JP3050366U - ビデオテープレコーダ - Google Patents

ビデオテープレコーダ

Info

Publication number
JP3050366U
JP3050366U JP1997010651U JP1065197U JP3050366U JP 3050366 U JP3050366 U JP 3050366U JP 1997010651 U JP1997010651 U JP 1997010651U JP 1065197 U JP1065197 U JP 1065197U JP 3050366 U JP3050366 U JP 3050366U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video tape
tape
supply
recording
side reel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1997010651U
Other languages
English (en)
Inventor
政博 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP1997010651U priority Critical patent/JP3050366U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3050366U publication Critical patent/JP3050366U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショートリワインドが可能な状態への移行が
完了する前に、キャプスタンとサプライ側リールの駆動
を開始させるため、同移行の状況に応じてビデオテープ
の巻き戻しタイミングが変わり、ショートリワインドで
巻き戻されるテープ量が変動していた。 【解決手段】 録画を終了したとき、テイクアップ側で
ビデオテープにテンションを与えながら駆動モータ11
の駆動力をサプライ側リール14aに伝達できるように
逆転動作可能状態への移行が完了したことを確認してか
ら同駆動モータ11を巻き戻し方向へ回転させてショー
トリワインドを開始するため、ショートリワインド時に
巻き戻されるテープ量を安定させることが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ビデオテープレコーダに関し、特に、記録停止時にショートリワイ ンドを行うビデオテープレコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のビデオテープレコーダは、録画を終了する場合、駆動モータの駆動力を 供給するアイドラをサプライ側リールに連結させるためにテイクアップ側リール からサプライ側リールへ移動させるとともに、テイクアップ側でビデオテープに テンションを与えるためにレバーを駆動させながら、キャプスタンと同サプライ 側リールを駆動させてショートリワインドを開始していた。
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のビデオテープレコーダにおいては、アイドラの移動とレバーの 駆動が完了する前、すなわち、ショートリワインドが可能な状態への移行が完了 する前に、キャプスタンとサプライ側リールの駆動を開始させるため、同移行の 状況に応じてビデオテープの巻き戻しタイミングが変わり、ショートリワインド で巻き戻されるテープ量が変動していた。このため、同ショートリワインドの後 につなぎ録りをしたい場合、図5の(A)に示すように見たい録画部分までも重 ね録りされてしまい利用者が所望のビデオ画像を見られなかったり、図5の(B )に示すように空白部分が生じてつなぎ録りとならないこと等があった。
【0003】 本考案は、上記課題をかんがみてなされたもので、ショートリワインド時に巻 き戻されるテープ量を安定させることの可能なビデオテープレコーダの提供を目 的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、記録終了時に記録可能状 態から逆転動作可能状態へ移行するとともにショートリワインドを行うテープメ カと、上記テープメカを逆転動作可能状態へ移行させて同移行が完了した時点で 同テープメカにショートリワインドを開始させるテープメカ制御手段とを具備す る構成としてある。
【0005】 上記のように構成した請求項1にかかる考案においては、記録を終了するとき 、テープメカを記録可能状態から逆転動作可能状態へ移行させ、同移行が完了し た時点でショートリワインドを開始する。
【0006】 上記テープメカは、記録終了時に記録可能状態から逆転動作可能状態へ移行す るとともにショートリワインドを行うことができれば良く、記録機能の他に画像 再生や早送り/巻き戻し等の各種機能をともに備えたもの等が含まれる。
【0007】 上記テープメカ制御手段は、同テープメカを逆転動作可能状態へ移行させて同 移行が完了した時点で同テープメカにショートリワインドを開始させることがで きれば良く、マイコンでこの制御を行うもの等が含まれる。
【0008】 上記テープメカとテープメカ制御手段の構成の一例として、請求項2にかかる 考案は、上記請求項1に記載のビデオテープレコーダにおいて、上記テープメカ は、駆動モータに直結されたキャプスタンと、上記駆動モータから択一的に駆動 力を供給されるサプライ側リールとテイクアップ側リールと、これらのサプライ 側リールとテイクアップ側リールのいずれかに連結するように駆動されて上記駆 動モータの駆動力を供給するアイドラと、ビデオテープの走行方向に応じて駆動 されてビデオテープにテンションを付与するサプライ側テンションアームとテイ クアップ側テンションアームとを有し、上記テープメカ制御手段は、記録時には 上記アイドラを上記テイクアップ側リールに連結させるとともに上記サプライ側 テンションアームを駆動してテンションを付与した状態で上記キャプスタンにて ビデオテープを送り方向に駆動させる記録可能状態とさせるとともに、記録終了 時には上記アイドラを上記サプライ側リールに連結させるとともに上記テイクア ップ側テンションアームを駆動させる逆転動作可能状態へ移行させてから上記キ ャプスタンと上記サプライ側リールに上記駆動モータから駆動力を供給開始して 所定量だけビデオテープを巻き戻すショートリワインドを行わせる構成としてあ る。
【0009】 上記のように構成した請求項2にかかる考案においては、記録するときは、サ プライ側リールとテイクアップ側リールのいずれかに連結するように駆動されて 駆動モータの駆動力を択一的に供給するアイドラを同テイクアップ側リールに連 結させるとともに、サプライ側テンションアームを駆動してテンションを付与し た状態で同駆動モータに直結されたキャプスタンにてビデオテープを送り方向に 駆動させる記録可能状態となる。一方、記録を終了するときには上記アイドラを 上記サプライ側リールに連結させるとともにテイクアップ側テンションアームを 駆動させる逆転動作可能状態へ移行してから上記キャプスタンと上記サプライ側 リールに上記駆動モータから駆動力を供給開始して所定量だけビデオテープを巻 き戻すショートリワインドを行う。
【0010】 なお、上記サプライ側テンションアームとテイクアップ側テンションアームは 、ビデオテープの走行時に適度な強さでビデオテープの走行方向と反対にテンシ ョンをかけること可能な構成であれば良く、可動アームやレバー等で構成された ものが含まれる。
【0011】 このように、記録を終了するとき、アイドラをサプライ側リールに連結させる とともにテイクアップ側テンションアームを駆動させてテイクアップ側でビデオ テープにテンションを与えたことを検知してキャプスタンと同サプライ側リール に駆動モータからの駆動力を供給し始めると、逆転動作可能状態への移行状況に 応じてビデオテープの巻き戻しタイミングが変わるのを防止できるという点で適 例であるが、上記テープメカ制御手段は必ずしもメカ的に逆転動作可能状態への 移行が完了したことを検知してキャプスタンやサプライ側リールの駆動を開始す る必要はなく、本来のテープメカ制御手段の観点においては、逆転動作可能状態 への移行を開始してからの経過時間により同移行が完了したことを検知してキャ プスタンやサプライ側リールの駆動を開始させることも可能である。この場合の テープメカ制御手段における構成の一例として、請求項3にかかる考案は、上記 請求項1に記載のビデオテープレコーダにおいて、上記テープ走行制御手段は、 記録終了時に逆転動作可能状態へ移行させて所定時間経過した後、上記キャプス タンと上記サプライ側リールを駆動させる構成としてある。
【0012】 上記のように構成した請求項3にかかる考案においては、記録を終了するとき 、逆転動作可能状態へ移行させて所定時間経過した後、キャプスタンとサプライ 側リールの駆動を開始して所定量だけビデオテープを巻き戻すショートリワイン ドを行う。
【0013】 ここでいう所定時間には、アイドラをサプライ側リールに連結させるとともに テイクアップ側テンションアームを駆動させるために必要となる所要時間をあら かじめ計測しておき、同所要時間よりも僅かに長い時間を設定して用いるもの等 が含まれる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、ショートリワインド時に巻き戻されるテープ量 を安定させることの可能なビデオテープレコーダを提供することができる。
【0015】 また、請求項2にかかる考案によれば、メカ的に逆転動作可能状態への移行が 完了したことを検知してキャプスタンやサプライ側リールの駆動を開始すること ができるため、逆転動作可能状態への移行状況に応じてビデオテープの巻き戻し タイミングが変わるのを防止することができる。
【0016】 さらに、請求項3にかかる考案によれば、逆転動作可能状態への移行を開始し てからの時間により、同逆転動作可能状態への移行が完了したことを検知するこ とができる。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、図面にもとづいて本考案の実施形態を説明する。 図1は、本考案の一実施形態にかかるビデオテープレコーダのテープ駆動機構 にビデオカセットを装填した状態を概略図により示している。なお、説明の理解 を容易にするため、便宜上、紙面右側を右方、同紙面上側を上方と呼ぶこととす る。
【0018】 テープ駆動機構10は、駆動力を供給する駆動モータ11と、駆動モータ11 に直結されたキャプスタン12と、駆動モータ11の駆動力を回転比を変えて伝 達するクラッチプーリ13と、クラッチプーリ13等を介して駆動モータ11か ら択一的に駆動力を供給されるサプライ側リール14aとテイクアップ側リール 14bと、サプライ側リール14aとテイクアップ側リール14bとのいずれか に連結するように駆動されてクラッチプーリ13からの駆動力を同サプライ側リ ール14aとテイクアップ側リール14bに供給するアイドラ15と、ビデオテ ープの走行方向に応じて駆動されてビデオテープにテンションを与えるテンショ ンアーム16aとレバー16bと、ビデオテープの録再を行うヘッドシリンダ1 7とを備えている。
【0019】 かかる構成により、録画するときには、アイドラ15をテイクアップ側リール 14bに連結させるとともにテンションアーム16aによりサプライ側でビデオ テープにテンションを与えた状態にてキャプスタン12とテイクアップ側リール 14bの駆動力でビデオテープを録画方向に走行させ、ヘッドシリンダ17によ り録画を行う。また、録画を終了するときには、アイドラ15をサプライ側リー ル14aに連結させるとともにレバー16bによりテイクアップ側でビデオテー プにテンションを与えた状態にてキャプスタン12とサプライ側リール14aの 駆動力で所定量だけビデオテープを巻き戻すショートリワインドを行う。
【0020】 なお、同テープ駆動機構10は、ビデオテープの走行時、録画不良やテープ走 行ムラ等が生じないようにするため、ビデオテープに対して適度な強さでビデオ テープの走行方向と反対に上述したようなテンションをかけている。
【0021】 駆動モータ11は、図示しない電源に接続され、同電源からの供給電力により 所望のテープ走行方向に応じて送り方向か巻き戻し方向へ回転駆動される。
【0022】 キャプスタン12は、駆動モータ11と同軸状態に配置され、駆動モータ11 と同方向に回転してビデオテープを所定速度で送り出している。
【0023】 クラッチプーリ13は、ベルトを介して駆動モータ11に連結された大径プー リ13aと、同大径プーリ13aに同軸状態で支持された小径プーリ13bとか ら構成され、駆動モータ11から供給された駆動力を大径プーリ13aを介して 小径プーリ13bに伝達している。
【0024】 サプライ側リール14aとテイクアップ側リール14bは、アイドラ15を介 してクラッチプーリ13に形成された小径プーリ13bに連結可能な位置に配置 され、アイドラ15を同小径プーリ13bとの間に介在させたときに駆動モータ 11やキャプスタン12と同方向に回転駆動される。
【0025】 アイドラ15は、サプライ側リール14aとテイクアップ側リール14bとの うちのいずれかに連結可能に配置され、ビデオテープの走行方向に対応する側の リールと連結してクラッチプーリ13に形成された上記小径プーリ13bの駆動 力を各リールに伝達している。
【0026】 テンションアーム16aとレバー16bは、それぞれにサプライ側とテイクア ップ側のテープ走行経路付近で可動に配置され、ビデオテープの走行方向に応じ て駆動されてビデオテープにテンションを与えている。
【0027】 すなわち、サプライ側でビデオテープにテンションを与える場合、テンション アーム16aを矢印に示すように右下方の破線部分から左上方の実線部分へ駆動 させることにより、ビデオテープが送り方向へ走行すると同ビデオテープは左上 方に引っ張られてテンションがかかる。また、テイクアップ側でビデオテープに テンションを与える場合、レバー16bを矢印に示すように左下方の実線部分か ら右上方の破線部分へ駆動させることにより、ビデオテープが巻き戻し方向へ走 行すると同ビデオテープは右上方に引っ張られてテンションがかかる。
【0028】 ヘッドシリンダ17は、ビデオテープとの間で録再処理を行うヘッド17aと 、同ヘッド17aの回転制御を行うドラムモータ17bとを備え、同ヘッド17 aに対面しつつ通過するビデオテープとの間で録再処理を行う。
【0029】 図2は、ビデオテープレコーダの構成をブロック図により示している。
【0030】 同図によれば、テープ駆動機構10は、駆動モータ11とドラムモータ17b の回転を制御するサーボ回路18やサプライ側リール14aとテイクアップ側リ ール14bの回転を検出するカウンタ19等とともシスコン20に接続され、所 定の形態に応じたテープ走行を行っている。
【0031】 シスコン20は、このテープ駆動機構10が接続される他、リモコン受信器を 兼用するタイマ30、操作ボタンや表示器が配設された操作パネル40及びチュ ーナや信号系回路等からなる信号処理回路50が接続されており、これらを適切 な順序で制御することにより、ビデオの録画再生等を実行している。
【0032】 また、操作パネル40には録画ボタン41や停止ボタン42等が配設されてお り、録画ボタン41が押された場合には録画を実行するし、停止ボタン42が押 された場合には録画を終了する。
【0033】 ビデオの録画再生については、このシスコン20とともに信号処理回路50も 各種の処理を実行しており、シスコン20はこの信号処理回路50に対して録再 切替信号等を出力している。録再切替信号は、信号処理回路50に対して録画モ ードとするか再生モードとするかを指示するものであり、テープ走行に同期させ てコントロール信号を書き込みつつ画像信号や音声信号を記録する。
【0034】 ここで、録画を終了するときのシスコン20の動作を図3を参照しながら説明 する。
【0035】 シスコン20は、操作パネル40の停止ボタン42が押されるかタイマ30に より録画終了指示が入力されると(ステップS100)、録画終了と判断して録 画切替信号を信号処理回路50に出力し、録画信号を下げて駆動モータ11の回 転を停止させる(ステップS110)。そして、テンションアーム16aを右下 方へ駆動させてサプライ側にかかっていたビデオテープへのテンションを除くと ともに、レバー16bを左上方へ駆動させてテイクアップ側でビデオテープにテ ンションを与える。また、同時にテイクアップ側リール14bに連結されていた アイドラ15を左方へ駆動させてサプライ側リール14aに連結させる(ステッ プS120)。ここで、サプライ側にてビデオテープに与えられていたテンショ ンの除去、テイクアップ側におけるビデオテープへのテンションの付与及びアイ ドラ15とサプライ側リール14aとの連結とが完了したこと、すなわち、逆転 動作可能状態への移行を完了したことを確認し(ステップS130)、駆動モー タ11を所定量だけ巻き戻し方向へ回転させる(ステップS140)。この巻き 戻しが終了したところでビデオテープのたるみを取って録画終了処理を終える( ステップS150)。
【0036】 従って、録画を終了するとき、テンションアーム16aとレバー16bを駆動 させてテイクアップ側でだけビデオテープにテンションを与えるとともに、アイ ドラ15を駆動させてサプライ側リール14aと連結し、駆動モータ11を巻き 戻し方向へ回転することによりキャプスタン12とサプライ側リール14aを同 巻き戻し方向へ駆動させてショートリワインドを行うテープ駆動機構10は、こ の意味で、テープメカを構成している。
【0037】 また、録画を終了するとき、テイクアップ側でだけビデオテープにテンション を与えるとともにアイドラ15とサプライ側リール14aとを連結させたことを 確認した後に、駆動モータ11を巻き戻し方向へ回転させてテープ駆動機構10 にショートリワインドを開始させるシスコン20は、この意味で、テープメカ制 御手段を構成している。
【0038】 本実施形態では、上述したように録画終了時にテイクアップ側でだけビデオテ ープにテンションを与えるとともにアイドラ15とサプライ側リール14aとを 連結させたことを確認して駆動モータを反転させてショートリワインドを開始し ているが、少なくともショートリワインドを開始するときにテイクアップ側でビ デオテープにテンションを与えながら駆動モータ11の駆動力をサプライ側リー ル14aに伝達できるように逆転動作可能状態への移行が完了していれば良く、 このようにメカ的に逆転動作可能状態への移行完了を検知する構成に限定される ものではない。このため、この逆転動作可能状態への移行を開始してからの経過 時間により同移行の完了を検知してショートリワインドを開始する構成とするこ とも可能である。
【0039】 かかる構成とした場合について、シスコン20の録画終了時における処理手順 を図4に示すフローチャートとを参照しながら説明する。
【0040】 シスコン20は、操作パネル40の停止ボタン42が押されるかタイマ30に より録画終了指示が入力されると(ステップS200)、録画終了と判断して録 画切替信号を信号処理回路50に出力し、録画信号を下げて駆動モータを停止さ せるとともに計時を開始する(ステップS210、ステップS220)。そして 、所定時間が経過したところで駆動モータ11を所定量だけ巻き戻し方向へ回転 させる(ステップS230、ステップS240)。この巻き戻しが終了したとこ ろでビデオテープのたるみを取って録画終了処理を終える(ステップS250) 。
【0041】 なお、上記所定時間は、上述したようにテンションアーム16aとレバー16 bを駆動させてテイクアップ側でだけビデオテープにテンションを与えるととも に、アイドラ15を駆動させてサプライ側リール14aと連結させて逆転動作可 能状態への移行を完了するまでに要する時間をあらかじめ計測し、シスコン20 に記憶させてあるものを示している。
【0042】 このため、メカ的に逆転動作可能状態への移行完了を検知しなくても逆転動作 可能状態への移行を開始してからの経過時間を検知するだけでビデオテープの巻 き戻しタイミングが変わるのを防止することができる。
【0043】 次に、上記構成からなる本実施形態の動作を説明する。
【0044】 利用者が操作パネル40の停止ボタン42を押し下げたり、タイマ30からの 録画終了指示が入力されると(ステップS100)、シスコン20は録画切替信 号を信号処理回路50に出力して録画信号を下げるとともに駆動モータ11を停 止させる(ステップS110)。そして、テンションアーム16aを右下方へ駆 動させてサプライ側にかかっていたビデオテープへのテンションを除くとともに 、レバー16bを左上方へ駆動させてテイクアップ側でビデオテープにテンショ ンを与える。また、同時にテイクアップ側リール14bに連結されていたアイド ラ15を左方へ駆動させてサプライ側リール14aに連結する(ステップS12 0)。
【0045】 ここで、サプライ側にてビデオテープに与えられていたテンションの除去、テ イクアップ側におけるビデオテープへのテンションの付与及びアイドラ15とサ プライ側リール14aとの連結とが完了したことを確認し(ステップS130) 、駆動モータ11を所定量だけ巻き戻し方向へ回転させる(ステップS140) 。
【0046】 すると、駆動モータ11と同軸状態に支持されるキャプスタン12も巻き戻し 方向へ回転する。また、同駆動モータ11とベルトを介して連結されたクラッチ プーリ13も回転するため、同クラッチプーリ13に形成された小径プーリ13 bに連結されたアイドラ15を介してサプライ側リール14aも同巻き戻し方向 に回転する。
【0047】 そして、この巻き戻しが終了したところでビデオテープのたるみを取って録画 終了処理を終える(ステップS150)。従って、ビデオテープの巻き戻しタイ ミングを変えることなく、所定量のビデオテープを巻き戻すショートリワインド が実現可能となる。
【0048】 このように、録画を終了したとき、テイクアップ側でビデオテープにテンショ ンを与えながら駆動モータ11の駆動力をサプライ側リール14aに伝達できる ように逆転動作可能状態への移行が完了したことを確認してから同駆動モータ1 1を巻き戻し方向へ回転させてショートリワインドを開始するため、ショートリ ワインド時に巻き戻されるテープ量を安定させることが可能となる。
【提出日】平成10年3月4日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 このように、記録を終了するとき、アイドラをサプライ側リールに連結させる とともにテイクアップ側テンションアームを駆動させてテイクアップ側でビデオ テープにテンションを与えたことを検知してキャプスタンと同サプライ側リール に駆動モータからの駆動力を供給し始めると、逆転動作可能状態への移行状況に 応じてビデオテープの巻き戻しタイミングが変わるのを防止できるという点で適 例であるが、上記テープメカ制御手段は必ずしもメカ的に逆転動作可能状態への 移行が完了したことを検知してキャプスタンやサプライ側リールの駆動を開始す る必要はなく、本来のテープメカ制御手段の観点においては、逆転動作可能状態 への移行を開始してからの経過時間により同移行が完了したことを検知してキャ プスタンやサプライ側リールの駆動を開始させることも可能である。この場合の テープメカ制御手段における構成の一例として、請求項3にかかる考案は、上記 請求項1に記載のビデオテープレコーダにおいて、 上記テープメカは、駆動モータに直結されたキャプスタンと、上記駆動モータ から択一的に駆動力を供給されるサプライ側リールとテイクアップ側リールと、 これらのサプライ側リールとテイクアップ側リールのいずれかに連結するように 駆動されて上記駆動モータの駆動力を供給するアイドラと、ビデオテープの走行 方向に応じて駆動されてビデオテープにテンションを付与するサプライ側テンシ ョンアームとテイクアップ側テンションアームとを有し、 上記テープメカ制御手段は、記録終了時に逆転動作可能状態へ移行させて所定 時間経過した後、上記キャプスタンと上記サプライ側リールを駆動させる構成と してある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態にかかるビデオテープレコ
ーダのテープ駆動機構を示す概略図である。
【図2】ビデオテープレコーダのブロック図である。
【図3】ビデオテープレコーダにおける録画終了処理を
示すフローチャートである。
【図4】変形例にかかるビデオテープレコーダの録画終
了処理を示すフローチャートである。
【図5】従来例にかかるビデオテープレコーダのテープ
走行状態を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10…テープ駆動機構 11…駆動モータ 12…キャプスタン 13…クラッチプーリ 14a…サプライ側リール 14b…テイクアップ側リール 15…アイドラ 16a…テンションアーム 16b…レバー 17…ヘッドシリンダ 18…サーボ回路 19…カウンタ 20…シスコン 30…タイマ 40…操作パネル 41…録画ボタン 42…停止ボタン 50…信号処理回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録終了時に記録可能状態から逆転動作
    可能状態へ移行するとともにショートリワインドを行う
    テープメカと、 上記テープメカを逆転動作可能状態へ移行させて同移行
    が完了した時点で同テープメカにショートリワインドを
    開始させるテープメカ制御手段とを具備することを特徴
    とするビデオテープレコーダ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のビデオテープレコ
    ーダにおいて、 上記テープメカは、駆動モータに直結されたキャプスタ
    ンと、上記駆動モータから択一的に駆動力を供給される
    サプライ側リールとテイクアップ側リールと、これらの
    サプライ側リールとテイクアップ側リールのいずれかに
    連結するように駆動されて上記駆動モータの駆動力を供
    給するアイドラと、ビデオテープの走行方向に応じて駆
    動されてビデオテープにテンションを付与するサプライ
    側テンションアームとテイクアップ側テンションアーム
    とを有し、 上記テープメカ制御手段は、記録時には上記アイドラを
    上記テイクアップ側リールに連結させるとともに上記サ
    プライ側テンションアームを駆動してテンションを付与
    した状態で上記キャプスタンにてビデオテープを送り方
    向に駆動させる記録可能状態とさせるとともに、記録終
    了時には上記アイドラを上記サプライ側リールに連結さ
    せるとともに上記テイクアップ側テンションアームを駆
    動させる逆転動作可能状態へ移行させてから上記キャプ
    スタンと上記サプライ側リールに上記駆動モータから駆
    動力を供給開始して所定量だけビデオテープを巻き戻す
    ショートリワインドを行わせることを特徴とするビデオ
    テープレコーダ。
  3. 【請求項3】 上記請求項1に記載のビデオテープレコ
    ーダにおいて、上記テープ走行制御手段は、記録終了時
    に逆転動作可能状態へ移行させて所定時間経過した後、
    上記キャプスタンと上記サプライ側リールを駆動させる
    ことを特徴とするビデオテープレコーダ。
JP1997010651U 1997-12-02 1997-12-02 ビデオテープレコーダ Expired - Lifetime JP3050366U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997010651U JP3050366U (ja) 1997-12-02 1997-12-02 ビデオテープレコーダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997010651U JP3050366U (ja) 1997-12-02 1997-12-02 ビデオテープレコーダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3050366U true JP3050366U (ja) 1998-07-14

Family

ID=43184576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997010651U Expired - Lifetime JP3050366U (ja) 1997-12-02 1997-12-02 ビデオテープレコーダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3050366U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4649442A (en) Automatic program selector of a video tape recorder
JP3050366U (ja) ビデオテープレコーダ
JP3049437U (ja) ビデオテープレコーダ
US5285329A (en) Rotary head type recording apparatus
JPH031350A (ja) 回転ヘッド式磁気記録再生装置
JPS61110357A (ja) 記録再生装置
JP2659290B2 (ja) 記録再生装置
JP3082847U (ja) 磁気テープ記録再生装置
JP2955303B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP4195967B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPS5824856B2 (ja) ジキキロクサイセイソウチニ オケル テ−プクドウソウチ
JPS60211649A (ja) 磁気記録再生装置
JPH03116572A (ja) 記録装置
JP3066326U (ja) テ―プロ―ディング装置及びそれを備えたテ―プデッキ
JP2548334B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP3095410U (ja) テープデッキのローディング装置
JPS62170025A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0536154A (ja) 磁気記録再生装置
JP2002093001A (ja) 磁気テープ駆動装置、磁気テープ駆動方法およびビデオデッキ
JP2000268448A (ja) テープ走行方向切替装置
JP2000090521A (ja) ビデオデッキ
JPH10241103A (ja) ビデオテープレコーダおよびビデオデッキの録画停止方法
JPS6020346A (ja) 磁気録画再生装置の制御方法
JPS60140564A (ja) 磁気記録再生装置
JPH07320345A (ja) 磁気記録再生装置のテープ張力制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term