JPH0211291A - アルミニウム熱交換器 - Google Patents

アルミニウム熱交換器

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JPH0211291A
JPH0211291A JP16198888A JP16198888A JPH0211291A JP H0211291 A JPH0211291 A JP H0211291A JP 16198888 A JP16198888 A JP 16198888A JP 16198888 A JP16198888 A JP 16198888A JP H0211291 A JPH0211291 A JP H0211291A
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橋浦 光夫
Toshio Morikawa
敏夫 森川
Riki Hagiwara
萩原 理樹
Yoshifusa Shiyouji
美房 正路
Yasunaga Ito
泰永 伊藤
Hiroshi Takahashi
博 高橋
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    • B23K35/00Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
    • B23K35/22Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
    • B23K35/24Selection of soldering or welding materials proper
    • B23K35/28Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at less than 950 degrees C
    • B23K35/286Al as the principal constituent

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、芯材が強く、薄肉のチューブ、コする。
〔従来技術〕
従来、真空ろう付は法で製造されるアルミニウム熱交換
器は、ウォータチューブなど冷却水に接触する部分の材
料として、下記のろう材と芯材と犠牲陽極層の3層から
なるクランド材が用いられていた。即ち、芯材としては
 アルミニウム・マンガン(Aff−Mn)合金に強度
を高めるためマグネシウム(Mg)を0.3〜1.0%
添加した合金を用いている。そして、更に耐食性を向上
させるため、その芯材の水側面にアルミニウム・亜鉛C
Al−Zn)合金 A/!−Zn−Mg合金若しくは純
Affiからなる犠牲陽極層がクラッドされている。そ
して、芯材の大気側はフィン等をろう付けするためAN
−Si(シリコン)系合金がクラッドされている。
また、芯材とろう材との間に犠牲陽極層を介在させた3
層構造のプレージングシートも提案されている(特公昭
63−149号公報)。
また、これらのプレージングシートは、ろう付は処理が
容易なフッ化物系フラックスを用いて。
ろう付けすることが提案されている。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら、フン化物系フラックスを用いて。
窒素(N2)雰囲気中でろう付けする方法においては、
前記芯材の強度向上に必要な成分であるMgが、ろう付
は時フラックスと反応しチューブ表面にMgの化合物5
例えばフン化マグネシウムカリウム(KMgFz)ある
いはフッ化マグネシウム(MgFx)が生成される。
そして、このMg化合物によりAjl!−St金合金う
の流動が阻害され、ろう付けが困難となる。
そのため5例えばフィンとチューブとのろう付けが不完
全となり、熱交換器の製造自体が不可能となるおそれが
あった。
また、Mgを含まないAj!−Mn合金を芯材として用
いる場合には強度が不充分なため、熱交換器材料の薄肉
化、軽量化が困難である。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、ろう付は性に優
れ、芯材が強く薄肉のチューブ、コアプレート等を有す
るアルミニウム熱交換器を提供しようとするものである
〔課題の解決手段] 本発明は、プレージングシートをフッ化物系のフラック
スを用いてろう付は組付けしてなるアルミニウム熱交換
器において、上記プレージングシートは、Affi−M
g系合金の芯材と、Al−Si系合金のろう材と、上記
芯材とろう材との間に設けた拡散防止層と、上記芯材表
面に設けたAl−Zn系合金の犠牲陽極層とからなる4
Nのクラッド材からなり、かつ上記拡散防止層はMn0
.2〜2.0%、Zr(ジルD、l−ウム)0.05〜
0゜35%を含有し残部が/lと不可避不純物からなる
ことを特徴とするアルミニウム熱交換器にある。
本発明において注目すべきことは、芯材とろう材との間
にMgの拡散防止層を設けると共に、芯材表面には上記
犠牲陽極層を設けた4層構造にしたことにある。しかし
て、この拡散防止層は5Mn0.2〜2.0%,Zr0
.35%を含有し、残部がAlと不可避不純物とからな
る合金である。Mn及びZrがこれより少ない場合には
、ろう付は時に芯材中のMgがフラックス中へ拡散し、
充分なろう付けを行うことができない。
また1Mn及びZrがこれ以上となると、巨大晶出物の
生成などによりプレージングシートの製造が困難になる
という問題を生ずる。また、拡散防止層の厚みは10−
100μmとすることが好ましい。10.um以下では
、Mgの拡散を阻止し難<、LOOumを越えるとフ゛
レージングシート自体の厚みが増し、またコスト高とな
る。
また、芯材はAffi−Mg系合金を用いる。ここに、
Mgは0.3〜1.5%とすることが好ましい。0.3
%未満では十分な芯材強度を得難く。
1.5%を越えると芯材の加工性が低下するおそれがあ
る。また、芯材は更に強度向上のためMnを0.2〜1
.5%、Cu(銅)を0.1〜1゜0%、Si、Feを
0.1−0.9%含有することが好ましい。
また、ろう材はAN−Si系合金を用いる。ここに、S
iは7〜15%とすることが好ましい。
7%未満では、ろう材としての作用が低く、一方15%
を越えるとろう付性を害するおそれがある。
また、犠牲陽極層はAl−Zn系合金を用いる。
ここに、Znは0.3〜2.0%とすることが好ましい
。0,3%未満ではろう付は処理後に犠牲陽極層に残留
するZn量が少なくなり、芯材に対して電気化学的に卑
になり難く耐食性が低下するおそれがある。また、2%
を越えると犠牲陽極層が消耗し易く、犠牲陽極効果が長
期間持続しないおそれがある。
また、これらは、ろう材、拡散防止層、芯材。
犠牲陽極層の順で4層に積層したクラッド材としてプレ
ージングシートを構成する。また、フッ化物系ノフラン
クスとは、KAj2F4 、Kj AeF6等をいう、
また、このろう付けは主としてN2ガス雰囲気中におい
て行う。
(作用及び効果) 本発明においては、前記拡散防止層が芯材とろう材との
間に介在されている。そのため、従来のごとく、ろう付
は時にフッ化物系のフラックスと芯材中のMgとが接触
することがない、そのため。
従来のごとく芯材中のMgがフラックスと反応してろう
材の流動性を阻止し、ろう付は不良を生ずるということ
がない。
また、それ故に芯材中のMgは当初のまま芯材中に残留
し、芯材の強度向上に寄与することができる。また、そ
のため熱交換器を構成するためのプレージングシートは
全体として薄肉とすることができる。
したがって1本発明によれば、ろう付は性に優れ、芯材
の強度が高く薄肉のチューブ、コアプレート等を存する
アルミニウム熱交換器を提供することができる。
また3本発明において上記プレージングシートは、チュ
ーブのみならず、コアプレート、インサートなど熱交換
器用材料として用いることができることは勿論である。
〔実施例〕
次に1本例のアルミニウム熱交換器を、第1図及び第2
図を用いて説明する。
本例の熱交換器の全体構成は、第2図に示すごとく 上
下のコアプレート94.94の両側に設けたサイドプレ
ート95.95と、これらの間において上下のタンク9
2.92の間に配設した多数のチューブ1と、該チュー
ブlの間に設けたフィン8とよりなる。上記チューブ1
.フィン8コアプレート94.94.  サイドプレー
ト95゜95は互いにろう付けされている。上記コアプ
レート94は、ゴムリング(省図示)を介して、上下樹
脂タンク92.92と機械的にかしめ結合されている。
なお、同図の符号93は入口バイブ96は出口バイブで
ある。
また、第1図は上記チューブ1とフィン8との接合部の
拡大断面図である。同図に示すようにチューブ1は、ろ
う材11.拡散防止層12.芯材13.犠牲陽極層14
を順次積層した4層のクラッド材からなるプレージング
シートである。そして、該チューブlのろう材ll側が
フィン8とろう付けされ、犠牲陽極層が冷却水側に位置
する。
次に5上記プレージングシートを用いた熱交換器の強度
およびろう付性の評価をするため2次のようにして熱交
換器を組付けた。
まず、チューブとして次の各種類のものを作製した。即
ち、芯材13として表−1,2に示す組成のAffi合
金を用い5この芯材13の水側面(チューブ内側)にA
!−1%Zn合金よりなる犠牲陽極Fi14をクラッド
した。この犠牲陽極Fi14の厚みは、プレージングシ
ートの全厚みの10%であった0次に、大気側面(チュ
ーブ外側)に下表に示すMn、Zrを含有するA1合金
からなる拡散防止層12をプレージングシート全厚みの
10%クランドした。そして、更に該拡散防止層12の
表面にAI!!−10%Si合金からなるろう材11を
クラッドした。そして、全厚み0.4−のプレージング
シートとした。
しかして、上記プレージングシートをロールフォーミン
グして偏平管形状に成形し、その端部を溶接してチュー
ブlを作製した。
一方、コアプレート94は、A!−1%Mn合金の芯材
の一方側に前記と同様のろう材を、他方側に前記と同様
の犠牲陽極層をクラッドしたものを用い5ブレスにてク
ラッド率が10%、板厚が1.2薗となるように成形し
た。
また、サイドプレート95は、A3003合金を用い、
フィンと熱的接合するためフィン側のみ。
ろう材をクラッドしたものである。
そして、上記チューブlにフィン8およびサイドプレー
ト95を組付けてコア部を形成し9次いでチューブ1の
上下両端にコアプレート94.94を挿入する。この様
にして熱交換器の構造部材を組付け、その状態をろう付
は治具で保持し、3〜5%水溶液のフッ化物系フラック
スを塗布、乾燥したのちN、雰囲気ろう付は炉へ搬入し
た。
ろう付は炉内は露点−40〜−50°C程度にしておき
、かつ600°C程度の高温に保持されている。そして
、このろう付は炉内で3〜5分程度加熱してチューブ1
上の前記ろう材11.及びその他の材料のろう材を溶融
し、チューブl、フィン8、サイドプレート95.コア
プレート94のろう付けを行う。そしてOリングを介し
て、樹脂タンク92.92をコアプレート94に重ね2
両者を機械的かしめにより取付ける。
次に、上記のごとく構成した本発明のAl熱交tags
(Nα1〜Nlll0)について、引っ張り強度及びろ
う付は評価を行った。ろう付は評価は、フィンの未接着
率を調査することにより行った。
その結果を1表−1,2に示す、なお、同表には拡散防
止層を設けていない従来の熱交換器(漱C1−C3)に
ついても、その評価結果を併示した。
同表より知られるごとく、比較例C1はフィン<着率は
0.2%以下と好ましいが、引っ張り強3は14 、 
2 kg/ ms”と低い。これは、芯材のM;号が少
ないためである。また、比較例C2,C]はMg世が多
いため引っ張り強さは高いが、未1率が高くろう付は性
が極めて悪いことが分る。
これに対して1本発明に係る4層クランド材よ1なるN
αl−N[Lloは、引っ張り強さが比較例Nα〕1の
約1.4〜1.7倍の約20〜24kg/胴に達する。
また、そのフィン未接着率は、いずLも0.2%以下と
、極めて優れたろう付は性を飛している。
このように1本例にかかるアルミニウム熱交換Jは、優
れたろう付は性及び強度を存することが−る。
以上のごとく1本発明にかかるアルミニウム熱で換器は
、フッ化物系フランクスによるろう付け(可能であり、
またその芯材強度も高いので、yij化によるコストダ
ウンが可能になる。また、上」では本発明を自動車用ラ
ジェータに適用した態様を示したが1本発明熱交換器は
自動車用暖房装置の温水放熱器、冷房装置の冷媒凝縮器
、蒸発器等としても利用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例におけるチューブとフィンの接合部分の
断面図、第2図は実施例における熱交換器の一部切欠正
面図である。 ・チューブ。 ・ろう材 ・拡散防止層 ・芯材 ・犠牲陽極層 ・フィン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  プレージングシートをフッ化物系のフラックスを用い
    てろう付け組付けしてなるアルミニウム熱交換器におい
    て, 上記プレージングシートは,Al−Mg系合金の芯材と
    ,Al−Si系合金のろう材と,上記芯材とろう材との
    間に設けた拡散防止層と,上記芯材表面に設けたAl−
    Zn系合金の犠牲陽極層とからなる4層のクラッド材か
    らなり,かつ上記拡散防止層はMn0.2〜2.0%(
    重量比,以下同じ),Zr0.05〜0.35%を含有
    し残部がAlと不可避不純物からなることを特徴とする
    アルミニウム熱交換器。
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