JPS62237708A - 電圧非直線抵抗体の製造法 - Google Patents

電圧非直線抵抗体の製造法

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JPS62237708A
JPS62237708A JP61079988A JP7998886A JPS62237708A JP S62237708 A JPS62237708 A JP S62237708A JP 61079988 A JP61079988 A JP 61079988A JP 7998886 A JP7998886 A JP 7998886A JP S62237708 A JPS62237708 A JP S62237708A
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中田 正美
修 今井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電圧非直線抵抗体の製造法に関し、特に、電気
的特性のバラツキが少ない避雷素子に適した電圧非直線
抵抗体の製造法に関するものである。
(従来の技術) 従来、添加物と酸化亜鉛とからなる原料粉末を造粒、成
形、焼成して焼結体を得る電圧非直線抵抗体の製造法に
おいては、各成分が均一に分散した原料粉末を得るため
、添加物を一旦仮焼して粉砕した後酸化亜鉛粉末と混合
して原料粉末を得ていた。この仮焼に際しては、単に耐
火物のルツボ状の容器内に添加物を入れて例えば900
℃の温度で仮焼していた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述した従来の仮焼方法においては、仮
焼時の焼成容器が密閉容器でないため添加物のうち特に
Bi2O3,5bzOi成分が気散してしまい、その結
果得られた仮焼物の成分が均一にならない欠点があった
。また、添加物を焼成容器内に充填するに際し容器内の
充填物の表面が平面になるよう充填しているため、焼成
容器に充填された添加物の中央部において添加物の反応
が遅れ、この場合も得られた焼結体の成分が均一になら
ない欠点があった。
そのため、これらの原料粉末を使用して電圧非直線抵抗
体を作成すると、電圧非直線性2課電寿命、雷サージ耐
量等の電気的特性が各電圧非直線抵抗体間で変動する欠
点があった。
本発明の目的は上述した不具合を解消して、電圧非直線
性6課電寿命、雷サージ耐量等の電気的特性が良好で変
動の少ない電圧非直線抵抗体の製造法を提供しようとす
るものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の電圧非直線抵抗体の製造法は、粒界相を形成す
る添加物を仮焼して予め反応させ、これを微粉砕して酸
化亜鉛粉末に加えて原料混合物を得た後、この原料混合
物を造粒、成形、焼成して焼結体を得る電圧非直線抵抗
体の製造法において、前記仮焼工程で添加物を耐火物の
容器中に入れ董をした密閉状態で750〜850°Cの
温度で焼成することを特徴とするものである。
(作 用) 上述した構成において、添加物を密閉容器内に入れ好ま
しくは充填した添加物の中央部を30容量%以上あけた
状態で750〜850℃の温度で仮焼を実施することに
より、仮焼後の添加物の成分が均一となり、その結果本
発明により得られた原料粉末を使用して作成した電圧非
直線抵抗体の電圧非直線性2課電寿命、雷サージ耐量等
の電気的特性が良好で変動の少ないものを得ることがで
きる。
なお、本発明において仮焼温度を750〜850℃と限
定する理由は、750℃未満だと仮焼の効果が充分発揮
できず成分が均一とならないとともに、850℃を越え
ると添加物の反応が進みすぎて粉砕が困難となるためで
ある。
以下、本発明の方法により得た原料粉末を使用して電圧
非直線抵抗体を作成する方法について説明する。まず、
例えばモル%でBiz(h 0.1〜2.0%、  C
0z(1+ 0.1 〜2.0  %、  Mn0z 
0.1〜2.0  %、  Sb、830.1 〜2.
09A、  CrJ30.1〜2.0  %、NiOO
,1〜2.0%、 5i(h 1.0〜ii、o%、の
混合物及び所要の場合にさらに八7!2Off 0.0
01〜0.05%、ホウケイ酸ビスマスガラス等の添加
物を加えた混合物を、好ましくは湿式ボールミルで2μ
m以下に微粉砕した後、乾燥、解砕して添加物の微粉砕
物を得る。
次に、好ましくはマグネシア質またはムライト質からな
る耐火物の容器内に微粉砕物を充填する。
このとき、充填した微粉砕物の中央部に約30容量%以
上の空間を設けると、仮焼が充分に実施できるため好ま
しい。さらに、同一形状の容器を積み重ねて仮焼する場
合は、一番上の容器のみに蓋をすれば充分である。次に
、密閉した容器を炉の中に入れ、昇温速度150〜25
0 ’C/hrで750〜850℃の適当な温度にした
後所定時間保持し、さらに降温速度50〜150℃/h
rで冷却して仮焼を実施する。仮焼時間は2〜7時間程
度が好ましい。
その後、仮焼後の添加物を好ましくは湿式のボットミル
等により微粉砕し、酸化亜鉛粉末と混合する。
この際結合剤としてポリビニルアルコール水溶液を所定
量加える。この混合操作は好ましくはディスパーミルを
用いる。得られた泥漿を減圧脱気後好ましくはスプレー
ドライヤーで撒細粒子に造粒した後、造粒物を成形圧力
800〜1000 kg / cm 2の下で所定の形
状に成形する。その成形体を昇降温速度50〜70℃/
hrで800〜1000  ℃保持時間1〜5時間とい
う条件で仮焼成して結合剤を飛散除去する。次に、仮焼
成した仮焼体の側面に絶縁被覆層を形成する。この絶縁
被覆層はBi2O3,5bzO:+。
SiO2等に有機結合剤としてエチルセルロース、ブチ
ルカルピトール、酢酸nブチル等を加えた酸化物ペース
トであり、これを30〜100μmの厚さに仮焼体の側
面に塗布する。次にこれを昇降温速度40〜60℃/h
r 、 1000〜1300℃好ましくは1200°c
3〜7時間という条件で本焼成する。
そして、ガラス粉末に有機結合剤としてエチルセルロー
ス、ブチルカルピトール、酢酸nブチル等を加えたガラ
スペーストを前記絶縁被覆上に100〜200 μmの
厚さに塗布し、空気中で昇降温速度100〜200℃/
hr 、 400〜600℃保持時間0.5〜2時間と
いう条件で熱処理することによりガラス層を形成すると
好ましい。そして最後に電圧非直線抵抗体の両端面を平
滑に研磨し、アルミニウム電極を溶射により設けて電圧
非直線抵抗体を得る。
実施例1 上述した方法で作成した直径47 Mm、厚さ20龍の
電圧非直線抵抗体において、マグネシア容器にマグネシ
アの蓋をして密閉した状態で添加物を仮焼して得た原料
粉末を使用した本発明の試料隘1〜4と、蓋をしない開
放状態で添加物を仮焼して得た原料粉末を使用した比較
例覧1,2を準備した。
さらに、本発明の試料隘1〜4および比較何階1゜2の
中でも、容器内中央部の空隙率を第1表に示すように変
化させた。なお、仮焼はすべての試料に対して、昇温速
度200℃/hrで800℃まで昇温後800℃で5時
間保持した後降温速度100℃/hrで冷却するスケジ
ュールで実施した。なお、これらすべての試料の絶縁被
覆層の厚さは30〜100 μmの範囲内であるととも
に、絶縁被覆層上に50〜100μmの17さのガラス
層を設けた。
その後、得られた電圧非直線抵抗体の各々に対して電圧
非直線指数、雷サージ後のA VIIIIAI漏洩電流
を測定し、それらの平均値および標準偏差を求めた。結
果を第1表に示す。第1表中電圧非直線指数αはI=K
V  (1:電流、■=雷電圧K:比例定数)に基づい
てVlffiAとVIG。μ、との値から求めた。また
、雷サージ後のlJV+−xは4×10μsの電流波形
で40 KAの電流を10回印加した後のVIIIAの
低下率を示す。さらに、漏洩電電流の比は素子の周囲温
度130℃課電率95%で課電し、課電直後に対する課
電100時間後の電流比11゜。時間/10時間から求
めた。
第1表から明らかなように、本発明の添加物の仮焼を密
閉容器中で実施して得た原料粉末を使用した試料Nnl
〜4は、比較何階1,2に比べて高い電圧非直線指数お
よび少ない雷サージ後のΔVI1%A+少ない漏洩電流
を達成でき、その結果電圧非直線性2課電寿命、雷サー
ジ耐量の電気的特性が良好であるとともに、それらの標
準偏差値も小さく特性の変動が少ないことがわかった。
さらに本発明の試料11hl〜4のうちでも、容器内に
充填し・た添加物の中央部を30容量%以上空間とする
と、さらに良好な特性で特性の変動が少ない電圧非直線
抵抗体が得られることがわかった。
爽施拠叢 同様に上述した方法で作成した直径47ni、厚さ20
龍の電圧非直線抵抗体において、添加物の仮焼温度の影
響を仮焼温度を変化させて得た原料粉末を使用した試料
11hl〜5から調べた。このとき、仮焼はすべての試
料に対して容器に董をした密閉状態で行なうとともに、
添加物の焼成容器内中央部の空隙を40容量%と一定に
して行なった。その後実施例1と同様に、得られた電圧
非直線抵抗体の各々に対して電圧非直線指数、雷サージ
後のΔVIIIIAI漏洩電流を測定し、それらの平均
値および標準偏差を求めた。結果を第2表に示す。
第2表から明らかなように、本発明の添加物の仮焼を密
閉容器中で実施して得た原料粉末を使用した試料でも、
仮焼温度が750 ’C未満だと電圧非直線性が劣化し
、雷サージ後のΔVIffiAおよび漏洩電流も増える
ことがわかった。また、850°Cを越えると各種特性
は良好であるが反応が進みすぎて粉砕が困難であること
がわかった。
(発明の効果) 以上詳細に説明したところから明らかなように、本発明
の電圧非直線抵抗体の製造法によれば、添加物の仮焼を
密閉状態で実施するとともに仮焼時の温度を750〜8
50℃と規定することにより、電圧非直線性、課電寿命
、雷サージ耐量等の電気的特性が良好で変動の少ない電
圧非直線抵抗体を得ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、粒界相を形成する添加物を仮焼して予め反応させ、
    これを微粉砕して酸化亜鉛粉末に加えて原料混合物を得
    た後、この原料混合物を造粒、成形、焼成して焼結体を
    得る電圧非直線抵抗体の製造法において、前記仮焼工程
    で添加物を耐火物の容器中に入れ董をした密閉状態で7
    50〜850℃の温度で焼成することを特徴とする電圧
    非直線抵抗体の製造法。 2、前記添加物が所定量の酸化ビスマス、酸化コバルト
    、酸化マンガン、酸化アンチモン、酸化クロム、酸化ニ
    ッケル、酸化ケイ素である特許請求の範囲第1項記載の
    電圧非直線抵抗体の製造法。 3、前記添加物の容器内への充填に際し、容器の中央部
    に30容量%以上の空間を設ける特許請求の範囲第1項
    記載の電圧非直線抵抗体の製造法。
JP61079988A 1986-04-09 1986-04-09 電圧非直線抵抗体の製造法 Granted JPS62237708A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011146462A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Koa Corp 酸化亜鉛バリスタおよびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011146462A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Koa Corp 酸化亜鉛バリスタおよびその製造方法

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