JPS6251014A - 磁気ヘツドおよびその製造方法 - Google Patents

磁気ヘツドおよびその製造方法

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JPS6251014A
JPS6251014A JP19098785A JP19098785A JPS6251014A JP S6251014 A JPS6251014 A JP S6251014A JP 19098785 A JP19098785 A JP 19098785A JP 19098785 A JP19098785 A JP 19098785A JP S6251014 A JPS6251014 A JP S6251014A
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JP
Japan
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reproducing
magnetic
magnetic core
erasing
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Application number
JP19098785A
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English (en)
Inventor
Yasuo Tanaka
靖夫 田中
Shoichi Koyama
小山 庄一
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気ディスク等の磁気記録媒体に高密度に情
報を記録し再生する磁気ヘッドおよびその製造方法に関
する。
〔従来の技術〕
磁気ディスクのような磁気記録媒体に情報を高密度に記
録するために、トラック間隔を狭くしてトラック密度を
高める方法があるが、トランク間隔を狭くしていくと、
記録時には、隣接する記録トラ、りが重なるクロスフィ
ード、再生時には、隣接する記録トラックからのクロス
トークと呼ばれる漏洩磁束が生じ易くなる。
このような漏洩磁束の問題を解決するため、従来、第1
0図(a)、  (b)に示すように記録再生用磁気コ
ア1に並んで消去用磁気コア2が配設され、記録再生用
磁気コア1の記録再生ギャップIgの両側に位置するよ
うに消去用磁気コア2の消去ギャップ’l g a、 
 ”l g bが配設されている複合型磁気ヘッドが提
供されている。この磁気ヘッドにおいては、記録再生ギ
ャップ1gによって記録される記録トラックの幅方向の
両側を消去ギャップ2ga、2gbで走査することによ
って記録トランクの両側にほぼ無信号状態のガートバン
ドを形成し、これによりトラック間隔が狭くなっても隣
接するトラック間のクロスフィードやクロストークが生
じることを防止しているものである。
この従来の磁気ヘッドにおいては、記録再生用磁気コア
lは記録再生用ハーフコア1a、lbを接合して構成さ
れ、該接合面によって記録再生ギャップtgを形成する
と共に、消去用コア2も同様に消去用ハーフコア2a、
2bを接合して構成され、該接合面のほぼ中央に切欠?
l142 mを形成し、この切欠溝2mの両側に消去ギ
ャップ2ga、’1gbを形成している。また、記録再
生ギャップ1gで記録される記録トランクの幅を画定す
るため、記録再生用ハーフコアla、lbの結合面を両
側から切り欠くように切欠溝1ma、1mbが形成され
ているが、この切欠溝1ma、1mbは各ギャップIg
、2ga、2gbで形成される磁気記録媒体との摺接面
に直交し離隔する方向に記録再生用ハーフコアla、l
bの全長にわたって形成されている貫通孔であるととも
に、また上記切欠溝2mも同様に消去用ハーフコア2a
、2bの全長にわたって形成されている貫通孔である。
なお、第10図において、記録再生用ハーフコア1aお
よび消去用ハーフコア2aにはそれぞれ記録再生用コイ
ル3および消去用コイル4が巻回されている。記録再生
用ハーフコアla、lbおよび消去用ハーフコア’la
、  2bの各端部はそれぞれバンクコア5.6で連結
され、それぞれ記録再生用磁気コアlおよび消去用磁気
コア2の磁路を形成している。各切欠/J11 m a
 、  1 m b 、  2 m内には一般にガラス
等からなる非磁性材料が充填されている。また、記録再
生用磁気コアlと消去用磁気コア2とはガラス等からな
る非磁性材料で接合されるとともに、記録再生用磁気コ
ア1および消去用磁気コア2の磁路を形成しているバッ
クコア5.6も同様に非磁性材料で接合されている。
更に、接合された磁気コア1と2の両側にはスライダ8
,9が接合されている。
また、この従来の磁気ヘッドは、記録再生用ハーフコア
la、lbおよび消去用ハーフコア2a。
2bを複数同時にブロック状に形成した後、これを切断
して形成されているが、前記記録再生用ハーフコアla
、lbおよび消去用ハーフコア2a。
2bにそれぞれ形成されている切欠溝1ma、1mbお
よび切欠溝2mは貫通孔であるため、各切欠溝をハーフ
コアに形成した後にハーフコア1aと1bとを接合し、
かつハーフコア2aと2bとを接合することが必要であ
る。また、このように各ハーフコアを接合して記録再生
用磁気コア1用のブロックおよび消去用磁気コア2用の
ブロックを形成した後、更に、両ブロックをトラックの
位置を合わせるように対向して非磁性材料によって接合
している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述したように、各切欠溝1ma、Imb、2mは各ハ
ーフコアの全長にわたって形成される貫通孔であるため
、記録再生用磁気コアlおよび消去用磁気コア2をそれ
ぞれ構成する記録再生用ハーフコアla、lbおよび消
去用ハーフコア2a。
2bの断面積、すなわち記録再生用磁気コア1および消
去用磁気コア2の磁路が狭く形成され、これによって磁
気抵抗が増大し、記録再生効率が悪化し、機械的強度が
低下している。また更に、この従来の磁気ヘッドのトラ
ック幅は消去ギャップ’1ga、  2gbの外側端部
間の長さ、すなわち図に示す幅Wで画定されているが、
各磁気コアl。
2の幅もこのトランク幅Wに揃えて形成されているので
、各磁気コア1.2の断面積、すなわち磁路が狭く形成
されているため、上述したと同様に磁気抵抗が増大し、
記録再生効率が悪化するとともに、各磁気コア1.2の
機械的強度をも低下するという問題がある。
また、磁気ディスクのように回転する磁気記録媒体に対
する記録密度を高めるには、記録再生ギャップと消去ギ
ャップとの間の間隔を狭く形成することが望ましいが、
上記従来の磁気ヘッドの構造においては各ハーフコアに
貫通孔した切欠溝1ma、1mb、  2mを形成し、
これらの切欠溝に所定値以上の厚さを必要とするため、
記録再生ギャップと消去ギャップとの間の間隔を狭くす
ることが困難であり、記録密度を更に向上させることが
難しいという問題がある。
更に、上述したように、各切欠溝をハーフコアに形成し
た後、各ハーフコアを接合し、このように接合された記
録再生用磁気コア用のブロックと消去用磁気コア用のブ
ロックとをトランクの位置を合わせるように対向して接
合しているため、各接合時における位置合わせが極めて
困難で作業性が悪く、製造工程を複雑にして歩留りを悪
化し、コストを高くするとともに、高い精度も出しにく
いという問題がある。
本発明の目的は、各磁気コアの断面積を増大して磁路を
大く形成し、磁気抵抗を低減し、かつ磁気コアの機械的
強度を増大するとともに、更に記録再生ギャップと消去
ギャップとの間隔を狭く形成でき、記録密度を向上する
ことが可能な磁気ヘッドを提供することにある。
本発明の他の目的は、記録再生トラックおよび消去トラ
ックを確定する溝の位置ずれおよびトランクの位置ずれ
が発生せず、精度および作業性が良く、簡単で経済的に
製造し得る磁気ヘッドの製造方法を提供することにある
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題を解決するため、本発明の磁気ヘッドは、記録
再生用磁気コアの記録再生ギャップの両側に一対の消去
ギヤノブを配設した消去用磁気コアを有し、記録再生ギ
ャップによる記録再生トラックの幅を画定するように記
録再生ギャップの両側に記録再生トラック用切欠部が形
成され、消去ギャップによる消去トラックの内側幅を画
定するように一対の消去ギャップ間に消去トランク用切
矢部が形成された磁気ヘッドであって、上記一対の消去
ギャップによる消去トラックの外側幅を画定するととも
に記録再生用磁気コアおよび消去用磁気コアの磁気記録
媒体との摺接面幅を狭くし、該摺接面から離隔した部分
の各磁気コアの幅を厚くするように記録再生用磁気コア
と消去用磁気コアの両側に摺接面側から所定の深さの段
部を形成したことを特徴とする。
また、本発明の磁気ヘッドの製造方法は、記録再生用磁
気コアの記録再生ギャップの両側に一対の消去ギャップ
を配設した消去用磁気コアを有する磁気ヘッドの製造方
法であって、磁性材料からなる一対のハーフコアブロッ
クを接合して該接合面に磁気ギャップを構成する記録再
生用磁気コアブロックおよび消去用磁気コアブロックを
それぞれ形成し、上記記録再生用6B気コアブロツクの
磁気ギャップを直交し、記録再生トラックの幅を画定す
るように記録再生用磁気コアブロックに所定間隔で記録
再生トラック用切欠溝を形成し、上記消去用磁気コアブ
ロックの磁気ギャップを直交し、消去トラックの幅を画
定するように消去用磁気コアブロックに所定間隔で消去
トランク用切欠溝を形成し、上記記録再生トラックの両
側に一対の消去トランクが位置するように上記記録再生
用磁気コアブロックと消去用磁気コアブロックとを対向
して位置決めし、位置決めされた両ブロック間を非磁性
材料で接合するとともに、上記記録再生トラック用切欠
溝および消去トランク用切欠溝に非磁性材料を充填し、
記録再生トランクの両側に位置する一対の消去トラック
の両側に、消去トラックの外側幅を画定するように各磁
気コアの磁気記録媒体との摺接面側から所定の深さのト
ラック幅画定用溝を形成し、該トラック幅画定用溝内を
切断して磁気ヘッドを製造することを特徴とする。
〔作用〕 本発明の磁気ヘッドにおいては、記録再生用磁気コアと
消去用磁気コアの両側に磁気記録媒体との摺接面側から
所定の深さの段部を形成することにより記録再生用磁気
コアの記録再生ギヤノブの両側に配設された一対の消去
ギャップによる消去トラックの外側幅を画定するととも
に、記録再生用磁気コアおよび消去用磁気コアの磁気記
録媒体との摺接面の幅を狭くし、咳摺接面から離隔した
部分の各磁気コアの幅を厚くして各磁気コアの断面積、
すなわち磁路を大きく形成している。
また、本発明の磁気ヘッドの製造方法においては、一対
のハーフコアブロックを接合して記録再生用磁気コアブ
ロックおよび消去用磁気コアブロックをそれぞれ形成し
た後、記録再生用磁気コアブロックおよび消去用磁気コ
アブロックにそれぞれ記録再生トラック用切欠溝および
消去トランク用切欠溝を形成し、次に記録再生用磁気コ
アブロックと消去用磁気コアブロックとを位置合わせし
て接合し、それから記録再生トラックの両側に位置する
一対の消去トラックの両側に、消去トランクの外側幅を
画定するように各磁気コアの磁気記録媒体との摺接面側
から所定の深さのトラック幅画定用溝を形成し、該トラ
ック幅画定用溝内を切断して磁気ヘッドを製造している
〔実施例〕
以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1図(a)、  (b)はそれぞれ本発明の一実施例
に係わる磁気ヘッドの斜視図および部分分解斜視図であ
る。この磁気ヘッドは、磁気ディスク等の磁気記録媒体
に情報を高密度に記録し再生するためのものであって、
記録再生用磁気コア21に並んで所定間隔をあけ消去用
磁気コア22が配設され、記録再生用磁気コア21と消
去用磁気コア22との間を例えばガラス等の非磁性材料
23で接合して複合型磁気ヘッドを構成している。消去
用磁気コア22は一対の消去ギャップ22ga。
22gbを有し、この消去ギャップ22ga、22gb
は記録再生用磁気コア21の記録再生ギャップ21gの
両側に位置するように配設され、これによって記録再生
ギャップ21gで記録される記録トランクの両側に消去
ギャップ22ga、22gbによってほぼ無信号状態の
一対の消去トラックを形成し、隣接するトランク間のク
ロスフィードやクロストークを防止している。
記録再生用磁気コア21は一対の記録再生用ハーフコア
21a、21bを例えば高融点ガラスS10□のような
非磁性材料を蒸着またはスパッタリングして接合し、該
接合部に記録再生ギャップ21gを形成している。また
、消去用磁気コア22も同様に消去用ハーフコア22a
、22b、22bを接合し、該接合部に消去ギャップ2
2ga。
22gbを形成している。なお、消去用磁気コア22を
構成している一対の消去用ハーフコア22b、22bは
後述するように両者間に形成され、例えばガラス等の非
磁性材料23を充填されている消去トラック川明欠講2
2mの底部により連結されている。
記録再生用ハーフコア21aおよび消去ハーフコア22
aは、例えば単結晶フェライト、Mn −Zn系フェラ
イト、Fe−Al−3i系合金等の磁性材料からなる断
面がほぼC字状のCブロックを後述するように加工切断
して形成したもので、各ハーフコア21a、22aには
記録再生用コイル24および消去用コイル25がそれぞ
れ巻回されている。また、他方の記録再生用ハーフコア
21bおよび消去用ハーフコア22b、22bも同様な
材料からなる平板状の断面がほぼ1字状のIブロックを
後述するように加工して形成したものである。記録再生
用ハーフコア21a、21bの各下端部側面には磁性材
料からなる記録再生用バンクコア26が連結され、記録
再生用磁気コア21用の磁路を形成するとともに、消去
用ハーフコア22a、22bの各下端部にも磁性材料か
らなる消去用バックコア27が連結され、消去用磁気コ
ア22用の磁路を形成している。各バックコア26.2
7はガラス等からなる非磁性材料28で接合されている
記録再生ギャップ21gおよび消去ギヤ、プ2’1ga
、22gbが配設されている録音再生用磁気コア21お
よび消去用磁気コア22の面は磁気記録媒体との摺接面
29を構成しているが、この摺接面29の長手方向に沿
った両側には磁気ヘッドのトラック幅を画定するように
トランク幅画定用溝を形成してなる段部31,32が形
成され、この段部31,32内に非磁性材料23が充填
されている。従って、本磁気ヘッドのトラック幅はこの
両段部31,32間で画定される幅に形成されている。
また、記録再生用磁気コア21の記録再生ギャップ21
gを中心とする両側は摺接面29側から切り欠かれて、
後述するように記録再生トラック川明欠講21ma、2
1mbが形成され、その分記録再生ギャップ21gを中
心とする両側、すなわち記録再生ギャップ21gは磁気
ヘッドのトランク幅より狭(形成されている。また、こ
の記録再生ギャップ21gの両側に形成されている記録
再生トラック用切欠溝21ma、21mbは、摺接面2
9に直交し、摺接面29から離隔する下方に延出してい
るが、記録再生用磁気コア21の下方の全長にわたって
形成されず、途中まで形成されて底部21tを有してい
る。この底部21tはその一部が第1図(b)において
記録再生用ハーフコア21bの下方に示されているが、
傾斜した底部となり、この底部21tの下方に記録再生
用ハーフコア21bの残りの部分21b′が示されてい
る。このように段部31,32が形成され 。
ることによって記録再生用磁気コア21および消去用磁
気コア22の断面積は、磁気ヘッドのトラック幅、すな
わち摺接面29の幅よりも大きく形成されるとともに、
更に記録再生トランク用切欠溝21ma、21mbおよ
び消去トランク用切欠溝22mは従来のように貫通孔で
なく、底部を有しているため、記録再生用磁気コア21
および消去用磁気コア22の断面積は大きく、従ってそ
の磁路も太く形成され、磁気抵抗が小さいとともに、機
械的強度も強くなっている。
また、消去用磁気コア22の消去ギャップ22ga、2
2gbの間にも前記消去トラック用切欠溝22mが形成
されているが、この切欠溝22mも同様に消去用磁気コ
ア22の下方の全長にわたって形成されず、同様に傾斜
した底部を有している。
記録再生用磁気コア21および消去用磁気コア22の両
側には非磁性材料を充填された段部31゜32を挟んで
第1図(a)に示すようにスライダ33.34が接合さ
れている。
以上のように構成された磁気ヘッドにおいては、記録再
生用コイル24に記録情報に相当する信号を供給して励
磁するとともに、消去用コイル25を励磁すれば、記録
再生用磁気コア21の記録再生ギャップ21gによって
磁気記録媒体に該記録再生ギャップ21gの幅に相当す
る記録トラックで情報が記録されるととも、この記録ト
ラックの両側は消去ギャップ22ga、  22gbに
よって消去ギャップに相当する幅でほぼ無信号状態の消
去トランクが形成され、これによって隣接するトラック
とのクロスフィードやクロストークを防止して高密度に
情報を記録することができる。
次に、第2図ないし第9図を参照して上記磁気へノドの
製造方法について説明する。
上記磁気へノドは、第2図(a)、  (b)に示すよ
うなハーフコアブロックを接合し、これを切削研磨して
複数の磁気ヘッドを同時に製造している。
すなわち、第2図(a)に示すような厚板状のハーフコ
アブロック41を点線で示すように切削加工して磁気ギ
ャップ深さ規制/#42を形成して、まず第3図(a)
、  (b)に示すような断面はぼC字状のCブロック
43を形成する。このCブロック43に対して第2図(
b)に示すような平板状で断面1字状のハーフコアブロ
ックであるIブロック44を第3図(a)、  (b)
に示すように磁気ギャップ深さ規制溝42の開口部に対
向するように組み合わせ、両ブロックを例えばガラス等
の非磁性材料で接合して、それぞれ第4図(a)。
(b)に示すように記録再生用磁気コアブロック45お
よび消去用磁気コアブロック46を形成する。上記Cブ
ロック43および!ブロック44は、例えば単結晶フェ
ライト、Mn−Zn系フェライト、Fe−Al−5i系
合金等の磁性材料で構成されている。
このように形成された記録再生用磁気コアブロック45
および消去用磁気コアブロック46の接合面の一方、す
なわち図において上側の接合面45a、46aには、例
えば高融点ガラスS i O2のような非磁性材料から
なる接着層が蒸着やスパッタリングにより形成され、こ
の接合部間隙により磁気ギャップ45a、46aが形成
される。この磁気ギヤノブ452.46aはそれぞれ前
述した記録再生ギャップ21g、消去ギャップ22ga
22gbを構成するものである。また、この磁気ギャッ
プ45a、46aが形成されている上面は、それぞれ記
録再生用磁気コアブロック45の摺接面45bおよび消
去用磁気コアブロック46の摺接面46bを構成してい
る。
次に、記録再生用磁気コアブロック45および消去用磁
気コアブロック46に対してそれぞれ第4図(a)、 
 (b)に点線で示すように摺接面45b、46b側か
ら磁気ギ+ ”/ブ45a、46aを貫通しIブロック
44側に向けて傾斜した複数の記録再生用有底切欠溝4
5mおよび消去用有底切欠/J%46mを所定間隔で形
成する。このように切欠溝45m、46mをそれぞれ形
成された記録再生用磁気コアブロック45および消去用
磁気コアブロック46を切欠溝45m、46mが対向す
るように所定間隔あけて位置決めすると、第5図に示す
ように組合せブロック47が構成される。
これらの切欠溝45m、46mは傾斜した底面または底
部を有していて、従来のように貫通孔でないように形成
されている。
この組合せブロック47においては、記録再生用磁気コ
アブロック45の隣接する記録再生用有底切欠溝45m
間で形成される磁気ギャップ45aを含むコアブロック
部分が磁気ギャップ45aを挟んで複数の前記第1図に
示す記録再生用ハーフコア21a、21bを構成してい
る。この各記録再生用ハーフコア21a、21bは、そ
れぞれ消去用コアブロック46の消去用有底切欠溝46
mに対向して配設されている。この消去用有底切欠溝4
6mは第1図の前記消去トラック川明欠講22mを構成
している。なお、記録再生用有底切欠溝45mおよび消
去用有底切欠溝46mは、その底部の一部が記録再生用
コアブロック45、消去用コアブロック46にそれぞれ
形成されている磁気ギャップ深さ規制溝42に連通して
いてもよいし、または連通していなくてもよいが、部分
的に連通して各切欠溝の底部が開放していても全体的に
は「有底」の概念を含むものであり、少なくとも従来の
ように全長にわたって貫通しているものではない。
第5図に示すように位置決めされた組合せブロック47
は、次に記録再生用磁気コアブロック45と消去用磁気
コアブロック4Gとの間に例えばガラス等からなる非磁
性材料23を充填され、第6図に示すように接合されて
接合ブロック48が形成される。そして、このように接
合ブロック48が形成された後、第5図において点線4
9で示すように各コアブロックの下端部を切断すること
により第6図に示す接合ブロック48が完成する。
第6図に示す接合ブロック48においては、点線50に
よって摺接面48a側に所定間隔で複数のトラック幅画
定用溝50が示されている。このトラック幅画定用溝5
0は記録再生用磁気コアブロック45の記録再生用有底
切欠溝45mの間および消去用磁気コアブロック46の
隣接する消去用有底切欠溝46m間に示されている。こ
のトラック幅画定用溝50を摺接面48a側から切削加
工して形成すると、第7図に示すような接合ブロック5
1が形成される。このようにトラック幅画定用溝50を
形成し、この第7図と第1図とを比較すると明白なよう
に、第7図においてはトラック幅画定用溝50によって
区分された複数の複合型磁気コアチップ52がそれぞれ
第1図に示す記録再生用磁気コア21および消去用磁気
コア22からなる部分に対応して形成されることになる
が、このように接合ブロック48を形成した後からトラ
、ツタ幅画定用溝50を形成することによって磁気コア
チップ52によって形成される磁気ヘッドのトラックの
位置合わせが簡単に行われるとともに、磁気ヘッドのト
ラック幅よりも各磁気コアの下方部を厚く形成すること
になり、磁気コアの断面積、すなわち磁路を大きくして
磁気抵抗を低減し、また磁気コアの機械的強度および接
着強度も強くしているのである。第9図はこのように形
成される接合ブロック51を示すものであるが、この第
9図の接合ブロック51においては記録再生用磁気コア
ブロック45と消去磁気コアブロック46との間の非磁
性材料23は除去されて示されている。
次に、第7図の接合ブロック51を図においてトラック
幅画定用溝50の中央に示されている複数の切断線53
に沿って所定間隔で切断すると、第8図に示すような複
数の磁気コアチップ52が形成されるのである。この磁
気コアチップ52は、上述したように第1図の記録再生
用磁気コア21および消去用磁気コア22を構成してい
るものであり、この磁気コアチップ52に第1図に示し
たように記録再生用コイル24および消去用コイル25
を巻回し、バンクコア26.27を連結し、更に両側か
らスライダ26.27を接合してトラック幅画定用溝5
0からなる段部31,32に非磁性材料23を充填する
ことにより第1図に示すものと同じ磁気ヘッドが製造さ
れるものである。
なお、上記実施例において、各部を接合するのに例えば
ガラス等からなる非磁性材料を使用すると説明したが、
これに限定されず、その他のものとしては例えばエポキ
シ樹脂等を使用してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の磁気ヘッドによれば、記
録再生用磁気コアと消去用磁気コアとの両側に摺接面側
から所定の深さに段部が形成され、この段部によって消
去トラックの外側幅および磁気ヘッドのトランク幅が画
定されるとともに、該トラック幅に対して摺接面から離
隔した部分の各磁気コアの幅を厚く形成しているので、
各磁気コアの断面積を増大して磁路を太く形成し、磁気
抵抗を低減し得るとともに、磁気コアの機械的強度およ
び各磁気コア間の接着強度を増大し、性能が優れたもの
になっている。また、記録再生トラック用切欠部および
消去トラック用切欠部を有底状に形成することにより同
様に磁気コアの断面積が増大して磁路を太く形成し、機
械的強度を増大している。
また、本発明の磁気ヘッドの製造方法によれば、一対の
ハーフコアブロックを接合して記録再生用磁気コアブロ
ックおよび消去用磁気コアブロックをそれぞれ形成した
後、記録再生用磁気コアブロックおよび消去用磁気コア
ブロックにそれぞれ記録再生トラック用切欠溝および消
去トランク用切欠溝を形成しているので、各磁気コアに
おける溝の位置合わせが不要である上、記録再生用磁気
コアブロックと消去用磁気コアブロックとを接合してか
らトラック幅画定用溝が形成されているので、簡単な加
工工程で作業性良く製造でき、組立精度を向上すること
ができるとともに、トラック幅画定用溝によりトラック
幅は所定の幅に狭く形成できるもこのトラック幅画定用
溝が形成されている以外の部分の磁気コアは厚く形成さ
れているため、磁気コアの断面積、磁路を大きく形成し
、磁気抵抗を低減でき、また磁気コア間の接着強度も増
大でき、性能が優れたものになっている。
更に、本製造方法においては、第3図および第4図に示
すように、記録再生用磁気コアブロック45と消去用磁
気コアブロック46とを共通化することができ、生産性
を向上することができる。
また、記録再生ギャップと消去ギャップとの間には従来
のような貫通した切欠溝が存在しないので、両ギャップ
間の距離を短くすることができ、記録密度を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、  (b)はそれぞれ本発明の一実施例
に係わる磁気ヘッドの斜視図および部分分解斜視図、 第2図ないし第8図は第1図の磁気ヘッドの製造工程を
示す図、 第9図は第7図の製造工程における磁気ヘッドの接合ブ
ロックにおいて非磁性材料を取り除いた接合ブロックの
斜視図、 第10図(a)、  (b)は従来の磁気ヘッドの斜視
図および部分分解斜視図である。 図において、 21・・・記録再生用磁気コア、 21a、21b・・・記録再生用ハーフコア、21g・
・・記録再生ギャップ、 21ma、21mb・・・記録再生トラック用切欠溝、 22・・・消去用磁気コア、 22a、22b・・・消去用ハーフコア、22ga、2
2gb・・−消去ギャップ、22m・・・消去トラック
用切欠溝、 31.32・・・段部、 41.42・・・ハーフコアブロック、45・・・記録
再生用磁気コアブロック、45m・・・記録再生用有底
切欠溝、 46・・・消去用磁気コアブロック、 46m・・・消去用有底切欠溝、 48.51・・・接合ブロック、 50・・・トランク幅画定用溝、 52・・・磁気コアチップである。 第3図(Q) 第4図(a) 第2図(b) 第3図(b) 第4図(b)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録再生用磁気コアの記録再生ギャップの両側に
    一対の消去ギャップを配設した消去用磁気コアを有し、
    記録再生ギャップによる記録再生トラックの幅を画定す
    るように記録再生ギャップの両側に記録再生トラック用
    切欠部が形成され、消去ギャップによる消去トラックの
    内側幅を画定するように一対の消去ギャップ間に消去ト
    ラック用切欠部が形成された磁気ヘッドであって、上記
    一対の消去ギャップによる消去トラックの外側幅を画定
    すると共に記録再生用磁気コアおよび消去用磁気コアの
    磁気記録媒体との摺接面の幅を狭くし、該摺接面から離
    隔した部分の各磁気コアの幅を厚くするように記録再生
    用磁気コアと消去用磁気コアの両側に摺接面側から所定
    の深さに形成された段部を有すること特徴とする磁気ヘ
    ッド。
  2. (2)前記記録再生トラック用切欠部および消去トラッ
    ク用切欠部の少なくともいずれか一方は対応する磁気コ
    ア内に底部を有することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の磁気ヘッド。
  3. (3)記録再生用磁気コアの記録再生ギャップの両側に
    一対の消去ギャップを配設した消去用磁気コアを有する
    磁気ヘッドの製造方法であって、磁性材料からなる一対
    のハーフコアブロックを接合して該接合面に磁気ギャッ
    プを構成する記録再生用磁気コアブロックおよび消去用
    磁気コアブロックをそれぞれ形成し、上記記録再生用磁
    気コアブロックの磁気ギャップを直交し、記録再生トラ
    ックの幅を画定するように記録再生用磁気コアブロック
    に所定間隔で記録再生トラック用切欠溝を形成し、上記
    消去用磁気コアブロックの磁気ギャップを直交し、消去
    トラックの幅を画定するように消去用磁気コアブロック
    に所定間隔で消去トラック用切欠溝を形成し、上記記録
    再生トラックの両側に一対の消去トラックが位置するよ
    うに上記記録再生用磁気コアブロックと消去用磁気コア
    ブロックとを対向して位置決めし、位置決めされた両ブ
    ロック間を非磁性材料で接合するとともに、上記記録再
    生トラック用切欠溝および消去トラック用切欠溝に非磁
    性材料を充填し、記録再生トラックの両側に位置する一
    対の消去トラックの両側に、消去トラックの外側幅を画
    定するように各磁気コアの磁気記録媒体との摺接面側か
    ら所定の深さのトラック幅画定用溝を形成し、該トラッ
    ク幅画定用溝内を切断して磁気ヘッドを製造することを
    特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
  4. (4)前記記録再生トラック用切欠溝および消去トラッ
    ク用切欠溝の少なくともいずれか一方は対応する磁気コ
    アブロック内に底部を有することを特徴とする特許請求
    の範囲第3項記載の磁気ヘッドの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04206007A (ja) * 1990-11-30 1992-07-28 Mitsubishi Electric Corp 複合ヘッドおよびその製造方法

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JPH04206007A (ja) * 1990-11-30 1992-07-28 Mitsubishi Electric Corp 複合ヘッドおよびその製造方法

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