JPH03268255A

JPH03268255A - 磁気記録再生装置

Info

Publication number: JPH03268255A
Application number: JP2066691A
Authority: JP
Inventors: Toshiaki Tanaka; 利明田中
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-03-16
Filing date: 1990-03-16
Publication date: 1991-11-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業の利用分野）この発明は、例えばビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）等
の磁気記録再生装置に関する。

（従来の技術）一般に、ＶＴＲにおいては、第３図に示すように供給及
び巻取リール１，２に装着されたテープカセット（図の
都合上、図示せず）の磁気テープＴをテープローディン
グ機構３を介してテープ駆動機構部４のシリンダ４ａの
周囲に装架し、この装架状態で、テープローディイング
機構を構成するテンションレバー５を用いて所定のテン
ションを与えながらテープ記録再生が行われる。このテ
ンションレバー５は、その中間部が回動自在に支持され
、その一端部にはテンションポスト５ａが磁気テープＴ
に対応して設けられる。そして、テンションレバー５の
他端部には供給リール１のディスク歯車１ａに係着され
るばね部材５ｂの一端部が係着される。このテンション
レバー５は、その中間部に動作モード切換機構６に連動
される制御スライダー６ａの一端部が係合される。この
制御スライダー６ａは矢印Ａ、Ｂ方向に移動自在に設け
られており、第３図（ａ）に示す記録再生モードにおい
て、矢印Ａ方向に移動されてテンションレバー５をばね
部材５ｂのばね力に抗して図中反時計方向に回動させて
、テンションポスト５ａを磁気テープＴに当接させる。

これにより、テンションレバー５は、そのばね部材５ｂ
の伸長に伴うばね力の作用により磁気テープＴに対して
所定のテンションを与える。そして、第３図（ｂ）に示
すように動作モードが記録再生モードから逆再生、早送
り、あるいは巻戻しモードに切換えられると、制御スラ
イダー６ａは、その切換動作に連動して、矢印Ｂ方向に
移動される。これにより、テンションレバー５は、その
ばね部材５ｂのばね力に抗して図中時計方向に回動され
て、テンションポスト５ａが磁気テープＴから離間され
、磁気テープＴに対してテンションを付与することなく
、逆再生、早送り、あるいは巻戻しテープ走行を許容す
る。

ところが、上記ＶＴＲでは、記録再生モードから動作モ
ードの逆再生、早送り、あるいは巻戻しモードへの切換
時、テンションレバー５が図中時計方向に回動されて、
そのテンションポスト５ａが磁気テープＴから離間され
ると、該磁気テープＴにテンション分だけテープたるみ
が発生するという問題を有する。このテープたるみは、
以後の正確な記録再生に支障を来して、高精度なテープ
制御を困難とする。

そこで、従来、このようなテープたるみを取除く手段と
して、専用の巻取りモータを備えたテープたるみ巻取り
機構を設けて、動作モード切換時に作動してテープたる
みを巻取ったり、あるいは動作モード切換時のテンショ
ンレバー５の反転に連動してリール駆動機構７を駆動制
御してテープたるみを巻取る方法が採られていた。

しかしながら、上記手段では、専用の巻取りモータを備
えたり、動作モード切換の度にリール駆動機構７を駆動
制御しなければならないことにより、構成が複雑となっ
たり、あるいは、その取扱い制御が非常に面倒となると
いう問題を有していた。

（発明が解決しようとする課題）以上述べたように、従来の磁気記録再生装置では、テン
ションレバーの作動制御に伴うテープたるみを取除くよ
うに構成すると、構成が複雑となったり、あるいは、そ
の取扱い制御が面倒となるという問題を有していた。

この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、構成簡
易にして、テンションレバーの作動制御にともなうテー
プたるみを確実に防止し得るようにした磁気記録再生装
置を提供することを目的とする。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）この発明は、磁気テープの巻装されたテープカセットが
装着される供給及び巻取リールと、この供給及び巻取リ
ールに装着されたテープカセットの磁気テープをテープ
駆動機構部に装架するテーブローディイング機構と、前
記テープ駆動機構部に装架された磁気テープに対してテ
ンションを与えるテンションレバーと、このテンション
レバーを動作モードに応じて前記磁気テープに対してテ
ンションを与えるのを許容する第１の位置及び前記磁気
テープから離間される第２の位置に移動制御される制御
部材と、この制御部材に係合され、該制御部材の前記第
１の位置から第２の位置への移動に連動して前記供給リ
ールを反転駆動して磁気テープを巻取るテープ巻取機構
とを備えて磁気記録再生装置を構成したものである。

（作用）上記構成によれば、制御部材は動作モード切換時、テン
ションレバーを第１の位置から第２の位置に移動制御す
るとともに、供給リールを反転駆動することにより、テ
ンションレバーの移動にともなうテープたるみが供給リ
ールに巻取られる。

従って、テンションレバーの作動制御にともなうテープ
たるみがなくなり、以後の高精度なテープ制御が実現さ
れる。

（実施例）以下、この発明の実施例について、図面を参照して詳細
に説明する。

第１図はこの発明の一実施例に係る磁気記録再生装置の
要部を取出して示すもので、その他の構成は前記第３図
と略同様に構成されることで、ここでは、同一符号を付
して、その説明について、省略する。

すなわち、前記制御スライダー６ａの側部には駆動用の
歯車部１０が供給リール１のディスク歯車１ａに対応し
て形成され、この歯車部１０には駆動歯車１１が歯合さ
れる。この駆動歯車１１は第２図に示すように、シャー
シ１２に形成された案内孔１３に回転軸１１ａが挿通さ
れ、予圧スプリング１４ａ及びフェルト１４ｂで挟装し
た摩擦機構１４を介して矢印Ａ、Ｂ方向に移動自在に取
付けられる。この駆動歯車１１は摩擦機構１４により一
定の摩擦力をもって案内孔１３に移動自在に収容されて
いる。

上記構成において、制御スライダー６ａは動作モード切
換機構６により、第１図（ａ）に示すように矢印入方向
に移動されると、その移動に連動して、歯車部１０に歯
合される駆動歯車１１を摩擦機構１４の摩擦力により案
内孔１３に沿って該案内孔１３の一端部に当接するまで
移動させ、その供給リール１のディスク歯車１ａより離
脱される。そして、動作モード切換機構６が作動されて
、動作モードが記録再生モードから動作モードの逆再生
、早送り、あるいは巻戻しモードに切換えられると、制
御スライダー６ａは、第１図（ｂ）に示すように反転さ
れて矢印Ｂ方向に移動される。

この際、制御スライダー６ａは、その歯車部１０に歯合
される駆動歯車１１を摩擦機構１４の摩擦力を利用して
、同方向の案内孔１３の他端部まで移動させて、供給リ
ール１のディスク歯車１ａに歯合させ、以後の矢印Ｂ方
向の移動にともなって、その歯車部１０で駆動歯車１１
を回転駆動して、供給リール１のディスク歯車１ａを反
転させ、テンションレバー５の反転にともなう磁気テー
プＴのテープたるみを該供給リール１に巻取る。

このように、上記磁気記録再生装置は、動作モード切換
機構６に連動してテンションレバー５を作動制御する制
御スライダー６ａにより、テンションレバー５の反転駆
動に連動して供給リール１を反転駆動し、磁気テープＴ
を該供給リール１に巻取るように構成した。これによれ
ば、記録再生モードからテンションレバー５を磁気テー
プＴより離間させる早送りモード等への動作モード切換
時において、テンションレバー５を作動制御する制御ス
ライダー６ａに連動して、自動的にテンションレバー５
による磁気テープＴのテープたるみの巻取りが行われる
ことにより、従来のように特別にテンションレバー５に
よるテープたるみを取り除く機構等の手段を備えること
なく、高精度な。

テープ制御が実現されるため、その構成の簡略化と共に
、取扱い制御の簡便化が確保される。

なお、上記実施例ではテンションレバー５を作動制御す
る制御スライダー６ａにより直接的に供給リール１を反
転駆動するように構成したが、これに限ることなく、例
えば動作モード切換機構６に連動して制御スライダー６
ａを作動するリンク機構を含む制御部材を用いて、テン
ションレバー５の作動制御に連動して供給リール１を反
転駆動するように構成することも可能である。

よって、この発明は上記実施例に限ることなく、その他
、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施
し得ることは勿論のことである。

［発明の効果コ以上詳述したように、この発明によれば、構成簡易にし
て、テンションレバーの作動制御にともなうテープたる
みを確実に防止し得るようにした磁気記録再生装置を提
供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係る磁気記録再生装置の
要部を示した構成図、第２図は第１図の駆動歯車の取付
状態を示した断面図、第３図は従来の磁気記録再生装置
を示した構成図である。１．２・・・供給及び巻取リール、ｌａ、２ａ・・・デ
ィスク歯車、３・・・テープローディング機構、４・・
・テープ駆動機構部、４ａ・・・シリンダ、５・・・テ
ンシ０コンレバー　５８・・・テンションポスト、５ｂ・・・
ばね部材、６・・・動作モード切換機構、６ａ・・・制
御スライダー　７・・・リール駆動機構、１０・・・歯
車部、１１・・・駆動歯車、１１　ａ・・・回転軸、１
２・・・シャーシ、１３・・・案内孔、１４ａ・・・予
圧スプリング、１４ｂ・・・フェルト、１４・・・摩擦
機構。

Claims

【特許請求の範囲】磁気テープの巻装されたテープカセットが装着される供
給及び巻取リールと、この供給及び巻取リールに装着されたテープカセットの
磁気テープをテープ駆動機構部に装架するテープローデ
ィイング機構と、前記テープ駆動機構部に装架された磁気テープに対して
テンションを与えるテンションレバーと、このテンショ
ンレバーを動作モードに応じて前記磁気テープに対して
テンションを与えるのを許容する第１の位置及び前記磁
気テープから離間される第２の位置に移動制御される制
御部材と、この制御部材に係合され、該制御部材の前記
第１の位置から第２の位置への移動に連動して前記供給
リールを反転駆動して磁気テープを巻取るテープ巻取機
構とを具備したことを特徴とする磁気記録再生装置。