JPS62239972A

JPS62239972A - 酸性乳化状飲料組成物

Info

Publication number: JPS62239972A
Application number: JP61081056A
Authority: JP
Inventors: Nobuhiro Atobe; 跡部　信弘; Yoshiharu Tanaka; 善晴田中
Original assignee: Nippon Oil and Fats Co Ltd
Current assignee: NOF Corp
Priority date: 1986-04-10
Filing date: 1986-04-10
Publication date: 1987-10-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は酸性下での乳化安定性の良好な飲料組成物に関
するものである。

メチルセルロースの使用２＞１　　　　　　”　　−爪製造法についてキサフタ／ガムを使用し、高圧ホモジナ
イザーを用いる方法が示されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

油脂は糖質やたん白質にくらべて約２倍のカロリー栄養
源であり、必須脂肪酸を供給したり、脂溶性ビタミンの
給源など４１重要な機能を有する。

［７たがって油脂は栄養価の非常に高い食品であり、飲
料においても油脂を含有することが望ましい。

しかし牛乳や豆乳など油脂を含有する飲料は、その風味
の点で飲めない人がかなり多い。

一方、果汁飲料やスポーツ飲料などの酸性飲料ではその
清涼感のされやかな風味が好まれ、愛用されているが、
油脂はほとんど含まれていない。

現在、油脂を含有し、かつ酸性のされやかな風味を有す
る飲料は見当たらない。これは酸性下で長期間安定な乳
化液を作ることがむずかしいという理由によるものであ
り、現在では増粘剤として前記のガム質を使用すること
Ｋよってのみ作られている。しかしガム質の使用による
方法は一般に外部相の粘度を高め、飲んだ場合に粘っこ
さ、しつこさが感じられ食感が悪い。

本発明は、油脂を含有し、酸性で清涼感があシ、さらに
長期的に乳化安定性の良好な飲料の開発を目的としてい
る。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明者らは前記の問題点を解決するために、鋭意研究
を重ねた結果、乳化剤としてクエン酸モノグリセリドと
ポリグリセリン１旨肪酸エステルを組み合わせて使用す
ることにより、長期間乳化安定性の良好な酸性乳化液が
得られることを見い出し、本発明に到達した。

すなわち本発明は、油脂、乳化剤、無脂固形分、酸味料
および水から７する酸性乳化状飲料において、乳化剤と
してクエン酸モノグリセリドとポリグリセリン脂肪酸エ
ステルを併用し、そのポリグリセリン脂肪酸エステルが
６〜１００重合度のポリグリセリンと脂肪酸とのモノエ
ステルであり、乳化剤の含有量が全組成物量に対し０．
１〜３重ｕ％であることを特徴とする酸性乳化状飲料組
成物を提供するものである。

本発明に用いるクエン酸モノグリセリドとは、グリセリ
ンと脂肪酸およびクエン酸をそれぞれ１分子以上含むエ
ステルである。また本発明に用いるポリグリセリン脂肪
酸エステルとは重合度が６〜１０のポリグリセリンと脂
肪酸とのモノエステルである。ポリグリセリン脂肪酸エ
ステルの列としては、ヘキサグリセリンモノオレエート
、ヘキサグリセリンモノステアレート、ヘキサグリセリ
ンモノラフレート、デカグリセリンモノステアレート、
デカグリセリンモノオレエート、デカグリセリンモノラ
ウレートなどがある。

用し、これらの配合量は全組成量に対し０．１〜３道ｔ
％であり、０．１ｔに［未満の場合は乳化機能を発ｒ１
することができず、また３重重量での範囲でその機能が
十分圧発揮されることからそれより多くの配合量は必要
としない。

本発明に使用する油脂としては、乳脂、大豆油、コーン
油、ナタネ油、ヤシ油、ラード、牛脂、魚油などの動植
物油脂、中鎖脂肪酸トリグセリドおよびこれらのエステ
ル交換油などであり、単品あるいは有効に組み合わせて
使用される。

本発明の酸性乳化状飲料組成物は、前記油脂および乳化
剤以外に無脂固形分、酸味料、水、必要により果汁やフ
レーバを単品あるいは組み合わせ科、フレーバおよび水
を含んでおり、例えばオレンジ、グンープ、アップル、
レモンなどの果汁があり好ましい材料である。１″！＊
味科はクエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳脂、フマール酸
などである。

無脂固形分としてたん白質、糖質、ビタミン類、ミネラ
ル類を配合することがでなる。たん白質は乳たん白質、
大豆たん白質、醗酵孔などが使用できるが、ホエーたん
白質や醗酵孔を使用するのがより々Ｆましい。８！！質
としては、砂糖、ブドウ糖、果糖、乳糖、塘アルフール
、デキストリンなどいずれも単品または組み合わせて用
いることができる。

本発明において各成分の配合割合は、油脂０．５〜１０
重！にチ、無脂固形分は３〜３５重量％および水は９６
，４〜５２重量％の範囲が好ましい。

本発明の酸性乳化状飲料組成物は、油脂、乳化剤、無脂
固形分などの配合材料を水で溶解し、均質機を用いて均
質化処理し、均一な液状組成物に乳化ｔｉ、８０〜９０
℃の殺菌処理を行い、充填する。また必要に応じて１０
０〜１５０℃の高温滅ｔ’ｌ処理を行うことができる。

殺菌または滅菌には通常の各種殺菌機、滅菌機を使用す
ることができるが、間接加熱方式または直接蒸気加熱方
式による超高温瞬間加熱（Ｕｌ（Ｔ）での殺濱または滅
菌が好ましい。

〔発明の効果〕

本発明の酸性乳化状飲料組成物・儂、時定の乳化剤の配
合により、長期間、室温に保存しても均一な乳化が保た
れる。本発明の飲料は、栄養１ｉ［１ｉの高ｈ油脂を含
有し、酸性で清涼感があり、油脂特有の臭味を消去して
飲みやすくしたものであり、栄養と飲みやすさ、かつ長
期間良好な乳化安定性を有する新規な飲料である。

〔実施例〕

つぎに本発明を実施例および比較例により説明する。以
下チは重量基準である。

実施例　１゜第１表に示す各材料を水に加え、溶解させ、７０℃に昇
温した。クエン酸モノグリセリドは、あらかじめコーン
油に溶解しておく。この混合液をプロペラ式攪拌機で、
７５℃、１５分間予備乳化し００ノの酸性乳化状飲料組
成物を得た。この乳化液を瞬間的に１２０１：まで昇温
し、充填密封し、缶入りの酸性乳化状飲料組成物（ＰＨ
：２．８）を得た。この酸性乳化状飲料組成物は、３０
日間、４０℃に放置したところ、離水、油分離は認めら
れず、乳化安定性は良好であった。

製品の乳化状態、平面粒子径および保存した時の乳化安
定性についての性能試験を行った結果を第２表に示した
。

第　　１　　表実施例２〜４、比較例１〜５第２表に示す乳化剤を用いた以外は実施例１と同様にし
て酸性乳化状飲料組成物を得、同様の試験を行った。結
果を第２表に示す。

第２表の結果から、本発明の乳化剤を使用した実施例の
ものは、製造直後および保存後の乳化安定性が著しく優
れていることが明らかである。

（以下余白）実施例　５゜ｍ３表の配合により、実施例１に準じて溶解させ、均質
機を用いて乳化した。この乳化液を８５℃、５分間の殺
菌処理を行い、８０℃で無菌充填し、酸性（ｐＨ：２．
５）の乳化状飲料を得た。

この酸性乳化状飲料を３０日間、４０℃に放置したとこ
ろ、離水、油分分離は認められず、乳化安定性は良好で
あった。

第３表実施例　６゜第４表の配合により、実施例１に準じて溶解させ、均質
機を用いて乳化した。この乳化液を超高温瞬間加熱滅菌
装置を用いて、１３０℃、３０秒間処理し、その後２０
０ｄの熱間のレトルトパウチに無菌充填し、酸性乳化状
飲料組成物（ｐＨを有し、清涼感があって飲みやすく、
さらに３０日間、４０℃に放置したところ離水、油分分
離も認められず、乳化安定性は良好であった。

（以下余白）

Claims

【特許請求の範囲】

１、油脂、乳化剤、無脂固形分酸味料および水からなる
酸性乳化状飲料において、乳化剤としてクエン酸モノグ
リセリドとポリグリセリン脂肪酸エステルとを併用し、
そのポリグリセリン脂肪酸エステルが６〜１０の重合度
のポリグリセリンと脂肪酸とのモノエステルであり、乳
化剤の含有量が全組成物量に対し、０．１〜３重量％で
あることを特徴とする酸性乳化状飲料組成物。