JPS62240235A - 有孔板の取り出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はサイズの異なる複数種類の有孔板を任意の順序
でコンベア上等へ取り出すことができる有孔板の取り出
し装置に関するものである。

（従来の技術） めっき工場等においては、プリント基板のような各種の
サイズを持ち、また不規則な多数の細孔を持つ有孔板を
順次めっき処理工程等へ送り出す必要を生ずる場合があ
る。このような有孔板は同種のものごとに積層され、吸
着ヘッドによって１枚ずつ吸着されてコンベア上へ取り
出されるのであるが、従来は真空ポンプによる吸着がな
されていたので、多孔板の種類毎に孔のない部分を吸引
できるように工夫された吸着ヘッドを用いる必要があっ
た。このために有孔板の種類が多くなると多数の吸着ヘ
ッドを準備して順次作動させる必要があり、構造が複雑
化するとともにその運転操作も複雑化する問題があった
。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は一ヒ記のような従来の問題点を解消して、多数
の細孔を持つ各種のサイズの有孔板を単一の吸着ヘッド
によって確実にコンベア等へ取り出すことができる有孔
板の取り出し装置を目的として完成されたものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明はサイズの異なる有孔板を同種のものごとに積層
状態で支持する複数個の有孔板塔載台の上方に、レール
に沿ってこれらの有孔板塔載台上を走行できる台■を設
け、該台車には下端に吸着ヘッドを備えた昇腎機構を取
り付けるとともに該吸着ヘッドをブロアの吸気側にダク
トを介して接続し、またこのダクトには大気圧を導入し
て吸引力を解除する吸引解除装置を設けたことを特徴と
するものである。

（実施例） 次に本発明を図示の実施例につい°ζ詳細に説明すると
、＋１１は機台、（２）は機台（１１の上面に配置され
た複数個の有孔板塔載台であって、各有孔板塔載台（２
）はそれぞれガイド（３）を備え、サイズの異なる有孔
板（５０）を同種のものごとに積層状態で支持するもの
である。（４）は機台（１１の上方に水平に支持された
レール、（５）はレール（４）に沿って各有孔板塔載台
（２）上を走行することができる台車であり、走行用モ
ータ（６）の出力軸に固定されたピニオン（７）をレー
ル（４）の上方のランク（８）と噛合させることにより
任意の位置へ移動させ、また停止させることができるも
のである。また台車（５）にはこのラック（８）と噛合
するピニオン（９）付きのエンコーダー（１０）が取付
けられており、台車（５）の位置を図示を略した制御装
置に正確に入力できるようになっている。この台車（５
）の下面にはレール（４）と垂直方向に水平に伸びる一
対のレール（１１）が設けられており、このレール（１
１）の中心部に設けられたロソドレスンリングー（１２
）によってエアシリンダー等の昇降ａ横（１３）がレー
ル（１１）に沿って進退動できるように支持されている
。（１４）は昇降機構（１３）の下端に取付けられた吸
着ヘッドで、第４図に示されるように円筒体の下面にゴ
ム製の吸着パッド（１５）を備えるとともに、フレキシ
ブルなダクト（１６）を介して台車（５）の上部のブロ
ア（１７）の吸気側に接続されている。なお吸着パッド
（１５）の径は有孔板（５０）のうちの最小サイズのも
のよりも小さ目にしておくことが好ましい。このブロア
（１７）はモーター（１８）によって駆動され、ダクト
（１６）を介して吸着ヘッド（１４）の内部から多量の
空気を吸引することによって吸着力を生ずるものである
が、その吸着力を制御するためにダクト（１６）の上端
部分には吸引解除装置（１９）が設けられている。吸引
解除装置（１９）は第５図に示すように上部に通気孔（
２０）を備えたボックス（２１）にシリンダ（２２）に
よってこの通気孔（２０）を開閉できる弁（２３）を取
付けたもので、その下端の開孔（２４）をブロア（１７
）の吸気側に接続するとともに、その側面の開孔（２５
）をダクト（１６）に接続したものである。そして第５
図に実線で示すように弁（２３）が引、上げられて通気
孔（２０）が封鎖されたときにはブロア（１７）の吸引
力がフルにダクト（１６）を介して吸着ヘッド（１４）
に作用するが、想像線で示すように弁（２３）が押下げ
られたときには通気孔（２０）が開かれてボックス（２
１）内に大気圧が導入されるので吸着ヘッド（１４）か
らはほとんど空気が吸引されなくなり、吸着ヘッド（１
４）の吸着力はゼロとなるものである。なお（２６）は
有孔板（５０）を取出すためのコンベアである。

本実施例ではブロア（１７）を駆動するモーター（１８
）の回転数をインバータ方式により可変としてブロア（
１７）の吸引力を制御するようにしたが、バイパス回路
を設けて吸引力を制御する方式を法用してもよい。

（作用） このように構成されたものは、各有孔板塔載台（２）に
サイズの異なる有孔板（５０）を同種のものごとに積層
しておき、図示されない制御装置により台ｉｔ　（５１
をレール（４）に沿って走行させて取り出したいサイズ
の有孔板（５０）が積載された有孔板塔載台（２）の直
上位置で停止させる。次に台車（５）の下側に取付けら
れた昇降機構（１３）を作動させてその下端の吸着ヘッ
ド（１４）を吸着パッド（１５）がを孔板（５０）の上
面に接触するまで下降させると、吸着ヘッド（１４）内
の空気はダクｌ−（１６）を介してブロア（１７）に吸
引されるのでこの空気流によって吸着ヘッド（１４）内
は負圧となり、有孔板（５０）は吸着ヘッド（１４）に
吸着される。前述のように、有孔板（５０）がプリント
基板のように不規則な多数の細孔（５１）を持つ場合に
も、本発明のように多量の空気流による吸着方式を採れ
ば有孔板（５０）を確実に吸着することができ、従来の
ように有孔板（５０）の種類ごとに個別に吸着ヘッドを
準備する必要はない。このように所望の有孔板（５０）
を吸着したのち昇降機構（１３）によって吸着へッｌ”
（＋４）は持上げられ、台車（５）はコンヘア（２６）
の前方位置へ移動して次にロッドレスシリンダー（１２
）が昇降機構（１３）をレール（１１）に沿ってコンベ
ア（２６）上へ押し出す。この状態で吸着へノド（１４
）のダクト（１６）に設けられた吸引解除装置ｆｆ（１
９）を作動させてその内部に大気圧を五人ずれば、吸着
ヘッド（１４）の吸引力は解除されるので、吸着ヘッド
（１４）に吸着されていた有孔板（５０）はコンヘア（
２６）上へ落下する。このような作動を繰返すことによ
り、サイズの異なる有孔板（５０）は制御ｇ　Ｗの指示
する順序で１枚ずつコンベア（２６）上へ取り出される
こととなる。

（発明の効果） 本発明は以上の説明からも明らかなように、多数の細孔
を持つ各種のサイズの有孔板を単一の吸着ヘッドによっ
て任意の順序でコンヘア上へ取り出すことができるもの
であり、従来のように有孔板に合わせて個別に吸着ヘッ
ドを準備する必要がないので構造簡単にして運転操作も
容易である。

しかも吸着ヘソ１゛の吸着力は大気圧を導入して吸引力
を解除する吸引解除装置によりオンオフされるので、ブ
ロアを運転したまま容易に有孔板の吸着と解除との制御
ができるものである。よって本発明はプリント基板のよ
うな有孔板をめっき工程へ送り込むための装置として好
適なものであり、業界に寄与するところは極めて大であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す正面図、第２図はその左
側面図、第３図はその平面図、第４図は吸着へノド部分
の一部切欠側面図、第５図は吸引解除装置の一部切欠正
面図である。 （２）：有孔板塔載台、（４）：レール、（５）：台車
、（１３）：　昇降機構、（１４）：　吸着ヘッド、（
１６）：　ダクト、（１７）　：　ブロア、（１９）　
：　吸引解除装置、（５０）：有孔板。 第２図 〃 第３図 Ｉ［４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. サイズの異なる有孔板（５０）を同種のものごとに積層
   状態で支持する複数個の有孔板塔載台（２）の上方に、
   レール（４）に沿ってこれらの有孔板塔載台（２）上を
   走行できる台車（５）を設け、該台車（５）には下端に
   吸着ヘッド（１４）を備えた昇降機構（１３）を取り付
   けるとともに該吸着ヘッド（１４）をブロア（１７）の
   吸気側にダクト（１６）を介して接続し、またこのダク
   ト（１６）には大気圧を導入して吸引力を解除する吸引
   解除装置（１９）を設けたことを特徴とする有孔板の取
   り出し装置。