JP3432889B2 - リール台負荷付与機構 - Google Patents

リール台負荷付与機構

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JP3432889B2 JP08643794A JP8643794A JP3432889B2 JP 3432889 B2 JP3432889 B2 JP 3432889B2 JP 08643794 A JP08643794 A JP 08643794A JP 8643794 A JP8643794 A JP 8643794A JP 3432889 B2 JP3432889 B2 JP 3432889B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR等の磁気記録再
生装置において、リール台に所定の軽い回転負荷を与え
て、送り出した磁気テープの弛みを防止するリール台負
荷付与機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種リール台の負荷付与機構には、図
9に示すものが提案されている。図において、シャーシ
1上のカセット装着位置には、リール台3,3が公知の
如く設けられている.アイドラ機構(図示せず)によ
り、リール台3を回転駆動させて記録再生、早送り(以
下、FFと略す)、巻戻し(以下、REWと略す)、逆
転早送り(以下、REVと略す)が行われる。
【0003】FF、REW時には、磁気テープ60を送
り出すリール台3に、所定の回転負荷を与えることによ
って、磁気テープ60が該リール台3から急に引き出さ
れることを防ぎ、他方のリール台3で円滑な巻き取りが
行われるようにしている。従って、それぞれのリール台
3,3の側方には、ソフトブレーキレバー93が設けら
れ、引張りバネ94によりリール台3の側方に圧接され
て、一定の回転負荷が常に与えられている。
【0004】また、図10に示すように、リール台3と
シャーシ1との間に、圧縮バネ31を設け、リール台3
と抜け止めワッシャ30との摩擦により、リール台3に
回転負荷を与えているものがある。さらに、図11及び
図12に示すものもある(特開平1−86351参
照)。これは、リール台3に上部ギア32と下部ギア3
3を設け、両ギア32,33間にマグネットによるトル
ク発生機構34を備えている。リール台3の側方には、
ワンウェイクラッチギア9が設けられている。
【0005】これは、上ギア90と下ギア91を同軸上
に回転自在に嵌め、両ギア90,91間にワンウェイク
ラッチを内蔵して構成している。下ギア91は反時計方
向(以下、CCWと略す)に回転するときは上ギア90
には拘束されず、時計方向(以下、CWと略す)に回転
するときは上ギア90と一体に回転する。上ギア90は
上部ギア32から離間し、下ギア91は下部ギア33に
噛合する。上部ギア32がCCWに、即ちリール台3が
磁気テープを送り出す方向に回転すると、下部ギア33
にもCCWの付勢力が与えられる。このとき、ワンウェ
イクラッチギア9の側方に設けられた突片92が上ギア
90に係止する。突片92は、シャーシ1に回動自在に
設けられたレバーの先端に設けられたものであるが、詳
細な記載は省略する。
【0006】ワンウェイクラッチギア9はCWに回転力
を与えられるので、上ギア90と下ギア91が一体とな
って回転しようとするが、突片92により回転を規制さ
れているので回転できない。従って、リール台3の下部
ギア33は回転できず、上部ギア32は下部ギア33と
の間に摩擦を生じながら回転する。このようにして、リ
ール台3には回転負荷が与えられる。上部ギア32がC
Wに、即ちリール台3が磁気テープを巻き取る方向に回
転すると、突片92がワンウェイクラッチギア9から離
間し、リール台3はスムーズに回転できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図9及び図10の従来
例では、リール台3が磁気テープ60を送り出し、及び
巻き取りのいずれの場合にも、回転負荷が与えられてい
る。ところが、リール台3が磁気テープ60を巻き取る
ときは回転負荷は不要であるので、余分な負荷が与えら
れていることになる。即ち、リール台3を回転させる際
に、アイドラ機構を駆動させるモータの消費電流が増加
する。
【0008】また、図11の従来例では、リール台3の
正転・逆転により、回転負荷を切り換えるものの、構成
が吐く雑で部品点数が増加し、磁気記録再生装置の軽量
化・小型化の要請に反する。そこで、本案は、リール台
3が磁気テープを送る出すときのみ、回転負荷を与える
機構を簡素な構成とすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】シャーシ1上に、下部軸
41と該下部軸41から突出した上部軸40とから成る
枢軸4を固定して設ける。各リール台3の下面から突設
された嵌合筒5を、上部軸40に回転自在に嵌合し、シ
ャーシ1と各リール台3下面間に、嵌合筒5と下部軸4
1双方に巻き付くねじりバネ2,20を設け、ねじりバ
ネ2,20の構成は、 A.磁気テープをカセットから外方に送り出すリール台
の回転に伴い、内径が縮小する方向に巻き付いている構
成とする。 B.リール台は、嵌合筒下面と下部軸上面間に生じる隙
間(リール台のスラストクリアランス)をねじりバネの
線径より小さく設定する。 C.ねじりバネの少なくとも一方の自由端には、座巻き
加工に代えて先端逃げ加工2a,20aを施す。 D.ねじりバネの端面に形成される座巻き部2b,20
bの内径は、バネ部2c,20cの内径より大きく形成
する。 E.ねじりバネの使用時のバネ高さは、ねじりバネ自由
高さより小さく設定する。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】リール台3が磁気テープを送り出す方向に回転
すると、ねじりバネ2は内径が締まり、嵌合筒5と枢軸
4に緊密に巻き付くので、リール台3には回転負荷が与
えられる。リール台3が磁気テープを巻き取る方向に回
転すると、ねじりバネ2は内径が広がり、嵌合筒5と枢
軸4への巻き付きは緩められ、リール台3には、回転負
荷は殆ど加わらない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1はリール台及びその周辺部品の
分解斜視図、図2は図1の組立て斜視図、図3は各ねじ
りバネの平面図、図4はリール台の組立て断面図、図5
は巻き込みをを示すブレーキ機構の側面図、図6はねじ
りバネの異なる形状の側面図、図7はブレーキ機能の発
生を説明するための図である。
【0016】先ず本発明に関する全体構成について説明
する。図8において、シャーシ1には、回転シリンダ8
0、キャプスタンモータ8、ピンチローラ81が公知の
如く配置されている。磁気テープ60は、先導ガイドブ
ロック61によりカセット6から引き出されて回転シリ
ンダ80に巻き付けられる。キャプスタンモータ8の側
方で且つシャーシ1の裏側には、該キャプスタンモータ
8と噛合する中継ギア70が設けられている。カセット
6の装着位置にはリール台3,3が配置され、両リール
台3,3間には、アイドラ機構7が設けられている。各
リール台3の周部にはギア35が形成されている。
【0017】シャーシ1を挟んでアイドラ機構7の反対
側にはプーリ71が設けられ、アイドラ機構7の右方に
設けられたプーリ72と、上記プーリ71、中継ギア7
0間には、タイミングベルト73が張架されている。キ
ャプスタンモータ8の回転動力は、タイミングベルト7
3を介して、アイドラ機構7に伝達される。該アイドラ
機構7は、両リール台3,3間を選択的に回動してリー
ル台3,3に回転動力を伝える。
【0018】図1に示すように、シャーシ1のリール台
3取付け位置には、枢軸4が立設されている。枢軸4
は、下部軸41の上面から上部軸40が突出した構成で
ある。各リール台3の下面からは嵌合筒5が突出し、該
嵌合筒5の外径は下部軸41の外径に略等しく形成され
ている。リール台3を枢軸4に挿入すると、図2に示す
ように、嵌合筒5は上部軸40に回転自在に嵌合され、
嵌合筒5の下面と下部軸41の上面が合わされる。各リ
ール台3,3とシャーシ1との間では、それぞれねじり
バネ2,20が嵌合筒5及び下部軸41に巻き付く。ね
じりバネ2の上部内面は、嵌合筒5の側面に接し、下部
内面は下部軸41の側面に接している。ねじりバネ2,
20の内径は、嵌合筒5及び下部軸41の外径より約
0.1mm小さく形成されている。なお、45は抜け止
めワッシャである。
【0019】図2において、左側の下部軸41に巻き付
いたねじりバネ2と、右側の下部軸41に巻き付いたね
じりバネ20では、巻き方向が異なっている。即ち、左
側の下部軸41に巻き付いたねじりバネ2は、下方に向
かって左巻きであり、右側の下部軸41に巻き付いたね
じりバネ20は、下方に向かって右巻きである。このよ
うに、それぞれの下部軸41に嵌合されたねじりバネ
2,20の巻き方向が異なるのは、一方のリール台3に
回転負荷が与えられているときには、他方のリール台3
は回転負荷を受けないようにするためである。
【0020】FF時には、両リール台3,3はCWに回
転する。嵌合筒5とねじりバネ2の摩擦により、ねじり
バネ2もCWに回転する。右側のリール台3の嵌合筒5
に嵌合されたねじりバネ20は、図3(b)に示すよう
に、内径が広がるように回転するので、停止状態よりも
嵌合筒5及び下部軸41への巻き付きが緩くなり、リー
ル台3には回転負荷がほとんど加わらない。左側のリー
ル台3の嵌合筒5に嵌合されたねじりバネ2は、図3
(a)に示すように、内径が縮まるように回転するの
で、停止状態よりも嵌合筒5及び下部軸41に緊密に巻
き付き、リール台3には所定の回転負荷が与えられる。
【0021】REW時には、両リール台3,3の関係が
逆になる。即ち、両リール台3,3はCCWに回転し、
図3(b)に示すように右側のリール台3に嵌合された
ねじりバネ20の内径が縮まる。従って、右側のリール
台3に所定の回転負荷が与えられる。左側のリール台3
の嵌合筒5に嵌められたねじりバネ2は、図3(a)に
示すように内径が広がるので、リール台3には殆ど回転
負荷が加わらない。
【0022】このようにして、磁気テープ60を送り出
す方のリール台3には、回転負荷が与えられ、磁気テー
プ60を巻き取る方のリール台3には、回転負荷が加わ
らない。従って、磁気テープ60がリール台3から送り
出される場合に、磁気テープ60が急に引き出されず、
且つリール台3を間接的に駆動されるキャプスタンモー
タ8の負荷を軽減できる。即ち、簡素な機構でリール台
3に軽い制動力を与えることができ、装置全体の小型化
に寄与できる一方、装置全体の消費電力も低減できる。
尚、本実施例では、FF、REW時に回転負荷を与える
としたが、REV時の場合にも、両リール台3,3に加
わる回転負荷の関係は、REW時と同じである。
【0023】ところで、図1に示すリール台3をシャー
シ1に組み立てた場合、図4に示すようにリール台3が
枢軸4に対して回転自在になるように、一般にリール台
3の上面とワッシャ45の下面に僅かの隙間g(0.0
1〜0.15mm)を設計的に設けている。リール台3
はこの隙間g(スラストクリアランス)量だけ上下動す
ることになる。
【0024】スラストクリアランスgが大きく、ねじり
バネ2,20の線径rが細いと、リール台3の回転状態
によっては図5に示すように、スラストクリアランスg
部にねじりバネ2,20が入り込んでしまうことにな
る。いわゆる巻き込み現象が発生する。この巻き込み現
象は、ねじりバネ2,20のバネ部のピッチ角θが小さ
いときにより起こりやすい。この巻き込み現象を防止す
るために、本発明では、ねじりバネ2,20の線径r>
スラストクリアランスgに設定する。これにより、仮に
実使用時のねじりバネ2,20のバネ部のピッチ角θが
極めて0°に近くなっても、スラストクリアランスgよ
り、ねじりバネ2,20の線径rの方が太いため、後述
するバネ部20cが隙間gに入り込むことがない。な
お、図5ではねじりバネ20の方を図示している。以
下、ねじりバネ20についてのみ図示し、説明する。
【0025】ねじりバネ20の両端は、一般に図6
(a)に示すように座巻き部20b,20bが形成され
る。これは、ねじりバネ20の圧縮方向(バネ高さ方
向)に対して垂直な面を形成するために設けられるもの
であり、通常1巻き(1ターン)ずつ巻かれる。この座
巻き部20b,20bでは、線材同志が互いに接触して
いるため、この座巻き部20b,20b付きのねじりバ
ネ20を、本発明のソフトブレーキ機構に使用した場
合、線材同志が接触した座巻き部20b,20bでは、
緩み方向に回転したときに十分な内径の広がりが得られ
ず、また、締まり方向に回転したときにリール台3の嵌
合筒5や下部軸41に、座巻き部20b,20bが食い
ついて了うことが、時によっては発生する。このこと
は、ブレーキ力(負荷トルク)を0にしたい緩み方向に
おいて、ブレーキ力が発生することになり、又ソフトブ
レーキ力として適正な軽いブレーキ力(負荷トルク)を
必要とする締まり方向において、過大なブレーキ力が発
生することになる。
【0026】そこで、本案では図6(b)に示すよう
に、少なくとも片側の座巻き部20bを除去することに
より、ねじりバネ20の食いつきを解消する。しかし、
ねじりバネ20の先端を切断したままであれば、緩み方
向に回転した時、該先端がシャーシ1に傷を付けたり、
或るいは引っ掛かりが発生し、円滑な回転ができない。
そこで、ねじりバネ20の先端を図6(c)に示すよう
に、外径側且つ高さ方向に逃す、いわゆる先端逃げ加工
20aを施すことにより解決している。
【0027】ねじりバネ20の座巻き部20bを無く
し、先端逃げ加工20aを施すことをねじりバネ20の
両端に施す必要はなく、片側のみでもよい。図1におい
ては、リール台3の嵌合筒5の外径が下部軸41の外径
より極く僅か大きい場合や、ねじりバネ20との摩擦係
数が大きい場合に該当し、ねじりバネ20がリール台3
の嵌合筒5と一体で回転し、下部軸41との間でブレー
キ機能が生じるときである。この時は、当然のことなが
ら下部軸41側のみ座巻き部20bを無くし、先端逃げ
加工20aを施せばよい。更には、図6(d)に示すよ
うに、座巻き部20bの内径L1をバネ部20cの内径
L2より大きく形成する。
【0028】図7に基づいて、本案のねじりバネ20と
リール台3の嵌合筒5が一体になって回転し、ねじりバ
ネ20と下部軸41との間でブレーキ機能が発生すると
きの例について説明する。リール台3が締まり方向に回
転すると、ねじりバネ20と嵌合筒5と下部軸41との
間に働く摩擦力により、ねじりバネ20には上方にせり
上がろうとする力が働く。ねじりバネ20のせり上がり
は、本発明のクラッチ式ソフトブレーキ機構の円滑な動
作を妨げることがある。
【0029】このせり上がりを防止するためには、本来
のねじりバネ20の働きである高さ方向のバネ力(以
下、動作荷重と略す)を利用すれば可能になる。具体的
には、ねじりバネ20の使用時のバネ高さより、ねじり
バネ20の自由高さの高いねじりバネ20を使用すれば
よい。但し、動作荷重が大きすぎると、図10の従来例
で示したように、回転負荷(ロストルク)が増大し、本
発明の狙いとするところから外れる。
【0030】従って、せり上がりを防止し、回転負荷の
大幅な増加にならない範囲で動作荷重を決めなければな
らない。これは、設計的に十分実現可能であることを数
値にて説明する。図7に示すように、ねじりバネ20の
微小領域Aについて考える。ねじりバネ20の締まり方
向の回転により、ΔNの力が働く。ねじりバネ20と下
部軸41の間には摩擦が働くため、ブレーキ力に寄与す
る周方向の接線力ΔFとせり上がり力ΔPとに分解され
る。使用時のねじりバネ20のピッチ角をθとすると、
ΔP=ΔF*tanθ 従って、ねじりバネ20
全体に働くせり上がり力Pは、 P=F*tanθ
となる。下部軸41の半径をR、締まり方向ブレーキ
力(負荷トルク)をTとすると、 P=(T/R)ta
nθで表すことができる。今、R=0.15cm,T=
2grcm,θ=10°のとき、 P=(2/0.1
5)tan10°=2.4gr となる。
【0031】従って、2.4grのせり上がり力によ
り、大きい動作荷重を持つねじりバネ20を用いれば、
せり上がり力以上にねじりバネ20が伸びよう(高くな
ろう)とする力が常に作用し、せり上がりを防ぐことに
なる。例えば、10grの動作荷重を持つねじりバネ2
0を用いたとき、動作荷重Wにより発生する負荷トルク
T0は、 T0=(R+r)μW となる。ここで、r
はねじりバネ20の線材の半径、μはねじりバネ20と
シャーシ1の摩擦係数である。今、r=0.008c
m,μ=0.1のとき、 T0=(0.15+0.008)×0.1×10=0.15
8grcm であるから、ブレーキ力Tに比べて十分
小さく、無視できるレベルである。
【0032】
【発明の効果】本案構成のリール台負荷付与機構を採用
すれば、リール台が磁気テープを送り出す方向に回転す
ると、リール台には回転負荷が与えられるので、磁気テ
ープが急にリール台から送り出されることなく、磁気テ
ープが弛むことを防止できる。また、リール台が磁気テ
ープを巻き取る方向に回転すると、リール台の回転負荷
は解除されるので、スムーズに磁気テープを巻き取るこ
とができる。従って、リール台の回転方向が変わると、
ねじりバネの嵌合筒への巻き付き状態が変わるだけで、
リール台への回転負荷の付与・解除が切り換えられる。
更には、本発明の構成、即ち課題を解決するための手段
で述べた構成のA〜Eのいずれかを、或るいは複数を、
最も好ましくは、ABCE又は、ABDEを同時に実施
すれば、誤動作を防止すると共に、信頼性の高いブレー
キ機構が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リール台及びその周辺部品の分解斜視図であ
る。
【図2】図1の組立て斜視図である。
【図3】各ねじりバネの平面図である。
【図4】リール台の組立て断面図である。
【図5】巻き込みをを示すブレーキ機構の側面図であ
る。
【図6】ねじりバネの異なる形状の側面図である。
【図7】ブレーキ機能の発生を説明するための図であ
る。
【図8】磁気記録再生装置の全体平面図である。
【図9】従来のリール台ブレーキ機構を示す平面図であ
る。
【図10】他の従来例を示す側面断面図である。
【図11】更に他の従来例を示す側面断面図である。
【図12】図11の平面図である。
【符号の説明】
2 ねじりバネ 20 ねじりバネ 3 リール台 4 枢軸 5 嵌合筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/30 G11B 15/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセット内の磁気テープを巻取り、又は
    カセットから送り出すために回転する一対のリール台
    3,3に、回転負荷を与えるリール台負荷付与機構にお
    いて、 シャーシ1上に、下部軸41と該下部軸41から突出し
    た上部軸40とから成る枢軸4を固定して設け、 前記リール台3,3の下面から突設された嵌合筒5を、
    前記上部軸40に回転自在に嵌合し、 シャーシ1と前記リール台3,3下面間に、それぞれ前
    記嵌合筒5と前記下部軸41双方に巻き付くねじりバネ
    2,20を設け、 該ねじりバネ2,20は、磁気テープをカセットから外
    方に送り出すリール台3,3の回転に伴い、内径が縮小
    する方向に巻き付け、 前記ねじりバネ2,20の少なくとも一方の自由端は、
    座巻き加工に代えて先端逃げ加工2a,20aが施され
    ていることを特徴とするリール台負荷付与機構。
  2. 【請求項2】 カセット内の磁気テープを巻取り、又は
    カセットから送り出すために回転する一対のリール台
    3,3に、回転負荷を与えるリール台負荷付与機構にお
    いて、 シャーシ1上に、下部軸41と該下部軸41から突出し
    た上部軸40とから成る枢軸4を固定して設け、 前記リール台3,3の下面から突設された嵌合筒5を、
    前記上部軸40に回転自在に嵌合し、 シャーシ1と前記リール台3,3下面間に、それぞれ前
    記嵌合筒5と前記下部軸41双方に巻き付くねじりバネ
    2,20を設け、 該ねじりバネ2,20は、磁気テープをカセットから外
    方に送り出すリール台3,3の回転に伴い、内径が縮小
    する方向に巻き付け、 前記ねじりバネ2,20の端面に形成される座巻き部2
    b,20bの内径は、バネ部2c,20cの内径より大
    きく形成することを特徴とするリール台負荷付与機構。
  3. 【請求項3】 前記リール台3,3は、前記嵌合筒5下
    面と前記下部軸41上面間に生じる隙間(リール台のス
    ラストクリアランス)が前記ねじりバネ2,20の線径
    より小さく設定されていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載のリール台負荷付与機構。
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