JPH07320345A - 磁気記録再生装置のテープ張力制御方法 - Google Patents

磁気記録再生装置のテープ張力制御方法

Info

Publication number
JPH07320345A
JPH07320345A JP6114915A JP11491594A JPH07320345A JP H07320345 A JPH07320345 A JP H07320345A JP 6114915 A JP6114915 A JP 6114915A JP 11491594 A JP11491594 A JP 11491594A JP H07320345 A JPH07320345 A JP H07320345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
tape
switching
operation state
fast
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6114915A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichiro Mizuno
隆一郎 水野
Shinsuke Takatsuka
信輔 高塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6114915A priority Critical patent/JPH07320345A/ja
Publication of JPH07320345A publication Critical patent/JPH07320345A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】高速再生時において、安定したテープ張力を得
るために早送り・巻戻し動作状態の切替え部材を利用し
制動力を発生させること。 【構成】早送り・巻戻し動作状態の切替え部材と当接す
る位置に補助ブレーキを配置し、リール台にバックテン
ショントルクを加える。 【効果】新たに別個の操作系統を設けたり、操作系の操
作ポジションを増やすこと無く制御することができ、比
較的安価な機構で有る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用ビデオテープレ
コーダ(以下VTRと称す)の早送り・巻戻し動作状態
で、再生映像を出す高速サーチ時のテープ張力制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のVTRにおけるテープ張力制御機
構に関して図9,図10を用いて説明する。図9は従来
のVTR装置の平面図で、回転する磁気ヘッド3にテー
プ1が巻き付いているフルローディング状態での早送り
・巻戻し状態を示す。早送り・巻戻し走行中は、キャプ
スタン軸9bとピンチローラ16を圧着せずにテープ1
を走行させるリール制御を行い、テープの種類,巻き位
置により適正な張力が加わるようにテープの走行速度制
御を行なっている。
【0003】ここで、テープ弛みを防止するために、テ
ープ走行時の従動側のリール台により、テープに適正な
テープ張力を与えるためのトルク(以下バックテンショ
ントルクと称す)を付加するのが一般的である。図10
は、従来のリール台によるバックテンショントルク付加
機構を供給リール台8Lで示す。早送り・巻戻し時に
は、リール台のバックテンショントルクは、リール台8
Lとシャシ7上のワッシャ22との当接部の摩擦抵抗に
より発生するトルクより得られる。
【0004】なお、この種の装置として関連するものに
は例えば特開平4−109448号公報等が挙げられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、早
送り・巻戻し動作状態では再生画をカットしていたた
め、再生映像を出すことはなく、また速度変動によるテ
ープ弛み、ヘッドタッチの劣化等は問題なかった。しか
し、早送り・巻戻し動作状態で再生映像を出画するため
には、従来の従動側リール台のバックテンショントルク
のみのトルク設定では、バックテンショントルクが小さ
く、そのためテープ弛み、ヘッドタッチの劣化等の問題
があった。本発明は、前述したテープ張力制御方法に関
して、簡単な構成で比較的安価な方法を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、バックテンショントルクを付加する為の別個の操作
系統を設けることなく、早送り・巻戻し動作状態の切替
えを利用し、補助ブレーキ上の制動部材の位置によって
テープ張力制御機構を制御可能としたものである。
【0007】
【作用】リール台の一部に補助ブレーキ上の制動部材を
押圧することにより、バックテンショントルクを付加す
る様構成し、この制動部材の押圧・非押圧の切替えを制
御する早送り・巻戻し動作状態切替え部材が、早送り・
巻戻し動作状態にないときには、補助ブレーキ上の制動
部材が非押圧状態、早送り・巻戻し動作状態にあるとき
には、補助ブレーキ上の制動部材が押圧状態となり、早
送り・巻戻し動作状態の高速再生時にバックテンション
トルクが付加される。
【0008】
【実施例】以下、本発明による実施例を図1〜図8を用
いて説明する。
【0009】図1は、本発明におけるテープ張力制御機
構の構成図であり、磁気記録再生装置の磁気テープ1
が、テープカセット2から引出され、回転する磁気ヘッ
ド3(図示せず)に添接された位置における早送り・巻
戻し動作状態の時に、補助ブレーキ4がトルク切替アー
ム14の回動に同期し、リール台8Lへの押圧・非押圧
の切替えを制御する位置に配置され、補助ブレーキ4上
に制動部材5例えばパッド,ゴム等を配置し、この制動
部材5が押圧している状態を示すメカニズム全体の平面
図、図2は、同じく磁気記録再生装置の磁気テープ1
が、テープカセット2から引出され、回転する磁気ヘッ
ド3(図示せず)に添接された位置における、早送り・
巻戻し動作状態から移行した時に補助ブレーキ4が解除
している状態を示すメカニズム全体の平面図である。磁
気テープ1はリール6L,6Rに巻回され、テープカセ
ット2に収納されている。テープカセット2はシャシ7
の所定の位置に載置され、リール6L,6Rはそれぞれ
シャシ7に植立された軸7a,7bを軸に回転自在に設
けられた供給リール台8L、巻取リール台8Rに係合さ
れる。磁気テープ1の移送はシャシ7に取付けられたキ
ャプスタンモータ9によって行われる。
【0010】キャプスタンモータ9と同軸上に一体的に
設けられたプーリ9aとシャシ7に回転自在に取付けら
れた巻取プーリ10に掛け渡されたベルト11によりキ
ャプスタンモータ9の回転は巻取プーリ10に伝達さ
れ、さらに、巻取プーリ10と一体的に形成されたギヤ
部10aから首振りギヤ12、巻取りギヤ13L,13
Rに伝達されリール台の駆動を行う。キャプスタンモー
タ9によるリール台の駆動を行う方式では通常、早送り
・巻戻し用の強トルクと再生用の弱トルクの2段階を巻
取りギヤで切替える。ここで、強弱トルクの切替えの構
成について図3,図4の側面図を用いて説明する。
【0011】巻取りギヤ13Rに伝達されたトルクは巻
取リール台8Rを駆動する。巻取りギヤ13Rの内部に
はスリップ機構がもうけられており、通常の再生動作で
は、巻取りギヤ13Rのスリップするギヤ13aに首振
りギヤ12が噛み合って巻取リール台8Rをある一定の
トルクで駆動する(図3)。早送り動作状態時は、首振
りギヤ12が巻取りギヤ13Rと一体的に形成されたギ
ヤ13bに噛み合う位置にセットされ、スリップ機構を
介さない強いトルクが巻取リール台8Rに伝達され(図
4)、磁気テープ1は巻取リール6Rに巻回される。
【0012】同様に、巻取りギヤ13Lに伝達されたト
ルクは、供給リール台8Lを駆動し、巻戻し動作状態時
は首振りギヤ12が巻取りギヤ13Lと一体的に形成さ
れたギヤと噛み合う位置にあり、スリップ機構を経由し
ないでキャプスタンモータ9のトルクが供給リール台8
Lに伝達され磁気テープ1は供給リール6Lに巻回され
る。
【0013】トルク切替アーム14はシャシ7上の穴部
に回転自在に取付けられ、早送り・巻戻し、その他動作
状態の切替えを行う構成となっている。ここで、トルク
切替アーム14が図1の位置と図2の位置になる機構に
ついて図5,図6,図7,図8を用いて説明する。ロー
ディングモータ18の回転はウォームギヤ19、中継ギ
ヤ20、カムギヤA21へと伝達されカムギヤB16が
駆動される。再生動作では、カムギヤB16の上面にも
うけられたカム16aとトルク切替ピース15は当接せ
ず(図8)、トルク切替アーム14は回動しない(図
7)。早送り・巻戻し動作状態では、トルク切替アーム
14と係合したトルク切替ピース15がカムギヤB16
の上面にもうけられたカム16aにより横方向に操作さ
れ(図6)、それによりトルク切替アーム14が回動
し、この回動に押されて補助ブレーキ4がリール台8L
に制動部材5を押圧し、バックテンショントルクを発生
させる(図5)。これによりリール台に適正な制動力を
付加することが可能となり、新たに別個の操作系統を設
ける必要なく、早送り・巻戻し動作状態で再生映像を出
画する時、テープ弛み,ヘッドタッチの劣化等の問題を
解決する。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、図1の位置における早
送り・巻戻し動作状態の高速再生において、テープ張力
制御機構を従来よりある早送り・巻戻し動作状態切替え
部材の移動を制御する操作系によって制御しているの
で、新たに別個の操作系統を設けたり、操作系の操作ポ
ジションを増やすこと無く制御することができ、比較的
安価な機構で有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図である。
【図2】本発明の補助ブレーキ解除状態のメカニズム全
体平面図である。
【図3】本発明の再生動作状態の側面図である。
【図4】本発明の早送り・巻戻し動作状態の側面図であ
る。
【図5】本発明の早送り・巻戻し動作状態切替え機構の
平面図である。
【図6】本発明の早送り・巻戻し動作状態切替え機構の
側面図である。
【図7】本発明の再生動作状態切替え機構の平面図であ
る。
【図8】本発明の再生動作状態切替え機構の側面図であ
る。
【図9】従来機構使用VTR平面図である。
【図10】従来機構の側断面図である。
【符号の説明】
4…補助ブレーキ、5…制動部材、8L,8R…リール
台、14…トルク切替アーム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープを巻回した1対のリールハブを
    有するテープカセットからテープを引出し、回転する磁
    気ヘッドを有するシリンダに巻き付けて記録再生を行な
    い、かつ前記リールハブを回転させるリール台に係合す
    るギヤ列を、回動する切替アームにより切替え早送り・
    巻戻しを行い、前記切替アームの回動により押圧力を受
    け、早送り・巻戻し時に、制動部材を供給側リール台に
    当接させることを特徴とする磁気記録再生装置のテープ
    張力制御方法。
JP6114915A 1994-05-27 1994-05-27 磁気記録再生装置のテープ張力制御方法 Pending JPH07320345A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6114915A JPH07320345A (ja) 1994-05-27 1994-05-27 磁気記録再生装置のテープ張力制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6114915A JPH07320345A (ja) 1994-05-27 1994-05-27 磁気記録再生装置のテープ張力制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07320345A true JPH07320345A (ja) 1995-12-08

Family

ID=14649818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6114915A Pending JPH07320345A (ja) 1994-05-27 1994-05-27 磁気記録再生装置のテープ張力制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07320345A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2656618B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH07320345A (ja) 磁気記録再生装置のテープ張力制御方法
JPH05342704A (ja) 磁気記録再生装置
JPH07110983A (ja) 磁気記録再生装置
JPH06314454A (ja) 磁気記録再生装置
JPH05174453A (ja) 記録再生装置におけるテープテンション機構
JPS58150157A (ja) 磁気テ−プ装置
JPH026507Y2 (ja)
JPH0363143B2 (ja)
JP2551801B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH067465Y2 (ja) 動力伝達装置
JP2548334B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2954739B2 (ja) 磁気記録再生装置のカム操作機構
JP2676460B2 (ja) 記録又は再生装置
JP3430716B2 (ja) 記録再生装置
JPH0210499B2 (ja)
JP3169375B2 (ja) リール台駆動機構
JP2607605Y2 (ja) テープレコーダのブレーキ装置
JP3066326U (ja) テ―プロ―ディング装置及びそれを備えたテ―プデッキ
JPH031350A (ja) 回転ヘッド式磁気記録再生装置
KR930000492Y1 (ko) 테이프 레코더의 리일디스크 구동장치
JPH0430099B2 (ja)
JPH0748271B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH1092059A (ja) ビデオカセットレコード用のリールテーブル駆動装置
JP2000090521A (ja) ビデオデッキ