JPH0117912B2 - - Google Patents

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JPH0117912B2
JPH0117912B2 JP57206602A JP20660282A JPH0117912B2 JP H0117912 B2 JPH0117912 B2 JP H0117912B2 JP 57206602 A JP57206602 A JP 57206602A JP 20660282 A JP20660282 A JP 20660282A JP H0117912 B2 JPH0117912 B2 JP H0117912B2
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JP
Japan
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primer
wiping
brush
tip
gripping hand
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Application number
JP57206602A
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English (en)
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JPS5996072A (ja
Inventor
Yoshitaka Shimada
Kimihiro Kadowaki
Teruo Inai
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Nissan Motor Co Ltd
Sunrise Corp
Original Assignee
Sunrise Meisei Corp
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP83111675A priority patent/EP0111206B1/en
Priority to DE8383111675T priority patent/DE3366852D1/de
Publication of JPS5996072A publication Critical patent/JPS5996072A/ja
Publication of JPH0117912B2 publication Critical patent/JPH0117912B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C13/00Means for manipulating or holding work, e.g. for separate articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J19/00Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
    • B25J19/0058Means for cleaning manipulators, e.g. dust removing means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/0096Programme-controlled manipulators co-operating with a working support, e.g. work-table

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車両用ウインドウパネルの接着剤塗
布における前処理装置に関する。
一般に自動車のウインドウガラスは接着剤で車
体に取付けている。この取付けをより詳細に説明
すれば、ウインドウガラスの接着部分の外観を良
くするため、予めウインドウガラスの外周に黒色
の焼付プリントを施しておき、この外周にプライ
マ(接着補助剤)、接着剤を塗布して車体に取付
けていた。
しかし、この取付けではウインドウガラスの外
周に焼付プリントを施す必要があるため高価にな
るという問題があつた。この問題を解決するた
め、本出願人はプライマに外観を良くする機能、
即ちウインドウガラスの外周に均一な膜厚で塗布
し易く、しかも見切り線が鮮明に現われるという
機能を加え、ウインドウガラスにプライマを塗布
したのち接着剤を塗布するだけで車体に取付け可
能な方法を研究した。この方法を確立する過程で
プライマを塗布するに際し、ガラス面が汚れてい
たり、指などの脂肪分が付着していたりすると、
ウインドウガラスを車体に取付けた後に接着剤が
剥離してウインドウガラスの取付けが不十分にな
つたり、指紋等が白く浮き上がつて見えて外観を
損ねるという問題を見い出した。ウインドウガラ
スの取付けを行う艤装組立工程は、自動車組立工
程のなかではきれいであるとはいつても、ウイン
ドウガラスの工場への搬送途中あるいは保管時
に、ウインドウガラスを人がさわることによつて
脂肪分が付着したり、あるいはほこりをかぶつて
しまう。
本発明は以上の観点に立つてなされたものであ
つて、その目的とするところは、パネルにプライ
マを塗布したのち接着剤を塗布するだけで、車体
に取付け可能となる方法を確立するために、ウイ
ンドウパネルを一枚ずつ並べて連続的に移送する
装置と、ふき取り位置およびプライマ塗布位置に
てウインドウパネルを順次位置決め固定する装置
と、上記ふき取り位置およびプライマ塗布位置に
おいて移送装置の近傍にそれぞれ配置されるふき
取り用ロボツトおよびプライマ塗布用ロボツトか
らなり、前記ふき取り用ロボツトはウインドウパ
ネルのふき取り部位に沿つて移動するロボツトア
ームと、その先端部に取付けられたチツプ把持ハ
ンドと、このチツプ把持ハンドにクランプされふ
き取り部位を摺接するチツプとを備え、また前記
プライマ塗布用ロボツトは上記ふき取り後にウイ
ンドウパネルのふき取り部位に沿つて移動するロ
ボツトアームと、その先端部に取付けられたハケ
把持ハンドと、このハケ把持ハンドにクランプさ
れふき取り部位を摺接するハケと、該摺接時にハ
ケにプライマを供給するプライマ供給部とを備え
た前処理装置を提供するものであつて、これによ
り従来の焼付プリント工程を省略し、もつてパネ
ルの製造コストの低康化と工業用ロボツトによる
接着剤塗布工程における一連の作業の自動化を達
成することにある。
以下添付図面に示す実施例に基づいて本発明を
詳細に説明する。
第1図は、自動車用ウインドウガラス1の接着
剤塗布における前処理装置の概略を示したもので
あつて、ウインドウガラス供給部(図示せず)か
ら矢印イ側に供給されたウインドウガラス1は、
平行に延びる二本のプレンシヤトルバー2上に載
置されて矢印ロ方向に順次移動し、ガラス面の汚
れや脂肪分を取り除く、ふき取り工程Fおよびプ
ライマ塗布工程Pを経た後、矢印ハ方向に移動
し、次の接着剤塗布工程に送られる。尚、第1図
中、符号ニはプレンシヤトルバー2が1回の動作
で前後方向に移動する走行距離をあらわしたもの
である。即ち第2図に示すようにプレンシヤトル
バー2で所定の前処理工程位置ま載置したウイン
ドウガラス1をリフタ3で持ち上げた時に、プレ
ンシヤトルバー2が矢印ホ方向に距離ニだけ後退
し、次のウインドウガラスを載置して待機してい
る。そして前処理が終つてリフタ3からプレンシ
ヤトルバー2上にウインドウガラス1が戻つたの
ち、今度はプレンシヤトルバー2を矢印ヘ方向に
距離ニだけ前進させ、上記前処理を済ませたウイ
ンドウガラス1を次の工程に、また待機していた
ウインドウガラスを上記前処理工程位置に移動さ
せる。
第3図は前処理工程の一である、ふき取り工程
Fのシステムを示したものであつて、リフタ3に
近接した作業場には多関接のロボツトアームRa
を有するロボツトRが設置されていて、ロボツト
アームRaの先端部にはチツプ把持ハンドH1が
取付けられている。そして、このチツプ把持ハン
ドH1の近傍は、ロボツトRからテイーチング情
報に基づいて、チツプ把持ハンドH1に一定量の
ふき取り用チツプを供給するチツプ供給装置Cが
設置されており、更にチツプ把持ハンドH1にふ
き取り剤を供給する貯留タンク5およびチツプ把
持ハンドH1の動作を制御する制御装置6が、ロ
ボツトRの後方に設置されている。またロボツト
R作動時には、ウインドウガラス1はリフタ3に
設けられた吸引盤4で四隅を吸引固定された状態
で所定高さに位置決められる。
このふき取り工程Fを詳細に説明すれば、上記
チツプ把持ハンドH1は、第4図に示すように、
ベース部材としての空圧シリンダ7を有してい
て、この空圧シリンダ7のピストンロツド7aを
その突出方向に常時付勢する一方、このピストン
ロツド7aの先端にはアクチユエータとしての空
圧シリンダ8を螺子9止め固定し、この空圧シリ
ンダ8のピストンロツド10の先端には、第4図
に示すように、例えばリンク機構11を介してク
ランプ部材としての一対のクランプアーム12
a,12bを連結すると共に、第4図中、実線と
二点鎖線で示すように、空圧シリンダ8の下室1
3に連通するエアー供給チユーブ14からのエア
ー供給と、大気開放孔15を有する上室16に内
蔵されるリターンスプリング17の復元力とによ
つて作動する、前記ピストンロツド10の進退動
作に応じて、クランプアーム12a,12bを開
閉動作させるようにしてなるものである。そし
て、クランプアーム12a,12bの内壁にはチ
ツプ37を狭持するための広幅の狭持片18a,
18bがボルト19固定により夫々設けられてい
る。こ挟持片18a,18bの内壁は摺接抵抗を
大きくするために凸凹状に形成されており、また
一方の挟持片18bには、ふき取り時におけるチ
ツプの摺接ガイドとなる略L字状のバツクアツプ
部材20が貼着されている。尚、このバツクアツ
プ部材20は弾性パツド又はハケで所定形状に形
成されている。また空圧シリンダ8の下部には、
ふき取り剤供給チユーブ21が取付けられてお
り、このふき取り剤供給チユーブ21の先端部が
チツプ37に向けられている。この実施例ではふ
き取り剤がチツプ37の摺動方向手前の摺接面に
供給されるよう、ふき取り剤供給チユーブ21の
先端部が一方のクランプアーム12aに近接して
設けられているが、この先端部をバツクアツプ部
剤20又はチツプ37に達するように配置し、ふ
き取り剤を直接チツプ37に含ませてもよい。
尚、ふき取り剤供給チユーブ21は、ふき取り
剤を点滴状に且つ定量に圧送する定量ポンプを内
蔵する制御装置6を介して、例えばふき取り剤と
して使用される酢酸エチルを貯留するタンク5に
接続されている。また空圧シリンダ8の下部には
エアー吐出チユーブ23が取付けられており、こ
のエアー吐出チユーブ23の先端に形成された吐
出ノズル部24が挟持片18a,18b間の上方
近傍位置に達し、かつ下方に向かうように配置さ
れている。この実施例において、吐出ノズル部2
4から吐出されるエアーは、前記空圧シリンダ8
からの排出エアーが利用され、第6図および第6
図に示すように、制御装置6内に配管されたエア
ー供給チユーブ14とエアー吐出チユーブ23と
を接続するソレノイドバルブ25のバルブ26,
27切換により制御されている。
更に上記クランプアーム12a,12b、挟持
片18a,18bおよびバツクアツプ部材20に
は水平方向に貫通する細孔28a,28bが一直
線上に穿接され、一方のクランプアーム12a側
の細孔28a内には制御装置6から延びるチツプ
検知用の光フアイバ29の先端が挿入されてい
る。この光フアイバ29は、この光フアイバ29
を利用した透受光形センサとして用いられるもの
であつて、細孔28a,28bの透光が遮られた
ときにオン作動するようになつている。
尚、上記の構成からなるチツプ把持ハンドH1
は、空圧シリンダ7の取付フランジ30をロボツ
トアームRaの先端取付部に螺子31止めてロボ
ツトRに組付けられており、このロボツトRは、
予め定められたテイーチング動作を行うものであ
つて、図示外の制御手段および制御装置6からの
指令信号によりチツプの把持およびウインドウガ
ラス1の周縁移動をチツプ把持ハンドH1に行わ
せるようにしている。
一方、チツプ供給装置Cは、第7図に示すよう
に支持台33に取付けられた一対のフイードロー
ラ34a,34bの間でロール状に巻かれたチツ
プ材としての綿布35を巻き上げ、一定量巻き上
げたところでエアーシリンダ32により作動する
カツタ36で切断し、チツプ37として供給する
ものである。綿布35の巻き上げは、一方のフイ
ードローラ34を回転駆動させるモータ38によ
り行われ、またフイードローラ34a,34bの
上方所定位置に設けられた一対の光電スイツチ3
9a,39bによつて綿布35の巻き上げ量を検
知する。尚、上記ロール状の綿布35、カツタ3
6、モータ38および光電スイツチ39も、フイ
ードローラ34と同様、支持台33に取付けられ
ている。符号40は使用剤チツプの排出容器であ
る。この実施例ではチツプ材として綿布35を用
いているが、これは綿布35が吸水性を有し、か
つ綿布が毛羽立たない性質を有しているからであ
り、これと同様の性質を有するものであれば綿布
35以外のものでも利用できる。またチツプ37
の供給手段として、上記のようにカツタ36を用
いることなく、ロール状、又は折り畳んだ状態の
綿布35にチツプ37の大きさ毎にミシン目を付
けておき、チツプ把持ハンドH1で挟持したのち
引張つて切断したり、又は当初からチツプの大き
さに切断してある綿布をチツプ把持ハンドH1に
挟持させるようにしてもよい。
次に上記実施例に係る装置を用いた自動車用ウ
インドウガラス1のふき取り工程を説明する。
先ずロボツトRは、第7図に示すように、その
テイーチング情報に基づいて、チツプ把持ハンド
H1をチツプ供給装置Cのフイードローラ34
a,34bの上方傍位置まで降下させる。この状
態において、ロボツトRから制御装置6に到着信
号が発せられ、モータ38が駆動してフイードロ
ーラ34a,34bを回転させ、綿布35を巻き
上げる。そして、一定量巻き上がつた所で綿布3
5の通過を光電スイツチ39a,39bが検知
し、その検知信号でモータ38の回転を停止す
る。次の第5図に示すように、ソレノノイドバル
ブ25が作動して一方のバルブ26が接続され、
エアー供給源70とエアー供給チユーブ14とが
接続して空圧シリンダ8の下室13内に所定圧の
エアーを供給する。そしてピストンロツド10を
後退させクランプアーム12a,12bを閉じて
挟持片18a,18bで綿布35の上端部を挟持
する。そして光フアイバ29の透光を綿布35で
遮ることによりスイツチを作動させ、制御装置6
からの指令信号によりカツタ36が作動して綿布
35をチツプ37状に切断する。このよううにチ
ツプ37を先端に把持したチツプ把持ハンドH1
は第3図および第4図に示すように次のテイーチ
ング情報により、リフタ3によつて所定位置にセ
ツトされたウインドウガラス1の周縁上に移動
し、更に次の動作でチツプ37がウインドウガラ
ス1に接触する位置まで降下する。この状態にお
いて、制御装置6からの指定信号によつて定量ポ
ンプが作動し始めると共に、ロボツトRはチツプ
把持ハンドH1をウインドウガラス1の周縁に沿
つて移動させる。このとき、定量ポンプから圧送
される酢酸エテルは、ふき取り剤供給チユーブ2
1を通じてその先端からチツプ37の手前側に点
滴状にしかも定量ずつ送り出されることになり、
この酢酸エチルをチツプ37で摺接させることに
よりウインドウガラス1に付着している脂肪分や
汚れをふき取る。この場合、チツプ37は空圧シ
リンダ7のスプリング作用よつてウインドウガラ
ス1面に押し付けられた状態にあるので、ウイン
ドウガラス1面の上下方向のバラツキに対してチ
ツプ37が追従移動することになり、脱脂等を十
分に行うことができる。チツプ把持ハンドH1が
ウインドウガラス1の周縁を一周したところでふ
き取り終了信号が発せられ、定量ポンプからの酢
酸エチルの供給が停止さると共に、チツプ把持ハ
ンドH1がウインドウガラス1から離れた位置ま
で上昇する。そして更に所定位置に復帰したのち
到着信号が発せられ、第6図に示すようにソレノ
イドバルブ25がバルブ27側に切換わる。その
ため、エアー供給源70からのエアー供給は停止
され、リターンスプリング17の復元力によつて
ピストンロツド10を押し下げ、リンク機構11
を介してクランプアーム12a,12bを開く。
また、ソレノイドバルブ25の上記作動により、
エアー供給チユーブ14とエアー吐出チユーブ2
3とが接続され、ピストンロツド10の下降によ
り空圧シリンダ8の下室13からの排圧エアー
が、エアー吐出チユーブ23を介して吐出ノズル
部24から圧縮エアーとなつてチツプ37に向け
て吐出される。そのため、そのエアー圧によつて
チツプ37は強制的に吹き飛ばされ、下方に設け
た排出容器40内に捨てられる。そして、その状
態で一つのふき取り工程が完了し、再びチツプ供
給装置Cの上方位置に戻つて次のふき取り工程に
備える。
尚、上記実施例では、吐出エアーとして空圧シ
リンダ8からの排出エアーを利用しているが、エ
アー供給源として別途設けてもよいことは勿論で
ある。また、ふき取り剤としては酢酸エチルに限
られず、一般に知られている脱脂剤を適用できる
ことは勿論である。
前述したように、ウインドウガラス1の吹き取
りを行なつている時にプレンシヤトルバー2は後
退移動し、次のウインドウガラスを載置して待機
している。そして上記ふき取り工程が終了してリ
フタ3が戻り、ウインドウガラス1が再びプレン
シヤトルバー2上に載置された後、プレンシヤト
ルバー2が一動作前進し、待機していたウインド
ウガラス1を前記ふき取り工程Fに、また、ふき
取り工程Fが終了して汚れや、脂肪等がきれいに
ふき取られたウインドウグラス1をプライマ塗布
工程Pに送る。
第8図はふき取り工程Fの次に続くプライマ塗
布工程Pのシステムを示したのであつて、前記ふ
き取り工程Fの場合と同様、リフタ3に近接した
作業場には多関節のロボツトアームRaを有する
ロボツトRが設置されていて、ロボツトアーム
Raの先端部にはハケ把持ハンドH2が取付けら
れている。そしてこのハケ把持ハンドH2の近傍
には、ハケ把持ハンドH2が塗布休止時に、ハケ
把持ハンドH2先端のハケ41に付着しているプ
ライマを固化させないためのプライマ固化防止装
置Tが設置されている。尚、この場合にもウイン
ドウガラス1はリフタ3によつて位置決めされ
る。
次にこの実施例におけるプライマ塗布工程を詳
細に説明する。上記ハケ把持ハンドH2は、第9
図に示すように、その基本的構成が前記ふき取り
工程Fで用いたチツプ把持ハンドH1と同様であ
るので、同一の構成部分には同一の符号を付して
説明は省略し、異なる部分についてのみ説明すれ
ば、酢酸エチル等の脱脂剤をチツプ37の手前近
傍に供給するふき取り剤供給チユーブ21、使用
済チツプ37を強制的に吹き飛ばすための噴出エ
アーを供給するエアー吐出チユーブ23、及びチ
ツプ37の把持確認用の光フアイバ29は設けら
れていない。また、ハケ41は挟持片18a,1
8bで直接に把持されており、バツクアツプ部材
20は取付けられていない。尚、ハケ41として
は、プライマ塗布時における見切りや耐久性を考
慮し例えばアクリル系のパイルカツトカーペツト
等が用いられる。
一方、この実施例におけるハケ把持ハンドH2
の一方のクランプアーム12aの先端部にはノズ
ル取付孔42が設けており、該ノズル取付孔42
にプライマ供給チユーブ43の先端に設けられた
供給ノズル44がロー付けされ、供給ノズル44
の先端がハケ41に達するように配置されてい
る。そしてプライマ供給チユーブ43は途中に制
御装置45を介してプライマを貯留するタンク4
6に連通しており、制御装置45に内蔵された定
量ポンプによつてプライマを定量(例えば10c.c./
min)ずつ圧送する。この実施例において、上記
タンク46は窒素や二酸化炭素の不活性ガスボン
ベ47に連通接続されていて、タンク46内のプ
ライマを大気から遮断し、プライマの固化を防止
している。尚、上記プライマとしては、例えば、
酢酸エチルにカーボンブラツクを混入し、更にプ
ライマの上に塗布される接着剤によく馴染む樹脂
を少量まぜたものが用いられており、ウインドウ
ガラス1周縁にプライマを塗布したときには当該
塗布部位をマスキングするようになつている。ま
た紫外線に対する耐侯性を上げるために耐侯性剤
が添加されている場合もある。
また、空圧シリンダ8の下室13に連通してい
るエアー供給チユーブ14の他端側は、途中の制
御装置45を介してエアー供給源に接続され、制
御装置45内に設けられたソレノイドバルブによ
つてエアーの供給制御がなされているが、ふき取
り工程Fの場合と異なつて、エアー吐出チユーブ
23とは接続されていない。
更に、上記ハケ把持ハンドH2には、空圧シリ
ンダ7の下部に外嵌された円盤状の蓋体48が設
けられており、この蓋体48をエアー供給チユー
ブ14およびプライマ供給チユーブ43が貫通し
ている。
一方、プライマ固化防止装置Tは、第8図、第
9図および第11図にに示すように、塗布休止時
にハケ把持ハンドH2が挿入される容器49を有
していて、この容器49は作業場に設置された支
持台50に固定部材51を介して取付けられてい
る。またこの容器49は上端に開口52が形成さ
れ、かつ下部に先細り部53を有する略弾丸形状
をなしており、円筒状胴部54と先細り部53と
の境には胴部54の外周縁を取り囲む周縁フラン
ジ55が設けられている。そしてこの周縁フラン
ジ55には複数個の挿通孔56が穿設されてお
り、この挿通孔56内に、固定部材51の先端リ
ング部57に立設された支持軸58の先端が遊挿
された状態でボルト59固定されている。そして
周縁フランジ55の下面を上記支持軸58に外装
されたコイルスプリング60の上端で当接支持し
ており、容器49は固定部材51に対し、コイル
スプリング60を介して弾性的に支持されてい
る。そのため、容器49は固定部材51に対して
下方向への押圧移動および横方向の摺動が可能と
なつている。また、周縁フランジ55の下面近傍
にはリミツトスイツチ61が配設されており、周
縁フランジ55の下方移動によりスイツチがオン
するようになつている。また、容器49の上端部
にも円周上に外向きフランジ62が設けられてお
り、この外向きフランジ62の上面には蓋体48
との密着性を上げるためにパツキン材63が貼着
されている。更に胴部54の下部位置にはプライ
マ固化防止剤を容器49内に供給するためのノズ
ル64が設けられており、このノズル64の先端
部は第11図に示すようにハケ4に向かうよう配
設されている。またこのノズル64に接続される
チユーブ65はプライマ固化防止剤を定量ずつ供
給する定量供給装置66を介してタンク67に接
続されている。この実施例において使用されるプ
ライマ固化防止剤は、タンク67内に充填された
N2ガスであり、リミツトスイツチ61のオン作
動により定量供給装置66から所定時間ノズル6
4に供給され、該ノズル64から容器49内に噴
出される。
次に、上記実施例に係る装置を用いた自動車用
ウインドウガラス1のプライマ塗布工程を説明す
る。
先ず、プライマ塗布時には、ロボツトにはその
テイーチング動作によつてハケ把持ハンドH2を
ウインドウガラス1の周縁上に移動させたのち、
ハケ41がウインドウガラス1に接触する位置ま
でハケ把持ハンドH2を降下させる。この状態に
おいて、制御装置45からの指令信号によつて定
量ポンプが作動し始めると共に、ロボツトRはハ
ケ把持ハンドH2をウインドウガラス1の周縁に
沿つて移動させる。このとき、定量ポンプから圧
送されるプライマは、プライマ供給チユーブ43
を通じて供給ノズル44からハケ41に直接染み
込ませようにして供給されることになり、ハケ4
1に供給されたプライマは、ハケ把持ハンドH2
の移動に伴なつてウインドウガラス1の周縁に順
次塗布される。この場合、定量ポンプからはプラ
イマが定量に送り出されているので、供給ノズル
44部分でプライマが目詰まりすることはなく、
ハケ41には定量のプライマが常時供給されこと
になる。これに加えて、上記ハケ41は空圧シリ
ンダ7のスプリング作用によつてウインドウガラ
ス1面に押し付けらた状態にあるので、ウインド
ウガラス1面の上下方向のバラツキに対してハケ
41が追従移動することになり、その分ハケ4と
ウインドウガラス1面との接触面積が変化するこ
とはなく、プライマの塗布層は均一な幅及び厚み
をもつてウインドウガラス1の周縁に形成される
ことになり、見切り線が不揃いになるといつたこ
とはない。この状態において、ロボツトRはハケ
把持ハンドH2をウインドウガラス1から離れた
位置まで上昇させると共に、定量ポンプの作動を
停止してハケ41へのプライマの供給を停止し、
一回の塗布工程を完了する。そして次に第10図
に示すように、ハケ把持ハンドH2を容器49の
上方位置まで復帰させた後に降下させ、容器49
内にハケ41部分から挿入させる。そして第11
図に示すように、ハケ把持ハンドH2に設けられ
た蓋体48が容器49の上端に設けられた外向き
フランジ62に当接した状態から更に降下させて
容器49も一緒に押し下げ、周縁フランジ55の
下面でリミツトスイツチ61を作動させる。そし
て、この作動信号によつてハケ把持ハンドH2の
降下が停止されると共に、定量供給装置66から
はチユーブ65を通じてN2ガスが圧送され、ノ
ズル64から所定時間ハケ41近傍に向けてN2
ガスが噴出される。この結果、容器49内は大気
から遮断され不活性のガス雰囲気が形成されるた
めに、ハケ41に付着しているプライマの溶剤が
気化するといつたことがなく、プライマが乾いて
固化してハケ41表面が固くなつてしまうといつ
たことが防止される。そしてこの状態で次の塗布
工程に備える。尚、N2ガスはハケ把持ハンドH
2が次の塗布工程に移るために、容器49から抜
け出る直前、即ちリミツトスイツチ61が作動し
ている間中、噴出されていてもよい。
尚、上記実施例では周縁フランジ55の下面側
にリミツトスイツチ61を配置した例について説
明したが、リミツトスイツチ61の取付位置を適
宜設計変更できることは勿論であり、またリミツ
トスイツチ61に限らず、蓋体48の閉塞を検知
する手段であれば光電スイツチやその他の検知装
置を適用できることは勿論である。またプライマ
固化防止剤としては、N2ガスに限らずCO2ガス
等の不活性のガスを使用することができる他、プ
ライマの溶剤、例えば酢酸エチルなどをノズルか
ら噴霧して使用することもできる。更に、プライ
マ固化防止剤を容器49内に供給せず、蓋体48
で容器49内を密閉しただけの状態でも、塗布休
止時間が短い場合には、ハケの表面が固くなるの
を防止することができる。尚、ハケ41が傷み新
しいものに取り換える場合には、クランプアーム
12a,12bが開閉可能になつているので、こ
のクランプアーム12a,12bを動作させるこ
とにより交換することができる。
このようにしてプライマ塗布工程を終えたウイ
ンドウガラス1は、前記ふき取り工程Fの場合と
同様リフタ3の戻り作動によりプレンシヤトルバ
ー2上に載置され、プレンシヤトルバー2の前進
動作により前方に移動し、次の接着剤塗布工程に
送られる。
以上説明したように、本発明に係る車両用ウイ
ンドウパネルの接着剤塗布における前処理装置に
よれば、接着剤塗布に先立つて行うパネル面のほ
こりや脂肪などのふき取りおよびプライマ塗布な
どの前処理工程を自動的かつ連続的に行なうこと
がきるため、接着剤塗布工程をも含めた一連の作
業工程の自動化が可能となり、作業効率の向上お
よび品質の保持を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るパネルの接着剤塗布工程
における前処理装置の概略を示す平面図、第2図
はリフタの正面図、第3図はパネルのふき取り工
程の概略を示す斜視図、第4図はチツプ把持ハン
ドの正面図、第5図および第6図はチツプ把持ハ
ンドの作動図、第7図はチツプ握持ハンドおよび
チツプ供給装置の一実施例を示す斜視図、第8図
はプライマ塗布工程の概略を示す斜視図、第9図
はハケ把持ハンドの正面図、第10図はハケ把持
ハンドおよびプライマ固化防止装置の一実施例を
示す斜視図、第11図はプライマ固化防止手段の
一例を示す容器の断面図である。 1……ウインドウガラス(パネル)、F……ふ
き取り工程、P……プライマ塗布工程。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ウインドウパネルを一枚ずつ並べて連続的に
    移送する装置と、 ふき取り位置およびプライマ塗布位置にてウイ
    ンドウパネルを順次位置決め固定する装置と、 上記ふき取り位置およびプライマ塗布位置にお
    いて移送装置の近傍にそれぞれ配置されるふき取
    り用ロボツトおよびプライマ塗布用ロボツトから
    なり、 前記ふき取り用ロボツトはウインドウパネルの
    ふき取り部位に沿つて移動するロボツトアーム
    と、その先端部に取付けられたチツプ把持ハンド
    と、このチツプ把持ハンドにクランプされふき取
    り部位を摺接するチツプとを備え、 また前記プライマ塗布用ロボツトは上記ふき取
    り後にウインドウパネルのふき取り部位に沿つて
    移動するロボツトアームと、その先端部に取付け
    られたハケ把持ハンドと、このハケ把持ハンドに
    クランプされふき取り部位を摺接するハケと、該
    摺接時にハケにプライマを供給するプライマ供給
    部とを備えていることを特徴とする車両用ウイン
    ドウパネルの接着剤塗布における前処理装置。
JP57206602A 1982-11-25 1982-11-25 車両用ウインドウパネルの接着剤塗布における前処理装置 Granted JPS5996072A (ja)

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EP83111675A EP0111206B1 (en) 1982-11-25 1983-11-22 Method and apparatus for panel wiping or coating operation
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