JP2566927B2 - 回転駆動装置 - Google Patents

回転駆動装置

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JP2566927B2 JP61202018A JP20201886A JP2566927B2 JP 2566927 B2 JP2566927 B2 JP 2566927B2 JP 61202018 A JP61202018 A JP 61202018A JP 20201886 A JP20201886 A JP 20201886A JP 2566927 B2 JP2566927 B2 JP 2566927B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は回転駆動装置、特にトルクリミツタを介して
回転体を駆動する回転駆動装置に関するものである。
<従来の技術> この種のトクルリミツタを有する回転駆動装置にはビ
デオテープレコーダ(VTR)に於けるリール台の駆動機
構があるが、以下このVTRのリール台駆動機構を例にと
って説明する。
VTRに於いてキヤプスタンモータとリールモータを兼
用するタイプのものに於いては、キヤプスタンによりテ
ープ速度が決定される録画再生時や所謂高速サーチ再生
時、リールの駆動のみによりテープの高速送り及び高速
巻戻しを行う時、更にテープの回転ヘツドシリンダへの
装填を解除する際にカセツトから引出されたテープをカ
セツト内へ巻取る時の夫々に於いてリール台の駆動に必
要とするトルクが異なる。即ちテープをリールの駆動の
みにより高速走行させる場合には高いトルクが要求さ
れ、録画再生時等では中程度のトルク、回転ヘツドシリ
ンダに装填されていたテープを巻取る場合には低トルク
が要求される。
これに対して従来この種のVTRのリール台駆動機構に
あっては、リール台と一体に回転するギアに噛合する第
1のギア、これと同軸に配された第2のギア、第1のギ
アと第2のギアとを結合するリミツタフエルト、このリ
ミツタフエルトにより制限されるトルクを決定するスプ
リング及びスプリング圧力調整部材等よりなるトルクリ
ミツタ部を設け、駆動力の第1のギアと第2のギアに選
択的に伝達することにより制限トルクを切換えていた。
<発明が解決しようとする問題点> ところが、上述の構成では2種類のトルクに対してし
か対応がとれない。一般に従来のVTRに於いては前述の
中トルクと高トルクとにのみ対応する構成となってお
り、これに伴って前述の低トルクに対しては対応ができ
ない。従ってカセツトテープを巻取る場合に於いても録
画再生時と同じトルクでリール台が駆動されていた。例
えば録画再生に必要なトルクが30gcmであるのに対し、
上記巻取に必要なトルクは10gcm程度であり、このテー
プ巻取時に必要以上に大きなトルクがリール台に加わ
り、テープがリールのフランジ部に乗り上げる等の事故
を誘発することになる。
そこで3種類のトルクに対して対応をとる様構成する
ことが考えられるが、トルクリミツタは動力伝達方向に
直列に2つ以上設けても全く意味をなさないものであ
り、リール台への駆動力の伝達経路を2つ以上設けて夫
々にトルクリミツタ部を設け、更に両伝達経路の一方を
無効化しなければならない。例えば具体的にはリール台
と一体的に回転するギアに対して、互いに異なる制限ト
ルクを有するトルクリミツタを介して駆動される2つの
ギアを選択的に噛合させ、これらのギアの内一方のギア
に対してトルクリミツタを介さずに駆動を行う構成とし
なければならない。
以上の説明から明らかな様に、3種類のトルクに対応
した動力伝達機構を構成する場合、構造が極めて複雑と
なり装置の小型化、軽量化の妨げとなってしまう。まし
てや4種類以上のトルクに対応した動力伝達機構を構成
することは実質上不可能であった。
尚、この様な問題点はVTRのリール台駆動機構のみに
生ずる問題点ではなく、トルクリミツタを具える回転駆
動装置にとって共通の問題点であった。
本発明は上述の如き問題点に鑑み、極めて簡単な構成
で複数種の必要トルクに対応でき、特に3種類以上の必
要トルクに対応可能な回転駆動装置を提供することを目
的とする。
<問題点を解決するための手段> 上記目的を達成するために、本発明の回転駆動装置は
第1の軸に回転可能に支持された第1の回転体と、この
第1の回転体と同軸に配され、第1の制限トルクを有す
る第1のトルクリミッタを介して前記第1の回転体を駆
動する第2の回転体と、前記第1の軸と離間して配され
た第2の軸に回転可能に支持され、前記第2の回転体を
駆動する第3の回転体と、この第3の回転体と同軸に配
され、前記第1の制限トルクとは異なる制限トルクを有
する第2のトルクリミッタを介して前記第3の回転体を
駆動する第4の回転体と、前記第3の回転体もしくは前
記第4の回転体を回転させる駆動手段と、前記第1の回
転体と前記第2の回転体とを一体的に回転させる連結手
段とを備え、前記駆動手段が前記第3の回転体を回転さ
せることにより前記第2の回転体を回転させ、かつ、前
記連結手段を作用させることにより前記第2の回転体と
第1の回転体を一体的に回転させる第1のモードと、前
記駆動手段が前記第4の回転体を回転させることにより
前記第2のトルクリミッタおよび第3の回転体を介して
前記第2の回転体を回転させ、かつ、前記連結手段を作
用させることにより前記第2の回転体と第1の回転体を
一体的に回転させる第2のモードと、前記駆動手段が前
記第3の回転体を回転させることにより前記第2の回転
体を回転させ、前記連結手段を作用させることなく、前
記第1のトルクリミッタを介して前記第1の回転体を回
転させる第3のモードを有して構成されている。
<作 用> 上述の如く構成することにより、前記一体的に回転さ
せる手段を作用させるかさせないかにより、トルクリミ
ツタの作用、非作用状態を切換えることができ、従来の
様に駆動する回転体を切換える必要がないので、装置の
構造を簡略化できる。しかもこのトルクリミツタを非作
用状態とした時には前記第2の回転体に対して他のトル
クリミツタを直列に接続可能となるため、3種以上の必
要トルクに対応した回転駆動装置の小型軽量化にとって
特に有効なものである。
<実施例> 以下、本発明をVTRのリール台駆動機構に適用した実
施例について説明する。第1図は本発明の一実施例とし
てのリール台駆動機構を示す図である。
第1図において、VTRに於ける供給リールを駆動する
第1の回転体としてのリール台3はシヤーシ9に垂直に
植設したリール軸1に対して回転自在に保持されてい
る。また、上記リール台3はリミツタフエルト5を介し
て第2の回転体であるリミツタギア4と連動している。
また、上記リール軸1より所定の距離をおいて、リミツ
タ軸2が植設されている。上記リミツタ軸2には第4の
回転体であるリミツタギア7とリミツタフエルト12を介
して連動する第3の回転体であるリミツタギア6が回転
自在に保持されている。上記のリミツタフエルト5,12
は、スプリング15,16により軸方向に隣接する回転部材
に圧着されているが、少なくともその一方に対してはス
リツプ可能な如く取付けられている。また上記回転部材
のうちリミツタギア4及び6はギア部21と22で噛合して
いる。さらに供給リール台から所定の距離をおいて、平
行移動する直結ギア10が、軸11に対して回転自在に保持
されている。上記ギアは、図示されていない駆動源によ
り平行移動することにより、ギア部20,21,25で、リール
台3、リミツタギア25と噛合する。
以下上述の構成に於ける動作及び作用の説明を行う。
まず、大きなトルクを必要とする早送り、巻戻し動作
を行う場合、不図示の駆動機構により図中上方にシフト
させたアイドラ8をリミツタギア6に噛合し、さらに、
直結ギア10をリール台3とリミツタギア4に噛合する
と、アイドラ8の駆動力が直接リール台1に伝達されも
っとも高いトルクを伝えることになる。
次に、高速サーチ再生や録画再生等を行う場合、即ち
中程度のトルクが必要な場合、下にシフトさせたアイド
ラ8′をリミツタギア7に噛合し、前と同様に、直結ギ
ア10をリール台3とリミツタギア4に噛合する。この場
合、リミツタギア7の回転はリミツタフエルト12を介し
てリミツタギア6に伝達されるが、最大トルク30gcmよ
り大きなトルクが伝達される場合、上記リミツタギア7
とリミツタギア6は、リミツタフエルト12との接触部で
スリツプを生じ、最大トルク30gcmより大きなトルクが
供給リール台に伝達されず、中トルク以下でローデイン
グしてある磁気テープを巻取ることができる。
最後に、回転ヘツドシリンダに巻装されていたテープ
をカセツト外から巻取る時の動作、即ち最も低いトルク
を必要とする場合について説明する。
まず、上にシフトさせたアイドラ8をリミツタギア6
に噛合し、今度は直結ギア10をリール台3とリミツタギ
ア4から離す。この場合、アイドラ8から伝達された駆
動力はリミツタギア4に直接伝達されるが、その回転は
リミツタフエルト5を介してリール台3に伝達され、先
と同様な現象により、リール3には最大10gcmのトルク
しか伝達されない。この低トルクにより、上述の磁気テ
ープの巻取動作を行う。尚、上記の場合、アイトラ8は
下方にシフトしてリミツタギア7に噛合しても同様の結
果となる。
また、ギア部20と前記ギア部20の下に設けたリミツタ
ギア4とを直結させるとき、前記実施例中では直結ギア
10を用いたが、静止した状態で歯車を噛合する時に多少
のひっかかりが生じ、うまく噛合しないことも考えられ
る。
これに対する他の実施例を第2図と第3図に示す。ま
ず、第2図において、直結ギアを直結ゴムローラ62に変
更し、リール台61とリミツタギア60に圧着させて、リー
ル台61を回転させる例を示した。リール台61とリミツタ
ギア60の圧着部は摩擦抵抗が大きくなるように、あらい
仕上げにしておく。また第3図において、直結ギアのか
わりにリミツタギアと同期して回転し上下にシフトする
直結リング71を設け、図示されていない駆動源により、
前記直結リング71をカム73を介して押し上げ、前記直結
リング71のピン部80をリール台72の穴部81にはめ込んで
リール台72とリミツタギア70とを一体的に回転させる例
を示した。
尚、前記実施例中ではトルクリミツタにフエルトを用
いたが環境、耐久性が必要ならプラスチツクマグネツト
を使用してもよい。
また、上記第1図に示す実施例に於いてはフエルト12
によるトルクリミツタを動作させるか否かはアイドラ8
をリミツタギア6,リミツタギア7のいずれに噛合させる
かによって切換えていたが、10と同様の直結ギアをリミ
ツタギア6,7に噛合させるか否かによって切換えること
も可能である。この場合、リミツタギアを更に他のトル
クリミツタを介して駆動することにより装置を巨大化す
ることなく4種類以上の設定トルクを備える構成とする
ことができる。
上述の如き実施例のリール台駆動機構に於いては構成
を複雑化することなく、3種類以上の設定トルクを有す
るリール台駆動機構が得られた。また3種類目の最小ト
ルクをカセツト内へテープを巻取る動作に対応させるこ
とにより、この動作に伴うテープダメージ等を未然に防
止することが可能となった。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明によれば極めて簡単な構
成で複数種の設定トルクを設けることのできる回転駆動
装置を得ることができ、特に3種類以上の設定トルクを
とる装置の巨大化を防止することが可能となった。
さらに、第1のモードでは、トルクリミツタを介さず
に駆動手段からの駆動力を第1の回転手段に伝達でき、
第2のモードでは、第2のトルクリミツタのみを作用さ
せて駆動手段からの駆動力を第1の回転手段に伝達で
き、第3のモードでは、第1のトルクリミツタのみを作
用させて駆動手段からの駆動力を第1の回転手段に伝達
できるので、各モードにおけるトルクの制限を簡単に設
定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての回転駆動装置を示す
図、 第2図は本発明の他の実施例としての回転駆動装置を示
す図、 第3図は本発明の更に他の実施例としての回転駆動装置
を示す図である。 3は第1の回転体としてのリール台、 4は第2の回転体としてのリミツタギア、 5はリミツタフエルト、 6は第3の回転体としてのリミツタギア、 7は第4の回転体としてのリミツタギア、 10は直結ギア、 12はリミツタフエルトである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−178756(JP,A) 特開 昭50−98306(JP,A) 実開 昭58−84646(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の軸に回転可能に支持された第1の回
    転体と、 その第1の回転体と同軸に配され、第1の制限トルクを
    有する第1のトルクリミッタを介して前記第1の回転体
    を駆動する第2の回転体と、 前記第1の軸と離間して配された第2の軸に回転可能に
    支持され、前記第2の回転体を駆動する第3の回転体
    と、 この第3の回転体と同軸に配され、前記第1の制限トル
    クとは異なる制限トルクを有する第2のトルクリミッタ
    を介して前記第3の回転体を駆動する第4の回転体と、 前記第3の回転体もしくは前記第4の回転体を回転させ
    る駆動手段と、 前記第1の回転体と前記第2の回転体とを一体的に回転
    させる連結手段とを備え、 前記駆動手段が前記第3の回転体を回転させることによ
    り前記第2の回転体を回転させ、かつ、前記連結手段を
    作用させることにより前記第2の回転体と第1の回転体
    を一体的に回転させる第1のモードと、 前記駆動手段が前記第4の回転体を回転させることによ
    り前記第2のトルクリミッタおよび第3の回転体を介し
    て前記第2の回転体を回転させ、かつ、前記連結手段を
    作用させることにより前記第2の回転体と第1の回転体
    を一体的に回転させる第2のモードと、 前記駆動手段が前記第3の回転体を回転させることによ
    り前記第2の回転体を回転させ、前記連結手段を作用さ
    せることなく、前記第1のトルクリミッタを介して前記
    第1の回転体を回転させる第3のモードを有しているこ
    とを特徴とする回転駆動装置。
JP61202018A 1986-08-28 1986-08-28 回転駆動装置 Expired - Fee Related JP2566927B2 (ja)

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JPS6356847A JPS6356847A (ja) 1988-03-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5098306A (ja) * 1973-12-25 1975-08-05
JPS5884646U (ja) * 1981-11-30 1983-06-08 アルパイン株式会社 テ−プレコ−ダのリ−ル台
JPS61178756A (ja) * 1985-02-01 1986-08-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd リ−ル台駆動装置

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