JP2000351531A - センタ式テープ巻き装置 - Google Patents

センタ式テープ巻き装置

Info

Publication number
JP2000351531A
JP2000351531A JP11165347A JP16534799A JP2000351531A JP 2000351531 A JP2000351531 A JP 2000351531A JP 11165347 A JP11165347 A JP 11165347A JP 16534799 A JP16534799 A JP 16534799A JP 2000351531 A JP2000351531 A JP 2000351531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
slip brake
outer shell
pad
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11165347A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Uchiyama
義実 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP11165347A priority Critical patent/JP2000351531A/ja
Publication of JP2000351531A publication Critical patent/JP2000351531A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 張力を広い範囲で選択できるようにする。 【解決手段】 テープ巻きすべき線条体1を走行させる
中空軸32を有する巻付けフライヤ3に同軸的に回転可
能に設けられ、テープ2を送り出すテープパッド2Aを
担持するパッド取付け板4と、巻付けフライヤに同軸的
に固着される固定外殻部およびこの内側に固定外殻部か
らの電磁力を受けるよう配置される第1回転内軸部51
から成る第1スリップブレーキ5Aと、テープパッドの
外径の変化に従って第1スリップブレーキの電磁力を制
御する回路C1と、中空軸を変速装置8を経て回転駆動
する駆動源Mとを有するテープ巻き装置において、巻付
けフライヤには第1スリップブレーキと同軸的に設けら
れた第2回転内軸部52と第1回転内軸部とが接続・切
断を選択できる軸継手7で連結され、さらにテープパッ
ドの外径の変化に従って第2スリップブレーキの固定外
殻部の電磁力を調整する制御回路C2とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はセンタ式のテープ
巻き装置、特に金属テープにもプラスチックテープにも
広く適用できる、つまりテープ張力の大きさを大幅に調
整できるテープ巻き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テープ巻きすべきコア等の線条体を走行
させながら、テープパッドをその線条体の走行線と同軸
的に配置し、これらと同軸的に回転するテープ巻きフラ
イヤによって前記テープパッドから引き出されるテープ
を前記線条体に巻き付けるテープ巻き装置をセンタ式テ
ープ巻き装置と言い、各種のものが開発されている。
【0003】そのうちの典型的な装置は、たとえば図1
から符号5B、52、および7で示した部分を除いた装
置である。
【0004】いまこの従来装置を簡単に説明すると、テ
ープ2を巻き付けるべき線条体1は左側から右に向かっ
て中空軸32の内部を走行する。中空軸32のまわりに
構成される巻付けフライヤ3の一部にはテープ2を案内
してこれを線条体1に巻き付ける巻付けアーム31が設
けられる。また巻付けフライヤ3にはこれと同軸的に固
定外殻部(符号5Aを共用)とその内側の第1回転内軸
部51とからなる第1スリップブレーキ5Aが設けられ
る。
【0005】このスリップブレーキというのは、その固
定外殻部はちょうどモータのステータ部、回転内軸部は
ロータ部に相当し、固定外殻部に生ずる電磁力をモータ
の場合とは逆にロータ部の回転を止めようとする制動ト
ルクとして利用する一種の電磁ブレーキである。
【0006】この第1スリップブレーキ5Aの中空部に
は、線条体1が走行できるように、中空軸32と同軸の
中空軸を持つパッド取付け板4が巻付けフライヤ3と相
対回転可能に設けられ、この外周部に巻き付けるべきテ
ープ2のテープパッド2Aが装着される。また符号2B
は対向する中空軸10に嵌めて貯えられる予備パッドを
示す。
【0007】中空軸32は適宜の回転駆動源Mから正逆
転歯車箱9,変速装置8、主駆動軸6を経て回転駆動さ
れ、この回転運動が巻付けフライヤ3を回転して線条体
1にテープ2を巻き付けるわけである。回転駆動源Mと
してはたとえばこのテープ巻き装置が含まれる大型機械
のライン軸であってももちろんいい。
【0008】テープパッド2Aはテープの使用に従って
その外径が減少することになるが、この外径の減少を光
電素子などの装置によって直接計測するか、あるいは線
条体1への1巻き分の定まった巻付け長さから換算され
るテープパッド2Aの回転速度を計測するかしてその外
径減少分を検知し、それに従って第1スリップブレーキ
5Aの、パッド取付け板4に作用する電磁力、つまり制
動トルクを調整する制御回路C1が設けられている。
【0009】この制御回路C1の指令によってパッド取
付け板4の回転にかける制動トルクを適宜調整しなが
ら、テープパッド2Aからほどけるテープ2の張力、つ
まり線条体1にテープ2を巻き付ける張力を一定にす
る。以上が従来のセンタ式テープ巻き装置の構成ならび
に作用の概要である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のセンタ式テープ
巻き装置においては、テープの張力は巻付けフライヤの
回転軸に固着したスリップブレーキによってのみ調整さ
れるから、このブレーキの発生トルクを超えたテープ張
力を得ることはできない。また大きい張力を得るために
無理に大型のスリップブレーキを装着すれば、その外径
の2乗と重力の加速度との積に比例する慣性モーメント
が過大になってしまうから装置の高速回転が難しくな
り、またかえって張力調整がうまくいかなくなる欠点が
ある。つまり大きい張力を必要とする金属テープを巻き
付けるためにはプラスチックテープ用とは別のテープ巻
き装置を必要とする不都合がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
によるその解決手段は、テープ巻きすべき線条体を走行
させる中空軸を有する巻付けフライヤと、前記巻付けフ
ライヤに同軸的かつ相対的に回転可能に設けられ、テー
プを送り出すテープパッドを担持するパッド取付け板
と、前記巻付けフライヤに同軸的に固着される固定外殻
部およびこの内側に該固定外殻部からの電磁力を受ける
よう配置される第1回転内軸部から成る第1スリップブ
レーキと、前記テープパッドの外径の変化に従って前記
第1スリップブレーキの電磁力を制御する制御回路と、
前記中空軸を回転駆動する適宜の駆動源とを有するテー
プ巻き装置において、前記巻付けフライヤには前記第1
スリップブレーキと同軸的に別の第2スリップブレーキ
が設けられ、この第2回転内軸部と前記第1回転内軸部
とは接続・切断を選択できる適宜の軸継手によって連結
され、さらに前記テープパッドの外径の変化に従って前
記第2スリップブレーキの固定外殻部の電磁力を調整す
る別の制御回路とを設けたことを特徴とするセンタ式テ
ープ巻き装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】図1についてこの発明の一実施例
を説明する。以下では従来技術に関して既に説明した部
分は省略する。巻付けフライヤ3には第1スリップブレ
ーキ5Aと同軸的に第2スリップブレーキ5Bが設けら
れる。この第2スリップブレーキ5Bは固定外殻部5B
(符号共用)と、線条体1を通すべく中空の回転内軸部
52とからなる。しかしてテープパッド2Aからその外
径の変化に従って第2スリップブレーキ5Bを制御する
制御回路C2が設けられる。
【0013】第1および第2スリップブレーキ5A,5
Bそれぞれの第1回転内軸部51と第2回転内軸部52
とは同軸的に配置され、これらは互いに接続・切断状態
が選択できるような適宜の軸継手7によって連結されて
いる。この種の軸継手としてはたとえば、電磁クラッチ
式、スライドスリーブ式などがある。
【0014】図2および図3にスライドスリーブ式の軸
継手を例示する。図2に示したものは第1および第2回
転内軸部51,52の内壁部に軸方向に延びる少なくと
も1条の溝54を穿設し、これら両回転内軸部51,5
2の内壁に共通に挿通できる中空のスリーブ53の外周
部に前記の溝54に嵌まる突条53Aを突設し、このス
リーブ53を差し込むことによって、両軸の相対的な回
転状態を係止できる、すなわち軸継手を接続状態にする
ものである。なお符号55はこの接続状態を固定するた
めのセットねじを示す。
【0015】図3は軸継手の別の例を示す。これでは第
1および第2回転内軸部51,52の内壁部に突出する
少なくとも1本の突起57を設け、スリーブ56には長
手方向に延び突起57に係合するスリット56Aを切
り、スリーブ56を差し込むことによってスリット56
Aと突起57を係合させて前記両回転内軸部51,52
の相対回転を係止するものである。
【0016】以上に述べた構成から本発明のテープ巻き
装置の使用法は自明であろう。すなわち、まず(1)プ
ラスチックテープのような普通の張力の大きさで巻き付
けるものでは軸継手7は切断状態にしておく。この場合
テープ巻き装置は従来型と全く同様であり、テープ張力
を得るための制動トルクは第1スリップブレーキ5Aに
よってかけられ、制御回路としてはC1だけが作動す
る。
【0017】次に(2)金属テープのように大張力巻付
けが必要なときは、軸継手7を接続し、パッド取付け板
4の回転制動トルクを2台のスリップブレーキ5A,5
Bの共用によって制御する。このとき制御回路としては
もちろんC1,C2を共に使用する。
【0018】なお正逆転歯車箱9はテープ巻きの方向を
右巻きか左巻きか選ぶため、また変速装置8はテープ巻
きの速度を調整するために設けてあるものである。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、必要に応じて軸継手
の接続・切断を行い、これによって巻付けフライヤ内部
の1台のスリップブレーキによって制御するか、あるい
は2台のそれを併用するか選択でき、巻付け張力を小か
ら大にいたるまで幅広く調整できる利点がある。具体的
に言えば、1台のテープ巻き装置によって金属、プラス
チックの各テープに兼用できる利点がある。なお一般に
同じ制動トルクを得るために、2台のスリップブレーキ
を併用する方が、1台の場合より回転モーメントを小さ
くでき、したがって高速運転できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置を示す側断面図である。
【図2】スライドスリーブ式の軸継手の一例を示す側断
面図である。
【図3】スライドスリーブ式の軸継手の別の一例を示す
側断面図である。
【符号の説明】
1 線条体 2 テープ 2A テープパッド 2B 予備パッド 3 巻付けフライヤ 31 巻付けアーム 32 中空軸 4 パッド取付け板 5A 第1スリップブレーキ 5B 第2スリップブレーキ 51 第1回転内軸部 52 第1回転内軸部 55 セットねじ 53,56 接続用スリーブ 6 主駆動軸 7 軸継手 8 変速装置 9 正逆転歯車箱 10 中空軸 M 回転駆動源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ巻きすべき線条体(1)を走行さ
    せる中空軸(32)を有する巻付けフライヤ(3)と、
    前記巻付けフライヤ(3)に同軸的かつ相対的に回転可
    能に設けられ、テープ(2)を送り出すテープパッド
    (2A)を担持するパッド取付け板(4)と、前記巻付
    けフライヤ(3)に同軸的に固着される固定外殻部およ
    びこの内側に該固定外殻部からの電磁力を受けるよう配
    置される第1回転内軸部(51)から成る第1スリップ
    ブレーキ(5A)と、前記テープパッド(2A)の外径
    の変化に従って前記第1スリップブレーキ(5A)の電
    磁力を制御する制御回路(C1)と、前記中空軸(3
    2)を回転駆動する適宜の駆動源(M)とを有するテー
    プ巻き装置において、前記巻付けフライヤ(3)には前
    記第1スリップブレーキ(5A)と同軸的に別の第2ス
    リップブレーキ(5B)が設けられ、この第2回転内軸
    部(52)と前記第1回転内軸部(51)とは接続・切
    断を選択できる適宜の軸継手(7)によって連結され、
    さらに前記テープパッド(2A)の外径の変化に従って
    前記第2スリップブレーキ(5B)の固定外殻部の電磁
    力を調整する別の制御回路(C2)とを設けたことを特
    徴とするセンタ式テープ巻き装置。
JP11165347A 1999-06-11 1999-06-11 センタ式テープ巻き装置 Pending JP2000351531A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11165347A JP2000351531A (ja) 1999-06-11 1999-06-11 センタ式テープ巻き装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11165347A JP2000351531A (ja) 1999-06-11 1999-06-11 センタ式テープ巻き装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000351531A true JP2000351531A (ja) 2000-12-19

Family

ID=15810636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11165347A Pending JP2000351531A (ja) 1999-06-11 1999-06-11 センタ式テープ巻き装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000351531A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0119390B1 (en) Tape winding apparatus
JP4399054B2 (ja) 繊維機械のボビンクリールを制御するための装置
JP2000351531A (ja) センタ式テープ巻き装置
JP2000351532A (ja) テープ巻き装置
JP3360023B2 (ja) 直進・回転アクチュエータ及び該アクチュエータを備えた巻線機
JP2001206643A (ja) テープ巻き装置
JP3280039B2 (ja) 紙ウェブの巻取装置および紙ウェブの巻取方法
JPH02250644A (ja) 電機子の巻線装置
JP2000318933A (ja) テープ巻き装置
JPH08397Y2 (ja) 糸巻き装置
JP2004359442A (ja) 巻取り装置及び巻取り方法
JP4206228B2 (ja) 直進・回転アクチュエータ及び該アクチュエータを備えた巻線機
JPS6364379B2 (ja)
JPS6224346B2 (ja)
JP2568943B2 (ja) 巻材送り出し装置
JP2000053334A (ja) テープ巻付装置のテープ送出張力制御方法
JP3348115B2 (ja) モーター内蔵シャッタードラム
JPH1029771A (ja) トルク発生装置およびその装置をもつリール
JP2003081538A (ja) 中心式テーピング機
JP2998957B1 (ja) 高・低張力兼用テ―プ巻き装置
JPS6219652Y2 (ja)
JP2002505992A (ja) ロールスタンドに関連する装置
JP3440834B2 (ja) ガラス糸巻付装置
JP2547082Y2 (ja) 自動テープ巻回装置用テープカセット
JPS6288784A (ja) テ−プ巻付け方法およびその装置