JP2888058B2 - 動力伝達機構 - Google Patents

動力伝達機構

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JP2888058B2
JP2888058B2 JP4275793A JP27579392A JP2888058B2 JP 2888058 B2 JP2888058 B2 JP 2888058B2 JP 4275793 A JP4275793 A JP 4275793A JP 27579392 A JP27579392 A JP 27579392A JP 2888058 B2 JP2888058 B2 JP 2888058B2
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修 浅野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気記録再生装置の駆
動力伝達機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の動力伝達機構を図3,図
4について説明する。図において、1はキャプスタンモ
ータ、2はプーリで、ベルト3によって動力を伝達され
る。4はプーリギアで、プーリ2と同期して回転してア
イドラギア5とかみ合う。このアイドラギア5と首振り
アーム6との間には首振り用フェルト7がはさみ込んで
あり、この首振りアーム6はプーリ2の回転軸2aを中
心としてアイドラギア5ごと左右に首を振る。このとき
アイドラギア5は巻取り側リール駆動ギアA8a又は供
給側リール駆動ギアA8bのどちらかにかみ合うことが
できる。巻取り側リール駆動ギアA8aと巻取り側リー
ル駆動ギアB9aとの間にはスリップフェルト10aが
はさみ込んである。巻取り側リール駆動ギアB9aはス
リップフェルト10aでスリップしながら巻取り側リー
ル駆動ギアA8aの動力を巻取り側リール11aに伝達
する。供給側リール11b側も同様にしてアイドラギア
5から供給側リール11bに動力を伝達する。
【0003】従来の動力伝達機構は上記のように構成さ
れ、例えば巻取り側に動力を伝達する場合(記録・再生
の時など)は、キャプスタンモータ1は通常の記録・再
生の方向に回転するが、キャプスタンモータ1の動力が
ベルト3を介してプーリ2に伝わると、首振りアーム6
はアイドラギア5の回転力と首振り用フェルト7の摩擦
力によってプーリ2の回転軸2aを中心にして首振り動
作を行い、アイドラギア5は巻取り側リール駆動ギアA
8aとかみ合う。巻取り側リール駆動ギアA8aに伝え
られた動力は巻取り側リール駆動ギアB9aに伝達され
るが、このときスリップフェルト10aでスリップしな
がら動力を伝達するので、ある特定のトルクしか伝達し
ない(この機構をスリップ機構と称す)。さらに、この
トルクを巻取り側リール駆動ギアB9aから巻取り側リ
ール11aに伝達する。
【0004】次に、供給側に動力を伝達する場合(リバ
ース・サーチの時など)は、キャプスタンモータ1の回
転方向は逆になるが、上記と同様にして動力を伝達す
る。ただし一般的には供給側に動力を伝達する場合の方
が、巻取り側に動力を伝達する場合よりも大きなトルク
をリールに伝えなければならないので、スリップフェル
ト10b(図示せず)のはさみ込みの圧力を大きくして
摩擦力を大きく取り、伝達トルクを増大している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の動
力伝達機構では巻取り側と供給側とで、リール駆動ギア
A8a,8b,B9a,9bとスリップフェルト10
a,10bの組(スリップ機構)が2組必要であるの
で、構造が複雑となってコストアップになるという問題
点があった。
【0006】この発明はかかる問題点を解消するために
なされたもので、スリップ機構を2組必要としない構造
とすることにより構造を簡略化してコストを下げること
のできる動力伝達機構を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る動力伝達
機構は、キャプスタンモータと、巻取り側リールを駆動
する巻取り側リール駆動ギアと、供給側リールを駆動す
る供給側リール駆動ギアと、前記キャプスタンモータに
より駆動されかつ首振りアームにより左右に振られるア
イドラギアと、このアイドラギアと同軸上にあって前記
アイドラギアの左右への移動により前記両駆動ギアのど
ちらかとかみ合うリール駆動中継ギアと、前記中継ギア
と前記アイドラギアとの間で同軸上に配置されたスリッ
プ板と、前記スリップ板と前記アイドラギアとの間に介
在する摩擦部材と、前記スリップ板と前記中継ギアとの
間に介在する摩擦部材と、前記の二つの摩擦部材のうち
摩擦力の小さい方の摩擦部材が設けられている前記スリ
ップ板の側面とこのスリップ板が回動自在に配置されて
いる軸との間に介在するワンウェイクラッチばねとを備
えたものである。
【0008】
【作用】この発明においては、アイドラ部分に中継ギア
とスリップ板とワンウェイクラッチと二つのフェルトを
組み込み、正転方向と逆転方向とで摩擦力を変えて2種
類のトルクを各リールに伝達する。
【0009】
【実施例】
実施例1. この発明の一実施例を図1について説明する。図中従来
のものと同一または相当部分には同一符号を付して説明
を省略する。図において、12はリール駆動中継ギア
で、巻取り側リール駆動ギアB9a又は供給側リール駆
動ギアB9b(図示せず)とかみ合う。リール駆動中継
ギア12とスリップ板13とはワンウェイクラッチ用ば
ね14を介してワンウェイクラッチが構成されている。
15と16はそれぞれスリップフェルトA,スリップフ
ェルトBであり、スリップフェルトB16の方が大きな
摩擦力が発生するようになっている。アイドラギア5と
首振りアーム6とにはさまれた部分は、従来の機構と同
様一体となってプーリ2の回転軸2aを中心にして首振
り動作を行う。
【0010】上記のように構成された動力伝達機構にお
いては、プーリギア4からアイドラギア5に伝達される
トルクは、正転・逆転の各方向によって異なった値とな
ってリール駆動中継ギア12から巻取り側リール駆動ギ
アB9a又は供給側リール駆動ギアB9bに伝達され
る。正転の場合は、プーリギア4から伝達されるアイド
ラギア5のトルクは、スリップフェルトB16を介しス
リップしながら一定のトルクをスリップ板13に伝達す
るが、そのときスリップ板13とリール駆動中継ギア1
2とで構成されるワンウェイクラッチは離れる。そこ
で、リール駆動中継ギア12はスリップ板13からスリ
ップフェルトA15を介してトルクを伝えられる。アイ
ドラギア5とスリップ板13とで伝達するトルクより、
スリップ板13とリール駆動中継ギア12とで伝達する
トルクの方が弱いので、アイドラギア5からリール駆動
中継ギア12に伝達できるトルクは、スリップ板13と
リール駆動中継ギア12とで伝達するトルクになる。
【0011】逆転の場合は、スリップ板13とリール駆
動中継ギア12とで構成されるワンウェイクラッチが付
く場合で、スリップ板13とリール駆動中継ギア12と
はスリップせず、アイドラギア5からリール駆動中継ギ
ア12に伝達するトルクはアイドラギア5からスリップ
板13に伝達するトルクになる。以上のように、正転の
場合は首振りアーム6が回転してリール駆動中継ギア1
2は巻取り側リール駆動用ギアB9aとかみ合って弱い
トルクを、また逆転の場合は首振りアーム6も逆側に回
転して供給側リール駆動ギアB9bとかみ合って強いト
ルクをそれぞれ伝達する。
【0012】 実施例2. なお、上記実施例1ではスリップ板13とリール駆動中
継ギア12との間にワンウェイクラッチを設けている
が、アイドラギア5とスリップ板13との間にワンウェ
イクラッチを設けてスリップフェルトA15とスリップ
フェルトB16とを交換しても同様の効果が得られる。
【0013】参考例 また、図2に示すような構造でも同様の効果が得られる
ので本発明の参考として以下に説明する。図2におい
て、スリップ板B17はリール駆動中継ギア12と同期
して回転する部材である。スリップ板13とリール駆動
中継ギア12とでワンウェイクラッチが構成されてい
る。正転の場合、スリップ板13とリール駆動中継ギア
12とのクラッチが離れ、アイドラギア5のトルクはス
リップフェルトA15でスリップしながら一定のトルク
がスリップ板B17に伝達され、スリップ板B17と同
期して回転するリール駆動中継ギア12に伝えられる。
このときスリップ板13はリール駆動中継ギア12と離
れているので、スリップフェルトB16の摩擦によって
アイドラギア5と一体となって回転するので、アイドラ
ギア5からリール駆動中継ギア12に伝えられるトルク
には寄与しない。
【0014】逆転の場合は、スリップ板13とリール駆
動中継ギア12のクラッチが付くためにスリップ板B1
7とスリップ板13,リール駆動中継ギア12とは一体
となって回転するので、スリップフェルトA15とスリ
ップフェルトB16との両方にはさまれてスリップしな
がら正転のときより強いトルクをリール駆動中継ギア1
2に伝える。
【0015】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので巻取り側リール側と供給側リール側との両方
にスリップ機構を設ける必要がなく構造が簡単で安価に
製作が可能になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す断面図である。
【図2】この発明の参考例を示す断面図である。
【図3】従来の機構を示す正面図である。
【図4】図3の要部断面図である。
【符号の説明】
1 キャプスタンモータ 2 プーリ 4 プーリギア 5 アイドラギア 6 首振りアーム 9a 巻取り側リール駆動ギアB 11a 巻取り側リール 11b 供給側リール 12 リール駆動中継ギア 13 スリップ板 15 スリップフェルトA 16 スリップフェルトB

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャプスタンモータと、巻取り側リール
    を駆動する巻取り側リール駆動ギアと、供給側リールを
    駆動する供給側リール駆動ギアと、前記キャプスタンモ
    ータにより駆動されかつ首振りアームにより左右に振ら
    れるアイドラギアと、このアイドラギアと同軸上にあっ
    て前記アイドラギアの左右への移動により前記両駆動ギ
    アのどちらかとかみ合うリール駆動中継ギアと、前記中
    継ギアと前記アイドラギアとの間で同軸上に配置された
    スリップ板と、前記スリップ板と前記アイドラギアとの
    間に介在する摩擦部材と、前記スリップ板と前記中継ギ
    アとの間に介在する摩擦部材と、前記の二つの摩擦部材
    のうち摩擦力の小さい方の摩擦部材が設けられている前
    記スリップ板の側面とこのスリップ板が回動自在に配置
    されている軸との間に介在するワンウェイクラッチばね
    とを備えたことを特徴とする動力伝達機構。
JP4275793A 1992-10-14 1992-10-14 動力伝達機構 Expired - Fee Related JP2888058B2 (ja)

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