JPS6223613B2 - - Google Patents

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JPS6223613B2
JPS6223613B2 JP57205386A JP20538682A JPS6223613B2 JP S6223613 B2 JPS6223613 B2 JP S6223613B2 JP 57205386 A JP57205386 A JP 57205386A JP 20538682 A JP20538682 A JP 20538682A JP S6223613 B2 JPS6223613 B2 JP S6223613B2
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JP
Japan
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paint
container
brush
gripping hand
primer
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JP57205386A
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JPS5995960A (ja
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Yoshitaka Shimada
Kimihiro Kadowaki
Teruo Inochi
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Nissan Motor Co Ltd
Sunrise Corp
Original Assignee
Sunrise Meisei Corp
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塗料塗布方法およびその方法に使用す
る塗料固化防止装置に関する。
例えば自動車用ウインドウガラスを接着剤を介
して車体に組付けるような場合には、車体の窓開
口縁に対応したウインドウガラスの周縁に予め接
着剤を塗布するという作業が必要であるが、この
接着剤とウインドウガラスとの接着性を良くする
ために、接着剤塗布の前工程として塗布面に溶剤
形のプライマ(接着補助剤:酢酸エチル、カーボ
ンブラツク、樹脂)が塗布される。
従来この種の塗布作業は、一般的には前もつて
接着された見切り線用の黒色焼付プリントの上に
作業者がハケを用いて手作業で行なつていたが、
焼付プリントの接着工程が煩雑であり、ウインド
ウガラスが高価になる一因となつていた。このこ
とから、前記プライマを直接ウインドウガラスに
塗布し見切り線用およびプライマとしての作用を
もたせることが考えられるが、見切り不揃等によ
る見映えの低下およびウインドウガラスの取付を
確実にする上で塗布層を均一なものにしなければ
ならないという問題点があつた。このため、工業
用ロボツトを用いた塗布作業の自動化システムの
要請が強くなつている。
しかしながら、この自動化システムの採用に当
たつては、塗布休止時、即ち塗布終了後、次の塗
布開始までの間においてプライマ中に含まれてい
る溶剤が空気中で気化してしまい、2〜3分でハ
ケの表面が固くなつて次に使用した際塗布層の不
均一や、見切り不揃いが生じ工業用ロボツトを使
用するメリツトが十分に生かし切れないという問
題点があつた。
本発明は以上の観点に立つてなされたものであ
り、その目的とするところは、塗布休止時におけ
る塗料の固化防止を配慮しつつ塗料の塗布作業の
自動化を達成できるようにした塗料塗布方法およ
びその方法に使用する塗料固化防止装置を提供す
ることにある。
そして本発明に係る塗料塗布方法の要旨とする
ところは、ロボツトアームの先端に固定された把
持ハンドでハケを把持し、このハケを対象物の塗
布部位に沿つ自動的に摺接移動させると共に、塗
料塗布時にはハケに塗料を定量供給する一方、塗
布休止時には把持ハンドを対象物の塗布部位から
離して容器内に挿入させ、かつ容器内を密閉して
ハケに付着している塗料の固化を防止することに
ある。
また、本発明に係る塗料固化防止装置は、固定
部材に取付けられ一端に開口を有する容器と、ロ
ボツトアームの先端に固定された把持ハンドに設
けられ上記容器の開口を閉塞する蓋体と、塗布休
止時において容器内に把持ハンドを挿入したとき
に上記蓋体によつて開口が閉塞されたのを検知す
る検知スイツチと、この検知スイツチの作動によ
り容器内に塗料固化防止剤を供給する供給装置に
ある。
以下添付図面に示す実施例に基づいて本発明を
詳細に説明する。
第1図は自動車用ウインドウガラス1のプライ
マ塗布工程システムの概略を示す斜視図である。
第1図において、ウインドウガラス1は、平行に
延びる二本のプレンシヤトルバー2上に載置され
て移動し、所定位置に達したときにリフタ3が作
動し、吸引盤4で四隅を吸引固定された状態で設
定高さに位置決めされる。また上記リフタ3に近
接した作業場には多関接のロボツトアームRaを
有するロボツトRが設置されていて、ロボツトア
ームRaの先端部には把持ハンドHが取付けられ
ている。そして、この把持ハンドHの近傍には、
把持ハンドHが塗布休止時に、把持ハンドH先端
のハケ5に付着しているプライマを固化させない
ための塗料固化防止装置Tが設置されている。
この実施例において、上記把持ハンドHは、第
1図乃至第3図に示すように、ベース部材として
空圧シリンダ6を有していてこの空圧シリンダ6
のピストンロツド6aをその突出方向に常時付勢
する一方、このピストンロツド6aの先端にはア
クチユエータとしての空圧シリンダ7を螺子8止
め固定し、この空圧シリンダ7のピストンロツド
7aの先端には、第3図に示すように、例えば、
リンク機構9を介してクランプ部材としての一対
のクランプアーム10a,10bを連結すると共
に、第3図中実線と二点鎖線とで示すように、空
圧シリンダ7の下室11に連通するエアー供給チ
ユーブ12からのエアー供給と、大気開放孔13
を有する上室14に内蔵されるリターンスプリン
グ15の復元力とによつて作動する前記ピストン
ロツド7aの進退動作に応じてクランプアーム1
0a,10bを開閉動作させるようにしてなるも
のである。そして、前記クランプアーム10a,
10bの内壁には夫々摺動抵抗の大きな弾性パツ
ド16a,16bがボルト17固定されており、
このクランプアーム10a,10b間に前記ハケ
5が弾性パツド16a,16bを介して挾持され
るようになつている。この場合、前記ハケ5とし
ては、プライマ塗布時における見切りや耐久性を
考慮して例えばアクリル系のパイルカツトカーペ
ツト等が用いられる。尚、上記エアー供給チユー
ブ12の他端側は、途中の制御装置18を介して
エアー供給源(図示せず)に接続されており、制
御装置18内に設けられたソレノイドバルブ等に
よつてエアーの供給制御がなされる。また、一方
のクランプアーム10aの先端部にはノズル取付
孔19が設けられており、該ノズル取付孔19に
プライマ供給チユーブ20の先端に設けられた供
給ノズル21がロー付けされ、供給ノズル21の
先端がハケ5に達するように配置されている。
尚、上記プライマ供給チユーブ20は途中に制御
装置18を介してプライマを貯留するタンク22
に連通しており、制御装置18に内蔵された定量
ポンプによつてプライマを定量(例えば10c.c./
min)ずつ圧送する。この実施例において、上記
タンク22は窒素や二酸化炭素等の不活性ガスボ
ンベ23に連通接続されていて、タンク22内の
プライマを大気から遮断し、プライマの固化を防
止している。尚、上記プライマとしては、例え
ば、酢酸エチルにカーボンブラツクを混入し、更
にプライマの上に塗布される接着剤によく馴染む
樹脂を少量混ぜたものが用いられており、ウイン
ドウガラス1周縁にプライマを塗布したときには
当該塗布部位をマスキングするようになつてい
る。また紫外線に対する耐候性を上げるために耐
候性剤が添加されている場合もある。
更に、上記把持ハンドHには、空圧シリンダ6
に下部に外嵌された円盤状の蓋体24が設けられ
ており、この蓋体24をエアー供給チユーブ12
およびプライマ供給チユーブ20が貫通してい
る。そして、このような構成からなる上記把持ハ
ンドHは、ベース部材としての空圧シリンダ6の
取付フランジ6bをロボツトRのアームRaの先
端取付部に螺子25止めしてロボツトRに取付け
られている。
一方、塗料固化防止装置Tは、第1図、第2図
および第4図に示すように、塗布休止時に把持ハ
ンドHが挿入される容器26を有していて、この
容器26は作業場に設置された支持台27に固定
部材28を介して取付けられている。またこの容
器26は上端に開口29が形成され、かつ下部に
先細り部30を有する略弾丸形状をなしており、
円筒状胴部31と先細り部30との境には胴部3
1の外周縁を取り囲む周縁フランジ32が設けら
れている。そしてこの周縁フランジ32には複数
個の挿通孔33が穿設されており、この挿通孔3
3に固定部材28の先端リング部34に立設され
た支持軸35の先端が遊挿された状態でボルト3
6固定されている。そして周縁フランジ32の下
面を上記支持軸35に外装されたコイルスプリン
グ37の上端で当接支持しており、容器26は固
定部材28に対し、コイルスプリング37を介し
て弾性的に支持されている。そのため、容器26
は固定部材28に対して下方向への押圧移動およ
び横方向の揺動が可能となつている。また周縁フ
ランジ32の下面近傍にはリミツトスイツチ38
が配設されており、周縁フランジ32の下方移動
によりスイツチがオンするようになつている。ま
た容器26の上端部には円周上に外向きフランジ
39に設けられており、この外向きフランジ39
上面には蓋体24との密着性を上げるためにパツ
キン材40が貼着されている。更に胴部31の下
部位置には塗料固化防止剤を容器26内に供給す
るためのノズル41が設けられており、このノズ
ル41の先端部は第4図に示すようにハケ5に向
かうように配置されている。またこのノズル41
に接続されるチユーブ42は、第1図に示すよう
に塗料固化防止剤を定量ずつ供給する定量供給装
置43を介してタンク44に接続されている。こ
の実施例において使用される塗料固化防止剤は、
タンク44内に充填されたN2ガスであり、リミ
ツトスイツチ38のオン作動により定量供給装置
43から所定時間ノズル41に供給され、このノ
ズル41先端から容器26内に噴出される。
次に上記実施例に係る装置を用いた自動車用ウ
インドウガラス1のプライマ塗布工程を説明す
る。先ず、第1図及第3図に示すようにプライマ
塗布時には、ロボツトRは、そのテイーチング動
作によつて把持ハンドHをウインドウガラス1の
周縁上に移動させた後、ハケ5がウインドウガラ
ス1に接触する位置まで把持ハンドHを降下させ
る。この状態において、制御装置18からの指令
信号によつて定量ポンプが作動し始めると共に、
ロボツトRは把持ハンドHをウインドウガラス1
の周縁に沿つて移動させる。このとき、定量ポン
プから圧送されるプライマは、プライマ供給チユ
ーブ20を通じて供給ノズル21からハケ5に直
接染み込ませるようにして供給されることにな
り、ハケ5に供給されたプライマは把持ハンドH
の移動に伴なつてウインドウガラス1の周縁に順
次塗布される。この場合、定量ポンプからはプラ
イマが定量に送り出されているので、供給ノズル
21部分でプライマが目詰りすることはなく、ハ
ケ5には定量のプライマが常時供給されることに
なる。これに加えて、上記ハケ5は空圧シリンダ
6のスプリング作用によつてウインドウガラス1
面に押し付けられた状態にあるので、ウインドウ
ガラス1面の上下方向のバラツキに対してハケ5
が追従移動することになり、その分ハケ5とウイ
ンドウガラス1面との接触面積が変化することは
なく、プライマの塗布層は均一な幅及び厚みをも
つてウインドウガラス1の周縁に形成されること
になり、見切り線が不揃いになるといつたことは
ない。この状態において、ロボツトRは把持ハン
ドHをウインドウガラス1から離れた位置まで上
昇させると共に、定量ポンプの作動を停止してハ
ケ5へのプライマの供給を停止し、一つの塗布工
程を完了する。
そして次に第2図に示すように把持ハンドHを
容器26の上方位置まで復帰させた後に降下さ
せ、容器26内にハケ5部分から挿入させる。そ
して第4図に示すように把持ハンドHに設けられ
た蓋体24が容器26の上端に設けられた外向き
フランジ39に当接した状態から更に降下させて
容器26も一緒に押し下げ、周縁フランジ32の
下面でリミツトスイツチ38を作動させる。そし
て、この作動信号によつて把持ハンドHの降下が
停止されると共に、定量供給装置43からはチユ
ーブ42を通じてN2ガスが圧送され、ノズル4
1から所定時間ハケ5近傍に向けてN2ガスが噴
出される。この結果、容器26内は大気から遮断
され不活性ガス雰囲気が形成されるために、ハケ
5に付着しているプライマの溶剤が気化するとい
つたことがなく、プライマが乾いて固化してハケ
5表面が固くなつてしまうといつたことが防止さ
れる。そしてこの状態で次の塗布工程に備える。
尚、N2ガスは、把持ハンドHが次の塗布工程に
移るために、容器26から抜け出る直前、即ち、
リミツトスイツチ38が作動している間中、噴出
されていてもよい。
尚、上記実施例では周縁フランジ32の下面側
にリミツトスイツチ38を配置した例について説
明したが、リミツトスイツチ38の取付位置を適
宜設計変更できることは勿論であり、またリミツ
トスイツチ38に限らず、蓋体24の閉塞を検知
する手段であれば、光電スイツチやその他の検知
装置を適用できることは勿論である。また塗料固
化防止剤としては、N2ガスに限らずCO2ガス等の
不活性なガスを使用することができる他、プライ
マの溶剤、例えば酢酸エチルなどをノズルから噴
霧して使用することもできる。更に、塗料固化防
止剤を容器26内に供給せず、蓋体24で容器2
6内を密閉しただけの状態でも塗布休止時間が短
い場合にはハケ5の表面が固くなるのを防止する
ことができる。尚、ハケ5が傷んでしまつて新し
いものに取り換える場合には、クランプアーム1
0a,10bが開閉可能になつているので、この
クランプアーム10a,10bを動作させること
により交換することができる。
また、上記実施例では塗料として有機系のプラ
イマを例に挙げて説明しているが、必ずしもこれ
に限定されるものではなく、その他広く塗料全般
について本発明を適用できることは勿論である。
更に又、塗料を塗布する部材として、上記実施例
では自動車用ウインドウガラス1を例に挙げて説
明しているが、必ずしもこれに限定されないこと
は勿論である。
以上説明したように本発明に係る塗料塗布方法
によれば、塗布休止時においてハケについた塗料
が固まつてしまうのを防止しながらロボツトによ
る塗料塗布を行うようにしたから、見切り線が不
揃になつたり塗布層が不均一になるといつたこと
がなく、工業用ロボツトを使用するメリツトを十
分に生かしつつ塗料塗布作業の自動化を達成する
ことができた。
また本発明に係る塗料固化防止装置によれば、
ハケに付着している塗料が固化してしまうといつ
たことがないので、常にハケを正常状態で使用す
ることができ、次に使用した時に見切り線が不揃
いになつたり、また塗布層が不均一になるといつ
たことがない他、ハケの使用耐久性を大きくする
ことができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す自動車用ウイ
ンドウガラスの塗布工程システムの斜視図、第2
図は把持ハンドおよび塗布固化防止装置の一実施
例を示す斜視図、第3図は把持ハンドの正面図、
第4図は塗料固化防止手段の一例を示す容器の断
面図である。 1……ウインドウガラス(対象物)、5……ハ
ケ、24……蓋体、26……容器、28……固定
部材、29……開口、38……検知スイツチ(リ
ミツトスイツチ)、43……定量供給装置、H…
…把持ハンド、Ra……ロボツトアーム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ロボツトアームRaの先端に固定された把持
    ハンドHでハケ5を把持し、このハケ5を対象物
    1の塗布部位に沿つて自動的に摺接移動させると
    共に、塗料塗布時にはハケ5に塗料を定量供給す
    る一方、塗布休止時には把持ハンドHを対象物1
    の塗布部位から離して容器26内に挿入させ、か
    つ容器内を密閉してハケ5に付着している塗料の
    固化を防止するようにしたことを特徴とする塗料
    塗布方法。 2 固定部材28に取付けられ一端に開口29を
    有する容器26と、ロボツトアームRaの先端に
    固定された把持ハンドHに設けられ上記容器26
    の開口29を閉塞する蓋体24と、塗布休止時に
    おいて容器26内に把持ハンドHを挿入したとき
    に上記蓋体24によつて開口29が閉塞されたの
    を検知する検知スイツチ38と、この検知スイツ
    チ38の作動により容器26内に塗料固化防止剤
    を供給する供給装置43とからなる塗料固化防止
    装置。
JP20538682A 1982-11-25 1982-11-25 塗料塗布方法およびその方法に使用する塗料固化防止装置 Granted JPS5995960A (ja)

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