JP2563246B2 - 磁気ヘツドの製造方法 - Google Patents

磁気ヘツドの製造方法

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JP2563246B2
JP2563246B2 JP60072980A JP7298085A JP2563246B2 JP 2563246 B2 JP2563246 B2 JP 2563246B2 JP 60072980 A JP60072980 A JP 60072980A JP 7298085 A JP7298085 A JP 7298085A JP 2563246 B2 JP2563246 B2 JP 2563246B2
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博 坂田
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はフロッピーディスク等に情報を記録,再生す
るのに用いる磁気ヘッドの製造方法に関するものであ
る。
従来の技術 従来フロッピーディスク用として用いられているラミ
ネート型磁気ヘッドは第4図のように構成されている。
第4図において、1および2は書込み、読み出し用の
磁気回路を構成するコアで、3は書込み、読み出し用ギ
ャップ、4はコア2に隣接して設けられたクロストーク
防止用の非磁性体で、コア1,2および非磁性体4が中央
層を構成する。5a,6aおよび5b,6bはそれぞれ消去用の磁
気回路を構成するコアで、7a,7bがそれぞれ消去用ギャ
ップである。8a,8bはそれぞれコア5a、5bに隣接して設
けられた非磁性体で、非磁性体8a、コア5a、コア6aが一
方の外側層を、非磁性体8b、コア5b、コア6bが他方の外
側層を構成する。この中央層と外側層をそれぞれの層の
コアが、他方の層の非磁性体とのみ対向する如く、第4
図bのように重ね合せてラミネート型の磁気ヘッドを構
成する。
しかしながら近年高密度記録の要望が高まるにつれ、
トラック巾がきわめて小さくなる傾向にあり、ラミネー
ト型の磁気ヘッドでは加工上の歩留りが大きな問題にな
るとともに、効率が低下するという問題があった。
このような問題点を解決する手段として第5図に示す
バルク型の磁気ヘッドが提案されている。
第5図において、11および12は書込み、読み出し用磁
気回路を構成するたのコアで、13が書込み、読出し用の
ギャップである。14は書込み、読出しのトラック巾を規
制するために設けられた溝に充填された非磁性体であ
る。15および16は消去用の磁気回路を構成するコアで、
17が消去用のギャップである。18は消去用のトラック巾
を規制するために形成された溝に充填された非磁性体で
ある。両磁気回路は書込み、読出し用のトラックの両側
に消去トラックが形成される如く非磁性体19を介して接
合される。
20はコア11と12の後端部を結合する磁性体、21はコア
15と16の後端部を結合する磁性体で、磁性体20と21の間
には非磁性体22が設けられている。
このようなバルク型磁気ヘッドを製造するための従来
の方法を第6図を用いて説明する。まず、コア11とコア
12に所定のトラック巾に相当する巾をもつ部分を残して
溝を形成し、この溝に非磁性材14を充填する。次にコア
11を断面がC字型になるように加工した後、両コア11,1
2のギャップ形成面同志が正確に対向するよう位置ぎめ
を行なった後、一体化してギャップ13を形成する。次に
これをa線で切断することにより書込み、読出しヘッド
素子を作る。
次に同様の工程で消去用ヘッド素子を作り、それぞれ
のヘッド素子を、書込み、読出しギャップと消去ギャッ
プが所定の位置関係になるよう正確に位置ぎめを行ない
つつ、非磁性体19を介して結合し、各コアの後端部に非
磁性体20および21を非磁性体22をその間に介在させて結
合することにより第2図に示す磁気ヘッドを構成する。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の製造方法では4つのコアにそれぞれ
トラック巾加工が必要であるとともに、各々のギャップ
形成時にギャップ形成面がずれないように正確に位置合
せをする必要があり、加工工数が多くなるとともに、精
度維持のためにめんどうな位置ぎめを行なう必要があ
り、量産性に欠けるという問題があった。
問題点を解決するための手段 本発明はC字型の第1のコアブロックとI字型の第2
のコアブロックを磁気ギャップを介して接合したヘッド
ブロックに第1のコアブロックの第2のコアブロック側
と第2のコアブロックの媒体摺動面に開口し更に第2の
コアブロックの第1のコアブロックが接合している面と
反対側の面の内で媒体対向面側に開口した溝を所定のピ
ッチ及び所定の幅で形成する事によって第ヘッドブロッ
クに所定のトラック幅を形成し、その溝の中に非磁性体
を充填し、そのヘッドブロックを一対用意しそれぞれの
第2のコアブロック同士を非磁性板を介して突合せて一
対のヘッドブロックを互いに接合したものである。
作用 この技術的手段による作用は溝加工および溝への非磁
性材の充填工程が2回ですみ、しかもギャップ形成時の
コア同志の位置合せの精度が不要になる。又傾斜した溝
を設けた事によって、ヘッドブロックを取り除く量を小
さくする事ができ、更に媒体摺動面にむき出しになる溝
の部分を狭くする事ができ、加えて溝と溝の間に形成さ
れるトラック部の機械的強度が弱くなる事はない。
実 施 例 以下、第1図を用いて本発明の製造方法の一例につい
て説明する。まず(a)に示すように複数のヘッド分に
相当する長さをもつ書込み、読出し用のコア41,42、消
去用コア43,44および両磁気回路を絶縁するための非磁
性板45を用意し、各コアの働き合せ面を鏡面研磨した後
同図(b)に示すようにギャップ形成面間にガラスを介
在させて接着することにより、書込み、読み出しギャッ
プ46および消去用ギャップ47を形成する。
次に同図(c)に示すように所定の巾およびピッチを
もつ溝48,49をそれぞれ形成することにより所定の位置
に、かつ所定の長さをもつギャップを残すようにする。
この場合、溝48はコア41とコア42に渡って設けられて
おり、しかも溝48はコア41に行くに従って媒体摺動面か
らの深さが次第に浅くなるように形成されている。更に
溝48を形成することによってコア41とコア42の媒体摺動
面側及びコア42のコア41が接合している面と反対側の面
に開口が設けられることになる。
溝49も同様にコア43とコア44に渡って設けられてお
り、しかも溝49はコア44に行くに従って媒体摺動面から
の深さが次第に浅くなるように形成されている。更に溝
48を形成することによってコア43とコア44の媒体摺動面
側及びコア43のコア44が接合している面と反対側の面に
開口が設けられることになる。
更に、溝48,49の底面が各コアのギャップ形成面の最
下端よりも下部を通過する様に形成されている。
次に同図(d)に示す様に溝48,49にそれぞれ非磁性
体50,51を充填し書き込み,読み出しヘッドブロックと
消去ヘッドブロックを形成する。
以上の様に傾斜した溝48,49を設けることによって、
コアの切削する量を少なくできるので、加工時間が短時
間で済み、更にトラック部の機械的強度を向上させるこ
とができる。またこの溝の中に非磁性体50,51を充填す
る際に、非磁性体50,51がコア41およびコア44それぞれ
の2つの面(例えば媒体摺動面とコア42のコア41が接合
されている面と反対側の面)にしかはみ出すことはない
ので、非磁性体50,51を溝48,49に充填した後の非磁性体
取り除き作業が簡単になる。また溝48,49の媒体摺動面
にむき出しになる面積(開口面積)を極力狭くすること
ができるので、溝48,49内に非磁性体50,51を充填した際
に非磁性体50,51が媒体摺動面にむき出しになる面積を
狭くでき、非磁性体50,51の偏摩耗などが発生しない。
更に非磁性体50,51と非磁性板45の対向面積を狭くする
事ができるので、非磁性板45と非磁性体50,51の材料の
違いによって発生する不具合を低減する事ができ、安定
した特性を得る事ができる。
次に同図(e)に示すように両ヘッドブロックを非磁
性板45を介して、相となり合う2つの消去ギャップの間
隙部と書込み、読出しギャップが対向するように位置ぎ
めして接合し、図のA面で切断することにより、同図
(f)に示すようなヘッド素子を得ることができる。
さらに記録媒体との摺動面の巾が所定寸法となるよう
にスライスおよびラップを施こす。
さらにコア41,42,43,44の後端部に中間に非磁性材54
を介在させた状態で磁性体52,53を結合するとともに、
巻線55,56を施すことにより第2図に示す磁気ヘッドが
完成する。以上の実施例ではトラック巾加工のための溝
を形成するに際し、溝の底面がギャップ形成面の最下端
よりも下部を通過するようにし、ギャップ形成面がすべ
て除去されるようにしたが、第3図に示すように、この
溝の底面がギャップ形成面の最下端57よりも上部を通過
するようにし、ギャップ形成面の下端部58が残存するよ
うにすることもできる。
発明の効果 本発明はC字型の第1のコアブロックとI字型の第2
のコアブロックを磁気ギャップを介して接合したヘッド
ブロックに第1のコアブロックの第2のコアブロック側
と第2のコアブロックの媒体摺動面に開口し更に第2の
コアブロックの第1のコアブロックが接合している面と
反対側の面の内で媒体対向面側に開口した溝を所定のピ
ッチ及び所定の幅で形成する事によって第ヘッドブロッ
クに所定のトラック幅を形成し、その溝の中に非磁性体
を充填し、そのヘッドブロックを一対用意しそれぞれの
第2のコアブロック同士を非磁性板を介して突合せて一
対のヘッドブロックを互いに接合したことによりトラッ
ク巾加工が2回ですむため、溝加工および非磁性体の充
填工程が大巾に簡略化されるだけでなく、あらかじめギ
ャップを形成した後トラック巾加工を行なうため、あら
かじめトラック巾加工を施したものをつき合せてギャッ
プを形成する従来の方法のようなつき合せ時のずれを生
じるおそれが全くなくなる。すなわち従来の方法では書
込み、読出しギャップの形成時、消去ギャップの形成時
および再ヘッド素子の接合時の3工程で位置ずれが発生
するおそれがあり、それぞれの工程で高精度に位置ぎめ
を行なう必要があったが、本発明の方法では書込み、読
出しヘッドブロックと、消去ヘッドブロックの接合時に
のみ精度の高い位置ぎめを行なえばよく、作業性が著し
く向上し歩留りも著しく向上し、量産化に適した製造方
法を提供することができるものである。又、領域溝によ
ってトラック部を形成することによって、コアの切削量
を減らす事ができ、更にトラック部の機械的強度を強く
する事ができる。更に傾斜溝内に充填する非磁性体がヘ
ッドブロックの2面にしかはみ出さないので余分な非磁
性体の取り除き作業が容易になる。また媒体摺動面に露
出する非磁性体の面積を小さくすることができるので、
非磁性体に偏摩耗が発生することはない。また、非磁性
板と非磁性材の対向面積を狭くする事ができるので、非
磁性板と非磁性材の材料の違い等によって発生する不具
合を低減することができ、磁気ヘッドの特性を安定させ
る事ができる。また非磁性板を介して2つのヘッドブロ
ックを接合している事によって、書き込み,読み出しギ
ャップと消去ギャップ間の距離の精度を向上させる事が
でき、安定した磁気ヘッド特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(f)は本発明の一実施例の製造方法を
示す斜視図、第2図および第3図は本発明の方法により
製造した磁気ヘッドの一例を示す斜視図、第4図(A)
は従来の磁気ヘッドの分解斜視図、同図(B)は同平面
図、第5図は従来のバルク型磁気ヘッドの斜視図、第6
図は従来のバルク型磁気ヘッドの製造方法を示す斜視図
である。 41,42,43,44……コア、46,47……ギャップ、50,51……
非磁性体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】C字型の第1のコアブロックとI字型の第
    2のコアブロックを磁気ギャップを介して接合してヘッ
    ドブロックを形成する工程と、前記第1のコアブロック
    の媒体摺動面の内で前記第2のコアブロック側の部分と
    前記第2のコアブロックの媒体摺動面に開口し更に前記
    第2のコアブロックの第1のコアブロックが接合してい
    る面と反対側の面の内で媒体対向面側に開口した溝を前
    記ヘッドブロックに所定のピッチ及び所定の幅で形成す
    る事によって前記ヘッドブロックに所定のトラック幅を
    形成する工程と、前記溝の中に非磁性体を充填する工程
    と、前記ヘッドブロックを一対用意しそれぞれの第2の
    コアブロック同志を非磁性板を介して突合せて前記一対
    のヘッドブロックを互いに接合する工程と、接合された
    一対のヘッドブロック及び前記非磁性板を切断してヘッ
    ド素子を得る工程とを有する磁気ヘッドの製造方法。
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JPS5819719A (ja) * 1981-07-27 1983-02-04 Fuji Elelctrochem Co Ltd デジタル磁気ヘツドの製造方法
JPS6192409A (ja) * 1984-10-12 1986-05-10 Seiko Epson Corp 磁気ヘツド
JPS61175915A (ja) * 1985-01-30 1986-08-07 Mitsubishi Electric Corp 複合形ヘツドチツプおよびその製造方法

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