JPH031350A

JPH031350A - 回転ヘッド式磁気記録再生装置

Info

Publication number: JPH031350A
Application number: JP1135144A
Authority: JP
Inventors: Mitsuhiro Arai; 荒井　光博
Original assignee: Victor Company of Japan Ltd
Current assignee: Victor Company of Japan Ltd
Priority date: 1989-05-29
Filing date: 1989-05-29
Publication date: 1991-01-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明はヘリカルスキャン型ビデオテープレコーダに
代表される回転ヘッド式磁気記録再生装置に関する。

〔従来の技術〕

第２図は従来のビデオテープレコーダの構成を表ねして
いる。同図において１はカセットであり。

内部に供給リール２と巻取リリール３に巻回された磁気
テープ４を収容している。５はガイドローラ、６は磁気
ヘッドが取り付けられた回転ドラムである。７は磁気テ
ープ４に適度なテンションを付与するテンションポール
である。８はキャプスタンであり、ピンチローラ９と共
働して磁気テープ４を走行させる。１０はガイドアーム
であり、磁気テープ４の走行位置を調整する。１１は全
幅消去ヘッド、１２はオーディオ・コントロールヘッド
である。

カセット１を装着したとき、磁気テープ４はカセット１
から引き出され、回転ドラム６に巻回された状態で停止
モードになる。この磁気テープのローディング途中にお
いてガイドアーム１ｏは図中実線で示す位置に突出して
おり、停止モードに移行したとき、破線で示す位置迄後
退する。またローディング時ガイドローラ５により磁気
テープ４に浮き（オーバーラン）が発生する。このよう
にして停止モードに移行したとき磁気テープ４にたるみ
を発生させ、磁気テープのカールや損傷、あるいは磁気
ヘッドの汚れ等を防止している。

また磁気テープの走行系は第３図に示すように。

停止（ＳＴＯＰ）、早送り又は巻戻しくＦＦ／ＲＥＶ）
、リバース再生（ＲＥＶ）、再生（ＰＬＡＹ）の順にモ
ードを変更するようになっている。すなわち再生モード
時に停止モードを指令すると、リバース再生モードと早
送り、巻戻しモードを経て停止モードに移行する。

再生モードでキャプスタン８の回転が停止され。

リバース再生モードに移行したとき、ピンチローラ９は
まだキャプスタン８に圧着されたままになっている（第
３図Ａ）、そしてこのときガイドアーム１０が第２図の
破線の位置から実線の位置まで突出されるので（第３図
Ｂ）、磁気テープ４は巻取リリール３から若干量引き出
される。その後早送り１巻戻しモード、さらに停止モー
ドに移行すると、ガイドアーム１０は再び後退するので
、磁気テープ４の巻取り側には、引き出された分だけた
るみが発生する。

また再生モード中第２図において実線で示す位置に突出
していたテンションボール７も、停止モードに移行する
と破線で示す位置に後退する（第３図Ｃ）、これにより
磁気テープ４の供給側にもたるみが発生する。このよう
にして停止モードにおける磁気テープのテンション張り
を防止している。

（発明が解決しようとする課題〕従来の装置はこのように、ローディング時、ガイドアー
ム１０とオーバーランを利用してテンション張りを防止
するようにしているため、たるみ量のバラツキが磁気テ
ープの巻径と種類によって大きく変化する欠点があった
。

また再生モードから停止モードに移行するとき。

リバース再生モードを経させることによりたるみを発生
させているので、高速な操作が困難になる欠点があった
。

この発明はこのような状況に鑑みなされたもので、磁気
テープのたるみ量のバラツキを小さくするとともに、高
速操作を可能にするものである。

（１１１１を解決するための手段〕この発明の回転ヘッド式磁気記録再生装置は、供給リー
ルと巻取リリールを有するカセットより引き出された磁
気テープが所定角度巻回される回転ドラムと、磁気テー
プを所定の速度で走行させるキャプスタンと、キャプス
タンに対して圧着又は超脱されるピンチローラと、再生
モード時に停止モードが指令されたとき、ピンチローラ
が圧着された状態のままキャプスタンを通常再生時にお
ける場合と反対の方向に所定時間回転させた後、停止さ
せ、磁気テープを回転ドラムに巻回させた状態で停止モ
ードに移行させる制御回路とを備える。

〔作用〕

再生モードから停止モードに移行するとき、ピンチロー
ラが圧接された状態でキャプスタンが所定時間逆回転さ
れる。これにより磁気テープが巻取りリールから若干量
引き出される。

ローディング時は１例えば再生モードを経て停止モード
に移行させることにより、磁気テープをたるませること
ができる。

従って駆動機構の順番に拘らず、たるみ量のバラツキが
小さく、かつ高速操作が可能な装置を実現することがで
きる。

〔実施例〕

第４図はこの発明の回転ヘッド式磁気記録再生装置を応
用したビデオテープレコーダの構成を表わしており、第
２図における場合と対応する部分には同一の符号を付し
である。第４図において２１はキャプスタン８に同軸に
取り付けられたフライホイールであり、その回転がベル
１−２２を介してプーリ２３に伝達されるようになって
いる。２４はプーリ２３に同軸に固定されたプーリギア
である。プーリギア２４の回転はギア２５を介してアイ
ドラギア２６、さらに供給リール２又は巻取りリール３
に伝達されるようになっている。ギア２５とアイドラギ
ア２６はアーム２７に支持されている。

第５図はこのビデオテープレコーダのブロック図である
。３１乃至３５は釦であり、各々巻戻し、早送り、停止
、再生又は録画の各モードを指令するとき操作される。

３６は例えばマイクロコンビコータ等よりなる制御回路
であり、ローディング機構３７、走行機構３８．録画再
生回路３９等を制御する。

次に第１図及び第６図を参照してその動作を説明する。

カセット１を装着すると、ローディング機構３７は、カ
セット１から磁気テープ４を引き出し、回転ドラム６に
所定角度巻回させる。制御回路３６はこのように磁気テ
ープ４のローディングが完了したとき、装置を停止モー
ドに設定させる。　再生釦３４を操作すると、制御回路
３６は走行機構３８を制御し、磁気テープを走行させる
。

すなわちキャプスタン８を正方向（第４図において反時
計方向）に回転させるとともに、ピンチローラ９をキャ
プスタン８に圧着させる（第６図Ａ）。

これにより磁気テープ４が供給リール２から巻取りリー
ル３の方向に移送される。

キャプスタン８が正方向に回転すると、ベルト２２を介
してプーリ２３．従ってプーリギア２４が正方向に回転
し、ギア２５が逆方向（時計方向）に回転する。ギア２
５とアーム２７の間には摩擦クラッチ（図示せず）が配
置されているので、ギア２５の逆方向への回転に対応し
て、アーム２７（従ってアイドラギア２６）が、ギア２
５の回転中心を支点として逆方向（時計方向）に回動す
る。これによりアイドラギア２６が巻取リリール３に噛
合し、ギア２５の回転がアイドラギア２６を介して伝達
され１巻取リリール３は逆方向（時計方向）に回転され
る。従って磁気テープ４は巻取りリール３に巻取られる
。

このとき制御回路３６は録画再生回路３９を駆動するの
で、回転ドラム６が回転され、そこに取り付けられた磁
気ヘッドにより再生された信号が復調、増幅され、ＣＲ
Ｔ等に出力される。

このような再生モード中に停止釦３３が操作されると、
ｉ御回路３６はピンチローラ９が圧着された状態のまま
、キャプスタン８の回転を停止させ、引き続いて一定時
間だけキャプスタン８を逆方向に回転させる（第１図）
、これにより磁気テープ４が巻取リリール３から若干量
引き出され、たるみが発生する。

この一定時間が経過し、キャプスタン８の逆回転が終了
したとき、ピンチローラ９はキャプスタン８から離脱さ
れ、停止モードに移行する（第６図Ａ）、このときテン
ションポール７は第４図において実線で示す位置に突出
したままである（第６図Ｂ）が、前述したようにキャプ
スタン８の逆回転により磁気テープ４のたるみは確保さ
れる。

このキャプスタン８が逆回転すると、プーリギア２４が
逆回転し、ギア２５が正回転する。これによりアーム２
７が反時計方向に回動し、アイドラギア２６が供給リー
ル２側に切り替えられる。

このままの状態でもさしつかえはないが、再び再生モー
ドにしたときアイドラギア２６を巻取リリール３側に切
り替えるのに時間がかがる。そこでピンチローラ９がキ
ャプスタン８がら離脱したとき、キャプスタン８を再び
正方向に回転させるのが好ましい（第１図）。このよう
にすると停止モード時に、アイドラギア２６を巻取リリ
ール３側に切り替えた位置で待機させることになるので
、迅速な再生の開始が可能になる。

ローディング時又はリバース再生モードから停止モード
に移行するとき、−旦再生モードを経てから停止モード
に移行させるようにすることにより、同様にテープのた
るみを確保することができる。ローディング及びリバー
ス再生モードからの停止モードへの移行は、再生モード
からの停止モードへの移行に較べ、頻度が少い、従って
これらの場合再生モードより若干長い操作時間がかかっ
ても、実用上殆んど問題はない。

第７図はこの発明の第２の実施例を表わしている。この
実施例においては供給リール２と巻取りリール３を回転
させるのに、キャプスタン８が利用されるのではなく、
各々専用のリールモータ（ダイレクトモータ）４１．４
２が用いられている。

この場合においては再生モード、リバース再生モード又
はローディングから停止モードに移行するとき、供給リ
ールモータ４１と巻取りリールモータ４２が、各々時計
方向と反時計方向（磁気テープ４を送り出す方向）に一
定時間だけ回転される（第８図Ａ、Ｂ）、これにより磁
気テープ４のたるみを確保することができる。

尚この発明はビデオテープレコーダの他、Ｒ−ＤＡＴそ
の他の回転ヘッド式磁気記録再生装置に応用が可能であ
る。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、停止モード移行直前（
又は直後）に、キャプスタン又は供給り一ルモータと巻
取りリールモータを所定時間駆動して、磁気テープを送
り出すようにしたので、テープ走行系のモードの順番や
、磁気テープの巻き径に拘りなく、適切な量だけ磁気テ
ープにたるみを与えることができる。また停止モードと
再生モード間の移行を迅速に行なうことができ、高速画
出し等、′操作をより高速化することが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のビデオテープレコーダにおけるキャ
プスタン駆動のタイミングチャート、第２図は従来のビ
デオテープレコーダの平面図、第３図は第２図のビデオ
テープレコーダのタイミングチャート、第４図はこの発
明のビデオテープレコーダの平面図、第５図はこの発明
のビデオテープレコーダのブロック図、第６図は第４図
のビデオテープレコーダのタイミングチャート、第７図
はこの発明のビデオテープレコーダの他の実施例の平面
図、第８図は第７図のビデオテープレコーダのタイミン
グチャートである。１・・・カセット、２・・・供給リール、３・・・巻取
リリール、４・・・磁気テープ、５・・・ガイドローラ
、６・・・回転ドラム、７・・・テンションポール、８
・・・キャプスタン、９・・・ピンチローラ、１０・・
・ガイドアーム。１１・・・全幅消去ヘッド、１２・・・オーディオコン
トロールヘッド、２１・・・フライホイール、２２・・
・ベルト、２３・・・プーリ、２４・・・プーリギア、
２５・・・ギア、２６・・・アイドラギア、２７・・・
アーム、３３・・・停止釦、３４・・・再生釦、３６・
・・制御回路、３７・・・ローディング機構、３８・・
・走行機構、３９・・・録画再生回路、４１・・・供給
リールモータ、４２・・・巻取りリールモータ。特許出願人　日本ビクター株式会社代表者　塩水　邦夫ｏＬｏａｄｉｎｇ　Ｌｘ　ｔＰ−１ｔ　ｏＲＥＶｆう訂
」（Ｌ／１ＪＬ）　　　　　（ＲＥＶ）　　　　（ＳＴ
ＯＰ）第１図ｏＰＬＡＷ’５ｓＴＯＰ（ＰＬＡＹ）　　　　（ＳＴＯＰ）第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）供給リールと巻取りリールを有するカセットより
引き出された磁気テープが所定角度巻回される回転ドラ
ムと、前記磁気テープを所定の速度で走行させるキャプ
スタンと、前記キャプスタンに対して圧着又は離脱され
るピンチローラと、再生モード時に停止モードが指令さ
れたとき、前記ピンチローラが圧着された状態のまま前
記キャプスタンを通常再生時における場合と反対の方向
に所定時間回転させた後、停止させ、前記磁気テープを
前記回転ドラムに巻回させた状態で前記停止モードに移
行させる制御回路とを備える回転ヘッド式磁気記録再生
装置。
（２）供給リールと巻取りリールを有するカセットより
引き出された磁気テープが所定角度巻回される回転ドラ
ムと、前記磁気テープを所定の速度で走行させるキャプ
スタンと、前記キャプスタンに対して圧着又は離脱され
るピンチローラと、前記供給リールを直接回転させる供
給リールモータと、前記巻取りリールを直接回転させる
巻取りリールモータと、再生モード時に停止モードが指
令されたとき、前記ピンチローラを前記キャプスタンか
ら離脱させた後、前記供給リールと巻取りリールのうち
少なくとも一方が、前記磁気テープを送り出す方向に回
転するように、前記供給リールモータ又は巻取りリール
モータを制御し、前記磁気テープを前記回転ドラムに巻
回させた状態で前記停止モードに移行させる制御回路と
を備える回転ヘッド式磁気記録再生装置。