JPH06131751A - 動力伝達機構 - Google Patents

動力伝達機構

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JPH06131751A
JPH06131751A JP4275793A JP27579392A JPH06131751A JP H06131751 A JPH06131751 A JP H06131751A JP 4275793 A JP4275793 A JP 4275793A JP 27579392 A JP27579392 A JP 27579392A JP H06131751 A JPH06131751 A JP H06131751A
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JP
Japan
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gear
reel
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reel drive
torque
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JP4275793A
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Osamu Asano
修 浅野
Koichi Hosokawa
興一 細川
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻取り側リール又は供給側リールに動力を伝
達する際、簡単な構造でそれぞれ異なったトルクを伝達
すること。 【構成】 ワンウェイクラッチ,スリップフェルト1
5,16等で構成されたスリップ機構をアイドラの中に
構成しており、該スリップ機構は回転方向によって違う
フェルトとスリップするので異なったトルクを伝達する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気記録再生装置の駆
動力伝達機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の動力伝達機構を図3,図
4について説明する。図において、1はキャプスタンモ
ータ、2はプーリで、ベルト3によって動力を伝達され
る。4はプーリギアで、プーリ2と同期して回転してア
イドラギア5とかみ合う。このアイドラギア5と首振り
アーム6との間には首振り用フェルト7がはさみ込んで
あり、この首振りアーム6はプーリ2の回転軸2aを中
心としてアイドラギア5ごと左右に首を振る。このとき
アイドラギア5は供給側リール駆動ギアA8a又は巻取
り側リール駆動ギアA8bのどちらかにかみ合うことが
できる。巻取り側リール駆動ギアA8aと巻取り側リー
ル側駆動ギアB9aとの間にはスリップフェルト10a
がはさみ込んである。巻取り側リール駆動ギアB9aは
スリップフェルト10aでスリップしながら巻取り側リ
ール駆動ギアA8aの動力を巻取り側リール11aに伝
達する。供給側リール11b側も同様にしてアイドラギ
ア5から供給側リール11bに動力を伝達する。
【0003】従来の動力伝達機構は上記のように構成さ
れ、例えば巻取り側に動力を伝達する場合(記録・再生
の時など)は、キャプスタンモータ1は通常の記録・再
生の方向に回転するが、キャプスタンモータ1の動力が
ベルト3を介してプーリ2に伝わると、首振りアーム6
はアイドラギア5の回転力と首振り用フェルト7の摩擦
力によってプーリ2の回転軸2aを中心にして首振り動
作を行い、アイドラギア5は巻取り側リール駆動ギアA
8aとかみ合う。巻取り側リール駆動ギアA8aに伝え
られた動力は巻取り側リール駆動ギアB9aに伝達され
るが、このときスリップフェルト10aでスリップしな
がら動力を伝達するので、ある特定のトルクしか伝達し
ない(この機構をスリップ機構と称す)。さらに、この
トルクを巻取り側リール駆動ギアB9aから巻取り側リ
ール11aに伝達する。
【0004】次に、供給側に動力を伝達する場合(リバ
ース・サーチの時など)は、キャプスタンモータ1の回
転方向は逆になるが、上記と同様にして動力を伝達す
る。ただし一般的には供給側に動力を伝達する場合の方
が、巻取り側に動力を伝達する場合よりも大きなトルク
をリールに伝えなければならないので、スリップフェル
ト10b(図示せず)のはさみ込みの圧力を大きくして
摩擦力を大きく取り、伝達トルクを増大している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の動
力伝達機構では巻取り側と供給側とで、リール駆動ギア
A8a,8b,B9a,9bとスリップフェルト10
a,10bの組(スリップ機構)が2組必要であるの
で、構造が複雑となってコストアップになるという問題
点があった。
【0006】この発明はかかる問題点を解消するために
なされたもので、スリップ機構を2組必要としない構造
とすることにより構造を簡略化してコストを下げること
のできる動力伝達機構を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る動力伝達
機構は、スリップ機構をアイドラの中に組み込み、巻取
り側,供給側で異なったトルクを伝達するものである。
【0008】
【作用】この発明においては、アイドラ部分にワンウェ
イクラッチと二つのフェルト等を組み込み、正転方向と
逆転方向とで摩擦力を変えて2種類のトルクを各リール
に伝達する。
【0009】
【実施例】
実施例1.この発明の一実施例を図1について説明す
る。図中従来のものと同一または相当部分には同一符号
を付して説明を省略する。図において、12はリール駆
動中継ギアで、巻取り側リール駆動ギアB9a又は供給
側リール駆動ギアB9b(図示せず)とかみ合う。リー
ル駆動中継ギア12とスリップ板13とはワンウェイク
ラッチ用ばね14を介してワンウェイクラッチが構成さ
れている。15と16はそれぞれスリップフェルトA,
スリップフェルトBであり、スリップフェルトB16の
方が大きな摩擦力が発生するようになっている。アイド
ラギア5と首振りアーム6とにはさまれた部分は、従来
の機構と同様一体となってプーリ2の回転軸2aを中心
にして首振り動作を行う。
【0010】上記のように構成された動力伝達機構にお
いては、プーリギア4からアイドラギア5に伝達される
トルクは、正転・逆転の各方向によって異なった値とな
ってリール駆動中継ギア12から巻取り側リール駆動ギ
アB9a又は供給側リール駆動ギアB9bに伝達され
る。正転の場合は、プーリギア4から伝達されるアイド
ラギア5のトルクは、スリップフェルトB16を介しス
リップしながら一定のトルクをスリップ板13に伝達す
るが、そのときスリップ板13とリール駆動中継ギア1
2とで構成されるワンウェイクラッチは離れる。そこ
で、リール駆動中継ギア12はスリップ板13からスリ
ップフェルトA15を介してトルクを伝えられる。アイ
ドラギア5とスリップ板13とで伝達するトルクより、
スリップ板13とリール駆動中継ギア12とで伝達する
トルクの方が弱いので、アイドラギア5からリール駆動
中継ギア12に伝達できるトルクは、スリップ板13と
リール駆動中継ギア12とで伝達するトルクになる。
【0011】逆転の場合は、スリップ板13とリール駆
動中継ギア12とで構成されるワンウェイクラッチが付
く場合で、スリップ板13とリール駆動中継ギア12と
はスリップせず、アイドラギア5からリール駆動中継ギ
ア12に伝達するトルクはアイドラギア5からスリップ
板13に伝達するトルクになる。以上のように、正転の
場合は首振りアーム6が回転してリール駆動中継ギア1
2は巻取り側リール駆動用ギアB9aとかみ合って弱い
トルクを、また逆転の場合は首振りアーム6も逆側に回
転して供給側リール駆動ギアB9bとかみ合って強いト
ルクをそれぞれ伝達する。
【0012】実施例2.なお、上記実施例1ではスリッ
プ板13とリール駆動中継ギア12との間にワンウェイ
クラッチを設けているが、アイドラギア5とスリップ板
13との間にワンウェイクラッチを設けてスリップフェ
ルトA15とスリップフェルトB16とを交換しても同
様の効果が得られる。
【0013】実施例3.また、図2に示すような構造で
も同様の効果が得られる。図2において、スリップ板B
17はリール駆動中継ギア12と同期して回転する部材
である。スリップ板13とリール駆動中継ギア12とで
ワンウェイクラッチが構成されている。正転の場合、ス
リップ板13とリール駆動中継ギア12とのクラッチが
離れ、アイドラギア5のトルクはスリップフェルトA1
5でスリップしながら一定のトルクがスリップ板B17
に伝達され、スリップ板B17と同期して回転するリー
ル駆動中継ギア12に伝えられる。このときスリップ板
13はリール駆動中継ギア12と離れているので、スリ
ップフェルトB16の摩擦によってアイドラギア5と一
体となって回転するので、アイドラギア5からリール駆
動中継ギア12に伝えられるトルクには寄与しない。
【0014】逆転の場合は、スリップ板13とリール駆
動中継ギア12のクラッチが付くためにスリップ板B1
7とスリップ板13,リール駆動中継ギア12とは一体
となって回転するので、スリップフェルトA15とスリ
ップフェルトB16との両方にはさまれてスリップしな
がら正転のときより強いトルクをリール駆動中継ギア1
2に伝える。
【0015】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので巻取り側リール側と供給側リール側との両方
にスリップ機構を設ける必要がなく構造が簡単で安価に
製作が可能になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す断面図である。
【図2】この発明の実施例3を示す断面図である。
【図3】従来の機構を示す正面図である。
【図4】図3の要部断面図である。
【符号の説明】
1 キャプスタンモータ 2 プーリ 4 プーリギア 5 アイドラギア 6 首振りアーム 9a 巻取り側リール駆動ギアB 11a 巻取り側リール 11b 供給側リール 12 リール駆動中継ギア 13 スリップ板 15 スリップフェルトA 16 スリップフェルトB

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャプスタンモータと、供給側リール又
    は巻取り側リールのどちらか任意の方向に動力を伝達す
    るアイドラと、供給側リールのときと巻取り側リールの
    ときとで異なったトルクを発生させるスリップ機構とを
    有し、このスリップ機構を前記アイドラの中に構成した
    ことを特徴とする動力伝達機構。
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