JP2001354360A - 綾巻ボビンを巻成する繊維機械の運転法 - Google Patents

綾巻ボビンを巻成する繊維機械の運転法

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JP2001354360A
JP2001354360A JP2001132715A JP2001132715A JP2001354360A JP 2001354360 A JP2001354360 A JP 2001354360A JP 2001132715 A JP2001132715 A JP 2001132715A JP 2001132715 A JP2001132715 A JP 2001132715A JP 2001354360 A JP2001354360 A JP 2001354360A
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guide drum
winding
yarn guide
yarn
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Franz-Josef Flamm
フラム フランツ−ヨーゼフ
Christian Sturm
シュトゥルム クリスティアン
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  • Textile Engineering (AREA)
  • Winding Filamentary Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外的な現象像が改善されると同時に、綾巻ボ
ビン生産質の向上した綾巻ボビンを製造できる方法並び
に装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、巻形式“粗巻”で綾巻ボビン
を巻成するための方法に関する。この場合、自動綾巻装
置の作業部(1)は、摩擦結合式に駆動するための軸方
向に移動可能に支承された糸ガイドドラム(3)を備え
た巻取り装置並びに綾巻ボビン(4)を回転可能に保持
するためのボビンフレーム(5)を有している。更に、
糸ガイドドラム(3)における綾巻ボビン(4)の接触
圧を規定して調節することによってスリップ調整を可能
にするリボン巻き防止装置(22)が設けられている。
本発明によれば、リボン巻ゾーンの領域において糸ガイ
ドドラム(3)とボビンフレーム(5)との間に、糸綾
振り運動時にリボン巻き防止に起因するストローク変動
に抗して作用する相対運動が導入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻形式“粗巻(wi
lde Wicklung)”で綾巻ボビンを巻成するための方法で
あって、互いに相対的に軸方向に可動に支承されたボビ
ンフレーム及び糸ガイドドラム、並びにリボンブレーカ
が備えられている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】上記形式の方法もしくは上記方法を実施
するための所属の装置は、自動綾巻装置に関連して公知
である。
【0003】例えばドイツ国特許公開第4336312
号明細書から公知の自動綾巻装置の巻成部は、軸方向に
移動可能に支承された糸ガイドドラムを有している。こ
の場合、糸ガイドドラムは駆動軸に連結されていて、該
駆動軸は、ボビン駆動装置のロータをも有している。
【0004】更に、公知の巻取り装置は縁部シフト機構
を有していて、該縁部シフト機構を介して、糸ガイドド
ラムは必要とあればコンスタントなストローク幅で軸方
向に綾振り運動可能である。
【0005】ドイツ国特許公開第19829597号明
細書から、巻き形式“粗巻”で綾巻ボビンを巻成するた
めの方法が公知である。リボン巻きを回避するために、
糸ガイドドラムにおける綾巻ボビンの接触圧が減少され
かつ綾巻ボビンが同時に制動モーメントによって負荷さ
れる。
【0006】即ち、公知の方法では綾巻ボビンの角速度
が常時検出されかつ制御装置内で処理されて、リボン巻
きゾーンに達した場合に又はリボン巻きゾーンに達する
直前に、綾巻ボビンの角速度が糸ガイドドラムに綾巻ボ
ビンを圧着する接触圧の規定の調節によって、危険のな
い角速度に低下される。
【0007】前記方法を実施するための有利な装置は、
同様にドイツ国特許公開第19829597号明細書に
詳述されている。
【0008】前述の方法により巻成される綾巻ボビンの
利点は、著しく改善されたリボン巻き解除が得られ、並
びに、後続の製造プロセスにおいて高速の繰出し速度の
場合でも極めて良好な工程動作(Ablaufverhalten)が
得られるということにある。
【0009】リボン巻きゾーンで糸ガイドドラムにおけ
る綾巻ボビンの接触圧を減少させることによって、この
ような綾巻ボビンの視覚的な現象像の損害が僅かにな
る。
【0010】即ち、リボン巻きゾーンにおける接触圧の
減少に基づき、前記領域でも糸ガイドドラムにより綾振
り運動させられる糸の敷設幅の僅かな減少が生ぜしめら
れ、これは綾巻ボビンのボビンフランクにおいてリング
として可視可能になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術から出発
して本発明の課題は、外的な現象像が改善されると同時
に、綾巻ボビン生産質の向上した綾巻ボビンを製造でき
る方法並びに装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明によれ
ば、リボン巻きゾーンの領域において糸ガイドドラムと
ボビンフレームとの間に、糸綾振り運動時にリボン巻き
防止に起因するストローク変動に抗して作用する相対運
動を導入することによって、解決された。
【0013】更に前記課題は、本発明による方法を実施
するための装置において、縁部シフト機構がステッピン
グモータを有していて、該ステッピングモータが制御装
置を介して、選択的に前進回転及び後進回転するように
制御可能であり、ステッピングモータのその都度の角度
回動(調節角度)が規定されて調節可能であることによ
って、解決された。
【0014】本発明の有利な方法並びに有利な構成は、
その他の請求項に記載されている。
【0015】
【発明の効果】特に本発明による方法の利点は、リボン
巻きゾーンにおいて糸敷設時にリボン巻き防止プロセス
によって生ぜしめられるストローク変動が糸ガイドドラ
ムとボビンフレームとの間に相対運動を同時に導入する
ことによって直ちに補償されるということにある。
【0016】請求項2記載の有利な方法では、振幅を調
節可能な軸方向に移動可能に支承された糸ガイドドラム
の振動によって、糸敷設時にリボン巻き防止プロセスに
基づき生ぜしめられるストローク損失が簡単な形式で補
償される。
【0017】これによって、製造された綾巻ボビンのボ
ビンフランクにリングも別の視覚的な損害も生じないこ
とが保証される。
【0018】更に、請求項3記載の有利な方法では、糸
ガイドドラムの振動がリボン巻き防止作用を生ぜしめる
スリップ調整と同時に行われる。
【0019】この場合、ボビンフレーム・持上げ装置用
の駆動装置が巻成部コンピュータによって接触圧減少方
向で負荷された場合に、自動的に糸ガイドドラムを軸方
向にシフトさせるための、即ち、振動させるための駆動
装置が作動させられる。
【0020】請求項4及び請求項5から明らかなよう
に、糸ガイドドラムの振動の振動数以外に特に振幅も綾
巻ボビンの申し分のないボビンフランクを得るために極
めて重要である。
【0021】振動の振動数並びに最良の振幅は種々の巻
取りパラメータ、例えば糸材料、ボビン硬度等に関連し
ているので、有利には、振動の振動数並びに振幅は規定
して調節可能である。
【0022】この場合、振動の振動数は通常比較的僅か
でありかつ例えば0.1ヘルツ乃至3ヘルツであり、こ
の場合、例えば0.5ヘルツが特に有利であることが明
らかとなった。
【0023】振動の振幅の大きさは綾巻ボビンのボビン
フランクの後で得られる外観を考慮すると極めて重要で
あるので、振幅は、糸綾振り運動時にリボン巻き防止に
起因するストローク損失がほぼ補償されるように選択さ
れる。
【0024】請求項6乃至請求項7から明なように、本
発明による糸ガイドドラム・振動は、当該巻成部の正規
の縁部シフト機構が接続されているか又は遮断されてい
るかとは無関係に行われる。
【0025】請求項6から明らかなように、当該巻成部
において正規の縁部シフト機構が既に作動状態にある場
合には、本発明による糸ガイドドラム・振動によって前
記縁部シフト運動の重畳が行われる。即ち、正規の縁部
シフト運動の振幅は糸ガイドドラム・振動の振幅だけ拡
大される。
【0026】請求項8の構成から明らかなように、有利
には、巻成部に連続的に設けられる縁部シフト機構はソ
フトウエア的に、ステッピングモータとして構成された
縁部シフト機構の駆動装置が連続的に一方向に回転する
のみならず、可逆式に作動されるように、修正される。
この場合、ステッピングモータの角度回動(調節角度)
は規定して調節可能である。従って簡単な形式で、糸ガ
イドドラム・振動の振幅の大きさ並びに振動数を規定し
て調節することができ、この場合、一般に著しい経費を
必要とする巻成部のハードウエアの拡大は不要である。
【0027】
【発明の実施の形態】次ぎに図示の実施例につき本発明
を説明する。
【0028】自動綾巻装置の作業部(全体を符号1で図
示)の巻成部ケーシング2が図示されている。
【0029】作業部1は、リボン巻き防止プロセス、正
規の縁部シフト並びに本発明による糸ガイドドラム・振
動を実施するための装置を有している。
【0030】即ち、作業部1の巻成部ケーシング2内に
は、電動機27によって駆動される糸ガイドドラム3が
軸方向に移動可能に支承されている。この場合、糸ガイ
ドドラム3自体は摩擦によって綾巻ボビン4を駆動す
る。
【0031】綾巻ボビン4は、旋回軸6に回動不能に連
結されているボビンフレーム5内に保持されている。旋
回軸6は、糸ガイドドラム3の軸線に対して平行に配置
されていてかつ制限されて旋回可能に巻成部ケーシング
2に支承されている(矢印S参照)。
【0032】ボビンフレーム5は、通常のように、回転
可能に支承されたボビンディスクを備えた2つのボビン
アーム7,8を有している。ボビンディスクの間には巻
管が保持されていて、該巻管には、綾巻ボビン4を形成
するために糸33が巻き取られる。この場合、ボビンア
ームの少なくとも一方が、図示されていない形式で、ボ
ビンディスクと共にサイドに向けて綾巻ボビンから離反
旋回可能であり、従って、満管の綾巻ボビンをボビンフ
レーム5から取り出して、空の巻管を挿入することがで
きる。
【0033】ボビンフレーム5の旋回軸6には、ボビン
フレーム・持上げ装置22として構成されたトルク発生
器が作用する。
【0034】特にトルク発生器は、旋回軸6に回動不能
に結合された接続ディスク9並びに旋回軸6に対して同
軸的に回転可能に支承された歯車10を有している。接
続ディスク9は、歯車10に向いた接続ピン11を備え
ている。歯車10には、対応する接続ピン12が設けら
れている。接続ディスク9の接続ピン11と歯車10の
接続ピン12との間には、伝達部材としてコイルばねの
形式で同一のばねエレメント13が間挿されていて、前
記ばねエレメントは、歯車10と接続ディスク9とが相
対回動した場合に逆向きに変形する。
【0035】回転可能に支承された歯車10は、減速伝
動装置のピニオン15に噛合っていて、該減速伝動装置
の外歯環15は駆動ピニオン16を介してステッピング
モータ17に連結されている。駆動ピニオン16、外歯
環15及びピニオン16は巻成部ケーシング2に回転可
能に支承されているので、減速伝動装置を介して巻成部
ケーシング2に固定されたステッピングモータ17の各
回転運動が例えば1:25の比で歯車10に伝達され
る。
【0036】ほぼ1.8度の個々のステップを考慮して
設計されているステッピングモータ17は、巻成部コン
ピュータ18を介して制御されかつこのようにしてボビ
ンフレーム5においてトルクを発生させる予め規定され
た数の個々のステップ又は予め規定された数の回転を実
施でき、前記トルクにより、糸ガイドドラム3における
綾巻ボビン4の接触圧が調節可能である。
【0037】適当な信号ライン23,24を介して巻成
部コンピュータ18に接続されているセンサ23,24
を介して、常時綾巻ボビン4の回転数並びに糸ガイドド
ラム3の回転数が検出される。前記データから並びに機
械の周知の構成データから、巻成部コンピュータ18に
おいて常に綾巻ボビン4の実際の巻比が算定される。
【0038】綾巻ボビン4の直径がリボン巻きゾーン
(Bildwicklungszone)に接近した場合には、即ち、ス
リップなしの駆動において糸ガイドドラムの回転数が例
えば綾巻ボビンの回転数の整数倍になる領域に接近した
場合には、リボン巻き防止作用(Bildstoerung)を生ぜ
しめるスリップ調整が行われる。
【0039】即ち、綾巻ボビン4の回転数は、綾巻ボビ
ン直径によって予め規定された瞬間的な回転数から調節
可能な低回転数に減少される。
【0040】この場合、綾巻ボビン4が一方では例え
ば、信号ライン21を介して巻成部コンピュータ18に
接続されているボビンブレーキ20を介してコンスタン
トな制動モーメントで負荷されかつ他方では綾巻ボビン
4を糸ガイドドラム3に載着させる接触圧がボビンフレ
ーム5の規定の持上げによって減少されることによっ
て、綾巻ボビン4の回転数が低回転数に減少されかつ該
低回転数が正確に維持される。
【0041】この場合、前記接触圧の適当な増大又は減
少によって、綾巻ボビン4の所望の回転数を正確に調整
できる。
【0042】即ち、糸ガイドドラム3における綾巻ボビ
ン4の算定された接触圧に相応する位置にステッピング
モータ17を介して歯車10が回動されることによっ
て、リボン巻き(Bildwickel)が回避される。この場
合、ステッピングモータ17の調節により綾巻ボビン直
径乃至は綾巻ボビンの巻取り経過の関数として接触圧を
制御することは、制御プログラムを使用して巻成部コン
ピュータ18内で行われる。このような制御プログラム
は、例えば全巻取り経過中に巻成部コンピュータ18に
供給される前述のセンサデータに基づき、プラス又はマ
イナスのステップでステッピングモータ17の所要の位
置を算定する。
【0043】可逆式の電動機27によって駆動される糸
ガイドドラム3は、冒頭に既述したように、軸方向に移
動可能に支承されていてかつ縁部シフト機構28によっ
て負荷される。このような縁部シフト機構(Kantenverl
egemechanismus)は、ドイツ国特許公開第433631
2号明細書で詳述されている。
【0044】縁部シフト機構28はほぼ、制御ラインを
介して巻成部コンピュータ18に接続されているステッ
ピングモータ29、偏心体30並びに糸ガイドドラム3
の駆動軸32に作用するレバーエレメント31とから構
成されている。即ち、ステッピングモータ29の調節角
度に応じて偏心体30が回動しかつこの際有利にはダブ
ルレバーとして構成されたレバーエレメント31が旋回
し、該レバーエレメント自体は、例えばばねエレメント
(図示せず)の力に抗して駆動軸32ひいては糸ガイド
ドラム3を軸方向に移動させる。
【0045】この場合、前述の縁部シフト機構28は、
本発明による方法を実施するためにソフトウエア的に、
一連の縁部シフトの場合に一般的であるように、ステッ
ピングモータ29が連続的に回転するように駆動される
のみならず、ステッピングモータ29が選択的に並びに
予め規定可能な角度量だけ作動可能であるように、修正
される。
【0046】即ち、ステッピングモータ29の調節角度
ひいては糸ガイドドラム3の振動の振幅は、両方向で規
定して調節可能である。
【0047】この場合有利には、偏心体の偏心率は、正
規の縁部シフト運動の最大の振幅並びに糸ガイドドラム
・振動の最大の振幅をカバーし得るように、選択されて
いる。
【0048】本発明による方法の経過:巻取りプロセス
中に、(図示しない)供給ボビン(紡績コップ)から引
き出される糸33は、大容積の綾巻ボビン4に巻き返さ
れる。通常のように、糸33は巻返し中に(図示しな
い)糸クリーナーによって場合によって生ずる糸欠陥を
チェックされかつ場合によってはクリーンにされる。次
いで、クリーンにされた糸33は、糸ガイドドラム3に
よって綾巻層としてボビンフレーム5内に回転可能に支
承された巻管に巻き付けられる。即ち、糸33を糸ガイ
ド溝37内で摺動させる糸ガイドドラム3は、摩擦結合
により巻管もしくは綾巻ボビン4を駆動する。巻管もし
くは綾巻ボビンは、ボビンフレーム5内に保持されて、
予め規定可能な接触圧で糸ガイドドラム3に載着され
る。
【0049】綾巻ボビンが、リボン巻き発生の虞れのあ
る直径に達すると、巻成部コンピュータ18を介してリ
ボン巻き防止作用を生ぜしめるスリップ調整手段が作動
する。
【0050】即ち、ボビンフレーム・持上げ装置22並
びにボビンブレーキ20が接続される。
【0051】この場合、ボビンフレーム・持上げ装置2
2は、糸ガイドドラム3における綾巻ボビン4の接触圧
が減少されるようにするのに用いられ、前記の接触圧減
少によって、綾巻ボビンの回転数が減少せしめられひい
ては綾巻ボビン4と糸ガイドドラム3との間でスリップ
が生ぜしめられる。
【0052】これによって、綾巻ボビン4の回転数は、
得られる綾巻ボビン直径のために危険のない値に低下さ
れる。
【0053】接触圧の減少によって、糸敷設の際に僅か
なストローク損失も生ずるので、同時に縁部シフト機構
が本発明による形式で作動される。
【0054】即ち、巻成部コンピュータ18を介してス
テッピングモータ29は、ステッピングモータがそれぞ
れ調節可能な回転角度だけ選択的に往復回転しかつこの
際偏心体30及びレバーエレメント31を介して駆動又
は支承軸32ひいては糸ガイドドラム3を振動させる
(第2図で二重矢印36参照)ように、制御される。
【0055】振動数及び振幅をステッピングモータ29
の適当な制御により調節できる前記の糸ガイドドラム・
振動36によって、綾巻ボビン4の僅かな接触圧に基づ
き糸綾振り運動時に生ずるストローク損失が直ちに補償
される。
【0056】既述のように、この場合本発明による糸ガ
イドドラム・振動36は、縁部シフト機構28の正規の
運転に付加的に行われるか、又は、当該巻成部の正規の
縁部シフト機構28が接続されない場合でも行われる。
【0057】糸ガイドドラム・振動36が縁部シフト機
構28の正規の運転に付加的に行われる場合には、少な
くとも部分的に、前述の両軸方向の糸ガイドドラム・運
動の振幅の重畳が生ぜしめられる。
【0058】いずれにせよ本発明による糸ガイドドラム
・振動によって、工程動作並びに外観に関し、高価値の
綾巻ボビンのみを巻成できる。即ち、本発明による方法
により巻成される綾巻ボビンは、いずにせよ溝等のない
綺麗なボビンフランクを有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法を実施するために必要な装置
を有する自動綾巻装置の作業部の斜視図。
【図2】第1図による作業部の部分断面正面図。
【符号の説明】
1 作業部、 2 巻成部ケーシング、 3 糸ガイド
ドラム、 4 綾巻ボビン、 5 ボビンフレーム、
6 旋回軸、 7,8 ボビンアーム、 9接続ディス
ク、 10 歯車、 11,12 接続ピン、 13
ばねエレメント、 14 ピニオン、 15 外歯環、
16 駆動ピニオン、 17 ステッピングモータ、
18 巻成部コンピュータ、 20 ボビンブレー
キ、 21 信号ライン、 22 ボビンフレーム・持
上げ装置、 23,24 センサ、 25,26 信号
ライン、 27 電動機、 28 縁部シフト機構、
29 ステッピングモータ、 30 偏心体、 31
レバーエレメント、 32駆動軸、 33 糸、 36
糸ガイドドラム・振動、 37 糸ガイド溝

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻形式“粗巻”で綾巻ボビンを巻成する
    ための方法であって、互いに相対的に軸方向に可動に支
    承されたボビンフレーム及び糸ガイドドラム、並びにリ
    ボンブレーカが備えられている形式のものにおいて、リ
    ボン巻ゾーンの領域において糸ガイドドラム(3)とボ
    ビンフレーム(5)との間に、糸綾振り運動時にリボン
    巻き防止に起因するストローク変動に抗して作用する相
    対運動を導入することを特徴とする、綾巻ボビンを巻成
    する繊維機械の運転法。
  2. 【請求項2】 リボン巻ゾーンにおいて軸方向の移動可
    能に支承された糸ガイドドラム(3)に、ストローク変
    動に抗して作用する振動(36)を与える、請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 糸ガイドドラム(3)の振動(36)
    を、リボン巻き防止作用を生ぜしめるスリップ調整と同
    時に行なう、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 糸ガイドドラム・振動(36)の振動数
    を、比較的僅かにする、請求項1から3までのいずれか
    1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 糸ガイドドラム・振動(36)の振幅が
    ほぼ、糸綾振り運動時のリボン巻き防止に起因するスト
    ローク損失に相応する、請求項1から4までのいずれか
    1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 糸ガイドドラム・振動(36)を、糸ガ
    イドドラム(3)の縁部シフト機構(28)の運転に付
    加的に行う、請求項1から5までのいずれか1項記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 糸ガイドドラム・振動(36)を、設け
    られる縁部シフト機構(28)が非作動状態にある場合
    にも行う、請求項1から6までのいずれか1項記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 縁部シフト機構(28)がステッピング
    モータ(29)を有していて、該ステッピングモータが
    制御装置(18)を介して、選択的に前進回転及び後進
    回転するように制御可能であり、ステッピングモータの
    その都度の角度回動(調節角度)が規定されて調節可能
    であることを特徴とする、請求項1記載の方法を実施す
    るための装置。
  9. 【請求項9】 ステッピングモータ(29)の調節角度
    の変更によって、糸ガイドドラム・振動(36)の振幅
    が調節可能である、請求項8記載の装置。
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