1に対する中空軸4の相対回転数
に比例したスリツプ回転数が電磁クラツチ21に
発生する。
従つて、電磁クラツチ軸とベルト車20にブレ
ーキ力が発生し、主軸1に対して軸受6,6′に
より支持されている中空軸4にもブレーキ力が加
わる。
このように、テープパツト5からケーブル31
に供給するテープの張力を変化させる要因として
は、軸受6,6′,15,17,17′の回転数に
よる潤滑油粘性抵抗変化、遠心力による軸受荷重
の変化による軸受回転抵抗の変化、電磁クラツチ
内軸受の回転抵抗変化などと、この他にテープが
空気抵抗を受けることから生じるテープ張力変化
や、テープパツト外径の減少による張力変化など
が考えられる。
このうち空気抵抗は、テープ寸法および主軸回
転数に対し一定の値を示すので、例えば電磁クラ
ツチ21のトルクを調節することにより補正する
ことができ、またテープパツト外径の変化も補正
できるが、軸受抵抗は同一回転数において一定の
値を保つことが困難であるので、補正することが
できない。
従つて軸受抵抗の変化は、張力の変化となつて
現われる。
このため従来のテープ巻き装置においては、テ
ープ巻きヘツドのブレーキ力が変化して不安定と
なることや、上述の各軸受の抵抗などでテープ張
力を一定に保持させることおよびテープ張力を低
くしてケーブル31にテープ巻きすることが困難
となる欠点がある。
この発明は、上記従来のテープ巻きヘツドの欠
点解消のためになされたものであつて、テープ巻
きヘツドを構成するテープパツトから、低い張力
であり、かつ一定の張力でもつて供給されるテー
プでケーブルへのテープ巻きができるテープ巻き
ヘツドを提供することを目的とする。
この発明においてテープ巻きヘツドは、主軸に
対し、相対的に駆動されるテープパツドを設け、
主軸と同軸に回転する張力コントロールアームを
備え、前記テープパツド駆動は、テープ巻きヘツ
ド主軸より離れた位置に設置されるテープパツド
駆動モータより差動歯車装置を介して、テープ巻
きヘツド主軸回転数に対するテープパツド相対回
転数と、テープパツド駆動モータの回転数を比例
せしめるよう構成し、前記張力コントロールアー
ムの変位検出及びテープ張力と釣合うよう付与す
る反力付与装置も同様テープ巻きヘツド主軸より
離れた位置に設置され、変位検出器は、主軸に連
動して回転するケーシングに収納され、その検出
軸はコントロールアームに固定したベルト車とベ
ルトにより連動され、かつ主軸とコントロールア
ームの回転位相差と、変位検出器とケーシングの
回転位相差が比例するように構成し、さらに主軸
の回転と連動して回転する張力コントロール装置
のケーシングと該装置の出力軸間にトルクを発生
させ、このトルクをベルトにより張力コントロー
ルアームに伝達することを特徴としている。
以下、この発明を実施例を示す図面に基づき具
体的に説明する。
第2図aにおいて、1は中空の主軸で、軸受
2,2′によりフレーム3に回転自在に支持され
ている。
4は中空軸で主軸1に対し軸受6,6′により
回転自在に支持される。5はテープパツトで、側
板8,8′およびナツト9で押えられる。7は中
空軸4の端に設けられた歯車である。10は主軸
1と一体となつている円板状のフレームである。
同図bで示す12,32はフレーム10に取り
付けられるガイドローラで、11はエントリーガ
イドローラ、33は後述する張力コントロールア
ーム(以下コントロールアームという)36に取
り付けられているガイドローラである。
また、同図aの13は歯車7と係合する歯車
で、軸14にて歯車16と連結している。
軸14は、フレーム10に組み込まれた軸受1
5により回転自在になつている。34は歯車16
と係合する内歯歯車であり、その外周部にベルト
車39が設置されており、軸受35によりフレー
ム10に回転自在に支持される。コントロールア
ーム36は、その先端には前述のガイドローラ3
3を有し、先部はベルト車37に固着され、同ベ
ルト車37は軸受87により主軸1に回転自在に
支持される。
次に、テープパツト5の繰り出し駆動構造につ
いて説明する。
38はベルト車39と係合するベルトで、その
一方はベルト車40と係合し、ベルト車40の軸
41は軸受42,42′により回転自在になつて
いる。43,44は反転用歯車群である。また、
歯車44は差動歯車装置45の第1軸46に直結
している。47は差動歯車装置45の第2軸48
に直結したベルト車である。30はベルトで、ベ
ルト車47と主軸1に取り付けられたベルト車4
9とに係合する。差動歯車装置45のケーシング
50には、歯車51が固着されており、テープパ
ツト駆動モータ53の出力軸に直結している歯車
52と係合するものである。
次に、コントロールアーム36関連の装置の構
造について説明する。コントロール装置の構造の
特徴を具体的に述べると、コントロールアームの
変位検出装置およびテープ張力につり合う反力を
コントロールアームに与える張力コントロール装
置をテープ巻きヘツドの主軸関連部の外部に配置
することにより、遠心力による物理的制約をたち
切ることにあるが、まずコントロールアーム36
の変位を検出する装置について述べると、54は
ベルト車37と係合するベルトで、変位検出器5
5の検出軸56に取り付けたベルト車57と係合
する。軸56は、変位検出器収納ケーシング58
により支持される軸受59により、回転自在に支
持される。また、ケーシング58は、軸60,6
0′によりフレーム3の適所に回転自在に支持さ
れ、ケーシング端に設けられたベルト車61、ベ
ルト62を介し、主軸1に取り付けられたベルト
車63により駆動されるようになつている。
テープ張力コントロール装置65においては、
同コントロール装置65のケーシング68に回転
自在に支持したベルト車64をベルト54に係合
させる。つまりベルト車37とベルト54を介し
てベルト車57,64が連動する。
上記張力コントロール装置65は軸受66,6
6′によりフレーム3に回転自在に支持される。
また、張力コントロール装置65の端に設けた
ベルト車67は、ベルト車61に係合するベルト
62と同一のベルトに係合されている。つまり、
ベルト車67は、主軸1に取り付けられたベルト
車63により駆動される。
ここでベルト車67とベルト車64の間にトル
クを発生させると、ベルト62,54を介して主
軸1とコントロールアーム36の間にトルクが伝
達され、従つてテープに張力が付加される。これ
は極めて効率的であり、この詳細な実施例と効果
について第3図,第4図に基づいて説明する。
第3図における68はケーシングで、軸受6
6,66′により回転自在となつている。また、
ベルト車64の軸69は、ケーシング68に支持
される軸受70により回転自在に支持される。
軸69にはかさ歯車71があり、かさ歯車72
と係合する。
かさ歯車72の軸73は、ケーシング68に支
持される軸受74により回転自在に支持され、一
端に歯車75を有する。歯車75は歯車76に係
合し、その軸77は軸受78により回転自在に支
持され、軸の一端にはレバー79を有している。
このレバー79には引張りバネ80が係合し、
バネの一端は軸81に係合する。
軸81はケース68に対し、回転軸方向には移
動できるので、回転方向にはケース68と同一回
転数で回転するように構成されている。軸81の
一端には軸方向の荷重を受ける回転軸受82を有
し、この回転軸受82はケーシング83により保
持される。ケーシング83は、リニアアクチユエ
ータ84の軸85に連結している。このリニアア
クチユエータ84は電動で軸85を第3図におけ
る矢印イの方向に変位するものであるが、軸受8
2を境に軸81はケーシング68と同一回転数で
まわり、軸85は回転しない。これはリニアアク
チユエータ84の作動によりバネ80を変位さ
せ、バネ荷重を変位させるための機構上の働きに
よるものである。このバネ80の引張力は第4図
のようにレバー79により歯車76の矢印ロ方向
の回転トルクに変換され、第3図にて示した歯車
76,75,72,71を介してプリー64に第
4図で示した矢印ハ方向の回転トルクが生じる。
つまり、ケーシング68に対し矢印ハの方向のト
ルクが常時生じていることになる。このように、
バネ80の変位を変えることによりトルクは自在
に変えることができるものであり、これは第3図
で示したリニアアクチユエータ84の作動により
自動的にトルクを変えることができることを意味
する。
なお、リニアアクチユエータ84の変位は、ポ
テンシヨメータ86により検出することになる。
この発明のテープ巻きヘツドは上記のように構
成されているので、上記テープ巻き装置を構成す
るテープパツト5のくり出し制御駆動系は、次の
ように作動する。
すなわち、前述の第2図,第3図,第4図に示
したように、ベルト車39と歯車44との回転数
比と、ベルト車49と47との回転数比を等しく
くておき、その比をi1とする。また、歯車44の
回転数をN1、ベルト車47の回転数をN2、ケー
シング50の歯車51の回転数をN3とすると、
一般的な差動歯車装置の原理より、N1+N2
2N3、従つてN1=2N3−N2となる。また、ベルト
車39の回転数は、反転ギヤ43,44により運
転されるからマイナスで表され、−i1N1であるか
ら、−i1N1=−(2N3−N2)i1となる。
ここで、主軸1の回転速度はi1N2、主軸1に対
するベルト車39の相対速度はi1N2−(−i1N1)で
あるから、i1N2+(2N3−N2)i1=2N2i1となる。す
なわち、主軸1の回転速度に無関係にベルト車3
9の主軸1に対する相対回転数は、歯車51の回
転数に比例し、モーター53の回転数にも比例す
る。したがつて、歯車16,13,7を介して中
空軸4を回転させ、テープパツト5を同時に回転
させることになる。これからテープをくり出す速
度は主軸の回転に関係なく、モーター53の回転
数に依存されるものであることがわかる。このよ
うな繰り出し速度は、伝動系のメカニカルロス、
または主軸回転の際の空気抵抗に影響されないよ
うな速度制御性の良好なモーターを選定すること
によつて安定化されるものであることは勿論であ
る。
さらに、テープパツト5より繰り出されたテー
プは第2図bで示すように、ガイドローラ32、
コントロールアームのガイドローラ33とガイド
ローラ12、エントリーガイドローラ11を通
り、同図aにて示すケーブル31へと供給されて
いくが、このケーブルは巻き取り装置(図示せ
ず)などにより同図aのニの矢印方向に進行す
る。またコントロールアーム36は、同図bにお
いて矢印ホで示す範囲で揺動する。
この揺動は、テープの繰り出し速度を制御する
ためのもので該揺動変位は、同図aにて示した変
位検出器55により検出する。
一方ベルト車37と57の回転速度比とベルト
車63と61の回転速度比は完全に等しくしてお
き、その比をi2とする。そして主軸1の回転速度
をNmとすれば変位検出器55の回転速度はi2Nm
となる。すなわち、主軸1の回転速度は、変位検
出器55と同一方向、同一回転数で回転するもの
であるから、変位検出器本体55と検出軸56と
の位相の変化はない。
ここで、コントロールアーム36が主軸1に相
対的に△Nの速度で△tだけ変位すると、検出軸
56は△t(Nm+△N)i2だけ回転し、その間
検出器本体55は△tNmi2だけ回転する。したが
つて、位相差は△t(Nm+△N)i2−△tNmi2
△t△Ni2となる。すなわち、コントロールアー
ム36が主軸に対し、△t△Nだけ変位すると、
変位検出器55は△t△Ni2だけ変位するが、△
t△Nは角度変化であるから、これをw1とすれ
ば、変位検出器55は、w1i1だけ変位する。これ
からコントロールアーム36と主軸1の位相差は
そのまま比例した値で変位検出器55の位相差と
なるものである。その位相差信号は、変位検出器
55に取り付けたスリツプリング92により外へ
取り出すことになる。
次に、テープ張力を発生するのは、コントロー
ルアーム36のトルク、すなわち反力であるが、
この反力を発生させるテープ張力コントロール装
置65の作用については第3図,第4図に基づき
既に説明した通り、ケーシング68に対し第4図
に示した矢印ハ方向のトルクが常に発生してお
り、その値はバネ80の引張荷重に比例してい
る。
また、ベルト車37と64の速度比とベルト車
63と67の速度比は完全に等しくしてあるの
で、上述の変位検出装置と同様にコントロールア
ーム36の変位分に比例した値の変位がケーシン
グ68とベルト車64の間に生じるだけで、トル
クはベルト54の張力となり、第2図aのベルト
車37に伝えられる。すなわち、主軸1とベルト
車37との間に相対的なトルクが発生する。した
がつてコントロールアーム36に同図bの矢印ヘ
方向の反力が発生する。この反力は、テープの張
力と均合いをとるもので、換言すればこの反力に
相当するようなテープの張力が発生することにな
る。
このトルクが一定であれば、それに均合うテー
プの張力は一定になるわけであるが、そのための
操作について説明すると、トルクが変わる要因と
しては、コントロールアーム36に作用する空気
抵抗とコントロール装置の駆動系における軸受抵
抗があり、この軸受抵抗は軸受における摩擦エネ
ルギーを消費するために生じるもので、これは、
摩擦抵抗と摩擦スピードの積である。したがつ
て、これを小さくして抵抗を少くするには摩擦抵
抗を小さくするか、あるいは摩擦スピードを小さ
くするかのどちらかを取り得るが、この発明の場
合は、スピードをほとんどゼロにする方法をとつ
ている。
すなわち、第3図,第4図におけるケーシング
68は主軸1により駆動されており、軸69は主
軸1と同一回転している。したがつて、軸受70
では抵抗がほとんど発生しない。軸受74,78
も同様である。ただ、ベルト車64とケーシング
68の位相変化はあるが、これによる抵抗は実用
上問題とならない位で小さいものとなつている。
次に、第2図aにおける軸受87であるが、こ
れも同様に主軸1とベルト車37の位相変化だけ
の抵抗で、実用上問題はない。また、変位検出器
55についても、張力コントロール装置65と同
様である。したがつて、軸受抵抗によるテープ張
力の変化は実用上極めて小さい。次に、空気の抵
抗であるが、コントロールアーム36に風除けの
カバーをしたりして極力抵抗を小さくすることは
できるが、ベルト走行やベルト車回転による空気
抵抗はさけ難い。しかし、空気抵抗は装置の構造
寸法が同じであれば速度に対し一定の値を示すの
で、補償することが可能である。それは、第3
図,第4図において示したリニアアクチユエータ
84およびポテンシヨメータ86により達成でき
る。
これは、テープヘツドの回転数に対し、テープ
張力が一定になるよう、あらかじめ、バネ80の
荷重、すなわち、ポテンシヨメータ86の変位を
記憶しておけば、その記憶変位の通りに後述する
コントローラでリニアアクチユエータ84を制御
して、上記空気抵抗の補償ができるものとなる。
次に、コントロール関係の説明を第2図aによ
り行う。
主モータ25は、主モータ回転数コントローラ
88によりコントロールされる。その回転数信号
は、リニアアクチユエータコントローラ90に送
られる。コントローラ90では、あらかじめプロ
グラムされた信号をアクチユエータ84へ送り、
そのフイードバツク信号は、ポテンシヨメータ8
6よりコントローラ90へ戻る。89はテープパ
ツト駆動モータ53のコントローラで、これは変
位検出器55からの信号により作動する。91は
電源装置である。つまり、テープの繰り出し速度
は、コントロールアーム36の変位、換言すれば
ガイドローラ32,33,12の間にあるテープ
の長さに依存し、テープの張力に関与しない。ま
た、テープの張力は、張力コントロール装置65
により決定され、テープくり出し速度に関与しな
い。
つまり、テープくり出し速度が如何ように変つ
ても、それによるテープ張力の変化はなく、テー
プ張力はあくまでも張力コントロール装置65に
依存する。したがつて、テープの繰り出しに伴つ
てテープパツト5の外径が減少していく際の張力
の変化は全くないし、また、中空軸4が主軸1に
対し、相対回転する機構を構成する軸受の抵抗も
テープ張力とは全く関係のないものとなる。テー
プ張力は、上記のように張力コントロール装置6
5に完全に依存するものであり、しかも問題とな
る軸受抵抗は実用上ゼロであるし、また、空気抵
抗分の補正も容易であり、低張力で一定の張力に
保つことも容易となる。
第3図で示したようにテープ張力を一定に保つ
ための張力コントロール装置65をテープ巻きヘ
ツドの主軸1関連部と分離して設けることの利点
はテープヘツドの高速回転による物理的な影響を
張力コントロール装置が受けないことにあり換言
すればテープ張力のコントロール性能が極めて良
好になることにあり、また、変位検出器55を上
記同様にテープ巻きヘツドの主軸1関連部と分離
して設けたことにより、変位検出器の回転による
遠心力は、テープ巻きヘツド主軸1関連部に設け
るより、はるかに小さくできる効果を有するもの
である。
なお、張力コントロール装置として簡便、かつ
精度の良好な装置としてバネ、歯車、レバーをケ
ーシング68に組込んだ装置を説明したが、ケー
シングに電磁式あるいは機械式のスベリクラツチ
(トルク伝達装置)を組込をでもよい。その場
合、クラツチの入力軸をケーシングに固定し、出
力軸にプーリー64を設け、かつケーシング68
とプーリー64の回転数に所要の差を与えれば達
成できる。
以上説明したように、本発明によればテープの
繰り出しを張力コントロールアームと速度制御モ
ータにより低く、かつ一定の張力に保つことがで
きること。
これを可能にするのはコントロールアームの変
位を検出する変位検出器に作用する遠心力を小さ
くすることができること、およびテープ張力に釣
り合う反力をコントロールアームに与える張力コ
ントロール装置をテープ巻きヘツドの主軸1関連
部の外部に配置したことにより、遠心力の影響を
受けないことによる。
さらに具体的構造として、コントロール装置の
ケーシング68とベルト車64の間にトルクを発
生させることにより、さらに正確なコントロール
ができること、また変位検出はケーシング58に
収納して主軸1のプーリー63とケーシングを回
転するプーリー61の速度比とコントロールアー
ムに連結するプーリー37と変位検出軸に連絡す
るプーリー57の速度比を等しくすることにより
可能となる。
さらにコントロール装置の具体的構造としてケ
ーシング58の内部に張力調整用バネがあり、歯
車、リンクによる伝達械構により、トルクを発生
すること、また別の構造としてケーシング58の
内部に電磁あるいは機械的トルク伝達装置を組込
むことによつても容易に本発明の目的を達成でき
る。
さらに今までテープ巻きヘツドについて述べた
が、テープパツトに置きかえてボビンを、テープ
に置きかえて線条体とすれば、全く同一の構造で
線条体の供給ができるし、また逆回転すれば巻き
取りもできるので本発明の利用範囲は広い。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは、従来のテープ巻きヘツドの機
構を示す説明図、第2図aは、この発明に係るテ
ープ巻きヘツドの機構を示す説明図、同図bは同
上の円板状フレームの側面図、第3図は張力コン
トロール装置の説明図、第4図は第3図のA―A
線における切断平面図である。 1…主軸、5…テープパツト、25…主モー
タ、36…コントロールアーム、37,38…ベ
ルト車、45…差動歯車装置、53…テープパツ
ト駆動モータ、55…変位検出器、56…検出
軸、57,62…ベルト車、65…張力コントロ
ール装置、67…ベルト車、68…ケーシング、
80…バネ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 主軸に対し、相対的に駆動されるテープパツ
    ドを設け、主軸と同軸に回転する張力コントロー
    ルアームを備え、前記テープパツド駆動は、テー
    プ巻きヘツド主軸より離れた位置に設置されるテ
    ープパツド駆動モータより差動歯車装置を介し
    て、テープ巻きヘツド主軸回転数に対するテープ
    パツド相対回転数と、テープパツド駆動モータの
    回転数を比例せしめるよう構成し、前記張力コン
    トロールアームの変位検出及びテープ張力と釣合
    うよう付与する反力付与装置も同様テープ巻きヘ
    ツド主軸より離れた位置に設置され、変位検出器
    は、主軸に連動して回転するケーシングに収納さ
    れ、その検出軸はコントロールアームに固定した
    ベルト車とベルトにより連動され、かつ主軸とコ
    ントロールアームの回転位相差と、変位検出器と
    ケーシングの回転位相差が比例するように構成
    し、さらに主軸の回転と連動して回転する張力コ
    ントロール装置のケーシングと該装置の出力軸間
    にトルクを発生させ、このトルクをベルトにより
    張力コントロールアームに伝達することを特徴と
    するテープ巻きヘツド。 2 前記テープ張力コントロール装置はケーシン
    グ内部に装着された張力調整用のバネ、歯車、レ
    バーにより、ケーシングと出力軸の間にトルクを
    発生する構造であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のテープ巻きヘツド。 3 前記テープ張力コントロール装置はケーシン
    グ内部に電磁あるいは機械的トルク伝達装置を組
    込みケーシングと出力軸の間にトルクを発生する
    構造であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のテープ巻きヘツド。 4 前記テープ張力コントロール装置のバネの変
    位を非回転部で調節することを特徴とする特許請
    求の範囲第2項記載のテープ巻きヘツド。
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