JPH08180510A - 情報記録用連続体巻取装置 - Google Patents

情報記録用連続体巻取装置

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Publication number
JPH08180510A
JPH08180510A JP6322765A JP32276594A JPH08180510A JP H08180510 A JPH08180510 A JP H08180510A JP 6322765 A JP6322765 A JP 6322765A JP 32276594 A JP32276594 A JP 32276594A JP H08180510 A JPH08180510 A JP H08180510A
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JP
Japan
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gear
driving force
force transmission
torque
winding
Prior art date
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Application number
JP6322765A
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English (en)
Inventor
光伸 ▲吉▼田
Mitsunobu Yoshida
Akihiro Oguro
明宏 大黒
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速モード時の所定トルク伝達手段の滑りを
防止し、かつ、減速比を自由に設計できながらも構造の
複雑化を極力防止する。 【構成】 同調巻取モードと高速巻取モードの各モード
に応じてリール台34および44に枢支されたFRレバ
ー32および42が所定角度回動し、首振りギア11
が、前記FRレバー32および42上にそれぞれ枢支さ
れた同調巻取モード用のPLAYギア30および40、
および高速巻取モード用のFRギア31および41のい
ずれかのモード用ギアとのみ係合可能となるよう構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば磁気記録再
生装置などのように磁気テープなどの情報記録用連続体
を巻取る情報記録用連続体巻取装置に関し、詳しくは、
情報記録用連続体を送出用回転体と巻取用回転体との間
で走行させて巻取る情報記録用巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報記録再生装置のリール駆動機構で
は、記録/再生時にテープなどの情報記録用連続体を弛
みなく巻取るため、リール付近に所定トルク伝達手段の
一例のトルクリミッタ機能が設けられている。
【0003】一方、早送り/巻戻し時には、高速で情報
記録用連続体を巻取るため、上記トルクリミッタを中継
部材化した上で回転駆動源からリールまでの減速比を変
える手段が有効であることは従来より知られている。
【0004】図10から図13は特開平5−27474
9号公報に示された従来のリール駆動機構を示す。図に
おいて1はシャーシ,9はこのシャーシ1に植立された
シャフト,70,71はそれぞれ前記シャフト9に同軸
上に枢支された第1の歯車,第2の歯車であり、この第
1の歯車70と第2の歯車71の側面には、歯部が形成
されている。また、第2の歯車71の歯数は第1の歯車
70の歯数より多くなるよう構成されている。
【0005】12は第2の歯車71と第1の歯車70を
係合する所定トルク伝達手段であり、この所定トルク伝
達手段12は第2の歯車71と第1の歯車70との間で
トルクリミッタの機能を有するよう構成されている。1
4は第1の歯車70と一体となって回転する巻取用回転
体の一例のリールハブ、8はこのリールハブに巻回され
た情報記録用連続体の一例のテープである。
【0006】15はシャーシ1に植立されたシャフト、
16はこのシャフト15に枢支された回転駆動体、17
は駆動ベルト18によって回転駆動体16と係合された
回転駆動伝達体で外周に歯車が形成されている。19は
取付手段(図示せず)によってシャーシ1に回転自由に
固定された回転駆動源の一例のキャプスタンモータのロ
ータで外周に歯車が形成され、回転駆動体17の外周と
噛み合っている。20はシャフト15に回動自由に枢支
されたアイドラアーム、21はこのアイドラ20に植立
されたシャフト、22はこのシャフト21に枢支され前
記回転駆動体16と係合しこのアイドラアーム20と所
定の摩擦力を持って回転できるアイドラ歯車である。
【0007】27は前記シャーシ1に植立されたシャフ
ト、28はこのシャフト27に枢支された回動アーム、
29はこの回動アーム28に植立されたシャフト、30
はこのシャフト29に枢支された連結歯車であり、この
連結歯車30は第1の歯車70と係合する位置に形成さ
れた歯部72と第2の歯車71と係合する位置に形成さ
れた歯部73を有している。歯部72の歯数は歯部73
の歯数より多くなるように構成されている。
【0008】33は送出用回転体の一例のキャプスタン
軸でキャプスタンモータのロータ19の中心に植立され
ている。34はピンチローラでありキャプスタン軸33
との間に前記テープ8を挟持してこのテープ8を搬送で
きるように構成されている。
【0009】次に動作について説明する。図10は記録
/再生状態のリール駆動機構の平面図、図11はその側
面図である。キャプスタンモータのロータ19およびキ
ャプスタン軸33は図中P方向に回転しており、このと
きテープ8はピンチローラ34とキャプスタン軸33で
挟持されているので、図中Q方向に搬送される。同時に
このとき回転駆動伝達体17はキャプスタンモータのロ
ータ19の外周と噛み合っているので、図中R方向に回
転させられる。回転駆動体16は駆動ベルト18によっ
て回転駆動伝達体17と係合されているので、図中S方
向に回転させられアイドラ歯車22を回転駆動する。ア
イドラ歯車22は図中T方向に回転させられるので、ア
イドラアーム20はアイドラ歯車22との摩擦力によっ
てテープリール10の方向に回動させられる。アイドラ
アーム20の回動によりアイドラ歯車22と第2の歯車
71が噛み合い、この第2の歯車71は図中U方向に回
転させられる。このとき回動アーム28は連結歯車30
をテープリール10とは離した位置に静止させている。
【0010】第2の歯車71がU方向に回転させられる
と、所定トルク伝達手段12によって第1の歯車70へ
回転が伝えられる。このときピンチローラ34とキャプ
スタン軸33に挟持されてテープ8は一定速度で走行さ
せられており、このテープ8を巻取るリールハブ14の
巻径は絶えず変化しこれに対応して第1の歯車70の回
転数も変化する。リールハブ14でテープ8は弛みなく
巻取られなくてはならないが、第1の歯車70の最大の
回転数よりも第2の歯車71の回転数が高くなるように
設定されているため、所定トルク伝達手段12の作用に
より第1の歯車70は常に一定トルクでテープ8を巻取
ることができる。このように、記録/再生状態では、送
出用回転体による情報記録用連続体の送出速度に同調す
ることで巻取るように、巻取用回転体が回転する。すな
わち、記録/再生状態により、同調巻取モードが構成さ
れている。
【0011】次に早送り状態について説明する。図12
は早送り状態のリール駆動機構の平面図、図13はその
側面図である。早送り状態ではモード切替手段(図示せ
ず)の作用によりピンチローラ34はキャプスタン軸3
3とは当接せず離れており、テープ8はピンチローラ3
4とキャプスタン軸33では挟持されていない。
【0012】キャプスタンモータのロータ19およびキ
ャプスタン軸33は記録/再生状態と同様に図中P方向
に回転しており、このとき回転駆動伝達体17はキャプ
スタンモータのロータ19の外周と噛み合っているの
で、図中R方向に回転させられる。回転駆動体16は駆
動ベルト18によって回転駆動伝達体17と係合されて
いるので図中S方向に回転させられアイドラ歯車22を
回転駆動する。
【0013】アイドラ歯車22は図中T方向に回転させ
られるので、アイドラアーム20はアイドラ歯車22と
の摩擦力によってテープリール10の方向に回動する。
アイドラアーム20の回動によりアイドラ歯車22と第
2の歯車71が噛み合い、第2の歯車71は図中U方向
に回転駆動される。このとき回動アーム28が駆動手段
(図示せず)によって回動させられており、連結歯車3
0はテープリール10のほうへ回動する。連結歯車30
の回転により、連結歯車30の歯部73と第2の歯車7
1、連結歯車30の歯部72と第2の歯車70は噛み合
うので、連結歯車30は第2の歯車71によって回転駆
動され、第1の歯車70は連結歯車30によって回転駆
動される。
【0014】つまり、上記の記録/再生状態の場合と違
い早送り状態では、第1の歯車70は所定トルク伝達手
段12によって伝達される一定トルクでは駆動されず連
結歯車30によって伝達される駆動力によって駆動さ
れ、かつ、減速比の作用により、第1の歯車70は第2
の歯車71より増速して駆動される。なお、回動アーム
24は連結歯車20のテープリール3とは離した位置に
静止させている。このときピンチローラ34とキャプス
タン軸33は離れており、テープ8はピンチローラ34
とキャプスタン軸33では搬送されず、第1の歯車70
と一体で回転するリールハブ14が巻取る速度でテープ
8は巻取られる。したがって上記の記録/再生状態より
速くテープ8を巻取るために、キャプスタンのロータ1
9を記録/再生状態より速く回転させると、テープ8は
キャプスタンモータのロータ19を速く回転させた分と
第1の歯車70が第2の歯車71より増速される分、テ
ープ8を速く巻取ることができる。このように、早送り
状態により同調巻取モード以外の高速巻取モードが構成
されている。
【0015】このリール駆動機構では、連結歯車の歯部
の歯数を変えることにより減速比を変えるとともに、連
結歯車30により所定トルク伝達手段を中継部材化する
ことを実現している。しかしながら、早送り状態に絶え
ず所定トルク伝達手段がスリップし摩擦が生じるため、
より大きなトルクが必要となり、駆動源への負担が大き
くなる。
【0016】この点を改良したものとしてワンウェイク
ラッチを利用し、早送り時に発生する前記所定トルク伝
達手段のスリップロスを防ぐ考えがある。しかしなが
ら、ワンウェイクラッチを使用した場合には一般的にそ
の構造が複雑になるという問題が生じる。
【0017】図14および図15は特開昭61−540
65号公報に掲載された、リール駆動機構における所定
トルク伝達手段を中継部材化する他の手段である。図に
おいて駆動車8は機体11に植設された支軸12に対し
回転自在であって、外周に歯車部10が形成された上部
駆動車13と、この上部駆動車13のボス部16に回転
自在であって外周に歯車部15が形成された下部駆動車
17とで構成されており、上部駆動車13と下部駆動車
17との間にフェルト14を用いたトルクリミッターを
有する。またクラッチギア40は、支軸40に対して回
動自在な回動板41に配設されている。
【0018】記録/再生時には、駆動車8の所定トルク
伝達手段により磁気テープ3を適度な回転数で巻取る
が、早送り/巻戻し時には上記クラッチギア42が矢印
C方向へ回動して上部駆動車13の歯車部10と下部駆
動車17の歯車部15の両方に噛合することで所定トル
ク伝達手段を中継部材化している。
【0019】この手段によれば、所定トルク伝達手段を
スリップさせることなく、駆動手段であるキャプスタン
モータ5の回転出力を直接上部駆動車13へ伝達するこ
とが可能である。しかしながら上部駆動車13と下部駆
動車17とは同期を取って回転しているわけではなく、
またギア系の誤差、あるいはクラッチギア42の直角度
などが影響し、クラッチギア42と駆動車8とがタイミ
ングよく噛み合わず、誤動作が生じるという問題が発生
する。
【0020】特開平2−105361号公報にはこの点
を改善した手段が記載されている。図16(a)から
(c)は、その構成を示す。早送り/巻戻し時にはトル
ク切替ギア13がクラッチギアを構成する駆動側10お
よび従動側10′のギアの双方に噛み合うことでリミッ
タを中継部材化するわけであるが、トルク切替ギア13
が常に先に駆動側10と噛み合うように構成されている
ために、駆動側10のトルクを確実にトルク切替ギア1
3へ伝達した上でトルク切替ギア13のトルクがクラッ
チギアの従動側10′へ伝達される。
【0021】したがって、トルク切替ギア13とクラッ
チギアとの間での誤動作を防止することができる。
【0022】しかしながら、上記構成例では記録/再生
時と、早送り/巻戻し時における回転駆動源からリール
までの減速比が同一になるという不都合が生じる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来のリ
ール駆動機構では、高速巻取モード時において、所定ト
ルク伝達手段を介しての駆動力の伝達経路における所定
トルク伝達手段の駆動力伝達上手側と伝達下手側両方が
回転駆動源に接続された状態となる。その結果、減速比
を変えるべく前記伝達上手側と前記伝達下手側とで回転
速度を変更すれば、その回転速度の違いに伴って前記所
定トルク伝達手段に滑りが生ずるという不都合が生ず
る。その不都合を解消するべく、前記伝達上手側と伝達
下手側との回転速度を同一にした場合には、所定トルク
伝達手段に滑りは生じないものの減速比が同一となって
しまうという新たな不都合が生ずる。
【0024】本発明は、以上説明した従来の発明の種々
の欠点の原因が、高速モード時における駆動力伝達上手
側と伝達下手側との両方が回転駆動源に接続されてその
回転状態が拘束されることにあることを新たに見出し、
その新たな発見に基づいて考え出された発明であり、そ
の目的は、高速モード時における所定トルク伝達手段で
の滑りの発生に伴なう不都合が防止できながらも、減速
比を自由に設計でき、しかも構造の複雑化を極力防止で
きる情報記録用連続体巻取装置を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、情報記録用連続体を巻取可能な巻取用回転体と情報
記録用連続体を送出可能な送出用回転体と回転駆動源と
該回転駆動源からの駆動力を前記巻取用回転体側に伝達
する所定トルク伝達手段を有し、該所定トルク伝達手段
は、予め定められた上限トルクを超えるトルクが加わっ
た場合に、トルク伝達部材間に滑りが生じて前記上限ト
ルクを超えない所定トルクを伝達するように構成されて
おり、前記トルク伝達部材間に滑りが生じることによ
り、前記情報記録用連続体に所定張力を付与しながら前
記巻取用回転体を前記送出用回転体による送出速度に同
調する速度で巻取るように回転させる同調巻取モードに
よる巻取動作が可能となる情報記録用連続体巻取装置で
あって、前記回転駆動源の回転駆動力を前記所定トルク
伝達手段を介して前記巻取用回転体に伝達する第1の回
転駆動力伝達経路と、前記回転駆動源の回転駆動力を前
記所定トルク伝達手段を介することなく前記巻取用回転
体に伝達する第2の回転駆動力伝達経路と、前記同調巻
取モード時に前記第1の回転駆動力伝達経路により回転
駆動力が伝達される第1駆動力伝達状態にし、前記同調
巻取モード以外の高速巻取モード時に前記第2の回転駆
動力伝達経路による第2駆動力伝達状態にする駆動力伝
達状態切替手段とを含み、前記第1駆動力伝達状態のと
きには、前記第2の回転駆動力伝達経路の途中箇所が前
記回転駆動源から遮断されて開放された状態となってお
り、前記第2駆動力伝達状態のときには、前記第1の回
転駆動力伝達経路のうちの少なくとも前記所定トルク伝
達手段よりも駆動力伝達上手側が前記回転駆動源から遮
断されて開放された状態となっていることを特徴とす
る。請求項2記載の本発明は、請求項1記載の発明の構
成に加えて、前記第1の回転駆動力伝達経路と前記第2
の回転駆動力伝達経路における減速比が異なるよう構成
したことを特徴とする。
【0026】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
発明の構成に加えて、前記第1の回転駆動力伝達経路
は、駆動力が入力される第1の入力用歯車を有し、前記
第2の回転駆動力伝達経路は、駆動力が入力される第2
の入力用歯車を有し、前記駆動力伝達状態切替手段は、
前記回転駆動源の回転駆動力を出力するための出力用歯
車を有し、該出力用歯車を前記第1の入力用歯車に噛合
させることにより前記第1駆動力伝達状態にし、前記出
力用歯車を前記第2の入力用歯車に噛合させることによ
り前記第2駆動力伝達状態にし、かつ、前記出力用歯車
と前記第1または第2の入力用歯車との噛合深さを調整
する噛合深さ調整手段を有することを特徴とする。
【0027】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、第1の回転
駆動力伝達経路の働きにより前記回転駆動源の回転駆動
力が前記所定トルク伝達手段を介して前記巻取用回転体
に伝達される。また第2の回転駆動力伝達経路の働きに
より前記回転駆動源の回転駆動力が前記所定トルク伝達
手段を介することなく前記巻取用回転体に伝達される。
さらに駆動力伝達状態切替手段の働きにより前記同調巻
取モード時に前記第1の回転駆動力伝達経路により回転
駆動力が伝達される第1駆動力伝達状態となり、前記同
調巻取モード以外の高速巻取モード時に前記第2の回転
駆動力伝達経路による第2駆動力伝達状態となる。そし
て前記第1駆動力伝達状態のときには、前記第2の回転
駆動力伝達経路の途中箇所が前記回転駆動源から遮断さ
れて開放された状態となっており、前記第2駆動力伝達
状態のときには、前記第1の回転駆動力伝達経路のうち
の少なくとも前記所定トルク伝達手段よりも駆動力伝達
上手側が前記回転駆動源から遮断されて開放された状態
となっている。
【0028】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、前記第1の回転駆動力
伝達経路と前記第2の回転駆動力伝達経路における減速
比が異なっている。
【0029】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
2に記載の発明の作用に加えて、前記第1の回転駆動力
伝達経路が、駆動力が入力される第1の入力用歯車を有
し、前記第2の回転駆動力伝達経路が、駆動力が入力さ
れる第2の入力用歯車を有し、前記駆動力伝達状態切替
手段が、前記回転駆動源の回転駆動力を出力するための
出力用歯車を有し、該出力用歯車を前記第1の入力用歯
車に噛合させることにより前記第1駆動力伝達状態とな
り、前記出力用歯車を前記第2の入力用歯車に噛合させ
ることにより前記第2駆動力伝達状態となり、かつ、前
記出力用歯車と前記第1または第2の入力用歯車との噛
合深さを調整する噛合深さ調整手段を有する。
【0030】
【実施例】次に、本発明の実施例を詳細に説明する。図
1から図9は、本発明の実施例における情報記録装置の
構成を示す。図において3はシャーシ,44はこのシャ
ーシに植立したリール台,43はこのリール台44と一
体となって回転し、磁気テープ2が巻回されるリールハ
ブ、46および47はリール台44に同軸上に枢支され
たリール台ギアAおよびリール台ギアBで、リール台ギ
アA46の歯車の歯数はリール台ギアB47の歯車の歯
数より多くなるよう構成されており、本実施例では、図
3に示すようにリール台ギアA46の歯数を38枚、リ
ール台ギアB47の歯数を16枚としている。
【0031】48は、リール台44とリール台ギアA4
6との間に介在するトルクリミッターであり、本実施例
では、前記トルクリミッター48として磁気クラッチ方
式のトルクリミッタを採用し、機器全体の薄型化および
信頼性の向上を図っている。
【0032】ここでリール台ギアA46は、リール台4
4との間に所定トルク以上のトルクが発生した際にトル
クリミッター48が働き、リール台44に所定トルク以
上のトルクが伝達されないように構成されており、一方
リール台ギアB47は、リール台44に対して直接その
トルクを伝達できるよう構成されている。
【0033】34はシャーシ3に植立したリール台,3
3はこのリール台34と一体となって回転し、磁気テー
プ2が巻回されるリールハブ、36および37はリール
台34に同軸上に枢支されたリール台ギアAおよびリー
ル台ギアBで、リール台ギアA36の歯車の歯数はリー
ル台ギアB37の歯車の歯数より多くなるよう構成され
ており、本実施例では、図3に示すようにリール台ギア
A36の歯数を38枚、リール台ギアB37の歯数を1
6枚としている。
【0034】38はリール台34とリール台ギアA36
との間に介在するトルクリミッターであり、本実施例で
は、前記トルクリミッター38として磁気クラッチ方式
のトルクリミッタを採用し、機器全体の薄型化および信
頼性の向上を図っている。
【0035】ここでリール台ギアA36は、リール台3
4との間に所定トルク以上のトルクが発生した際にトル
クリミッター38が働き、リール台34に所定トルク以
上のトルクが伝達されないように構成されており、一方
リール台ギアBは、リール台34に対して直接そのトル
クを伝達できるよう構成されている。
【0036】15はローディングモータ,23はこのロ
ーディングモータ15からの駆動力が伝達されるギアユ
ニット,22はこのギアユニットに係合したモードスイ
ッチ,17はリール台44に同軸上に枢支され、前記モ
ードスイッチ22と係合したメインカム,16はこのメ
インカム17に枢支された駆動レバー,21はメインカ
ム17上に設けられたカム溝,16はメインカム17に
枢支され、カム溝21に対して突起27を挿入している
駆動レバーで、メインカム17が所定角度回転したとき
に、カム溝21が突起27を引っぱることで駆動レバー
を所定角度回転させるように構成されている。
【0037】42は駆動レバー16上でリール台44に
枢支されたFRレバーであり、このFRレバー42に設
けられた長溝により、駆動レバー16と連動連結されて
いる。18はこのFRレバー16に設けられたFRレバ
ーバネ,40および41はFRレバー42上に枢支さ
れ、リール台ギアA46およびリール台ギアB47それ
ぞれと係合したPLAYギアおよびFRギアであり、本
実施例では図3に示すようにPLAYギア47およびF
Rギア48の歯数はそれぞれ20枚および31枚で構成
されている。
【0038】24はリール台34に枢支されたピンチカ
ム,32はこのピンチカム24上でリール台34に枢支
されたFRレバー,20はFRレバー32とFRレバー
42とを連動連結させた連結ギア,30および31はF
Rレバー32上に枢支され、リール台ギアA36および
リール台ギアB37それぞれと係合したPLAYギアお
よびFRギアであり、本実施例では、図3に示すように
PLAYギア37およびFRギア38の歯数はそれぞれ
20枚および31枚で構成している。
【0039】25はキャプスタンモータ5の駆動力で回
転するキャプスタン軸,6はピンチローラであり、キャ
プスタン軸25との間に磁気テープ2を挟持して搬送で
きるよう構成されている。9はキャプスタンモータ5か
らの駆動力を伝達する駆動ベルト,19はシャーシ3に
植立した駆動ギア軸,10は駆動ギア軸19に同軸上に
枢支され駆動ベルト19と係合した駆動プーリ,12は
駆動プーリ10と一体となって回転する駆動ギア,14
は駆動ギア軸19に枢支され、首振りギアレバーボス1
3により回動可能に軸支された首振りギアレバー,26
はこの首振りギアレバー14を軸支する首振りギア軸,
11はこの首振りギア軸26に枢支された首振りギアで
ある。本実施例では、駆動ギア12および駆動プーリ1
0の歯数をそれぞれ18枚および37枚で構成してい
る。
【0040】8は首振りギア11を首振りギアレバー1
4の方向へ押し付ける首振りギアバネ,7は首振りギア
軸26に同軸上に、首振りギアレバー14へ固着させた
フェルトである。本実施例では、このフェルト7と首振
りギアバネ8とで首振りギア11を適当な圧力で挟持
し、首振りギア11の回転で生じる摩擦力により首振り
ギアレバー14を回動させるように構成している。
【0041】次に動作について同調巻取モードから説明
する。図1は本実施例における同調巻取モード時の平面
図,図8はその断面図,また図6は同調巻取モード時の
駆動力伝達経路切替手段の平面図を示す。図6において
ローディングモータ15からの駆動力により、ギアユニ
ット23を通じてモードスイッチ22は所定角度図中A
方向に回転する。メインカム17は、モードスイッチ2
2と係合しているので所定角度図中B方向に回転する。
メインカム17の回転により、カム溝21が駆動レバー
16の突起27への張力を開放する。駆動レバー16と
FRレバー42とは連動連結しているので、駆動レバー
16への張力の開放に伴い、FRレバー42に設けられ
たFRレバーバネ18が収縮し、FRレバー42は所定
角度図中C方向に回動する。このFRレバー42の回動
とともに、PLAYギア40は回動する首振りギア11
と係合可能となるように、またFRギア41は回動する
首振りギア11とは係合し得ないように、それぞれの位
置が変わる。一方、FRレバー42の回動により、FR
レバー42と連動連結している駆動レバー16が図中D
方向へ回動する。駆動レバー16とFRレバー32とは
連結ギア20で連動連結されているので、FRレバー3
2は図中E方向へ所定角度回動する。このFRレバー3
2の回動とともに、PLAYギア30は、回動する首振
りギア11と係合可能となるように、またFRギア31
は、回動する首振りギア11とは係合し得ないようにそ
れぞれの位置が変わる。以上のようにして第1の回転駆
動力伝達経路が構成される。ここで首振りギア11とP
LAYギア30とが係合する際の歯車の噛合深さを調整
するため、首振りギア11が所定範囲以上に回動するの
を避ける必要がある。本実施例では、首振りギアレバー
14が所定位置まで回動した際、首振りギア軸26下部
がFRレバー32に接触し、首振りギア11の回動を制
止できるよう、首振りギア軸26およびFRレバー32
とで噛合深さ調整手段を構成している。
【0042】以上、第1の回転駆動力伝達経路が構成さ
れた状態で図1におけるキャプスタンモータ5の回転駆
動力は、駆動ベルト11を図中P方向に動作させる。一
方、磁気テープ2はピンチローラ6とキャプスタン軸5
とで挟持されているので、キャプスタンモータ5の回転
駆動力により図中Q方向に搬送される。駆動プーリ10
は、駆動ベルト9によってキャプスタンモータ5からの
回転駆動力が伝達されているので図中R方向に回転させ
られる。首振りギア11は駆動プーリ10に一体化され
た駆動ギア12と係合しているので図中T方向へ回転さ
せられ、また、首振りギアレバー14は首振りギア11
から受ける摩擦力によってリール台34の方向へ回動さ
せられる。同調巻取モード時においては前記第1の回転
駆動力伝達経路が構成されているので、首振りギアレバ
ー14の回動により首振りギア11はPLAYギア30
と係合し、PLAYギア30は図中V方向に回転させら
れる。PLAYギア30はリール台ギアA36(図8参
照)と係合しているのでリール台ギアA36は図中W方
向に回転させられる。このとき磁気テープ2は一定速度
で走行させられており、この磁気テープ2を巻取るリー
ルハブ33の巻径は絶えず変化している。そこでリール
ハブ33で磁気テープ2を弛みなく巻取るためには、リ
ールハブ33の巻径に合わせてリールハブ33の回転数
を調整する必要がある。そのためには、リールハブ33
に対して要求される最大回転数をリールハブ33と一体
となって回転させるリール台34に与え得る事が必要で
ある。リール台34に対しては、リール台ギア34がそ
の回転駆動力を与えるものであるから、すなわちリール
台ギアA36はリールハブ33に対して要求される最大
回転数を与え得る回転駆動力が必要となる。本実施例で
は、図3に示すように減速比が0.192に設定されて
おり、これは本実施例のリールハブ33の最小径で必要
とされる回転数に比べ約10%程度高い回転数を、リー
ル台ギアA36が有するよう構成されているものであ
る。またリール台ギアA36はトルクリミッタ38を介
してリール台34にそのトルクを伝達するため、リール
ハブ33は常に無駄なく良好に磁気テープを巻取ること
ができる。
【0043】次に前記同調巻取モード以外の高速巻取モ
ード時について、早送りモード時と巻戻しモード時に分
けて説明する。図2は早送りモード時の平面図、図9は
その断面図、また図7は早送り/巻戻しモード時の駆動
力伝達切替手段の平面図を示す。図7におけるローディ
ングモータ15からの駆動力により、ギアユニット23
を通じてモードスイッチ22は所定角度図中A′方向に
回転する。メインカム17は、前記モードスイッチ22
と係合しているので、所定角度図中B′方向に回転す
る。メインカム17の回転により、カム溝21が駆動レ
バー16の突起27を引っぱることで駆動レバー16が
所定角度図中D′方向に回動する。駆動レバー16とF
Rレバー42とは連動連結しているので、前記駆動レバ
ー16の回動に伴いFRレバー42は図中C′方向に回
動し、FRレバー42に設けられたFRレバーバネ18
はFRレバー42の回動に伴い拡張する。このFRレバ
ー42の回動とともに、FRギア41は回動する首振り
ギア11と係合可能となるように、またPLAYギア4
0は回動する首振りギア11とは係合し得ないようにそ
れぞれの位置が変わる。一方、駆動レバー16の回動に
伴い、駆動レバー16と連結ギア20で連動連結してい
るFRレバー32は図中E′方向へ所定角度回動する。
このFRレバー32の回動とともに、FRギア31は回
動する首振りギア11と係合可能となるように、またP
LAYギア30は回動する首振りギア11とは係合し得
ないようにそれぞれの位置が変わる。以上のようにして
第2の回転駆動力伝達経路が構成される。ここで首振り
ギア11とFRギア31またはFRギア41とが係合す
る際の歯車の噛合深さを調整するため、首振りギア11
が所定範囲以上に回動するのを避ける必要がある。本実
施例では首振りギアレバー14が所定位置まで回動した
際、首振りギア軸26下部がFRレバー32またはFR
レバー42に接触し首振りギア11の回動が制止できる
よう、前記首振りギア軸26および前記FRレバー32
またはFRレバー42とで噛合深さ調整手段を構成して
いる。
【0044】以上、第2の回転駆動力伝達経路が構成さ
れた状態で、図2におけるキャプスタンモータ5の回転
駆動力は駆動ベルト11を図中P方向に動作させる。一
方、早送りモード時では、モード切替手段(図示せず)
の作用により、ピンチローラ6はキャプスタン軸25と
は当接せず離れており、磁気テープ2はピンチローラ6
とキャプスタン軸25とでは挟持されていない。駆動プ
ーリ10は、駆動ベルト9によってキャプスタンモータ
5からの回転駆動力が伝達されているので図中R方向に
回転させられる。首振りギア11は駆動プーリ10に一
体化された駆動ギア12と係合しているので図中T方向
へ回転させられ、また、首振りギアレバー14は首振り
ギア11から受ける摩擦力によってリール台34の方向
へ回動させられる。早送りモード時においては前記第2
の回転駆動力伝達経路が構成されているので、首振りギ
アレバー14の回動により首振りギア11はFRギア3
1と係合し、FRギア31は図中Y方向に回転させられ
る。FRギア31はリール台ギアB37(図9参照)と
係合しているのでリール台ギアB37は図中W方向に回
転させられる。リール台ギアB37は、リール台ギアA
36と異なりトルクリミッタを介さずリール台34と一
体化しているため、リール台ギアB37のトルクを失す
ることなく直接にリール台34へ伝達することができ
る。このとき、前述のとおり磁気テープ2はピンチロー
ラ6とキャプスタン軸25から離れているので、リール
台ギアB37と一体で回転するリール台34が回転する
速度でリールハブ33は磁気テープ2を巻取ることがで
きる。したがって早送りモード時には、従来例のような
トルクリミッタを介することによるスリップロスが発生
せず、かつ減速比をも変更することができるので、回転
駆動源をより効率的に利用することが可能である。な
お、本実施例では図3に示すように減速比が0.456
に設定されているので、キャプスタンモータ5に比べ約
2.4倍高い回転数、および約1/0.456倍(伝達
ロスは含まず)大きいトルクをリール台34に伝達する
ことができる。
【0045】次に、巻戻しモード時について説明する。
巻戻しモード時には前記早送りモード時と同様に第2の
回転駆動力伝達経路が構成されている。この第2の回転
駆動力伝達経路が構成された状態で、巻戻しモード時に
は、早送りモード時と同様にモード切替手段(図示せ
ず)の作用により、ピンチローラ6はキャプスタン軸2
5とは当接せず離れており、磁気テープ2はピンチロー
ラ6とキャプスタン軸25とでは挟持されていない。図
2においてキャプスタンモータ5の駆動力は駆動ベルト
9を図中P′方向に動作させている。駆動プーリ10は
駆動ベルト9によってキャプスタンモータ5からの回転
駆動力が伝達されているので図中R′方向に回転させら
れる。首振りギア11は駆動プーリ10に一体化された
駆動ギア12と係合しているので図中T′方向へ回転さ
せられ、また、首振りギアレバー14は首振りギア11
から受ける摩擦力によってリール台44の方向へ回動さ
せられる。巻戻しモード時においては前記第2の回転駆
動力伝達経路が構成されているので、首振りギアレバー
14の回動により首振りギア11はFRギア41と係合
し、FRギア41は図中L方向に回転させられる。FR
ギア41はリール台ギアB47(図9参照)と係合して
いるのでリール台ギアB47は図中M方向に回転させら
れる。リール台ギアB47は、ギアA46と異なりトル
クリミッタを介さずリール台44と一体化しているた
め、リール台ギアB47のトルクを失することなく直接
にリール台44へ伝達することができる。このとき、前
述のとおり磁気テープ2はピンチローラ6とキャプスタ
ン軸25から離れているので、リール台ギアB47と一
体で回転するリール台44が回転する速度で、リールハ
ブ43は磁気テープ2を巻取ることができる。したがっ
て巻戻しモード時にも早送りモード時と同様、従来のよ
うなトルクリミッタを介することによるスリップロスが
発生せず、かつ減速比を変更することができるので、回
転駆動源をより効率的に利用することが可能である。な
お本実施例では図3に示すように、減速比が0.456
に設定されているので、キャプスタンモータに比べ約
2.4倍高い回転数,および約1/0.456倍(伝達
ロスは含まず)大きいトルクをリール台44に伝達する
ことができる。
【0046】以下に本実施例の変形例や特徴点を記載す
る。駆動力伝達経路切替手段は、ローディングモータ1
5,ギアユニット23,モードスイッチ22,メインカ
ム17,カム溝21,駆動レバー16,FRレバー32
および42,FRレバーバネ18,連結ギア20,PL
AYギア30および40,FRギア31および41,リ
ール台ギアA36および46,リール台ギアB37およ
び47より構成されている。
【0047】磁気テープにより情報記録用連続体が構成
されているが、この情報記録用連続体は磁気テープに限
るものでなく、光学的手段によるテープその他のもので
あってもよい。
【0048】巻取用回転体とは、同調巻取モード時およ
び早送りモード時にはリール台34およびリールハブ3
3を示し、巻戻しモード時にはリール台44およびリー
ルハブ43を示す。
【0049】送出用回転体とはキャプスタン軸25を示
し、回転駆動源とはキャプスタンモータ5を示す。
【0050】本発明に係る情報記録用巻取装置は、情報
記録専用の装置であってもよく、または情報再生専用の
装置であってもよい。
【0051】第1の回転駆動力伝達経路や第2の回転駆
動力伝達経路は歯車同士の駆動力伝達に限定されるもの
ではなく、ベルトとプーリなどによる伝達でもよく、そ
の他種々のものが考えられる。
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、同調巻
取モード時と同調巻取モード以外での高速巻取モード時
とで共通の回転駆動源により巻取用回転体を回転させる
において、同調巻取モード時には前記第2の回転駆動力
伝達経路の途中箇所が前記回転駆動源から遮断されて開
放された状態となっており、所定トルク伝達手段を介し
て駆動力を巻取用回転体に伝達した無駄のない良好な巻
取りが行ない得ながらも、同調巻取モード以外の高速巻
取モード時には前記同調巻取モードにおける第1の回転
駆動力伝達経路から遮断され開放されているために、所
定トルク伝達手段に滑り摩擦が生じる等の、高速モード
時における駆動力伝達上手側と伝達下手側との両方が回
転駆動源に接続されてその回転状態が拘束されることに
伴って派生する種々の不都合が解消できる。また、ワン
ウェイクラッチなどを設ける必要がなくなり構造の複雑
化も極力防ぐことができる。
【0053】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1記載の発明の効果に加えて同調巻取モード時に使用す
る第1の回転駆動力伝達経路の減速比を小さく構成して
回転駆動源の負荷を減らすことができ、一方、同調巻取
モード以外の高速巻取モード時に使用する第2の回転駆
動力伝達経路の減速比を大きく構成して巻取用回転体を
高回転で駆動することができる。
【0054】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
2に記載の効果に加えて出力用歯車と第1または第2の
入力用歯車との噛合深さを適度に保つことが可能とな
り、歯車の円滑な回転および歯車の保護に効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本装置の同調巻取モード時の平面図である。
【図2】本装置の早送りモード時の平面図である。
【図3】本装置のギアの歯数および減速比である。
【図4】本装置の断面図(首振りギアは図面向かって右
手側に回動)である。
【図5】本装置のローディング時の駆動力伝達切替手段
を示す平面図である。
【図6】本装置の同調巻取モード時の駆動力伝達切替手
段を示す平面図である。
【図7】本装置の早送り/巻戻しモード時の駆動力伝達
切替手段を示す平面図である。
【図8】本装置の同調巻取モード時の断面図である。
【図9】本装置の早送り/巻戻しモード時の断面図であ
る。
【図10】従来のリール駆動機構の平面図(記録/再生
状態)である。
【図11】従来のリール駆動機構の断面図(記録/再生
状態)である。
【図12】従来のリール駆動機構の平面図(早送り状
態)である。
【図13】従来のリール駆動機構の断面図(早送り状
態)である。
【図14】従来のリール駆動機構の平面図(記録/再生
状態)である。
【図15】従来のリール駆動機構の断面図(記録/再生
状態)である。
【図16】従来のトルク切替機構の要部断面図である。
【符号の説明】
33,43 リールハブ 25 キャプスタン軸 5 キャプスタンモータ 38,48 トルクリミッタ 9 駆動ベルト 10 駆動プーリ 12 駆動ギア 11 首振りギア 30,40 PLAYギア 31,41 FRギア 36,46 リール台ギアA 37,47 リール台ギアB 34,44 リール台 15 ローディングモータ 23 ギアユニット 22 モードスイッチ 17 メインカム 21 カム溝 16 駆動レバー 27 駆動レバーに設けられた突起 32,42 FRレバー 18 FRレバーバネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録用連続体を巻取可能な巻取用回
    転体と情報記録用連続体を送出可能な送出用回転体と回
    転駆動源と該回転駆動源からの駆動力を前記巻取用回転
    体側に伝達する所定トルク伝達手段を有し、 該所定トルク伝達手段は、予め定められた上限トルクを
    超えるトルクが加わった場合に、トルク伝達部材間に滑
    りが生じて前記上限トルクを超えない所定トルクを伝達
    するように構成されており、 前記トルク伝達部材間に滑りが生じることにより、前記
    情報記録用連続体に所定張力を付与しながら前記巻取用
    回転体を前記送出用回転体による送出速度に同調する速
    度で巻取るように回転させる同調巻取モードによる巻取
    動作が可能となる情報記録用連続体巻取装置であって、 前記回転駆動源の回転駆動力を前記所定トルク伝達手段
    を介して前記巻取用回転体に伝達する第1の回転駆動力
    伝達経路と、 前記回転駆動源の回転駆動力を前記所定トルク伝達手段
    を介することなく前記巻取用回転体に伝達する第2の回
    転駆動力伝達経路と、 前記同調巻取モード時に前記第1の回転駆動力伝達経路
    により回転駆動力が伝達される第1駆動力伝達状態に
    し、前記同調巻取モード以外の高速巻取モード時に前記
    第2の回転駆動力伝達経路による第2駆動力伝達状態に
    する駆動力伝達状態切替手段とを含み、 前記第1駆動力伝達状態のときには、前記第2の回転駆
    動力伝達経路の途中箇所が前記回転駆動源から遮断され
    て開放された状態となっており、 前記第2駆動力伝達状態のときには、前記第1の回転駆
    動力伝達経路のうちの少なくとも前記所定トルク伝達手
    段よりも駆動力伝達上手側が前記回転駆動源から遮断さ
    れて開放された状態となっていることを特徴とする、 情報記録用連続体巻取装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の回転駆動力伝達経路と前記第
    2の回転駆動力伝達経路における減速比が異なるよう構
    成したことを特徴とする請求項1記載の情報記録用連続
    体巻取装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の回転駆動力伝達経路は、駆動
    力が入力される第1の入力用歯車を有し、 前記第2の回転駆動力伝達経路は、駆動力が入力される
    第2の入力用歯車を有し、 前記駆動力伝達状態切替手段は、前記回転駆動源の回転
    駆動力を出力するための出力用歯車を有し、 該出力用歯車を前記第1の入力用歯車に噛合させること
    により前記第1駆動力伝達状態にし、前記出力用歯車を
    前記第2の入力用歯車に噛合させることにより前記第2
    駆動力伝達状態にし、 かつ、前記出力用歯車と前記第1または第2の入力用歯
    車との噛合深さを調整する噛合深さ調整手段を有するこ
    とを特徴とする請求項2記載の情報記録用連続体巻取装
    置。
JP6322765A 1994-12-26 1994-12-26 情報記録用連続体巻取装置 Pending JPH08180510A (ja)

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