JPH0697524B2 - 磁気記録再生装置のリ−ル台装置 - Google Patents
磁気記録再生装置のリ−ル台装置Info
- Publication number
- JPH0697524B2 JPH0697524B2 JP60196337A JP19633785A JPH0697524B2 JP H0697524 B2 JPH0697524 B2 JP H0697524B2 JP 60196337 A JP60196337 A JP 60196337A JP 19633785 A JP19633785 A JP 19633785A JP H0697524 B2 JPH0697524 B2 JP H0697524B2
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- clutch
- magnetic tape
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は例えばビデオテープレコーダのごとき磁気記録
再生装置に用いるリール台装置、特に、リール台の駆動
にキャプスタンモーターの回転力を利用するように構成
された磁気記録再生装置のリール台装置に関するもので
ある。
再生装置に用いるリール台装置、特に、リール台の駆動
にキャプスタンモーターの回転力を利用するように構成
された磁気記録再生装置のリール台装置に関するもので
ある。
従来の技術 従来の磁気記録再生装置について第７図〜第９図を用い
て説明する。
て説明する。
周知のごとく、ビデオテープレコーダー等の磁気記録再
生装置は、磁気テープ１を巻装したリール２を内蔵した
カセット３から各内側テープガイドポスト４を介してカ
セット３内より引き出し、回転ヘッドドラム５の周面に
ヘリカル状に巻き付けるように構成されている。６は基
板19上に立設された外側テープガイドホスト、７はテン
ションレギュレータポストである。
生装置は、磁気テープ１を巻装したリール２を内蔵した
カセット３から各内側テープガイドポスト４を介してカ
セット３内より引き出し、回転ヘッドドラム５の周面に
ヘリカル状に巻き付けるように構成されている。６は基
板19上に立設された外側テープガイドホスト、７はテン
ションレギュレータポストである。
同装置が記録又は再生モードに切換えられると、ピンチ
ローラー８が所定の速度で反時計方向に回転するキャプ
スタンモーター９のキャプスタンシャフト10に圧着さ
れ、磁気テープ１を一定速度で走行させるように構成さ
れる。また、アイドラギャー11によって巻取リール台13
のクラッチギヤ14が駆動され、これにより軽いクラッチ
摩擦力で回転する巻取リール台13上のリール２はキャプ
スタンシャフト10およびピンチローラー８によって送り
出された磁気テープ１を巻取ってゆく。
ローラー８が所定の速度で反時計方向に回転するキャプ
スタンモーター９のキャプスタンシャフト10に圧着さ
れ、磁気テープ１を一定速度で走行させるように構成さ
れる。また、アイドラギャー11によって巻取リール台13
のクラッチギヤ14が駆動され、これにより軽いクラッチ
摩擦力で回転する巻取リール台13上のリール２はキャプ
スタンシャフト10およびピンチローラー８によって送り
出された磁気テープ１を巻取ってゆく。
次に、同装置が逆再生モードに切換えられると、キャプ
スタンモーター９は反転し、磁気テープ１を逆方向に走
行させる。このときアイドラギヤ11は供給リール台15の
クラッチギヤ16に噛み合い、クラッチバネ17によって加
圧されている摩擦フェルト18によって生ずるクラッチ力
を供給リール台15に伝え磁気テープ１を供給リール台15
上のリール２に巻き取ってゆく。
スタンモーター９は反転し、磁気テープ１を逆方向に走
行させる。このときアイドラギヤ11は供給リール台15の
クラッチギヤ16に噛み合い、クラッチバネ17によって加
圧されている摩擦フェルト18によって生ずるクラッチ力
を供給リール台15に伝え磁気テープ１を供給リール台15
上のリール２に巻き取ってゆく。
次に、回転ヘッドドラム５に巻付いた磁気テープ１をカ
セット３内に収納する時、巻取リール台13は図示されて
いないブレーキによって固定されており、キャプスタン
モーターが、時計方向に回転し、逆再生モードと同様、
摩擦フェルト18によって生ずるクラッチ力で供給リール
台15上のリール２に磁気テープ１を巻取らせることによ
り、各内側テープガイドポスト４が所定の径路によって
カセット３の開口部内に移動する時、内側ガイドポスト
４から磁気テープ１がたるまないようにしてある。
セット３内に収納する時、巻取リール台13は図示されて
いないブレーキによって固定されており、キャプスタン
モーターが、時計方向に回転し、逆再生モードと同様、
摩擦フェルト18によって生ずるクラッチ力で供給リール
台15上のリール２に磁気テープ１を巻取らせることによ
り、各内側テープガイドポスト４が所定の径路によって
カセット３の開口部内に移動する時、内側ガイドポスト
４から磁気テープ１がたるまないようにしてある。
また、FF/REWモードでは、アイドラギヤ11は外部駆動に
より上方に水平移動し（第８図）、巻取リール台13およ
び供給リール台15にそれぞれ形成されている歯車の噛み
合い、キャプスタンモーター９の駆動力を直接リール２
に伝達するように構成されている。なお、第９図中、20
は基板19上に立設したリール軸、21はリール２と噛み合
うリールフック、22はリールフックバネ23によってリー
ルフック21が押し当てられるリールキャップである。
より上方に水平移動し（第８図）、巻取リール台13およ
び供給リール台15にそれぞれ形成されている歯車の噛み
合い、キャプスタンモーター９の駆動力を直接リール２
に伝達するように構成されている。なお、第９図中、20
は基板19上に立設したリール軸、21はリール２と噛み合
うリールフック、22はリールフックバネ23によってリー
ルフック21が押し当てられるリールキャップである。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来の構成では逆再生時に回転ヘッ
ドドラム５を出た磁気テープ１に所望のテープテンショ
ンを与えるため、供給リール台15のクラッチ力は第７図
に表わすテープ走行系のように、回転ヘッドドラム５に
磁気テープ１が至るまでに数多くのテープガイドポスト
4,6が存在するような場合、これらテープガイドポスト
によるテープ走行負荷のため、ある値以上に設定する必
要がある。また、磁気テープ１をカセット３内に収納す
る際の巻取のクラッチ力はできる限り軽くすると共に、
テープたるみを発生しないように巻き取らなければなら
ない。もし、磁気テープ収納を逆再生に適したクラッチ
力で巻き取りながら行なうと、テープダメージを磁気テ
ープ１に与えてしまうという問題があった。
ドドラム５を出た磁気テープ１に所望のテープテンショ
ンを与えるため、供給リール台15のクラッチ力は第７図
に表わすテープ走行系のように、回転ヘッドドラム５に
磁気テープ１が至るまでに数多くのテープガイドポスト
4,6が存在するような場合、これらテープガイドポスト
によるテープ走行負荷のため、ある値以上に設定する必
要がある。また、磁気テープ１をカセット３内に収納す
る際の巻取のクラッチ力はできる限り軽くすると共に、
テープたるみを発生しないように巻き取らなければなら
ない。もし、磁気テープ収納を逆再生に適したクラッチ
力で巻き取りながら行なうと、テープダメージを磁気テ
ープ１に与えてしまうという問題があった。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明は、基板上に立設
したリール軸を中心に回転自在で、かつ磁気テープのカ
セットにおける一方のリールに係合可能なリール台と、
このリール台にリール台駆動手段からの回転駆動力を伝
達すべく供給リール台に取付けた第１の摩擦クラッチ手
段と、クラッチドラムを含むと共に、第１の摩擦クラッ
チ手段と同じ付勢力で加圧されるべくリール台に取付け
た第２の摩擦クラッチ手段と、逆再生モードでは第２の
摩擦クラッチ手段のクラッチドラムから離間し、カセッ
トから磁気テープを引き出すローディングモードおよび
引き出された磁気テープをカセット内に収納するアンロ
ーディングモードにおいて第２の摩擦クラッチドラムに
押圧接触するブレーキ手段とを備え、このブレーキ手段
のクラッチドラムに対する接触圧がローディングモード
におけるよりもアンローディングモードにおける方が大
きくなるようにブレーキ手段を構成した磁気記録再生装
置のリール台装置を提供する。
したリール軸を中心に回転自在で、かつ磁気テープのカ
セットにおける一方のリールに係合可能なリール台と、
このリール台にリール台駆動手段からの回転駆動力を伝
達すべく供給リール台に取付けた第１の摩擦クラッチ手
段と、クラッチドラムを含むと共に、第１の摩擦クラッ
チ手段と同じ付勢力で加圧されるべくリール台に取付け
た第２の摩擦クラッチ手段と、逆再生モードでは第２の
摩擦クラッチ手段のクラッチドラムから離間し、カセッ
トから磁気テープを引き出すローディングモードおよび
引き出された磁気テープをカセット内に収納するアンロ
ーディングモードにおいて第２の摩擦クラッチドラムに
押圧接触するブレーキ手段とを備え、このブレーキ手段
のクラッチドラムに対する接触圧がローディングモード
におけるよりもアンローディングモードにおける方が大
きくなるようにブレーキ手段を構成した磁気記録再生装
置のリール台装置を提供する。
作用 上記構成によれば、逆再生モードでは、第２の摩擦クラ
ッチ手段のクラッチドラムからブレーキ手段が離間して
いるので、リール台駆動手段からの回転駆動力が第１の
摩擦クラッチを介してブレーキ手段による何らの制動力
を受けずに供給リール台に伝達され、大きな巻取力を得
ることができる。また、アンローディングモードでは、
クラッチドラムに対しブレーキ手段の最大の押圧力で接
しているので、第２の摩擦クラッチを介して伝達される
大きな制動力をリール台駆動装置の回転駆動力から差し
引いた残りのトルクのみが第１の摩擦クラッチを介して
リール台に伝達され、比較的軽い巻取力を得ることがで
きる。さらに、ローディングモードにおいては、ブレー
キ手段による制動力が小さくなるので、逆再生モードと
アンローディングモードとの中間の回転駆動力がリール
台に伝達される。すなわち、それぞれのモードに最適な
リール台回転駆動力が純メカニズム的に得られることに
なる。
ッチ手段のクラッチドラムからブレーキ手段が離間して
いるので、リール台駆動手段からの回転駆動力が第１の
摩擦クラッチを介してブレーキ手段による何らの制動力
を受けずに供給リール台に伝達され、大きな巻取力を得
ることができる。また、アンローディングモードでは、
クラッチドラムに対しブレーキ手段の最大の押圧力で接
しているので、第２の摩擦クラッチを介して伝達される
大きな制動力をリール台駆動装置の回転駆動力から差し
引いた残りのトルクのみが第１の摩擦クラッチを介して
リール台に伝達され、比較的軽い巻取力を得ることがで
きる。さらに、ローディングモードにおいては、ブレー
キ手段による制動力が小さくなるので、逆再生モードと
アンローディングモードとの中間の回転駆動力がリール
台に伝達される。すなわち、それぞれのモードに最適な
リール台回転駆動力が純メカニズム的に得られることに
なる。
実施例 以下、本発明の一実施例を第１図ないし第６図に基づき
説明する。なお、本実施例においてもテープパスは第７
図のものと同様であり、また、本実施例の構成部材のう
ち第７図〜第９図と同一のものについては同一の参照番
号を付し、その説明を省略する。
説明する。なお、本実施例においてもテープパスは第７
図のものと同様であり、また、本実施例の構成部材のう
ち第７図〜第９図と同一のものについては同一の参照番
号を付し、その説明を省略する。
第１図は本発明の要部である供給リール台装置を縦断面
にて示す。同図において、クラッチギヤ24は、摩擦係数
の小さい金属ワッシャ25を介してクラッチバネ17により
上方に付勢され、第１の摩擦フェルト18とともに第１の
摩擦クラッチ手段を形成している。また、クラッチドラ
ム26はクラッチバネ17によって第２の摩擦フェルト27に
押圧され、第２の摩擦クラッチ手段を形成している。な
お、28はブレーキパッド31を介してクラッチドラム26に
制動力を与えるブレーキアームで、基板19上に立設され
たブレーキ回動軸29を支点として枢動自在であり、30は
ブレーキスプリングである（第２図も参照）。
にて示す。同図において、クラッチギヤ24は、摩擦係数
の小さい金属ワッシャ25を介してクラッチバネ17により
上方に付勢され、第１の摩擦フェルト18とともに第１の
摩擦クラッチ手段を形成している。また、クラッチドラ
ム26はクラッチバネ17によって第２の摩擦フェルト27に
押圧され、第２の摩擦クラッチ手段を形成している。な
お、28はブレーキパッド31を介してクラッチドラム26に
制動力を与えるブレーキアームで、基板19上に立設され
たブレーキ回動軸29を支点として枢動自在であり、30は
ブレーキスプリングである（第２図も参照）。
第３図は巻取リール台13（第７図および第８図）又は供
給リール台15を駆動するリール台駆動装置を示す。同図
において、32はキャプスタンモーター９の回転力を伝達
する伝達ベルトで、キャプスタンシャフト11と同軸に形
成されたキャプスタンプーリー33および中継ギヤ35と同
軸に形成された中継プーリー34を連結している。中継ギ
ヤ35は別の中継ギヤ36と咬合しており、この中継ギヤ36
と同軸のセンターギヤ12はアイドラアーム37上に支持さ
れたアイドラギヤ11を回転させる。アイドラアーム37
は、センタークラッチスプリング39、センタークラッチ
38を介して回転方向に応じて選択的にアイドラアーム37
が回動し、巻取リール台13又は供給リール台15を駆動す
るように構成されている。また、FF/REW時は図外の駆動
装置により従来例（第８図）と同じくアイドラアーム37
が上に移動する。
給リール台15を駆動するリール台駆動装置を示す。同図
において、32はキャプスタンモーター９の回転力を伝達
する伝達ベルトで、キャプスタンシャフト11と同軸に形
成されたキャプスタンプーリー33および中継ギヤ35と同
軸に形成された中継プーリー34を連結している。中継ギ
ヤ35は別の中継ギヤ36と咬合しており、この中継ギヤ36
と同軸のセンターギヤ12はアイドラアーム37上に支持さ
れたアイドラギヤ11を回転させる。アイドラアーム37
は、センタークラッチスプリング39、センタークラッチ
38を介して回転方向に応じて選択的にアイドラアーム37
が回動し、巻取リール台13又は供給リール台15を駆動す
るように構成されている。また、FF/REW時は図外の駆動
装置により従来例（第８図）と同じくアイドラアーム37
が上に移動する。
次に、同装置の動作について説明する。同装置が逆再生
モードに切換えられると、キャプスタンモーター９は反
転し、磁気テープ１（第７図および第８図）を逆方向に
走行させる。このときアイドラギヤ11は第１図に示すグ
ラッチギヤ24に噛合し、第１の摩擦クラッチ手段を構成
する摩擦フェルト18によって生じるクラッチ力T1を供給
リール台15に伝え逆再生に最適なテープテンションを磁
気テープ１に与える。この時ブレーキアーム28は図外の
解除手段によりクラッチドラム26に作用していない。
モードに切換えられると、キャプスタンモーター９は反
転し、磁気テープ１（第７図および第８図）を逆方向に
走行させる。このときアイドラギヤ11は第１図に示すグ
ラッチギヤ24に噛合し、第１の摩擦クラッチ手段を構成
する摩擦フェルト18によって生じるクラッチ力T1を供給
リール台15に伝え逆再生に最適なテープテンションを磁
気テープ１に与える。この時ブレーキアーム28は図外の
解除手段によりクラッチドラム26に作用していない。
第４図に示すように、摩擦フェルト18の外径をR1、内径
をR2とすると、クラッチ力T1は、 で表わされる。ここで、μは摩擦フェルト18とクラッチ
ギヤ24との間で摩擦係数、Ｐはクラッチバネ17の荷重で
ある。
をR2とすると、クラッチ力T1は、 で表わされる。ここで、μは摩擦フェルト18とクラッチ
ギヤ24との間で摩擦係数、Ｐはクラッチバネ17の荷重で
ある。
次に、磁気テープ１をカセット３内より引き出し回転ヘ
ッドドラム５の周面に巻き付けた状態（第７図）より磁
気テープ１をカセット３内に収納するアンローディング
動作を行なう際、ブレーキアーム28に作用する図外の解
除手段が解かれブレーキパッド31がクラッチドラム26に
作用する。このブレーキアーム28は、第２図に示すよう
に、磁気テープ１を供給リール台15上のリール２に巻き
取る方法（反時計方向）に回転する場合には、喰い込む
ように構成されている。そのブレーキ力T3は、第６図に
示すように、クラッチドラム26のドラム径をR5,ブレー
キアーム28のブレーキ回動軸29からクラッチドラム26の
ブレーキ接点における接線及び法線への距離をそれぞれ
l1,l2とすると、 で表わされる。ここで、ｆはブレーキスプリング30によ
ってブレーキパッド31がクラッチドラム26に押し付けら
れる圧着力であり、μ′はブレーキパッド31とクラッチ
ドラム26との摩擦係数である。
ッドドラム５の周面に巻き付けた状態（第７図）より磁
気テープ１をカセット３内に収納するアンローディング
動作を行なう際、ブレーキアーム28に作用する図外の解
除手段が解かれブレーキパッド31がクラッチドラム26に
作用する。このブレーキアーム28は、第２図に示すよう
に、磁気テープ１を供給リール台15上のリール２に巻き
取る方法（反時計方向）に回転する場合には、喰い込む
ように構成されている。そのブレーキ力T3は、第６図に
示すように、クラッチドラム26のドラム径をR5,ブレー
キアーム28のブレーキ回動軸29からクラッチドラム26の
ブレーキ接点における接線及び法線への距離をそれぞれ
l1,l2とすると、 で表わされる。ここで、ｆはブレーキスプリング30によ
ってブレーキパッド31がクラッチドラム26に押し付けら
れる圧着力であり、μ′はブレーキパッド31とクラッチ
ドラム26との摩擦係数である。
上記式の の項を０以下に設計することにより、T3＝∞にすること
ができ、クラッチドラム26を固定することができる。
ができ、クラッチドラム26を固定することができる。
以上のようにクラッチドラム26がアンローディング時に
固定されることにより、第２の摩擦クラッチ手段を構成
する第２の摩擦フェルト27とクラッチドラム26によるク
ラッチ力T2が供給リール台15に作用する。このクラッチ
力T2はT1同様 と表わされる。なお、第５図に示すように、R3は第２の
摩擦フェルト27の外径、R4は同フェルト27の内径であ
る。
固定されることにより、第２の摩擦クラッチ手段を構成
する第２の摩擦フェルト27とクラッチドラム26によるク
ラッチ力T2が供給リール台15に作用する。このクラッチ
力T2はT1同様 と表わされる。なお、第５図に示すように、R3は第２の
摩擦フェルト27の外径、R4は同フェルト27の内径であ
る。
したがって、アンローディング動作中、供給リール台15
上のリール２が磁気テープ１を巻き取り、カセット３内
に収納する際のトルクは、，式より となる。それぞれのクラッチ力T1とT2はともに同一の圧
着力Ｐ（クラッチバネ17による）で発生しているためT1
とT2のクラッチ力の差はR1,R2とR3,R4によって決まる。
ゆえに、T1＜T2となることは現実には起こりにくく、所
定の巻取トルク（T1−T2）を精度よく実現するとができ
る。
上のリール２が磁気テープ１を巻き取り、カセット３内
に収納する際のトルクは、，式より となる。それぞれのクラッチ力T1とT2はともに同一の圧
着力Ｐ（クラッチバネ17による）で発生しているためT1
とT2のクラッチ力の差はR1,R2とR3,R4によって決まる。
ゆえに、T1＜T2となることは現実には起こりにくく、所
定の巻取トルク（T1−T2）を精度よく実現するとができ
る。
次に、カセット３内より磁気テープ１を引き出すローデ
ィング時には、ブレーキアーム28はアンローディング時
と同様にクラッチドラム26に制動を与えているが、この
際のブレーキトルクT4がブレーキパッド31の逃げ方向に
作用するため、大きなトルクが発生しない。T4は と表わされる。
ィング時には、ブレーキアーム28はアンローディング時
と同様にクラッチドラム26に制動を与えているが、この
際のブレーキトルクT4がブレーキパッド31の逃げ方向に
作用するため、大きなトルクが発生しない。T4は と表わされる。
なお、図示の実施例では、巻取リール台13をロックした
状態で供給リール台15側でカセットからの磁気テープ１
の引き出し（ローディングモード）およびカセット３へ
の磁気テープ１の収納（アンローディングモード）を行
なうようにしたので、供給リール台15側に２重の摩擦ク
ラッチ手段18,24,26,27とブレーキ手段28〜31を設けた
が、磁気テープ１の引き出し、収納を巻取リール台13側
で行なう場合には、このような機構を巻取リール台13側
に設けるものである。また、逆再生モード，ローディン
グモード，アンローディングモード等のモード変更に応
じ制動力（無制動も含む）を切換えることができるもの
であれば、図示のブレーキ手段28〜31に代えて別のブレ
ーキ手段を使用することも可能であることはいうまでも
ない。
状態で供給リール台15側でカセットからの磁気テープ１
の引き出し（ローディングモード）およびカセット３へ
の磁気テープ１の収納（アンローディングモード）を行
なうようにしたので、供給リール台15側に２重の摩擦ク
ラッチ手段18,24,26,27とブレーキ手段28〜31を設けた
が、磁気テープ１の引き出し、収納を巻取リール台13側
で行なう場合には、このような機構を巻取リール台13側
に設けるものである。また、逆再生モード，ローディン
グモード，アンローディングモード等のモード変更に応
じ制動力（無制動も含む）を切換えることができるもの
であれば、図示のブレーキ手段28〜31に代えて別のブレ
ーキ手段を使用することも可能であることはいうまでも
ない。
発明の効果 以上述べたごとく、本発明による磁気記録再生装置のリ
ール台装置では、２重の摩擦クラッチ手段とブレーキ手
段とを組合せることによって、各モードに最適なリール
台回転駆動力を得られるという優れた効果がある。
ール台装置では、２重の摩擦クラッチ手段とブレーキ手
段とを組合せることによって、各モードに最適なリール
台回転駆動力を得られるという優れた効果がある。
第１図は本発明の一実施例に係るリール台装置を示す縦
断面図、第２図は同リール台装置におけるブレーキ主段
を示す平面図、第３図は同リール台装置のための駆動機
構を示す縦断面図、第４図は同リール台装置の第１の摩
擦クラッチにおける摩擦フェルトを示す平面図、第５図
は同リール台装置の第２の摩擦クラッチにおける摩擦フ
ェルトを示す平面図、第６図は同リール台装置における
ブレーキ力を計算するための寸法関係を示すブレーキ手
段の平面図、第７図は本発明が適用されるべき従来の磁
気記録再生装置を示す概略平面図、第８図は従来のリー
ル台装置を示す概略正面図、第９図は同リール台装置
（一方のみ）の縦断面図である。 １……磁気テープ、２……リール、３……カセット、９
……キャプスタンモーター、11……アイドラギヤ、12…
…センターギヤ、13……巻取リール台、15……供給リー
ル台、17……クラッチバネ、18,27……摩擦フェルト、1
9……基板、20……リール軸、24……クラッチギヤ、26
……クラッチドラム、28……ブレーキアーム、29……ブ
レーキ回動軸、30……ブレーキスプリング、31……ブレ
ーキパッド、32……伝達ベルト、33……キャプスタンプ
ーリー、34……中継プーリー、35,36……中継ギヤ、37
……アイドラアーム、38……センタークラッチ
断面図、第２図は同リール台装置におけるブレーキ主段
を示す平面図、第３図は同リール台装置のための駆動機
構を示す縦断面図、第４図は同リール台装置の第１の摩
擦クラッチにおける摩擦フェルトを示す平面図、第５図
は同リール台装置の第２の摩擦クラッチにおける摩擦フ
ェルトを示す平面図、第６図は同リール台装置における
ブレーキ力を計算するための寸法関係を示すブレーキ手
段の平面図、第７図は本発明が適用されるべき従来の磁
気記録再生装置を示す概略平面図、第８図は従来のリー
ル台装置を示す概略正面図、第９図は同リール台装置
（一方のみ）の縦断面図である。 １……磁気テープ、２……リール、３……カセット、９
……キャプスタンモーター、11……アイドラギヤ、12…
…センターギヤ、13……巻取リール台、15……供給リー
ル台、17……クラッチバネ、18,27……摩擦フェルト、1
9……基板、20……リール軸、24……クラッチギヤ、26
……クラッチドラム、28……ブレーキアーム、29……ブ
レーキ回動軸、30……ブレーキスプリング、31……ブレ
ーキパッド、32……伝達ベルト、33……キャプスタンプ
ーリー、34……中継プーリー、35,36……中継ギヤ、37
……アイドラアーム、38……センタークラッチ
Claims (1)
- 【請求項１】基板上に立設したリール軸を中心に回転自
在で、かつ磁気テープのカセットにおける一方のリール
に係合可能なリール台と、このリール台にリール台駆動
手段からの回転駆動力を伝達すべく供給リール台に取付
けた第１の摩擦クラッチ手段と、クラッチドラムを含む
と共に、第１の摩擦クラッチ手段と同じ付勢力で加圧さ
れるべくリール台に取付けた第２の摩擦クラッチ手段
と、逆再生モードでは第２の摩擦クラッチ手段のクラッ
チドラムから離間し、カセットから磁気テープを引き出
すローディングモードおよび引き出された磁気テープを
カセット内に収納するアンローディングモードにおいて
第２の摩擦クラッチドラムに押圧接触するブレーキ手段
とを備え、このブレーキ手段のクラッチドラムに対する
接触圧がローディングモードにおけるよりもアンローデ
ィングモードにおける方が大きくなるようにブレーキ手
段を構成した磁気記録再生装置のリール台装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60196337A JPH0697524B2 (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | 磁気記録再生装置のリ−ル台装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60196337A JPH0697524B2 (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | 磁気記録再生装置のリ−ル台装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6257151A JPS6257151A (ja) | 1987-03-12 |
| JPH0697524B2 true JPH0697524B2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=16356150
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60196337A Expired - Lifetime JPH0697524B2 (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | 磁気記録再生装置のリ−ル台装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0697524B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2747376B2 (ja) * | 1991-03-12 | 1998-05-06 | シャープ株式会社 | リール台制動機構 |
-
1985
- 1985-09-05 JP JP60196337A patent/JPH0697524B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6257151A (ja) | 1987-03-12 |
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