JPH05274749A - リール駆動機構 - Google Patents
リール駆動機構Info
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- JPH05274749A JPH05274749A JP4068178A JP6817892A JPH05274749A JP H05274749 A JPH05274749 A JP H05274749A JP 4068178 A JP4068178 A JP 4068178A JP 6817892 A JP6817892 A JP 6817892A JP H05274749 A JPH05274749 A JP H05274749A
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- rotary
- reel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 記録/再生状態あるいは逆転再生状態と早送
り/巻き戻し状態で駆動手段からテープリールまでの減
速比を変更することで早送り/巻き戻し状態でのテープ
巻き取り速度をより高速化できるリール駆動機構を提供
する。 【構成】 一対のテープリールに第1の回転体とこれと
同軸に枢持された第2の回転体と、第1の回転体と第2
の回転体を係合させる一定トルク伝達手段を備えるとと
もに、それぞれの第2の回転体を回転駆動する駆動手段
と、第1の回転体と第2の回転体の双方に接離可能に構
成された連結回転体を備え、連結回転体が第1の回転体
と第2の回転体と離れている時には駆動手段からの駆動
力は一定トルク伝達手段によって第2の回転体から前記
第1の回転体へ伝達され、連結回転体が前記第1の回転
体と第2の回転体の双方と係合したときには駆動手段か
らの駆動力は連結回転体によって第2の回転体から第1
の回転体へ増速して伝達されるよう構成されている。
り/巻き戻し状態で駆動手段からテープリールまでの減
速比を変更することで早送り/巻き戻し状態でのテープ
巻き取り速度をより高速化できるリール駆動機構を提供
する。 【構成】 一対のテープリールに第1の回転体とこれと
同軸に枢持された第2の回転体と、第1の回転体と第2
の回転体を係合させる一定トルク伝達手段を備えるとと
もに、それぞれの第2の回転体を回転駆動する駆動手段
と、第1の回転体と第2の回転体の双方に接離可能に構
成された連結回転体を備え、連結回転体が第1の回転体
と第2の回転体と離れている時には駆動手段からの駆動
力は一定トルク伝達手段によって第2の回転体から前記
第1の回転体へ伝達され、連結回転体が前記第1の回転
体と第2の回転体の双方と係合したときには駆動手段か
らの駆動力は連結回転体によって第2の回転体から第1
の回転体へ増速して伝達されるよう構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオテープレコー
ダ等の磁気記録再生装置のリール駆動機構に関するもの
である。
ダ等の磁気記録再生装置のリール駆動機構に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図26から図30は例えば実開昭64−52
36号公報に示された従来のリール駆動機構を示し、図2
6はリール駆動機構の平面図、図27はその側面図であ
る。図において1はシャーシ、2はシャーシ1に植立さ
れたシャフト、3はシャフト2に枢持された供給側のテ
ープリールで60はこのテープリール3に形成された歯車
部、61はこのテープリール3に突出した形状にて形成さ
れテープ(図示せず)を巻回するリールハブ(図示せ
ず)と結合する結合軸である。
36号公報に示された従来のリール駆動機構を示し、図2
6はリール駆動機構の平面図、図27はその側面図であ
る。図において1はシャーシ、2はシャーシ1に植立さ
れたシャフト、3はシャフト2に枢持された供給側のテ
ープリールで60はこのテープリール3に形成された歯車
部、61はこのテープリール3に突出した形状にて形成さ
れテープ(図示せず)を巻回するリールハブ(図示せ
ず)と結合する結合軸である。
【0003】9は前記シャーシ1に植立されたシャフ
ト、70、71は前記シャフト9に同軸上に枢持された第1
の回転体、第2の回転体で、この第1の回転体70と第2
の回転体71の側面には同一歯数の歯車が形成されてい
る、62は前記第1の回転体70に突出した形状にて形成さ
れテープ(図示せず)を巻回するリールハブ(図示せ
ず)と結合する結合軸である。12は前記第2の回転体71
と前記第1の回転体70を係合する一定トルク伝達手段で
あり、前記第1の回転体70と前記第2の回転体71の間に
所定のトルク以上のトルク差が発生すると第1の回転体
70と第2の回転体71はスリップしながら回転し所定のト
ルクより大きなトルクが前記一定トルク伝達手段12で伝
達されないように構成されている。そして第1の回転体
70と第2の回転体71と一定トルク伝達手段12にて巻き取
り側のテープリール10が構成されている。
ト、70、71は前記シャフト9に同軸上に枢持された第1
の回転体、第2の回転体で、この第1の回転体70と第2
の回転体71の側面には同一歯数の歯車が形成されてい
る、62は前記第1の回転体70に突出した形状にて形成さ
れテープ(図示せず)を巻回するリールハブ(図示せ
ず)と結合する結合軸である。12は前記第2の回転体71
と前記第1の回転体70を係合する一定トルク伝達手段で
あり、前記第1の回転体70と前記第2の回転体71の間に
所定のトルク以上のトルク差が発生すると第1の回転体
70と第2の回転体71はスリップしながら回転し所定のト
ルクより大きなトルクが前記一定トルク伝達手段12で伝
達されないように構成されている。そして第1の回転体
70と第2の回転体71と一定トルク伝達手段12にて巻き取
り側のテープリール10が構成されている。
【0004】63は前記シャーシ1に固定された支持板、
15はこの支持板63に植立されたシャフト、16はこのシャ
フト15に枢持された回転駆動体、64は取付手段(図示せ
ず)によって前記シャーシ1に固定された駆動モータで
回転駆動体16と駆動モータ64の間には駆動ベルト18が架
張されている。20は前記シャフト15に枢持されたアイド
ラアーム、21はこのアイドラアーム20に植立されたシャ
フト、22はこのシャフト21に枢持され前記回転駆動体16
と係合しこのアイドラアーム20と所定の摩擦力を持って
回転できるアイドラ歯車である。
15はこの支持板63に植立されたシャフト、16はこのシャ
フト15に枢持された回転駆動体、64は取付手段(図示せ
ず)によって前記シャーシ1に固定された駆動モータで
回転駆動体16と駆動モータ64の間には駆動ベルト18が架
張されている。20は前記シャフト15に枢持されたアイド
ラアーム、21はこのアイドラアーム20に植立されたシャ
フト、22はこのシャフト21に枢持され前記回転駆動体16
と係合しこのアイドラアーム20と所定の摩擦力を持って
回転できるアイドラ歯車である。
【0005】27は前記シャーシ1 に植立されたシャフ
ト、28はこのシャフト27に枢持された回動アーム、29は
この回動アーム28に植立されたシャフト、30はこのシャ
フト29に枢持された連結回転体でありこの連結回転体30
は第1の回転体70と係合する位置に形成された歯車部72
と、第2の回転体71と係合する位置に形成された歯車部
73を有している。なお歯車部72と歯車部73は同一歯数に
て形成されているものとする。
ト、28はこのシャフト27に枢持された回動アーム、29は
この回動アーム28に植立されたシャフト、30はこのシャ
フト29に枢持された連結回転体でありこの連結回転体30
は第1の回転体70と係合する位置に形成された歯車部72
と、第2の回転体71と係合する位置に形成された歯車部
73を有している。なお歯車部72と歯車部73は同一歯数に
て形成されているものとする。
【0006】次に動作について説明する。図28は従来
例の巻き戻し状態の概略平面図であり、図において、駆
動モータ64は図中A方向に回転しておりこの時回転駆動
体16は駆動ベルト18によって駆動モータ64と係合されて
いるので図中B方向に回転させられアイドラ歯車22を回
転駆動する。アイドラ歯車22は図中C方向に回転させら
れるのでアイドラアーム20はアイドラ歯車22との摩擦力
によってテープリール3の方向に回動しアイドラ歯車22
と歯車部60が噛み合いテープリール3は図中D方向に回
転駆動されテープ(図示せず)をテープリール3側に巻
き戻すことができる。
例の巻き戻し状態の概略平面図であり、図において、駆
動モータ64は図中A方向に回転しておりこの時回転駆動
体16は駆動ベルト18によって駆動モータ64と係合されて
いるので図中B方向に回転させられアイドラ歯車22を回
転駆動する。アイドラ歯車22は図中C方向に回転させら
れるのでアイドラアーム20はアイドラ歯車22との摩擦力
によってテープリール3の方向に回動しアイドラ歯車22
と歯車部60が噛み合いテープリール3は図中D方向に回
転駆動されテープ(図示せず)をテープリール3側に巻
き戻すことができる。
【0007】図29は記録/再生状態の概略平面図であ
り、駆動モータ64は図中E方向に回転しており、回転駆
動体16は駆動ベルト18によって駆動モータ64と係合され
ているので図中F方向に回転させられアイドラ歯車22を
回転駆動する。アイドラ歯車22は図中G方向に回転させ
られるのでアイドラアーム20はアイドラ歯車22との摩擦
力によってテープリール10の方向に回動しアイドラ歯車
22と第2の回転体71は噛み合い第2の回転体71は図中H
方向に回転駆動される。そして第1の回転体70へは一定
トルク伝達手段12によって回転が伝えられる。この時巻
き取り側のテープリール10に巻き取られたテープ(図示
せず)の巻き径は絶えず変化するが、記録/再生状態に
おいてはテープ(図示せず)は一定速度で走行させられ
るので第1の回転体70の回転数も変化する。駆動モータ
64は記録/再生状態では一定の回転数で回転し第2の回
転体71の回転数は一定であるのでテープ(図示せず)を
たるみなく巻き取るために第1の回転体70の最大の回転
数よりも第2の回転体71の回転数は高く設定されてお
り、第2の回転体は第1の回転体より速く回転する。こ
のため一定トルク伝達手段12の作用により第1の回転体
70は第2の回転体71とスリップしながら一定トルクでテ
ープを巻き取ることができる。
り、駆動モータ64は図中E方向に回転しており、回転駆
動体16は駆動ベルト18によって駆動モータ64と係合され
ているので図中F方向に回転させられアイドラ歯車22を
回転駆動する。アイドラ歯車22は図中G方向に回転させ
られるのでアイドラアーム20はアイドラ歯車22との摩擦
力によってテープリール10の方向に回動しアイドラ歯車
22と第2の回転体71は噛み合い第2の回転体71は図中H
方向に回転駆動される。そして第1の回転体70へは一定
トルク伝達手段12によって回転が伝えられる。この時巻
き取り側のテープリール10に巻き取られたテープ(図示
せず)の巻き径は絶えず変化するが、記録/再生状態に
おいてはテープ(図示せず)は一定速度で走行させられ
るので第1の回転体70の回転数も変化する。駆動モータ
64は記録/再生状態では一定の回転数で回転し第2の回
転体71の回転数は一定であるのでテープ(図示せず)を
たるみなく巻き取るために第1の回転体70の最大の回転
数よりも第2の回転体71の回転数は高く設定されてお
り、第2の回転体は第1の回転体より速く回転する。こ
のため一定トルク伝達手段12の作用により第1の回転体
70は第2の回転体71とスリップしながら一定トルクでテ
ープを巻き取ることができる。
【0008】図30は早送り状態の概略平面図であり、
駆動モータ64は図中E方向に回転しており、回転駆動体
16は駆動ベルト18によって駆動モータ64と係合されてい
るので図中F方向に回転させられアイドラ歯車22を回転
駆動する。アイドラ歯車22は図中G方向に回転させられ
るのでアイドラアーム20はテープリール10の方向に回動
しアイドラ歯車22と第2の回転体71は噛み合い第2の回
転体71は図中H方向に回転駆動される。早送り状態では
回動アーム28は駆動手段(図示せず)によって回動させ
られる構造となっているため連結回転体30の歯車部72と
第1の回転体70の歯車部は噛み合い、同時に連結回転体
30の歯車部73と第2の回転体71は噛み合っているので連
結回転体30は第2の回転体71によって回転駆動され第1
の回転体70は連結回転体30によって回転駆動される。つ
まり上記の記録/再生状態の場合と違い第1の回転体70
は一定トルク伝達手段12を介せずに駆動され第1の回転
体70と第2の回転体71はスリップせず一体となって回転
するこのため駆動モータ64の回転数を高くすればその
分テープ(図示せず)をより高速で巻き取ることができ
る。
駆動モータ64は図中E方向に回転しており、回転駆動体
16は駆動ベルト18によって駆動モータ64と係合されてい
るので図中F方向に回転させられアイドラ歯車22を回転
駆動する。アイドラ歯車22は図中G方向に回転させられ
るのでアイドラアーム20はテープリール10の方向に回動
しアイドラ歯車22と第2の回転体71は噛み合い第2の回
転体71は図中H方向に回転駆動される。早送り状態では
回動アーム28は駆動手段(図示せず)によって回動させ
られる構造となっているため連結回転体30の歯車部72と
第1の回転体70の歯車部は噛み合い、同時に連結回転体
30の歯車部73と第2の回転体71は噛み合っているので連
結回転体30は第2の回転体71によって回転駆動され第1
の回転体70は連結回転体30によって回転駆動される。つ
まり上記の記録/再生状態の場合と違い第1の回転体70
は一定トルク伝達手段12を介せずに駆動され第1の回転
体70と第2の回転体71はスリップせず一体となって回転
するこのため駆動モータ64の回転数を高くすればその
分テープ(図示せず)をより高速で巻き取ることができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のリール駆動機構
は以上のように構成されており、通常駆動モータの回転
数はテープを巻き取るテープリールの回転数より高い値
なので早送り状態でテープを高速で巻き取る為には、第
1の回転体が高速で回転させられるように駆動モータか
ら第1の回転体までの減速比を小さな値に設定しなけれ
ばならない。従来のリール駆動機構では駆動モータから
第1の回転体までの減速比を小さな値とすると、駆動モ
ータから第2の回転体までの減速比も同様に小さな値と
なる。よって記録/再生状態において第2の回転体の回
転数は第1の回転体がテープを巻き取るときの最大の回
転数より必要以上に高い値となり駆動モータの消費電力
が大きくなるという問題があった。また、記録/再生状
態で第2の回転体の回転数が適当な値となるように駆動
モータから第2の回転体までの減速比を大きな値に設定
すると早送り状態で駆動モータから第1の回転体までの
減速比も同様に大きな値となる。よって早送り状態で記
録/再生状態より駆動モータの回転数を高くしても駆動
モータに加えられる電圧には限界があるのでテープを記
録/再生状態より大幅に高速で巻き取ることができない
という問題があった。
は以上のように構成されており、通常駆動モータの回転
数はテープを巻き取るテープリールの回転数より高い値
なので早送り状態でテープを高速で巻き取る為には、第
1の回転体が高速で回転させられるように駆動モータか
ら第1の回転体までの減速比を小さな値に設定しなけれ
ばならない。従来のリール駆動機構では駆動モータから
第1の回転体までの減速比を小さな値とすると、駆動モ
ータから第2の回転体までの減速比も同様に小さな値と
なる。よって記録/再生状態において第2の回転体の回
転数は第1の回転体がテープを巻き取るときの最大の回
転数より必要以上に高い値となり駆動モータの消費電力
が大きくなるという問題があった。また、記録/再生状
態で第2の回転体の回転数が適当な値となるように駆動
モータから第2の回転体までの減速比を大きな値に設定
すると早送り状態で駆動モータから第1の回転体までの
減速比も同様に大きな値となる。よって早送り状態で記
録/再生状態より駆動モータの回転数を高くしても駆動
モータに加えられる電圧には限界があるのでテープを記
録/再生状態より大幅に高速で巻き取ることができない
という問題があった。
【0010】この発明は以上のような問題を解決するた
めになされたもので、記録/再生状態と早送り状態ある
いは逆転再生状態と巻き戻し状態で駆動手段から前記第
1の回転体までの減速比を変更でき、記録/再生状態で
の駆動モータの消費電力が小さく、かつ早送り状態でテ
ープを高速で巻き取ることのできるリール駆動機構を得
ることを目的とする。
めになされたもので、記録/再生状態と早送り状態ある
いは逆転再生状態と巻き戻し状態で駆動手段から前記第
1の回転体までの減速比を変更でき、記録/再生状態で
の駆動モータの消費電力が小さく、かつ早送り状態でテ
ープを高速で巻き取ることのできるリール駆動機構を得
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明によるリール駆
動機構は、少なくとも一方のテープリールに第1の回転
体と、この第1の回転体と同軸に枢持された第2の回転
体と、前記第1の回転体と前記第2の回転体を係合させ
る一定トルク伝達手段を備えるとともに、前記第2の回
転体を回転駆動する駆動手段と、前記第1の回転体と第
2の回転体に係合して第2の回転体の回転力を第1の回
転体へ増速して伝える結合状態と第2の回転体の回転力
を第1の回転体に伝えない離反状態を備えた連結回転体
を備え、前記連結回転体が前記第1の回転体と前記第2
の回転体の双方と係合したときには駆動手段からの駆動
力を第2の回転体から第1の回転体へ増速して伝達する
ようにしたものである。
動機構は、少なくとも一方のテープリールに第1の回転
体と、この第1の回転体と同軸に枢持された第2の回転
体と、前記第1の回転体と前記第2の回転体を係合させ
る一定トルク伝達手段を備えるとともに、前記第2の回
転体を回転駆動する駆動手段と、前記第1の回転体と第
2の回転体に係合して第2の回転体の回転力を第1の回
転体へ増速して伝える結合状態と第2の回転体の回転力
を第1の回転体に伝えない離反状態を備えた連結回転体
を備え、前記連結回転体が前記第1の回転体と前記第2
の回転体の双方と係合したときには駆動手段からの駆動
力を第2の回転体から第1の回転体へ増速して伝達する
ようにしたものである。
【0012】
【作用】この発明におけるリール駆動機構は、記録/再
生状態と早送り状態あるいは逆転再生状態と巻き戻し状
態で駆動手段からテープリールまでの減速比を変更でき
るようにし早送りまたは巻き戻し状態でのテープ巻き取
り速度をより高速化する。
生状態と早送り状態あるいは逆転再生状態と巻き戻し状
態で駆動手段からテープリールまでの減速比を変更でき
るようにし早送りまたは巻き戻し状態でのテープ巻き取
り速度をより高速化する。
【0013】
実施例1.以下この発明の一実施例について説明する。
図1から図10はこの発明の一実施例によるリール駆動
機構を示し、図1はリール駆動機構の平面図、図2はそ
の側面図であり、図において、1はシャーシ、2はこの
シャーシ1に植立されたシャフト、80、81はそれぞれ
前記シャフト2に同軸状に枢持された第1の回転体、第
2の回転体であり、この第1の回転体80と第2の回転体
81の側面には歯車が形成されている。第2の回転体81の
歯数は第1の回転体80の歯数より多くなるよう構成さ
れ、例えばここでは第2の回転体81の歯数を72枚、第1
の回転体80の歯数を62枚としている。5は前記第2の回
転体81と前記第1の回転体80を係合する一定トルク伝達
手段であり、この一定トルク伝達手段5は前記第2の回
転体81と前記第1の回転体80の間に所定のトルクが発生
するまでは前記第2の回転体81と前記第1の回転体80を
一体に回転させ前記第2の回転体81と前記第1の回転体
80の間に所定以上のトルクが発生すると前記第2の回転
体81と前記第1の回転体80をスリップさせながら回転さ
せて所定以上のトルクを伝達しないように構成されてい
る。そして、第2の回転体81と第1の回転体80と一定ト
ルク伝達手段5にて供給側のテープリール3が構成され
ている。7は前記第1の回転体80と一体となって回転す
るリールハブ、8はこのリールハブ7に巻回されたテー
プである。
図1から図10はこの発明の一実施例によるリール駆動
機構を示し、図1はリール駆動機構の平面図、図2はそ
の側面図であり、図において、1はシャーシ、2はこの
シャーシ1に植立されたシャフト、80、81はそれぞれ
前記シャフト2に同軸状に枢持された第1の回転体、第
2の回転体であり、この第1の回転体80と第2の回転体
81の側面には歯車が形成されている。第2の回転体81の
歯数は第1の回転体80の歯数より多くなるよう構成さ
れ、例えばここでは第2の回転体81の歯数を72枚、第1
の回転体80の歯数を62枚としている。5は前記第2の回
転体81と前記第1の回転体80を係合する一定トルク伝達
手段であり、この一定トルク伝達手段5は前記第2の回
転体81と前記第1の回転体80の間に所定のトルクが発生
するまでは前記第2の回転体81と前記第1の回転体80を
一体に回転させ前記第2の回転体81と前記第1の回転体
80の間に所定以上のトルクが発生すると前記第2の回転
体81と前記第1の回転体80をスリップさせながら回転さ
せて所定以上のトルクを伝達しないように構成されてい
る。そして、第2の回転体81と第1の回転体80と一定ト
ルク伝達手段5にて供給側のテープリール3が構成され
ている。7は前記第1の回転体80と一体となって回転す
るリールハブ、8はこのリールハブ7に巻回されたテー
プである。
【0014】9は前記シャーシ1に植立されたシャフ
ト、70、71はそれぞれ前記シャフト9に同軸状に枢持さ
れた第1の回転体、第2の回転体であり、前記第1の回
転体70と前記第2の回転体71の側面には歯車が形成され
ている。第2の回転体71の歯数は第1の回転体70の歯数
より多くなるように構成され、例えばここでは第2の回
転体71の歯数を72枚、第1の回転体70の歯数を62枚とし
ている。12は前記第2の回転体71と前記第1の回転体70
を係合する一定トルク伝達手段であり、この一定トルク
伝達手段12は前記一定トルク伝達手段5と同様に前記第
2の回転体71と前記第1の回転体70の間に所定のトルク
が発生するまでは前記第2の回転体71と前記第1の回転
体70を一体に回転させ前記第2の回転体71と前記第1の
回転体70の間に所定以上のトルクが発生すると前記第2
の回転体71と前記第1の回転体70をスリップさせながら
回転させて所定以上のトルクを伝達しないように構成さ
れている。そして第2の回転体71と第1の回転体70と一
定トルク伝達手段12にて巻き取り側のリール10が構成さ
れている。14は前記第1の回転体70と一体となって回転
するリールハブである。
ト、70、71はそれぞれ前記シャフト9に同軸状に枢持さ
れた第1の回転体、第2の回転体であり、前記第1の回
転体70と前記第2の回転体71の側面には歯車が形成され
ている。第2の回転体71の歯数は第1の回転体70の歯数
より多くなるように構成され、例えばここでは第2の回
転体71の歯数を72枚、第1の回転体70の歯数を62枚とし
ている。12は前記第2の回転体71と前記第1の回転体70
を係合する一定トルク伝達手段であり、この一定トルク
伝達手段12は前記一定トルク伝達手段5と同様に前記第
2の回転体71と前記第1の回転体70の間に所定のトルク
が発生するまでは前記第2の回転体71と前記第1の回転
体70を一体に回転させ前記第2の回転体71と前記第1の
回転体70の間に所定以上のトルクが発生すると前記第2
の回転体71と前記第1の回転体70をスリップさせながら
回転させて所定以上のトルクを伝達しないように構成さ
れている。そして第2の回転体71と第1の回転体70と一
定トルク伝達手段12にて巻き取り側のリール10が構成さ
れている。14は前記第1の回転体70と一体となって回転
するリールハブである。
【0015】15は前記シャーシ1に植立されたシャフ
ト、16はこのシャフト15に枢持された回転駆動体、17は
駆動ベルト18によって回転駆動体16と係合された回転駆
動伝達体で外周に歯車が形成されている。19は取付手段
(図示せず)によってシャーシ1に回転自由に固定され
たキャプスタンモータのロータで外周に歯車が形成され
前記回転駆動伝達体17の外周と噛み合っている。20は前
記シャフト15に回動自由に枢持されたアイドラアーム、
21はこのアイドラアーム20に植立されたシャフト、22は
このシャフト21に枢持され前記回転駆動体16と係合しこ
のアイドラアーム20と所定の摩擦力を持って回転できる
アイドラ歯車である。
ト、16はこのシャフト15に枢持された回転駆動体、17は
駆動ベルト18によって回転駆動体16と係合された回転駆
動伝達体で外周に歯車が形成されている。19は取付手段
(図示せず)によってシャーシ1に回転自由に固定され
たキャプスタンモータのロータで外周に歯車が形成され
前記回転駆動伝達体17の外周と噛み合っている。20は前
記シャフト15に回動自由に枢持されたアイドラアーム、
21はこのアイドラアーム20に植立されたシャフト、22は
このシャフト21に枢持され前記回転駆動体16と係合しこ
のアイドラアーム20と所定の摩擦力を持って回転できる
アイドラ歯車である。
【0016】23は前記シャーシ1に植立されたシャフ
ト、24はこのシャフト23に枢持された回動アーム、25は
この回動アーム24に植立されたシャフト、26はこのシャ
フト25に枢持された連結回転体であり、この連結回転体
26は第1の回転体80と係合する位置に形成された歯車部
82と第2の回転体81と係合する位置に形成された歯車部
83を有している。歯車部82の歯数は歯車部83の歯数より
多くなるように構成され、例えば、ここでは歯車部82の
歯数を26枚、歯車部83の歯数を16枚に構成している。
ト、24はこのシャフト23に枢持された回動アーム、25は
この回動アーム24に植立されたシャフト、26はこのシャ
フト25に枢持された連結回転体であり、この連結回転体
26は第1の回転体80と係合する位置に形成された歯車部
82と第2の回転体81と係合する位置に形成された歯車部
83を有している。歯車部82の歯数は歯車部83の歯数より
多くなるように構成され、例えば、ここでは歯車部82の
歯数を26枚、歯車部83の歯数を16枚に構成している。
【0017】27は前記シャーシ1 に植立されたシャフ
ト、28はこのシャフト27に枢持された回動アーム、29は
この回動アーム28に植立されたシャフト、30はこのシャ
フト29に枢持された連結回転体であり、この連結回転体
30は第1の回転体70と係合する位置に形成された歯車部
72と第2の回転体71と係合する位置に形成された歯車部
73を有している。歯車部72の歯数は歯車部73の歯数より
多くなるように構成され、例えば、ここでは歯車部82の
歯数を26枚、歯車部83の歯数を16枚に構成している。
ト、28はこのシャフト27に枢持された回動アーム、29は
この回動アーム28に植立されたシャフト、30はこのシャ
フト29に枢持された連結回転体であり、この連結回転体
30は第1の回転体70と係合する位置に形成された歯車部
72と第2の回転体71と係合する位置に形成された歯車部
73を有している。歯車部72の歯数は歯車部73の歯数より
多くなるように構成され、例えば、ここでは歯車部82の
歯数を26枚、歯車部83の歯数を16枚に構成している。
【0018】31は前記シャーシ1に取り付けられた回転
ヘッドドラム、32は前記テープ8をガイドするガイドピ
ン、33はキャプスタン軸でキャプスタンモータのロータ
19の中心に植立されている、34はピンチローラでありキ
ャプスタン軸33との間に前記テープ8を挟持してこのテ
ープ8を搬送できるように構成されている。
ヘッドドラム、32は前記テープ8をガイドするガイドピ
ン、33はキャプスタン軸でキャプスタンモータのロータ
19の中心に植立されている、34はピンチローラでありキ
ャプスタン軸33との間に前記テープ8を挟持してこのテ
ープ8を搬送できるように構成されている。
【0019】次に動作について説明する。図3は記録/
再生状態のリール駆動機構の平面図、図4はその側面図
である。キャプスタンモータのロータ19及びキャプスタ
ン軸33は図中P方向に回転しており、この時テープ8は
ピンチローラ34とキャプスタン軸33で挟持されているの
で図中Q方向に搬送される。同時にこの時回転駆動伝達
体17はキャプスタンモータのロータ19の外周と噛み合っ
ているので図中R方向に回転させられる。回転駆動体16
は駆動ベルト18によって回転駆動伝達体17と係合されて
いるので図中S方向に回転させられアイドラ歯車22を回
転駆動する。アイドラ歯車22は図中T方向に回転させら
れるのでアイドラアーム20はアイドラ歯車22との摩擦力
によってテープリール10の方向に回動させられアイドラ
歯車22と第2の回転体71が噛み合いこの第2の回転体71
は図中U方向に回転させられる。この時回動アーム24、
28はそれぞれ連結回転体26、30をテープリール3、10と
は離した位置に静止させている。
再生状態のリール駆動機構の平面図、図4はその側面図
である。キャプスタンモータのロータ19及びキャプスタ
ン軸33は図中P方向に回転しており、この時テープ8は
ピンチローラ34とキャプスタン軸33で挟持されているの
で図中Q方向に搬送される。同時にこの時回転駆動伝達
体17はキャプスタンモータのロータ19の外周と噛み合っ
ているので図中R方向に回転させられる。回転駆動体16
は駆動ベルト18によって回転駆動伝達体17と係合されて
いるので図中S方向に回転させられアイドラ歯車22を回
転駆動する。アイドラ歯車22は図中T方向に回転させら
れるのでアイドラアーム20はアイドラ歯車22との摩擦力
によってテープリール10の方向に回動させられアイドラ
歯車22と第2の回転体71が噛み合いこの第2の回転体71
は図中U方向に回転させられる。この時回動アーム24、
28はそれぞれ連結回転体26、30をテープリール3、10と
は離した位置に静止させている。
【0020】第2の回転体71がU方向に回転させられる
と一定トルク伝達手段12によって第1の回転体70へ回転
が伝えられる。この時ピンチローラ34とキャプスタン軸
33に挟持されてテープ8は一定速度で走行させられてお
り、このテープ8を巻き取るリールハブ14の巻径は絶え
ず変化しこれに対応して第1の回転体70の回転数も変化
する。リールハブ14でテープ8はたるみなく巻き取られ
なくてはならないので第1の回転体70の最大の回転数よ
りも第2の回転体71の回転数が高くなるように設定され
ているため、一定トルク伝達手段12の作用により第1の
回転体70は常に一定トルクでテープ8を巻き取ることが
できる。
と一定トルク伝達手段12によって第1の回転体70へ回転
が伝えられる。この時ピンチローラ34とキャプスタン軸
33に挟持されてテープ8は一定速度で走行させられてお
り、このテープ8を巻き取るリールハブ14の巻径は絶え
ず変化しこれに対応して第1の回転体70の回転数も変化
する。リールハブ14でテープ8はたるみなく巻き取られ
なくてはならないので第1の回転体70の最大の回転数よ
りも第2の回転体71の回転数が高くなるように設定され
ているため、一定トルク伝達手段12の作用により第1の
回転体70は常に一定トルクでテープ8を巻き取ることが
できる。
【0021】次に早送り状態について説明する。図5は
早送り状態のリール駆動機構の平面図、図6はその側面
図である。早送り状態ではモード切り換え手段(図示せ
ず)の作用によりピンチローラ34はキャプスタン軸33と
は当接せず離れておりテープ8はピンチローラ34とキャ
プスタン軸33では挟持されていない。
早送り状態のリール駆動機構の平面図、図6はその側面
図である。早送り状態ではモード切り換え手段(図示せ
ず)の作用によりピンチローラ34はキャプスタン軸33と
は当接せず離れておりテープ8はピンチローラ34とキャ
プスタン軸33では挟持されていない。
【0022】キャプスタンモータのロータ19及びキャプ
スタン軸33は記録/再生状態と同様に図中P方向に回転
しており、この時回転駆動伝達体17はキャプスタンモー
タのロータ19の外周と噛み合っているので図中R方向に
回転させられる。回転駆動体16は駆動ベルト18によって
回転駆動伝達体17と係合されているので図中S方向に回
転させられアイドラ歯車22を回転駆動する。
スタン軸33は記録/再生状態と同様に図中P方向に回転
しており、この時回転駆動伝達体17はキャプスタンモー
タのロータ19の外周と噛み合っているので図中R方向に
回転させられる。回転駆動体16は駆動ベルト18によって
回転駆動伝達体17と係合されているので図中S方向に回
転させられアイドラ歯車22を回転駆動する。
【0023】アイドラ歯車22は図中T方向に回転させら
れるのでアイドラアーム20はアイドラ歯車22との摩擦力
によってテープリール10の方向に回動しアイドラ歯車22
と第2の回転体71が噛み合い第2の回転体71は図中U方
向に回転駆動される。この時回動アーム28が駆動手段
(図示せず)によって回動させられており連結回転体30
はテープリール10の方へ回動し連結回転体30の歯車部73
と第2の回転体71、連結回転体30の歯車部72と第1の回
転体70は噛み合っているので連結回転体30は第2の回転
体71によって回転駆動され第1の回転体70は連結回転体
30によって回転駆動される。
れるのでアイドラアーム20はアイドラ歯車22との摩擦力
によってテープリール10の方向に回動しアイドラ歯車22
と第2の回転体71が噛み合い第2の回転体71は図中U方
向に回転駆動される。この時回動アーム28が駆動手段
(図示せず)によって回動させられており連結回転体30
はテープリール10の方へ回動し連結回転体30の歯車部73
と第2の回転体71、連結回転体30の歯車部72と第1の回
転体70は噛み合っているので連結回転体30は第2の回転
体71によって回転駆動され第1の回転体70は連結回転体
30によって回転駆動される。
【0024】第2の回転体71の側面の歯数は72枚、第1
の回転体70の歯数は62枚で、歯車部73の歯数は16枚、歯
車部72の歯数は26枚に構成されているので第1の回転体
70は第2の回転体71より図中U方向に約1.9 倍速く回転
する。
の回転体70の歯数は62枚で、歯車部73の歯数は16枚、歯
車部72の歯数は26枚に構成されているので第1の回転体
70は第2の回転体71より図中U方向に約1.9 倍速く回転
する。
【0025】つまり上記の記録/再生状態の場合と違い
早送り状態では第1の回転体70は一定トルク伝達手段12
によって伝達される一定トルクでは駆動されず連結回転
体30によって伝達される駆動力によって駆動され、第1
の回転体70は第2の回転体71より増速して駆動される。
なお、回動アーム24は連結回転体26をテープリール3と
は離した位置に静止させている。
早送り状態では第1の回転体70は一定トルク伝達手段12
によって伝達される一定トルクでは駆動されず連結回転
体30によって伝達される駆動力によって駆動され、第1
の回転体70は第2の回転体71より増速して駆動される。
なお、回動アーム24は連結回転体26をテープリール3と
は離した位置に静止させている。
【0026】この時ピンチローラ34とキャプスタン軸33
は離れておりテープ8はピンチローラ34とキャプスタン
軸33では搬送されず、第1の回転体70と一体で回転する
リールハブ14が巻き取る速度でテープ8は巻き取られる
ので上記の記録/再生状態より速くテープ8を巻き取る
ためにキャプスタンのロータ19を記録/再生状態より速
く回転させるとテープ8はキャプスタンモータのロータ
19を速く回転させた分と第1の回転体70が第2の回転体
71より増速される分テープ8を速く巻き取ることができ
る。
は離れておりテープ8はピンチローラ34とキャプスタン
軸33では搬送されず、第1の回転体70と一体で回転する
リールハブ14が巻き取る速度でテープ8は巻き取られる
ので上記の記録/再生状態より速くテープ8を巻き取る
ためにキャプスタンのロータ19を記録/再生状態より速
く回転させるとテープ8はキャプスタンモータのロータ
19を速く回転させた分と第1の回転体70が第2の回転体
71より増速される分テープ8を速く巻き取ることができ
る。
【0027】次に逆転再生状態について説明する。図7
は逆転再生状態のリール駆動機構の平面図、図8はその
側面図である。図においてキャプスタンモータのロータ
19及びキャプスタン軸33は図中L方向に回転しており、
この時テープ8はピンチローラ34とキャプスタン軸33で
挟持されているので図中M方向に搬送される。同時にこ
の時回転駆動伝達体17はキャプスタンモータのロータ19
の外周と噛み合っているので図中N方向に回転させられ
る。
は逆転再生状態のリール駆動機構の平面図、図8はその
側面図である。図においてキャプスタンモータのロータ
19及びキャプスタン軸33は図中L方向に回転しており、
この時テープ8はピンチローラ34とキャプスタン軸33で
挟持されているので図中M方向に搬送される。同時にこ
の時回転駆動伝達体17はキャプスタンモータのロータ19
の外周と噛み合っているので図中N方向に回転させられ
る。
【0028】回転駆動体16は駆動ベルト18によって回転
駆動伝達体17と係合されているので図中V方向に回転さ
せられアイドラ歯車22を回転駆動する。アイドラ歯車22
は図中W方向に回転させられるのでアイドラアーム20は
アイドラ歯車22との摩擦力によってテープリール3の方
向に回動させられアイドラ歯車22と第2の回転体81が噛
み合いこの第2の回転体81は図中J方向に回転させられ
る。この時回動アーム24、28はそれぞれ連結回転体26、
30をテープリール3、10とは離した位置に静止させてい
る。
駆動伝達体17と係合されているので図中V方向に回転さ
せられアイドラ歯車22を回転駆動する。アイドラ歯車22
は図中W方向に回転させられるのでアイドラアーム20は
アイドラ歯車22との摩擦力によってテープリール3の方
向に回動させられアイドラ歯車22と第2の回転体81が噛
み合いこの第2の回転体81は図中J方向に回転させられ
る。この時回動アーム24、28はそれぞれ連結回転体26、
30をテープリール3、10とは離した位置に静止させてい
る。
【0029】第2の回転体81がJ方向に回転させられる
と一定トルク伝達手段5によって第1の回転体80へ回転
が伝えられる。この時ピンチローラ34とキャプスタン軸
33に挟持されてテープ8は一定速度で走行させられてお
り、このテープ8を巻き取るリールハブ7の巻径は絶え
ず変化しこれに対応して第1の回転体80の回転数も変化
する。リールハブ7でテープ8はたるみなく巻き取られ
なくてはならないので第1の回転体80の最大の回転数よ
りも第2の回転体81の回転数が高くなるように設定され
ているため、一定トルク伝達手段5の作用により第1の
回転体80は常に一定トルクでテープ8を巻き取ることが
できる。
と一定トルク伝達手段5によって第1の回転体80へ回転
が伝えられる。この時ピンチローラ34とキャプスタン軸
33に挟持されてテープ8は一定速度で走行させられてお
り、このテープ8を巻き取るリールハブ7の巻径は絶え
ず変化しこれに対応して第1の回転体80の回転数も変化
する。リールハブ7でテープ8はたるみなく巻き取られ
なくてはならないので第1の回転体80の最大の回転数よ
りも第2の回転体81の回転数が高くなるように設定され
ているため、一定トルク伝達手段5の作用により第1の
回転体80は常に一定トルクでテープ8を巻き取ることが
できる。
【0030】次に巻き戻し状態について説明する。図9
は巻き戻し状態のリール駆動機構の平面図、図10はそ
の側面図である。巻き戻し状態ではモード切り換え手段
(図示せず)の作用のよりピンチローラ34はキャプスタ
ン軸33とは当接せず離れておりテープ8はピンチローラ
34とキャプスタン軸33では挟持されない。
は巻き戻し状態のリール駆動機構の平面図、図10はそ
の側面図である。巻き戻し状態ではモード切り換え手段
(図示せず)の作用のよりピンチローラ34はキャプスタ
ン軸33とは当接せず離れておりテープ8はピンチローラ
34とキャプスタン軸33では挟持されない。
【0031】キャプスタンモータのロータ19及びキャプ
スタン軸33は逆転再生状態と同様に図中L方向に回転し
ており、回転駆動伝達体17は図中N方向に回転させられ
る。回転駆動体16は駆動ベルト18によって回転駆動伝達
体17と係合されているので図中V方向に回転させられア
イドラ歯車22を回転駆動する。アイドラ歯車22は図中W
方向に回転させられるのでアイドラアーム20はアイドラ
歯車22との摩擦力によってテープリール3の方向に回動
しアイドラ歯車22と第2の回転体81が噛み合い第2の回
転体81は図中J方向に回転駆動される。この時回動アー
ム24が駆動手段(図示せず)によって回動させられてお
り連結回転体26はテープリール3の方へ回動し連結回転
体26の歯車部83と第2の回転体81、連結回転体26の歯車
部82と第1の回転体80は噛み合っているので連結回転体
26は第2の回転体81によって回転駆動され第1の回転体
80は連結回転体26によって回転駆動される。
スタン軸33は逆転再生状態と同様に図中L方向に回転し
ており、回転駆動伝達体17は図中N方向に回転させられ
る。回転駆動体16は駆動ベルト18によって回転駆動伝達
体17と係合されているので図中V方向に回転させられア
イドラ歯車22を回転駆動する。アイドラ歯車22は図中W
方向に回転させられるのでアイドラアーム20はアイドラ
歯車22との摩擦力によってテープリール3の方向に回動
しアイドラ歯車22と第2の回転体81が噛み合い第2の回
転体81は図中J方向に回転駆動される。この時回動アー
ム24が駆動手段(図示せず)によって回動させられてお
り連結回転体26はテープリール3の方へ回動し連結回転
体26の歯車部83と第2の回転体81、連結回転体26の歯車
部82と第1の回転体80は噛み合っているので連結回転体
26は第2の回転体81によって回転駆動され第1の回転体
80は連結回転体26によって回転駆動される。
【0032】第2の回転体81の歯数は72枚、第1の回転
体80の歯数は62枚で、歯車部83の歯数は16枚、歯車部82
の歯数は26枚に構成されているので第1の回転体80は第
2の回転体81より図中J方向に約1.9倍速く回転す
る。
体80の歯数は62枚で、歯車部83の歯数は16枚、歯車部82
の歯数は26枚に構成されているので第1の回転体80は第
2の回転体81より図中J方向に約1.9倍速く回転す
る。
【0033】つまり上記の逆転再生状態の場合と違い巻
き戻し状態では第1の回転体80は一定トルク伝達手段5
によって伝達される一定トルクでは駆動されず連結回転
体26によって伝達される駆動力によって駆動され、第1
の回転体80は第2の回転体81より増速して駆動される。
なお、回動アーム28は連結回転体30をテープリール10と
は離した位置に静止させている。
き戻し状態では第1の回転体80は一定トルク伝達手段5
によって伝達される一定トルクでは駆動されず連結回転
体26によって伝達される駆動力によって駆動され、第1
の回転体80は第2の回転体81より増速して駆動される。
なお、回動アーム28は連結回転体30をテープリール10と
は離した位置に静止させている。
【0034】この時ピンチローラ34とキャプスタン軸33
は離れているのでテープ8はピンチローラ34とキャプス
タン軸33では搬送されず、第1の回転体80と一体で回転
するリールハブ7が巻き取る速度でテープ8は巻き取ら
れるので上記の逆転再生状態より速くテープ8を巻き取
るためにキャプスタンモータのロータ19を逆転再生状態
より速く回転させるとテープ8はキャプスタンモータの
ロータ19を速く回転させた分と第1の回転体80が第2の
回転体81より増速される分テープ8を速く巻き取ること
ができる。以上のように本実施例では駆動手段から第1
の回転体までの減速比を記録/再生状態と早送り状態あ
るいは逆転再生状態と巻き戻し状態のそれぞれにおいて
適正な値に設定できる構成としたので、早送り/巻き戻
し状態ではテープを高速で巻き取れ、記録/再生状態あ
るいは逆転再生状態では第1の回転体と第2の回転体の
滑り率を適正な値にでき従来より少ない消費電力でテー
プを巻き取ることができる。
は離れているのでテープ8はピンチローラ34とキャプス
タン軸33では搬送されず、第1の回転体80と一体で回転
するリールハブ7が巻き取る速度でテープ8は巻き取ら
れるので上記の逆転再生状態より速くテープ8を巻き取
るためにキャプスタンモータのロータ19を逆転再生状態
より速く回転させるとテープ8はキャプスタンモータの
ロータ19を速く回転させた分と第1の回転体80が第2の
回転体81より増速される分テープ8を速く巻き取ること
ができる。以上のように本実施例では駆動手段から第1
の回転体までの減速比を記録/再生状態と早送り状態あ
るいは逆転再生状態と巻き戻し状態のそれぞれにおいて
適正な値に設定できる構成としたので、早送り/巻き戻
し状態ではテープを高速で巻き取れ、記録/再生状態あ
るいは逆転再生状態では第1の回転体と第2の回転体の
滑り率を適正な値にでき従来より少ない消費電力でテー
プを巻き取ることができる。
【0035】実施例2.図11から図20はテープリー
ル3、10にワンウェイクラッチ6、13を備えたこの発明
のリール駆動機構を示し、図11はリール駆動機構の平
面図、図12はその側面図であり、図において、1はシャ
ーシ、2はこのシャーシ1に植立されたシャフト、80、
81はそれぞれ前記シャフト2に同軸状に枢持された第1
の回転体、第2の回転体であり、この第1の回転体80と
第2の回転体81の側面には歯車が形成されている。第2
の回転体81の歯数は第1の回転体80の歯数より多くなる
よう構成され、例えばここでは第2の回転体81の歯数を
72枚、第1の回転体80の歯数を62枚としている。
ル3、10にワンウェイクラッチ6、13を備えたこの発明
のリール駆動機構を示し、図11はリール駆動機構の平
面図、図12はその側面図であり、図において、1はシャ
ーシ、2はこのシャーシ1に植立されたシャフト、80、
81はそれぞれ前記シャフト2に同軸状に枢持された第1
の回転体、第2の回転体であり、この第1の回転体80と
第2の回転体81の側面には歯車が形成されている。第2
の回転体81の歯数は第1の回転体80の歯数より多くなる
よう構成され、例えばここでは第2の回転体81の歯数を
72枚、第1の回転体80の歯数を62枚としている。
【0036】5は一定トルク伝達手段、6はワンウェイ
クラッチであり、前記第2の回転体81と一定トルク伝達
手段5が係合し、この一定トルク伝達手段5と前記ワン
ウェイクラッチ6が係合し、このワンウェイクラッチ6
と前記第1の回転体80が係合している。この一定トルク
伝達手段5は前記第2の回転体81と前記ワンウェイクラ
ッチ6の間に所定のトルクが発生するまでは前記第2の
回転体81と前記ワンウェイクラッチ6を一体に回転させ
前記第2の回転体81と前記ワンウェイクラッチ6の間に
所定以上のトルクが発生すると前記第2の回転体81と前
記ワンウェイクラッチ6をスリップさせながら回転させ
て所定以上のトルクを伝達しないように構成されてい
る。
クラッチであり、前記第2の回転体81と一定トルク伝達
手段5が係合し、この一定トルク伝達手段5と前記ワン
ウェイクラッチ6が係合し、このワンウェイクラッチ6
と前記第1の回転体80が係合している。この一定トルク
伝達手段5は前記第2の回転体81と前記ワンウェイクラ
ッチ6の間に所定のトルクが発生するまでは前記第2の
回転体81と前記ワンウェイクラッチ6を一体に回転させ
前記第2の回転体81と前記ワンウェイクラッチ6の間に
所定以上のトルクが発生すると前記第2の回転体81と前
記ワンウェイクラッチ6をスリップさせながら回転させ
て所定以上のトルクを伝達しないように構成されてい
る。
【0037】また、前記ワンウェイクラッチ6は前記一
定トルク伝達手段5と係合する側が相対的に前記第1の
回転体80と係合する側より図中J方向に速く回転すると
きには前記一定トルク伝達手段5側と前記第1の回転体
80側をロックし、逆に前記第1の回転体80と係合する側
が相対的に前記一定トルク伝達手段5と係合する側より
図中J方向に速く回転するときには前記第1の回転体80
側と前記一定トルク伝達手段5側はフリー状態とされる
ように構成されている。そして第2の回転体81と第1の
回転体80と一定トルク伝達手段5とワンウェイクラッチ
6にて供給側のテープリール3が構成されている。7は
前記第1の回転体80と一体となって回転するリールハ
ブ、8はこのリールハブ7に巻回されたテープである。
定トルク伝達手段5と係合する側が相対的に前記第1の
回転体80と係合する側より図中J方向に速く回転すると
きには前記一定トルク伝達手段5側と前記第1の回転体
80側をロックし、逆に前記第1の回転体80と係合する側
が相対的に前記一定トルク伝達手段5と係合する側より
図中J方向に速く回転するときには前記第1の回転体80
側と前記一定トルク伝達手段5側はフリー状態とされる
ように構成されている。そして第2の回転体81と第1の
回転体80と一定トルク伝達手段5とワンウェイクラッチ
6にて供給側のテープリール3が構成されている。7は
前記第1の回転体80と一体となって回転するリールハ
ブ、8はこのリールハブ7に巻回されたテープである。
【0038】9は前記シャーシ1に植立されたシャフ
ト、70、71はそれぞれ前記シャフト9に同軸状に枢持さ
れた第1の回転体、第2の回転体であり、前記第1の回
転体70と前記第2の回転体71の側面には歯車が形成され
ている。第2の回転体71の歯数は第1の回転体70の歯数
より多くなるように構成され、例えばここでは第2の回
転体71の歯数を72枚、第1の回転体70の歯数を62枚とし
ている。
ト、70、71はそれぞれ前記シャフト9に同軸状に枢持さ
れた第1の回転体、第2の回転体であり、前記第1の回
転体70と前記第2の回転体71の側面には歯車が形成され
ている。第2の回転体71の歯数は第1の回転体70の歯数
より多くなるように構成され、例えばここでは第2の回
転体71の歯数を72枚、第1の回転体70の歯数を62枚とし
ている。
【0039】12は一定トルク伝達手段、13はワンウェイ
クラッチであり、前記第2の回転体71と一定トルク伝達
手段12が係合し、この一定トルク伝達手段12と前記ワン
ウェイクラッチ13が係合し、このワンウェイクラッチ13
と前記第1の回転体70が係合している。この一定トルク
伝達手段12は前記第2の回転体71と前記ワンウェイクラ
ッチ13の間に所定のトルクが発生するまでは前記第2の
回転体71と前記ワンウェイクラッチ13を一体に回転させ
前記第2の回転体71と前記ワンウェイクラッチ13の間に
所定以上のトルクが発生すると前記第2の回転体71と前
記ワンウェイクラッチ13をスリップさせながら回転させ
て所定以上のトルクを伝達しないように構成されてい
る。
クラッチであり、前記第2の回転体71と一定トルク伝達
手段12が係合し、この一定トルク伝達手段12と前記ワン
ウェイクラッチ13が係合し、このワンウェイクラッチ13
と前記第1の回転体70が係合している。この一定トルク
伝達手段12は前記第2の回転体71と前記ワンウェイクラ
ッチ13の間に所定のトルクが発生するまでは前記第2の
回転体71と前記ワンウェイクラッチ13を一体に回転させ
前記第2の回転体71と前記ワンウェイクラッチ13の間に
所定以上のトルクが発生すると前記第2の回転体71と前
記ワンウェイクラッチ13をスリップさせながら回転させ
て所定以上のトルクを伝達しないように構成されてい
る。
【0040】また、前記ワンウェイクラッチ13は前記一
定トルク伝達手段12と係合する側が相対的に前記第1の
回転体70と係合する側より図中U方向に速く回転すると
きには前記一定トルク伝達手段12側と前記第1の回転体
70側をロックし、逆に前記第1の回転体70と係合する側
が相対的に前記一定トルク伝達手段12と係合する側より
図中U方向に速く回転するときには前記第1の回転体70
側と前記一定トルク伝達手段12側はフリー状態とするよ
うに構成されている。そして第2の回転体71と第1の回
転体70と一定トルク伝達手段12とワンウェイクラッチ13
にて巻き取り側のテープリール10が構成されている。14
は前記第1の回転体70と一体となって回転するリールハ
ブである。
定トルク伝達手段12と係合する側が相対的に前記第1の
回転体70と係合する側より図中U方向に速く回転すると
きには前記一定トルク伝達手段12側と前記第1の回転体
70側をロックし、逆に前記第1の回転体70と係合する側
が相対的に前記一定トルク伝達手段12と係合する側より
図中U方向に速く回転するときには前記第1の回転体70
側と前記一定トルク伝達手段12側はフリー状態とするよ
うに構成されている。そして第2の回転体71と第1の回
転体70と一定トルク伝達手段12とワンウェイクラッチ13
にて巻き取り側のテープリール10が構成されている。14
は前記第1の回転体70と一体となって回転するリールハ
ブである。
【0041】15〜34は上記の実施例1とまったく同じ構
成である。
成である。
【0042】次に動作について説明する。図13は記録
/再生状態のリール駆動機構の平面図、図14はその側
面図である。キャプスタンモータのロータ19及びキャプ
スタン軸33は図中P方向に回転しており、この時テープ
8はピンチローラ34とキャプスタン軸33で挟持されてい
るので図中Q方向に搬送される。同時にこの時回転駆動
伝達体17はキャプスタンモータのロータ19の外周と噛み
合っているので図中R方向に回転させられる。回転駆動
体16は駆動ベルト18によって回転駆動伝達体17と係合さ
れているので図中S方向に回転させられアイドラ歯車22
を回転駆動する。アイドラ歯車22は図中T方向に回転さ
せられるのでアイドラアーム20はアイドラ歯車22との摩
擦力によってテープリール10の方向に回動させられアイ
ドラ歯車22と第2の回転体71が噛み合いこの第2の回転
体71は図中U方向に回転させられる。この時回動アーム
24、28はそれぞれ連結回転体26、30をテープリール3、
10とは離した位置に静止させている。
/再生状態のリール駆動機構の平面図、図14はその側
面図である。キャプスタンモータのロータ19及びキャプ
スタン軸33は図中P方向に回転しており、この時テープ
8はピンチローラ34とキャプスタン軸33で挟持されてい
るので図中Q方向に搬送される。同時にこの時回転駆動
伝達体17はキャプスタンモータのロータ19の外周と噛み
合っているので図中R方向に回転させられる。回転駆動
体16は駆動ベルト18によって回転駆動伝達体17と係合さ
れているので図中S方向に回転させられアイドラ歯車22
を回転駆動する。アイドラ歯車22は図中T方向に回転さ
せられるのでアイドラアーム20はアイドラ歯車22との摩
擦力によってテープリール10の方向に回動させられアイ
ドラ歯車22と第2の回転体71が噛み合いこの第2の回転
体71は図中U方向に回転させられる。この時回動アーム
24、28はそれぞれ連結回転体26、30をテープリール3、
10とは離した位置に静止させている。
【0043】第2の回転体71がU方向に回転させられる
と一定トルク伝達手段12によってワンウェイクラッチ13
へ回転が伝えられる。この時ピンチローラ34とキャプス
タン軸33に挟持されてテープ8は一定速度で走行させら
れており、このテープ8を巻き取るリールハブ14の巻径
は絶えず変化しこれに対応して第1の回転体70の回転数
も変化する。リールハブ14でテープ8はたるみなく巻き
取られなくてはならないので第1の回転体70の最大の回
転数よりも第2の回転体71の回転数が常に高くなるよう
に設定されているため、ワンウェイクラッチ13はロック
状態となる。よって、一定トルク伝達手段12の作用によ
り第1の回転体70は常に一定トルクでテープ8を巻き取
ることができる。
と一定トルク伝達手段12によってワンウェイクラッチ13
へ回転が伝えられる。この時ピンチローラ34とキャプス
タン軸33に挟持されてテープ8は一定速度で走行させら
れており、このテープ8を巻き取るリールハブ14の巻径
は絶えず変化しこれに対応して第1の回転体70の回転数
も変化する。リールハブ14でテープ8はたるみなく巻き
取られなくてはならないので第1の回転体70の最大の回
転数よりも第2の回転体71の回転数が常に高くなるよう
に設定されているため、ワンウェイクラッチ13はロック
状態となる。よって、一定トルク伝達手段12の作用によ
り第1の回転体70は常に一定トルクでテープ8を巻き取
ることができる。
【0044】次に早送り状態について説明する。図15
は早送り状態のリール駆動機構の平面図、図16はその
側面図である。早送り状態ではモード切り換え手段(図
示せず)の作用によりピンチローラ34はキャプスタン軸
33とは当接せず離れておりテープ8はピンチローラ34と
キャプスタン軸33では挟持されていない。
は早送り状態のリール駆動機構の平面図、図16はその
側面図である。早送り状態ではモード切り換え手段(図
示せず)の作用によりピンチローラ34はキャプスタン軸
33とは当接せず離れておりテープ8はピンチローラ34と
キャプスタン軸33では挟持されていない。
【0045】キャプスタンモータのロータ19及びキャプ
スタン軸33は記録/再生状態と同様に図中P方向に回転
しており、この時回転駆動伝達体17は図中R方向に回転
させられる。回転駆動体16は駆動ベルト18によって回転
駆動伝達体17と係合されているので図中S方向に回転さ
せられアイドラ歯車22を回転駆動する。
スタン軸33は記録/再生状態と同様に図中P方向に回転
しており、この時回転駆動伝達体17は図中R方向に回転
させられる。回転駆動体16は駆動ベルト18によって回転
駆動伝達体17と係合されているので図中S方向に回転さ
せられアイドラ歯車22を回転駆動する。
【0046】アイドラ歯車22は図中T方向に回転させら
れるのでアイドラアーム20はアイドラ歯車22との摩擦力
によってテープリール10の方向に回動しアイドラ歯車22
と第2の回転体71が噛み合い第2の回転体71は図中U方
向に回転駆動される。この時回動アーム28が駆動手段
(図示せず)によって回動させられており連結回転体30
はテープリール10の方へ回動し連結回転体30の歯車部73
と第2の回転体71、連結回転体30の歯車部72と第1の回
転体70は噛み合っているので連結回転体30は第2の回転
体71によって回転駆動され第1の回転体70は連結回転体
30によって回転駆動される。
れるのでアイドラアーム20はアイドラ歯車22との摩擦力
によってテープリール10の方向に回動しアイドラ歯車22
と第2の回転体71が噛み合い第2の回転体71は図中U方
向に回転駆動される。この時回動アーム28が駆動手段
(図示せず)によって回動させられており連結回転体30
はテープリール10の方へ回動し連結回転体30の歯車部73
と第2の回転体71、連結回転体30の歯車部72と第1の回
転体70は噛み合っているので連結回転体30は第2の回転
体71によって回転駆動され第1の回転体70は連結回転体
30によって回転駆動される。
【0047】第2の回転体71の側面の歯数は72枚、第1
の回転体70の歯数は62枚で、歯車部73の歯数は16枚、歯
車部72の歯数は26枚に構成されているので第1の回転体
70は第2の回転体71より図中U方向に約1.9 倍速く回転
しワンウェイクラッチ13はフリー状態となりワンウェイ
クラッチ13では駆動力は伝達されない。
の回転体70の歯数は62枚で、歯車部73の歯数は16枚、歯
車部72の歯数は26枚に構成されているので第1の回転体
70は第2の回転体71より図中U方向に約1.9 倍速く回転
しワンウェイクラッチ13はフリー状態となりワンウェイ
クラッチ13では駆動力は伝達されない。
【0048】つまり上記の記録/再生状態の場合と違い
早送り状態ではワンウェイクラッチ13がフリー状態とな
り第2の回転体71から第1の回転体70へは一定トルク伝
達手段12を介せずに連結回転体30によって駆動力が伝達
され、一定トルク伝達手段12でスリップロスを発生させ
ないで第1の回転体70は第2の回転体71より増速して駆
動される。なお、回動アーム24は連結回転体26をテープ
リール3とは離した位置に静止させている。
早送り状態ではワンウェイクラッチ13がフリー状態とな
り第2の回転体71から第1の回転体70へは一定トルク伝
達手段12を介せずに連結回転体30によって駆動力が伝達
され、一定トルク伝達手段12でスリップロスを発生させ
ないで第1の回転体70は第2の回転体71より増速して駆
動される。なお、回動アーム24は連結回転体26をテープ
リール3とは離した位置に静止させている。
【0049】この時ピンチローラ34とキャプスタン軸33
は離れているのでテープ8はピンチローラ34とキャプス
タン軸33では搬送されない。よって第1の回転体70と一
体で回転するリールハブ14が巻き取る速度でテープ8は
巻き取られる。そこで上記の記録/再生状態より速くテ
ープ8を巻き取るためにキャプスタンモータのロータ19
を記録/再生状態より速く回転させるとテープ8はキャ
プスタンモータのロータ19を速く回転させた分と第1の
回転体70が第2の回転体71より増速される分テープ8を
速く巻き取ることができる。
は離れているのでテープ8はピンチローラ34とキャプス
タン軸33では搬送されない。よって第1の回転体70と一
体で回転するリールハブ14が巻き取る速度でテープ8は
巻き取られる。そこで上記の記録/再生状態より速くテ
ープ8を巻き取るためにキャプスタンモータのロータ19
を記録/再生状態より速く回転させるとテープ8はキャ
プスタンモータのロータ19を速く回転させた分と第1の
回転体70が第2の回転体71より増速される分テープ8を
速く巻き取ることができる。
【0050】次に逆転再生状態について説明する。図1
7は逆転再生状態のリール駆動機構の平面図、図18は
その側面図である。キャプスタンモータのロータ19及び
キャプスタン軸33は図中L方向に回転しており、この時
テープ8はピンチローラ34とキャプスタン軸33で挟持さ
れているので図中M方向に搬送される。同時にこの時回
転駆動伝達体17はキャプスタンモータのロータ19の外周
と噛み合っているので図中N方向に回転させられる。回
転駆動体16は駆動ベルト18によって回転駆動伝達体17と
係合されているので図中V方向に回転させられアイドラ
歯車22を回転駆動する。アイドラ歯車22は図中W方向に
回転させられるのでアイドラアーム20はアイドラ歯車22
との摩擦力によってテープリール3の方向に回動させら
れアイドラ歯車22と第2の回転体81が噛み合いこの第2
の回転体81は図中U方向に回転させられる。この時回動
アーム24、28はそれぞれ連結回転体26、30をテープリー
ル3、10とは離した位置に静止させている。
7は逆転再生状態のリール駆動機構の平面図、図18は
その側面図である。キャプスタンモータのロータ19及び
キャプスタン軸33は図中L方向に回転しており、この時
テープ8はピンチローラ34とキャプスタン軸33で挟持さ
れているので図中M方向に搬送される。同時にこの時回
転駆動伝達体17はキャプスタンモータのロータ19の外周
と噛み合っているので図中N方向に回転させられる。回
転駆動体16は駆動ベルト18によって回転駆動伝達体17と
係合されているので図中V方向に回転させられアイドラ
歯車22を回転駆動する。アイドラ歯車22は図中W方向に
回転させられるのでアイドラアーム20はアイドラ歯車22
との摩擦力によってテープリール3の方向に回動させら
れアイドラ歯車22と第2の回転体81が噛み合いこの第2
の回転体81は図中U方向に回転させられる。この時回動
アーム24、28はそれぞれ連結回転体26、30をテープリー
ル3、10とは離した位置に静止させている。
【0051】第2の回転体81がJ方向に回転させられる
と一定トルク伝達手段5によってワンウェイクラッチ6
へ回転が伝えられる。この時ピンチローラ34とキャプス
タン軸33に挟持されてテープ8は一定速度で走行させら
れており、このテープ8を巻き取るリールハブ7の巻径
は絶えず変化しこれに対応して第1の回転体80の回転数
も変化する。リールハブ7でテープ8はたるみなく巻き
取られなくてはならないので第1の回転体80の最大の回
転数よりも第2の回転体81の回転数が高くなるように設
定されているため、ワンウェイクラッチ6はロック状態
となる。よって、一定トルク伝達手段5の作用により第
1の回転体80は常に一定トルクでテープ8を巻き取るこ
とができる。
と一定トルク伝達手段5によってワンウェイクラッチ6
へ回転が伝えられる。この時ピンチローラ34とキャプス
タン軸33に挟持されてテープ8は一定速度で走行させら
れており、このテープ8を巻き取るリールハブ7の巻径
は絶えず変化しこれに対応して第1の回転体80の回転数
も変化する。リールハブ7でテープ8はたるみなく巻き
取られなくてはならないので第1の回転体80の最大の回
転数よりも第2の回転体81の回転数が高くなるように設
定されているため、ワンウェイクラッチ6はロック状態
となる。よって、一定トルク伝達手段5の作用により第
1の回転体80は常に一定トルクでテープ8を巻き取るこ
とができる。
【0052】次に巻き戻し状態について説明する。図1
9は巻き戻し状態のリール駆動機構の平面図、図20は
その側面図である。巻き戻し状態ではモード切り換え手
段(図示せず)の作用によりピンチローラ34はキャプス
タン軸33とは当接せず離れておりテープ8はピンチロー
ラ34とキャプスタン軸33では挟持されていない。
9は巻き戻し状態のリール駆動機構の平面図、図20は
その側面図である。巻き戻し状態ではモード切り換え手
段(図示せず)の作用によりピンチローラ34はキャプス
タン軸33とは当接せず離れておりテープ8はピンチロー
ラ34とキャプスタン軸33では挟持されていない。
【0053】キャプスタンモータのロータ19及びキャプ
スタン軸33は逆転再生状態と同様に図中L方向に回転し
ており、回転駆動伝達体17はキャプスタンモータのロー
タ19の外周と噛み合っているので図中N方向に回転させ
られる。回転駆動体16は駆動ベルト18によって回転駆動
伝達体17と係合されているので図中V方向に回転させら
れアイドラ歯車22を回転駆動する。
スタン軸33は逆転再生状態と同様に図中L方向に回転し
ており、回転駆動伝達体17はキャプスタンモータのロー
タ19の外周と噛み合っているので図中N方向に回転させ
られる。回転駆動体16は駆動ベルト18によって回転駆動
伝達体17と係合されているので図中V方向に回転させら
れアイドラ歯車22を回転駆動する。
【0054】アイドラ歯車22は図中W方向に回転させら
れるのでアイドラアーム20はアイドラ歯車22との摩擦力
によってテープリール3の方向に回動しアイドラ歯車22
と第2の回転体81が噛み合い第2の回転体81は図中J方
向に回転駆動される。この時回動アーム24が駆動手段
(図示せず)によって回動させられており連結回転体26
はテープリール3の方へ回動し連結回転体26の歯車部83
と第2の回転体81、連結回転体26の歯車部82と第1の回
転体80は噛み合っているので連結回転体26は第2の回転
体81によって回転駆動され第1の回転体80は連結回転体
26によって回転駆動される。第2の回転体81の側面の歯
数は72枚、第1の回転体80の歯数は62枚で、歯車部83の
歯数は16枚、歯車部82の歯数は26枚に構成されているの
で第1の回転体80は第2の回転体81より図中J方向に約
1.9 倍速く回転しワンウェイクラッチ6はフリー状態と
なりワンウェイクラッチ6では駆動力は伝達されない。
れるのでアイドラアーム20はアイドラ歯車22との摩擦力
によってテープリール3の方向に回動しアイドラ歯車22
と第2の回転体81が噛み合い第2の回転体81は図中J方
向に回転駆動される。この時回動アーム24が駆動手段
(図示せず)によって回動させられており連結回転体26
はテープリール3の方へ回動し連結回転体26の歯車部83
と第2の回転体81、連結回転体26の歯車部82と第1の回
転体80は噛み合っているので連結回転体26は第2の回転
体81によって回転駆動され第1の回転体80は連結回転体
26によって回転駆動される。第2の回転体81の側面の歯
数は72枚、第1の回転体80の歯数は62枚で、歯車部83の
歯数は16枚、歯車部82の歯数は26枚に構成されているの
で第1の回転体80は第2の回転体81より図中J方向に約
1.9 倍速く回転しワンウェイクラッチ6はフリー状態と
なりワンウェイクラッチ6では駆動力は伝達されない。
【0055】つまり上記の逆転再生状態の場合と違い巻
き戻し状態ではワンウェイクラッチ6がフリー状態とな
り第2の回転体81から第1の回転体80へは一定トルク伝
達手段5を介せずに連結回転体26によって駆動力が伝達
され、一定トルク伝達手段5でスリップロスを発生させ
ないで第1の回転体80は第2の回転体81より増速して駆
動される。なお、この時回動アーム28は連結回転体30を
テープリール10とは離した位置に静止させている。
き戻し状態ではワンウェイクラッチ6がフリー状態とな
り第2の回転体81から第1の回転体80へは一定トルク伝
達手段5を介せずに連結回転体26によって駆動力が伝達
され、一定トルク伝達手段5でスリップロスを発生させ
ないで第1の回転体80は第2の回転体81より増速して駆
動される。なお、この時回動アーム28は連結回転体30を
テープリール10とは離した位置に静止させている。
【0056】この時ピンチローラ34とキャプスタン軸33
は離れておりテープ8はピンチローラ34とキャプスタン
軸33では搬送されない。よって、第1の回転体80と一体
で回転するリールハブ7が巻き取る速度でテープ8は巻
き取られる。そこで、上記の逆転再生状態より速くテー
プ8を巻き取るためにキャプスタンモータのロータ19を
逆転再生状態より速く回転させるとテープ8はキャプス
タンモータのロータ19を速く回転させた分と第1の回転
体80が第2の回転体81より増速されて駆動される分テー
プ8を速く巻き取ることができる。以上のように本実施
例では、第1の回転体と第2の回転体を一定トルク伝達
手段とワンウェイクラッチによって係合し、第1の回転
体と第2の回転体が連結回転体と係合したとき一定トル
ク伝達手段でスリップロスを発生させないでテープリー
ルを駆動でき早送り/巻き戻し状態でより少ない消費電
力でテープを巻き取ることができる。
は離れておりテープ8はピンチローラ34とキャプスタン
軸33では搬送されない。よって、第1の回転体80と一体
で回転するリールハブ7が巻き取る速度でテープ8は巻
き取られる。そこで、上記の逆転再生状態より速くテー
プ8を巻き取るためにキャプスタンモータのロータ19を
逆転再生状態より速く回転させるとテープ8はキャプス
タンモータのロータ19を速く回転させた分と第1の回転
体80が第2の回転体81より増速されて駆動される分テー
プ8を速く巻き取ることができる。以上のように本実施
例では、第1の回転体と第2の回転体を一定トルク伝達
手段とワンウェイクラッチによって係合し、第1の回転
体と第2の回転体が連結回転体と係合したとき一定トル
ク伝達手段でスリップロスを発生させないでテープリー
ルを駆動でき早送り/巻き戻し状態でより少ない消費電
力でテープを巻き取ることができる。
【0057】実施例3.図21は連結回転体26、30に第
2の一定トルク伝達手段35、36を備えたこの発明のリー
ル駆動機構の側面図であり、1〜22、70〜73および80〜
83、は上記実施例2と同じ構成である。23は前記シャー
シ1に植立されたシャフト、24はこのシャフト23に枢持
された回動アーム、25はこの回動アーム24に植立された
シャフト、26はこのシャフト25に枢持された連結回転体
であり、この連結回転体26は第1の回転体80と係合する
位置に形成された歯車部82と第2の回転体81と係合する
位置に形成された歯車部83を有し前記歯車部83と82は第
2の一定トルク伝達手段36によって係合されている。
2の一定トルク伝達手段35、36を備えたこの発明のリー
ル駆動機構の側面図であり、1〜22、70〜73および80〜
83、は上記実施例2と同じ構成である。23は前記シャー
シ1に植立されたシャフト、24はこのシャフト23に枢持
された回動アーム、25はこの回動アーム24に植立された
シャフト、26はこのシャフト25に枢持された連結回転体
であり、この連結回転体26は第1の回転体80と係合する
位置に形成された歯車部82と第2の回転体81と係合する
位置に形成された歯車部83を有し前記歯車部83と82は第
2の一定トルク伝達手段36によって係合されている。
【0058】前記第2の一定トルク伝達手段36は前記歯
車部83と前記歯車部82の間に所定のトルクが発生するま
では前記歯車部83と前記歯車部82を一体に回転させ、前
記歯車部83と前記歯車部82の間に所定以上のトルクが発
生すると前記歯車部83と前記歯車部82をスリップさせな
がら回転させて所定のトルク以上のトルクを伝達しない
ように構成されている。
車部83と前記歯車部82の間に所定のトルクが発生するま
では前記歯車部83と前記歯車部82を一体に回転させ、前
記歯車部83と前記歯車部82の間に所定以上のトルクが発
生すると前記歯車部83と前記歯車部82をスリップさせな
がら回転させて所定のトルク以上のトルクを伝達しない
ように構成されている。
【0059】27は前記シャーシ1に植立されたシャフ
ト、28はこのシャフト27に枢持された回動アーム、29は
この回動アーム28に植立されたシャフト、30はこのシャ
フト29に枢持された連結回転体であり、この連結回転体
30は第1の回転体70と係合する位置に形成された歯車部
72と第2の回転体71と係合する位置に形成された歯車部
73を有し前記歯車部73と72は第2の一定トルク伝達手段
35によって係合されている。
ト、28はこのシャフト27に枢持された回動アーム、29は
この回動アーム28に植立されたシャフト、30はこのシャ
フト29に枢持された連結回転体であり、この連結回転体
30は第1の回転体70と係合する位置に形成された歯車部
72と第2の回転体71と係合する位置に形成された歯車部
73を有し前記歯車部73と72は第2の一定トルク伝達手段
35によって係合されている。
【0060】前記第2の一定トルク伝達手段35は前記歯
車部73と前記歯車部72の間に所定のトルクが発生するま
では前記歯車部73と前記歯車部72を一体に回転させ、前
記歯車部73と前記歯車部72の間に所定以上のトルクが発
生すると前記歯車部73と前記歯車部72をスリップさせな
がら回転させて所定のトルク以上のトルクを伝達しない
ように構成されている。
車部73と前記歯車部72の間に所定のトルクが発生するま
では前記歯車部73と前記歯車部72を一体に回転させ、前
記歯車部73と前記歯車部72の間に所定以上のトルクが発
生すると前記歯車部73と前記歯車部72をスリップさせな
がら回転させて所定のトルク以上のトルクを伝達しない
ように構成されている。
【0061】また、その他の構成は上記実施例2とまっ
たく同じである。
たく同じである。
【0062】次に動作について説明する。記録/再生状
態と逆転再生状態については上記の実施例2と同様で、
回動アーム24、28はそれぞれ連結回転体26、30をテープ
リール3、10とは離した位置に静止させているので上記
実施例2とまったく同じ動作である。
態と逆転再生状態については上記の実施例2と同様で、
回動アーム24、28はそれぞれ連結回転体26、30をテープ
リール3、10とは離した位置に静止させているので上記
実施例2とまったく同じ動作である。
【0063】早送り状態においては上記実施例2と同様
でワンウェイクラッチ13がフリー状態となり第2の回転
体71から第1の回転体70へは一定トルク伝達手段12を介
せずに連結回転体30によって駆動力が伝達され第1の回
転体70は第2の回転体71より増速して駆動される。この
時テープ8がガイドピン32に絡まったりテープリール3
側のテープ8がテープリール10側にすべて送られる等し
てテープ8がリールハブ14で巻き取れなくなった場合、
連結回転体30の歯車部73と歯車部72は第2の一定トルク
伝達手段35によって係合されているため歯車部73は歯車
部72とはスリップして回転する。よって所定以上のトル
クは歯車部72に伝達されずリールハブ14に過大なトルク
が伝達されることはない。
でワンウェイクラッチ13がフリー状態となり第2の回転
体71から第1の回転体70へは一定トルク伝達手段12を介
せずに連結回転体30によって駆動力が伝達され第1の回
転体70は第2の回転体71より増速して駆動される。この
時テープ8がガイドピン32に絡まったりテープリール3
側のテープ8がテープリール10側にすべて送られる等し
てテープ8がリールハブ14で巻き取れなくなった場合、
連結回転体30の歯車部73と歯車部72は第2の一定トルク
伝達手段35によって係合されているため歯車部73は歯車
部72とはスリップして回転する。よって所定以上のトル
クは歯車部72に伝達されずリールハブ14に過大なトルク
が伝達されることはない。
【0064】巻き戻し状態においては上記早送り状態と
テープ8の送られる方向が逆になるが動作は同様で連結
回転体26によって駆動力が伝達され第1の回転体80は第
2の回転体81より増速して駆動される。この時テープ8
がガイドピン32に絡まったりテープリール10側のテープ
8がテープリール3側にすべて巻き戻される等してテー
プ8がリールハブ7で巻き取れなくなった場合、連結回
転体26の歯車部83と歯車部82は第2の一定トルク伝達手
段36によって係合されているため歯車部83は歯車部82と
はスリップして回転する。よって所定以上のトルクは歯
車部82に伝達されずリールハブ7に過大なトルクが伝達
されることはない。以上のように本実施例では連結回転
体の第1の回転体と係合する歯車部と第2の回転体と係
合する歯車部を第2の一定トルク伝達手段で係合し、連
結回転体が第1の回転体と前記第2の回転体の双方と係
合して駆動力を伝達するとき、過大な駆動力が伝えられ
ないようにしてテープや駆動力を伝達する機構が破損す
るのを防ぐことができる。
テープ8の送られる方向が逆になるが動作は同様で連結
回転体26によって駆動力が伝達され第1の回転体80は第
2の回転体81より増速して駆動される。この時テープ8
がガイドピン32に絡まったりテープリール10側のテープ
8がテープリール3側にすべて巻き戻される等してテー
プ8がリールハブ7で巻き取れなくなった場合、連結回
転体26の歯車部83と歯車部82は第2の一定トルク伝達手
段36によって係合されているため歯車部83は歯車部82と
はスリップして回転する。よって所定以上のトルクは歯
車部82に伝達されずリールハブ7に過大なトルクが伝達
されることはない。以上のように本実施例では連結回転
体の第1の回転体と係合する歯車部と第2の回転体と係
合する歯車部を第2の一定トルク伝達手段で係合し、連
結回転体が第1の回転体と前記第2の回転体の双方と係
合して駆動力を伝達するとき、過大な駆動力が伝えられ
ないようにしてテープや駆動力を伝達する機構が破損す
るのを防ぐことができる。
【0065】実施例4.図22〜24はアイドラ回転体
22の動作と連結回転体26、30の動作を連動させる連動体
37を備えたこの発明のリール駆動機構の平面図であり、
1〜22、70〜73および80〜83は上記実施例1と同じ構成
であるがアイドラアーム20には長穴43が追加して設けら
れている。44、45は前記シャーシ1に植立されたシャフ
ト、48はスライダでこのスライダ48に設けられた長穴4
6、47に前記シャフト44、45がそれぞれ嵌合しており前
記スライダ48は図中Y方向及びその逆方向にスライド可
能に構成されている。
22の動作と連結回転体26、30の動作を連動させる連動体
37を備えたこの発明のリール駆動機構の平面図であり、
1〜22、70〜73および80〜83は上記実施例1と同じ構成
であるがアイドラアーム20には長穴43が追加して設けら
れている。44、45は前記シャーシ1に植立されたシャフ
ト、48はスライダでこのスライダ48に設けられた長穴4
6、47に前記シャフト44、45がそれぞれ嵌合しており前
記スライダ48は図中Y方向及びその逆方向にスライド可
能に構成されている。
【0066】23は前記スライダ48に植立されたシャフ
ト、24はこのシャフト23に枢持された回動アーム、25は
この回動アーム24に植立されたシャフト、26はこのシャ
フト25に枢持された連結回転体であり上記実施例1と同
様に歯車部82、83を有している。49はこの回動アーム24
に設けられた長穴である。
ト、24はこのシャフト23に枢持された回動アーム、25は
この回動アーム24に植立されたシャフト、26はこのシャ
フト25に枢持された連結回転体であり上記実施例1と同
様に歯車部82、83を有している。49はこの回動アーム24
に設けられた長穴である。
【0067】27は前記スライダ48に植立されたシャフ
ト、28はこのシャフト27に枢持された回動アーム、29は
この回動アーム28に植立されたシャフト、30はこのシャ
フト29に枢持された連結回転体であり上記実施例1と同
様に歯車部72、73を有している。51はこの回動アーム28
に設けられた長穴である。
ト、28はこのシャフト27に枢持された回動アーム、29は
この回動アーム28に植立されたシャフト、30はこのシャ
フト29に枢持された連結回転体であり上記実施例1と同
様に歯車部72、73を有している。51はこの回動アーム28
に設けられた長穴である。
【0068】38、39はこのシャーシ1に植立されたシャ
フト、37は連動体でこの連動体37に設けられた長穴40、
41に前記シャフト38、39がそれぞれ嵌合している。また
前記連動体37にはシャフト42が植立され、このシャフト
42はアイドラアーム20に設けられた長穴43と嵌合してお
り、前記連動体37は前記アイドラアーム20の動きに応じ
て図中XTおよびXS方向にスライド可能に構成されて
いる。
フト、37は連動体でこの連動体37に設けられた長穴40、
41に前記シャフト38、39がそれぞれ嵌合している。また
前記連動体37にはシャフト42が植立され、このシャフト
42はアイドラアーム20に設けられた長穴43と嵌合してお
り、前記連動体37は前記アイドラアーム20の動きに応じ
て図中XTおよびXS方向にスライド可能に構成されて
いる。
【0069】50、52は前記連動体37に植立されたシャフ
トでありそれぞれ前記回動アーム24に設けられた長穴49
と前記回動アーム28に設けられた長穴51に嵌合し前記連
動体37の動きに前記回動アーム24、28は連動する。
トでありそれぞれ前記回動アーム24に設けられた長穴49
と前記回動アーム28に設けられた長穴51に嵌合し前記連
動体37の動きに前記回動アーム24、28は連動する。
【0070】上記の通り前記アイドラアーム20の動きに
前記回動アーム24、28が連動する構成であるがスライダ
48が図中Y方向にスライドしている時にはアイドラアー
ム20が回動しても連結回転体26、30はテープリール3、
10とは係合しない。その他の構成は上記実施例1とまっ
たく同一である。
前記回動アーム24、28が連動する構成であるがスライダ
48が図中Y方向にスライドしている時にはアイドラアー
ム20が回動しても連結回転体26、30はテープリール3、
10とは係合しない。その他の構成は上記実施例1とまっ
たく同一である。
【0071】次に動作について説明する。図22は早送
り状態を示しておりキャプスタンモータのロータ19が図
中P方向に回転しアイドラ回転体22は図中T方向に回転
させられ、アイドラアーム20はアイドラ歯車22との摩擦
力によってシャフト15を中心に図中AA方向に回動させ
られる。この時シャフト42がアイドラアーム20に設けら
れた長穴43と嵌合しているので連動体37は図中XS方向
にスライドさせられる。ここでスライダ48は駆動手段
(図示せず)によって図中Yと逆方向にスライドさせら
れている。
り状態を示しておりキャプスタンモータのロータ19が図
中P方向に回転しアイドラ回転体22は図中T方向に回転
させられ、アイドラアーム20はアイドラ歯車22との摩擦
力によってシャフト15を中心に図中AA方向に回動させ
られる。この時シャフト42がアイドラアーム20に設けら
れた長穴43と嵌合しているので連動体37は図中XS方向
にスライドさせられる。ここでスライダ48は駆動手段
(図示せず)によって図中Yと逆方向にスライドさせら
れている。
【0072】連動体37に植立されたシャフト50、52は長
穴49、51と嵌合しているので連動体37がXS方向にスラ
イドすると回動アーム24、28はそれぞれシャフト23、27
を中心にして回動させられ連結回転体26、30は図中XS
方向に移動させられ連結回転体30はテープリール10と係
合し連結回転体26はテープリール3と離れる。その他の
動作は上記実施例1での早送り状態と同様でテープ8を
テープリール10に巻き取ることができる。
穴49、51と嵌合しているので連動体37がXS方向にスラ
イドすると回動アーム24、28はそれぞれシャフト23、27
を中心にして回動させられ連結回転体26、30は図中XS
方向に移動させられ連結回転体30はテープリール10と係
合し連結回転体26はテープリール3と離れる。その他の
動作は上記実施例1での早送り状態と同様でテープ8を
テープリール10に巻き取ることができる。
【0073】図23は巻き戻し状態を示しておりキャプ
スタンモータのロータ19が図中L方向に回転しアイドラ
回転体22は図中W方向に回転させられ、アイドラアーム
20はアイドラ歯車22との摩擦力によってシャフト15を中
心に図中BB方向に回動させられる。この時シャフト42
がアイドラアーム20に設けられた長穴43と嵌合している
ので連動体37は図中XT方向にスライドさせられる。こ
こでスライダ48は駆動手段(図示せず)によって図中Y
と逆方向にスライドさせられている。
スタンモータのロータ19が図中L方向に回転しアイドラ
回転体22は図中W方向に回転させられ、アイドラアーム
20はアイドラ歯車22との摩擦力によってシャフト15を中
心に図中BB方向に回動させられる。この時シャフト42
がアイドラアーム20に設けられた長穴43と嵌合している
ので連動体37は図中XT方向にスライドさせられる。こ
こでスライダ48は駆動手段(図示せず)によって図中Y
と逆方向にスライドさせられている。
【0074】連動体37がXT方向にスライドすると回動
アーム24、28はそれぞれシャフト23、27を中心にして回
動させられ連結回転体26、30は図中XT方向に移動させ
られ連結回転体26はテープリール3と係合し連結回転体
30はテープリール10と離れる。その他の動作は上記実施
例1での巻き戻し状態と同様でテープ8をテープリール
3に巻き取ることができる。
アーム24、28はそれぞれシャフト23、27を中心にして回
動させられ連結回転体26、30は図中XT方向に移動させ
られ連結回転体26はテープリール3と係合し連結回転体
30はテープリール10と離れる。その他の動作は上記実施
例1での巻き戻し状態と同様でテープ8をテープリール
3に巻き取ることができる。
【0075】上記のように早送り状態と巻き戻し状態で
は連結回転体26、30をアイドラ歯車22の動作に連動させ
テープリール3、10と係合したり離したりすることがで
きる。
は連結回転体26、30をアイドラ歯車22の動作に連動させ
テープリール3、10と係合したり離したりすることがで
きる。
【0076】図24は記録/再生状態を示しており、こ
の時スライダ48は駆動手段(図示せず)によって図中Y
方向にスライドさせられている。キャプスタンモータの
ロータ19が図中P方向に回転しアイドラ歯車22は図中T
方向に回転させられアイドラアーム20が図中AA方向に
回動させられ連動体37が図中XS方向にスライドし回動
アーム24、28はそれぞれシャフト23、27を中心にして回
動させられ連結回転体26、30は図中XS方向に移動させ
られる。しかし、スライダ48が図中Y方向にスライドし
ているので連結回転体26、30の移動量は上記早送り状態
より小さくなり連結回転体26、30はそれぞれテープリー
ル3、10とは離れている。その他の動作は上記実施例1
での記録/再生状態と同様でテープ8をテープリール10
に巻き取ることができる。
の時スライダ48は駆動手段(図示せず)によって図中Y
方向にスライドさせられている。キャプスタンモータの
ロータ19が図中P方向に回転しアイドラ歯車22は図中T
方向に回転させられアイドラアーム20が図中AA方向に
回動させられ連動体37が図中XS方向にスライドし回動
アーム24、28はそれぞれシャフト23、27を中心にして回
動させられ連結回転体26、30は図中XS方向に移動させ
られる。しかし、スライダ48が図中Y方向にスライドし
ているので連結回転体26、30の移動量は上記早送り状態
より小さくなり連結回転体26、30はそれぞれテープリー
ル3、10とは離れている。その他の動作は上記実施例1
での記録/再生状態と同様でテープ8をテープリール10
に巻き取ることができる。
【0077】逆転再生状態においても上記記録/再生状
態と同様にスライダ48が図中Y方向にスライドしている
ので連動体37が図中XT方向にスライドしても連結回転
体26、30の移動量は上記巻き戻し状態より小さくなり連
結回転体26、30はそれぞれテープリール3、10とは離れ
ている。その他の動作は上記実施例1での逆転再生状態
と同様でテープ8をテープリール3に巻き取ることがで
きる。以上のように本実施例では連結回転体が第1の回
転体と第2の回転体の双方と係合するか離れるかの動作
をアイドラ回転体が前記一対のテープリールのうちのい
ずれと係合するかの動作に連動させるので早送り状態と
巻き戻し状態で連結回転体を動作させる駆動手段を省略
することができ装置を小型にできる。
態と同様にスライダ48が図中Y方向にスライドしている
ので連動体37が図中XT方向にスライドしても連結回転
体26、30の移動量は上記巻き戻し状態より小さくなり連
結回転体26、30はそれぞれテープリール3、10とは離れ
ている。その他の動作は上記実施例1での逆転再生状態
と同様でテープ8をテープリール3に巻き取ることがで
きる。以上のように本実施例では連結回転体が第1の回
転体と第2の回転体の双方と係合するか離れるかの動作
をアイドラ回転体が前記一対のテープリールのうちのい
ずれと係合するかの動作に連動させるので早送り状態と
巻き戻し状態で連結回転体を動作させる駆動手段を省略
することができ装置を小型にできる。
【0078】実施例5.上記実施例1では連結回転体30
には歯数の違う2つの歯車部72、73が同軸状に構成され
ているが本実施例では歯車を組み合わせた多段歯車で連
結回転体を構成している。
には歯数の違う2つの歯車部72、73が同軸状に構成され
ているが本実施例では歯車を組み合わせた多段歯車で連
結回転体を構成している。
【0079】つまり図25に示すように回動アーム28に
シャフト29、90を植立し、前記シャフト29で歯車91を枢
持させ、この歯車91と噛み合う歯車92をシャフト90で枢
持する。そしてこの歯車92と一体で回転する歯車93を歯
車92と同軸に配置し、前記シャフト90に固定された支持
板94にシャフト95を植立し、前記歯車93と噛み合う歯車
96をシャフト95で枢持している。
シャフト29、90を植立し、前記シャフト29で歯車91を枢
持させ、この歯車91と噛み合う歯車92をシャフト90で枢
持する。そしてこの歯車92と一体で回転する歯車93を歯
車92と同軸に配置し、前記シャフト90に固定された支持
板94にシャフト95を植立し、前記歯車93と噛み合う歯車
96をシャフト95で枢持している。
【0080】歯車96は第1の回転体70と係合する位置
に、歯車91は第2の回転体71と係合する位置に構成され
ている。また、歯車91に対して歯車95は増速されるよう
に各歯車の歯数は構成されている。
に、歯車91は第2の回転体71と係合する位置に構成され
ている。また、歯車91に対して歯車95は増速されるよう
に各歯車の歯数は構成されている。
【0081】よって回動アーム28が回動して歯車91と第
2の回転体71が係合し、歯車96と第1の回転体70が係合
すれば上記実施例1の連結回転体30と同じ効果が得られ
る。
2の回転体71が係合し、歯車96と第1の回転体70が係合
すれば上記実施例1の連結回転体30と同じ効果が得られ
る。
【0082】また、上記実施例1の連結回転体26につい
ても同様に多段歯車で連結回転体を構成しても良い。
ても同様に多段歯車で連結回転体を構成しても良い。
【0083】実施例6.上記実施例1〜5では第1の回
転体70と第2の回転体71に連結回転体30を係合させる
時、あるいは第1の回転体80と第2の回転体81に連結回
転体26を係合させる時にはそれぞれの歯車が噛み合うこ
とで駆動力を伝達しているが、この歯車をゴム等の弾性
体に置き換え、摩擦力によって駆動力を伝達する構成と
しても同様の動作を期待できる。
転体70と第2の回転体71に連結回転体30を係合させる
時、あるいは第1の回転体80と第2の回転体81に連結回
転体26を係合させる時にはそれぞれの歯車が噛み合うこ
とで駆動力を伝達しているが、この歯車をゴム等の弾性
体に置き換え、摩擦力によって駆動力を伝達する構成と
しても同様の動作を期待できる。
【0084】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果がある。
れているので、以下に記載するような効果がある。
【0085】特許請求の範囲第1項のリール駆動機構で
は実施例1に示したようにテープリールに第1の回転体
と第2の回転体を備えこの2つの回転体に連結回転体を
係合させることで第1の回転体を第2の回転体より増速
して連動回転させ、駆動手段から第1の回転体までの減
速比を記録/再生状態と早送り状態あるいは逆転再生状
態と巻き戻し状態のそれぞれにおいて適正な値に設定で
きる構成としたので、早送り/巻き戻し状態ではテープ
を高速で巻き取れ、記録/再生状態あるいは逆転再生状
態では第1の回転体と第2の回転体の滑り率を適正な値
にでき従来より少ない消費電力でテープを巻き取ること
ができる。
は実施例1に示したようにテープリールに第1の回転体
と第2の回転体を備えこの2つの回転体に連結回転体を
係合させることで第1の回転体を第2の回転体より増速
して連動回転させ、駆動手段から第1の回転体までの減
速比を記録/再生状態と早送り状態あるいは逆転再生状
態と巻き戻し状態のそれぞれにおいて適正な値に設定で
きる構成としたので、早送り/巻き戻し状態ではテープ
を高速で巻き取れ、記録/再生状態あるいは逆転再生状
態では第1の回転体と第2の回転体の滑り率を適正な値
にでき従来より少ない消費電力でテープを巻き取ること
ができる。
【0086】また、特許請求の範囲第2項のリール駆動
機構では実施例2に示したように第1の回転体と第2の
回転体を一定トルク伝達手段とワンウェイクラッチによ
って係合する事により第1の回転体と第2の回転体が連
結回転体と係合したとき一定トルク伝達手段でスリップ
ロスを発生させないでテープリールを駆動でき早送り/
巻き戻し状態でより少ない消費電力でテープを巻き取る
ことができる。
機構では実施例2に示したように第1の回転体と第2の
回転体を一定トルク伝達手段とワンウェイクラッチによ
って係合する事により第1の回転体と第2の回転体が連
結回転体と係合したとき一定トルク伝達手段でスリップ
ロスを発生させないでテープリールを駆動でき早送り/
巻き戻し状態でより少ない消費電力でテープを巻き取る
ことができる。
【0087】また、特許請求の範囲第3項のリール駆動
機構では実施例3に示したように連結回転体の第1の回
転体と係合する歯車部と第2の回転体と係合する歯車部
を第2の一定トルク伝達手段で係合し、連結回転体が第
1の回転体と前記第2の回転体の双方と係合して駆動力
を伝達するとき、過大な駆動力が伝えられないようにし
てテープや駆動力を伝達する機構が破損するのを防ぐこ
とができる。
機構では実施例3に示したように連結回転体の第1の回
転体と係合する歯車部と第2の回転体と係合する歯車部
を第2の一定トルク伝達手段で係合し、連結回転体が第
1の回転体と前記第2の回転体の双方と係合して駆動力
を伝達するとき、過大な駆動力が伝えられないようにし
てテープや駆動力を伝達する機構が破損するのを防ぐこ
とができる。
【0088】また、特許請求の範囲第4項のリール駆動
機構では実施例4に示したようにアイドラ回転体の動作
に連結回転体の動作を連動させる連動体を備え、連結回
転体が第1の回転体と第2の回転体の双方と係合するか
離れるかの動作をアイドラ回転体が前記一対のテープリ
ールのうちのいずれと係合するかの動作に連動させるの
で早送り状態と巻き戻し状態で連結回転体を動作させる
駆動手段を省略することができ装置を小型にできる。
機構では実施例4に示したようにアイドラ回転体の動作
に連結回転体の動作を連動させる連動体を備え、連結回
転体が第1の回転体と第2の回転体の双方と係合するか
離れるかの動作をアイドラ回転体が前記一対のテープリ
ールのうちのいずれと係合するかの動作に連動させるの
で早送り状態と巻き戻し状態で連結回転体を動作させる
駆動手段を省略することができ装置を小型にできる。
【図1】この発明の実施例1を示す平面図である。
【図2】この発明の実施例1を示す側面図である。
【図3】この発明の実施例1の記録/再生状態の平面図
である。
である。
【図4】この発明の実施例1の記録/再生状態の側面図
である。
である。
【図5】この発明の実施例1の早送り状態の平面図であ
る。
る。
【図6】この発明の実施例1の早送り状態の側面図であ
る。
る。
【図7】この発明の実施例1の逆転再生状態の平面図で
ある。
ある。
【図8】この発明の実施例1の逆転再生状態の側面図で
ある。
ある。
【図9】この発明の実施例1の巻き戻し状態の平面図で
ある。
ある。
【図10】この発明の実施例1の巻き戻し状態の側面図
である。
である。
【図11】この発明の実施例2を示す平面図である。
【図12】この発明の実施例2を示す側面図である。
【図13】この発明の実施例2の記録/再生状態の平面
図である。
図である。
【図14】この発明の実施例2の記録/再生状態の側面
図である。
図である。
【図15】この発明の実施例2の早送り状態の平面図で
ある。
ある。
【図16】この発明の実施例2の早送り状態の側面図で
ある。
ある。
【図17】この発明の実施例2の逆転再生状態の平面図
である。
である。
【図18】この発明の実施例2の逆転再生状態の側面図
である。
である。
【図19】この発明の実施例2の巻き戻し状態の平面図
である。
である。
【図20】この発明の実施例2の巻き戻し状態の側面図
である。
である。
【図21】この発明の実施例3の側面図である。
【図22】この発明の実施例4の早送り状態の平面図で
ある。
ある。
【図23】この発明の実施例4の巻き戻し状態の平面図
である。
である。
【図24】この発明の実施例4の記録/再生状態の平面
図である。
図である。
【図25】この発明の実施例5の要部側面図である。
【図26】従来のリール駆動機構の平面図である。
【図27】従来のリール駆動機構の側面図である。
【図28】従来のリール駆動機構の巻き戻し状態の概略
平面図である。
平面図である。
【図29】従来のリール駆動機構の記録/再生状態の概
略平面図である。
略平面図である。
【図30】従来のリール駆動機構の早送り状態の概略平
面図である。
面図である。
3 テープリール 5 一定トルク伝達手段 6 ワンウェイクラッチ 8 テープ 10 テープリール 12 一定トルク伝達手段 13 ワンウェイクラッチ 16 回転駆動体 17 回転駆動伝達体 18 駆動ベルト 19 キャプスタンモータのロータ 26 連結回転体 30 連結回転体 35 第2の一定トルク伝達手段 36 第2の一定トルク伝達手段 37 連動体 71 第2の回転体 70 第1の回転体 81 第2の回転体 80 第1の回転体
Claims (4)
- 【請求項1】 テープを一対のテープリールの間で走行
させて前記テープによって情報を記録再生する磁気記録
再生装置において、少なくとも一方のテープリールに前
記巻回されたテープと一体となり回転する第1の回転体
と、この第1の回転体と同軸に枢持された第2の回転体
と、前記第1の回転体と前記第2の回転体を係合させる
一定トルク伝達手段と、前記第2の回転体を回転駆動す
る駆動手段と、前記第1の回転体と前記第2の回転体に
係合し前記第2の回転体の回転力を前記第1の回転体に
増速して伝達する結合状態と第2の回転体の回転力を第
1の回転体に伝えない離反状態とを備えた連結回転体を
備え、前記連結回転体が離反状態の時には前記駆動手段
からの回転力は前記一定トルク伝達手段によって前記第
2の回転体から前記第1の回転体へ伝達され、前記連結
回転体が結合状態のときには前記駆動手段からの回転力
は前記連結回転体によって前記第2の回転体から前記第
1の回転体へ増速して伝達されるよう構成したことを特
徴とするリール駆動機構。 - 【請求項2】 前記第1の回転体と、前記第2の回転体
と、これらの第1の回転体または第2の回転体のうちの
一方の回転体と係合する前記一定トルク伝達手段と、こ
の一定トルク伝達手段ともう一方の回転体を係合するワ
ンウェイクラッチを備え、前記第2の回転体が前記テー
プリールがテープを巻き取る回転方向に前記第1の回転
体より速く回転する場合には前記ワンウェイクラッチは
ロック状態となり逆の場合にはフリー状態となるように
構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
リール駆動機構。 - 【請求項3】 前記連結回転体が第2の回転体の回転力
を第1の回転体へ伝達する経路上に第2の一定トルク伝
達手段を備え、前記結合状態において前記第2の回転体
の回転力が前記第2の一定トルク伝達手段を介して前記
第1の回転体へ伝達される構成としたことを特徴とする
特許請求の範囲第2項記載のリール駆動機構。 - 【請求項4】 前記一対のテープリールの間に設けられ
た回転駆動体と、前記テープを走行させる方向によって
前記一対のテープリールのいずれに係合するかを選択し
前記回転駆動体からの回転力を前記テープリールに伝達
するアイドラ回転体と、このアイドラ回転体の動作に前
記連結回転体の動作を連動させる連動体を備え、前記連
結回転体が前記結合状態となるか前記離反状態となるか
の動作を前記アイドラ回転体が前記一対のテープリール
のうちのいずれと係合するかの動作に連動させる構成と
したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のリー
ル駆動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4068178A JPH05274749A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | リール駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4068178A JPH05274749A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | リール駆動機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05274749A true JPH05274749A (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=13366270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4068178A Pending JPH05274749A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | リール駆動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05274749A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6742641B2 (en) | 2002-01-29 | 2004-06-01 | Funai Electric Co., Ltd. | Rotational driving apparatus of magnetic tape device and magnetic tape device |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP4068178A patent/JPH05274749A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6742641B2 (en) | 2002-01-29 | 2004-06-01 | Funai Electric Co., Ltd. | Rotational driving apparatus of magnetic tape device and magnetic tape device |
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