JPS62212094A - アルミニウムブレ−ジングシ−ト - Google Patents
アルミニウムブレ−ジングシ−トInfo
- Publication number
- JPS62212094A JPS62212094A JP61053231A JP5323186A JPS62212094A JP S62212094 A JPS62212094 A JP S62212094A JP 61053231 A JP61053231 A JP 61053231A JP 5323186 A JP5323186 A JP 5323186A JP S62212094 A JPS62212094 A JP S62212094A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brazing
- core material
- sheet
- brazing sheet
- diffusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000005219 brazing Methods 0.000 title claims abstract description 66
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 14
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims description 12
- 239000011162 core material Substances 0.000 claims abstract description 40
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 claims abstract description 30
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 11
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 11
- 239000000945 filler Substances 0.000 claims abstract description 10
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 claims abstract 6
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 22
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 19
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims description 13
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims description 13
- 229910018125 Al-Si Inorganic materials 0.000 claims 2
- 229910018520 Al—Si Inorganic materials 0.000 claims 2
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 19
- 239000000758 substrate Substances 0.000 abstract description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 2
- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 abstract 3
- 238000005253 cladding Methods 0.000 abstract 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 abstract 1
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 23
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 16
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 12
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 8
- KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-M Fluoride anion Chemical compound [F-] KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 4
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 3
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 3
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 3
- 229910001020 Au alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-M Chloride anion Chemical compound [Cl-] VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 2
- 241000283160 Inia Species 0.000 description 2
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000003353 gold alloy Substances 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 description 2
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 2
- 101100284769 Drosophila melanogaster hemo gene Proteins 0.000 description 1
- 229910000676 Si alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 238000005238 degreasing Methods 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 229910052748 manganese Inorganic materials 0.000 description 1
- SKFYTVYMYJCRET-UHFFFAOYSA-J potassium;tetrafluoroalumanuide Chemical compound [F-].[F-].[F-].[F-].[Al+3].[K+] SKFYTVYMYJCRET-UHFFFAOYSA-J 0.000 description 1
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 1
- 238000009864 tensile test Methods 0.000 description 1
- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K35/00—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
- B23K35/22—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
- B23K35/24—Selection of soldering or welding materials proper
- B23K35/28—Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at less than 950 degrees C
- B23K35/286—Al as the principal constituent
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はアルミニウムブレージングシートに関し、特に
優れたろう付は性と強度を有し、かつろう付は後の塗装
性を改善したものである。
優れたろう付は性と強度を有し、かつろう付は後の塗装
性を改善したものである。
（従来の技術）
一般に自動車用熱交換器としてはラジェーター、ヒータ
ー、オイルクーラー、コンデンサー、エバポレーター等
があり、その内オイルクーラー、コンデンサー及びエバ
ポレーターはほとんどアルミ化され、またラジェーター
やヒーターでも一部アルミ化されている。このようなア
ルミ製熱交換器は第１表に示すアルミニウムブレージン
グシートと第２表に示すＡ１合金からなる部材を用いて
構成し、一般にはろう付は法により造られている。
ー、オイルクーラー、コンデンサー、エバポレーター等
があり、その内オイルクーラー、コンデンサー及びエバ
ポレーターはほとんどアルミ化され、またラジェーター
やヒーターでも一部アルミ化されている。このようなア
ルミ製熱交換器は第１表に示すアルミニウムブレージン
グシートと第２表に示すＡ１合金からなる部材を用いて
構成し、一般にはろう付は法により造られている。
ろう付は法としては塩化物系フラックスを用いる炉中ろ
う付は法（以下ＦＢ法と略記）やフラックスを用いない
真空ろう付は法が主流で必ったが、最近ではフッ化物系
の非腐食性フラックスを用い、非酸化性雰囲気中でろう
付けする方法（以下ＮＢ法と略記）が採用されるように
なり、主に自動車用ラジェーターやコンデンサーの製造
に用いられている。
う付は法（以下ＦＢ法と略記）やフラックスを用いない
真空ろう付は法が主流で必ったが、最近ではフッ化物系
の非腐食性フラックスを用い、非酸化性雰囲気中でろう
付けする方法（以下ＮＢ法と略記）が採用されるように
なり、主に自動車用ラジェーターやコンデンサーの製造
に用いられている。
第１表
注 （※）印は真空プレージングシートを示す。
第 ２ 表
（発明が解決しようとする問題点〕
ろう付は法によるアルミ製熱交換器、特に自動車用熱交
換器では、製造コストの低減と軽母化の観点から薄肉化
が要求されるようになった。
換器では、製造コストの低減と軽母化の観点から薄肉化
が要求されるようになった。
通常ラジェーターは第５図に示すようにタンク（１）、
プレート（２）、サイドブラケット（３）。
プレート（２）、サイドブラケット（３）。
偏平チューブ（４）及びフィン（５）からなり、最も強
度を必要とするのはサイドブラケットである。これはラ
ジェーターを車体に取付ける役目を持つもので、一般に
使用されているＪＩＳ３００３（Ｃｕ Ｏ，０５〜０．
２０％、’Ｍｎ １．０〜１．５％、Ａｇ残）を芯材と
するプレージングシートでは、ろう付は俊の強度が引張
強ざ１１にび／−程度にすぎず、薄肉化するためには強
度が不足する。
度を必要とするのはサイドブラケットである。これはラ
ジェーターを車体に取付ける役目を持つもので、一般に
使用されているＪＩＳ３００３（Ｃｕ Ｏ，０５〜０．
２０％、’Ｍｎ １．０〜１．５％、Ａｇ残）を芯材と
するプレージングシートでは、ろう付は俊の強度が引張
強ざ１１にび／−程度にすぎず、薄肉化するためには強
度が不足する。
このため芯材にＪＩＳ３００４ （Ｍｎ １．０〜１
．５％。
．５％。
Ｍ Ｃ７０，８０〜１、．３％、Ａｇ残） 、６９５１
（Ｓ ｉ Ｏ，２〜０．５％、 Ｃｕ０．１５〜０．
４０％、 ＭｇＯ，４〜０．８％、ＡＩ残） 、７ＮＯ
１（Ｍ ｎ Ｏ，２〜０．７％、Ｍｇ１．０〜２．０％
、 Ｚｎ ４．０〜５．０％、ｌ残）等のＭｇを含有し
た合金を用いることが試みられた。ＪＩＳ７ＮＯ１はろ
う付は後の空冷で焼きが入り、自然時効によって引張強
ざ３５Ｋｙ／−程度の強度が１ｑられる。しかし第６図
に示すようにＪＩＳ７ＮＯ１を芯材（７）とし、その片
面に１−Ｓｉ系ろう材（８）をクラッドしたプレージン
グシート（６）を第７図に示すようにＪＩＳ１０５０（
純度９９、５０％以上の純Ａ、ｆｌ ＞からなる基板（
９）上に垂直に立て、フッ化物系フラックスを塗イ「シ
て非酸化性雰囲気中でろう付けＣＮＢ法〉すると、フィ
レットが形成されない。このことはＦＢ法でも同様であ
る。更にプレージングシートの両面には綿状の物質が発
生し、実際の熱交換器の製造において、ろう付は炉内で
綿状物質の一部が飛散し炉内を汚染するばかりか、ろう
付は後の塗装工程で塗料の密着性を悪くする問題があっ
た。
（Ｓ ｉ Ｏ，２〜０．５％、 Ｃｕ０．１５〜０．
４０％、 ＭｇＯ，４〜０．８％、ＡＩ残） 、７ＮＯ
１（Ｍ ｎ Ｏ，２〜０．７％、Ｍｇ１．０〜２．０％
、 Ｚｎ ４．０〜５．０％、ｌ残）等のＭｇを含有し
た合金を用いることが試みられた。ＪＩＳ７ＮＯ１はろ
う付は後の空冷で焼きが入り、自然時効によって引張強
ざ３５Ｋｙ／−程度の強度が１ｑられる。しかし第６図
に示すようにＪＩＳ７ＮＯ１を芯材（７）とし、その片
面に１−Ｓｉ系ろう材（８）をクラッドしたプレージン
グシート（６）を第７図に示すようにＪＩＳ１０５０（
純度９９、５０％以上の純Ａ、ｆｌ ＞からなる基板（
９）上に垂直に立て、フッ化物系フラックスを塗イ「シ
て非酸化性雰囲気中でろう付けＣＮＢ法〉すると、フィ
レットが形成されない。このことはＦＢ法でも同様であ
る。更にプレージングシートの両面には綿状の物質が発
生し、実際の熱交換器の製造において、ろう付は炉内で
綿状物質の一部が飛散し炉内を汚染するばかりか、ろう
付は後の塗装工程で塗料の密着性を悪くする問題があっ
た。
本発明はこれに鑑み種々検討の結果、Ｍｇを含有するへ
ρ合金を芯材とし、Ａｌ２−３ ｉ系ろう材を皮材とし
たプレージングシートを用いてろう付けすると、フィレ
ットが形成されにくいのは、芯材中のＭｇとＳｉが結合
し易いため、ろう材中のＳｉが芯材中に拡散してしまう
こと、プレージングシートの表面に生成する綿状物質は
分析の結果、ＮＢ法で使用するフラックス成分のに、ｌ
、ＦとＭｇが反応した化合物であることを知見した。ま
たろう付は時芯材中のＭｑは表面層でフラックスと反応
してフラックス中に取り込まれ、更には芯材の表面層で
Ｍｑ′ａ度が低下するため、芯材中から表面層へＭｇが
拡散してフラックスと反応し、その結果芯材中のｆＶｔ
Ｑｆｆｌが多いほど反応した化合物が多くなって綿状物
質として発生することを知見した。
ρ合金を芯材とし、Ａｌ２−３ ｉ系ろう材を皮材とし
たプレージングシートを用いてろう付けすると、フィレ
ットが形成されにくいのは、芯材中のＭｇとＳｉが結合
し易いため、ろう材中のＳｉが芯材中に拡散してしまう
こと、プレージングシートの表面に生成する綿状物質は
分析の結果、ＮＢ法で使用するフラックス成分のに、ｌ
、ＦとＭｇが反応した化合物であることを知見した。ま
たろう付は時芯材中のＭｑは表面層でフラックスと反応
してフラックス中に取り込まれ、更には芯材の表面層で
Ｍｑ′ａ度が低下するため、芯材中から表面層へＭｇが
拡散してフラックスと反応し、その結果芯材中のｆＶｔ
Ｑｆｆｌが多いほど反応した化合物が多くなって綿状物
質として発生することを知見した。
（問題点を解決するための手段）
本発明は上記知見に基づき更に検討の結果、ＮＢ法でろ
う付けするアルミ製機器の薄肉化を可能にする高強度と
優れたろう付は性を有し、ろう付は後に良好な塗装性を
示すプレージングシートを開発したものでおる。即ち本
発明のプレージングシートの一つは、芯材の両面にＡ、
１）−Ｓｉ系ろう材をクラッドしたシートにおいて、Ｍ
ｇを含有するＡ、ｌ！金合金芯材とし、該芯材とろう材
間にＩ’ｌとＳｉの拡散を防止するＡＭ又はΔ１合金か
らなる拡散防止層を設けたことを特徴とするものである
。
う付けするアルミ製機器の薄肉化を可能にする高強度と
優れたろう付は性を有し、ろう付は後に良好な塗装性を
示すプレージングシートを開発したものでおる。即ち本
発明のプレージングシートの一つは、芯材の両面にＡ、
１）−Ｓｉ系ろう材をクラッドしたシートにおいて、Ｍ
ｇを含有するＡ、ｌ！金合金芯材とし、該芯材とろう材
間にＩ’ｌとＳｉの拡散を防止するＡＭ又はΔ１合金か
らなる拡散防止層を設けたことを特徴とするものである
。
本発明プレージングシートの他の一つは、芯材の片面に
へβ−Ｓｉ系ろう材をクラッドしたシートにおいて、〜
１ｇを含有するＡｆ１合金を芯材とし、該芯材とろう材
間にＭｇとＳｉの拡散を防止する八ρ又はＡ、ｌ！金合
金らなる拡散防止層を設け、芯材のろう材をクラッドし
ない面にＭｇの拡散を防止するＡｆｌ又はＡｆＪ合金か
らなる拡散防止層を設けたことを特徴とするものである
。
へβ−Ｓｉ系ろう材をクラッドしたシートにおいて、〜
１ｇを含有するＡｆ１合金を芯材とし、該芯材とろう材
間にＭｇとＳｉの拡散を防止する八ρ又はＡ、ｌ！金合
金らなる拡散防止層を設け、芯材のろう材をクラッドし
ない面にＭｇの拡散を防止するＡｆｌ又はＡｆＪ合金か
らなる拡散防止層を設けたことを特徴とするものである
。
本発明において、芯材とするＭｇを含有するＡＮ合金と
して、融点が６００ ’Ｃ以上でＭｇを含む合金、例え
ばＪＩＳ３００４ 、３００５ （Ｍ ｎ １．０〜１
．５％、 ＭｇＯ，２〜０．６％、へρ残）、５００５
（Ｍｇ ０．５〜１．１％、ｌ残） 、６０Ｂ３ （Ｓ
ｉｏ、２０−０．６０％Ｊ／１ｇ０．４５〜０．９０
％、 Ａｌｌ！残）、６９５１、７ＮＯ１等である。ま
たＡＮ −Ｓｉ系ろう材としては、融点が６００ ’Ｃ
未満の、Ｊ −Ｓｉ系合金、例えばＪＩＳ４３４３
（Ｓ ｉ ６．８〜８．２％、Δｇ残） 、４０４５
（Ｓ ｉ ９．０〜１１．０％、ｌ残）、４０４７
（Ｓ ｉ １１．０〜１３．０％、 Ａ、Ｉｌ残） 、
４１４５（Ｓｉ ９．３〜１０．７％、 Ｑｕ ３．
３〜４．７％、１残）等である。更にＭｇとＳｉ及びＭ
ｇの拡散を防１卜する拡散防止層としてはＭｇやＳｉの
含有量が少ない７Ｂ又はへρ合金、例えばＪＩＳＩＸＸ
Ｘ系、３ＸＸＸ系の合金を用いる。尚ＪＩＳ１ｘＸ×系
、３ＸＸＸ系の内なるべく強度の高い合金、例えばＪＩ
Ｓ３２０３ （Ｍｎ １．０〜１．５％、Ａｇ残）
、３００３等を用いることが望ましく、また拡散防止層
の厚さは６０μ■以上とする必要があるが、必要以上に
厚くするとプレージングシートの強度を低下するので、
必要最小限の厚さとすることが望ましい。
して、融点が６００ ’Ｃ以上でＭｇを含む合金、例え
ばＪＩＳ３００４ 、３００５ （Ｍ ｎ １．０〜１
．５％、 ＭｇＯ，２〜０．６％、へρ残）、５００５
（Ｍｇ ０．５〜１．１％、ｌ残） 、６０Ｂ３ （Ｓ
ｉｏ、２０−０．６０％Ｊ／１ｇ０．４５〜０．９０
％、 Ａｌｌ！残）、６９５１、７ＮＯ１等である。ま
たＡＮ −Ｓｉ系ろう材としては、融点が６００ ’Ｃ
未満の、Ｊ −Ｓｉ系合金、例えばＪＩＳ４３４３
（Ｓ ｉ ６．８〜８．２％、Δｇ残） 、４０４５
（Ｓ ｉ ９．０〜１１．０％、ｌ残）、４０４７
（Ｓ ｉ １１．０〜１３．０％、 Ａ、Ｉｌ残） 、
４１４５（Ｓｉ ９．３〜１０．７％、 Ｑｕ ３．
３〜４．７％、１残）等である。更にＭｇとＳｉ及びＭ
ｇの拡散を防１卜する拡散防止層としてはＭｇやＳｉの
含有量が少ない７Ｂ又はへρ合金、例えばＪＩＳＩＸＸ
Ｘ系、３ＸＸＸ系の合金を用いる。尚ＪＩＳ１ｘＸ×系
、３ＸＸＸ系の内なるべく強度の高い合金、例えばＪＩ
Ｓ３２０３ （Ｍｎ １．０〜１．５％、Ａｇ残）
、３００３等を用いることが望ましく、また拡散防止層
の厚さは６０μ■以上とする必要があるが、必要以上に
厚くするとプレージングシートの強度を低下するので、
必要最小限の厚さとすることが望ましい。
このようにプレージングシートのＭｇを含有する芯材と
ろう材間にＭｇとＳｉの拡散防止層を設けることにより
、ろう材中のＳｉと芯材中のＭｇとの直接接触を防止し
てろう付は性を改善し、同時に芯材中のＭｇがシート表
面に拡散するのを防止してＭｇとフッ化物系フラックス
の反応を防ぎ、綿状物質の発生を防止することができる
。またＭｇを含有する芯材の片面にろう材をクラッドし
たプレージングシートでは、芯材とろう材間にＭｇとＳ
ｉの拡散防止層と、ろう材をクラッドしない芯材面にＭ
ｇの拡散防止層を設けることにより、ろう材中のＳｉと
芯材中のＭｇとの直接接触するのを防止し、芯材中のＭ
ｇがろう材をクラッドしない面に拡散してフッ化物系フ
ラックスとの反応を防止することができる。その結果プ
レージングシートの芯材にＭｇを含有する高力へρ合金
の使用が可能となり、プレージングシートを薄肉化する
ばかりか、ブレージング後の塗装性をも改善することが
できる。
ろう材間にＭｇとＳｉの拡散防止層を設けることにより
、ろう材中のＳｉと芯材中のＭｇとの直接接触を防止し
てろう付は性を改善し、同時に芯材中のＭｇがシート表
面に拡散するのを防止してＭｇとフッ化物系フラックス
の反応を防ぎ、綿状物質の発生を防止することができる
。またＭｇを含有する芯材の片面にろう材をクラッドし
たプレージングシートでは、芯材とろう材間にＭｇとＳ
ｉの拡散防止層と、ろう材をクラッドしない芯材面にＭ
ｇの拡散防止層を設けることにより、ろう材中のＳｉと
芯材中のＭｇとの直接接触するのを防止し、芯材中のＭ
ｇがろう材をクラッドしない面に拡散してフッ化物系フ
ラックスとの反応を防止することができる。その結果プ
レージングシートの芯材にＭｇを含有する高力へρ合金
の使用が可能となり、プレージングシートを薄肉化する
ばかりか、ブレージング後の塗装性をも改善することが
できる。
〈実施例１〉
第１図に示すように芯材（７）の両面に８１とＭｇの拡
散防止層（ｉｏａ）を介してろう材（８）を常法により
クラッドし、第３表に示す構成の厚さ１．２Ｍの焼鈍材
からなるプレージングシート（６）を作製した。これ等
について下記の方法で評価した。
散防止層（ｉｏａ）を介してろう材（８）を常法により
クラッドし、第３表に示す構成の厚さ１．２Ｍの焼鈍材
からなるプレージングシート（６）を作製した。これ等
について下記の方法で評価した。
第２図に示すようにＪＩＳ１０５０かうなる基板（９）
上に第１図に示すプレージングシート（６）を垂直に立
て、トリクレン蒸気脱脂後、ＮＢ法については１０％濃
度のテトラフルオロアルミン酸カリウム系フラックス溶
液を塗布して１５０’Ｃで１０分乾燥し、ＮＺガス中６
００°Ｃて５分間力ｏ熱じてろう付けした。またＦＢ法
については５０％）開度の塩化物系フラックス溶液を塗
４Ｆｉシ、大気中６００ ’Ｃで５分間加熱してろう付
けした。これ等のろう付けについてろう付は状況および
綿状物質の発生情況を観察し、その結果を第３表に併記
した。
上に第１図に示すプレージングシート（６）を垂直に立
て、トリクレン蒸気脱脂後、ＮＢ法については１０％濃
度のテトラフルオロアルミン酸カリウム系フラックス溶
液を塗布して１５０’Ｃで１０分乾燥し、ＮＺガス中６
００°Ｃて５分間力ｏ熱じてろう付けした。またＦＢ法
については５０％）開度の塩化物系フラックス溶液を塗
４Ｆｉシ、大気中６００ ’Ｃで５分間加熱してろう付
けした。これ等のろう付けについてろう付は状況および
綿状物質の発生情況を観察し、その結果を第３表に併記
した。
ろう付は性の評価は第３図に示すように接合部断面を観
察し、正常なフィレット（１１）を形成したものを良、
全く形成しないもの及びフィレット（１１）が極端に小
さいものを不良とした。綿状物質については発生したも
のをあり、全く発生しなかったものをなしとして評価し
た。また強度についてはＪＩＳＳ号試験片を作製し、Ｎ
Ｂ法で力０熱してから３０日後に引張試験を行ない、引
張強ざ１７Ｋｇ／ＩｎＩＡ以上のものを○印、それ以下
のものをＸ印で表わした。
察し、正常なフィレット（１１）を形成したものを良、
全く形成しないもの及びフィレット（１１）が極端に小
さいものを不良とした。綿状物質については発生したも
のをあり、全く発生しなかったものをなしとして評価し
た。また強度についてはＪＩＳＳ号試験片を作製し、Ｎ
Ｂ法で力０熱してから３０日後に引張試験を行ない、引
張強ざ１７Ｋｇ／ＩｎＩＡ以上のものを○印、それ以下
のものをＸ印で表わした。
第３表から明らかなように本発明のプレージングシート
Ｎｏ、 １〜８は何れもろう付は性が良好で、高い強度
が得られ、綿状物質の発生も見られず、総合的に良好で
あった。これに対し拡散防止層を省略した比較のプレー
ジングシートＮ０９〜１０及び従来のプレージングシー
トＮｏ、１２では何れもろう付は性が劣り、綿状物質の
発生が見られた。また従来のプレージングシートＮ０１
１では高い強度が得られなかった。
Ｎｏ、 １〜８は何れもろう付は性が良好で、高い強度
が得られ、綿状物質の発生も見られず、総合的に良好で
あった。これに対し拡散防止層を省略した比較のプレー
ジングシートＮ０９〜１０及び従来のプレージングシー
トＮｏ、１２では何れもろう付は性が劣り、綿状物質の
発生が見られた。また従来のプレージングシートＮ０１
１では高い強度が得られなかった。
〈実施例２〉
第４図に示すように芯材（７）の片面にＳｉとＭｇの拡
散防止層（１０ａ）を介してろう材（８）を常法により
クラッドし、ろう材（８）をクラッドしない面にＭｇの
拡散防止層（１０ａ）を設け、第４表に示す構成の厚さ
１．２ｍの焼鈍材からなるプレージングシート（６）を
作成した。又、従来例として比較ため、拡散防止層（１
０ａ）を設けないものも作成した。これ等について実施
例１と同様のＮＢ法でろう付けし、Ｍｇの拡散防止層の
表面での綿状物質の発生の有無及びアクリル系黒色塗料
を吹き付は塗装し、その密着性を調べた。
散防止層（１０ａ）を介してろう材（８）を常法により
クラッドし、ろう材（８）をクラッドしない面にＭｇの
拡散防止層（１０ａ）を設け、第４表に示す構成の厚さ
１．２ｍの焼鈍材からなるプレージングシート（６）を
作成した。又、従来例として比較ため、拡散防止層（１
０ａ）を設けないものも作成した。これ等について実施
例１と同様のＮＢ法でろう付けし、Ｍｇの拡散防止層の
表面での綿状物質の発生の有無及びアクリル系黒色塗料
を吹き付は塗装し、その密着性を調べた。
これ等の結果を第４表に併記した。尚密着性の評価は良
好だったものを○印、不均一やフィンを生じたものをＸ
印で表わした。
好だったものを○印、不均一やフィンを生じたものをＸ
印で表わした。
第４表
第４表から明らかなように本発明のプレージングシート
Ｎα１３〜１５は綿状物質の発生が見られず、塗装性も
良好であった。これに対し従来のプレージングシートＮ
ｏ、 １６では綿状物質の発生が認められ、塗装性も悪
い。
Ｎα１３〜１５は綿状物質の発生が見られず、塗装性も
良好であった。これに対し従来のプレージングシートＮ
ｏ、 １６では綿状物質の発生が認められ、塗装性も悪
い。
（発明の効果）
このＪ：うに本発明によるプレージングシートは高い強
度と優れたろ゛う付は性及び良好な塗装性を有し、プレ
ージングシートの薄肉化を可能にする等工業上顕著な効
果を奏するものである。
度と優れたろ゛う付は性及び良好な塗装性を有し、プレ
ージングシートの薄肉化を可能にする等工業上顕著な効
果を奏するものである。
第１図は本発明によるプレージングシートの一例を示す
側断面図、第２図はろう付は試験の説明図、第３図はろ
う付は試験におけるフィレットの生成状態を示す側断面
図、第４図は本発明によるプレージングシートの他の一
例を示す断面図、第５図はラジェーターコアの一例を示
す説明図、第６図は従来のプレージングシートの一例を
示す断面図、第７図はろう付は試験の説明図である。 １、タンク ２、プレート ３、ナイトプレート ４、偏平チューブ ５、フィン ６、プレージングシート ７、芯 材 ８、ろう材 ９、基 板 １ｏａ、 Ｍｇ、 Ｓ ｉの拡散防止層１０ｂ、 Ｍｇ
の拡散防止層 １１、フィレット
側断面図、第２図はろう付は試験の説明図、第３図はろ
う付は試験におけるフィレットの生成状態を示す側断面
図、第４図は本発明によるプレージングシートの他の一
例を示す断面図、第５図はラジェーターコアの一例を示
す説明図、第６図は従来のプレージングシートの一例を
示す断面図、第７図はろう付は試験の説明図である。 １、タンク ２、プレート ３、ナイトプレート ４、偏平チューブ ５、フィン ６、プレージングシート ７、芯 材 ８、ろう材 ９、基 板 １ｏａ、 Ｍｇ、 Ｓ ｉの拡散防止層１０ｂ、 Ｍｇ
の拡散防止層 １１、フィレット
Claims (2)
- （１）芯材の両面にＡｌ−Ｓｉ系ろう材をクラツドした
アルミニウムブレージングシートにおいて、Ｍｇを含有
するＡｌ合金を芯材とし、該芯材とろう材間にＭｇとＳ
ｉの拡散を防止するＡｌ又はＡｌ合金からなる拡散防止
層を設けたことを特徴とするアルミニウムブレージング
シート。 - （２）芯材の片面にＡｌ−Ｓｉ系ろう材をクラッドした
アルミニウムブレージングシートにおいて、Ｍｇを含有
するＡｌ合金を芯材とし、該芯材とろう材間にＭｇとＳ
ｉの拡散を防止するＡｌ又はＡｌ合金からなる拡散防止
層を設け、芯材のろう材をクラッドしない面にＭｇの拡
散を防止するＡ１又はＡ１合金からなる拡散防止層を設
けたことを特徴とするアルミニウムブレージングシート
。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61053231A JPS62212094A (ja) | 1986-03-11 | 1986-03-11 | アルミニウムブレ−ジングシ−ト |
| JP5077714A JPH074662B2 (ja) | 1986-03-11 | 1993-03-11 | Ａｌ及びＡｌ合金部材のろう付方法 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61053231A JPS62212094A (ja) | 1986-03-11 | 1986-03-11 | アルミニウムブレ−ジングシ−ト |
| JP5077714A JPH074662B2 (ja) | 1986-03-11 | 1993-03-11 | Ａｌ及びＡｌ合金部材のろう付方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5077714A Division JPH074662B2 (ja) | 1986-03-11 | 1993-03-11 | Ａｌ及びＡｌ合金部材のろう付方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62212094A true JPS62212094A (ja) | 1987-09-18 |
Family
ID=26393945
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61053231A Pending JPS62212094A (ja) | 1986-03-11 | 1986-03-11 | アルミニウムブレ−ジングシ−ト |
| JP5077714A Expired - Lifetime JPH074662B2 (ja) | 1986-03-11 | 1993-03-11 | Ａｌ及びＡｌ合金部材のろう付方法 |
Family Applications After (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5077714A Expired - Lifetime JPH074662B2 (ja) | 1986-03-11 | 1993-03-11 | Ａｌ及びＡｌ合金部材のろう付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (2) | JPS62212094A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0211291A (ja) * | 1988-06-29 | 1990-01-16 | Nippon Denso Co Ltd | アルミニウム熱交換器 |
| JPH02175093A (ja) * | 1988-09-12 | 1990-07-06 | Kobe Steel Ltd | ろう付け用アルミニウム合金複合材 |
| JPH02217192A (ja) * | 1989-02-17 | 1990-08-29 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 耐孔食性のすぐれたドロンカップ型熱交換器の構造部材用ブレージングシート |
| WO2007026481A1 (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-08 | Showa Denko K.K. | クラッド材およびその製造方法 |
| JP2007092165A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-04-12 | Showa Denko Kk | クラッド材およびその製造方法 |
| WO2010138378A2 (en) * | 2009-05-29 | 2010-12-02 | Alcoa Inc. | High strength multi-layer brazing sheet structures with good controlled atmosphere brazing (cab) brazeability |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4726455B2 (ja) | 2004-09-22 | 2011-07-20 | 古河スカイ株式会社 | アルミニウム合金材のろう付け方法およびアルミニウム合金製熱交換器の製造方法 |
| JP4548829B2 (ja) * | 2004-11-16 | 2010-09-22 | 住友軽金属工業株式会社 | アルミニウム熱交換器 |
| JP5288995B2 (ja) * | 2008-10-30 | 2013-09-11 | 古河スカイ株式会社 | アルミニウム合金製熱交換器ろう付方法 |
| JP5577616B2 (ja) | 2009-04-06 | 2014-08-27 | 株式会社デンソー | 熱交換器用チューブ及び熱交換器 |
| JP2012030244A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Mitsubishi Alum Co Ltd | アルミニウム材のフラックスレスろう付方法 |
| JP5619538B2 (ja) * | 2010-09-06 | 2014-11-05 | 株式会社ティラド | 細流路インナーフィンを有する熱交換器のフラックスレスろう付け方法およびそれに用いるアルミニウムクラッド材 |
| JP6570325B2 (ja) * | 2015-06-04 | 2019-09-04 | 株式会社Uacj | アルミニウム合金クラッド材およびろう付け方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55161044A (en) * | 1979-06-04 | 1980-12-15 | Furukawa Alum Co Ltd | High strength aluminum vacuum brazing sheet |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4953147A (ja) * | 1972-09-27 | 1974-05-23 | ||
| JPS5542908A (en) * | 1978-09-16 | 1980-03-26 | Yoshiaki Tanaka | Building |
| JPS5919799A (ja) * | 1982-07-22 | 1984-02-01 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 低温液化ガス貯蔵設備における冷熱回収保持、供給装置 |
| JPS5947088A (ja) * | 1982-09-10 | 1984-03-16 | Nippon Light Metal Co Ltd | ろう付用フラツクス |
-
1986
- 1986-03-11 JP JP61053231A patent/JPS62212094A/ja active Pending
-
1993
- 1993-03-11 JP JP5077714A patent/JPH074662B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55161044A (en) * | 1979-06-04 | 1980-12-15 | Furukawa Alum Co Ltd | High strength aluminum vacuum brazing sheet |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0211291A (ja) * | 1988-06-29 | 1990-01-16 | Nippon Denso Co Ltd | アルミニウム熱交換器 |
| JPH02175093A (ja) * | 1988-09-12 | 1990-07-06 | Kobe Steel Ltd | ろう付け用アルミニウム合金複合材 |
| JPH02217192A (ja) * | 1989-02-17 | 1990-08-29 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 耐孔食性のすぐれたドロンカップ型熱交換器の構造部材用ブレージングシート |
| WO2007026481A1 (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-08 | Showa Denko K.K. | クラッド材およびその製造方法 |
| JP2007092165A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-04-12 | Showa Denko Kk | クラッド材およびその製造方法 |
| WO2010138378A2 (en) * | 2009-05-29 | 2010-12-02 | Alcoa Inc. | High strength multi-layer brazing sheet structures with good controlled atmosphere brazing (cab) brazeability |
| WO2010138378A3 (en) * | 2009-05-29 | 2011-11-24 | Alcoa Inc. | High strength multi-layer brazing sheet structures with good controlled atmosphere brazing (cab) brazeability |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH074662B2 (ja) | 1995-01-25 |
| JPH0663734A (ja) | 1994-03-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5564619A (en) | Method of joining aluminium parts by brazing | |
| JPS62212094A (ja) | アルミニウムブレ−ジングシ−ト | |
| JP3772017B2 (ja) | 熱交換器用高強度高耐食アルミニウム合金クラッド材 | |
| US5398864A (en) | Corrosion-resistant aluminum alloy brazing composite | |
| JP2577962B2 (ja) | アルミニウム熱交換器 | |
| JP3360026B2 (ja) | 熱交換器用アルミニウム合金ブレージングシートのろう付け方法 | |
| JP3326106B2 (ja) | 強度および耐食性に優れた熱交換器用アルミニウム合金クラッド材 | |
| JPH05125472A (ja) | アルミニウムクラツドフイン材 | |
| GB2387136A (en) | High strength CAB brazed heat exchangers using high strength fin materials | |
| JP2842669B2 (ja) | Ａ１熱交換器用高強度高耐食性ａ１合金クラッド材 | |
| JP3876179B2 (ja) | アルミニウム合金三層構造クラッド材 | |
| JP2697909B2 (ja) | アルミニウム製熱交換器用ブレージングシート | |
| JP2749660B2 (ja) | アルミニウム製熱交換器 | |
| JPH05125477A (ja) | フイン用アルミニウム合金クラツド材 | |
| JP2897967B2 (ja) | 真空ろう付ドロンカツプ型熱交換器 | |
| JP2685859B2 (ja) | ＡｌまたはＡｌ合金のろう付法 | |
| JPH05148569A (ja) | フイン用アルミニウム合金クラツド材 | |
| JPH0890278A (ja) | アルミニウム合金ろう材 | |
| JP2813483B2 (ja) | アルミニウムブレージングシート | |
| JP2023522812A (ja) | フラックスフリーろう付け用アルミニウム合金多層ブレージングシート材 | |
| JPH06170520A (ja) | 熱交換器及びその製造方法 | |
| JPH05245688A (ja) | アルミ製熱交換器とその製造方法 | |
| JPH04371369A (ja) | アルミニウム合金製熱交換器 | |
| JPH04187738A (ja) | ろう付性に優れたアルミニウム合金 | |
| JPH05195129A (ja) | フィン用アルミニウム合金クラッド材 |