JPS6222214A - 複合型磁気ヘツドの製造方法 - Google Patents
複合型磁気ヘツドの製造方法Info
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- JPS6222214A JPS6222214A JP16100985A JP16100985A JPS6222214A JP S6222214 A JPS6222214 A JP S6222214A JP 16100985 A JP16100985 A JP 16100985A JP 16100985 A JP16100985 A JP 16100985A JP S6222214 A JPS6222214 A JP S6222214A
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- Japan
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- magnetic
- magnetic core
- gap
- recording
- gaps
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「技術分野」
本発明は、高密度記録および再生ができる複合型磁気ヘ
ッドの製造方法に関する。
ッドの製造方法に関する。
「従来技術およびその問題点」
磁気ディスクのような円板状の磁気記録媒体の円周方向
に沿って記録トラックを形成する記録方式において、記
録密度を高めるためにトラック間隔を狭くしていくと、
記録時には、隣接する記録トラックが重なるクロスフィ
ード、再生時には、隣接する記録トラックからのクロス
トークと呼ばれる漏洩磁束が生じ易くなる。
に沿って記録トラックを形成する記録方式において、記
録密度を高めるためにトラック間隔を狭くしていくと、
記録時には、隣接する記録トラックが重なるクロスフィ
ード、再生時には、隣接する記録トラックからのクロス
トークと呼ばれる漏洩磁束が生じ易くなる。
このクロストークの問題を解決するために従来、第3図
ないし第5図に示すような複合型磁気ヘッドが提案され
ている。この複合型磁気ヘッドは、記録再生ギャップl
Oによって記録された記録トラック丁賢の幅方向の両側
を、一対の消去ヘッド20.20が走査することによっ
て、記録トラックTwの両側に、はぼ無信号状態のガー
トバンドTeを形成するという基本機能を持つ、このよ
うに記録トラックTwの両側にガートバンドTeを形成
することにより、トラック間隔を狭くしても、隣接する
トラック間のクロスフィードやクロストークが生じるこ
とがなくなる。
ないし第5図に示すような複合型磁気ヘッドが提案され
ている。この複合型磁気ヘッドは、記録再生ギャップl
Oによって記録された記録トラック丁賢の幅方向の両側
を、一対の消去ヘッド20.20が走査することによっ
て、記録トラックTwの両側に、はぼ無信号状態のガー
トバンドTeを形成するという基本機能を持つ、このよ
うに記録トラックTwの両側にガートバンドTeを形成
することにより、トラック間隔を狭くしても、隣接する
トラック間のクロスフィードやクロストークが生じるこ
とがなくなる。
この従来の複合型磁気ヘッドは、記録再生側磁気コア1
1と、消去側磁気コア21を1両者の間に介在させたセ
ラミックス、ガラス等の非磁性体層29を介して結合し
てなっている。記録再生側磁気コア11と消去側磁気コ
ア21はそれぞれ、1字状のハーフコア12.22と、
C字状のハーフコア13.23を結合して構成されてお
り、両者の間の空隙がそれぞれ上記記録再生ギャップ1
0と消去ギャップ20を形成する。この記録再生ギャッ
プ10と消去ギャップ2o内には、例えば高融点ガラス
等の非磁性材料14.24が介在している。
1と、消去側磁気コア21を1両者の間に介在させたセ
ラミックス、ガラス等の非磁性体層29を介して結合し
てなっている。記録再生側磁気コア11と消去側磁気コ
ア21はそれぞれ、1字状のハーフコア12.22と、
C字状のハーフコア13.23を結合して構成されてお
り、両者の間の空隙がそれぞれ上記記録再生ギャップ1
0と消去ギャップ20を形成する。この記録再生ギャッ
プ10と消去ギャップ2o内には、例えば高融点ガラス
等の非磁性材料14.24が介在している。
記録再生ギャップlOの幅方向の両側には、ハーフコア
12と13間に跨がる切欠溝15゜15が形成されてい
る。この切欠溝15.15は上記トラック幅Twを規制
するもので、その内部には、非磁性材料(一般にガラス
)16が充填されている。
12と13間に跨がる切欠溝15゜15が形成されてい
る。この切欠溝15.15は上記トラック幅Twを規制
するもので、その内部には、非磁性材料(一般にガラス
)16が充填されている。
また消去ギャップ20の幅方向の中央部には、ハーフコ
ア22と23間に跨がる幅Ewの切欠溝25が形成され
ている。この切欠溝25は上記消去トラック幅Teを規
制するもので、その内部には、同様に非磁性材料26が
充填されている。切欠溝25の輻Ewは、記録トラ°ツ
クIllITwとほぼ同じか、これより小さく設定され
る。またこの切欠溝25のトラック方向の長さOAは、
確実な消去を可能とするため、通常消去ギャップ20の
ギャップ間隔の20倍以上に設定されるのが普通である
。
ア22と23間に跨がる幅Ewの切欠溝25が形成され
ている。この切欠溝25は上記消去トラック幅Teを規
制するもので、その内部には、同様に非磁性材料26が
充填されている。切欠溝25の輻Ewは、記録トラ°ツ
クIllITwとほぼ同じか、これより小さく設定され
る。またこの切欠溝25のトラック方向の長さOAは、
確実な消去を可能とするため、通常消去ギャップ20の
ギャップ間隔の20倍以上に設定されるのが普通である
。
以上のようにして形成された記録再生側磁気コア11と
消去側磁気コア21のC字状のハーフコア13と23に
は、それぞれコイル17.27を巻き付け、その後、こ
の磁気コア11と21からなる磁気コアチップの両側に
、第5図のように。
消去側磁気コア21のC字状のハーフコア13と23に
は、それぞれコイル17.27を巻き付け、その後、こ
の磁気コア11と21からなる磁気コアチップの両側に
、第5図のように。
セラミックス、非磁性フェライト等からなるスライダ3
0.30を接合して完成される。スライダ30.30は
、磁気コア11および21を磁気記録媒体に対し安定し
た状態で正確に対向させ、これらコアに偏摩耗等の異常
が生じないようにするものである。
0.30を接合して完成される。スライダ30.30は
、磁気コア11および21を磁気記録媒体に対し安定し
た状態で正確に対向させ、これらコアに偏摩耗等の異常
が生じないようにするものである。
ところがこの従来の複合型磁気ヘッドは、まず製造工程
が複雑で、加工コストが高く、さらに加工精度を高める
ことが困難であった。すなわちその製造工程をみると、
記録再生側磁気コア11のハーフコア12と13、およ
び消去側磁気コア21のハーフコア22と23は、それ
ぞれ第3図に鎖線で示すように、ブロック状に形成され
、これを後に切断して形成される。ところがハーフコア
12および13と、ハーフコア22および23にそれぞ
れ形成される切欠溝15と切欠溝25は1両溝が貫通溝
であるため、それぞれハーフコア12と13、およびハ
ーフコア22と23の接合前に形成し、その後1両者を
接合するという形をとらざるを得ない、しかしこのよう
に切欠溝15、切欠溝25を形成した後、ハーフコア1
2と13、およびハーフコア22と23を接合すると、
接合時に溝位置が狂うおそれがある。この溝位置合わせ
に精度が出ないと、高密度記録ができないのは明らかで
あり、またこの溝位置合わせは1作業性を悪化させ、加
工工程を複雑にして、歩留りを悪くし、コストを高くす
る。
が複雑で、加工コストが高く、さらに加工精度を高める
ことが困難であった。すなわちその製造工程をみると、
記録再生側磁気コア11のハーフコア12と13、およ
び消去側磁気コア21のハーフコア22と23は、それ
ぞれ第3図に鎖線で示すように、ブロック状に形成され
、これを後に切断して形成される。ところがハーフコア
12および13と、ハーフコア22および23にそれぞ
れ形成される切欠溝15と切欠溝25は1両溝が貫通溝
であるため、それぞれハーフコア12と13、およびハ
ーフコア22と23の接合前に形成し、その後1両者を
接合するという形をとらざるを得ない、しかしこのよう
に切欠溝15、切欠溝25を形成した後、ハーフコア1
2と13、およびハーフコア22と23を接合すると、
接合時に溝位置が狂うおそれがある。この溝位置合わせ
に精度が出ないと、高密度記録ができないのは明らかで
あり、またこの溝位置合わせは1作業性を悪化させ、加
工工程を複雑にして、歩留りを悪くし、コストを高くす
る。
さらに従来のこの磁気ヘッドは、記録再生側および消去
側の磁気コア11および21からなる磁気コアチップに
、スライダ30.30を接合する接合作業を、磁気コア
チップの製造工程とは別個に行なっているため、作業性
が悪い。
側の磁気コア11および21からなる磁気コアチップに
、スライダ30.30を接合する接合作業を、磁気コア
チップの製造工程とは別個に行なっているため、作業性
が悪い。
また回転する記録媒体に対する記録密度を高ぺるために
は、記録再生ギャップlOと消去ギャップ20の間隔文
を可及的に小さくすることが望ま1、いが、 従りm造
ではハーフコア12)ハーフコア22に貫通した切欠溝
15.16を形成するρ要上、これらに一定値以上の厚
さを必要とし、したがってこの間隔文を小さくすること
が困難てあった。
は、記録再生ギャップlOと消去ギャップ20の間隔文
を可及的に小さくすることが望ま1、いが、 従りm造
ではハーフコア12)ハーフコア22に貫通した切欠溝
15.16を形成するρ要上、これらに一定値以上の厚
さを必要とし、したがってこの間隔文を小さくすること
が困難てあった。
「発明の目的」
本発明は、従来の複合型磁気ヘッドについて6以上の問
題意識に基づき、加工精度、位置合わゼ精度に頼ること
なく、高精度の複合型磁気ヘッドが得られる磁気ヘッド
の製造方法を提供し、高性能であってしかも安価な磁気
ヘッドを得ることを目的とする。また本発明は、磁気コ
アチップに対するスライダの接合を、実質的に、記録再
生ギャップおよび消去ギャップを規制する切欠溝に対す
る非磁性材料の充填時に同時に行なうこと力(可能な、
生産性に優れた磁気ヘッドの製造方法を得ることを目的
とする。
題意識に基づき、加工精度、位置合わゼ精度に頼ること
なく、高精度の複合型磁気ヘッドが得られる磁気ヘッド
の製造方法を提供し、高性能であってしかも安価な磁気
ヘッドを得ることを目的とする。また本発明は、磁気コ
アチップに対するスライダの接合を、実質的に、記録再
生ギャップおよび消去ギャップを規制する切欠溝に対す
る非磁性材料の充填時に同時に行なうこと力(可能な、
生産性に優れた磁気ヘッドの製造方法を得ることを目的
とする。
「発明の概要」
本発明方法は、まず記録再生ギャップと消去ギャップに
なるべき、一定圧離離れた二つの連続した磁気ギャップ
を有する磁気コアブロックを形成し、次にこの磁気コア
ブロックに、磁気ギャップに対して傾斜した複数の平行
な傾斜溝を形成した後、この磁気コアブロックを上記磁
気ギャップに直角に一定間隔で切断して、一の記録再生
ギャップと一対の消去ギャップを有する磁気コアチップ
を形成し、続いて磁気コアチップの両側にスライダを接
合し、さらにその傾斜溝に非磁性材料を充填するように
したもので、磁気コアブロックの二つの連続した磁気ギ
ャップ間の距離と、傾斜溝の傾斜角度は、一の磁気コア
チップ内の連続した傾斜溝が、記録再生ギャップの一端
部と、一対の消去ギャップの内端部を規制するように定
められる。
なるべき、一定圧離離れた二つの連続した磁気ギャップ
を有する磁気コアブロックを形成し、次にこの磁気コア
ブロックに、磁気ギャップに対して傾斜した複数の平行
な傾斜溝を形成した後、この磁気コアブロックを上記磁
気ギャップに直角に一定間隔で切断して、一の記録再生
ギャップと一対の消去ギャップを有する磁気コアチップ
を形成し、続いて磁気コアチップの両側にスライダを接
合し、さらにその傾斜溝に非磁性材料を充填するように
したもので、磁気コアブロックの二つの連続した磁気ギ
ャップ間の距離と、傾斜溝の傾斜角度は、一の磁気コア
チップ内の連続した傾斜溝が、記録再生ギャップの一端
部と、一対の消去ギャップの内端部を規制するように定
められる。
「発明の実施例」
以下図示実施例について本・発明を説明する。第1図(
a)ないしくh)は、本発明による製造方法の工程図で
ある。この実施例は、記録再生側ブロックを、平板状の
Iブロック31と、磁気ギャップ深さ規制溝32を有す
るCブロック33から構成し、消去側ブロックを、同じ
く平板状のIブロック41と、&i気ギャップ深さ規制
溝42を有するCブロック43から構成したものである
。これらのブロックは、例えば単結晶フェライト、Nn
−Znn系フチイ) 、 Fe−Al−8i系合金等の
磁性材料から構成される。
a)ないしくh)は、本発明による製造方法の工程図で
ある。この実施例は、記録再生側ブロックを、平板状の
Iブロック31と、磁気ギャップ深さ規制溝32を有す
るCブロック33から構成し、消去側ブロックを、同じ
く平板状のIブロック41と、&i気ギャップ深さ規制
溝42を有するCブロック43から構成したものである
。これらのブロックは、例えば単結晶フェライト、Nn
−Znn系フチイ) 、 Fe−Al−8i系合金等の
磁性材料から構成される。
本発明は、これらのブロックの接合面を研磨した後、機
械加工をすることなく、同図(a) 、 (b)に示す
ように、Cブロック33、■ブロック31、■ブロック
41、Cブロック43の順に接合して磁気コアブロック
50を形成する。この磁気コアブロック50は、■ブロ
ック31とCブロック33の接合面が、記録再生ギャッ
プとなるべき磁気ギャップ34を構成し、Iブロック4
1とCブロック43の接合面が、消去ギャップとなるべ
き磁気ギャップ44を構成するもので、その接合面の少
なくとも一方に、例えば高融点ガラス、 5in2の
ような非磁性材料からなる接着層が蒸着やスパッタリン
グにより形成される。またIブロック31とニブロック
41の接合面には、記録再生側磁気回路と消去側磁気回
路を遮断するスペーサ51を介在させる。このスペーサ
51は、従来品と同様に、高融点ガラスプレート等から
構成し、これを溶着することができるが、磁気ギャップ
と同様に蒸着やスパッタリング等による接着層として形
成してもよい、この磁気コアブロック50の形成の際に
は、各ブロック間の特別な位置合わせ(アライメント)
は不要である。
械加工をすることなく、同図(a) 、 (b)に示す
ように、Cブロック33、■ブロック31、■ブロック
41、Cブロック43の順に接合して磁気コアブロック
50を形成する。この磁気コアブロック50は、■ブロ
ック31とCブロック33の接合面が、記録再生ギャッ
プとなるべき磁気ギャップ34を構成し、Iブロック4
1とCブロック43の接合面が、消去ギャップとなるべ
き磁気ギャップ44を構成するもので、その接合面の少
なくとも一方に、例えば高融点ガラス、 5in2の
ような非磁性材料からなる接着層が蒸着やスパッタリン
グにより形成される。またIブロック31とニブロック
41の接合面には、記録再生側磁気回路と消去側磁気回
路を遮断するスペーサ51を介在させる。このスペーサ
51は、従来品と同様に、高融点ガラスプレート等から
構成し、これを溶着することができるが、磁気ギャップ
と同様に蒸着やスパッタリング等による接着層として形
成してもよい、この磁気コアブロック50の形成の際に
は、各ブロック間の特別な位置合わせ(アライメント)
は不要である。
本発明は次に、このようにして形成した磁気コアブロッ
ク50の表面に、磁気ギャップ34および44に対して
傾斜する複数の傾斜溝52を一定間隔で平行に形成する
(同図(C))、この傾斜溝52の磁気ギャップ34お
よび44と直交する方向に対する傾斜角度θ(同図(c
)、(d))は、 ′msギャップ34および44の間
隔見を勘案し、次の切断工程によって形成される磁気コ
アチップ60の幅方向の中央部に一つの磁気ギャップ3
4が位置し、端部に一対の磁気ギャップ44が位置する
ように定める。この傾斜角度θは、具体的には5°〜3
0°とするとよい結果が得られる。またこの傾斜溝52
の深さD(同図(C))は、磁気ギャップ深さ規制溝3
2.42によって形成される磁気ギャップ34.44の
深さd(同)より深くし、磁気ギャップ34.44の近
傍で磁気回路が形成されるのを防ぐ。
ク50の表面に、磁気ギャップ34および44に対して
傾斜する複数の傾斜溝52を一定間隔で平行に形成する
(同図(C))、この傾斜溝52の磁気ギャップ34お
よび44と直交する方向に対する傾斜角度θ(同図(c
)、(d))は、 ′msギャップ34および44の間
隔見を勘案し、次の切断工程によって形成される磁気コ
アチップ60の幅方向の中央部に一つの磁気ギャップ3
4が位置し、端部に一対の磁気ギャップ44が位置する
ように定める。この傾斜角度θは、具体的には5°〜3
0°とするとよい結果が得られる。またこの傾斜溝52
の深さD(同図(C))は、磁気ギャップ深さ規制溝3
2.42によって形成される磁気ギャップ34.44の
深さd(同)より深くし、磁気ギャップ34.44の近
傍で磁気回路が形成されるのを防ぐ。
以上の溝加工が終了した磁気コアブロック50は、次の
切断工程において切断され、幅Wの磁気コアチップ60
が切り出される(同図(d))、この切断工程は、磁気
コアブロック50の下方の不要部分を切断fi A−A
’で切断する工程と、磁気ギャップ34.44に直角に
切断線B−B’で切断する工程とを含む、切断線B−8
’で切断する際には、切断代をSとして、幅Wの磁気コ
アチップ60内の中央に磁気ギャップ34を位置させ、
この磁気ギャップ34とは直角方向に位置を異ならせて
、その両端部に一対の磁気ギャップ44を位置させる。
切断工程において切断され、幅Wの磁気コアチップ60
が切り出される(同図(d))、この切断工程は、磁気
コアブロック50の下方の不要部分を切断fi A−A
’で切断する工程と、磁気ギャップ34.44に直角に
切断線B−B’で切断する工程とを含む、切断線B−8
’で切断する際には、切断代をSとして、幅Wの磁気コ
アチップ60内の中央に磁気ギャップ34を位置させ、
この磁気ギャップ34とは直角方向に位置を異ならせて
、その両端部に一対の磁気ギャップ44を位置させる。
前述のように、このためには磁気ギャップ34.44の
間隔と、傾斜溝52の傾斜角θを適当に定める必要があ
る。
間隔と、傾斜溝52の傾斜角θを適当に定める必要があ
る。
第1図(e)はこのようにして切り出された磁気コアチ
ップ60を示す、この図以降、磁気ギャップ34を記録
再生ギャップ35とし、磁気ギャップ44を消去ギャッ
プ45として示す、そして本発明で重要なことの一つは
、磁気コアチップ60の中央に位置する連続した傾斜溝
52が、記録再生ギャップ35の一方の端部を規制する
と同時に、一対の消去ギャップ45の内端部を規制して
いる点にある。
ップ60を示す、この図以降、磁気ギャップ34を記録
再生ギャップ35とし、磁気ギャップ44を消去ギャッ
プ45として示す、そして本発明で重要なことの一つは
、磁気コアチップ60の中央に位置する連続した傾斜溝
52が、記録再生ギャップ35の一方の端部を規制する
と同時に、一対の消去ギャップ45の内端部を規制して
いる点にある。
以上のようにして切り出された磁気コアチップ60に対
し、次に第1図(Dのようにその両側からスライダ59
.59を接合する。vt合には、公知の任意の材料を用
いることができるが、傾斜溝52に充填する非磁性材料
を低融点ガラスとする場合には特に、同一の低融点ガラ
スで接合することが望ましい。
し、次に第1図(Dのようにその両側からスライダ59
.59を接合する。vt合には、公知の任意の材料を用
いることができるが、傾斜溝52に充填する非磁性材料
を低融点ガラスとする場合には特に、同一の低融点ガラ
スで接合することが望ましい。
そしてスライダ59.59を接合した磁気コアチップ6
0には1次にその傾斜溝52に非磁性材料53を充填す
る(同(g))、非磁性材料53としては、低融点ガラ
ス、セラミック等を用いることができる。低融点ガラス
の場合は、ガラスブロックを傾斜溝52上に乗せ、溶融
させて充填する。
0には1次にその傾斜溝52に非磁性材料53を充填す
る(同(g))、非磁性材料53としては、低融点ガラ
ス、セラミック等を用いることができる。低融点ガラス
の場合は、ガラスブロックを傾斜溝52上に乗せ、溶融
させて充填する。
この際の溶融温度は、スペーサ51等を構成する高融点
ガラスが溶融しない温度である。セラミック等の他の非
磁性材料の場合は、プラズマ溶射により、あるいは細い
ブロック体を傾斜溝52に埋め込んで接着する等の手段
で充填することができる。
ガラスが溶融しない温度である。セラミック等の他の非
磁性材料の場合は、プラズマ溶射により、あるいは細い
ブロック体を傾斜溝52に埋め込んで接着する等の手段
で充填することができる。
磁気コアチップ60とスライダ59を接合する非磁性材
料と、傾斜溝52に充填する非磁性材料53を左もに低
融点ガラスとすると、非磁性材料53を加熱溶融する際
の一度の加熱で、磁気コアチップ60とスライダ59を
接合できるという利点がある。さらに磁気コアブロック
50を構成するCブロー、り33、■ブロック31、■
ブロック41およびCブロー、り43の接合に高融点ガ
ラスを用いると、接合材料および充填材料がすべてガラ
ス(フルガラス)の信頼性の高い磁気ヘットカ得られる
。
料と、傾斜溝52に充填する非磁性材料53を左もに低
融点ガラスとすると、非磁性材料53を加熱溶融する際
の一度の加熱で、磁気コアチップ60とスライダ59を
接合できるという利点がある。さらに磁気コアブロック
50を構成するCブロー、り33、■ブロック31、■
ブロック41およびCブロー、り43の接合に高融点ガ
ラスを用いると、接合材料および充填材料がすべてガラ
ス(フルガラス)の信頼性の高い磁気ヘットカ得られる
。
磁気コアチップ60とスライダ59上にはみ出した非磁
性材料は、磁気記録媒体との対向面を研磨することによ
り、除去される(同図(h))。
性材料は、磁気記録媒体との対向面を研磨することによ
り、除去される(同図(h))。
磁気コアチップ60には、そのコイル支柱37.47(
第1図(e))に、コイル(同図(h)に一方(48)
のみ図示)を巻き、さらに、記録再生ギャップ35、消
去ギャップ45の反対側の端部の側面または背面にバッ
クパー55を接合して完成される。
第1図(e))に、コイル(同図(h)に一方(48)
のみ図示)を巻き、さらに、記録再生ギャップ35、消
去ギャップ45の反対側の端部の側面または背面にバッ
クパー55を接合して完成される。
バックパー55は、磁性材料からなる録再側パックパー
56と消去側バックパー57を、両者の間にガラス等の
非磁性材料58を挟んで一体化したもので、非磁性材料
58とスペーサ51の位置を合わせて磁気コアチップ6
0の後部側面に接合する。接合はガラス、樹脂等の周知
の接合材料を用いて行なうことができる。R両側パック
パー56と消去側パックパー57はそれぞれ、記録再生
側と消去側の磁路を閉じるものであるが、このように非
磁性材料58を挟んで一体化すると、その磁気コアチッ
プ60に対する接合が容易になる。
56と消去側バックパー57を、両者の間にガラス等の
非磁性材料58を挟んで一体化したもので、非磁性材料
58とスペーサ51の位置を合わせて磁気コアチップ6
0の後部側面に接合する。接合はガラス、樹脂等の周知
の接合材料を用いて行なうことができる。R両側パック
パー56と消去側パックパー57はそれぞれ、記録再生
側と消去側の磁路を閉じるものであるが、このように非
磁性材料58を挟んで一体化すると、その磁気コアチッ
プ60に対する接合が容易になる。
上記実施例では、傾斜溝52として一様深さの溝を示し
たが、第2図に示すように1円弧状断面で、磁気ギャッ
プ34.44の中間部分においてその深さが最も深くな
る傾斜11520を用いてもよい。
たが、第2図に示すように1円弧状断面で、磁気ギャッ
プ34.44の中間部分においてその深さが最も深くな
る傾斜11520を用いてもよい。
また上記実施例では、記録再生側と消去側の磁気回路を
遮断するため、■ブロック31とニブロック41を用意
し、その間にスペーサ51を挟んだが、■ブロック3工
とIブロック41を共通化して単一のブロックから構成
した複合型磁気ヘッドも知られている0本発明はこのタ
イプの磁気ヘッドにも勿論適用可能である。
遮断するため、■ブロック31とニブロック41を用意
し、その間にスペーサ51を挟んだが、■ブロック3工
とIブロック41を共通化して単一のブロックから構成
した複合型磁気ヘッドも知られている0本発明はこのタ
イプの磁気ヘッドにも勿論適用可能である。
「発明の効果」
以上のように本発明の複合型磁気ヘッドの製造方法は、
磁気コアブロックが完成してからスライダを接合するの
ではなく、磁気コアブロックの形成途中においてスライ
ダを接合し、その後傾斜溝内に非磁性材料を充填するも
のであるから、スライダの接合工程を磁気コアチップの
製造工程中に一体に組込んだ作業効率のよい製造方法が
得られる。特にスライダの接合材料と、傾斜溝への充填
材料をともに低融点ガラスとすると、一度の加熱工程で
スライダの接合と傾斜溝への非磁性材料の充填とを行な
うことができ、一層作業効率がよい、さらに磁気コアブ
ロックの接合を高融点ガラスで行なうと、いわゆるフル
ガラスの複合型磁気ヘッドが得られ、信頼性が向上する
。
磁気コアブロックが完成してからスライダを接合するの
ではなく、磁気コアブロックの形成途中においてスライ
ダを接合し、その後傾斜溝内に非磁性材料を充填するも
のであるから、スライダの接合工程を磁気コアチップの
製造工程中に一体に組込んだ作業効率のよい製造方法が
得られる。特にスライダの接合材料と、傾斜溝への充填
材料をともに低融点ガラスとすると、一度の加熱工程で
スライダの接合と傾斜溝への非磁性材料の充填とを行な
うことができ、一層作業効率がよい、さらに磁気コアブ
ロックの接合を高融点ガラスで行なうと、いわゆるフル
ガラスの複合型磁気ヘッドが得られ、信頼性が向上する
。
また本発明は、記録再生ギャップの一端部と、一対の消
去ギャップの内端部を一連の連続した傾斜溝によって規
制するようにしたので、再磁気ギャップの端部を個別の
切欠溝で規制していた従来のこの種磁気ヘッドに比し、
製造が容易になる。すなわち記録再生ギャップを有する
磁気コアブロックと、消去ギャップを有する磁気コアブ
ロックを接合する際の位置合わせが不要であり、接合後
溝加工をすることができるので、位置合わせ精度や加工
精度に頼ること゛なく、構造上、高精度の磁気ヘッドを
得ることができる。また傾斜溝は、ブロックの接合後形
成するので、この傾斜溝が磁気コアの強度に影響を与え
ることは少なく、よって、記録再生ギャップと消去ギャ
ップの間隔を狭め、記録密度を高めることが可能となる
。
去ギャップの内端部を一連の連続した傾斜溝によって規
制するようにしたので、再磁気ギャップの端部を個別の
切欠溝で規制していた従来のこの種磁気ヘッドに比し、
製造が容易になる。すなわち記録再生ギャップを有する
磁気コアブロックと、消去ギャップを有する磁気コアブ
ロックを接合する際の位置合わせが不要であり、接合後
溝加工をすることができるので、位置合わせ精度や加工
精度に頼ること゛なく、構造上、高精度の磁気ヘッドを
得ることができる。また傾斜溝は、ブロックの接合後形
成するので、この傾斜溝が磁気コアの強度に影響を与え
ることは少なく、よって、記録再生ギャップと消去ギャ
ップの間隔を狭め、記録密度を高めることが可能となる
。
第1図(a)ないしくh)は本発明による複合型磁気へ
ラドの製造工程を示す斜視図、第2図は本発明の他の実
施例を示す要部の斜視図、第3図は従来の複合型磁気ヘ
ッドの平面図、第4図は同正面図、第5図はスライダを
接合した状態の平面図である。 31.41・・・ニブロック、33.43・・・Cブロ
ック、34.44・・・磁気ギャップ、35・・・記録
再生ギャップ、45・・・消去ギャップ、50−磁気コ
アブロック、51・・・スペーサ、52・・・傾斜溝、
53・・・非磁性材料、59・・・スライダ、60・・
・磁気コアチップ。 第1図 第1図 第1図 j 第2図 第5図 30
ラドの製造工程を示す斜視図、第2図は本発明の他の実
施例を示す要部の斜視図、第3図は従来の複合型磁気ヘ
ッドの平面図、第4図は同正面図、第5図はスライダを
接合した状態の平面図である。 31.41・・・ニブロック、33.43・・・Cブロ
ック、34.44・・・磁気ギャップ、35・・・記録
再生ギャップ、45・・・消去ギャップ、50−磁気コ
アブロック、51・・・スペーサ、52・・・傾斜溝、
53・・・非磁性材料、59・・・スライダ、60・・
・磁気コアチップ。 第1図 第1図 第1図 j 第2図 第5図 30
Claims (3)
- (1)記録再生ギャップと消去ギャップになるべき、一
定距離離れた二つの連続した磁気ギャップを有する磁気
コアブロックを形成する第一工程と;この磁気コアブロ
ックに、上記磁気ギャップに対して傾斜した複数の傾斜
溝を平行にして形成する第二工程と;上記磁気コアブロ
ックを上記磁気ギャップに直角に一定間隔で切断して、
一の記録再生ギャップと一対の消去ギャップを有する磁
気コアチップを形成する第三工程と;この磁気コアチッ
プの両側にスライダを接合する第四工程と;上記磁気コ
アチップの傾斜溝に非磁性材料を充填する第五工程とを
含み、上記二つの連続した磁気ギャップ間の距離と、傾
斜溝の傾斜角度は、一の磁気コアチップ内の連続した傾
斜溝が、記録再生ギャップの一端部と、一対の消去ギャ
ップの内端部を規制するように定められている複合型磁
気ヘッドの製造方法。 - (2)特許請求の範囲第1項において、磁気ギャップと
直交する方向に対する傾斜溝の傾斜角度は、5°〜30
°である複合型磁気ヘッドの製造方法。 - (3)特許請求の範囲第1項または第2項において、第
四工程において磁気コアチップとスライダとを接合する
非磁性材料、および磁気コアチップの傾斜溝内に充填す
る非磁性材料はともに、低融点ガラスであり、この低融
点ガラスの溶融は、同時に行なわれる複合型磁気ヘッド
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16100985A JPS6222214A (ja) | 1985-07-20 | 1985-07-20 | 複合型磁気ヘツドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16100985A JPS6222214A (ja) | 1985-07-20 | 1985-07-20 | 複合型磁気ヘツドの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6222214A true JPS6222214A (ja) | 1987-01-30 |
Family
ID=15726843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16100985A Pending JPS6222214A (ja) | 1985-07-20 | 1985-07-20 | 複合型磁気ヘツドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6222214A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5359485A (en) * | 1991-07-20 | 1994-10-25 | Tdk Corporation | Magnetic head having a toothed core structure of a laminate type |
-
1985
- 1985-07-20 JP JP16100985A patent/JPS6222214A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5359485A (en) * | 1991-07-20 | 1994-10-25 | Tdk Corporation | Magnetic head having a toothed core structure of a laminate type |
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