JPH1135235A - ケーブル巻取装置 - Google Patents

ケーブル巻取装置

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Publication number
JPH1135235A
JPH1135235A JP19432197A JP19432197A JPH1135235A JP H1135235 A JPH1135235 A JP H1135235A JP 19432197 A JP19432197 A JP 19432197A JP 19432197 A JP19432197 A JP 19432197A JP H1135235 A JPH1135235 A JP H1135235A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
cable winding
cable
shaft
slip clutch
Prior art date
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Pending
Application number
JP19432197A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kubota
明良 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tamagawa Seiki Co Ltd filed Critical Tamagawa Seiki Co Ltd
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Publication of JPH1135235A publication Critical patent/JPH1135235A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のケーブル巻取装置においては、ケーブ
ル巻取プーリにはスリップクラッチが設けられていなか
ったため、ケーブル側に大きい負荷がかかった場合に駆
動機構に大きい負荷が作用し、内部機構の損傷が発生す
ることがあった。 【解決手段】 本発明によるケーブル巻取装置は、ケー
ブル巻取プーリ(1)に設けられた機械的スリップクラッ
チ(15)により、ケーブル巻取プーリ(1)における回転の
伝達を制御することにより、ケーブル側の大きい負荷発
生時の駆動機構(10)側の損傷を防止する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル巻取装置
に関し、特に、ケーブル巻取プーリにスリップクラッチ
を設けることにより、ケーブル巻取プーリ側に大きい力
が作用した時の駆動機構側の保護を行うための新規な改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のケーブル
巻取装置としては、一般に図2の構成が採用されてい
た。すなわち、図2において符号1で示されるものはケ
ーブル巻取プーリであり、このケーブル巻取プーリ1の
プーリ2は軸受3を介して固定台4に回転自在に設けら
れており、このプーリ2の外周にはケーブル(図示せ
ず)を巻取るための螺旋溝5が形成されていると共に、
このプーリ2の軸心位置には軸孔6が形成されている。
前記ケーブル巻取プーリ1の隣接位置には、駆動機構1
0が設けられ、この駆動機構10の出力軸11は前記軸
孔6に結合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のケーブル巻取装
置は、以上のように構成されていたため、次のような課
題が存在していた。すなわち、駆動機構の出力軸とケー
ブル巻取プーリのプーリが直結されていたため、ケーブ
ルを巻回するプーリに外部から大きい力が作用した場
合、この力が直接駆動機構に作用するため、駆動機構が
損傷を受けることがあった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、ケーブル巻取プーリにスリ
ップクラッチを設けることにより、ケーブル巻取プーリ
側に大きい力が作用した時の駆動機構側の保護を行うよ
うにしたケーブル巻取装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるケーブル巻
取装置は、モータの回転を第1ギア機構、電磁クラッチ
及び第2ギア機構を介して出力軸に伝達し、前記出力軸
をケーブル巻取プーリに伝達してケーブルの巻取りを行
うようにしたケーブル巻取装置において、前記ケーブル
巻取プーリに設けられた機械的スリップクラッチを有
し、前記機械的スリップクラッチにより前記ケーブル巻
取プーリにおける回転の伝達を制御する構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるケ
ーブル巻取装置の好適な実施の形態について説明する。
なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して
説明する。図1において符号1で示されるものはケーブ
ル巻取プーリであり、このケーブル巻取プーリ1のプー
リ2は軸受3を介して固定台4に回転自在に設けられて
おり、このプーリ2の外周にはケーブル(図示せず)を
巻取るための螺旋溝5が形成されていると共に、このプ
ーリ2の軸心位置には軸孔6が形成されている。前記プ
ーリ2は、プーリ部2aと前記軸孔6を有する軸部2b
とからなり、このプーリ部2aと軸部2bとの間には周
知の機械的スリップクラッチ15が設けられ、プーリ部
2a側に外部から大きい力が作用すると、この機械的ス
リップクラッチ15が滑動して軸部2bの回転力がプー
リ部2aに伝達されないように構成されている。
【0007】前記ケーブル巻取プーリ1の隣接位置に
は、駆動機構10が接続して配設されており、この駆動
機構10の出力軸11が前記軸部2bの軸孔6に結合さ
れている。この駆動機構10に設けられた駆動用のモー
タ20は、第1、第2傘歯車21,22を介して第1軸
22に接続され、この第1軸22の第1ギヤ23は第2
軸24に軸受25を介して回転自在に設けられた第2ギ
ヤ26に接続され、前述の各傘歯車21,22、第1軸
22、第1ギヤ23、第2軸24及び第2ギヤ26によ
り第1ギヤ機構27を構成している。
【0008】前述第2軸24には、前記第2ギヤ26の
下段にキー28を介してヨーク29が一体回転自在かつ
このキー28に沿って上下動するように設けられ、この
ヨーク29の下段には電磁クラッチ30が固定配置され
ている。このヨーク29は周知のように常時は図示しな
いスプリングによって上方に付勢されて第2ギヤ26と
結合し、この電磁クラッチ30に通電してオンとした時
にこのスプリングに抗してヨーク29が下降して第2ギ
ヤ26とヨーク29とが機械的に切離されて第2軸24
が駆動されないように構成されている。
【0009】前記第2軸24に設けられた第3ギヤ31
は出力軸11の第4ギヤ33と結合し、この出力軸11
は前記軸孔6に嵌入されて結合していると共に(図1で
は非結合の状態として示されている)、前記第4ギヤ3
3に結合する回転検出器34によって出力軸11の回転
が検出される。従って、前述の出力軸32と第4ギヤ3
3によって第2ギヤ機構40が構成されている。
【0010】次に、動作について述べる。まず、電磁ク
ラッチ30がオフの場合、ヨーク29がスプリングによ
り上方に付勢されて第2ギヤ26と結合しているため、
モータ20の回転は各傘歯車21,22及び第1ギヤ2
3を介して第2ギヤ26に伝達され、この第2ギヤ2
6、ヨーク29及びキー28を介して第2軸24は回転
し、第3、第4ギヤ31,33を介して出力軸11が回
転し、プーリ2が回転する。次に、前述の状態で、プー
リ2によりケーブル(図示せず)を巻取ることができる
が、このケーブル側に外部から大きい負荷がかかった場
合、機械的スリップクラッチ15の作用によりプーリ部
2aに対して軸部2bがスリップするため、出力軸11
も同様にスリップ回転状態となる。また、ケーブル側の
負荷が小さくなれば、再び出力軸11の回転がプーリ部
2aに伝わり、ケーブルの巻取り状態となる。
【0011】さらに、前述のケーブル巻取り状態におい
て、電磁クラッチ30をオンとすると、ヨーク29が下
方へ引きつけられてヨーク29と第2ギヤ26との結合
が解除され、第2ギヤ26は空回り状態となって第2軸
24側へは回転が伝達されず、プーリ2によるケーブル
の巻取りが中断される。なお、この電磁クラッチ30の
構成は一例を示したものであり、周知のように種々のタ
イプがあるため、他のタイプを用いて前述の動作とは異
なる動作によって回転伝達のオン・オフを行うようにす
ることができることは述べるまでもないことである。
【0012】
【発明の効果】本発明によるケーブル巻取装置は、以上
のように構成されているため、次のような効果を得るこ
とができる。すなわち、ケーブル巻取りプーリに機械的
スリップクラッチが設けられているため、ケーブル側に
大きい負荷が生じた場合には、この機械的スリップクラ
ッチによってプーリがスリップ状態となり、駆動機構側
に過度の負荷がかかることを防止でき、駆動機構側の損
傷を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるケーブル巻取装置を示す断面図で
ある。
【図2】従来構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1 ケーブル巻取プーリ 2 プーリ 2a プーリ部 2b 軸部 3 軸受 4 固定台 11 出力軸 15 機械的スリップクラッチ 20 モータ 27 第1ギヤ機構 40 第2ギヤ機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ(20)の回転を第1ギア機構(27)、
    電磁クラッチ(30)及び第2ギア機構(40)を介して出力軸
    (11)に伝達し、前記出力軸(11)をケーブル巻取プーリ
    (1)に伝達してケーブルの巻取りを行うようにしたケー
    ブル巻取装置において、前記ケーブル巻取プーリ(1)に
    設けられた機械的スリップクラッチ(15)を有し、前記機
    械的スリップクラッチ(15)により前記ケーブル巻取プー
    リ(1)における回転の伝達を制御することを特徴とする
    ケーブル巻取装置。
  2. 【請求項2】 前記ケーブル巻取プーリ(1)は、固定台
    (4)に軸受(3)を介して回転自在に設けられたプーリ(2)
    と、前記プーリ(2)を構成するためのプーリ部(2a)及び
    前記出力軸(11)とからなり、前記機械的スリップクラッ
    チ(15)は前記プーリ部(2a)と出力軸(11)との間に設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載のケーブル巻取
    装置。
JP19432197A 1997-07-18 1997-07-18 ケーブル巻取装置 Pending JPH1135235A (ja)

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JPH1135235A true JPH1135235A (ja) 1999-02-09

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010240514A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Ksk:Kk 配管清掃機及び配管清掃方法
CN101941580A (zh) * 2010-08-09 2011-01-12 中国矿业大学 带式输送机张紧绞车传动装置
JP2011529838A (ja) * 2008-08-05 2011-12-15 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 電源コードの繰り出し及び格納
JP2019044923A (ja) * 2017-09-06 2019-03-22 多摩川精機株式会社 スプリング要素を組み込んだギア機構

Cited By (4)

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CN101941580A (zh) * 2010-08-09 2011-01-12 中国矿业大学 带式输送机张紧绞车传动装置
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