JP2000351532A - テープ巻き装置 - Google Patents

テープ巻き装置

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JP2000351532A
JP2000351532A JP11164407A JP16440799A JP2000351532A JP 2000351532 A JP2000351532 A JP 2000351532A JP 11164407 A JP11164407 A JP 11164407A JP 16440799 A JP16440799 A JP 16440799A JP 2000351532 A JP2000351532 A JP 2000351532A
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JP
Japan
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tape
pad
winding
hollow shaft
mounting plate
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JP11164407A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Uchiyama
義実 内山
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ巻き張力を小から大まで広い範囲で選
定できるようにする。 【解決手段】 内部に、テープ巻きすべき線条体1を走
行させる中空軸32を有する巻付けフライヤ3と、巻付
けフライヤ3に同軸的かつ相対的に回転可能に設けら
れ、テープ2を送り出すテープパッド2Aを担持するパ
ッド取付け板4と、巻付けフライヤ3に同軸的に固着さ
れ、パッド取付け板4の回転に制動トルクを作用させる
スリップブレーキ5と、テープパッド2Aの外径の変化
に従ってスリップブレーキ5の電磁力を制御する制御回
路C1と、中空軸32を変速装置12を経て回転駆動す
る適宜の駆動源Mとを有するテープ巻き装置において、
パッド取付け板4との同軸接続状態を接続・切断できる
進退中空軸6と、この進退中空軸6をスリップクラッチ
8を介して回転駆動する装置と、テープパッド2Aの外
径の変化に従ってスリップクラッチ8の接続トルクを調
整する制御回路C2とを併設したことを特徴とするテー
プ巻き装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はセンタ式のテープ
巻き装置、特に金属テープにもプラスチックテープにも
広く適用できる、つまりテープ張力の大きさを大幅に調
整できるテープ巻き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テープ巻きすべきコア等の線条体を走行
させながら、テープパッドをその線条体の走行線と同軸
的に配置し、これらと同軸的に回転するテープ巻きフラ
イヤによって前記テープパッドから引き出されるテープ
を前記線条体に巻き付けるテープ巻き装置をセンタ式テ
ープ巻き装置と言い、各種のものが開発されている。
【0003】そのうちの典型的な装置は、たとえば図1
からその右半部、つまり符号の41,61等の部分より
右側、また符号10Aのスプライン軸より右側の部分を
除いた装置である。
【0004】いまこの従来装置を簡単に説明すると、テ
ープ2を巻き付けるべき線条体1は左側から右に向かっ
て中空軸32の内部を走行する。中空軸32のまわりに
構成される巻付けフライヤ3の一部にはテープ2を案内
してこれを線条体1に巻き付ける巻付けアーム31が設
けられる。また巻付けフライヤ3には中空形状の適宜の
電磁ブレーキである、スリップブレーキ5が固着され
る。
【0005】このスリップブレーキ5の中空部には、線
条体1が走行できるように、中空軸32と同軸の中空軸
を持つパッド取付け板4が巻付けフライヤ3と相対回転
可能に設けられ、この外周部に巻き付けるべきテープ2
のテープパッド2Aが装着される。
【0006】中空軸32は適宜の回転駆動源Mから正逆
転歯車箱13,変速装置12,主駆動軸10,プーリー
15,タイミングベルト17,プーリー16を経て回転
駆動され(符号14は軸継手)、この回転運動が巻付け
フライヤ3を回転して線条体1にテープ2を巻き付ける
わけである。回転駆動源Mとしてはたとえばこのテープ
巻き装置が含まれる他の大型機械のライン軸であっても
いい。
【0007】テープパッド2Aはテープの使用に従って
その外径が減少することになるが、この外径の減少を光
電素子などの装置によって直接計測するか、あるいは線
条体1への1巻き分の定まった巻付け長さから換算され
るテープパッド2Aの回転速度を計測するかしてその外
径減少分を検知し、それに従ってスリップブレーキ5
の、パッド取付け板4に作用する電磁力、つまり制動ト
ルクを調整する制御回路C1が設けられている。
【0008】この制御回路C1の指令によってパッド取
付け板4の回転にかける制動トルクを適宜調整しなが
ら、テープパッド2Aから解けるテープ2の張力、つま
り線条体1にテープ2を巻き付ける張力を一定にする。
以上が従来のテープ巻き装置の構成ならびに作用の概要
である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のテープ巻き装置
においては、テープの張力は巻付けフライヤの回転軸に
固着したスリップブレーキによってのみ調整されるか
ら、このブレーキの調整容量を超えたテープ張力を得る
ことはできない。また大きい張力を得るために無理に大
型のスリップブレーキを装着すれば、その外径の2乗と
重力の加速度との積に比例する慣性モーメントが過大に
なってしまうからかえって張力調整がうまくいかなくな
る欠点がある。つまり大きい張力を必要とする金属テー
プを巻き付けるためにはプラスチックテープ用とは別の
テープ巻き装置を必要とする不都合がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
によるその解決手段は、テープ巻きすべき線条体を走行
させる中空軸を有する巻付けフライヤと、前記巻付けフ
ライヤに同軸的かつ相対的に回転可能に設けられ、テー
プを送り出すテープパッドを担持するパッド取付け板
と、前記巻付けフライヤに同軸的に固着され、前記パッ
ド取付け板の回転に制動トルクを作用させるよう設けら
れるスリップブレーキと、前記テープパッドの外径の変
化に従って前記スリップブレーキの電磁力を制御する制
御回路と、前記中空軸を変速装置を経て回転駆動する適
宜の駆動源とを有するテープ巻き装置において、前記パ
ッド取付け板との同軸接続状態を接続・切断できる進退
中空軸と、この進退中空軸をスリップクラッチを介して
回転駆動する装置と、前記テープパッドの外径の変化に
従って前記スリップクラッチの接続トルクを調整する制
御回路とを併設したことを特徴とするテープ巻き装置で
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】図1についてこの発明の一実施例
を説明する。以下では従来技術に関して既に説明した部
分は省略する。パッド取付け板4の右端には、たとえば
オルダム継手のような歯付き軸継手の一方の継手歯部4
1が設けられ、これに同軸的に対向するように進退中空
軸6が軸方向に可動に設けられ、その左端部には他方の
継手歯部61が設けられる。
【0012】進退中空軸6が軸方向に可動になっている
のは、この進退中空軸6がその軸方向に可動な駆動ヘッ
ド9に取り付けられているためである。駆動ヘッド9は
移動ハンドル91の回転によって図1で左、右に移動さ
せることができる。駆動ヘッド9を破線位置まで移動さ
せたときに上述した継手歯部41,61が係合する。
【0013】進退中空軸6はそれに固着したプーリー6
2を介して、これに平行な中間軸7のプーリー72から
回転駆動される。またこの中間軸7は変速装置12から
延びる主駆動軸10のスプライン部10Aからプーリー
11,71を経て回転駆動される。
【0014】この中間軸7には、たとえばヒステリシ
ス、あるいはパウダー形式の電磁作動のスリップクラッ
チ8が介在し、主駆動軸10のスプライン部10Aから
の駆動トルクは所要の大きさに制御される。このための
制御は、テープパッド2Aからその外径の変化を伝える
制御回路C2によって行われる。
【0015】重要なことは、このスリップクラッチ8は
巻付けフライヤ3とは離れた別の駆動ヘッド9内に設け
られるために、慣性モーメントの大きさを心配しないで
大型のものを使用できることであり、本発明では金属テ
ープ等の大張力巻付け用として比較的大きい制動トルク
を出せるものを設置するものとする。
【0016】進退中空軸6の周囲には中空筒92がパッ
ド取付け板4と同軸的に配設されるが、これは予備のテ
ープパッド2Bを置くところである。パッド交換のとき
はここから左方にずらして装着する。
【0017】以上に述べた構成から本発明のテープ巻き
装置の使用法は自明であろう。すなわち、まず(1)プ
ラスチックテープのような普通の張力の大きさで巻き付
けるものでは継手歯部41,61は切っておく。この場
合テープ巻き装置は従来型と全く同様であり、制動トル
クはスリップブレーキ5によってかけられ、制御回路と
してはC1だけが作動する。
【0018】次に(2)金属テープのように大張力巻付
けが必要なときは、駆動ヘッド9を左方に移動させて継
手歯部41,61を接続し、パッド取付け板4の回転制
動トルクを大きい容量のスリップクラッチ8によって制
御する。このとき制御回路はもちろんC2を作動させ
る。
【0019】さらに継手歯部41,61を接続した状態
で、(3)制動トルクとしてスリップブレーキ5とスリ
ップクラッチ8とを併用することももちろん可能であ
る。このときは本発明のテープ巻き装置としては最大の
巻付け張力を発揮できる。制御回路としては当然C1,
C2を併用することになる。
【0020】なお正逆転歯車箱13はテープ巻きの方向
を右巻きか左巻きか選ぶため、また変速装置12はテー
プ巻きの速度を調整するために設けてあるものである。
【0021】
【発明の効果】この発明によれば、テープの大きい巻付
け張力を得るために、スリップクラッチのような大容量
の電磁式ブレーキを巻付けフライヤとは関係のない外部
に設けてあるので、必要に応じて継手歯部の接続・切断
を行い、これによって巻付けフライヤ内部の小容量のス
リップブレーキと大容量のスリップクラッチを使い分
け、あるいは併用することができ、巻付け張力を小から
大にいたるまで幅広く調整できる利点がある。
【0022】また別途設けた大容量の電磁式ブレーキは
巻付けフライヤとは関係のない外部に設けてあるので、
慣性モーメントの増大に関わらず大きい巻付け速度によ
って巻付けることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 線条体 2 テープ 2A テープパッド 2B 予備パッド 3 巻付けフライヤ 31 巻付けアーム 32 中心軸 4 パッド取付け板 41,61 継手歯部 5 スリップブレーキ 6 進退中空軸 7 中間軸 8 スリップクラッチ 9 駆動ヘッド 91 移動ハンドル 92 中空筒 11,15,16,71,72 プーリー 12 変速装置 13 正逆転歯車箱 14 軸継手 17 タイミングベルト M 回転駆動源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ巻きすべき線条体(1)を走行さ
    せる中空軸(32)を有する巻付けフライヤ(3)と、
    前記巻付けフライヤ(3)に同軸的かつ相対的に回転可
    能に設けられ、テープ(2)を送り出すテープパッド
    (2A)を担持するパッド取付け板(4)と、前記巻付
    けフライヤ(3)に同軸的に固着され、前記パッド取付
    け板(4)の回転に制動トルクを作用させるよう設けら
    れるスリップブレーキ(5)と、前記テープパッド(2
    A)の外径の変化に従って前記スリップブレーキ(5)
    の電磁力を制御する制御回路(C1)と、前記中空軸
    (32)を変速装置(12)を経て回転駆動する適宜の
    駆動源(M)とを有するテープ巻き装置において、前記
    パッド取付け板(4)との同軸接続状態を接続・切断で
    きる進退中空軸(6)と、この進退中空軸(6)をスリ
    ップクラッチ(8)を介して回転駆動する装置と、前記
    テープパッド(2A)の外径の変化に従って前記スリッ
    プクラッチ(8)の接続トルクを調整する制御回路(C
    2)とを併設したことを特徴とするテープ巻き装置。
JP11164407A 1999-06-10 1999-06-10 テープ巻き装置 Pending JP2000351532A (ja)

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Cited By (6)

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