JP2955303B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2955303B2 JP25494589A JP25494589A JP2955303B2 JP 2955303 B2 JP2955303 B2 JP 2955303B2 JP 25494589 A JP25494589 A JP 25494589A JP 25494589 A JP25494589 A JP 25494589A JP 2955303 B2 JP2955303 B2 JP 2955303B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、磁気記録再生装置(以下VTRと記す)に
関するもので、特に停止時における機構状態を改善した
ものである。
(従来の技術) VTRにおいては、カセットを装着すると、カセットを
所定の位置へ自動的にローディングするカセットローデ
ィング機構と、当該カセットが所定の位置へ配置された
状態で、カセットからテープを自動的に引出し、テープ
をシリンダに添接させるテープローディング機構とがあ
る。
テープローディング機構によりテープが所定の走行経
路に配置されると、VTRのモード設定機能により記録、
再生、スチル再生、コマ送り再生、早送り、巻き戻し等
の各種の動作モードを設定することができる。
ここで、停止モードが設定されると、従来のVTRは、
自動的にテープのローディング状態を解き、アンローデ
ィングを行い、走行経路にあるテープをカセットに引き
込むように設計されている。従って、従来のVTRは、停
止モードから再生あるいは記録モードにした場合、モー
ド設定から実際に記録あるいは再生モードが実行される
までにかなりの時間がかかるという問題がある。このた
めに、特に記録時には必要なタイミングを逸して、記録
すべきプログラムの一部(開始直後)を記録できないこ
とがあった。
そこで、最近では停止モードにすると、テープをアン
ローディングせずにローディング状態のまま維持し、ピ
ンチローラをキャプスタンから離脱させた状態で停止状
態を得るVTRも開発されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、一般にVTRでは動作モードを設定する
場合、モードカムを回転させてその回転位置を変化させ
ることにより、カムから動力を受ける必要な機構部品を
駆動し、所定の作動状態となるようになっている。この
ために、停止モードを設定すると、当然モードカムも回
転して停止状態を形成するために、この状態から記録あ
るいは再生モードを設定すると再度モードカムが回転を
始め、所望の機構部品を駆動し作動形態を作りあげると
いう動作を行っている。よって、モードカムが所定の回
転位置に回り来るまでに時間が係り、結局停止モードか
ら記録や再生モードに至るまでの時間は大きく短縮され
ていない。
そこでこの発明は、停止モードから記録や再生モード
へ移行する時間を大幅に短縮することができる磁気記録
再生装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は、一方のリールから他方のリールに送出さ
れ、他方のリールに巻き取られるテープを、カセットか
ら引出し、ビデオヘッドが搭載されたシリンダに添接さ
せ、引出されたテープ途中を案内機構で案内するととも
に、ピンチローラ、キャプスタンを含むテープ駆動機構
をリール駆動機構と共動させてテープを走行させ、テー
プ走行状態の切換については、回転位置に応じて制御形
態を変化できる回転カムを含むモード設定手段により再
生、記録、高速送り等のモード切換え機構が駆動される
磁気記録再生装置において、 前記モード設定手段が停止モードを設定した場合に
は、前記シリンダの回転駆動系、前記テープの案内機
構、リール駆動機構を再生または記録モードのときと同
じ状態に設定し、キャプスタンを所定期間正方向に回転
させてその後所定回転量逆転させることで前記テープの
テンションを緩めて待機状態に移行せしめる手段を備え
るものである。
(作用) 上記の手段により、テープ走行経路は再生または記録
状態と同じ状態に維持され、かつシリンダ機構にあって
も直ぐに記録または再生状態に移行できるようにヘッド
回転状態に設定することができる。そして、このように
設定したとしても、キャプスタン制御手段は、テープを
一旦正方向へ引出したあと逆方向へ押し戻すために、シ
リンダ側のテープは若干緩む形となるので、シリンダが
回転していてもヘッドの磨耗や目づまりを生じることは
ない。ここで記録あるいは再生モードに設定すれば、ピ
ンチローラとキャプスタンによるテープ走行を開始させ
ることと、電気的な回路形態(記録あるいは再生回路系
統)を制御するだけであり、モード移行を即座に得るこ
とができる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの発明の一実施例であり、第2図はVTRの
動作モードを設定するための構成をブロックで示してい
る。動作をわかりやすくするために、第2図の構成から
説明する。モード設定回路11において、記録、再生、早
送り、巻き戻し等の操作入力があるとその情報は制御回
路12に供給される。制御回路12は、各種の入力情報(位
置検出スイッチ出力等)を判断して、現在の動作モード
を把握しており、モード設定入力があるとその内容に応
じて次の制御形態を決定する。
例えば記録モードが設定されると、ビデオ信号処理回
路13が記録状態に設定され、シリンダ駆動回路14はオン
状態でありビデオヘッドを搭載したシリンダは、シリン
ダモータにより回転される。また、モードカム駆動回路
15は、モードカムを回転させて所定の回転位置へ制御す
る。するとカムにより駆動される機構部品(テープ走行
駆動系16)の位置が所定の位置へ移動され、記録のため
のテープ配置形態を形成する。記録時においては、キャ
プスタンモータにピンチローラが圧接されたり、テンシ
ョンアームがテープを張った状態に移動したり、リール
台に対して接触するブレーキパッドが軽い負荷を与えメ
インブレーキを解除したりする。さらに、キャプスタン
モータ駆動回路17は、キャプスタンモータをオンさせて
テープ走行状態を形成する。キャプスタンモータの回転
は、回転検出器18により検出されその回転検出パルス
は、制御回路12に帰還される。
通常の再生モードが設定された場合も、ほぼ同様な制
御形態となるが、この場合は、ビデオ信号処理回路13は
再生状態に切換えられる。再生モードとしては、コマ送
り再生、スチル再生等の特殊再生モードがあるが、この
場合は操作モードに応じて、キャプスタンモータ駆動回
路17が制御され、テープ送り形態が間欠送りや停止状態
に設定される。
ここで、この実施例においては、第1図に示すよう
に、停止モードが設定された場合、次のように制御形態
となる。
モード設定入力があったことの判断がなされると(ス
テップS1、S2)、その入力情報が停止モードを設定して
いるか否か判定される(ステップS3)。停止モードが指
定された場合、まずビデオ信号処理回路がオフされる
(ステップS4)。次に、モードカム駆動回路15が制御さ
れモードカムが回転され、記録または再生状態と同様な
回転位置に設定される。よって、テープ走行駆動系16は
テープを走行可能な状態になる。また、シリンダ駆動回
路14も記録または再生と同様な制御状態になされるため
に、シリンダモータは一定の速度で回転する。つまりビ
デオヘッドは回転状態を保つ。なお、再生または記録状
態から停止モードが設定された場合は、その状態を制御
回路12は把握しているので、ビデオ信号処理回路13をオ
フするだけである。
次に、キャプスタンモータが所定期間正転され、テー
プが引っ張られる。これにより若干テープが送りだされ
たことになる(ステップS6)。さらにキャプスタンモー
タは一定量逆転される(ステップS7)。これにより、シ
リンダ周囲を経由してキャプスタンから引っ張られてい
たテープは、シリンダ周囲で緩むことになる。この緩み
はテンションが零となる程度に、キャプスタンの回転量
が予め設定される。即ち、テンションが零になった位置
でキャプスタンの逆回転が停止するように設定されるも
ので、その逆回転量は、キャプスタン回転検出器18の出
力パルスを制御回路12で計数することで管理される。
このような磁気記録再生装置の場合、停止モードから
再生あるいは記録モードに移る場合、モードカムの回転
制御の時間は必要ない。ビデオ信号処理回路11をオンし
て電気的に再生あるいは記録形態を得るだけである。よ
って、従来のものに比べて停止モードから即座に記録あ
るいは再生モードに移行することができ、重要な番組の
開始時の記録ミスを防止できる。また、編集等を行う場
合、再生信号を即座に得られるので繋ぎ目にブランクを
生じることがない。
第3図は、VTRにおけるテープローディング後の機構
的な配置と、テープ走行経路を示す図である。これらの
機構の各部については本件出願人が、特願昭63−333589
号、特願昭63−333614号等により明らかにしている。第
3図は、テープローディングが完了して、記録あるいは
再生モードになった状態を簡略化して示している。
テープ22の引き出しは、シャーシに形成された案内溝
51、52を案内スライダ53、54がスライドすることにより
実行される。案内溝51、52は、カセット装着部からシリ
ンダ33の側部まで延在して形成されている。従って、案
内スライダ53、54がシリンダ33の側部まで移動したとき
には、テープ22は、シリンダ33の回転周囲に添接された
状態となる。
20はサプライリール、21はテイクアップリールであ
る。テープ22は、サプライリール20から引き出されて所
定のテープ走行経路を通り、テイクアップリール21側に
巻き取られる。テープ22はその走行経路の途中で、負荷
ローラ31、消去ヘッド32、シリンダ33、音声ヘッド34、
キャプスタン35、ピンチローラ36、案内ポール37等の走
行経路を通っている。案内ポール37は、レバー38の先端
に取り付けられており、モードカム40によりその回動位
置が制御される。これにより、図示しないテープカセッ
ト内の案内ポールの機械的取付け誤差に起因する軸方向
の巻取位置ずれを防止することができる。ピンチローラ
35は、キャプスタンモータ41によりテープを介して回転
される。ピンチローラ36も図示しないレバーに支持され
ており、このレバーがモードカム40に関連されておりカ
ムの回転位置に応じて、キャプスンタン35に圧接された
り、離間されたりする。図は、キャプスタン35にピンチ
ローラ36が圧接された状態を示している。従って、キャ
プスタンモータ41が回転すれば、テープ走行状態とな
る。記録モードにおいては矢印A方向へテープが走行さ
れる。このときは、テイクアップリール21もテープを巻
き取るように回転駆動される。
上記の機構を見ながら、この発明の特徴的な動作を説
明すると次の通りである。即ち、停止モードが設定され
ると再生あるいは記録モードと同じ状態に機構が設定さ
れる。そしてこのときは、キャプスタン35が正方向へ所
定期間回転され、次に一定量逆転される。このために、
テープ22は停止モードが設定されると、若干矢印A方向
へ送出され、次に逆方向(矢印B方向)へ戻される。こ
の結果、テープの途中に存在するシリンダ33に対して、
テープ22は緩められた格好(テンション零)となる。よ
って、記録、あるいは再生モードと同様にシリンダが回
転し続けても、テープに対してビデオヘッドが強く当接
して磨耗を生じたり、目づまりを生じたりすることはな
い。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明は、停止モードから記録
や再生モードへ移行する時間を大幅に短縮することがで
き、かつ停止モードのときにビデオヘッドの障害やテー
プの傷つきが生じることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例における動作手順を示す
図、第2図はこの発明の一実施例における機能ブロック
を示す図、第3図はこの発明の一実施例における機構部
を簡略化して示す図である。 11……モード設定入力回路、12……制御回路、13……ビ
デオ信号処理回路、14……シリンダモータ駆動回路、15
……モードカム駆動回路、16……テープ走行駆動系、17
……キャプスタンモータ駆動回路、18……回転検出器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方のリールから他方のリールに送出さ
    れ、他方のリールに巻き取られるテープを、カセットか
    ら引出し、ビデオヘッドが搭載されたシリンダに添接さ
    せ、引出されたテープ途中を案内機構で案内するととも
    に、ピンチローラ、キャプスタンを含むテープ駆動機構
    をリール駆動機構と共動させてテープを走行させ、テー
    プ走行状態の切換については、回転位置に応じて制御形
    態を変化できる回転カムを含むモード設定手段により再
    生、記録、高速送り等のモード切換え機構が駆動される
    磁気記録再生装置において、 前記モード設定手段が停止モードを設定した場合には、
    前記シリンダの回転駆動系、前記テープの案内機構、リ
    ール駆動機構を再生または記録モードのときと同じ状態
    に設定し、キャプスタンを所定期間正方向に回転させて
    その後所定回転量逆転させることで前記テープのテンシ
    ョンを緩めて待機状態に移行せしめる手段を具備したこ
    とを特徴とする磁気記録再生装置。
JP25494589A 1989-09-29 1989-09-29 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JP2955303B2 (ja)

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