JPS62214764A - 手動複写装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 この発明は、本体内に内蔵した画像読取手段と印刷手段
とをそれぞれ原稿上と転写材上とに手動走査させる小型
の手動複写装置に関する。

〈発明の概要〉 この発明に係る手動複写装置は要約すれば、画像読取手
段または印刷手段を手動走査する際の走査速度を検出す
る手段を備えるとともに、この検出結果が画像の読取作
業または印刷作業に不適当であるときに警告を発する警
告手段を設け、画像の形成状態が劣悪化することを防止
するようにしたものである。

〈従来技術とその欠点〉 電子写真法を用いた複写機では、その構成上原稿台や感
光体などの比較的大きな部品を必要とし、小型化やコス
トダウンには限界がある。また、転写材である用紙をロ
ーラやベルトで構成した搬送手段により移動させるため
、画像を形成可能な転写材のサイズの小型化にも限りが
あり、例えば、卓上設置型の複写機においては名刺版程
度が最小である。このため従来は、画像読取手段と、印
刷手段とを装置内に設け、これらを手動により走査して
原稿の画像を読み取るとともに転写材上に印刷するよう
にした手動複写装置があった。この手動複写装置は、原
稿と転写材とに対しそれぞれ画像読取手段と印刷手段と
を手動走査し、画像読取手段が読み取った画像データを
転写材上に印刷する。

しかしながら、上記従来の手動複写装置では、手動走査
による走査速度をチェックするようにしたものがなかっ
たため、オペレータは手動走査時の走査速度が適正であ
るか否かを確認することができなかった。このため、転
写材上に形成された画像の形成状態により、走査速度の
良否を判断しなければならなかった。これにより、手動
走査時の速度の目安が不明瞭で、作業の安定性を欠く欠
点があった。また、走査速度が適正でない場合には画像
形成状態を確認しながら画像読取作業を繰り返さなけれ
ばならず、作業が繁雑化するとともに、ミスコピーが発
生する欠点があった。

〈発明の目的〉 この発明の目的は上記従来の欠点に鑑み、走査速度の良
否を手動走査時にオペレータが確認することができるよ
うにし、適正な走査速度の目安を明確にして作業を容易
にするとともに、ミスコピーの発生および作業の繁雑化
を防止することができる手動複写装置を提供することに
ある。

〈発明の構成及び効果〉 この発明の手動複写装置は、画像読取作業時に画像読取
手段を原稿上に手動走査させ、印刷作業時に印刷手段を
転写材上に手動走査させる手動複写装置において、 手動走査の走査速度を検出する速度検出手段と、速度検
出手段の検出値が予め設定された許容速度に近づいた際
に予備警告を発する第１警告手段と、検出値が許容速度
に達した際に本警告を発する第２警告手段と、を設けた
ことを特徴とする。

以上の構成によりこの発明によれば、オペレータによる
手動走査の走査速度を速度検出手段により検出し、この
検出結果を第１警告手段および第２警告手段により許容
速度と比較して、許容速度に近づいた場合には予備警告
を発し、許容速度に達した際には本警告を発することが
できる。

したがって、第１警告手段の予備警告により走査速度の
適正な範囲を手動走査作業中のオペレータに明確に認識
させることができる。これによって、走査速度の不良に
よる画像形成状態の劣悪化を防止することができる。ま
た、走査速度が許容速度を上回った場合には、本警告を
発することにより、手動走査が不良であることを認識さ
せることができる。この後オペレータは直ちに画像読取
作業または印刷作業を再実行すればよいため、作業の繁
雑化を防ぐとともにミスコピーの発生を最小限におさえ
ることができる。

〈実施例〉 第１図は、この発明の実施例である手動複写装置の側面
断面図である。また、第２図は、同手動複写装置の正面
断面図である。

手動複写装置本体１１の内部の画像読取側には、光源１
２、レンズ１３および受光素子１４が設けられている。

レンズ１３は、集束性光伝送体により構成されており、
受光素＋１４は一次元ＣＣＤセンサにより構成されてい
る。画像読取作業時には光源１２の光がスリットｌｌａ
から外部に照射される。この光の反射光がレンズ１３を
通過して受光素子１４により受光される。受光素子１４
が読み取った画像情報は、図示しない制御部のメモリに
画像データとして記憶される。

これによって画像読取作業時に、原稿の上面をスリット
１１ａが対向するように複写装置本体１１を手動走査す
ることにより画像面のデータが制御部に記憶される。ま
た、画像読取部には、外部に一部を露出したローラ１５
が回転自在に設けられている。さらに、このローラ１５
に従動するローラ１６も回転自在に設けられている。こ
のローラ１６には、ローラ１６の回転速度を検出するフ
ォトインクラブタ１７が備えられている。

手動複写装置本体１１の内部にはバッテリ１８を挟んで
画像読取部の反対側に印刷部が設けられている。この印
刷部にはローラ４および５に架は渡されたインクリボン
３が備えられている。また、サーマルヘッド１がスプリ
ング２に浮動支持されて備えられている。このサーマル
ヘッド１は、一部をインクリボン３の一部とともに手動
複写装置本体１１の開口部１１ｂから外部に露出させて
いる。インクリボン３を保持する一方のローラ４の外周
面には、ローラ６が接している。このローラ６の一部は
外部に露出している。また、ローラ６の回転速度を検出
するフォトインクラブタフが設けられている。以上のフ
ォトインクラブタフ。

１７がこの発明の速度検出手段である。

手動複写装置本体１１の外側面には、第１警告表示灯２
４と第２警告表示灯２５とが突出して設けられている。

これらはＬＥＤランプを透光性樹脂素材のカバーにより
被覆したものである。

第３図は、上記手動複写装置の作用を示す側面断面図の
一部である。

印刷作業時に手動複写装置本体１１をその開口部１１ｂ
が転写用紙２１に対向するように載置する。これによっ
て、スプリング２に浮動支持されたサーマルヘッド１は
手動複写装置本体１１の底面１１Ｃにほぼ一致するまで
矢印Ｆ方向に移動する。これによって、スプリング２に
は矢印Ａ方向の弾性力が発生し、サーマルヘッド１をイ
ンクリボン３を介して転写用紙２１に圧接する。この状
態で手動複写装置本体１１を矢印Ｅ方向に移動すると、
ローラ６が転写用紙２１との接触により矢印Ｂ方向に回
転する。このローラ６の回転に従動してローラ４が矢印
Ｃ方向に回転し、インクリボン３はローラ５からローラ
４に巻き取られる。これによって、転写用紙２１に接触
するインクリボン３は常に新しいものにされる。

サーマルヘッド１が矢印Ｆ方向に移動すると、図外のス
イッチがこの移動を検出し、制御部から画像データが読
み出される。この画像データに従ってサーマルヘッド１
が駆動され、転写用紙２１上に画像が転写される。手動
複写装置本体１１の矢印Ｅ方向の移動速度はフォトイン
クラブタフにより検出される。この検出データを基に画
像データの読み出し速度が決定されるため、矢印Ｅ方向
の移動速度に関わらず、原稿の画像を正確に再現して印
刷することができる。

この印刷作業時において、サーマルヘッド１の矢印Ｆ方
向の移動は常に底面１１ｃに一致する位置までであり、
これによってスプリング２の有効長の長さの変化も常に
一定である。したがって、スプリング２からサーマルヘ
ッド１に作用する矢印Ｆ方向の弾性力は常に一定であり
、サーマルヘッド１と転写用紙２１との圧接力を常に一
定に保つことができる。また、手動複写装置本体１１を
矢印Ｅ方向に移動させる際にオペレータが加える力が過
大になった場合にも、その力はサーマルヘッド１には作
用しないため、これを損傷する恐れがない。

第４図は、上記手動複写装置が有する第１警告手段およ
び第２警告手段の回路図である。

フォトインクラブタフ、１７のローラ６．１６のスリッ
トの検出信号は周波数／電圧変換器（以下、Ｆ／Ｖ変換
器という。）に導かれる。Ｆ／Ｖ変換器２１からは入力
された信号の周波数に応じた電圧Ｖがレベル比較器２２
および２３に出力される。この電圧Ｖはレベル比較器２
２において基準電圧Ｖ、と比較される。また、レベル比
較器２３において基準電圧ｖ２と比較される。レベル比
較器２２および２３のそれぞれは電圧Ｖの値が基準電圧
ｖ、およびｖ２の値を上回った際に第１警告表示灯２４
および第２警告表示灯２５に電圧を出力する。基準電圧
ｖ２の値はローラ６および１６が許容速度で回転した際
のフォトインクラブタフ、１７の検出信号の周波数に対
応する値であり、基準電圧Ｖ、は基準電圧ｖ２よりも小
さい値にされている。

以上の構成により、手動走査時にローラ６．１６の回転
数を検出し、これを第１警告手段および第２警告手段に
より許容速度よりも若干低い速度および許容速度と比較
し、それぞれをオーバした際に、警告灯によってオペレ
ータにその旨を表示することができる。

なお、本実施例では走査速度と高速側の許容速度とを比
較し、手動走査の走査速度が許容速度以上にならないよ
うに警告を発するようにしたが、走査速度を低速側の許
容速度と比較し、走査速度が遅すぎないように警告を発
することもできる。

こうした場合には、画像読取手段により読み取った画像
データを一部メモリに記憶するようにした装置において
画像データのオーバーフローを防止することができる。

さらに、本実施例では警告手段として警告表示灯を用い
、警告をオペレータの視覚に訴えるようにしたが、警報
ブザーを用いることも可能であり、これらを併用するよ
うにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はこの発明の実施例である手動複写
装置のそれぞれ側面断面図および正面断面図、第３図は
同手動複写装置の一部の作用を示す図、第４図は同手動
複写装置が有する第１警告手段および第２警告手段の回
路図である。 ７．１７−フオドインクラプタ（速度検出手段）、１１
−手動複写装置本体、 ２４−第１警告表示灯 ２５−第２警告表示灯。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）画像読取作業時に画像読取手段を原稿上に手動走
   査させ、印刷作業時に印刷手段を転写材上に手動走査さ
   せる手動複写装置において、 手動走査の走査速度を検出する速度検出手段と、速度検
   出手段の検出値が予め設定された許容速度に近づいた際
   に予備警告を発する第１警告手段と、検出値が許容速度
   に達した際に本警告を発する第２警告手段と、を設けて
   なる手動複写装置。