JP3360023B2 - 直進・回転アクチュエータ及び該アクチュエータを備えた巻線機 - Google Patents

直進・回転アクチュエータ及び該アクチュエータを備えた巻線機

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JP3360023B2 JP13002498A JP13002498A JP3360023B2 JP 3360023 B2 JP3360023 B2 JP 3360023B2 JP 13002498 A JP13002498 A JP 13002498A JP 13002498 A JP13002498 A JP 13002498A JP 3360023 B2 JP3360023 B2 JP 3360023B2
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linear
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    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H2025/2062Arrangements for driving the actuator
    • F16H2025/2075Coaxial drive motors

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  • Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットのアーム
や巻線機のノズルなどのように、直進(リニア)と回転
の両方の運動をする機械または機器を駆動するための直
進・回転アクチュエータ及び該直進・回転アクチュエー
タを用いた巻線機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばロボットのアームや巻線機のノズ
ルなどを駆動する場合に、直進運動と回転運動(一軸運
動)を個別に行うだけでなく、両方の運動(二軸運動)
を同時に行うことができるアクチュエータを必要とする
場合がある。このような二軸運動を行うアクチュエータ
としては、単純には直線運動を行うアクチュエータと回
転運動を行うアクチュエータとをそれぞれ組み合わせた
即ち回転駆動用モータと直進のための直進駆動用モータ
とを独立して設けて1つの出力軸に複雑な伝達機構を介
して動力を伝達して回転と直進の二軸運動を行わせるタ
イプの直進・回転アクチュエータと、回転駆動用モータ
と直進駆動用モータを直線状に並べて設け、複雑な伝達
機構を介さずに直接的に出力軸を回転または直進させる
タイプの直進・回転アクチュエータとがある。この後者
のアクチェータの一例としては、特開平5−29630
8号公報に、軸線が共通になるように直線状に並置した
2つのモータにより、1本の出力軸に直進運動と回転運
動の二軸運動を行わせる直進・回転アクチュエータが開
示されている。また特開平6−292343号公報に
は、前者の直進・回転アクチェータと後者の直進・回転
アクチュエータの両方が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−29234
3号公報に示された直進・回転アクチュエータでは、1
本の出力軸にボールねじとスプラインとが形成されてい
る。ボールねじとスプラインは、伝達機構を介してまた
は直接回転駆動用モータと直進駆動用モータによって駆
動される。しかしながらこの公報に示された構造では、
回転運動を行わせる際に、直進駆動用モータのロータが
停止状態にあると、回転駆動用モータのロータの回転に
伴って出力軸が直進運動をしてしまう問題が発生する。
この問題を解消するためには、回転駆動用モータを回転
させる際に、直進駆動用モータを協調制御しなければな
らず、2つのモータの制御が非常に複雑になる上、制御
ミスまたは制御のズレが発生しやすい問題がある。
【0004】また特開平5−296308号公報に示さ
れた後者の直進・回転アクチュエータは、直進と回転を
する一本の出力軸を有し、出力軸にはボールねじが切ら
れ、また出力軸にはスプラインが設けられている。ボー
ルねじは、直進駆動用モータにより駆動させて回転する
ナットと螺合しており、スプラインは回転駆動用モータ
により駆動されて回転するシャフトの溝に直進を許容す
るように嵌合されている。そして直進駆動用モータを駆
動するとナットが回転して出力軸が直進し、回転駆動用
モータを駆動するとシャフトを介して出力軸が回転する
ようになっている。この直進・回転アクチュエータは、
比較的構造が簡単で全体の寸法もコンパクトに構成でき
る。しかしながらこの直進・回転アクチュエータでは、
直進運動と回転運動が機械的に同期しているため、二軸
運動を個別に行わせることができない。例えば回転運動
だけをさせようとしても、ボールねじがナットに対して
回転してしまい、所定の位置で直進運動を停止したまま
回転させることはできない。同様に、直進・回転を同時
に行わせようとすると、一方の方向には直進させること
ができるが、他方の方向には直進の速度が制限され、あ
るいは直進させることができない。このような制約のた
め、この直進・回転アクチュエータは汎用性が乏しいと
いう問題があった。
【0005】また従来提案されている直進・回転アクチ
ュエータは、直進運動と回転運動を任意に且つ確実に行
うことができないため、巻線機のノズルを動かす場合に
要求されるようないわゆるボックス運動(直進−回転−
直進−回転)を速い速度で繰り返し行うような用途に
は、不適であった。
【0006】本発明の目的は、直進運動と回転運動の両
方の運動を同時に、あるいはそれぞれ別個に行わせるこ
とができ、かつ簡単且つ確実に制御することのできる直
進・回転アクチュエータを提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、回転駆動用モータと
直進駆動用モータを軸線を共有するように並べて、しか
も直進と回転との両方を同時に、あるいはそれぞれ別個
に、簡単且つ確実に行わせることのできる直進・回転ア
クチュエータを提供することにある。
【0008】本発明の別の目的は、巻線機のノズルの駆
動に適した直進・回転アクチュエータを提供することに
ある。
【0009】本発明の更に別の目的は、制御性に優れ且
つコンパクトな直進・回転アクチュエータを備えた巻線
機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の基本思想は、直
進駆動用モータの駆動により直進する直進軸に軸受を介
して嵌合して同心配置にした出力軸を回転駆動用モータ
の駆動により回転させるか、または回転駆動用モータの
駆動により回転する出力軸に軸受を介して嵌合して同心
配置にした直進軸を直進駆動用モータの駆動より直進さ
せて、出力軸に直進運動と回転運動の両方を行わせると
いうものである。
【0011】出力軸を回転駆動用モータにより駆動して
回転させるために、出力軸にはスプライン部を設け、こ
のスプライン部に嵌合したナットを回転駆動用モータに
より直接または伝達機構を介して回転させる。そして直
進軸を駆動する直進駆動用モータは、回転タイプのモー
タでもまたリニアモータでもよい。回転タイプの直進駆
動用モータを用いる場合には、直進軸にねじ部とスプラ
イン部とを設け、ねじ部に螺合したナットを直進駆動用
モータにより直接または伝達機構を介して回転させて直
進軸を直進させる。スプライン部に嵌合したナットは固
定状態とする。回転駆動用モータ及び直進駆動用モータ
の種類は任意であるが、制御性を向上させるためにはサ
ーボモータやステップモータを用いるのが適している。
また直進駆動用モータとしてリニアモータを用いる場合
には直進軸を直接リニアモータの可動子として駆動す
る。
【0012】ここで「スプライン部」とは、軸の軸線に
沿った動きを許容するもので、いわゆるスプラインナッ
トと呼ばれるナットが嵌合される。そしてスプライン部
は、このスプラインナットと呼ばれるナットが固定され
た状態では軸の回転を阻止し、逆にこのナットが非固定
状態において回転力が加わると回転する場合には、ナッ
トから伝わる回転力を軸に伝達する機能を果たすもので
ある。したがってこのスプライン部は、溝または突起の
いずれの形態をなしていてもよく、その構造は任意であ
る。そしてスプライン部に嵌合されるナットは、スプラ
イン部と係合して軸の周囲を回動しないものである。ま
た「ねじ部」とは、ボールねじを含むもので軸の外周に
結果として螺旋状に形成されたものであればその形態は
いかなるものでもよい。このねじ部に螺合されるナット
は、回転力が加わるとボールナット等のようにねじ部に
沿って螺進する構造のものである。特に直進軸に形成さ
れるスプライン部とねじ部は、相互に干渉しないように
同じ部分に重ねて形成されるいわゆる「ボールねじ・ス
プライン」によって構成されてもよい。このような「ボ
ールねじ・スプライン」を用いると、直進軸の軸線方向
の寸法を短くできる利点がある。
【0013】本発明の基本思想を用いると、直進軸と出
力軸とが同心配置されているため、直進・回転アクチュ
エータの構造が簡単になりまたコンパクトになる。また
直進軸の直進運動と出力軸の回転運動とを別個に独立し
て確実に制御できる。
【0014】より具体的なレベルで本発明の構成を、図
面に付した符号を用いて説明する。まず軸線(X−X)
を共有するように並んで配置された回転駆動用モータB
と直進駆動用モータAとを備え、回転駆動用モータのシ
ャフト3の回転により軸線(X−X)を中心にして出力
軸7を回転させ、直進駆動用モータのシャフト6の回転
により軸線(X−X)に沿って出力軸7を直線移動させ
る直進・回転アクチュエータの場合で、直進軸21に出
力軸7を嵌合させる場合は次のようにする。
【0015】回転駆動用モータB及び直進駆動用モータ
Aのシャフト(3,6)はそれぞれ中空構造を有するも
のを用いる。直進軸21は、軸中心が軸線(X−X)を
構成するように回転駆動用モータ及び直進駆動用モータ
のそれぞれのシャフト(3,6)の中心部に配置され、
外周部にスプライン部(第1のスプライン部)13とね
じ部12とが形成される。具体的には、スプライン部1
2は、軸線に沿って延び、ねじ部12は軸線を中心にし
て螺旋状に延びる。また直進軸21のねじ部12と螺合
し且つ直進駆動用モータのシャフト6により駆動されて
回転して直進軸21を軸線方向に変位させる第1のナッ
ト11を設ける。更に固定状態にあって直進軸21のス
プライン部13と嵌合して直進軸21の回転を阻止する
第2のナット(スプラインガイド部材)14を設ける。
具体的には、ナット14はモータのフレーム、エンドブ
ラケット等に固定される。そして出力軸7は外周部に軸
線方向に延びるスプライン部9が形成された中空構造を
有しており,出力軸7は回転駆動用モータのシャフト3
の中心部に位置する直進軸21の部分に軸受19,20
を介して回転自在に嵌合される。出力軸7は直進軸21
を中心して回転するが直進軸21上を軸線に沿ってスラ
イドすることはない。回転駆動用モータのシャフト3に
は出力軸7に設けたスプライン部(第2のスプライン
部)9と嵌合する第3のナット(またはスプラインガイ
ド部材)8が固定されている。具体的には、シャフト3
の内部に第3のナット8が固定される。
【0016】この直進・回転アクチュエータによれば、
直進駆動用モータAを駆動することにより直進軸21の
ねじ部12上を第1のナット11が回転して直進軸21
は軸線方向に直進運動を行う。そして直進軸21は、直
進軸21に設けられたスプライン部13が固定状態にあ
る第2のナット(スプラインガイド部材)14に嵌合し
ているので回転することはない。一方、回転駆動用モー
タBを駆動することにより出力軸7は回転するが、回転
駆動用モータBのシャフト3に設けられた第3のナット
(スプラインガイド部材)8が、出力軸7に設けたスプ
ライン部9と嵌合しているので、出力軸7は回転運動を
しながら直進運動することができる。出力軸7と直進軸
21とは、軸線方向に相互にスライドしないように軸受
19,20を介して回転自在に嵌合されている。これに
より、出力軸7は直進軸21の直進に従って直進する
が、直進軸21は出力軸7の回転に拘らず回転すること
はない。よって所定の位置で出力軸7だけを回転させる
ことや、出力軸7の回転を直進運動と非同期で制御する
こともでき、本発明の直進・回転アクチュエータは汎用
性に優れているとともに、構造が簡単でコンパクトに構
成できる。なお、直進運動と回転運動とを同期させる場
合には、直進駆動用モータと回転運動用モータにそれぞ
れ回転検出器(エンコーダ)を取り付けておき、各回転
検出器の出力に基づいて電気的に同期を取ればよい。
【0017】次に出力軸7´の一部に直進軸21´を嵌
合させる場合には次のようにする。直進軸21´は中空
構造とする。そして出力軸7´を直進軸21´の内部に
嵌合される嵌合部分7´bと直進軸21´の外部にあっ
て外周部にスプライン部9が形成された出力部分7´a
とを有する構造とする。そして出力軸7´の嵌合部分7
´bを直進軸21´の内部に軸受(19´,20´)を
介して回転自在に嵌合する。言い方を換えれば、直進軸
21´が出力軸7´の嵌合部分7´bに軸受(19´,
20´)を介して同心的に回転自在に嵌合される。その
他の構造は、上記の場合と実質的に同じである。
【0018】いずれの場合でも直進軸に設けられるスプ
ライン部とねじ部を、相互に干渉しないように同じ位置
に重ねて形成すれば、直進軸の長さを短くできる。
【0019】なおワイヤ供給ノズルに直進運動と回転運
動とをさせるために直進・回転アクチュエータを備えて
いる巻線機に、前述の2つの具体的な直進・回転アクチ
ュエータを用いると、巻線機の機構部の構造が非常に簡
単になる。上記2つの具体的な直進・回転アクチュエー
タを巻線機のノズルの駆動に用いる場合には、巻線導体
すなわちワイヤをスムーズにノズルにガイドするための
構造を付加するのが好ましい。その場合前者の直進・回
転アクチュエータでは、直進軸21には軸線方向に貫通
するワイヤガイド用貫通孔35を形成し、また出力軸の
外側端部にはワイヤガイド用貫通孔35と整合してワイ
ヤを出すワイヤ出口孔36を形成する。また後者の場合
には、出力軸7´に軸線方向に貫通するワイヤガイド用
貫通孔を形成する。このようにするとワイヤを直進・回
転アクチュエータの内部を通してノズルに供給できるた
め、本発明の直進・回転アクチュエータを巻線機に適用
した場合に、巻線機の構造が簡単になる上、ワイヤの引
き回しが不要になる。
【0020】次に直進駆動用モータとしてリニアモータ
A´を用いた本発明の直進・回転アクチュエータの具体
的な構造について説明する。この場合には、回転駆動用
モータBのシャフトを中空構造とする。そしてリニアモ
ータA´の可動子を直進軸21''とし、直進軸21''を
その軸中心が軸線(X−X)を構成するように回転駆動
用モータBのシャフトの中心部を通る長さにする。出力
軸7は、外周部にスプライン部9が形成された中空構造
とする。出力軸7を回転駆動用モータのシャフトの中心
部に位置する直進軸21''の部分に軸受(19,20)
を介して回転自在に嵌合し、回転駆動用モータのシャフ
トには出力軸7に設けたスプライン部9と嵌合するナッ
ト8を固定する。
【0021】直進駆動用モータとしてリニアモータA´
を用いると、直進軸をスプライン部やねじ部を用いずに
直接的に駆動できるので直進・回転アクチュエータの構
造は非常に簡単になる。特にリニアモータとして、可動
子が固定子の内部に位置するシリダン型のリニアモータ
を用いると、直進駆動用モータと回転駆動用モータを一
体化することができて、直進・回転アクチュエータをコ
ンパクトに構成できる。
【0022】本発明は、回転駆動用モータB''及び直進
駆動用モータA''のシャフトからそれぞれの駆動力を伝
達機構(41、42)を介して直進軸及び出力軸に伝達
する場合にも適用できる。この場合直進駆動用モータ
A''は、第1の伝達機構41を介して直進軸21,21
´のねじ部12,12´と螺合する第1のナット11,
11´を回転させて、直進軸21,21´を軸線方向に
変位(移動)させる。また回転駆動用モータB''は、第
2の伝達機構42を介して出力軸7,7´に設けたスプ
ライン部9,9´と嵌合する第3のナット8,8´を回
転させて出力軸7,7´を回転させる。直進駆動用モー
タとしてリニアモータA´を用いる場合には、直進駆動
用モータに伝達機構は不要であり、回転駆動用モータ
B''側にのみ伝達機構42を配置すればよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。
【0024】図1は、本発明に係る直進・回転アクチュ
エータの一つの実施の形態を示す横断面図である。図1
は、出力軸7及び直進軸21について軸線(X−X)を
含む水平面で上下に分割しており、軸線(X−X)より
上側の部分が図示左方向に出力軸7が突き出て前進した
状態を示し、軸線(X−X)より下側の部分が右方向に
出力軸7が引っ込められて後退した状態を示している。
【0025】図1において直進・回転アクチュエータ
は、軸線(X−X)を共有するように並んで配置された
直進駆動用モータAと回転駆動用モータBとを備えてい
る。この例では、直進駆動用モータAと回転駆動用モー
タBとしてサーボモータを用いている。回転駆動用モー
タBはステータ1とロータ2とを含み、直進駆動用モー
タAはステータ4とロータ5とを備えている。各ステー
タ1,4はコア1a,4a、インシュレータ1b,4
b、コイル1c,4cからなる通常のサーボモータと同
様のものであり、またロータ2,5もッシャフト3,6
が中空構造である点を除いて通常のものである。各ロー
タ2,5には軸中心を共有する中空構造のシャフト3,
6を備えており、シャフト3,6はロータ2,5の回転
とともにそれぞれ回転する。
【0026】ステータ1,4はそれぞれ円筒形のカバー
33,34の内周面に固定されている。カバー33,3
4は、それぞれほぼ同じ半径の円筒形状を有しており、
両端にはそれぞれ一対のエンドブラケット26,27と
中間ブラケット28とが嵌合されている。回転駆動用モ
ータBのステータ1は、図示左端の方のエンドブラケッ
ト26と中間ブラケット28との間に配置され、直進駆
動用モータAのステータ4は図示の右端の方のエンドブ
ラケット27と中間ブラケット28との間に配置されて
いる。回転駆動用モータBのシャフト3は、エンドブラ
ケット26と中間ブラケット28とに一対の軸受22,
23を介して回転自在に支持されている。また直進駆動
用モータAのシャフト6は、エンドブラケット27と中
間ブラケット28とに一対の軸受24,25を介して回
転自在に支持されている。
【0027】この実施の形態においては、中間ブラケッ
ト28を回転駆動用モータBと直進駆動用モータAとで
共用しているため、部品点数が少なくて済み、アクチュ
エータ全体の軸線方向寸法を短く抑えることができる。
【0028】また中間ブラケット28に形成された収納
空間29には、回転駆動用モータBの回転を検出する第
1のエンコーダ10が配置されており、エンドブラケッ
ト27には直線駆動用のモータの回転を検出する第2の
エンコーダ16が収納されるエンコーダ・カバー15が
固定されている。回転駆動用モータBのシャフト3の端
部は収納空間29の内部にまで延び出ていて、シャフト
3の端部には第1のエンコーダ10の回転素子が固定さ
れている。また直進駆動用モータAのシャフト6の端部
はエンコーダ・カバー15の内部にまで延び出ていて、
シャフト6の端部には第2のエンコーダ16の回転素子
が固定されている。
【0029】このように中間ブラケット28に第1のエ
ンコーダ10を収納する収納空間29を形成すれば、エ
ンコーダを独立して配置する必要がない。従って、2つ
のモータA及びBを軸線を共有するように直線状に並べ
て配置し、かつそれぞれのモータにエンコーダを取り付
けても、アクチュエータの軸線方向寸法があまり長くな
らない。
【0030】さらに、中間ブラケット28には、直進駆
動用モータAおよび回転駆動用モータBからそれぞれ延
びる電力供給用のリード線(図示していない)を電気的
に外部に引き出すカプラー構造やコネクタ構造のリード
線引出部31が設けられており、2つのモータに電力を
供給するリード線を一箇所から外部に引き出せるように
している。これにより外部での電気的接続が容易にな
る。なお、第1のエンコーダ10の出力も中間ブラケッ
ト28から引き出すようにしている。第2のエンコーダ
16の出力は、エンコーダ・カバー15から外部に引き
出される。
【0031】回転駆動用モータBのロータ2とシャフト
3及び直進駆動用モータAのロータ5とシャフト6の中
心部には、軸中心が軸線(X−X)を構成するように、
直進軸21が配置されている。直進軸21の右側端部と
中間部の外周部には、軸線方向に延びる複数本のスプラ
イン溝から構成されたスプライン部13と外周部に螺旋
状に形成されたボールねじから構成されたねじ部12と
が形成されている。第1のナット11は、直進駆動用モ
ータAのシャフト6の内部に嵌合されてシャフト6に固
定されており、第1のナット11の内周部には直進軸2
1のねじ部12と螺合する雌ねじが形成されている。こ
れにより、第1のナット11が直進駆動用モータAによ
り駆動されて回転すると、直進軸21は軸線方向に変位
する。なおスプラインガイド部材としての第2のナット
14が直進軸21のスプライン部13と嵌合しているの
で、直進軸21は第1のナット11と共に回転すること
なく、直進運動のみを行う。第2のナット14は、その
内周部にスプライン部13を構成する複数のスプライン
溝と軸線方向にスライド可能に嵌合する複数の嵌合凸部
を備えている。なおこの例では、第2のナット14をエ
ンコーダ・カバー15を介してエンドブラケット27に
対して固定するようにしたので、第2のナット14を簡
単な構造で固定できる。
【0032】出力軸7は外周部に軸線方向に延びる複数
のスプライン溝から構成されたスプライン部9が形成さ
れた中空構造を有している。スプライン部9には回転駆
動用モータBのシャフト3の中空部に嵌合されて固定さ
れた第3のナット8が嵌合されている。この第3のナッ
ト8も第2のナット14と同様に、その内周部にスプラ
イン部9を構成する複数のスプライン溝と軸線方向にス
ライド可能に嵌合する複数の嵌合凸部を備えている。よ
って出力軸7は回転駆動用モータBのシャフト3に対し
て軸線方向に移動でき、しかもシャフト3とともに回転
する。第3のナット8は、スプライン部9と嵌合する本
体と、シャフト3の外側に位置して径方向に延びる環状
のフランジ部8aとからなる。フランジ部8aとエンド
ブラケット26との間にはオイルシール部材32が配置
されている。このように第3のナット8を利用してオイ
ルシール部材32を配置することができるので、オイル
シール部材32の取り付け構造が簡単になる。
【0033】以上のような実施の形態に係る直進・回転
アクチュエータにあっては、回転駆動用モータBにより
回転する出力軸7と直進駆動用モータAにより直進する
直進軸21とは、相対的に回転自在である。すなわち出
力軸7は、回転駆動用モータBのロータ2の中心部に位
置する直進軸21の部分に軸線方向に相互にスライドで
きないようにして、ラジアル軸受19,20を介して回
転自在に嵌合されている。この構成により、この直進・
回転アクチュエータによると、直進と回転の両方の運動
を同時に行うことができ、また直進運動と回転運動を別
個に独立して行わせることが可能になっている。
【0034】この実施の形態において、まず回転のみを
行わせる場合には、回転駆動用モータBのステータ1の
コイル1cに励磁電流を流して、ロータ2及びシャフト
3を回転する。するとシャフト3に取り付けられた第3
のナット8とスプライン部9とを介して、出力軸7が回
転する。このとき直進軸21は、ラジアル軸受19,2
0が存在しており、しかもスプライン部13と第2のナ
ット14との嵌合により回転が制止されているので回転
することはない。よって第1のナット11とねじ部12
との間で回転が生ずることはなく、従って直進軸21が
変位することもない。
【0035】直進のみを行わせる場合には、直進駆動用
モータAのステータ4のコイル4cに励磁電流を流す
と、ロータ5及びシャフト6が回転し、第1のナット1
1が回転する。第1のナット11は、ねじ部12と螺合
しており、第2のナット14とスプライン部13との嵌
合により直進軸21の回転が阻止されているので、第1
のナット11が回転すると、その回転に従って直進軸2
1が直進する。出力軸7は、ラジアル軸受19,20に
より直進軸21に対して軸線方向にスライド不能に嵌合
されており、またスプライン部9と第3のナット8とが
嵌合していることによりロータ2及びシャフト3に対し
て直進可能になっており、直進軸21の直進と一緒に出
力軸7も直進する。
【0036】直進と回転とを同時に行わせる場合には、
直進駆動用モータAのステータ4のコイル4c及び回転
駆動用モータBのステータ1のコイル1cに同時に通電
する。出力軸7は直進軸21に対して回転自在に嵌合さ
れているので、直進軸21の直進量と無関係に出力軸7
は独立して回転し、また直進軸21も出力軸7の回転速
度と無関係に独立して直進する。したがってこの例で
は、一方の運動が他方の運動に影響を及ぼすことがな
く、直進と回転との運動を同時にかつ自在に行わせるこ
とができる。
【0037】上記のような動作において、出力軸7の回
転量は第1のエンコーダ10によりシャフト3の回転量
を検知することにより検知され、また直進軸21の直進
量はシャフト6の回転量を検知することにより間接的に
第2のエンコーダ16により検知され、回転量及び直進
量は各エンコーダ10,16の出力を受け取る図示しな
い制御装置により制御される。
【0038】以上説明したように図示の実施の形態に係
る直進・回転アクチュエータによれは、出力軸7を直進
軸21に対して回転自在に嵌合しているので、従来一本
の出力軸を直接回転・直進させていた構成とは異なり、
所定の位置で停止させたまま回転のみを行わせたり、回
転を直進運動と非同期で制御する等の自在の制御が可能
である。
【0039】なお図1の直進・回転アクチュエータは、
巻線機に適用するために、直進軸21には軸線方向に貫
通するワイヤガイド用貫通孔35が形成されており、ま
た出力軸7の外側端部にはワイヤガイド用貫通孔35と
整合してワイヤを出すワイヤ出口孔36が形成されてい
る。またエンコーダ・カバー15の中央部にもワイヤガ
イド用貫通孔35と整合してワイヤを入れるワイヤ入口
孔37が形成されている。
【0040】この直進・回転アクチュエータでは、それ
ぞれ回転駆動用モータBと直進駆動用モータAの一部を
構成するエンドブラケット26,27の間に、中間ブラ
ケット28を配置しており、この中間ブラケット28を
回転駆動用モータBと直進駆動用モータAの両者の構成
部材として用いている。よって部品数が少なくなり、ま
たアクチュエータ全体の軸線方向寸法が長くならない。
また中間ブラケット28には、第1のエンコーダ10が
配置される収納空間29が形成されているので、第1の
エンコーダ10を独立して配置する必要がなく、2つの
モータを直線状に並べて配置しかつそれぞれのモータに
エンコーダを取り付けても、アクチュエータの軸線方向
の寸法が長くならない。更に第2のナット(スプライン
ガイド部材)14をエンコーダ・カバー15に固定する
ことにより、第2のナット14をエンドブラケット27
に対して固定しているので、第2のナット14の固定構
造を簡略化することができる。また、中間ブラケット2
8には、直進駆動用モータA及び回転駆動用モータBか
らそれぞれ延びる電力供給用のリード線を電気的に外部
に引き出すリード線引出部31を設けているので、中間
ブラケット28を利用して2つのモータに電力を供給す
るリード線を1箇所から電気的に外部に引き出すことが
できる。そのため外部での電気的接続が容易になる。な
お中間ブラケット28に設ける第1のエンコーダ10の
出力も中間ブラケット28から引き出すことができる。
第2のエンコーダ16の出力はエンコーダカバー15か
ら外部に引き出せばよい。
【0041】図1の実施の形態の直進・回転アクチュエ
ータを概念的に図示すると、図2に示すようになる。図
2に示した概念図と同様の図法を用いて、本発明の他の
実施の形態について説明する。図3は、図1及び図2の
実施の形態の変形例としての第2の実施の形態の概略構
成図である。図3の実施の形態において、図1の実施の
形態と異なる点は、直進軸21の外周部に設けるスプラ
イン部13とねじ部12が、相互に干渉しないように直
進軸21の外周部の同じ部分に重ねて形成される点であ
る。このような構造は、一般的に「ボールねじ・スプラ
イン」と呼ばれており、このような「ボールねじ・スプ
ライン」を用いると、直進軸の軸線方向の寸法を短くで
きる利点がある。その他の点は、図1の例と実質的に同
じである。
【0042】図3の実施の形態の構造を用いると、図1
の実施の形態の構造を用いた場合よりも直進・回転アク
チュエータの軸線方向の寸法が短くなることは、図4及
び図5に示した実際の設計図からみると明白である。図
4の例は、図1の構造を用いた実際の直進・回転アクチ
ュエータの設計図であり、図5の例は図3の構造を用い
た実際の直進・回転アクチュエータの設計図である。両
者を対比すると分かるように、「ボールねじ・スプライ
ン」を用いた図5の例では、図4の例と比べて直進軸2
1の長さが短くなっている。なお図4及び図5の例で
は、直進駆動用モータAと回転駆動用モータBに対して
それぞれ設けられるエンコーダC及びDが、直進駆動用
モータAと回転駆動用モータBの間にそれぞれ配置され
ている。
【0043】図6は、図2と同様にして示した本発明の
他の実施の形態の概略構成図である。この例では、出力
軸7´の一部に直進軸21´を嵌合させている。そのた
め直進軸21´は中空構造とする必要がある。そして出
力軸7´を直進軸21´の内部に嵌合される嵌合部分7
´bと直進軸21´の外部にあって外周部にスプライン
部9´が形成された出力部分7´aとを有する構造とす
る。出力軸7´の嵌合部分7´bを直進軸21´の内部
に軸受19´,20´を介して回転自在に嵌合してい
る。すなわち直進軸21´が出力軸7´の嵌合部分7´
bに軸受19´,20´を介して同心的に回転自在に嵌
合されている。その他の構造は、図1及び図2の場合と
実質的に同じである。なおこの構造で、ワイヤを直進・
回転アクチュエータの中心部を通して引き出すようにす
るためには、出力軸7´の中心部にワイヤガイド用貫通
孔を形成すればよい。
【0044】図7は、図6の実施の形態の変形例であ
る。この例では、図3及び図5の例と同様に、直進軸2
1´の外周部に設けるスプライン部13´とねじ部12
´が、相互に干渉しないように直進軸21´の外周部の
同じ部分に重ねて形成されている。その他の点は、図6
の例と同じである。
【0045】図8は、直進駆動用モータA´としてシリ
ンダ型のリニアモータを用いた本発明の直進・回転アク
チュエータの概略構成図である。この場合には、図1の
例と同様に回転駆動用モータBのシャフトを中空構造と
する。そしてリニアモータA´の可動子を直進軸21''
とし、直進軸21''をその軸中心が軸線(X−X)を構
成するように回転駆動用モータBのシャフトの中心部を
通る長さにする。出力軸7は、図1の例と同様に外周部
にスプライン部9が形成された中空構造とする。また出
力軸7を回転駆動用モータBのシャフトの中心部に位置
する直進軸21''の部分に軸受(19,20)を介して
回転自在に嵌合し、回転駆動用モータBのシャフトには
出力軸7に設けたスプライン部9と嵌合するナット8を
固定する。
【0046】直進駆動用モータA´としてリニアモータ
を用いると、直進軸をスプライン部やねじ部を用いずに
直接的に駆動できるので直進・回転アクチュエータの構
造は非常に簡単になる。特にこの例のようにリニアモー
タとして、可動子が固定子の内部に位置するシリダン型
のリニアモータを用いると、直進駆動用モータと回転駆
動用モータを一体化することができて、直進・回転アク
チュエータをコンパクトに構成できる。なお実際に販売
されているシリダン型のリニアモータとしては、例えば
オリエンタルモータ株式会社がVEXTA(登録商標)
「UCM420」の製品番号で市販しているシリダン型
のリニアスッテピングモータがある。
【0047】図9は、図1乃至図8に示した直進・回転
アクチュエータのように、回転駆動用モータ及び直進駆
動用モータが軸線(X−X)を共有するように配置され
る直進・回転アクチュエータ100を巻線機に適用した
場合の実施の形態の一例の概略構成図である。この巻線
機では、直進・回転アクチュエータ100の出力軸10
1にカップリング102を介して揺動機能を有するノズ
ル保持機構103を支持している。ノズル保持機構10
3には、L字状に曲げられたワイヤ供給ノズル104が
支持されている。この例では、1本のワイヤを供給する
タイプのワイヤ供給ノズル104を用いているが、先端
から複数本のワイヤを個別に供給するタイプのワイヤ供
給ノズルを用いることができるのも勿論である。106
は、直進・回転アクチュエータ100に図示しないワイ
ヤリールから供給されるワイヤに張りを与えるテンショ
ン装置である。直進・回転アクチュエータ100は図1
の直進・回転アクチュエータのように、中心部にワイヤ
をガイドする通路を備えているため、特にアクチュエー
タとは別個にワイヤをガイドするためのガイド機構は不
要である。また直進・回転アクチュエータ100は2つ
のモータが一体化されたコンパクトな構造を有している
ため、巻線機を小形に構成することができる。
【0048】図10は、図9の巻線機を用いて回転電機
の積層コア107にワイヤを巻回して巻線部を形成する
場合の、ノズル104の運動の軌跡の一例を示してい
る。108はエンドホームであり、109はニードルで
ある。実線で描いた軌跡L1は通常の巻回時の軌跡であ
り、破線で描いた軌跡L2は渡り線を処理する際のノズ
ル104の軌跡である。渡り線を処理する際には直線運
動の量をΔL分長くして、ニードル109を挿入する空
間を形成する。そしてニードル109により渡り線処理
を行う。この図から分かるように、ノズル104は、基
本的に直線運動と回転運動とからなるボックス運動をす
る。本発明の直進・回転アクチュエータ100では、直
線運動と回転運動とを別個に独立して制御できるため、
どのような形状寸法の積層コアに対しても、直進駆動用
モータ及び回転駆動用モータの制御モードを変更するだ
けで、簡単に巻線部を形成することができる。したがっ
て従来の巻線機と比べて、本発明の巻線機は巻装するコ
アの変更に簡単に対応できる利点を有している。
【0049】本発明は、回転駆動用モータ及び直進駆動
用モータのシャフトからそれぞれの駆動力を伝達機構を
介して直進軸及び出力軸に伝達する場合にも適用でき
る。図11の実施の形態は、回転駆動用モータB''と直
進駆動用モータA''とを備えており、直進駆動用モータ
A''の回転を第1の伝達機構41を介して第1のナット
11に伝達して直進軸21を軸線方向に直進させる。ま
た回転駆動用モータB''の回転を第2の伝達機構42を
介して第3のナット8に伝達して出力軸7を回転させ
る。第1の伝達機構41及び第2の伝達機構42は、プ
ーリとベルトの組み合わせからなる伝達機構や、歯車機
構等からなる公知の伝達機構である。その他の点は、図
1及び図2の実施の形態と基本的には同様である。図1
1の実施の形態の変形例では、図3の実施の形態と同様
に、ねじ部12とスプライン部13が重ねて形成された
「ボールねじ・スプライン」を採用することができる。
【0050】図12の実施の形態は、図6及び図7の実
施の形態と同様に、直進軸21´が出力軸7´の一端に
軸受19´,20´を介して嵌合された構造に、図11
の実施の形態と同様に、第1の伝達機構41と第2の伝
達機構42を組み込んだものである。この例でも、直進
駆動用モータA''の回転を第1の伝達機構41を介して
第1のナット11´に伝達して直進軸21´を軸線方向
に直進させる。また回転駆動用モータB''の回転を第2
の伝達機構42を介して第3のナット8´に伝達して出
力軸7´を回転させる。その他の点は、図6及び図7の
実施の形態と同様である。また図12の実施の形態の変
形例でも、図7の実施の形態と同様に、ねじ部12´と
スプライン部13´が重ねて形成された「ボールねじ・
スプライン」を採用することができる。
【0051】なお直進駆動用モータとしてリニアモータ
A´を用いる場合には、図13に示すように直進駆動用
モータに伝達機構は不要であり、回転駆動用モータB''
側にのみ伝達機構42を配置すればよい。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る直進・回転
アクチュエータによれば、回転運動と直進運動とを別個
に行わせることも両方を同時に行わせることも自在であ
り、従って巻線機を含めたさまざまな用途に適用できる
利点がある。
【0053】また本発明の巻線機によれば、従来の巻線
機と比べて、巻装するコアの変更に簡単に対応できる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る直進・回転アクチュエータの一つ
の実施の形態を示す横断面図である。
【図2】図1の実施の形態の直進・回転アクチュエータ
を概念的に示した図である。
【図3】図1及び図2の実施の形態の変形例としての第
2の実施の形態の概略構成図である。
【図4】図1の構造を用いた実際の直進・回転アクチュ
エータの設計図である。
【図5】図3の構造を用いた実際の直進・回転アクチュ
エータの設計図である。
【図6】本発明の他の実施の形態の概略構成図である。
【図7】図6の実施の形態の変形例を示す概略構成図で
ある。
【図8】直進駆動用モータとしてシリンダ型のリニアモ
ータを用いた本発明の直進・回転アクチュエータの概略
構成図である。
【図9】図1乃至図8に示した直進・回転アクチュエー
タのように、回転駆動用モータ及び直進駆動用モータが
軸線(X−X)を共有するように配置される直進・回転
アクチュエータを巻線機に適用した場合の実施の形態の
一例の概略構成図である。
【図10】図9の巻線機を用いて回転電機の積層コアに
ワイヤを巻回して巻線部を形成する場合の、ノズルの運
動の軌跡の一例を示している。
【図11】伝達機構を有する本発明の他の実施の形態の
概略構成図である。
【図12】伝達機構を有する本発明の他の実施の形態の
概略構成図である。
【図13】伝達機構を有する本発明の他の実施の形態の
概略構成図である。
【符号の説明】
1 ステータ 2 ロータ 3 シャフト 4 ステータ 5 ロータ 6 シャフト 7,7´ 出力軸 8,8´ 第3のナット 9,9´ スプライン部 10 第1のエンコーダ 11,11´ 第1のナット 12,12´ ねじ部 13,13´ スプライン部 14,14´ 第2のナット 15 エンコーダ・カバー 16 第2のエンコーダ 19,20,19´,20´ ラジアル軸受 21,21´ 直進軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 茂人 東京都豊島区北大塚一丁目十五番一号 山洋電気株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−116455(JP,A) 特開 平1−247866(JP,A) 特開 平5−296308(JP,A) 特開 昭63−163063(JP,A) 特開 平9−292002(JP,A) 特開 平6−277962(JP,A) 実開 平3−47787(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 25/20 - 25/24 F65H 54/02

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線(X−X)を共有するように並んで
    配置された回転駆動用モータ(B)と直進駆動用モータ
    (A)とを備え、前記回転駆動用モータのシャフト
    (3)の回転により前記軸線(X−X)を中心にして出
    力軸(7)を回転させ、前記直進駆動用モータのシャフ
    ト(6)の回転により前記軸線(X−X)に沿って前記
    出力軸(7)を軸線方向に直線移動させる直進・回転ア
    クチュエータであって、 前記回転駆動用モータ及び前記直進駆動用モータの前記
    シャフト(3,6)はそれぞれ中空構造を有し、 軸中心が前記軸線(X−X)を構成するように前記回転
    駆動用モータ及び前記直進駆動用モータのそれぞれの前
    記シャフト(3,6)の中心部に配置され、外周部にス
    プライン部(13)とねじ部(12)とが形成された直
    進軸(21)を有し、 前記直進軸(21)の前記ねじ部(12)と螺合し且つ
    前記直進駆動用モータの前記シャフト(6)により駆動
    されて回転して前記直進軸(21)を前記軸線方向に変
    位させる第1のナット(11)を有し、 固定状態にあって前記直進軸(21)の前記スプライン
    部(13)と嵌合して前記直進軸の回転を阻止する第2
    のナット(14)を有し、 前記出力軸(7)は外周部にスプライン部(9)が形成
    された中空構造を有し、 前記出力軸(7)は前記回転駆動用モータの前記シャフ
    ト(3)の中心部に位置する前記直進軸(21)の部分
    に軸受(19,20)を介して回転自在に嵌合され、 前記回転駆動用モータの前記シャフト(3)には前記出
    力軸(7)に設けた前記スプライン部(9)と嵌合する
    第3のナット(8)が固定されていることを特徴とする
    直進・回転アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記直進軸(21)に設けられる前記ス
    プライン部(13)と前記ねじ部(12)は相互に干渉
    しないように同じ位置に重ねて形成されている請求項1
    に記載の直進・回転アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記直進軸には軸線方向に貫通するワイ
    ヤガイド用貫通孔(35)が形成され、また前記出力軸
    の外側端部には前記ワイヤガイド用貫通孔と整合してワ
    イヤを出すワイヤ出口孔(36)が形成されている請求
    項1または2に記載の直進・回転アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 軸線(X−X)を共有するように並んで
    配置された回転駆動用モータ(B)と直進駆動用モータ
    (A)とを備え、前記回転駆動用モータ(B)のシャフ
    トの回転により前記軸線(X−X)を中心にして出力軸
    (7´)を回転させ、前記直進駆動用モータ(A)のシ
    ャフトの回転により前記軸線(X−X)に沿って前記出
    力軸(7´)を軸線方向に直線移動させる直進・回転ア
    クチュエータであって、 前記回転駆動用モータ及び前記直進駆動用モータの前記
    シャフトはそれぞれ中空構造を有し、 軸中心が前記軸線(X−X)を構成するように前記回転
    駆動用モータ及び前記直進駆動用モータのそれぞれの前
    記シャフトの中心部に配置され、外周部にスプライン部
    (13´)とねじ部(12´)とが形成された中空構造
    の直進軸(21´)を有し、 前記直進軸(21´)の前記ねじ部(12´)と螺合し
    且つ前記直進駆動用モータの前記シャフトにより駆動さ
    れて回転して前記直進軸(21´)を前記軸線方向に変
    位させる第1のナット(11´)を有し、 固定状態にあって前記直進軸(21´)の前記スプライ
    ン部(13´)と嵌合して前記直進軸(21´)の回転
    を阻止する第2のナット(14´)を有し、 前記出力軸(7´)は前記直進軸の内部に嵌合される嵌
    合部分(7´b)と前記直進軸(21´)の外部にあっ
    て外周部にスプライン部(9)が形成された出力部分
    (7´a)とを有し、 前記出力軸(7´)の前記嵌合部分は前記直進軸(21
    ´)の内部に軸受(19´,20´)を介して回転自在
    に嵌合され、 前記回転駆動用モータの前記シャフトには前記出力軸
    (7´)の前記出力部分(7´a)に設けた前記スプラ
    イン部(9´)と嵌合する第3のナット(8´)が固定
    されていることを特徴とする直進・回転アクチュエー
    タ。
  5. 【請求項5】 前記直進軸(21´)に設けられる前記
    スプライン部(13´)と前記ねじ部(12´)は、相
    互に干渉しないように同じ位置に重ねて形成されている
    請求項4に記載の直進・回転アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 前記出力軸には軸線方向に貫通するワイ
    ヤガイド用貫通孔が形成されている請求項4または5に
    記載の直進・回転アクチュエータ。
  7. 【請求項7】 ワイヤ供給ノズルに直進運動と回転運動
    とをさせるために直進・回転アクチュエータを備えてい
    る巻線機であって、前記直進・回転アクチュエータとし
    て請求項1,4または6に記載の直進・回転アクチュエ
    ータが用いられていることを特徴とする巻線機。
  8. 【請求項8】 一対のエンドブラケット(26,27)
    と、 該一対のエンドブラケット(26,27)の間に配置さ
    れた中間ブラケット(28)と、 一方の前記エンドブラケット(26)と前記中間ブラケ
    ット(28)との間に配置された回転駆動用モータのス
    テータ(1)と、 他方の前記エンドブラケット(27)と前記中間ブラケ
    ット(28)との間に配置された直線駆動用モータのス
    テータ(4)と、 一方の前記エンドブラケット(26)と前記中間ブラケ
    ット(28)とに一対の軸受(22,23)を介して回
    転自在に支持された中空構造のシャフト(3)を有する
    前記回転駆動用モータのロータ(2)と、 他方の前記エンドブラケット(27)と前記中間ブラケ
    ット(28)とに一対の軸受(24,25)を介して回
    転自在に配置された中空構造のシャフト(6)を有する
    前記直線駆動用モータのロータ(5)と、 軸中心が共通軸線(X−X)を構成するように前記回転
    駆動用モータの前記シャフト(3)及び前記直進駆動用
    モータの前記シャフト(6)の中心部に配置され、前記
    直進駆動用モータ側に位置する部分の外周部にスプライ
    ン部(13)とねじ部(12)とが形成された直進軸
    (21)と、 前記直進軸(21)の前記ねじ部(12)と螺合し且つ
    前記直進駆動用モータの前記シャフト(6)により駆動
    されて回転して前記直進軸(21)を軸線方向に変位さ
    せる第1のナット(11)と、 前記他方のエンドブラケット(27)に対して固定状態
    に配置されて前記直進軸(21)の前記スプライン部
    (13)と嵌合して前記直進軸(21)の回転を阻止す
    る第2のナット(14)とを具備し、 出力軸(7)は外周部にスプライン部(9)が形成され
    た中空構造を有し、 前記出力軸(7)は前記回転駆動用モータの前記ロータ
    (2)の中心部に位置する前記直進軸(21)の部分に
    軸受(19,20)を介して軸線方向に相互にスライド
    しないようにして回転自在に嵌合され、 前記回転駆動用モータの前記シャフト(3)の内部には
    前記出力軸(7)に設けた前記スプライン部(9)と嵌
    合する第3のナット(8)が固定されていることを特徴
    とする直進・回転アクチュエータ。
  9. 【請求項9】 前記直進軸(21)に設けられる前記ス
    プライン部(13)と前記ねじ部(12)は、相互に干
    渉しないように同じ位置に重ねて形成されている請求項
    8に記載の直進・回転アクチュエータ。
  10. 【請求項10】 前記中間ブラケット(28)には、前
    記回転駆動用モータの前記ロータ(2)の回転を検出す
    る第1のエンコーダ(10)が配置される収納空間(2
    9)が形成されており、 前記他方のエンドブラケット(27)には前記直線駆動
    用モータの前記ロータ(5)の回転を検出する第2のエ
    ンコーダ(16)を収納するエンコーダ・カバー(1
    5)が固定されており、 前記収納空間(29)の内部に延び出た前記回転駆動用
    モータの前記シャフト(3)の端部に前記第1のエンコ
    ーダ(10)の回転素子が固定され、 前記エンコーダ・カバー(15)の内部に延び出た前記
    直線駆動用モータの前記シャフト(6)の端部に前記第
    2のエンコーダ(16)の回転素子が固定され、 前記直進軸(21)に設けた前記スプライン部(13)
    と嵌合する前記第2のナット(14)が前記エンコーダ
    ・カバー(15)を介して前記他方のエンドブラケット
    (27)に対して固定されており、 前記第2のナット(14)の本体が前記直線駆動用モー
    タの前記シャフト(6)内に緩く嵌合されていることを
    特徴とする請求項8に記載の直進・回転アクチ ュエー
    タ。
  11. 【請求項11】 中間ブラケット(28)には、直進駆
    動用モータ及び回転駆動用モータからそれぞれ延びる電
    力供給用のリード線を電気的に外部に引き出すリード線
    引出部(31)が設けられている請求項8に記載の直進
    ・回転アクチュエータ。
  12. 【請求項12】 前記回転駆動用モータの前記ロータに
    固定される前記第3のナット(8)は、前記出力軸
    (7)の内部に嵌合されて前記スプライン部(9)と嵌
    合する本体と、前記ロータの外側に位置して径方向に延
    びる環状のフランジ部(8a)とからなり、 前記フランジ部(8a)と前記一方のエンドブラケット
    (26)との間にオイルシール部材(32)が配置され
    ている請求項8に記載の直進・回転アクチュエータ。
  13. 【請求項13】 回転駆動用モータ(B´´)と直進駆
    動用モータ(A´´)とを備え、前記回転駆動用モータ
    (B´´)の回転により軸線(X−X)を中心にして出
    力軸(7´)を回転させ、前記直進駆動用モータの回転
    により前記軸線(X−X)に沿って前記出力軸(7´)
    を直線移動させる直進・回転アクチュエータであって、 軸中心が前記軸線(X−X)を構成するように配置され
    て、外周部にスプライン部(13´)とねじ部(12
    ´)とが形成された中空構造の直進軸(21´)を有
    し、 前記直進軸(21´)の前記ねじ部(12´)と螺合し
    且つ第1の伝達機構(41)を介して前記直進駆動用モ
    ータにより駆動されて回転して前記直進軸(21´)を
    前記軸線方向に変位させる第1のナット(11´)を有
    し、 固定状態にあって前記直進軸(21´)の前記スプライ
    ン部(13´)と嵌合して前記直進軸(21´)の回転
    を阻止する第2のナット(14´)を有し、 前記出力軸(7´)は前記直進軸の内部に嵌合される嵌
    合部分(7´b)と前記直進軸(21´)の外部にあっ
    て外周部にスプライン部(9)が形成された出力部分
    (7´a)とを有し、 前記出力軸(7´)の前記嵌合部分は前記直進軸(21
    ´)の内部に軸受(1 9´,20´)を介して回転自在
    に嵌合され、 前記出力軸(7´)の前記出力部分(7´a)に設けた
    前記スプライン部(9´)と嵌合し、第2の伝達機構
    (42)を介して前記回転駆動用モータにより駆動され
    て回転する第3のナット(8´)を有していることを特
    徴とする直進・回転アクチュエータ。
  14. 【請求項14】 前記直進軸に設けられる前記スプライ
    ン部(13´)と前記ねじ部(12´)は、相互に干渉
    しないように同じ位置に重ねて形成されている請求項1
    3に記載の直進・回転アクチュエータ。
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