JPH09106592A - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
- Publication number
- JPH09106592A JPH09106592A JP7261589A JP26158995A JPH09106592A JP H09106592 A JPH09106592 A JP H09106592A JP 7261589 A JP7261589 A JP 7261589A JP 26158995 A JP26158995 A JP 26158995A JP H09106592 A JPH09106592 A JP H09106592A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic tape
- capstan
- reel
- gear
- pinch roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気テープの走行手段を改善して、磁気テー
プの高速駆動を容易にする。 【構成】 モータにより駆動されるキャプスタン2にピ
ンチローラ4を圧着して磁気テープを走行させリール
6,7に巻き取らせるキャプスタン駆動手段と、キャプ
スタン2からピンチローラ4を離しリール6,7の回転
により磁気テープを引っ張り走行させるリール駆動手段
とを備え、キャプスタン2にピンチローラ4を圧着した
ときの磁気テープ走行方向に対応するキャプスタン回転
方向に対して、ピンチローラを離した時はキャプスタン
を逆方向に回転させて磁気テープを走行させる。
プの高速駆動を容易にする。 【構成】 モータにより駆動されるキャプスタン2にピ
ンチローラ4を圧着して磁気テープを走行させリール
6,7に巻き取らせるキャプスタン駆動手段と、キャプ
スタン2からピンチローラ4を離しリール6,7の回転
により磁気テープを引っ張り走行させるリール駆動手段
とを備え、キャプスタン2にピンチローラ4を圧着した
ときの磁気テープ走行方向に対応するキャプスタン回転
方向に対して、ピンチローラを離した時はキャプスタン
を逆方向に回転させて磁気テープを走行させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体である磁
気テープをリール台に装着し、該磁気テープを引き出し
磁気ヘッドを有する回転シリンダに巻装し、磁気テープ
走行手段によって磁気テープを走行させて記録,再生ま
たは磁気テープの巻き戻しを行うVTR等、磁気記録再
生装置の技術分野に属するものである。
気テープをリール台に装着し、該磁気テープを引き出し
磁気ヘッドを有する回転シリンダに巻装し、磁気テープ
走行手段によって磁気テープを走行させて記録,再生ま
たは磁気テープの巻き戻しを行うVTR等、磁気記録再
生装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気記録再生装置に備えた、磁気
テープを搭載し、磁気テープを走行させ記録,再生また
は磁気テープの巻き戻しを行うリール台駆動機構につい
て、図7〜図11を参照して説明する。
テープを搭載し、磁気テープを走行させ記録,再生また
は磁気テープの巻き戻しを行うリール台駆動機構につい
て、図7〜図11を参照して説明する。
【0003】図7はリール台駆動機構の正面図,図8は
キャプスタンにピンチローラを圧着して磁気テープを走
行させる場合(PLAY)のリール台駆動機構の側面
図,図9はキャプスタンにピンチローラを圧着せずリー
ル台により磁気テープを引っ張って走行させる場合(F
F/REW)のリール台駆動機構の側面図を示してい
る。そして、図10はテープパスでピンチローラを圧着
した状態、図11はピンチローラを離した状態の説明図
である。
キャプスタンにピンチローラを圧着して磁気テープを走
行させる場合(PLAY)のリール台駆動機構の側面
図,図9はキャプスタンにピンチローラを圧着せずリー
ル台により磁気テープを引っ張って走行させる場合(F
F/REW)のリール台駆動機構の側面図を示してい
る。そして、図10はテープパスでピンチローラを圧着
した状態、図11はピンチローラを離した状態の説明図
である。
【0004】リール台312,313はキャプスタン3
02から切れ目のないベルトにより中継ギヤ307に動
力が伝達され、中継ギヤ307からドライブギア310
に動力が伝達される様になっている。このドライブギア
310はスリーブ309を介して回転方向により選択的
にSリール312,Tリール313に動力を伝達するア
イドラギア308と共に止め輪311で回転可能に軸支
されているため、ドライブギア310の回転方向により
動力を伝達したいリールを選んでリールに動力伝達する
様な構成となっている。
02から切れ目のないベルトにより中継ギヤ307に動
力が伝達され、中継ギヤ307からドライブギア310
に動力が伝達される様になっている。このドライブギア
310はスリーブ309を介して回転方向により選択的
にSリール312,Tリール313に動力を伝達するア
イドラギア308と共に止め輪311で回転可能に軸支
されているため、ドライブギア310の回転方向により
動力を伝達したいリールを選んでリールに動力伝達する
様な構成となっている。
【0005】一方、Sリール312,Tリール313は
同一構造をしており、Tリール312の構造で見ると、
アイドラギア308と噛み合うためのギアが厚み方向に
2層設けられていて、そのうちの1つはリール本体31
3aに直接設けられている。またリール台は2重構造と
し、リール本体313aにはテープリールと噛み合いテ
ープリールを回す爪とテープリールを乗せる台及びアイ
ドラギヤ308と噛み合うためのギアを有し、下リール
313bにはフェルト313cが張り付けられリミッタ
ギア313dを挟んでリール本体313aに圧入により
固着されるので、リミッタギア313dは下リール31
3bに対しワッシャ313eを介してバネ313fでフ
ェルト313cが張り付けられている下リール313b
に押しつけられた状態で保持されている。このためリミ
ッタギア313dを駆動すると、フェルト313cとの
間に働く摩擦力以上の力を加えるとリール本体313a
とリミッタギア313dの間で滑りが生じる様になるた
め、リール台は一定のトルクを発生する様になってい
る。
同一構造をしており、Tリール312の構造で見ると、
アイドラギア308と噛み合うためのギアが厚み方向に
2層設けられていて、そのうちの1つはリール本体31
3aに直接設けられている。またリール台は2重構造と
し、リール本体313aにはテープリールと噛み合いテ
ープリールを回す爪とテープリールを乗せる台及びアイ
ドラギヤ308と噛み合うためのギアを有し、下リール
313bにはフェルト313cが張り付けられリミッタ
ギア313dを挟んでリール本体313aに圧入により
固着されるので、リミッタギア313dは下リール31
3bに対しワッシャ313eを介してバネ313fでフ
ェルト313cが張り付けられている下リール313b
に押しつけられた状態で保持されている。このためリミ
ッタギア313dを駆動すると、フェルト313cとの
間に働く摩擦力以上の力を加えるとリール本体313a
とリミッタギア313dの間で滑りが生じる様になるた
め、リール台は一定のトルクを発生する様になってい
る。
【0006】上記構成のリール台駆動機構において、ピ
ンチローラをキャプスタン302に圧着し、磁気テープ
を走行させる場合は、不図示の駆動手段によりピンチロ
ーラアーム303を回転させキャプスタン302にピン
チローラ304を圧着せしめると共にアイドラ高さ調整
板314を不図示の駆動手段により動作させ、アイドラ
ギア308を低い位置に高さを移動させる。この後PL
AY等のフォワード方向へ磁気テープを走行させる場合
は、キャプスタン302を反時計方向へ回転させること
によりアイドラギア308は選択的にTリールのリミッ
タギアに噛み合い、キャプスタン302から送り出され
た磁気テープを一定のトルクで巻取る様になっている。
またレビュー等のリバース方向へ走行させる場合は、キ
ャプスタン302を時計方向へ回転させることにより可
能となる。
ンチローラをキャプスタン302に圧着し、磁気テープ
を走行させる場合は、不図示の駆動手段によりピンチロ
ーラアーム303を回転させキャプスタン302にピン
チローラ304を圧着せしめると共にアイドラ高さ調整
板314を不図示の駆動手段により動作させ、アイドラ
ギア308を低い位置に高さを移動させる。この後PL
AY等のフォワード方向へ磁気テープを走行させる場合
は、キャプスタン302を反時計方向へ回転させること
によりアイドラギア308は選択的にTリールのリミッ
タギアに噛み合い、キャプスタン302から送り出され
た磁気テープを一定のトルクで巻取る様になっている。
またレビュー等のリバース方向へ走行させる場合は、キ
ャプスタン302を時計方向へ回転させることにより可
能となる。
【0007】またFF/REWを行う場合には、不図示
の駆動手段によりキャプスタン302からピンチローラ
304を離間せしめるとともに、アイドラ高さ調整板3
14を不図示の駆動手段により動作させ、アイドラギヤ
308を高い位置に高さを移動させる。この後FFの様
なフォワード方向へ高速で磁気テープを走行させる場合
はキャプスタン302を反時計方向へ回転させることに
より、リール本体313aのギア部のアイドラギア30
8が噛み合うため、ダイレクトに磁気テープを引っ張っ
て走行させる様になっている。またREWの様なリバー
ス方向へ高速で走行させる場合は、キャプスタン302
を時計方向へ回転させることにより、可能となる。
の駆動手段によりキャプスタン302からピンチローラ
304を離間せしめるとともに、アイドラ高さ調整板3
14を不図示の駆動手段により動作させ、アイドラギヤ
308を高い位置に高さを移動させる。この後FFの様
なフォワード方向へ高速で磁気テープを走行させる場合
はキャプスタン302を反時計方向へ回転させることに
より、リール本体313aのギア部のアイドラギア30
8が噛み合うため、ダイレクトに磁気テープを引っ張っ
て走行させる様になっている。またREWの様なリバー
ス方向へ高速で走行させる場合は、キャプスタン302
を時計方向へ回転させることにより、可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、近年のような特に回転シリンダの一部をカセッ
トマウス内に納め小型を達成している様な磁気記録再生
装置においては、磁気テープのテープガイドへの巻き付
けが多くなってきており、キャプスタンも例外ではなく
巻き付け量が多い。このためテープの走行負荷が増大
し、特にFF/REWのテープスピードの高速化が難し
くなっていた。
例では、近年のような特に回転シリンダの一部をカセッ
トマウス内に納め小型を達成している様な磁気記録再生
装置においては、磁気テープのテープガイドへの巻き付
けが多くなってきており、キャプスタンも例外ではなく
巻き付け量が多い。このためテープの走行負荷が増大
し、特にFF/REWのテープスピードの高速化が難し
くなっていた。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題点を解消す
るために成されたもので、磁気テープの走行手段を改善
して、磁気テープの高速駆動が容易である磁気記録再生
装置の提供を目的とするものである。
るために成されたもので、磁気テープの走行手段を改善
して、磁気テープの高速駆動が容易である磁気記録再生
装置の提供を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
磁気記録再生装置は、記録媒体である磁気テープをリー
ル台に装着し、該磁気テープを引き出し磁気ヘッドを有
する回転シリンダに巻装し、磁気テープ走行手段によっ
て磁気テープを走行させて記録,再生または磁気テープ
の巻き戻しを行う磁気記録再生装置であって、前記磁気
テープ走行手段は、モータにより駆動されるキャプスタ
ンにピンチローラを圧着して磁気テープを走行させリー
ルに巻き取らせるキャプスタン駆動手段と、前記キャプ
スタンからピンチローラを離しリールの回転により磁気
テープを引っ張り走行させるリール駆動手段とを備え、
前記キャプスタンにピンチローラを圧着したときの磁気
テープ走行方向に対応するキャプスタン回転方向に対し
て、ピンチローラを離した時はキャプスタンを逆方向に
回転させて磁気テープを走行させることを特徴とする磁
気記録再生装置によって、前記の目的を達成するもので
ある。
磁気記録再生装置は、記録媒体である磁気テープをリー
ル台に装着し、該磁気テープを引き出し磁気ヘッドを有
する回転シリンダに巻装し、磁気テープ走行手段によっ
て磁気テープを走行させて記録,再生または磁気テープ
の巻き戻しを行う磁気記録再生装置であって、前記磁気
テープ走行手段は、モータにより駆動されるキャプスタ
ンにピンチローラを圧着して磁気テープを走行させリー
ルに巻き取らせるキャプスタン駆動手段と、前記キャプ
スタンからピンチローラを離しリールの回転により磁気
テープを引っ張り走行させるリール駆動手段とを備え、
前記キャプスタンにピンチローラを圧着したときの磁気
テープ走行方向に対応するキャプスタン回転方向に対し
て、ピンチローラを離した時はキャプスタンを逆方向に
回転させて磁気テープを走行させることを特徴とする磁
気記録再生装置によって、前記の目的を達成するもので
ある。
【0011】更に、前記磁気テープ走行手段は、磁気テ
ープを巻取る一対のリール台に対して回転方向により伝
達先を選択して動力を伝達するアイドラギアを有し、リ
ール駆動用モータから前記アイドラギアの間に、キャプ
スタンにピンチローラを圧着したときに対応する第1の
動力伝達経路とキャプスタンからピンチローラを離した
ときに対応する第2の動力伝達経路とを有し、リール駆
動用モータから前記アイドラギアまでの動力伝達経路を
ピンチローラの圧着,離しに連動して切り替えることを
特徴とする前記の磁気記録再生装置によって、前記の目
的を達成するものである。
ープを巻取る一対のリール台に対して回転方向により伝
達先を選択して動力を伝達するアイドラギアを有し、リ
ール駆動用モータから前記アイドラギアの間に、キャプ
スタンにピンチローラを圧着したときに対応する第1の
動力伝達経路とキャプスタンからピンチローラを離した
ときに対応する第2の動力伝達経路とを有し、リール駆
動用モータから前記アイドラギアまでの動力伝達経路を
ピンチローラの圧着,離しに連動して切り替えることを
特徴とする前記の磁気記録再生装置によって、前記の目
的を達成するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】上記目的を達成するために、FF
/REW時にはテープ送り速度の速いリールで直にテー
プを引っ張る構成とし、キャプスタンをテープ走行方向
と逆方向に回転させる事によりキャプスタン軸と磁気テ
ープの相対速度を高くし、エアフィルム効果によりキャ
プスタンでの走行負荷を適切化させる様にした。
/REW時にはテープ送り速度の速いリールで直にテー
プを引っ張る構成とし、キャプスタンをテープ走行方向
と逆方向に回転させる事によりキャプスタン軸と磁気テ
ープの相対速度を高くし、エアフィルム効果によりキャ
プスタンでの走行負荷を適切化させる様にした。
【0013】
【実施例】以下、この発明に係る磁気記録再生装置の実
施例を図面参照して説明する。
施例を図面参照して説明する。
【0014】なお、実施例は、情報の記録または再生を
行う記録媒体である磁気テープを収容したカセットをリ
ール台に装着し、該磁気テープを引き出し磁気ヘッドを
有する回転シリンダに巻装し、磁気テープ走行手段によ
って磁気テープを走行させて記録,再生または磁気テー
プの巻き戻しを行う磁気記録再生装置であって、前記磁
気テープ走行手段に特徴を有しているので、磁気テープ
走行手段について説明し、記録手段、再生手段等の電気
回路等の説明は省略する。
行う記録媒体である磁気テープを収容したカセットをリ
ール台に装着し、該磁気テープを引き出し磁気ヘッドを
有する回転シリンダに巻装し、磁気テープ走行手段によ
って磁気テープを走行させて記録,再生または磁気テー
プの巻き戻しを行う磁気記録再生装置であって、前記磁
気テープ走行手段に特徴を有しているので、磁気テープ
走行手段について説明し、記録手段、再生手段等の電気
回路等の説明は省略する。
【0015】図1〜図6は本発明の第一実施例を示す図
であり、図1はPLAY時の平面図、図2は図1に示す
要部の側面図、図3はPLAY時のギヤ部の高さを示す
断面図、図4はFF/REW時の平面図、図5はFF/
REW時のギヤ部の高さを示す説明図、図6はテープパ
スを示す説明図である。
であり、図1はPLAY時の平面図、図2は図1に示す
要部の側面図、図3はPLAY時のギヤ部の高さを示す
断面図、図4はFF/REW時の平面図、図5はFF/
REW時のギヤ部の高さを示す説明図、図6はテープパ
スを示す説明図である。
【0016】図1〜図6において、1は基板となるMシ
ャーシである。2はキャプスタンであり、Mシャーシ1
に植立固定されたピンチアーム軸20に回転可能に軸支
され、外径部をゴムで覆われている。
ャーシである。2はキャプスタンであり、Mシャーシ1
に植立固定されたピンチアーム軸20に回転可能に軸支
され、外径部をゴムで覆われている。
【0017】4はピンチローラであり、回転可能に軸支
されるピンチローラ軸21とピンチ駆動軸22が植立さ
れるピンチアーム3を、不図示の駆動手段によりX−
X’方向に移動可能なモード板25を移動させることに
より、A−A’方向へ回転させ、A方向へ回転したとき
はピンチローラ4に圧着させる事で磁気テープを挟持
し、回転することにより、磁気テープを送るキャプスタ
ンである。5は、キャプスタンに圧入により固着される
キャプスタンプーリである。
されるピンチローラ軸21とピンチ駆動軸22が植立さ
れるピンチアーム3を、不図示の駆動手段によりX−
X’方向に移動可能なモード板25を移動させることに
より、A−A’方向へ回転させ、A方向へ回転したとき
はピンチローラ4に圧着させる事で磁気テープを挟持
し、回転することにより、磁気テープを送るキャプスタ
ンである。5は、キャプスタンに圧入により固着される
キャプスタンプーリである。
【0018】6は、Sリール台でありMシャーシ1に植
立された不図示のリール軸に回転可能に軸支され、リー
ル下6bと同心に配置され、張り付けたフェルト6cを
介してリール下6bに当接するリミッタギア6dとワッ
シャ6e,バネ6fを挟んでリール本体6aを圧入によ
り固着せしめたため、リミッタギア6dを駆動するとフ
ェルト6cとの間に働く摩擦力に相当するトルクに伝達
トルクを制限するリミッタギヤ6dと直接動力を伝達す
るギヤ部と不図示のテープリールを搭載するリールテー
ブル部を有する。
立された不図示のリール軸に回転可能に軸支され、リー
ル下6bと同心に配置され、張り付けたフェルト6cを
介してリール下6bに当接するリミッタギア6dとワッ
シャ6e,バネ6fを挟んでリール本体6aを圧入によ
り固着せしめたため、リミッタギア6dを駆動するとフ
ェルト6cとの間に働く摩擦力に相当するトルクに伝達
トルクを制限するリミッタギヤ6dと直接動力を伝達す
るギヤ部と不図示のテープリールを搭載するリールテー
ブル部を有する。
【0019】7はSリール台6と同様の構成を持つTリ
ール台である。
ール台である。
【0020】8はアイドラユニットであり、S,Tリー
ル台6,7を回転方向により選択的に動力にを伝えるア
イドラ8aと、アイドラ8aの回転中心と同心に配置さ
れ、アイドラ8aを回転させるドライブギア8bをMシ
ャーシに植立するアイドラ軸19にスラスト方向へ移動
可能に係合するアイドラスリーブ8cと止め輪8dで回
転可能に一体化し、Mシャーシ1に対し高さ方向へ移動
可能なアイドラユニットである。
ル台6,7を回転方向により選択的に動力にを伝えるア
イドラ8aと、アイドラ8aの回転中心と同心に配置さ
れ、アイドラ8aを回転させるドライブギア8bをMシ
ャーシに植立するアイドラ軸19にスラスト方向へ移動
可能に係合するアイドラスリーブ8cと止め輪8dで回
転可能に一体化し、Mシャーシ1に対し高さ方向へ移動
可能なアイドラユニットである。
【0021】9はギヤ切り替え板であり、ベルトを掛け
るプーリ部と動力伝達ギア部を有し、継ぎ目のないベル
ト15をキャプスタンプーリ5との間に掛けることでキ
ャプスタン4からの動力を中継する中継ギア11をMシ
ャーシ1に植立する中継ギア軸10に回転可能で同心に
軸支され、FFギア軸12,PBギア軸13,ギア切り
替え軸14を植立するとともにアイドラスリーブ8cの
凹部8eに中継ギア軸10を中心とする円弧状の長穴で
接し、階段状に2段の曲げ高さ部9aを有し、中継ギヤ
軸10の周りに回転することにより、アイドラスリーブ
8cの凹部8eに当接する曲げ高さ部を変化させる事で
アイドラユニット8の高さを切り替えるギア切り替え板
である。
るプーリ部と動力伝達ギア部を有し、継ぎ目のないベル
ト15をキャプスタンプーリ5との間に掛けることでキ
ャプスタン4からの動力を中継する中継ギア11をMシ
ャーシ1に植立する中継ギア軸10に回転可能で同心に
軸支され、FFギア軸12,PBギア軸13,ギア切り
替え軸14を植立するとともにアイドラスリーブ8cの
凹部8eに中継ギア軸10を中心とする円弧状の長穴で
接し、階段状に2段の曲げ高さ部9aを有し、中継ギヤ
軸10の周りに回転することにより、アイドラスリーブ
8cの凹部8eに当接する曲げ高さ部を変化させる事で
アイドラユニット8の高さを切り替えるギア切り替え板
である。
【0022】16は、FFギア軸12に回転可能に軸支
され中継ギア11のギア部と噛み合い動力伝達するFF
ギアである。17は、PBギア軸13に回転可能に軸支
されFFギア16と噛み合い動力伝達するPBギアであ
る。18はカセットである。
され中継ギア11のギア部と噛み合い動力伝達するFF
ギアである。17は、PBギア軸13に回転可能に軸支
されFFギア16と噛み合い動力伝達するPBギアであ
る。18はカセットである。
【0023】25はモード板であり、Mシャーシ1に植
立するモード板軸23,24に長穴部25a,25bで
摺動可能に係合し、X−X’方向へ移動可能であり、ピ
ンチ駆動軸22に摺動可能に係合するピンチ駆動穴部2
5cとリンク軸26を有する。
立するモード板軸23,24に長穴部25a,25bで
摺動可能に係合し、X−X’方向へ移動可能であり、ピ
ンチ駆動軸22に摺動可能に係合するピンチ駆動穴部2
5cとリンク軸26を有する。
【0024】27は中枢リンクであり、Mシャーシ1に
植立された中継リンク軸28に回転可能に軸支され、長
穴27aがリンク軸26に摺動可能に係合し、長穴27
bがギア切り替え軸14に摺動可能に係合する。
植立された中継リンク軸28に回転可能に軸支され、長
穴27aがリンク軸26に摺動可能に係合し、長穴27
bがギア切り替え軸14に摺動可能に係合する。
【0025】上記の構成において、PLAY動作を行う
場合は、不図示の駆動手段により、モード板25をX’
方向へ移動させる。このため、ピンチアーム3は図1に
示すA方向へ回転し、キャプスタン2にピンチローラ4
が当接し、磁気テープを挟持する。
場合は、不図示の駆動手段により、モード板25をX’
方向へ移動させる。このため、ピンチアーム3は図1に
示すA方向へ回転し、キャプスタン2にピンチローラ4
が当接し、磁気テープを挟持する。
【0026】同時にモード板25は中継リンク27をB
方向へ回転させるため、ギア切り替え板9をC方向へ回
転させPBギア17をドライブギア8bに噛み合わせ
る。このときギア切り替え板9の9a部は低い曲げの部
分がアイドラスリーブ8cの8e部に当接するため、ア
イドラユニット8は低い位置で保持される。
方向へ回転させるため、ギア切り替え板9をC方向へ回
転させPBギア17をドライブギア8bに噛み合わせ
る。このときギア切り替え板9の9a部は低い曲げの部
分がアイドラスリーブ8cの8e部に当接するため、ア
イドラユニット8は低い位置で保持される。
【0027】この様な状態を保った後、PLAY等のフ
ォワード方向へ磁気テープを走行させる場合は、キャプ
スタン2を反時計方向へ回転させる事により、ベルト1
5でつながっている中継ギア11が反時計方向へ回転
し、中継ギア11に噛み合っているFFギア16が時計
方向へ回転,FFギア16に噛み合っているPBギア1
7が反時計方向へ回転,PBギア17に噛み合っている
ドライブギア8bが時計方向へ回転する事でアイドラユ
ニット8はTリール台7のリミッタギア7dへ噛み合
い、Tリール台7がキャプスタン2から送り出される磁
気テープを巻き取る。
ォワード方向へ磁気テープを走行させる場合は、キャプ
スタン2を反時計方向へ回転させる事により、ベルト1
5でつながっている中継ギア11が反時計方向へ回転
し、中継ギア11に噛み合っているFFギア16が時計
方向へ回転,FFギア16に噛み合っているPBギア1
7が反時計方向へ回転,PBギア17に噛み合っている
ドライブギア8bが時計方向へ回転する事でアイドラユ
ニット8はTリール台7のリミッタギア7dへ噛み合
い、Tリール台7がキャプスタン2から送り出される磁
気テープを巻き取る。
【0028】このときアイドラユニット8は低い位置で
保持されているため、アイドラ8aはTリール台7のリ
ミッタギア7dに噛み合うため、一定の巻取りトルクで
磁気テープを巻き取る様になっている。またレビュウの
様なリバース方向へ磁気テープを走行させる場合はキャ
プスタン2を時計方向へ回転させることにより可能であ
る。
保持されているため、アイドラ8aはTリール台7のリ
ミッタギア7dに噛み合うため、一定の巻取りトルクで
磁気テープを巻き取る様になっている。またレビュウの
様なリバース方向へ磁気テープを走行させる場合はキャ
プスタン2を時計方向へ回転させることにより可能であ
る。
【0029】FF/REW動作を行う場合、上述したP
LAY動作状態から不図示の駆動手段によりモード板2
5をX方向へ移動させ、ピンチアーム3を図4に示す
A’方向へ回転させる事により、キャプスタン2からピ
ンチローラ4を離間せしめる。同時に、モード板25は
中継リンク27をB’方向へ回転させるため、ギア切り
替え板9をC’方向へ回転させ、FFギア16をドライ
ブギア8bに噛み合わせる。このときギア切り替え板9
の9a部は高い曲げの部分がアイドラスリーブ8cの8
e部に当接するため、アイドラユニット8はS,Tリー
ル台6,7に設けられているリール本体6a,7aのギ
ア部に噛み合う高い位置で保持される。
LAY動作状態から不図示の駆動手段によりモード板2
5をX方向へ移動させ、ピンチアーム3を図4に示す
A’方向へ回転させる事により、キャプスタン2からピ
ンチローラ4を離間せしめる。同時に、モード板25は
中継リンク27をB’方向へ回転させるため、ギア切り
替え板9をC’方向へ回転させ、FFギア16をドライ
ブギア8bに噛み合わせる。このときギア切り替え板9
の9a部は高い曲げの部分がアイドラスリーブ8cの8
e部に当接するため、アイドラユニット8はS,Tリー
ル台6,7に設けられているリール本体6a,7aのギ
ア部に噛み合う高い位置で保持される。
【0030】この様な状態を保った後、フォワード方向
へ磁気テープ高速で送るFFを行う場合は、キャプスタ
ン2を時計方向へ回転させることにより、ベルト15で
つながっている中継ギア11が時計方向へ回転し、中継
ギア11に噛み合っているFFギア16が反時計方向へ
回転,FFギア16に噛み合っているドライブギア8b
が時計方向へ回転する事でアイドラユニット8はTリー
ル台7へ噛み合う事により、磁気テープはキャプスタン
2とピンチローラ4に挟持されていないため、Tリール
台7が直接磁気テープを巻き取る。
へ磁気テープ高速で送るFFを行う場合は、キャプスタ
ン2を時計方向へ回転させることにより、ベルト15で
つながっている中継ギア11が時計方向へ回転し、中継
ギア11に噛み合っているFFギア16が反時計方向へ
回転,FFギア16に噛み合っているドライブギア8b
が時計方向へ回転する事でアイドラユニット8はTリー
ル台7へ噛み合う事により、磁気テープはキャプスタン
2とピンチローラ4に挟持されていないため、Tリール
台7が直接磁気テープを巻き取る。
【0031】また磁気テープをリバース方向へ高速で走
行させるREWでは、キャプスタン2を反時計方向へ回
転させることにより可能である。
行させるREWでは、キャプスタン2を反時計方向へ回
転させることにより可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リールで直接磁気テープを引っ張り高速で走行させるF
F/REWモード時において、ピンチローラにより磁気
テープをキャプスタンで挟持して走行させるPLAYモ
ードの時の磁気テープ走行方向とキャプスタン回転方向
の関係を逆にする事により、磁気テープとキャプスタン
の間の相対速度を高くできるため、磁気テープの走行負
荷を適切化できる。
リールで直接磁気テープを引っ張り高速で走行させるF
F/REWモード時において、ピンチローラにより磁気
テープをキャプスタンで挟持して走行させるPLAYモ
ードの時の磁気テープ走行方向とキャプスタン回転方向
の関係を逆にする事により、磁気テープとキャプスタン
の間の相対速度を高くできるため、磁気テープの走行負
荷を適切化できる。
【図1】 一実施例の磁気テープ走行手段機構のPLA
Y時の状態を示す平面図である。
Y時の状態を示す平面図である。
【図2】 一実施例の図1に示す状態の平面図である。
【図3】 一実施例の磁気テープ走行手段機構のPLA
Y時のギア部の高さを示す平面図である。
Y時のギア部の高さを示す平面図である。
【図4】 一実施例の磁気テープ走行手段機構のFF/
REW時の状態を示す平面図である。
REW時の状態を示す平面図である。
【図5】 一実施例の磁気テープ走行手段機構のFF/
REW時のギア部の高さを示す平面図である。
REW時のギア部の高さを示す平面図である。
【図6】 一実施例の磁気テープ走行手段機構のテープ
パス状態を示す説明図である。
パス状態を示す説明図である。
【図7】 従来例のリール台駆動機構の正面図である。
【図8】 従来例のキャプスタンにピンチローラを圧着
して磁気テープを走行させる場合(PLAY)のリール
台駆動機構の側面図である。
して磁気テープを走行させる場合(PLAY)のリール
台駆動機構の側面図である。
【図9】 従来例のキャプスタンにピンチローラを圧着
せずリール台により磁気テープを走行させる場合(FF
/REW)のリール台駆動機構の側面図である。
せずリール台により磁気テープを走行させる場合(FF
/REW)のリール台駆動機構の側面図である。
【図10】 従来例のテープパスでピンチローラを圧着
した状態を示す説明図である。
した状態を示す説明図である。
【図11】 従来例のテープパスでピンチローラを離し
た状態を示す説明図である。
た状態を示す説明図である。
1 Mシャーシ 2 キャプスタン 3 ピンチアーム 4 ピンチローラ 5 キャプスタンプーリ 6 Sリール台 7 Tリール台 8 アイドラユニット 9 ギア切り替え板 10 中継ギア軸 11 中継ギア 12 FFギア軸 13 PBギア軸 14 ギア切り替え軸 15 ベルト 16 FFギア 17 PBギア 18 カセット 19 アイドラ軸 20 ピンチアーム軸 21 ピンチローラ軸 22 ピンチ駆動軸 23 モード板軸 24 モード板軸 25 モード板 26 リンク軸 27 中継リンク 28 中継リンク
Claims (2)
- 【請求項1】 記録媒体である磁気テープをリール台に
装着し、該磁気テープを引き出し磁気ヘッドを有する回
転シリンダに巻装し、磁気テープ走行手段によって磁気
テープを走行させて記録,再生または磁気テープの巻き
戻しを行う磁気記録再生装置であって、前記磁気テープ
走行手段は、 モータにより駆動されるキャプスタンにピンチローラを
圧着して磁気テープを走行させリールに巻き取らせるキ
ャプスタン駆動手段と、 前記キャプスタンからピンチローラを離しリールの回転
により磁気テープを引っ張り走行させるリール駆動手段
とを備え、 前記キャプスタンにピンチローラを圧着したときの磁気
テープ走行方向に対応するキャプスタン回転方向に対し
て、ピンチローラを離した時はキャプスタンを逆方向に
回転させて磁気テープを走行させることを特徴とする磁
気記録再生装置。 - 【請求項2】 前記磁気テープ走行手段は、磁気テープ
を巻取る一対のリール台に対して回転方向により伝達先
を選択して動力を伝達するアイドラギアを有し、リール
駆動用モータから前記アイドラギアの間に、キャプスタ
ンにピンチローラを圧着したときに対応する第1の動力
伝達経路とキャプスタンからピンチローラを離したとき
に対応する第2の動力伝達経路とを有し、リール駆動用
モータから前記アイドラギアまでの動力伝達経路をピン
チローラの圧着,離しに連動して切り替えることを特徴
とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7261589A JPH09106592A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7261589A JPH09106592A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 磁気記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09106592A true JPH09106592A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17364026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7261589A Withdrawn JPH09106592A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09106592A (ja) |
-
1995
- 1995-10-09 JP JP7261589A patent/JPH09106592A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |