JP2019044923A - スプリング要素を組み込んだギア機構 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、前述の各特許文献1〜4に開示されたギア機構としては、何れの構成においても、本願の従来構成である図2の構成は開示されていなかった。
前記図2の従来構成は、本出願人が製作したものであるが、文献としては発表されていないため、図2を用いて説明する。
前記基台の下面1aには、第1モータ6が設けられ、前記第1ベベルギア軸5及び前記各第1歯車4は前記第1モータ6によって回転するように構成されている。
また、前記第1ベベルギア軸5の、図2でみて上端、すなわち、第1端部5aには、第1ベベルギア7がねじ(図示せず)とねじ孔8を介して固定させている。
また、前記第3ベベルギア14及び前記各第2歯車12は前記第2モータ10によって回転するように構成されている。
また、前記第3ベベルギア軸13の図2でみて上端、すなわち、第2端部5bには、第3ベベルギア14がねじ(図示せず)とねじ孔15を介して固定されている。
その下部30Aは、前記各ベベルギア軸5,13間に設けた支持板11に保持されている。
前記長手状支持材30の下部と基台1の下部30A間には、直列状の一対の支柱101,102が配設されている。
前記第2ベベルギア軸34及び前記第4ベベルギア軸35の各内端34a及び35aは、前記長手状支持部材30内に設けられた第2軸受36及び第4軸受37に各々軸支されている。
前記第2ベベルギア40の内面40aと前記長手状支持部材30の第1面30aとの間には、弾力性がない複数枚構成からなる第1シム部材41が設けられている。
前記第4ベベルギア42の内面42aと前記長手状支持部材30の第2面30bとの間には、弾力がない複数枚構成からなる第2シム部材43が設けられている。
さらに、前記第1接続体50と前記第2側壁21の上端部20bとの間には、前記第1スリップクラッチ55と同じ構成の第2スリップクラッチ56Aが設けられ、前記第4ベベルギア軸35に設けられた第2円形ギア57Aが互いにギアスリップするように構成されている。
すなわち、前述の従来構成における第2ベベルギア40及び第4ベベルギア42と前記長手状支持部材30との間には、板状のスペーサ又はシムが介装されていたため、各ベベルギア7,40,42及び14間の位置及び噛み合わせの調整を行うことが難しく、わずかな噛合調整を行うことも容易ではなかった。
また、各ギア間の調整が難しいことは歩留まりの低下につながっていた。
すなわち、第1ギアボックスに接続された第1モータにより回転駆動を受ける第1ベベルギア軸と、前記第1ベベルギア軸の第1端部に設けられた第1ベベルギアと、前記第1ベベルギア軸に設けられた複数の第1歯車と、前記第1ギアボックスに設けられた長手状支持部材と、前記第1ギアボックスの第1側壁に設けられた第1軸受と、前記長手状支持部材に設けられた第2軸受と、前記第1、第2軸受間に回転自在に設けられ、前記第1ベベルギアと噛合する第2ベベルギアを有する第2ベベルギア軸と、前記第2ベベルギアと前記長手状支持部材との間に設けられた第1皿ばねと、前記第2ベベルギア軸に設けた第1円形ギアと、前記長手状支持部材に第1接続体を介して固定された第1スリップクラッチ、からなり、前記第1円形ギアが前記第1スリップクラッチの第1スリップギアにギアスリップ結合していることにより、前記第1皿ばねを介して、前記第1ギアボックス側の前記第1ベベルギアの回転ムラを吸収するように構成したことにより、各皿ばねのばね作用によって各ベベルギアの位置合わせ、微細な位置ができ、ギア間のバックラッシ、回転ムラ等を防止できる。
また、前記第1ギアボックス接続された第2ギアボックスと、前記第2ギアボックスに接続された第2モータにより回転駆動を受ける第3ベベルギア軸と、前記第3ベベルギア軸の第2端部に設けられた第3ベベルギアと、前記第3ベベルギア軸に設けられた複数の第2歯車と、前記第2ギアボックスの第2側壁に設けられた第2軸受と、前記長手状支持部材の前記第2軸受に隣接して設けられた第4軸受と、前記第3、第4軸受間に回転自在に設けられ前記第3ベベルギアと噛合する第4ベベルギアを有する第4ベベルギア軸と、前記第4ベベルギアと前記長手状支持部材との間に設けられた第2皿ばねと、前記第4ベベルギア軸に設けた第2円形ギアと、前記長手状支持部材に第2接続体を介して固定された第2スリップクラッチと、前記長手状支持部材と第2側壁とを結合するための長手状結合部材と、からなり、前記第2円形ギアが前記第2スリップクラッチの第2スリップギアにギアスリップ結合していることにより、前記第2皿ばねを介して、前記第2ギアボックス側の前記第3ベベルギアの回転ムラを吸収するように構成したことにより、前述の第1ギアボックスに対して同じ構造の第2ギアボックスを接続させ、一対のギアボックスを得ることができ、一対のギアボックスの特性を同一となるように調整することが容易となる。
尚、従来例と同一又は同等部分については同一符号を用いて説明する。
図1において、符号1で示されるものは、第1ギアボックス2及び第2ギアボックスが並設された基台であり、前記第1ギアボックス2内には、複数の第1歯車4を有する第1ベベルギア軸5が支持板11を介して回転自在に設けられている。
また、前記第1ベベルギア軸5の、図2でみて上端、すなわち、第1端部5aには、第1ベベルギア7がねじ(図示せず)とねじ孔8を介して固定されている。
また、前記第3ベベルギア14及び前記各第2歯車12は前記第2モータ10によって回転するように構成されている。
また、前記第3ベベルギア軸13の図2でみて上端、すなわち、第2端部5bには、第3ベベルギア14がねじ(図示せず)とねじ孔15を介して固定されている。
前記長手状支持部材30の下部30Aと基台1の下部30B間には、直列上状の一対の支柱101,102が配設されている。
前記各側壁20,21間で、かつ、前記第1ベベルギア7と第3ベベルギア14間の図1でみて上方位置には、前記各側壁20,21に設けられた第1軸受32と第3軸受33との間に、第2ベベルギア軸34及び第4ベベルギア軸35が設けられている。
前記第2ベベルギア軸34及び前記第4ベベルギア軸35の各内端34a及び35aは、前記長手状支持部材30内に設けられた第2軸受36及び第4軸受37に各々軸支されている。
前記第2ベベルギア軸34上には、前記第1ベベルギア7の外径よりも大径である第2ベベルギア40が設けられており、前記第2ベベルギア40は前記第1ベベルギア7に噛合している。
前記第4ベベルギア42の内面42aと前記長手状支持部材30の第2面30bとの間には、弾力性がある複数枚構成からなる第2皿ばね43が設けられている。
さらに、前記第1接続体50と前記第1側壁20の上端部20bとの間には、前記第1スリップクラッチ55と同じ構成の第2スリップクラッチ56Aが設けられ、前記第4ベベルギア軸35に設けられた第2円形ギア57Aが互いにギアスリップするように構成されている。
1a 下面
1b 凹部
2 第1ギアボックス
3 第2ギアボックス
4 第1歯車
5 第1ベベルギア軸
5a 第1端部
5b 第2端部
6 第1モータ
7 第1ベベルギア
10 第2モータ
11 支持板
12 第2歯車
13 第3ベベルギア軸
14 第3ベベルギア
15 ねじ孔
20 第1側壁
20a 上端部
20b 上端部
21 第2側壁
30 長手状支持部材
30A 下部
32 第1軸受
33 第3軸受
34 第2ベベルギア軸
35 第4ベベルギア軸
36 第2軸受
37 第4軸受
40 第2ベベルギア
41 第1皿ばね
42 第4ベベルギア
43 第2皿ばね
50 第1接続体
50A 第2接続体
55 第1スリップクラッチ
55A 第2スリップクラッチ
56 第1スリップギア
57 第1円形ギア
57A 第2円形ギア
60 長手状結合部材
80A 下部
100 第1取付軸
101,102 支柱
Claims (2)
- 第1ギアボックス(2)に接続された第1モータ(6)により回転駆動を受ける第1ベベルギア軸(5)と、前記第1ベベルギア軸(5)の第1端部(5a)に設けられた第1ベベルギア(7)と、前記第1ベベルギア軸(5)に設けられた複数の第1歯車(4)と、前記第1ギアボックス(2)に設けられた長手状支持部材(30)と、前記第1ギアボックス(2)の第1側壁(20)に設けられた第1軸受(32)と、前記長手状支持部材(30)に設けられた第2軸受(36)と、前記第1、第2軸受(32,36)間に回転自在に設けられ、前記第1ベベルギア(7)と噛合する第2ベベルギア(40)を有する第2ベベルギア軸(34)と、前記第2ベベルギア(40)と前記長手状支持部材(30)との間に設けられた第1皿ばね(41)と、前記第2ベベルギア軸(34)に設けた第1円形ギア(57)と、前記長手状支持部材(30)に第1接続体(50)を介して固定された第1スリップクラッチ(55)と、からなり、
前記第1円形ギア(57)が前記第1スリップクラッチ(55)の第1スリップギア(56)にギアスリップ結合していることにより、前記第1皿ばね(41)を介して、前記第1ギアボックス(2)側の前記第1ベベルギア(7)の回転ムラを吸収するように構成したことを特徴とするスプリング要素を組み込んだギア機構。 - 前記第1ギアボックス(2)に接続された第2ギアボックス(3)と、前記第2ギアボックス(3)に接続された第2モータ(10)により回転駆動を受ける第3ベベルギア軸(13)と、前記第3ベベルギア軸(13)の第2端部(56)に設けられた第3ベベルギア(14)と、前記第3ベベルギア軸(13)に設けられた複数の第2歯車(12)と、前記第2ギアボックス(3)の第2側壁(21)に設けられた第2軸受(33)と、前記長手状支持部材(30)の前記第2軸受(36)に隣接して設けられた第4軸受(37)と、前記第3、第4軸受(33,37)間に回転自在に設けられ前記第3ベベルギア(14)と噛合する第4ベベルギア(42)を有する第4ベベルギア軸(35)と、前記第4ベベルギア(42)と前記長手状支持部材(30)との間に設けられた第2皿ばね(43)と、前記第4ベベルギア軸(35)に設けた第2円形ギア(57A)と、前記長手状支持部材(30)に第2接続体(50A)を介して固定された第2スリップクラッチ(56A)と、前記長手状支持部材(30)と第2側壁とを結合するための長手状結合部材(60)と、からなり、
前記第2円形ギア(57A)が前記第2スリップクラッチ(55A)の第2スリップギア(56A)にギアスリップ結合していることにより、前記第2皿ばね(43)を介して、前記第2ギアボックス(3)側の前記第3ベベルギア(14)の回転ムラを吸収するように構成したことを特徴とするスプリング要素を組み込んだギア機構。
Priority Applications (1)
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JP2017170954A JP2019044923A (ja) | 2017-09-06 | 2017-09-06 | スプリング要素を組み込んだギア機構 |
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JP2019044923A5 JP2019044923A5 (ja) | 2020-09-24 |
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Family Applications (1)
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JP2017170954A Pending JP2019044923A (ja) | 2017-09-06 | 2017-09-06 | スプリング要素を組み込んだギア機構 |
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-
2017
- 2017-09-06 JP JP2017170954A patent/JP2019044923A/ja active Pending
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