JPH0514982B2 - - Google Patents

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JPH0514982B2
JPH0514982B2 JP60029632A JP2963285A JPH0514982B2 JP H0514982 B2 JPH0514982 B2 JP H0514982B2 JP 60029632 A JP60029632 A JP 60029632A JP 2963285 A JP2963285 A JP 2963285A JP H0514982 B2 JPH0514982 B2 JP H0514982B2
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JP
Japan
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rotation
magnetic tape
reel
tape
idler
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JP60029632A
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English (en)
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JPS60217551A (ja
Inventor
Fuminari Saito
Jiro Kajino
Yoji Kanchiku
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP60029632A priority Critical patent/JPS60217551A/ja
Publication of JPS60217551A publication Critical patent/JPS60217551A/ja
Publication of JPH0514982B2 publication Critical patent/JPH0514982B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Advancing Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテープカセツトにより磁気テープを引
き出し、テープカセツト外に位置する磁気ヘツド
に磁気テープを添接し、信号の記録あるいは再生
を行なう、たとえばビデオテープレコーダ(以下
VTRという)などの磁気テープ装置に関する。
従来の技術 一般にこうしたVTRでは、磁気テープの保護
を目的に磁気テープの早送りや高速巻き戻し態様
のごときテープの高速走行を磁気テープをカセツ
トに収納した状態で行なうことが多い。ところ
が、こうしたテープの高速走行と、記録・再生態
様のようにカセツトから磁気テープを引き出して
磁気ヘツドに添接して走行させる場合では、磁気
テープを巻回するためにカセツト内のハブと係合
し一体的に回転するリール台を駆動するために必
要なトルクと回転数が異なる。そのためにリール
台を駆動する場合駆動モータのトルクを電気的に
制御しそれぞれの操作態様に最適なトルクを伝達
することが比較的高級な装置では採用されてい
る。
発明が解決しようとする問題点 上述した従来の方式は機構的には簡単な構成で
実現出来るが、駆動制御回路が複雑になるために
コストが上がるという難点がある。そのため比較
的多く用いられる方法として、磁気テープカセツ
トから引き出し外部の磁気ヘツドに添接したいわ
ゆるローデイング時と、磁気テープをカセツト内
に収納したアンローデイング時におけるモータか
らリール台への回転伝達経路を切り換え、それぞ
れに必要とされる回転トルクを伝えるものがあ
る。しかし従来の構成では、ローデイング時の回
転力伝達手段は再生・記録態様にのみ対応してお
り、キヤプスタンとピンチローラで挾持されて送
られたテープを巻き取る巻取側リール台にのみ回
転力を伝達するだけであるので、近年多機能化の
1つとして採用されているテープを磁気ヘツドに
添接した状態で通常の再生時の走行方向とは逆方
向にテープを高速走行し信号を再生する、いわゆ
るレビユー態様には対応できない状況であつた。
またアンローデイング時に生ずるテープのたるみ
の吸収のためにもリール台を回転する必要がある
がそのために、さらに別の回転力伝達手段を具備
する必要があつた。
しかも、こうした回転力伝達経路を切り換える
のに重量も重く、操作音も大きく、さらに駆動回
路も必要で高コストになるソレノイドを使うこと
が一般的であつた。
本発明は、こうした状況に鑑みてなされたもの
である。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、 磁気テープを巻回し互いにこの磁気テープを張
架した2つのリールハブを内蔵するテープカセツ
トを用い、このカセツトより前記磁気テープを引
出しテープカセツト外部に設置せる回転磁気ヘツ
ドに添接して走行させ信号を記録または再生する
ごとく構成され、 正逆転可能な回転駆動源160と、 この回転駆動源の回転により、装置のモードを
切り換えるモード切り換え手段130,142,
162,176と、 前記回転駆動源の回転により、前記テープカセ
ツト内の磁気テープを引出し得る第1位置と、前
記磁気テープをテープカセツトの外部に引き出し
て前記磁気ヘツドに添接させ得る第2位置との間
を往復移動する磁気テープ引出し手段182と、 前記2つのリールハブと係合し一体的に回転す
る2つのリール台10,12と、 前記リール台の間に位置し正逆いずれの方向に
も回転駆動される駆動論82と、 この駆動論の回転をこの駆動論の回転方向に応
じて前記両リール台のいずれか一方に選択的に伝
達するための第1のアイドラー機構86および第
2のアイドラー機構102と、 前記磁気テープ引出し手段が前記第2位置にあ
るとき前記駆動輪の回転を前記第1のアイドラー
機構と前記両リール台にそれぞれ噛合しかつこの
両リール台とは非同軸であるトルクリミツター機
構54a,56,54b,64a,66,64b
とを介して前記両リール台のいずれか一方に回転
トルクを制限して選択的に伝達する第1の回転伝
達手段54a,64a,56,66,54b,6
4b,86と、 前記磁気テープ引出し手段が前記第2位置とは
異なる位置にあるとき前記駆動論の回転を前記第
2のアイドラー機構を介して前記両リール台のい
ずれか一方に選択的にかつ直接的に伝達し得る第
2の回転伝達手段102,54b,64bとを具
備し、 前記第1の回転伝達手段と前記第2の回転伝達
手段を前記磁気テープ引出し手段の動作に連動
し、前記回転駆動源により切り換えるよう構成さ
れている。
作 用 本発明は上記構成によりテープ引出し手段の動
作に連動して回転力伝達手段を切換えることによ
り、より簡単な構成で装置の操作態様に応じた確
実なテープ駆動を行ない得る磁気テープ装置を提
供するものである。
実施例 以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。第1図は本実施例の上面図を示す。図中、基
板2の上面に植立せる軸4,6に各々回転自在に
遊嵌された巻取リール台10および供給リール台
12は、カセツト20を装置本体の所定の箇所に
装着すると、カセツト20内の巻取リールハブ1
4、供給リールハブ16と各々係合し、前記両リ
ール台10,12に設けた爪8により一体的に回
転し得る。
第2図はリール台駆動系の断面図を示すが、巻
取リール台10、供給リール台12はそれぞれリ
ール歯車30,40を有し、該リール歯車30,
40は基板2上に植立せる軸50,60に回転自
在に遊嵌せる巻取リールアイドラギアユニツト5
2、供給リールアイドラギアユニツト62とそれ
ぞれ噛合し回転駆動される。該巻取リールアイド
ラギアユニツト52および供給リールアイドラギ
アユニツト62は第2図に示すようにそれぞれ巻
取リールアイドラギア54aと供給リールアイド
ラギア64aの回転がフエルト56,66等の摩
擦部材を用いたクラツチ手段を介してリール歯車
30,40に噛合する巻取リールアイドラギア5
4bと、供給リールアイドラギア64bに伝達さ
れる構造となつている。
一方基板2に固定された軸受部材70に軸支さ
れたキヤプスタン72はその一部に回転ローラ部
74を有し、該回転ローラ部74に所定の圧着力
を付与されて圧着しているメインアイドラ76に
その回転を伝達する。メインアイドラ76は一体
に構成されたプーリ部78と基板2に植立された
軸80に回転自在に遊嵌した中継ローラ82との
間にベルト84を張架されており、その回転を中
継ローラ82に伝達する。前記軸80には一端に
回転自在なアイドラギア86を軸支した回動アー
ム88が遊嵌されると共に外周に多極着磁された
マグネツト90が前記軸80とほぼ同心となるよ
うに回動アーム88上に一体に載置されている。
さらに前記中継ローラ82の内周にはマグネツト
90と所定のクリアランスをあけて対向すべく磁
気的にヒステリシス特性を持つ磁性材料92が固
定され、前記マグネツト90との間に所定の吸引
力を発生し、中継ローラ82の回転方向と同一方
向の回転力を回動アーム88に付与する。さらに
前記アイドラギア86は常時中継ローラ82に設
けた歯車部94と噛合するよう構成されると共に
装置の動作態様に応じて中継ローラ82の回転に
よつて前記巻取リールアイドラギア54aあるい
は、供給リールアイドラギア64aのいずれかに
噛合して、キヤプスタン72の回転をその回転方
向に応じ前記巻取リール台10又は供給リール台
12へ選択的に伝達する構成になつている。
また、第1図において、基板2に植立した軸9
6に回動自在に遊嵌しているレバー98は引張り
ばね100により時計方向に付勢され一端には回
転自在なアイドラタイヤ102を載置した中継レ
バー104が軸106により回動自在に軸支され
ている。該軸106は基板2の裏面まで延長して
あり、後述するブレーキ制御部材に当接可能な構
成になつており、さらに装置の停止態様において
は巻取リールアイドラギア52と、供給リールア
イドラギア62からの距離がほぼ等しい位置にく
る様に案内(図示せず)が設けてある。また後述
するブレーキ制御部材が停止態様における位置か
ら移動し、前記軸106との当接が解除されると
レバー98は前記引張りばね100により回動さ
せられアイドラタイヤ102が第2図に示すベル
ト84の背面に当接する。詳細な説明は省略する
が、このときアイドラタイヤ102には弱い回転
制動力をかける様にしているのでベルト84の回
転方向に応じて、巻取リールアイドラギア54b
に一体に設けてあるプーリ部59又は供給リール
アイドラギア64bに一体に設けたプーリ部69
のいずれかとの間に入り込みキヤプスタン72の
回転を巻取リール台10又は供給リール台12へ
選択的に伝達し早送り態様又は巻戻し態様にな
る。この時リール台10,12への伝達回転力は
アイドラギア86がリールアイドラギア54aあ
るいは64aに噛合してフエルト56あるいは6
6等の摩擦部材を用いたクラツチ手段を介してリ
ール台10,12へ伝達する回転力に比べクラツ
チ手段を通さずに伝達しているので大きくなるこ
とは明らかである。
なおこの時前記したアイドラギア86は中継ロ
ーラ82の回転にもかかわらず規制部材(図示せ
ず)により巻取リールアイドラギア54aと供給
リールアイドラギア64aからの距離がほぼ等し
い位置に来る様にしてあり両リール台10,12
のいずれへも回転を伝達しないようにしてある。
基板2に植立した軸110,120にはそれぞ
れ巻取側ブレーキ112、供給側ブレーキ122
が回動自在に遊嵌すると共に引張りばね114,
124によりそれぞれ第1図において時計方向お
よび反時計方向に付勢されている。本実施例にて
示すブレーキ構造は周知のような複動ブレーキで
あり、引張ばね116,126により両ブレーキ
112,122が前記両リール台10,12に喰
い込んだときのブレーキ力を調整するようになつ
ている。118および128はそれぞれ巻取側ブ
レーキ112と供給側ブレーキ122に基板2の
裏面方向に植立されたキツクピンであり、いずれ
も第1図左方向に該キツクピン118,128を
後述するブレーキ制御部材30により押圧するこ
とにより両ブレーキ112,122を両リール台
10,12から離間し、ブレーキ力を解除出来る
構成となつている。
次に第3図から第7図により基板2の裏面の構
成を説明する。第3図は装置の停止態様を示すが
ブレーキ制御部材130は基板2に植立された前
記巻取リール軸4、巻取リールアイドラギア軸5
0および基板2の裏面に植立されたガイド軸13
2,134により案内されている。更にブレーキ
制御部材130は引張りばね136により第3図
左方向に付勢されると共に長穴140の巾は他の
長穴に比べ軸径とほぼ等しい値となつているの
で、引張りばね138によりガイド軸132を中
心に第3図時計方向に付勢されている。このとき
外周に歯車を持ち前記ガイド軸134に回転自在
に遊嵌したギアであるところの第1回転体142
の端面に端けた溝カム144に、ブレーキ制御部
材130に植立したカムフオロア146が係合す
ると共に第1回転体142の端面に設けた係合部
148とブレーキ制御部材130に固定された爪
部150と当接しているので第3図の状態を保
つ。152はブレーキ制御部材130に植立した
軸156に回動自在に遊嵌した爪付レバーであり
引張りばね158により第3図反時計方向に回動
付勢され、その先端はブレーキ制御部材130に
設けたストツパ159に当接し、回動規制を受け
ている。160は第1回転体142に設けた歯車
部143に噛合し第1回転体142を回転駆動す
る駆動歯車で、モータ(図示せず)により回転さ
せられる。162は基板2の裏面に植立した軸1
64に回転自在に遊嵌したギアであるところの第
2回転体で端面には溝カム166が形成されると
共に外周は歯車部170を有し、第1回転体14
2と噛合している。第3図の状態から第1回転体
142が時計方向に回転すると係合部148と爪
部150が係合し、引張りばね136の力に抗し
てブレーキ制御部材130を右方向へ移動せしめ
る構造になつている。このときカムフオロア14
6と、溝カム部144の係合を離脱せしめるべく
溝カム部144には逃げ部145を設けてある。
このとき爪付レバー152もブレーキ制御部材1
30と一体に右方向へ移動し爪部154が第2回
転体162の歯車部170と係合関係をなし、第
4図に示す状態となる。この状態から第1回転体
142が第4図反時計方向に回転すると、前記歯
車部170と爪部154が係合しているので、歯
車部170が爪部154を矢印A方向に押圧する
ことになりブレーキ制御部材130は引張りばね
138の回動付勢力に抗してガイド軸132を中
心に矢印A方向に回動し、しかもガイド軸132
から爪部154までの距離l1とガイド軸132か
ら、爪部150までの距離l2の比から爪部154
の動きが爪部150では大きく拡大されるので即
座に係合部148と爪部150の係合が解除され
て引張りばね136によつて第3図の位置に復帰
する構造になつている。またこのとき前記した溝
カム144には逃げ部145が設けてあるのでカ
ムフオロア146が矢印A方向へのブレーキ制御
部材130の回動を阻止することもない。また第
7図に第1回転体142に設けた溝カム144の
カム線図を示していることからもわかるように第
3図の停止態様から第1回転体142が反時計方
向に回動するとブレーキ制御部材130は溝カム
144とカムフオロア146の係合により、第1
回転体142が時計方向回転したときと同様に右
方向へ移動する。このとき爪付レバー152の爪
部154が第2回転体162の歯車部170と係
合関係をなし得る位置に移動するが、第6図に示
すように第2回転体162の歯車部170に歯車
外径よりわずかに大きな径となしたフランジ16
8を第2回転体162の外周に部分的に設け爪部
154と歯車部170は第1回転体142の停止
態様から第3図反時計方向回転においては、係合
しないような構成にしてある。
次の動作について説明する。
第3図に示す停止態様から、早送り釦(図示せ
ず)を押すとキヤプスタン72が第1図時計方向
に、回転するのでメインアイドラ76は第1図反
時計方向に回転し、ベルト84と中継ローラ82
も第1図反時計方向に回転をする。モータ(図示
せず)により駆動歯車160が第3図反時計方向
に回転するので第1回転体142は第3図時計方
向に回転する。従つて係合部148と爪部150
が、係合関係をなしブレーキ制御部材130は第
7図に示すように第1回転体142の回転角で決
定される量である3mmだけ第3図右方向へ移動す
る。第1回転体142が所定量回転するスイツチ
(図示せず)が入つてモータの回転が停止し、第
4図に示す状態となる。
ブレーキ制御部材130の移動によつてレバー
98に植立し基板2の裏面に伸びている軸106
とブレーキ制御部材130の当接は解除されるの
で引張りばね100により、アイドラタイヤ10
2はベルト84の背面に当接する位置まで移動す
る。一方ベルト84は第1図反時計方向に回転し
ているので中継レバー104は軸106を中心に
第1図時計方向に回動しアイドラタイヤ102は
ベルト84と巻取リールアイドラギア52との間
に転接し巻取リール台10を第1図時計方向に高
速回転させる。同時にブレーキ制御部材130の
ブレーキキツク部172は、両ブレーキ112,
122に植立され基板2の裏面に伸びているキツ
クピン118を第4図右方向に押圧移動させ両リ
ール台10,12のブレーキ力を解除し、早送り
態様となる。
又このとき爪付レバー152の爪部154は第
2回転体162の歯車部170とかみ合う位置に
くるが、第2回転体162の回転方向は第4図反
時計方向であり、爪付レバー152は逃げ勝手の
方向となり、無理な力がかかることはない。
次に前記した早送り態様から、例えば光学的に
透明テープを検出して終端検出信号が出るとモー
タが駆動歯車160を第4図時計方向に回転させ
るので第1回転体142が第4図反時計方向に回
転し、第2回転体162は時計方向に回転する。
この時、歯車部170と爪付レバー152爪部1
54はかみ合つているので歯車部170は爪部1
54を矢印A方向に押圧し、結局、ブレーキ制御
部材130はガイド軸132を中心に第4図反時
計方向に回動し係合部148と爪部150の係合
が解除されるので引張りばね136の付勢力によ
りブレーキ制御部材130は瞬時に左方向に移動
し第3図の状態に復帰する。しかしこの時には第
1回転体142はまだ第3図に示す状態には復帰
していない。またこの時ブレーキ制御部材130
の復帰により斜面部174が軸106を押圧して
レバー98を第4図時計方向に回転させるので、
アイドラタイヤ102は第1図に示す状態に戻
り、巻取リール台10の回転は停止すると同時に
ブレーキキツク部172とキツクピン118が離
間し第3図に示す状態となるので、両リール台1
0,12に対し瞬時にブレーキ力が加わることに
なる。更に第1回転体142が第4図時計方向に
回転を続け第3図に示す係合部148と爪部15
0が引張ばね138の回動付勢力を受けて再び係
合可能になる位置まで回転すると、スイツチ(図
示せず)が入り、モータは停止し、キヤプスタン
も停止する。巻戻し動作についても前記早送り動
作とほとんど同じでキヤプスタン72の回転方向
が逆になり供給リール台12が回転駆動されるだ
けであるので説明を省略する。
次に再生態様について説明する。停止態様か
ら、再生釦(図示せず)を押圧すると、モータが
駆動歯車160を第3図時計方向に回転するので
第1回転体142は第3図反時計方向に回転す
る。カムフオロア146が係合関係をなす溝カム
144に沿つて移動するので、ブレーキ制御部材
130は第7図のカム線図で示すようにまず両ブ
レーキ112,122を両リール台10,12よ
り離間するに必要なストロークである3mm右へ移
動した後さらに回転を続け第5図に示す再生態様
では5mm移動することになる。第1回転体142
が所定量回転すると、スイツチ(図示せず)が入
つてモータの回転が停止し、第5図に示す状態に
なる。また詳細な説明は省略するが停止態様から
ブレーキ制御部材130が右へ3mm移動すると第
1回転体142の回転に伴なう、第2回転体16
2の回転および第2回転体162に設けた溝カム
部166に係合した移動部材176(1点鎖線に
より1部のみ第5図に図示)の移動により、第1
図に示すように、カセツト20に収納されていた
磁気テープ180は、テープ引出し部材182が
固定部材184に当接固定されるまで引き出さ
れ、回転ヘツド186、オーデイオヘツド18
8、テープガイド190への所定の添接がなさ
れ、かつピンチローラ192がキヤプスタン72
に圧着されることになる。
また、キヤプスタン72が第1図時計方向に回
転するので、メインアイドラ76は第1図反時計
方向に回転し、ベルト84と中継ローラ82も同
様に反時計方向に回転する。中継ローラ82の反
時計方向の回転でアイドラギア86は時計方向に
回転すると共に回動アーム88は軸80を中心に
反時計方向の回動力を付与されて、アイドラギア
86は巻取リールアイドラギア54aに噛合し、
巻取リール台10を第1図時計方向に回転させて
キヤプスタン72とピンチローラ192の協働で
定速送りされる磁気テープ180を巻き取ること
となる。このときアイドラタイヤ102は第5図
において一点鎖線で示した移動部材176により
軸106が押圧されるため第1図に示すように、
巻取リールアイドラギア54bと供給リールアイ
ドラギア64bのいずれからも離間した位置を保
持している。
前記したテープ引き出し部材182による磁気
テープ180の引き出しの開始は前記第1回転体
142の反時計方向の回転によるブレーキ制御部
材130の右側への3mmの移動の後に設定してあ
るので、両リール台10,12へのブレーキ力は
解除されており、磁気テープ180に過大な張力
がかかり磁気テープ180に損傷を与えることは
ない。
また、このとき爪付レバー152の爪部154
は第2回転体162の外周と当接する位置にくる
が、第6図に示すように第2回転体162の外周
の一部に設けたフランジ168と当接することに
なり歯車部170とかみ合い無理な力のかかるこ
とはない。
また再生態様と同様なメカニズムの状態でキヤ
プスタン72が高速で反時計方向に回転すればメ
インアイドラ76は第1図時計方向に回転し、ベ
ルト84と中継ローラ82も同様に時計方向に回
転する。中継ローラ82の時計方向の回転でアイ
ドラギア86は反時計方向に回転すると共に回動
アーム88は軸80を中心に時計方向の回動力を
付与されて、アイドラギア86は供給リールアイ
ドラギア64aに噛合し、供給リール台12を第
1図反時計方向に回転させ、キヤプスタン72と
ピンチローラ192の協働で再生態様とは逆方向
に高速送りされる磁気テープを巻取ることができ
る。即ちレビユー態様にキヤプスタン72を逆転
させるだけで対応できることになる。
次に前記した再生態様から停止釦(図示せず)
を押した場合にはモータが駆動歯車160を第5
図反時計方向に回転させるので第1回転体142
が第5図時計方向に回転しブレーキ制御部材13
0は第7図に示したカム線図に従つて移動する。
同時にピンチローラ192はキヤプスタン72か
ら離間し、磁気テープ180の定速走行は停止さ
れテープ引出し部材182は固定部材184より
離間し停止態様にあつた位置へ移動すると共にキ
ヤプスタン72は第1図反時計方向に回転を始め
るのでメインアイドラ76は第1図時計方向に回
転し、ベルト84と中継ローラ82も同様に時計
方向に回転し、アイドラギア86は供給リールア
イドラギア64aに噛合し供給リール台12を第
1図反時計方向に回転させて引き出された磁気テ
ープ180を供給リールハブ16にたるみなく、
巻き取ることになる。このようにして第1回転体
142が第3図に示す位置まで回転すると、スイ
ツチ(図示せず)が入つてモータの回転が停止
し、停止態様になる。
また第7図に示すように第1回転体142がメ
カニズムの動作としては再生態様とまつたく同じ
記録態様よりさらに反時計方向に回転すると、記
録一時停止態様となり、ブレーキ制御部材130
は第5図左方向へ移動し、第3図で示した位置と
同様になる。従つて両ブレーキ112,122は
確実に両リール台10,12に当接し、回転を阻
止すると同時に第2回転体162の回転等により
ピンチローラ192をキヤプスタン72より離間
するなどの記録一時停止態様に必要な操作がなさ
れることはいうまでもない。
発明の効果 以上実施例に基づき詳細に説明したように本発
明は、 正逆転可能な回転駆動源160と、この回転駆
動源によつて回転させられる第1回転体142や
第2回転体162、さらにこれらと連動して移動
しブレーキやピンチローラの動作を制御するブレ
ーキ制御部材130や移動部材176よりなるモ
ード切り換え手段と、前記回転駆動源により回転
させられる第2回転体162の回転によつて、テ
ープ引出し部材182を前記テープカセツト内の
磁気テープを引出し得る第1位置と、前記磁気テ
ープをテープカセツトの外部に引き出して前記磁
気ヘツドに添接させ得る第2位置との間を往復移
動する磁気テープ引出し手段と、前記2つのリー
ルハしブと係合し一体的に回転する2つのリール
台10,12と、前記リール台の間に位置正逆い
ずれの方向にも回転駆動され得る駆動輪82と、
この駆動輪82の回転を駆動輪の回転方向に応じ
て前記両リール台のいずれか一方に選択的に伝達
するための第1のアイドラー機構86と、駆動輪
の回転方向に応じて両リール台のいずれか一方に
選択的に回転を伝達するための第2のアイドラー
機構102と、前記磁気テープ引出し手段が前記
第2位置にあるとき前記駆動輪の回転を前記第1
のアイドラー機構と、前記両リール台とは非同軸
で両リール台にそれぞれ噛み合つているトルクリ
ミツター機構54a,56,54b,64a,6
6,64bとを介して前記両リール台のいずれか
一方に回転トルクを制限して選択的に伝達する第
1の回転伝達手段54a,56,54b,64
a,66,64b,86と、前記磁気テープ引出
し手段が前記第2位置とは異なる位置にあるとき
前記駆動輪の回転を前記第2のアイドラー機構を
介して前記両リール台のいずれか一方に直接的に
伝達し得る第2の回転伝達手段102,54b,
64bとを具備し、前記第1の回転伝達手段と前
記第2の回転伝達手段を前記磁気テープ引出し手
段の動作に連動し、前記回転駆動源により切り換
えるようにし、さらには前記磁気テープ引出し手
段の第2位置から第1位置へ移動するとき、第1
の回転伝達手段によつて磁気テープをたるむこと
なく一方のリールハブに巻取るように構成したの
で、装置の大幅な薄型化が実現出来ると共に、装
置の操作態様の移行に同期して機構的に回転伝達
手段が切換わり、それぞれの態様に必要とされる
リール台の駆動トルク、回転スピードを適確に伝
達し得る。そして、クラツチ手段(トルクリミツ
ター機構)を中継ローラ(駆動輪)より回転伝達
経路の下流に位置させているので、トルクリミツ
ター機構からリール台への回転減速比が小さく設
定でき、リール台の設定トルクとトルクリミツタ
ー機構の設定トルクの間に誤差が発生しにくくな
る。そして、伝達経路に応じてアイドラー機構を
2つ配置するようにしたので、回転伝達機構を単
純な構成とすることができる。従つてテープのた
るみやテープの過張力の発生を防止でき、動作の
信頼性が向上し、信頼性の向上に多大の効果を有
する。しかも、構造が簡単で安価に実現できるの
で実用上の価値が高い。またテープをローデイン
グした状態で両リール台のいずれにも選択的に回
転力の伝達を可能にしているのでレビユー態様を
設けるなど装置の多機能化に比較的簡単に対応で
きる。
さらに、アンローデイング動作時のテープたる
みの吸収を早送り・高速巻戻しに用いる第2の回
転伝達手段に比べ設定トルクが当然低くなる第1
の回転伝達手段を用いることができるので、過張
力を与えることなくテープ巻取りができ、アンロ
ーデイング動作のために特別な機構を設ける必要
もないといつた優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による磁気テープ装
置の要部表面図、第2図は同実施例のリール駆動
系の概略断面図、第3図は同実施例の停止態様に
おける要部裏面図、第4図は同実施例の早巻き態
様における要部裏面図、第5図は同実施例の早生
態様における要部裏面図、第6図は同実施例にお
ける回転体の概略断面図、第7図は同実施例にお
ける回転体のカム線図である。 10……巻取リール台、12……供給リール
台、52……巻取リールアイドラギアユニツト、
62……供給リールアイドラギアユニツト、76
……メインアイドラ、82……中継ローラ、86
……アイドラギア、88……回動アーム、98…
…レバー、102……アイドラタイヤ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 磁気テープを巻回し互いにこの磁気テープを
    張架した2つのリールハブを内蔵するテープカセ
    ツトを用い、このカセツトより前記磁気テープを
    引出しテープカセツト外部に設置せる回転磁気ヘ
    ツドに添接して走行させ信号を記録または再生す
    るごとく構成され、 正逆転可能な回転駆動源160と、 この回転駆動源の回転により、装置のモードを
    切り換えるモード切り換え手段130,142,
    162,176と、 前記回転駆動源の回転により、前記テープカセ
    ツト内の磁気テープを引出し得る第1位置と、前
    記磁気テープをテープカセツトの外部に引き出し
    て前記磁気ヘツドに添接させ得る第2位置との間
    を往復移動する磁気テープ引出し手段182と、 前記2つのリールハブと係合し一体的に回転す
    る2つのリール台10,12と、 前記リール台の間に位置し正逆いずれの方向に
    も回転駆動され得る駆動論82と、 この駆動論の回転をこの駆動論の回転方向に応
    じて前記両リール台のいずれか一方に選択的に伝
    達するための第1のアイドラー機構86および第
    2のアイドラー機構102と、 前記磁気テープ引出し手段が前記第2位置にあ
    るとき前記駆動輪の回転を前記第1のアイドラー
    機構と前記両リール台にそれぞれ噛合し、かつこ
    の両リール台とは非同軸であるトルクリミツター
    機構54a,56,54b,64a,66,64
    bとを介して前記両リール台のいずれか一方に回
    転トルクを制限して選択的に伝達する第1の回転
    伝達手段54a,64a,56,66,54b,
    64b,86と、 前記磁気テープ引出し手段が前記第2位置とは
    異なる位置にあるとき前記駆動論の回転を前記第
    2のアイドラー機構を介して前記両リール台のい
    ずれか一方に選択的にかつ直接的に伝達し得る第
    2の回転伝達手段102,54b,64bとを具
    備し、 前記第1の回転伝達手段と前記第2の回転伝達
    手段を前記磁気テープ引出し手段の動作に連動
    し、前記回転駆動源により切り換えることを特徴
    とする磁気テープ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08152492A (ja) * 1994-09-27 1996-06-11 Mansei Kogyo Kk 時計装置

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JPS5098306A (ja) * 1973-12-25 1975-08-05
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JPS57208659A (en) * 1981-06-16 1982-12-21 Canon Inc Magnetic recorder and reproducer

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