JPS6233642B2 - - Google Patents
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- JPS6233642B2 JPS6233642B2 JP55057525A JP5752580A JPS6233642B2 JP S6233642 B2 JPS6233642 B2 JP S6233642B2 JP 55057525 A JP55057525 A JP 55057525A JP 5752580 A JP5752580 A JP 5752580A JP S6233642 B2 JPS6233642 B2 JP S6233642B2
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- Japan
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- magnetic
- head
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- core
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/187—Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
- G11B5/1871—Shaping or contouring of the transducing or guiding surface
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/265—Structure or manufacture of a head with more than one gap for erasing, recording or reproducing on the same track
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49002—Electrical device making
- Y10T29/4902—Electromagnet, transformer or inductor
- Y10T29/49021—Magnetic recording reproducing transducer [e.g., tape head, core, etc.]
- Y10T29/49032—Fabricating head structure or component thereof
- Y10T29/49048—Machining magnetic material [e.g., grinding, etching, polishing]
-
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- Y10T29/49055—Fabricating head structure or component thereof with bond/laminating preformed parts, at least two magnetic
- Y10T29/49057—Using glass bonding material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はフロツピーデイスク装置等に用いるに
好適な簡易で実用性の高い構造の複合形磁気ヘツ
ドの製造方法に関する。
好適な簡易で実用性の高い構造の複合形磁気ヘツ
ドの製造方法に関する。
フロツピーデイスク装置等では、予め設定され
た幅の狭いトラツクに正確に且つ高密度に情報記
録することが重要な課題であり、またヘツドによ
る記録トラツクの正確な設定が不可欠である。第
1図はこの種装置に用いられる従来構造の磁気ヘ
ツドを模式的に示した分解斜視図である。この磁
気ヘツドは所望トラツク幅に規定されたL字状コ
ア1とI字状コア2とを所定のヘツドギヤツプ3
を形成して接合し、この接合体の片側面に接合さ
れた逆L字状の非磁性ホルダ8からなる第1のヘ
ツドチツプ、I字状の薄厚コア5a,5bと逆L
字状の薄厚コア6a,6bとを所定のヘツドギヤ
ツプ7a,7bを形成して接合された接合体8を
一方に設けられた逆L字状の非磁性ホルダ4a,
4bからなる2つの第2のヘツドチツプとを、3
つのギヤツプ3,7a,7bに位置合せして接合
したヘツドチツプ構造を有している。そして、前
記コア1,6a,6bのL字片にコイル9a,9
bを巻装して前記各ヘツドチツプの磁路を形成す
る磁性片10を前記コア1,2,5,6の下端に
接合して複合形磁気ヘツドを構成している。
た幅の狭いトラツクに正確に且つ高密度に情報記
録することが重要な課題であり、またヘツドによ
る記録トラツクの正確な設定が不可欠である。第
1図はこの種装置に用いられる従来構造の磁気ヘ
ツドを模式的に示した分解斜視図である。この磁
気ヘツドは所望トラツク幅に規定されたL字状コ
ア1とI字状コア2とを所定のヘツドギヤツプ3
を形成して接合し、この接合体の片側面に接合さ
れた逆L字状の非磁性ホルダ8からなる第1のヘ
ツドチツプ、I字状の薄厚コア5a,5bと逆L
字状の薄厚コア6a,6bとを所定のヘツドギヤ
ツプ7a,7bを形成して接合された接合体8を
一方に設けられた逆L字状の非磁性ホルダ4a,
4bからなる2つの第2のヘツドチツプとを、3
つのギヤツプ3,7a,7bに位置合せして接合
したヘツドチツプ構造を有している。そして、前
記コア1,6a,6bのL字片にコイル9a,9
bを巻装して前記各ヘツドチツプの磁路を形成す
る磁性片10を前記コア1,2,5,6の下端に
接合して複合形磁気ヘツドを構成している。
ところがこのような従来構造の磁気ヘツドは次
のような不具合を有している。即ち、記録再生ヘ
ツド部として機能する第1のヘツドチツプと消去
ヘツド部として機能する2つの第2のヘツドチツ
プとが相互に接合された構造を持ち、上記接合境
界面には接着層が形成されることになるが、その
接着剤には一般にエポキシ系の有機剤が用いられ
る為に磁気記録媒体との摺接に対する耐摩耗性に
乏しいと云う問題がある。この為、上記接着層の
近傍においてチツプの欠けやチツピング等が生じ
易く、ヘツド自体および記録媒体の寿命の著しい
低下を招いていた。また、接着層を薄くして耐摩
耗性を向上させるためには、接合面を鏡面にま
で、ラツピング仕上げする必要があり、多大な工
数を必要とした。また、記録再生ギヤツプ3と消
去ギヤツプ7a,7bを所定の間隔で保持しなが
ら、第1のヘツドチツプと第2のヘツドチツプ2
つを接着層を生じないように接合する必要上、非
常に高度の技術を必要とした。また前記各ヘツド
チツプの製造に際し、記録の高密度化要求に伴つ
て記録トラツク幅および消去トラツク幅を例えば
100μm以下に設定することが望まれているが、
ヘツドチツプの切出しやラツピング工程において
コア割れや欠けを招来し易く、製造歩留りが著し
く低下する等の問題があつた。
のような不具合を有している。即ち、記録再生ヘ
ツド部として機能する第1のヘツドチツプと消去
ヘツド部として機能する2つの第2のヘツドチツ
プとが相互に接合された構造を持ち、上記接合境
界面には接着層が形成されることになるが、その
接着剤には一般にエポキシ系の有機剤が用いられ
る為に磁気記録媒体との摺接に対する耐摩耗性に
乏しいと云う問題がある。この為、上記接着層の
近傍においてチツプの欠けやチツピング等が生じ
易く、ヘツド自体および記録媒体の寿命の著しい
低下を招いていた。また、接着層を薄くして耐摩
耗性を向上させるためには、接合面を鏡面にま
で、ラツピング仕上げする必要があり、多大な工
数を必要とした。また、記録再生ギヤツプ3と消
去ギヤツプ7a,7bを所定の間隔で保持しなが
ら、第1のヘツドチツプと第2のヘツドチツプ2
つを接着層を生じないように接合する必要上、非
常に高度の技術を必要とした。また前記各ヘツド
チツプの製造に際し、記録の高密度化要求に伴つ
て記録トラツク幅および消去トラツク幅を例えば
100μm以下に設定することが望まれているが、
ヘツドチツプの切出しやラツピング工程において
コア割れや欠けを招来し易く、製造歩留りが著し
く低下する等の問題があつた。
本発明はこのような事情を考慮してなされたも
ので、特に上述したような問題を解決することが
できる複合形磁気ヘツドを製造するのに適した複
合形磁気ヘツドの製造方法を提供することを目的
とする。
ので、特に上述したような問題を解決することが
できる複合形磁気ヘツドを製造するのに適した複
合形磁気ヘツドの製造方法を提供することを目的
とする。
以下、図面を参照して本発明の実施例につき説
明する。
明する。
第2図は上述した問題を解決することができる
複合形磁気ヘツドの概略構成を示す分解斜視図で
ある。本ヘツドは概略的には、中央部に所定トラ
ツク幅の記録再生ギヤツプを形成した第1のヘツ
ドチツプ11と、両側部にそれぞれ所定幅の消去
ギヤツプを形成した第2のヘツドチツプ12と
を、上記ギヤツプの位置合せをして非磁性体スペ
ーサ13を介して接合し、上記各ヘツドチツプ1
1,12の下面に磁路を形成するコア14を接合
して上記非磁性体スペーサ13にて分離された磁
路を各別に構成して各磁路のコア片に巻線15,
16をそれぞれ巻装した構造を有するものであ
る。また前記第1および第2のヘツドチツプ1
1,12に形成される各ギヤツプの幅はヘツドチ
ツプ11,12をそれぞれ構成するコアの接合面
に設けられた溝17,18により各々規制されて
いる。そして、上記溝17,18に充填溶着され
たガラス材19によつて上記各コアの強固な接合
がなされた構造となつている。
複合形磁気ヘツドの概略構成を示す分解斜視図で
ある。本ヘツドは概略的には、中央部に所定トラ
ツク幅の記録再生ギヤツプを形成した第1のヘツ
ドチツプ11と、両側部にそれぞれ所定幅の消去
ギヤツプを形成した第2のヘツドチツプ12と
を、上記ギヤツプの位置合せをして非磁性体スペ
ーサ13を介して接合し、上記各ヘツドチツプ1
1,12の下面に磁路を形成するコア14を接合
して上記非磁性体スペーサ13にて分離された磁
路を各別に構成して各磁路のコア片に巻線15,
16をそれぞれ巻装した構造を有するものであ
る。また前記第1および第2のヘツドチツプ1
1,12に形成される各ギヤツプの幅はヘツドチ
ツプ11,12をそれぞれ構成するコアの接合面
に設けられた溝17,18により各々規制されて
いる。そして、上記溝17,18に充填溶着され
たガラス材19によつて上記各コアの強固な接合
がなされた構造となつている。
即ち第1のヘツドチツプ11は磁性体からなる
薄板コア21とL字形コア22とを非磁性体膜2
3を挾んで突合せした構造体からなり、その接合
面の両側から各々設けた溝17によつて上記接合
面中央部に所望トラツク幅Twに規制された記録
再生ギヤツプを形成している。この記録再生ギヤ
ツプのギヤツプ寸法は、例えば薄板コア21の接
合面に蒸着やスパツタ等によつて形成された前記
非磁性体膜23の膜厚によつて規定されている。
また第2のヘツドチツプ12は同様に磁性体から
なる薄板コア24とL字形コア25とを非磁性体
膜26を挾んで突合せして接合した構造体からな
り、その中央部に設けた前記記録再生ギヤツプと
同等幅の溝18によつて接合面両側部に消去ギヤ
ツプを形成している。上記非磁性体膜26も薄板
コア24の接合面に蒸着やスパツタ等によつて所
定厚に形成したものである。
薄板コア21とL字形コア22とを非磁性体膜2
3を挾んで突合せした構造体からなり、その接合
面の両側から各々設けた溝17によつて上記接合
面中央部に所望トラツク幅Twに規制された記録
再生ギヤツプを形成している。この記録再生ギヤ
ツプのギヤツプ寸法は、例えば薄板コア21の接
合面に蒸着やスパツタ等によつて形成された前記
非磁性体膜23の膜厚によつて規定されている。
また第2のヘツドチツプ12は同様に磁性体から
なる薄板コア24とL字形コア25とを非磁性体
膜26を挾んで突合せして接合した構造体からな
り、その中央部に設けた前記記録再生ギヤツプと
同等幅の溝18によつて接合面両側部に消去ギヤ
ツプを形成している。上記非磁性体膜26も薄板
コア24の接合面に蒸着やスパツタ等によつて所
定厚に形成したものである。
しかして上記構造の第1および第2のヘツドチ
ツプ11,12は薄板コア21,24の前記ギヤ
ツプ形成面と対向する面を接合面として、前記非
磁性体13を挾んでガラス材27により溶着接合
されている。この接合は、第2のヘツドチツプ1
2の溝18が第1のヘツドチツプ11のヘツドギ
ヤツプ形成位置に対応するようにして、且つ両ヘ
ツドチツプ11,12の各ギヤツプが同一面上に
おいて平行に配置するように行われる。従つて本
ヘツドのヘツド面構成、つまりヘツドチツプ1
1,12の接合体平面構成は、例えば第3図aに
示すように定められる。またこのとき、前記非磁
性体13は上記各ヘツドギヤツプの間隔Sを規制
することのみならず、両ヘツドチツプ11,12
がそれぞれ形成する磁路をそれぞれ分離して、相
互干渉を防止する機能をも呈する。
ツプ11,12は薄板コア21,24の前記ギヤ
ツプ形成面と対向する面を接合面として、前記非
磁性体13を挾んでガラス材27により溶着接合
されている。この接合は、第2のヘツドチツプ1
2の溝18が第1のヘツドチツプ11のヘツドギ
ヤツプ形成位置に対応するようにして、且つ両ヘ
ツドチツプ11,12の各ギヤツプが同一面上に
おいて平行に配置するように行われる。従つて本
ヘツドのヘツド面構成、つまりヘツドチツプ1
1,12の接合体平面構成は、例えば第3図aに
示すように定められる。またこのとき、前記非磁
性体13は上記各ヘツドギヤツプの間隔Sを規制
することのみならず、両ヘツドチツプ11,12
がそれぞれ形成する磁路をそれぞれ分離して、相
互干渉を防止する機能をも呈する。
一方、前記第1および第2のヘツドチツプ1
1,12に接合されて磁路を形成する磁性体コア
14は、前記コア21,22,24,25の各下
端面に突合せされる突部を形成した所謂山の字形
状、つまりE字形状を有するもので、各突部片の
間を巻線用溝28としている。また中央部に位置
する突部片の端部には、前記非磁性体13に対応
した溝29が設けられている。この溝29は前述
した磁路を区分する作用を呈するものであり、ヘ
ツド仕様に応じた深さに設定されている。そし
て、磁性体コア14の両側突部片に各々巻線1
5,16を巻装したのち、前記コア21,22,
24,25の各下端面に突合せして接合されてい
る。尚、巻線15,16は、例えば所定の巻枠に
巻回して環状に形成されたものであつて、その穴
部に前記突部片を挿通させることによつて磁性体
コア14にそれぞれ嵌装される。
1,12に接合されて磁路を形成する磁性体コア
14は、前記コア21,22,24,25の各下
端面に突合せされる突部を形成した所謂山の字形
状、つまりE字形状を有するもので、各突部片の
間を巻線用溝28としている。また中央部に位置
する突部片の端部には、前記非磁性体13に対応
した溝29が設けられている。この溝29は前述
した磁路を区分する作用を呈するものであり、ヘ
ツド仕様に応じた深さに設定されている。そし
て、磁性体コア14の両側突部片に各々巻線1
5,16を巻装したのち、前記コア21,22,
24,25の各下端面に突合せして接合されてい
る。尚、巻線15,16は、例えば所定の巻枠に
巻回して環状に形成されたものであつて、その穴
部に前記突部片を挿通させることによつて磁性体
コア14にそれぞれ嵌装される。
このような構造を有する複合形磁気ヘツドによ
れば、各ヘツドギヤツプの幅を溝17,18によ
つて非常に高精度に規制することができる上、各
溝17,18に充填されコア21,22,24,
25にそれぞれ溶着されたガラス材19によつて
これらを極めて強固に接合することができる。ま
たコア21,22,24,25や非磁性体13の
接合方向が全て磁気記録媒体の摺接方向なので摺
接に対する耐久性に非常に優れている。また前記
非磁性体スペーサ13と溝29とによつて第1お
よび第2のヘツドチツプ11,12が各々形成す
る磁路を効果的に分離して、これを遮蔽するので
ヘツド間の干渉を効果的に防止して独立作用させ
ることができる。更には従来構造で問題となつた
接合境界面での接合強度や、ヘツドギヤツプ間隔
を正確に規定することが困難である等の不具合を
生じる虞れがない。さらに第3図aに示すように
記録再生ギヤツプのヘツド幅Twに比して、第2
のヘツドチツプ12における溝18の幅TEOを僅
かに狭く設定することも本構造によれば容易であ
る。このような幅設定を行えば第3図bに示すよ
うに、記録トラツクの横部にはみ出して消去され
なかつた残留磁化による信号成分も効果的に消去
でき、且つ消去ヘツド部にて記録トラツクを正確
に規制することができるのでトラツク密度の向上
を図ることができる。また記録媒体の熱膨張等に
よつてトラツクずれが生じても、これを効果的に
是正して正確なトラツク設定を行うことが可能と
なる。更に従来形状で問題となつた有機接着層に
よる接着層もなくなり、多大な工数と高度な技術
を要する3つのヘツドチツプの接合も後述する製
造段階で行なえるため、組み立てが容易に行なえ
る利点を有する。
れば、各ヘツドギヤツプの幅を溝17,18によ
つて非常に高精度に規制することができる上、各
溝17,18に充填されコア21,22,24,
25にそれぞれ溶着されたガラス材19によつて
これらを極めて強固に接合することができる。ま
たコア21,22,24,25や非磁性体13の
接合方向が全て磁気記録媒体の摺接方向なので摺
接に対する耐久性に非常に優れている。また前記
非磁性体スペーサ13と溝29とによつて第1お
よび第2のヘツドチツプ11,12が各々形成す
る磁路を効果的に分離して、これを遮蔽するので
ヘツド間の干渉を効果的に防止して独立作用させ
ることができる。更には従来構造で問題となつた
接合境界面での接合強度や、ヘツドギヤツプ間隔
を正確に規定することが困難である等の不具合を
生じる虞れがない。さらに第3図aに示すように
記録再生ギヤツプのヘツド幅Twに比して、第2
のヘツドチツプ12における溝18の幅TEOを僅
かに狭く設定することも本構造によれば容易であ
る。このような幅設定を行えば第3図bに示すよ
うに、記録トラツクの横部にはみ出して消去され
なかつた残留磁化による信号成分も効果的に消去
でき、且つ消去ヘツド部にて記録トラツクを正確
に規制することができるのでトラツク密度の向上
を図ることができる。また記録媒体の熱膨張等に
よつてトラツクずれが生じても、これを効果的に
是正して正確なトラツク設定を行うことが可能と
なる。更に従来形状で問題となつた有機接着層に
よる接着層もなくなり、多大な工数と高度な技術
を要する3つのヘツドチツプの接合も後述する製
造段階で行なえるため、組み立てが容易に行なえ
る利点を有する。
したがつて従来構造に比して耐久性・耐摩耗
性・寿命の飛躍的な向上を図り得、磁気記録媒体
に対する悪影響も大幅に軽減することができると
ともに、製造コストの大幅な低減が可能となる。
さらに、記録再生コアと消去コアが一体で構成さ
れ、しかも各ヘツドコアのトラツク幅Tw,TE
1,TE2は溝17,18で規制されるため、例え
ば100μm以下のトラツク幅になつても、容易に
製造可能である。
性・寿命の飛躍的な向上を図り得、磁気記録媒体
に対する悪影響も大幅に軽減することができると
ともに、製造コストの大幅な低減が可能となる。
さらに、記録再生コアと消去コアが一体で構成さ
れ、しかも各ヘツドコアのトラツク幅Tw,TE
1,TE2は溝17,18で規制されるため、例え
ば100μm以下のトラツク幅になつても、容易に
製造可能である。
次に上記構造の複合形磁気ヘツドの製造方法の
一実施例を第4図a〜eを参照しながら説明す
る。なお、第4図a〜eは一実施例の製造方法の
プロセスを模式的に示すものである。先ず所定厚
の2枚の磁性体板31,32を基台33上に平行
配置して固定する。しかるのち、上記磁性体板3
1,32上に基台33の幅方向に沿つて、両磁性
体板31,32の後述するガラスによる接合時の
ガラス流動規制とともに位置規制を行う為の溝3
4,35を各板31,32の中央部に溝加工する
と共に、磁性体板31上の上記溝34に平行して
側面にテーパを有したギヤツプデプスを規定する
溝36a,36bをそれぞれ形成する(a)。この溝
36a,36bを設けた側の磁性体板31は前述
したL字状コア22,25となるものであつて、
また溝35のみを形成した磁性体板32は薄板コ
ア21,24となるものである。しかるのち、今
度は上記磁性体板31,32上に上記各溝34,
35,36a,36bに直交する方向に所定ピツ
チ溝37a〜37eを平行に設ける(b)。この溝3
7a〜37eの幅はトラツク幅Twと同程度に定
められたものであつて、その形成ピツチは例えば
上記トラツク幅Twの約2倍程度に定められる。
またこれらの溝37a〜37eは2つの磁性体板
31,32に亘つて設けられる。これらの溝加工
が終了したのち、磁性体板31,32は基台33
から取外され前記溝34,35に嵌込まれたガイ
ドピン38をガイドとして位置合せされて、上記
溝加工面を接合面として重ね合せる。このとき、
磁性体板31の接合面、つまり溝36a,36
b,37a〜37eによつて島状に形成された各
突部端面にヘツドギヤツプ長を規定する非磁性層
を蒸着等により形成しておく。そしてこれらの磁
性体板31,32の接合面間に形成される前記溝
36a,36bによる穴部に接合材としてのガラ
ス棒39をそれぞれ挿入する(c)。しかるのち、磁
性体板31,32を両面から加圧した状態で溶融
炉内に入れ、例えば800℃の加熱処理によつて前
記ガラス棒39を溶融する。この溶融処理によつ
てガラス材は前記溝37a〜37eに導かれると
共に、両磁性体板31,32間の接合面間隙に入
り込み、これを徐々に冷却して上記ガラスを固化
することによつて、両磁性体板31,32のガラ
ス溶着が行われる。その後、これら磁性体板3
1,32のガラス溶着によつて接合された構造体
を、第4図c中一点鎖線40で示すラインに沿つ
て磁性体板32を厚み方向に切出して、薄板化
し、その切断面をラツピング研磨して平坦面化す
ると共に、所望厚に仕上げる。このようにして、
所定の構造体ブロツクを複数個製造する。
一実施例を第4図a〜eを参照しながら説明す
る。なお、第4図a〜eは一実施例の製造方法の
プロセスを模式的に示すものである。先ず所定厚
の2枚の磁性体板31,32を基台33上に平行
配置して固定する。しかるのち、上記磁性体板3
1,32上に基台33の幅方向に沿つて、両磁性
体板31,32の後述するガラスによる接合時の
ガラス流動規制とともに位置規制を行う為の溝3
4,35を各板31,32の中央部に溝加工する
と共に、磁性体板31上の上記溝34に平行して
側面にテーパを有したギヤツプデプスを規定する
溝36a,36bをそれぞれ形成する(a)。この溝
36a,36bを設けた側の磁性体板31は前述
したL字状コア22,25となるものであつて、
また溝35のみを形成した磁性体板32は薄板コ
ア21,24となるものである。しかるのち、今
度は上記磁性体板31,32上に上記各溝34,
35,36a,36bに直交する方向に所定ピツ
チ溝37a〜37eを平行に設ける(b)。この溝3
7a〜37eの幅はトラツク幅Twと同程度に定
められたものであつて、その形成ピツチは例えば
上記トラツク幅Twの約2倍程度に定められる。
またこれらの溝37a〜37eは2つの磁性体板
31,32に亘つて設けられる。これらの溝加工
が終了したのち、磁性体板31,32は基台33
から取外され前記溝34,35に嵌込まれたガイ
ドピン38をガイドとして位置合せされて、上記
溝加工面を接合面として重ね合せる。このとき、
磁性体板31の接合面、つまり溝36a,36
b,37a〜37eによつて島状に形成された各
突部端面にヘツドギヤツプ長を規定する非磁性層
を蒸着等により形成しておく。そしてこれらの磁
性体板31,32の接合面間に形成される前記溝
36a,36bによる穴部に接合材としてのガラ
ス棒39をそれぞれ挿入する(c)。しかるのち、磁
性体板31,32を両面から加圧した状態で溶融
炉内に入れ、例えば800℃の加熱処理によつて前
記ガラス棒39を溶融する。この溶融処理によつ
てガラス材は前記溝37a〜37eに導かれると
共に、両磁性体板31,32間の接合面間隙に入
り込み、これを徐々に冷却して上記ガラスを固化
することによつて、両磁性体板31,32のガラ
ス溶着が行われる。その後、これら磁性体板3
1,32のガラス溶着によつて接合された構造体
を、第4図c中一点鎖線40で示すラインに沿つ
て磁性体板32を厚み方向に切出して、薄板化
し、その切断面をラツピング研磨して平坦面化す
ると共に、所望厚に仕上げる。このようにして、
所定の構造体ブロツクを複数個製造する。
次に、一対をなす2つの上記構造体ブロツク4
1,42に対し、一方のブロツク41の磁性体板
32側にスペーサとなるセラミツク7等の非磁性
体43a〜43cと、低軟化点ガラス44とで一
体形成された接合部材をはさむかあるいは所定厚
の非磁性体43a〜43cを前記溝37a〜37
eの配列方向に沿つて蒸着等により形成する。こ
れらの非磁性体43a〜43cは、前記磁性体板
31突合せ先端部位置に対向して設けられるもの
であつて、その幅は上記突合せ先端部幅程度に設
定されている。そして、これらの非磁性体43a
〜43bを挾んで他方のブロツク体42がその非
磁性体板32側を接合面としてガラス材44によ
り、ガラス溶着によつて接合固定されている(d)。
この両ブロツク体41,42の接合に際して、ブ
ロツク体42はその溝37a〜37eが、一方の
ブロツク体41の溝37a〜37eと1/2ピツチ
ずれて対向する如く位置合せされる。従つて一方
の溝37a(〜37e)は他方のブロツク体4
1,42における溝と溝との間の接合突合せ部に
対応する位置関係となつている。しかるのち、上
記の如くガラス材44によつて接合されて一体化
されたブロツク体41,42は第4図d中一点鎖
線45に示すように、前記溝36a,36b部お
よび溝34,35を除去する如く、溝36a,3
6bの方向に沿つて平行に切断される。そして、
その切断面をそれぞれ研磨して4つのヘツドブロ
ツク体46を得る。このヘツドブロツク体46は
第4図eに示す如き積層構造体となる。
1,42に対し、一方のブロツク41の磁性体板
32側にスペーサとなるセラミツク7等の非磁性
体43a〜43cと、低軟化点ガラス44とで一
体形成された接合部材をはさむかあるいは所定厚
の非磁性体43a〜43cを前記溝37a〜37
eの配列方向に沿つて蒸着等により形成する。こ
れらの非磁性体43a〜43cは、前記磁性体板
31突合せ先端部位置に対向して設けられるもの
であつて、その幅は上記突合せ先端部幅程度に設
定されている。そして、これらの非磁性体43a
〜43bを挾んで他方のブロツク体42がその非
磁性体板32側を接合面としてガラス材44によ
り、ガラス溶着によつて接合固定されている(d)。
この両ブロツク体41,42の接合に際して、ブ
ロツク体42はその溝37a〜37eが、一方の
ブロツク体41の溝37a〜37eと1/2ピツチ
ずれて対向する如く位置合せされる。従つて一方
の溝37a(〜37e)は他方のブロツク体4
1,42における溝と溝との間の接合突合せ部に
対応する位置関係となつている。しかるのち、上
記の如くガラス材44によつて接合されて一体化
されたブロツク体41,42は第4図d中一点鎖
線45に示すように、前記溝36a,36b部お
よび溝34,35を除去する如く、溝36a,3
6bの方向に沿つて平行に切断される。そして、
その切断面をそれぞれ研磨して4つのヘツドブロ
ツク体46を得る。このヘツドブロツク体46は
第4図eに示す如き積層構造体となる。
一方、所定の厚み大きさを有する磁性体からな
るブロツク47に溝加工して、コアブロツクを得
る(e)。この溝加工は、前記ヘツドブロツク体46
の各磁性体板31,32の下端面寸法に合せて行
われるもので、深溝48a,48bと、深溝48
a,48b間の中央突出部に磁路分離用の溝49
をそれぞれ平行に形成することによつて行われ
る。その後、このブロツク体46,47をそれぞ
れ所定幅(ヘツド幅)に図中一点鎖線50に示す
ラインに沿つて切断する。このとき、ヘツドブロ
ツク体46の切断は、一方のブロツク体41に設
けられた溝37a〜37eの中心を通る如く行わ
れ、ブロツク体42は、溝37a〜37eをその
中心部に設けて突合せ部の中心位置を通るように
切断される。従つて、上記切断によつてヘツドブ
ロツク体46から分離されたヘツドチツプは、一
方に溝37を中央部に設け、他方に溝37を両側
部に設けてヘツドギヤツプを形成した前記第2図
に示す構造のものとなる。しかるのち、上記チツ
プ切断面を研磨して平坦化し、所望寸法に設定し
たのち、別のプロセスによつて製作された環状の
コイル(巻線)をブロツク体47から分離された
コア片に巻装して上記ヘツドチツプに接合して本
構造ヘツドが完成される。尚、ブロツク体46,
47を接合したのち上記ライン50に沿つて切断
して、その後コイルを巻装するようにしてもよ
い。然乍らこのようにした場合にはコイルの巻装
工程が煩雑化することは否めない。
るブロツク47に溝加工して、コアブロツクを得
る(e)。この溝加工は、前記ヘツドブロツク体46
の各磁性体板31,32の下端面寸法に合せて行
われるもので、深溝48a,48bと、深溝48
a,48b間の中央突出部に磁路分離用の溝49
をそれぞれ平行に形成することによつて行われ
る。その後、このブロツク体46,47をそれぞ
れ所定幅(ヘツド幅)に図中一点鎖線50に示す
ラインに沿つて切断する。このとき、ヘツドブロ
ツク体46の切断は、一方のブロツク体41に設
けられた溝37a〜37eの中心を通る如く行わ
れ、ブロツク体42は、溝37a〜37eをその
中心部に設けて突合せ部の中心位置を通るように
切断される。従つて、上記切断によつてヘツドブ
ロツク体46から分離されたヘツドチツプは、一
方に溝37を中央部に設け、他方に溝37を両側
部に設けてヘツドギヤツプを形成した前記第2図
に示す構造のものとなる。しかるのち、上記チツ
プ切断面を研磨して平坦化し、所望寸法に設定し
たのち、別のプロセスによつて製作された環状の
コイル(巻線)をブロツク体47から分離された
コア片に巻装して上記ヘツドチツプに接合して本
構造ヘツドが完成される。尚、ブロツク体46,
47を接合したのち上記ライン50に沿つて切断
して、その後コイルを巻装するようにしてもよ
い。然乍らこのようにした場合にはコイルの巻装
工程が煩雑化することは否めない。
このように本構造ヘツドの製造プロセスは非常
に簡単であり、また寸法精度を十分に確保した加
工が可能である。しかも磁性体板等の接合を十分
確実に、且つ強度を確保して行い得るので接合強
度の優れた構造体とすることができる。また各プ
ロセスにおける加工をブロツク体を主体として行
い得るので磁性体の割れや欠けを生じる虞れが殆
んどなく、加工の容易化を図つて製造歩留りの向
上を図り得る。更にはヘツドギヤツプの幅を溝加
工のみによつて規制できるので、トラツク幅設定
精度等を簡易に且つ非常に高精度に定めることが
できる。しかもトラツクの幅方向の接合がないの
で、従来に比して非常に強固で耐久性に優れたも
のとすることができる等の効果を奏する。
に簡単であり、また寸法精度を十分に確保した加
工が可能である。しかも磁性体板等の接合を十分
確実に、且つ強度を確保して行い得るので接合強
度の優れた構造体とすることができる。また各プ
ロセスにおける加工をブロツク体を主体として行
い得るので磁性体の割れや欠けを生じる虞れが殆
んどなく、加工の容易化を図つて製造歩留りの向
上を図り得る。更にはヘツドギヤツプの幅を溝加
工のみによつて規制できるので、トラツク幅設定
精度等を簡易に且つ非常に高精度に定めることが
できる。しかもトラツクの幅方向の接合がないの
で、従来に比して非常に強固で耐久性に優れたも
のとすることができる等の効果を奏する。
上述した複合形磁気ヘツドとその製造方法の特
徴をまとめると次のようになる。
徴をまとめると次のようになる。
(1) コア先端部が一体構造であるが故に記録媒体
との摺接に対する耐摩耗性が優れている。特に
従来構造ではエポキシ樹脂等でブロツク体を接
合した構造であるので耐摩耗性をさほど期待す
ることはできないが、本構造はエポキシ系の有
機接着剤による接合部が存在しないので強度的
にも優れている。
との摺接に対する耐摩耗性が優れている。特に
従来構造ではエポキシ樹脂等でブロツク体を接
合した構造であるので耐摩耗性をさほど期待す
ることはできないが、本構造はエポキシ系の有
機接着剤による接合部が存在しないので強度的
にも優れている。
(2) ブロツク体の接合によつて簡易に製作できる
ので、作業時間の大幅な短縮化を図り得ると共
に、ブロツク体の幅方向と直交する方向への接
合と切断により製作できるので製作時における
ブロツク体等の取扱いが容易である。故に生産
性の向上を期待できる。
ので、作業時間の大幅な短縮化を図り得ると共
に、ブロツク体の幅方向と直交する方向への接
合と切断により製作できるので製作時における
ブロツク体等の取扱いが容易である。故に生産
性の向上を期待できる。
(3) コア先端部が一体構造であるが故に、ヘツド
幅を狭く設定することも容易であり、その幅寸
法の設定も任意にできるので、ヘツド仕様を容
易に満たすことができ、適応性が広い。また上
記ヘツド幅を狭くしても接合耐久性が損われる
こともない。
幅を狭く設定することも容易であり、その幅寸
法の設定も任意にできるので、ヘツド仕様を容
易に満たすことができ、適応性が広い。また上
記ヘツド幅を狭くしても接合耐久性が損われる
こともない。
(4) 先端部コアと後部コアとの接合を高精度に行
うことができ、寸法合せ等の側面ラツピング、
ポリシングが不要である。従つて組立を高精度
に且つ簡易に行え、作業時間の短縮化を図り得
る。また同時に量産も可能とする。
うことができ、寸法合せ等の側面ラツピング、
ポリシングが不要である。従つて組立を高精度
に且つ簡易に行え、作業時間の短縮化を図り得
る。また同時に量産も可能とする。
(5) 溝加工等、簡易な機械加工によつて十分に寸
法精度を確保することができるので、品質の安
定化と、生産価格の低減を図ることができる。
法精度を確保することができるので、品質の安
定化と、生産価格の低減を図ることができる。
以上述べたようにこの発明によれば、簡易な製
造プロセスによつて、所要特性を充分発揮するこ
とができる安定で安価な複合形磁気ヘツドを量産
することができ、実用性に優れた複合形磁気ヘツ
ドの製造方法を提供することができる。
造プロセスによつて、所要特性を充分発揮するこ
とができる安定で安価な複合形磁気ヘツドを量産
することができ、実用性に優れた複合形磁気ヘツ
ドの製造方法を提供することができる。
なお、本発明は先の実施例に限定されるもので
はなく、他にも発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々様々変形実施可能なことは勿論である。
はなく、他にも発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々様々変形実施可能なことは勿論である。
また、本発明の製造方法によつて製造される複
合形磁気ヘツドとしては、上記のものに限定され
るものではなく、例えば次のようなものであつて
もよい。
合形磁気ヘツドとしては、上記のものに限定され
るものではなく、例えば次のようなものであつて
もよい。
例えば磁性材料や非磁性材料、またヘツドギヤ
ツプの長さや幅等の各寸法等はヘツド仕様に応じ
て設定すればよいものである。また、ヘツド幅
(トラツク幅)を規制する溝の形状も矩形・楕円
状、あるいは三角溝等であつても良い。更には2
個以上のヘツドを多段に構成してもよいことは勿
論のことである。この場合、例えば全幅消去ヘツ
ド、記録ヘツド、部分消去ヘツド、再生ヘツドの
如く四段構成とすることも勿論可能であり、各ヘ
ツド間に分離溝を設けて干渉を防止するようにす
ればよい。また一製造プロセスによつて形成する
ヘツドチツプの数も適宜定めればよいものであ
る。
ツプの長さや幅等の各寸法等はヘツド仕様に応じ
て設定すればよいものである。また、ヘツド幅
(トラツク幅)を規制する溝の形状も矩形・楕円
状、あるいは三角溝等であつても良い。更には2
個以上のヘツドを多段に構成してもよいことは勿
論のことである。この場合、例えば全幅消去ヘツ
ド、記録ヘツド、部分消去ヘツド、再生ヘツドの
如く四段構成とすることも勿論可能であり、各ヘ
ツド間に分離溝を設けて干渉を防止するようにす
ればよい。また一製造プロセスによつて形成する
ヘツドチツプの数も適宜定めればよいものであ
る。
第1図は従来構造ヘツドの一例を示す分解斜視
図、第2図は従来問題を解決可能なヘツド構造の
概略的な分解斜視図、第3図a,bはヘツド面構
造と記録作用を模式的に示す図、第4図a〜eは
本発明に係わる複合形磁気ヘツドの製造方法の一
実施例を概略的に示した図である。 11…第1のヘツドチツプ、12…第2のヘツ
ドチツプ、13…非磁性体スペーサ、14…磁性
体コア、15,16…巻線、17,18…溝、1
9,27…ガラス材(接合剤)、21,24…薄
板コア、22,25…L字形コア、23,26…
非磁性体膜、28…溝(巻線枠)、29…溝(分
離用)、31,32…磁性体板、33…基台、3
4,35,36a,36b,37a〜37e…
溝、38…ガイドピン、39…ガラス棒、41,
42…ブロツク体、43a〜43c…非磁性体、4
6…ヘツドブロツク体、48a,48b…深溝。
図、第2図は従来問題を解決可能なヘツド構造の
概略的な分解斜視図、第3図a,bはヘツド面構
造と記録作用を模式的に示す図、第4図a〜eは
本発明に係わる複合形磁気ヘツドの製造方法の一
実施例を概略的に示した図である。 11…第1のヘツドチツプ、12…第2のヘツ
ドチツプ、13…非磁性体スペーサ、14…磁性
体コア、15,16…巻線、17,18…溝、1
9,27…ガラス材(接合剤)、21,24…薄
板コア、22,25…L字形コア、23,26…
非磁性体膜、28…溝(巻線枠)、29…溝(分
離用)、31,32…磁性体板、33…基台、3
4,35,36a,36b,37a〜37e…
溝、38…ガイドピン、39…ガラス棒、41,
42…ブロツク体、43a〜43c…非磁性体、4
6…ヘツドブロツク体、48a,48b…深溝。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一対の磁性体板上にトラツク幅を規制する複
数の溝を所定ピツチで平行に設けると共に、上記
一方の磁性体板上にギヤツプデプスを規定する溝
を前記トラツク幅を規制する溝と直行する方向に
設ける第1の工程と、この第1の工程により加工
された一対の磁性体板をヘツドギヤツプを規制す
る非磁性体を挾んで前記トラツク幅を規制する溝
を対向させて接合する第2の工程と、この第2の
工程によつて製作された2つのブロツク体を前記
トラツク幅を規制する溝を1/2ピツチずらして所
定厚の非磁性体スペーサ板の両面にそれぞれ接合
する第3の工程と、この第3の工程により得られ
た接合構造体を接合面に直行する方向に一方のブ
ロツク体の溝の位置で切断して複数のヘツドチツ
プ体を得る第4の工程と、巻線用溝加工した磁性
体コアを前記第4の工程にて製作されたヘツドチ
ツプ体に接合して上記磁性体コアに巻線を巻装す
る第5の工程とを具備したことを特徴とする複合
形磁気ヘツドの製造方法。 2 前記第5の工程は、巻線用溝加工した磁性体
コアのコア片に巻線を巻装したのちヘツドチツプ
に接合するものである特許請求の範囲第1項記載
の複合形磁気ヘツドの製造方法。 3 前記巻線は予め環状に巻回形成されたもので
あつて、磁性体コアのコア片に嵌装されるもので
ある特許請求の範囲第2項記載の複合形磁気ヘツ
ドの製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5752580A JPS56156920A (en) | 1980-04-30 | 1980-04-30 | Composite magnetic head and its production |
US06/256,050 US4423550A (en) | 1980-04-30 | 1981-04-21 | Composite magnetic head structure and process for manufacturing the same |
EP81103292A EP0039090B1 (en) | 1980-04-30 | 1981-04-30 | Composite magnetic head structure and process for manufacturing the same |
DE8181103292T DE3164695D1 (en) | 1980-04-30 | 1981-04-30 | Composite magnetic head structure and process for manufacturing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5752580A JPS56156920A (en) | 1980-04-30 | 1980-04-30 | Composite magnetic head and its production |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56156920A JPS56156920A (en) | 1981-12-03 |
JPS6233642B2 true JPS6233642B2 (ja) | 1987-07-22 |
Family
ID=13058151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5752580A Granted JPS56156920A (en) | 1980-04-30 | 1980-04-30 | Composite magnetic head and its production |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4423550A (ja) |
EP (1) | EP0039090B1 (ja) |
JP (1) | JPS56156920A (ja) |
DE (1) | DE3164695D1 (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4514776A (en) * | 1981-05-08 | 1985-04-30 | Alps Electric Co., Ltd. | Magnetic head and method of manufacturing the same |
JPS5860423A (ja) * | 1981-10-07 | 1983-04-09 | Hitachi Metals Ltd | 磁気ヘツド装置 |
JPS58215717A (ja) * | 1982-06-09 | 1983-12-15 | Hitachi Ltd | 磁気ヘツド |
US4541026A (en) * | 1982-07-20 | 1985-09-10 | Vertimag Systems Corporation | Hybrid read-write head for perpendicular recording media |
EP0106533A3 (en) * | 1982-09-13 | 1984-08-08 | Applied Magnetics Magnetic Head Division Corporation | Magnetic head assembly having improved read/write characteristics for a floppy disc |
JPS59119525A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-10 | Seiko Epson Corp | 磁気ヘツドの製造方法 |
JPS59167821A (ja) * | 1983-03-15 | 1984-09-21 | Alps Electric Co Ltd | 磁気ヘツドのコア組立体およびその製造方法 |
JPS59185015A (ja) * | 1983-04-04 | 1984-10-20 | Hitachi Ltd | 磁気ヘツドおよびその製造方法 |
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