JPS63219357A - オクタコサノ−ル含有飲料の製造方法 - Google Patents

オクタコサノ−ル含有飲料の製造方法

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JPS63219357A
JPS63219357A JP62052673A JP5267387A JPS63219357A JP S63219357 A JPS63219357 A JP S63219357A JP 62052673 A JP62052673 A JP 62052673A JP 5267387 A JP5267387 A JP 5267387A JP S63219357 A JPS63219357 A JP S63219357A
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JP
Japan
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octacosanol
oil
fatty acid
aqueous solution
fat
Prior art date
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Pending
Application number
JP62052673A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Tanaka
善晴 田中
Sadaaki Iwamura
岩村 貞明
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、均一な乳化状で極めて安定性の高いオクタコ
サノールを含有する飲料の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
オクタコサノールは、生体の運動量の増加、耐久力の向
上などの優れた生理活性作用があることが知られている
しかしながら、オクタコサノールは、融点が高く、はと
んどの物質に溶解しにくいため、安定な均一な溶液とし
て飲料に利用することは困難である。そのため、止むを
得ずその用途が固形状の食品に限られており、従来から
その改善方法が検討されていた。たとえば、特開昭61
−31064号公報には、炭素数22〜34の高級脂肪
族アルコールたとえばオクタコサノールを水溶性乳化剤
を用いて粒子径1μ以下の乳化液として液状飲食品に含
有させる方法、特開昭61−263937号公報には、
水溶性乳化剤であるポリグリセリン脂肪酸エステルの存
在下でオクタコサノールを乳化ないし可溶化して水性組
成物を得る方法が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
これら従来の方法では、いずれも水溶性乳化剤を含む水
溶液にオクタコサノールを加え、乳化機を用いて乳化す
る方法がとられているが、これら乳化液を飲料に用いた
場合には、外部相の粘度が低いため、保存中にオクタコ
サノールが上部に浮遊したり、あるいは沈澱したりして
、乳化安定性または分散安定性の点に問題があった。ま
た、水溶液に乳化剤を溶解させるため、飲料に乳化剤の
風味が影響し、風味の点においても問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは1以上の実状に鑑み、乳化安定性が極めて
良好でかつ風味の良好なオクタコサノール含有飲料を提
供することを目的として鋭意研究した結果、水溶性乳化
剤と油溶性乳化剤とを分散させた油脂にオクタコサノー
ルを加えて可溶化させた後、それを水溶液に混合乳化さ
せることにより、その目的を達し得ることを知り、本発
明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、油脂、水溶性乳化剤および油溶性
乳化剤によりオクタコサノールを可溶化させた後、水溶
液に混合乳化させることを特徴とするオクタコサノール
含有飲料の製造方法に関する。
本発明に使用されるオクタコサノールとしては、天然動
植物、たとえば小麦胚芽油、みつろう、キャンデリラろ
う、カルナバろう、木ろう、オウリキュリーろう、米ぬ
かろう、鯨ろうなどから抽出、分離、濃縮されたものが
望ましいが、合成によってつくられたものであってもよ
い。オクタコサノールの純度は、高くてもまた低くても
使用できるが1通常10〜50%の濃縮物が使用される
。これら天然由来のオクタコサノール中にはオクタコサ
ノール以外に、炭素数の異なる高級アルコールが混合物
の状態で存在しており、それらをそのままの状態で使用
しても何らさしつかえない。
本発明に使用される水溶性乳化剤とは、HLBが約9以
上の乳化剤をいい、たとえばショ糖脂肪酸エステル、ポ
リグリセリン脂肪酸エステルなどであり、中でもポリグ
リセリン脂肪酸エステルすなわち重合度4〜10のポリ
グリセリンと脂肪酸とのモノエステルを使用するのが好
ましい。
本発明に使用される油溶性乳化剤とは、HLBが約9以
下の乳化剤をいい、グリセリン脂肪酸モノエステル、シ
ョ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロ
ピレングリコール脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリ
ド、レシチン、ポリグリセリン脂肪酸エステルなどがあ
る。中でもグリセリン飽和脂肪酸モノエステル、有機酸
モノグリセリド、ソルビタン飽和脂肪酸エステルを使用
するのが好ましい。
なお、これらの水溶性乳化剤および油溶性乳化剤の配合
量は、いずれも飲料に対して 0.01〜0.5重量%
が適当である。
本発明に使用される油脂は、乳脂、大豆油、コーン油、
なたね油、やし油、ラード、牛脂、魚油などの動植物油
脂、中鎖脂肪酸トリグリセリドおよびこれらのエステル
交換油などであり、単品であるいは組み合わせて使用さ
れる。中でも中鎖脂肪酸トリグリセリド、やし油、パー
ム核油などのラウリン酸系油脂を使用するのが好ましい
本発明の製造方法は、まず油脂に水溶性乳化剤と油溶性
乳化剤とを混合し、それにオクタコサノールを加えて加
熱し、よく混合して混合物とする。
一方、それとは別に、所要の原材料を配合した水溶液を
製造し、その水溶液に前記の混合物を加え、プロペラ式
撹拌機で予備乳化した後、均質機によって均質化して乳
化液とし、さらに80〜90℃で殺菌処理を行なうこと
により実施することができる。なお、この際必要に応じ
て100〜150℃の高温滅菌処理を行なうこともでき
る。
本発明の製造方法を適用できるオクタコサノール含有飲
料としては、たとえば食塩等のミネラルを必須成分とし
、さらに酸味料、甘味料、アルコール、ビタミン、フレ
ーバーの中の少なくとも1種を含むスポーツ飲料、その
他牛乳、豆乳、果汁飲料、乳酸菌飲料、炭酸飲料、アル
コール入り飲料、ビタミン、ミネラル入り栄養飲料など
をあげることができるが、スポーツ飲料に適用すること
が特に望ましい。
〔発明の効果〕
本発明のオクタコサノール含有飲料は、油脂に。
油溶性乳化剤はもとより水溶性乳化剤をも添加し、オク
タコサノールを可溶化させることによって、長期間室温
に保存してもオクタコサノールが沈澱あるいは浮遊する
ことなく、均一・な乳化を保つことができる。また、P
H3というような酸性下でも安定な乳化が保たれ、さら
に水溶性乳化剤を一旦油中に溶解または分散させてから
使用するため、水溶性乳化剤特有の異味が消去され、風
味良好な飲みやすい飲料が得られている。
〔実施例〕
つぎに、本発明を実施例および比較例により詳細に説明
する。以下、%は重量基準である。
実施例1 油脂としてのやし油0.4gに水溶性乳化剤としてのデ
カグリセリンモノステアレート 0.2 gと油溶性乳
化剤としてのグリセリンモノステアレート 0.2gと
を混合し、それにオクタコサノール(純度12%)  
0.25gを加え、約80℃に昇温し、よく混合して均
一な混合物を得た。これとは別に、第1表に示す原材料
配合に従い水溶液を製造した。この水溶液IQに前記の
混合物を加え、この混合液をプロペラ式撹拌機を用い7
5℃で15分間予備乳化した。この予備乳化液を均質機
により1段目350kg/cm”、 2段目50kg/
Qrm”の圧力の2段階均質化法で均質化処理を行ない
、約IQの乳化液を得た。この乳化液を200maずつ
の缶に充填した後、85℃で20分間殺菌し、オクタコ
サノール含有スポーツ飲料を得た。
これを3か月間室温に放置したところ、オクタコサノー
ルの浮遊、沈澱は認められず、オクタコサノールの乳化
安定性は良好であった。
なお、製造直後および40℃で30日間保存後の乳化状
態、ならびに風味についての試験結果゛を第3表に示し
た。
第1表 比較例1 実施例1において、グリセリンモノステアレートを使用
しない以外は、実施例1に準じてオクタコサノール含有
スポーツ飲料を得、実施例1と同様の試験を行なった。
結果を第3表に示した。
比較例2 実施例1において、デカグリセリンモノステアレートを
使用しない以外は、実施例1に準じてオクタコサノール
含有スポーツ飲料を得、実施例1と同様の試験を行なっ
た。結果を第3表に示した。
比較例3 実施例1において、デカグリセリンモノステアレートを
あらかじめ水溶液に溶解させておく以外は、実施例1に
準じてオクタコサノール含有スポーツ飲料を得、実施例
1と同様の試験を行なった。
結果を第3表に示した。
比較例4 比較例1において、デカグリセリンモノステアレートの
量を 0.4 gとし、あらかじめ水溶液に溶解させて
おく以外は、実施例1に準じてオクタコサノール含有ス
ポーツ飲料を得、実施例1と同様の試験を行なった。結
果を第3表に示した。
実施例2 実施例1において、第3表に示す油脂および乳化剤を用
いる以外は、実施例1に準じてオクタコサノー・ル含有
スポーツ飲料を得、実施例1と同様の試験を行なった。
結果を第3表に示した。
比較例5 実施例2において、クエン酸モノグリセリドを使用しな
い以外は、実施例1に準じてオクタコサノール含有スポ
ーツ飲料を得、実施例1と同様の試験を行なった。結果
を第3表に示した。
実施例3 実施例1において、第3表に示す油脂および乳化剤を用
い、まず実施例1に準じて混合物を得た。
ついで、この混合物を牛乳IQに加え、実施例1に準じ
て約IQの乳化液を得た。この乳化液を140℃で4秒
間滅菌処理した後、均質機により70℃において150
kg/cm”の圧力で無菌的に均質化処理を行ない、2
0℃に冷却して無菌容優に無菌充填し、オクタコサノー
ル含有牛乳を得た。
二九を3か月間室温に放置したところ、オクタコサノー
ルの浮遊、沈澱は認められず、オクタコサノールの乳化
安定性は良好であった。その他の試験結果を第3表に示
した。
比較例6 実施例3において、ソルビタンモノステアレートを使用
せず、かつ別に製造する水溶液の原材料配合を第2表の
とおりとし、さらにショ糖脂肪酸エステルをあらかじめ
水溶液に溶解させておく以外は、実施例3に準じてオク
タコサノール含有牛乳を得、実施例1と同様の試験を行
なった。結果を第3表に示した。
第2表 □□」 一牛■ 実施例4 実施例1において、第3表に示す油脂および乳化剤を用
い、まず実施例1に準じて混合物を得た。
ついで、別に製造する水溶液の原材料配合を第2表のと
おりとし、この水溶液IQに前記の混合物を加え、実施
例1に準じてオクタコサノール含有果汁飲料を得た。
これを3か月間室温に放置したところ、オクタコサノー
ルの浮遊、沈澱は認められず、オクタコサノールの乳化
安定性は良好であった。その他の試験結果を第3表に示
した。
比較例7 実施例4において、大豆レシチンを使用しない以外は、
実施例4に準じてオクタコサノール含有果汁飲料を得、
実施例1と同様の試験を行なった。
結果を第3表に示した。
比較例8 実施例4において、ヘキサグリセリンモノステアレート
を使用しない以外は、実施例4に準じてオクタコサノー
ル含有果汁飲料を得、実施例1と同様の試験を行なった
。結果を第3表に示した。
以上の実施例1〜4の結果から明らかなように、本発明
のオクタコサノール含有飲料は、乳化安定性が著しく優
れており、また風味も良好であることが分かる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)油脂、水溶性乳化剤および油溶性乳化剤によりオ
    クタコサノールを可溶化させた後、水溶液に混合乳化さ
    せることを特徴とするオクタコサノール含有飲料の製造
    方法。
  2. (2)水溶性乳化剤が、重合度4〜10のポリグリセリ
    ンと脂肪酸とのモノエステルの中から選ばれる少なくと
    も1種である特許請求の範囲第1項記載のオクタコサノ
    ール含有飲料の製造方法。
  3. (3)油溶性乳化剤が、グリセリン飽和脂肪酸モノエス
    テル、有機酸モノグリセリド、ソルビタン飽和脂肪酸エ
    ステルの中から選ばれる少なくとも1種である特許請求
    の範囲第1項または第2項記載のオクタコサノール含有
    飲料の製造方法。
  4. (4)オクタコサノール含有飲料が、オクタコサノール
    以外にミネラルを必須成分とし、さらに酸味料、甘味料
    、アルコール、ビタミン、フレーバーの中から選ばれる
    少なくとも1種を含有するものである特許請求の範囲第
    1項から第3項までのいずれかに記載のオクタコサノー
    ル含有飲料の製造方法。
JP62052673A 1987-03-07 1987-03-07 オクタコサノ−ル含有飲料の製造方法 Pending JPS63219357A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2693876A1 (fr) * 1992-07-24 1994-01-28 Vani Complément nutritif à base de micronutriments.
WO1998047385A1 (en) * 1997-04-24 1998-10-29 Unilever N.V. Fat emulsions
KR20110130056A (ko) * 2010-05-27 2011-12-05 (주)뉴트리 폴리코사놀 함유 수성 조성물

Cited By (4)

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US6277430B1 (en) 1997-04-24 2001-08-21 Unilever Patent Holdings B.V. Fat emulsions
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